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地方選挙・地方政治

1228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/24(日) 18:46:21
始動:’07知事選/下 「道民党」標ぼう、高橋氏 自民頼み、視界不良
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/seikei/news/20061224ddr041010003000c.html

 「私も選挙があります。『3ケタ』お願いします」

 12月7日午前、東京・霞が関の財務省。高橋はるみ知事は尾身幸次財務相に単刀直入に切り出した。3ケタとは北海道新幹線建設事業費の100億円突破を指す。

 政府の来年度予算編成で、高橋氏と道内自民党の最大の眼目は道新幹線予算だった。事業費は初年度(05年度)が30億円、今年度60億円。公共事業削減で建設業界の自民離れが進む中、「3ケタ」獲得は支持を取り戻す強力な武器となる。当初は「80億すら厳しい」(道幹部)と言われたが、高橋氏と町村信孝前外相ら道内関係与党議員がタッグを組み、執ように中央官庁のねじを巻き続けた。

 「『仕事をした』ことが表れるのが予算。(知事選に向け)しっかり成果を上げていかないと」。配分額決定前日の21日、同党道連の橋本聖子会長は力を込めた。結果は念願の100億円獲得。「先頭に立って予算確保に力を注いできた高橋はるみ知事に感謝申し上げる」。間髪入れず出された南山英雄・道経済連合会会長の談話が「3ケタ効果」を如実に示す。

 高橋氏は03年4月、保守系の単独候補として20年ぶりに知事の座を射止めた。後ろ盾となるのが町村氏と武部勤・前自民党幹事長だ。

 道新幹線着工や道州制特区推進法成立、空知旧産炭地6市町の違法な借金(ヤミ起債)の解決−−。いずれも“永田町行脚”で手にした。危機的な道財政に手足を縛られる中、旧来の「陳情型行政」を推し進め、自民党も久々の「自前の知事」に最大限の配慮をした。

 しかし、再選に向けた不安材料は、その頼みの自民党にある。

 昨年9月の総選挙。同党は全国で歴史的大勝を収めたが、小泉改革で痛手を被った道内は民主党に惨敗した。小泉純一郎首相(当時)はその後も北海道開発局職員の大幅削減を敢行。道州制特区推進法を巡る党内議論では道内公共事業の優遇措置(北海道特例)の廃止論が浮上し、道内経済界の猛反発を買った。「おれも自民党公認候補だけど、選挙では『自民党』を前面に出したくない」(中堅道議)。同党の足腰はそれほど弱っている。

 しかし、こと知事選に関して現場は楽観的だ。「『はるみ人気』は高い」(若手自民道議)というのがその理由。強固な組織票を持つ公明党とも蜜月関係にあり、自民党国会議員の一人は「寝てても勝てる」と豪語する。だが経済界幹部は「知られているようで思っているほど浸透していない」と、人気頼みの向きに危機感を募らせる。

 高橋氏や知事周辺が標ぼうする「道民党」。言外には「『自民党』では勝てない」との思いがにじむ。ただ、自ら「広い北海道の選挙は厳しい」(11月28日の出馬会見)と言うように、最後は政党の支持基盤に頼らざるを得ないのが実情だ。

 9候補乱立の前回知事選を、同党道連幹部は「わけが分からないまま突っ走って、終わったら『あ、勝ってた』って選挙」と評する。ガチンコ勝負の来春。高橋=自民の地力が初めて試される。【横田愛】

毎日新聞 2006年12月24日 北海道朝刊


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