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地方選挙・地方政治
1497
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/24(火) 14:49:40
上田知事、来月出馬表明 再選向け新公約作りへ 讀賣埼玉
上田知事は23日、任期満了(8月30日)に伴う次期知事選で、大型連休明け以降の5月中に再選を目指して立候補表明する意向を固めた。2期目に向け、何を主要政策に打ち出すのかが今後の焦点となる。
知事は立候補を表明後、5月下旬か6月上旬に、2003年の知事選で掲げたマニフェスト(公約)の検証大会を、県内の学者など第三者を交えて開催。6月下旬か7月に、次期知事選に向けた新たなマニフェストを発表する日程を組んでいる。
再選に向けた主要政策は、今後、熟考して決める予定。自ら1期目の業績として強調する治安対策などの「日本一の安心・安全立県宣言!」は継承する方向。河川敷面積が県土の5%を占めるというデータをもとに、河川や堀の浄化や田園都市構想などを進める「川の国」構想を新たに重要施策として据える見通し。現任期中は断念した「環境税」の導入も想定しているとみられる。また、1期目のマニフェストに盛り込まなかった教育問題にも言及する意向だ。
県議会多数派の自民党とも良好な関係を築く上田知事には、これまで、自民、民主両党ともに対立候補擁立の動きを見せていない。このまま事実上の信任投票となるのか、各党の出方が注目される。
■業績評価 材料そろう時期と判断
【解説】 上田知事が5月中に立候補表明する意向を固めたことで、8月の知事選に向けた動きが本格化する。
知事は、出馬表明時期について、「統一地方選がすべて終わった後に明らかにする」と明言を避けてきた。具体的な時期を迫る県議らに「大型連休中に3日ほどこもって政策を考え、それから(表明を)したい」と述べるにとどめている。
具体的な時期を明らかにせず、「統一選後」としたのは、県議選と知事選を連動させず、知事選対応を決めていない自民党や民主党などとの距離感を保つためだ。知事にとって政党は「敵にならず、応援する立場でも一歩下がっていてほしい」(周辺)存在で、刺激したくない思惑もあった。
知事は、政策を重要視するため、4年前に掲げたマニフェスト(公約)の検証と、2期目の公約作成が、「上田らしさ」のアピールに不可欠と位置づけている。そのため、2006年度の県庁各部の事業実績や統計などが出始める5月に出馬表明すれば、「3年9か月の業績評価」として、自身の1期目を振り返る材料がそろうと判断した。
表明時期を巡って、県議会や県庁内には「6月議会」との憶測も広がっていた。ただ、複数の首長から出馬要請があり、これ以上、引き延ばすと、各種団体などが浮足立つとの懸念もあったようだ。(伊藤裕)
(2007年4月24日 読売新聞)
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