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地方選挙・地方政治
1317
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/10(水) 21:02:31
野呂知事の推薦決定 知事選で県職労 民主党の対応に不満も 三重・伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20070110/news03.htm
県職員労働組合(奥山喜代司委員長)は九日、津市栄町の三重地方自治労働文化センターで第百七回中央委員会を開き、四月の知事選で現職で再選を目指す野呂昭彦知事の推薦を決定した。推薦に当たり実施してきた「政策協定」については、「利益誘導」「労使癒着」ととらえられる側面があるとし、今回初めて結ばず、今後の県政運営で県職労の意見を適時反映させる方式に転換した。また、知事選をめぐる民主党の対応について、中央委員から「県民不在だ」などの不満の声が出た。
昨年末の野呂知事の十二月定例会での再選出馬表明を受け、知事選への対応を決めるため緊急の中央委員会を開催。中央委員六十三人中、五十二人が出席した。
知事を推薦する議案では「知事と唯一、直接の労使関係にあるものとして、知事選への対応を明らかにする責任がある」と強調。
野呂県政の一期目の総括について、「安全・安全」をキーワードとした県政運営の展開や、北川前県政の改革に触れて、現県政について「過去の痛みを伴った改革の反省に立ち、改革を目的化せず、県民それぞれの感性を大切にした運営に留意している」と評価。
また、労使関係については双方の真摯(しんし)な議論で「県民満足度」と「職員満足度」の向上に取り組んできたことを紹介。利害が対立する「労働条件問題」についても、労使が納得できる課題解決に向け、「民主的な労使協議が保障されている」と判断した。
奥山委員長があいさつし「この時期になると四年前を思い出す。各支部の集いで、村尾(信尚)氏が立候補するが、(推薦など)そうならないように努力してほしいとの声を受け、最終的に野呂氏に立候補を促し、圧勝した」と振り返った。その上で「知事の二期間の立候補を推薦し、下支えしながら選挙戦を戦おう」と呼び掛けた。
会場からの質疑では、四日市支部から知事の推薦に賛成との意見が出た上で、「民主党の推薦で出馬表明したとか、相乗り禁止とか言われているが、県民不在というか、政党に引きずられているように思う。知事の本意でないだろうし、なんであんな変なやり方になったのか不満だ」と民主党の対応を疑問視する声が出され、「一部政党に引きずられる印象を払しょくしてほしい」との注文があった。
これに対し、奥山委員長は「労働組合は政党の下請け機関ではない。特定の政党だけの連携という狭いものではなく、ウイングを広げて労働組合としての役割、発言を明確化したい」と語った。
知事の推薦議案を可決した後、野呂知事があいさつに訪れ、「誇りを持ってしっかりと仕事をする『県庁文化』を築き上げたい」などの抱負を述べた。
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