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日本の少年売春2・・江戸の陰間茶屋

10名無しさん:2008/06/03(火) 20:34:55
「伊丹弥之介、召しつれましてございます。」
[近こう・固くなるには及ばぬ」
備後の守成定貞が、声を掛けたとき、成貞のそばに居流れた人々がふうっとほのかな吐息を漏らした。
弥之介はやさしい衣擦れの音をさせて膝行し。改めて一礼してから顔を上げた。・・
「心憎いまでに美しいの」成貞は満足して呻いた。
[何歳に相成る」
[十四歳になりまする」
微風に鳴る鈴よりも涼しい声で答えると、稚無さを残した小さな唇の間に白い歯が星のように光った。
[喜作、よいか。今宵から」
成貞が、眦を笑わせて言うと、喜作は「もとより」
と頭を下げ、[いかがいたしましょうか。色は]と露骨なことを口にした。
[薄紫はどうじゃな」
「御意、手前もさようにぞんじてました。」大丈夫、生童で通る・と喜作は安堵した。

夜の勤めは、それ自体では関白家におけるものと本質的には違いはなかった。
ただ違ったところは、成貞の愛撫が近衛基照のそれに比べて、著しく執拗でその上、強烈に嫉妬を伴ったことである。
嫉妬を享楽してるようであった。
[余の他の男に許すな]としつこく念を押し誓約を繰り返す。
青山の下屋敷で能楽の会を催した夜、弥之介はまったく無実の罪で、手ひどく苛められた。

床の中で、弥之介を引き寄せた成貞が呼吸を荒らげて言ったのだ。
「弥之、余を裏切り居ったな」弥之介はあきれ。成貞の目つきの鋭さに怯えた。

「殿様、私は決してそんなこと致しませぬ。」
「言うな、覚えがあろう。菊之めと余の目を盗んでいたずらをしおったであろう。」
菊之という侍女が下屋敷に居ることは知っていた、いやその日に知ったのである。下屋敷で一番美しい娘だとうわさしている。・・・
「偽りを申すな「、そちは菊之の肩を抱いて、口を寄せておった、そうであろう。
「とんでもないことでございます。初めてすれ違った女子に何とてそのようなみだらなことを」

成貞はや弥之介の腕(かいな)をつかんだ。「お許しくださいませ、殿様、私は夢サラ覚えのないことでございます。
「まことに覚えはないか」「はい」
「神名に誓うか」「これこのように、菊之めに肌を引き寄せられたことは無いか」
「はい」
「このように、この美しい唇を吸わせたことは無いか」
「決して」
「えい!、まことのことを言え、これこのように菊之めにこの帯を解かせたことはないか」
「まことのことを正直に申せば許す、えい、言え、このようなことを菊之といたしたであろうが」と
行為の一つ一つに、それを菊之と二人で経験したではないかと攻め立て、瑕のつくほど強く掴み、つねり睨んだ。
愛の行為が終わったとき。成貞の異常な興奮は納まった。
「弥之、ゆめゆめ女子と交わってはならぬぞ、いかに内緒にしたとて一度でも女子(おなご)と交わればすぐわかる。女子の匂いは消えついて消えぬものじゃ」

「殿様、。私は殿様のお情けを受け、それを命の頼りにして生きております身、そのようなお疑いを受けては、悲しゅうございます。」
くたくたになった弥之介がそういうと、成貞はようやく満足したらしく、優しく弥之介を引き寄せ、「女子ばかりではない。男も同じじゃ、構えて余の他の男と契るなよ」と呻き、
「弥之、痛かったか。許せ、おお。汗ばんでおるの、よい、余が拭ってつかわそう」と体を起こした。

男色ってすごいこと。また、まず「契り」は最重要なことで、初夜と同じで最初の夜からすぐに行う。この記述はは「契り」をしてるとこだろうか。契りは絶対他の男もちろん女としてはいけないご法度だったのは確か!!。


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