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地方選挙・地方政治

1021片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/02(土) 01:44:37
旭川市長選 そのとき敗者は…開票日ドキュメント
そのとき敗者は… 無念、涙―それぞれの10月29日 北海道経済
http://www.h-keizai.com/article-2006/2006-11-27-haisya.html

加藤礼一―にわかには真じられなかった敗戦
結果は真摯に受け止める

 「1000―1000」「8500―8500」「2万6500―2万6500」。「4万7000―4万7000」。20分刻みで発表される開票速報だが、加藤、西川、両候補の得票は同数が続く。第一回、10時20分の開票状況がアナウンスされた時は特別の反応がなかった加藤選対事務所内だが、幹部がそろい、支持者の数が増えた2回目以降は、票がアナウンスされるたびに拍手が起こった。

 5回目、11時40分の開票でも双方「5万7000」と差がつかない。開票率は82・69%。他3候補のこの時点の得票数は安住1万1000、荻生4500、神崎4500。神崎の得票「4500」に、つめかけた加藤支持者の中から「お〜っ」と驚きの声がきかれた。6回目、深夜零時。「加藤6万2500、西川6万2500、安住1万7000、荻生6500、神崎6500」。95・95%の票が開いたがまだ差はつかない。だれからともなく、「安住が1万7000もとったか!」との声。

 その10分後、12時13分に道新が出した「西川当確」を、選対事務所に置かれたテレビ(ポテトの市長選特番)が報じる。事務所内は沈黙。「知名度が上の西川を追いかける選挙戦。終盤は追いついた、追い越した」と、手ごたえを感じた幹部、支持者は少なくなかっただけに、「敗戦」はにわかには信じられない様子で、席を立つ者はいない。

 ポテトの特番では喜びに沸く西川選対が映し出される。そして最終得票のアナウンス。「西川6万5033、加藤6万3275」。その差、1758票だった。

 重苦しいムードの中で夫人を伴って現れた加藤候補は、選挙戦の労をねぎらう握手を支持者や幹部と交わしながら中央へ進みマイクを手にした。「多くの方に支えられ、これ以上ないという戦いをした。市政改革はどうしてもやりとげなければならないという気持ちは今も変わらないが、市民が下した結果は真摯に受け止め、次の目標に向けて精進を重ねていきたい」。無念をこらえながらも、戦い抜いた、力は出し尽くしたと感じられる意外と淡々とした敗戦の弁となった。

 
安住太伸―2強に挟まれ沈むが
新しい政治人生の第一歩を宣言

 最初の開票速報が伝わる前、選対内は「やることはやった」というさばさばとした空気と、「こんなはずではなかった」という驚きの空気が入り混じっていた。出口調査の数字が、安住が加藤・西川の間に埋没してしまったことを示していたからだ。

 開票が始まってからも、同じ票数で「デットヒート」を続ける西川・加藤と対照的に、安住は伸び悩む。二強に挟まれた安住に、無党派層の票は期待したほど流れなかった。終始腕を組んだまま、まったく言葉を発しない幹部もいる。ようやく選対関係者から「やった」という威勢のいい声が聞こえたのは、得票数の10分の1を上回った瞬間だった。

 安住選対では、開票所に送り込んだ関係者が携帯電話で寄せる情報から、加藤が僅差で勝つと予測していた。テレビに笑みを浮かべる西川陣営幹部が映ると、驚きが広がった。最終的な票数は1万7513。選挙戦の途中には他陣営にも「2万、ひょっとしたら3万」との予測があったが、結局「風」は吹かなかった。

 選挙結果が確定してから、大きな拍手に迎えられて、安住本人が桃里夫人を伴って現れた。選挙戦でやや黒く焼けた顔で、スタッフや支持者一人ひとりの目を正面から見つめ、強く手を握る。あいさつする場所にようやく着いた安住は、悲しみなのか、悔しさなのか、あふれ出る感情をかろうじて抑えつけているかのような表情を浮かべながら、言葉を絞り出した。

 「ゼロに近い状態から、ここまでの結果を残すことができたのはみなさんのおかげ。今日、私の政治家としての新しい人生が始まった。夢と信念をこれからも抱き続けて、前に歩いていきたい。これからもどうぞよろしくお願いします」

 頭を下げる安住に支持者たちから力強い拍手が贈られた。


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