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地方選挙・地方政治
1153
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/17(日) 21:52:10
ニュースBOX:佐藤雄平知事、就任1カ月 まずは無難なスタート /福島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20061217ddlk07010258000c.html
◇新年度予算編成などで、出せるか独自色
佐藤雄平知事が就任し1カ月が過ぎた。最初の県議会となった11月定例会は、野党に転じた自民党が知事と対立する局面もなく、慣例として継続審議となる前年度普通会計決算を除く、知事提出32議案すべてが原案通り可決され14日に閉会した。佐藤知事は公務もそつなくこなし、無難なスタートを切った。就任間もないこともあり、独自色を打ち出すには至らず、新年度の予算編成を控え、“顔”が見えてくるのはこれからのようだ。【坂本昌信】
■議会「ご祝儀」
「なんだか気が抜けちゃった」。今月1日、自民の遠藤忠一幹事長の代表質問に、議会事務局職員は拍子抜けした。事務局は侃々諤々(かんかんがくがく)の論争も想定し、当初1日に予定していた議員研修会を4日の県民連合の代表質問後に変更していたが、遠藤幹事長から再質問はなく予定時間前に終わった。
遠藤幹事長は「ドアを開けた。これから野党として是々非々でやっていく」と強調したが、11月定例会は、議会と新知事との初顔合わせの儀式にとどまった。
この職員は「まずは『ご祝儀』ということかな」と分析する。
■明るさに期待
前知事から新知事になって明らかに変わったことがある。新旧知事と身近に接する立場にある幹部の1人は、知事室周辺の雰囲気が変わったことを実感している。
「事件のためではなく、そもそも我々は前知事だったから暗かっただけ。新知事の性格は明るく、その影響を受けている」と語る。
新知事は登庁して知事室に入る前、秘書に必ず声を掛け職員の机まで来て、仕事について尋ねることもある。この幹部は「前知事だったらとても考えられなかった」と表情も明るい。
■重要施策、目白押し
ある自民党県議は「今の県庁は前知事のレールに乗っかってもっているようなもの」と指摘するように、新知事には県政への新たな理念の提示や政策が求められている。
佐藤知事は、今月中旬から、県内10カ所に会場を設け、各地区の市町村長と懇談するが、これは自らが「直接首長と会いたい」と提案したためだ。
だが、出馬表明の時からアピールしていた「2地域居住」の推進については具体策が見えておらず、早急に示してほしいところだ。
喫緊の課題である入札制度改革、医師不足に加え、原子力政策など重要施策が目白押しの中、知事として力量を試される場面はこれからのようだ。
毎日新聞 2006年12月17日
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