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一時停止のための具体的方策を練るスレ
25
:
名無しさん
:2003/10/09(木) 08:05
[9] ■ 地震の振動の加速度について
浜岡原子力発電所の1,2号機の建設が着工されたのは、石橋克彦氏が東海地震説
を提唱する前でしたが、通産省(当時)は、1,2号機の安全性は現状のままで十分
であるとし、耐震設計の変更は行なわれませんでした。
http://www.shizushin.com/jisin/jisin010422.html
(静岡新聞「2001東海地震は今―安全対策・原発(1)―ぬぐえぬ不信感」)
1,2号機の耐震基準は加速度の単位で450ガル(地球の重力は980ガル)で、M8.5の
考え得る最大の地震にも耐え得るとされていますが、近年おそらくは地震計の増加
により、450ガルを大きく越える加速度が発生することがまれではないことが明ら
かとなりました。
例えば、1995年の直下型の兵庫県南部地震(M7.3,阪神淡路大震災)では神戸海
洋気象台で800ガル以上を記録しています。このとき、倒壊した阪神高速道路があっ
た東灘区では499ガルでした。その他2000年の鳥取県西部地震(M7.3)では1,584ガ
ル、今年7月26日の宮城県北部地震(M6.2,深さ12km)では、宮城県鳴瀬町で観測
史上最高の2,037ガルを記録しています(ただし、振動の周期・継続時間ともに短
く大きな被害にはつながりませんでした)(読売新聞 2003/7/27)。
5月26日の三陸南地震(M7.0,深さ71km)では、岩盤上に建設されている東北
電力女川原発3号機においても225ガルを記録し、原子炉が自動停止しましたが、
地震の規模・震源までの距離からいって東海地震ではこれより2桁程度大きな振動
のエネルギーが浜岡に到達する可能性があります。
http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/miyagi2003/maxG.html
(5/26三陸南地震における加速度分布、防災科学技術研究所)
http://www.k-net.bosai.go.jp/k-net/news/miyagi_av_200307260013/maxG.html
(7/26宮城県北部地震における加速度分布、防災科学技術研究所)
■ 津波について
中部電力は、過去の記録などを根拠に、東海地震で想定される浜岡原子力発電所
における津波の最大の高さを約6m、地盤の隆起を1.4mと想定し、その影響を評価し
た結果を公開しています。
http://www.chuden.co.jp/torikumi/atom/library/jishin10_02.html
一方、平成13年12月18日の内閣府中央防災会議「東海地震に関する専門調査会」報
告では、浜岡を含む御前崎付近の想定される津波の高さを、検討ケースの最大値と
してを5〜10mとしています。
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/20011218/index.html
(中央防災会議 平成13年12月18日 資料2-2 p.17 参照)
よって、中部電力の想定する津波の規模は十分とはいえない可能性があります。ま
た、中部電力の想定した津波においても、津波の引き潮によって5号機の取水塔か
らの取水が4分程度困難になることを認めています。津波の規模の予測の困難さか
らいって、取水槽の許容量20分は十分でない可能性があり、場合によっては2次冷
却水の取水障害が発生する懸念があります。
[10]静岡県における2001年の原子力防災訓練と、想定範囲の問題については、
http://www.shizushin.com/jisin/jisin010426.html
(静岡新聞「2001東海地震は今―安全対策・原発(4)―根拠欠く「想定外」」)
を参照ください。
1975年の米原子力規制委員会 (NRC) の報告「原子炉安全性研究」では、100万kW
の原子炉に最悪の事故が発生した場合、約1万3千人の急性放射線障害による死亡者
と、約14万人の晩発性ガン死者を生み出すと予測しています。人口密度が高く、浜
岡の風下側(北東側)に首都圏を抱える日本では、浜岡で想定外の万一の事故が発
生した場合、はるかに多くの被害を出すと予想されますが、そのような事態に対す
る危機管理はなされていません。
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