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地方選挙・地方政治
1136
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/15(金) 21:30:36
知事選、民主、大竹氏擁立へ
2006年12月15日 朝日青森
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000612150005
■三つどもえの公算大 元青森放送部 「前向きに検討」
民主党県連は14日、来年6月の知事選で、青森放送(RAB)元アナウンサーの大竹辰也氏(59)を擁立する方向で最終調整に入った。大竹氏はこの日午後、東京都内で朝日新聞記者の取材に対し、同党県連からの立候補要請について「前向きに考えている」と応じる姿勢を表明した。県連は23日の常任幹事会で決定する見通し。知事選には現職の三村申吾氏が再選を目指して立候補表明しているほか、共産党も擁立を検討中で、少なくとも3人の候補者が争う公算が大きくなった。
大竹氏は無所属で立候補する意向で、民主党から推薦を受けるほか、ほかの野党についても、「これからお願いに歩く中で、連携の感触をつかみたい」としている。
大竹氏は新潟県山北町出身で、青森市在住。東北工業大(仙台市)を卒業後、71年に青森放送に入社し、アナウンサーとして活動。放送部長などを経た後、04年に退職。現在、フリーのアナウンサーとして、県内や在京テレビ局で仕事をしている。
大竹氏は14日、県連代表の田名部匡省参院議員、同党の横山北斗衆院議員と東京都内で会談。立候補要請に対して大竹氏は「前向きに検討します」と応じたという。
大竹氏は取材に対し、「国から県、県から市町村というトップダウンの政策を変え、県民の目線の行政を目指したい」と知事選に意欲を示した。
さらに、県の財政状況を問題視し、「このままでは借金が多くなるばかり。赤字再建団体になることを食い止め、県民の幸せを第一に考えたい」と語り、「支出の優先順位を決めて、地元企業が潤う方法で対応する。農産物の県外への売り込みを進め、ブランド力の向上を図りたい」とした。
また、六ケ所村の核燃料サイクル施設については「現状維持で操業は進めてもらうが、少しでも不具合があればいったん止めてもらう。安全を第一に考える」と話した。
大竹氏は月ごろ、横山衆院議員から要請を受け、立候補の意向を固めたとみられる。田名部参院議員ともアイスホッケーの実況などを通じて旧知の仲だという。
■「一本化」県連内に不満も
今回の擁立の動きには、民主党県連内部から、不満の声も上がっている。大竹氏の名前が、初めて県連の常任幹事会に上がったのは12月2日。2週間もたたないうちに大竹氏擁立の流れができたことに、戸惑う県連幹部が少なくない。
県連は、10月の常任幹事会で擁立を検討している立候補予定者が6人いると発表。だが、いずれも、要請を固辞されたり、県連内部から反対意見があったりして、選考は難航した。
一部の党関係者からは、知名度や求心力の点から、田名部匡省参院議員や横山北斗衆院議員を推す声もでていた。田名部代表も12月上旬、「誰も出なけりゃ、考える」と、含みを持たせる発言をしていた。
12月の常任幹事会で、大竹氏の名前が上がった際も、「深い議論はしていない」(党関係者)という状態で、県連内部には候補者選びは月末以降になるのではという見方が強まっていた。
ところが、もう1人の立候補予定者として残っていた県外のマスコミ関係者の男性に固辞されたことで事態は急転し、大竹氏に一本化された。
県連側は、田名部代表と大竹氏との会談を急きょ、14日朝に設定。会談直後、報道関係者に両者が知事選に向けて協力していく方針を明らかにした。だが、県内の一部の県連幹部には正式な報告はなかったという。ある党関係者は「大竹氏で勝てるのかという意見もある。最終的には常任幹事会で決めるものだ」と、不快感を示している。
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