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地方選挙・地方政治
1087
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/09(土) 18:06:51
自民ら反対で否決 紀の国森づくり条例
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=116350
「紀の国森づくり税」条例を見直そうと新生わかやま県議団(玉置公良代表、5人)などが議員提案した同条例の施行を1年先延ばしにする改正案が8日、県議会で否決された。「県民の理解を得ていない」と共産や公明、民主など6会派17人が賛成したが、最大会派の自民と1会派の計27人が反対多数で退けた。
改正案を提案した新生わかやま県議団の浦口高典幹事長が「和歌山市議会や御坊市議会が廃止を求める決議をするなど県民の理解を得ていない。談合事件で県民の怒りが頂点に達しており新税を実施できる状況ではない」と賛成討論した。
これに対し、自民党県議団の吉井和視副会長が「森林所有者の努力だけでは森林を健全な状態で管理することは困難。森づくりを県民全体で取り組んでいくことが必要」と反対討論した。
採決の結果、改正案に賛成したのは、新生わかやま(5人)、共産(4人)、公明(4人)、民主(2人)、環境平和の会(1人)、県民クラブ(1人)の計17人。反対は自民(25人)と県民クラブ(2人)の計27人だった。
同条例は、自民党県議団主導の議員提案によって昨年12月県議会で成立。県民1人当たり年間500円を徴収して森林環境の保全などに充てる目的で、来年4月から5年間の時限立法。年間約2億6000万円の税収を見込んでいる。
徴収した税は「紀の国森づくり基金」として積み立て、その活用について、県はこのほど、民間人でつくる基金活用検討会(座長=橋本卓爾和歌山大学教授)から、森林を舞台にした遊びや学びの場の提供▽荒廃した森林の整備▽公共の場への木材の利活用―などの提案を受けている。
('06/12/10)
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