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地方選挙・地方政治
1413
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/23(火) 09:51:44
知事選結果、首長の反応様々
富士吉田市長「負けるとは」早川町長「横断道争点にならず」 讀賣山梨
21日投開票の知事選で、元衆院議員の横内正明氏(64)が当選したことに、県内市町村の首長は様々な反応を見せた。
知事選を巡っては、ほとんどの首長が山本栄彦氏を支持、県の市長会と町村会も現職推薦を決めた。
山本氏の後援会「山輝会」の富士吉田支部長を務める萱沼俊夫市長は「まさか負けるとは思っていなかった」と沈痛な面もちで語った。同市でも横内票が山本票を上回ったが、「市議会が12月下旬まであり、支部の始動が遅れたのが響いた。努力が足りなかった」と釈明する。
横内氏が圧倒的強さを見せた北杜市で、山本陣営の先頭に立った白倉政司市長は、宮崎県知事選で東国原(ひがしこくばる)英夫(そのまんま東)氏が当選したことを引き合いに出し、「今の選挙は『タレント性』があるのが有利なのかも。(山本氏と比較して)横内氏にはタレント性がある」と分析。また、「政治家としての仁義や筋が重視されなくなっている」と語り、参院選出馬時の横内氏の知事選不出馬発言が批判対象とならなかったとの見方を示した。
横内氏の地盤・衆院山梨3区で、南部町と並び山本氏が勝った早川町の辻一幸町長は、峡南全般で「中部横断道は大きな争点にならなかった」とした上で「横内氏の地盤なので、前回知事選、参院選と2度も負けたことへの同情票が多かった」と指摘した。それでも、中部横断道建設を決めた山本氏を「町が長年(建設実現に)運動をしてきたので、十分評価したい」と述べた。
山本氏を支持した田辺篤・甲州市長は「選挙公約すべての実現は困難だと思うが、ぶれずに実行してほしい」と横内氏にエールを送る。荻野正直・笛吹市長も「リーダーシップを取って農産物を売り込み、工業や観光客を誘致することを期待する」と新県政への期待を語った。
一方、県町村会会長を辞職し、横内氏を支持した富士河口湖町の小佐野常夫町長は「町民の積もりに積もった山本県政への反発」と、横内票が山本票の約2倍となった町内情勢を説明した。横内氏の出馬で山輝会支部長を降りた藤巻義麿・甲斐市長は「山本氏は『甲斐市に警察署を』という市民の意思に耳を貸してくれなかった」と述べ、横内新知事にも警察署設置を要望していく考えを示した。
11月の韮崎市長選で当選した横内氏の弟の公明氏は「市民は地元から知事が出たことを喜び、韮崎にとってはいいこと」と大歓迎。兄弟で山梨の政治を牛耳るとの批判が一部にあることには、「韮崎だけが(県から)特別扱いされることはない」と強調した。
(2007年1月23日 読売新聞)
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