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地方選挙・地方政治
1414
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/23(火) 09:58:14
宮崎知事に東国原氏無党派の動きに警戒感県内政党「政治不信高まっている」 讀賣鹿児島
21日の宮崎県知事選で元タレント東国原英夫(ひがしこくばる)(そのまんま東)氏(49)が初当選を果たした。既成政党が推す候補者を抑え、東国原氏を知事の座に送り出した隣県の無党派の動きに、統一地方選や参院選を控えた県内の政党関係者らは動揺の色を隠せないでいた。
「保守分裂が一番の敗因だった」。自民党県連の上野新作幹事長は、東国原氏の“漁夫の利”を強調した。しかし、「これだけ政治不信が広まっては、もはや党員の協力だけで選挙は勝てない」と分析。県連では党員数の回復が課題となっているが、「党員拡大のほか、浮動票の取り込みが重要度を増してくる。しっかりと足元を見つめ直さなければ」と気を引き締めた。
「宮崎県の余波が県内にも押し寄せるとは思えないが……」と公明党県本部の成尾信春代表は前置きしながらも、「有権者は政治家や官僚に対して常に不満があると見た方がいい」と話した。
民主党県連の泉広明幹事長は「宮崎県民の官僚政治に対する拒否反応だった」と見る。「しかし、県民に改革への期待を持たせるだけの新鮮な訴えが必要だ」と話し、今後の選挙では有権者へのアピールについて検討する姿勢を示した。
共産党県委員会の久保田薫書記長は「保守政治への潜在的不満が強いことを示した結果。そんな不満に応える政策を打ち出し、無党派層にアピールする努力次第で、支持拡大に結びつけることもできる」と話す。
「前知事の不祥事が招いた結果とはいえ、県民が示した政党への強い不信感の表れ」と社民党県連合の南徹郎代表。「『鹿児島は宮崎のようにはならない』とは必ずしも言えないのでは」と警戒していた。
(2007年1月23日 読売新聞)
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