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地方選挙・地方政治
1259
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/28(木) 09:48:15
選択 北九州市長選 讀賣福岡
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/kikaku/086/2.htm
<中>盛り上がらぬ政策論争
◆国政の与野党対決の色濃く
11月30日の政策発表直前、柴田氏は「大きな違いはないよ」と話していた。北橋氏が10月4日に発表した「政策大綱」を念頭に置いてのことだ。
柴田氏の政策を読んだ北橋氏は、「どこかで見たような……」と皮肉った。一方、市企画政策室が北橋氏の政策大綱55項目を末吉興一市長の「市ルネッサンス構想 まちづくり推進計画2010」と比較・検証したところ、「市が既に着手している政策が41項目」という結果が出た。
3氏の政策は今月4日、三輪氏が発表して出そろった。三輪氏が大型公共事業の縮減などを訴えて末吉市政への批判色を強めているほかは、「目立った違いはない」(市幹部)との受け止め方が支配的だ。
末吉市長が言及しないままの中学校給食は、三輪氏が「実施する」とトーンが強いが、残る2氏も政策に盛り込んでいる。北橋氏の政策作成に携わる民主党市議が「末吉さんの政策を、その後継者が否定できるのか」と柴田氏の政策に懐疑的なのに対し、柴田氏は「問われているのは決断力と実行力」と反論する。
争点が見えにくい次期市長選。末吉市長は「政策手法に大きな違いが出るとは考えにくい」と指摘。重渕雅敏・北九州商工会議所会頭はその到達点として、柴田氏の政治資金パーティーで「市長選は(国政の)与野党対決の構図になりつつある」との考えを示した。
重渕氏の発言に先立つ10月18日、東京で開かれた柴田氏を囲むパーティーには、現職閣僚ら自民、公明両党の国会議員が駆けつけた。「必ず勝利する」(中川秀直・自民党幹事長)、「結果を出す」(太田昭宏・公明党代表)など、与党を挙げての支援を強調した。
JR小倉駅前で同30日に開かれた北橋氏の街頭演説には、民主党副代表の岡田克也、川端達夫両衆院議員が姿を見せた。「地域からこの国を変える役割を北橋さんに託したい」と岡田氏。北橋氏の陣営は「与党にできないことを訴えなければ」と、社民、国民新党との「野党共闘」を模索する。
共産党は、仁比聡平参院議員や市議らが三輪氏の支援者集会で応援演説し、独自の存在感をアピールする。今月5日、小倉北区での集会で仁比氏は「教育基本法を守るのは市の役割」との立場を明確にしていた三輪氏の政策を評価。改正法は成立したが、同党市議は「ぶれのない政治理念を実現できるのは三輪さんだけ」と訴えた。
市政を巡る政策論争に低調感が漂うのと対照的に、統一地方選、参院選を見据えた各党の前哨戦は、激しさを増しつつある。
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