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地方選挙・地方政治

1420片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 21:21:53
だれやみ評論:特効薬か劇薬か /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070124ddlk45070501000c.html

 そのまんま東氏が新しい知事に決まった。実はこの結末を初めて想定したのは、うかつにも投票日のわずか1週間前だった。「川村秀三郎氏と持永哲志氏のどちらがトップになるか、期日前投票の傾向を本番前に探っておこう」と、土曜と日曜に県内5自治体で出口調査を実施した。ところが「東氏の独走状態」という集計結果が出て、わが目を疑った。

 「まさか」という驚きと「東知事で県政は大丈夫なのか」という不安が交錯した。しかし東氏の個人演説会を投票2日前に初めて聞いて考えを改めた。1時間近く全然あきなかった。地方自治をよく勉強しており、指摘はいちいち鋭い。その知識も説明能力も、つまらない県議のレベルをはるかに超えている。

 泣かせる話と笑わせる話を交え、聴衆の心をつかむ。見事な話芸だった。一方、「お笑い芸人」を見物するつもりで来た人は、まじめな政策論議に意表をつかれただろう。とはいえ「政治演説の上手なタレント」というだけでは、これほどの得票はなかったに違いない。東氏圧勝の背景には、県政に対する県民の深い失望がある。

 20年以上務めた黒木博氏が知事に就任したのが1959年で、松形祐堯知事時代が24年続き、安藤忠恕知事が登場する。だから48歳以下の県民は、役人出身の3知事しか知らないのだ。しかも3人のうち2人が逮捕されている(黒木氏は無罪だった)。「再び役人の知事なら以前と似た日常が続くだけ。うんざりだ」と多くの人が考えても不思議ではない。その結果、県民は「これまでとは違う宮崎県」を望んだのだ。

 今回、早くも東氏の行政経験のなさへの批判を聞く。だが行政経験って、そんなにたいそうなものなのだろうか。初当選した政治家を待っているのは初体験ばかりだろう。行政経験の有無がそれほど重要なら、政治家に転身できる民間人はいなくなる。そして相変わらず、一部の人たちによる一部の人たちのための県政が続くのだ。

 ところで東氏の当選を伝える新聞は1面から社会面まで大展開だった。仮に川村氏や持永氏が当選した場合の10倍以上の情報量だろう。それだけに期待も不安も破格である。

 東知事は宮崎県を一気に変える特効薬になる可能性がある半面、スキャンダルも10倍に増幅されて全国に広がる。東氏にかけた県民の必死の思いだけは裏切らないでほしい。<宮崎支局長・大島透>

毎日新聞 2007年1月24日


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