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地方選挙・地方政治
1102
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/12(火) 10:01:51
『保守王国』自民つまずき
議長経験者2人含む現職6議席失う 茨城県議選 東京新聞茨城
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20061212/lcl_____ibg_____002.shtml
■自民
水戸市の自民党県連では、無投票当選した山口武平会長、長谷川大紋幹事長や、岡田広参院議員らがテレビの速報に見入った。水戸市区や土浦市区で現職が落選する厳しい情勢が伝えられると、みけんにしわを寄せていた。
山口氏は「だいたい予定の結果だ。小泉改革の後始末や、郵政造反議員の復党問題など、やや空気が悪かった」と分析した。長谷川氏は「相当厳しい結果となった。若い候補の当選が多かったので、次は考えなくてはいけない」と話した。
落選した現職のうち、水戸市区の木本信男氏は「後になれば、ああすればよかったということが出てくるかもしれないが、理屈じゃない」と、敗因を整理しきれていない様子だった。
一方、民主党候補との一騎打ちを制した守谷市区の小川一成氏は一夜明けた十一日早朝、つくばエクスプレス(TX)守谷駅前で当選のあいさつに立った。駆け寄って握手を求める通勤客から「ご苦労さま」「四年間よろしく頼みます」などの声が掛かった。小川氏は「市民の利便性向上のため、TXの東京延伸に力を注ぎたい」と抱負を語った。
(布施谷航)
■公明
公明は二十年ぶりの四議席獲得を実現するとともに、土浦市区とつくば市区がトップ、日立市区と水戸市区が二番目で当選を果たし、存在感を示した。
「新人で何も分からない私が、皆さんに支えられて勝利できました」。つくば市区の田村佳子氏は、支持者でごった返す選挙事務所で、かすれ声を震わせ喜びを語った。
定数一増を機に立候補し、全域で攻勢を掛けて農村部を固める自民候補を抑える堂々の結果に、満面の笑みで万歳を繰り返した。田村氏は「まず子育て支援と教育問題に手を付けなければならない。ほかの課題にも誠実に取り組む」と抱負を話した。 (小沢伸介)
■民主
水戸市の民主党県連には十日午後八時ごろから、大畠章宏代表や郡司彰、小林元の両参院議員らが続々と集まり、二議席増の躍進を喜んだ。
大畠氏は「小泉、安倍政権が格差社会を生んだことに対し、有権者が『自民党政治はおかしい』というメッセージを示した」と語った。小沢一郎代表の就任後、初の県議選だったが、「候補者はよく地域を歩くようになった」と、“小沢イズム”の浸透に手応えを感じている様子だった。
ただ、候補者が十人にとどまったことから、郡司氏は「国政と違い、自民対民主の構図に持ち込めなかったのが反省点」として、来年の統一地方選、参院選に向けた課題を挙げた。
悲願の県都・水戸市区をトップ当選で勝ち抜いた佐藤光雄氏は、同市河和田町の事務所で、支援者と握手を繰り返した。「政治、経済、日本がおかしくなっていると、皆さん感じている。その声をしっかり県政に届けたい」と、力強く抱負を語った。 (生島章弘、高橋知子)
■共産
取手市区で議席奪還できなかったものの、水戸市区では大内久美子氏が四選を果たすなど、改選前と同じ二議席を確保した共産党。田谷武夫県委員長は大内氏の事務所で「日立市区、取手市区は残念ながら届かなかったが、オール与党の県政に対し、野党としての確かな訴えが有権者に届いたのではないか」と分析した。
大内氏は「子育て支援など、これまで以上に社会的弱者に向けた優しい政治をしていきたい」と話した。
(沢田佳孝)
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