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地方選挙・地方政治
1403
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/19(金) 22:52:24
農業王国ただ今繁忙期 ハウス内に訴え届け 動き鈍い農家票 陣営苦慮 西日本宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/miyazaki2007/20070119/20070119_001.shtml
出直し宮崎県知事選の投票日(21日)が目前に迫る中、「農業県宮崎」を支える農家の関心がもうひとつ選挙に向いていない。理由は、今が農繁期だからだ。同県は温暖な気候を生かしたビニールハウス野菜栽培が盛んで、キュウリやピーマンは「冬場の収穫量全国一」。ハウス内で農作業に追われる農業者の耳に、どうにか自分の訴えを届けようと、各候補者は必死だ。
宮崎市郊外の高岡町。「知事選に関心はあるけれど、みんな1年で一番忙しい時期。収穫や植え替え作業で大変だから、選挙集会の呼び掛けもない」。12棟(2800平方メートル)のハウスでキュウリを栽培する男性(38)は、こう話す。
同県によると、2004年産キュウリの収穫量は約6万5000トンで全国2位。約8割が11月‐3月に収穫されるハウス物で「他産地の露地物が市場に出ない冬場に限れば全国一」(県農産園芸課)。西都市などを中心に年間約3万3000トンを収穫するピーマンも冬のハウス物が中心で、収穫量は全国トップだ。1、2月はこれらの出荷最盛期に当たるという。
人口に占める農業従事者の割合が6.35%(04年1月現在)と九州一で、全国7位の同県。選挙になると農家票の影響力は大きい。
1980年代以降の知事選はすべて7月だったが、今回は官製談合事件に絡む出直し選で、急きょ1月に実施されることになった。JA幹部は「米の収穫前の7月は農閑期で動きやすかったが、今回はまったく逆だ」と戸惑う。南国宮崎ならではの農繁期が、票の獲得に奔走する各陣営にとって、悩みの種となっているようだ。
=2007/01/19付 西日本新聞朝刊=
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