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新 通信業界のニュース

1南無阿弥陀仏:2008/07/06(日) 11:55:19
プリペイド推進とリコール遅れで非難轟々
au3000万契約達成の闇


 KDDIの井上正廣執行役員常務は、問題の不具合を公表した席で、記者団に最初の事故から問題公表まで半年を要したことの説明を求められ、「対応の遅さは反省しないといけない」と述べたという。年度末の3000万契約獲得に支障があると考えて意図的に発表を遅らせたのでないかとの質問には「断じてそんなことはない」と反論したが、多くの業界関係者は「鵜呑みにはできない」と今なお懐疑的にみている状況だ。
販売奨励金を削減した
ドコモを評価する声も

 2007年度の営業状況を総括すると、大手3社は、それぞれ、何かしら問題が露呈している。

 中でも、1億を超す契約規模がある市場で、シェアが2割にも満たないソフトバンクが、多くても20万件前後の動きに過ぎない「月間純増数」のトップをことさらに強調する戦略をとり、各社がそろって、その戦略にひきづられ過ぎた感は否めない。

 ソフトバンクは、代理店の割引を売り物にした不公正な営業の問題が指摘されただけでなく、契約の伸びに収入の伸びが比例していないと、そのジレンマを指摘する向きが多く存在する。

 また、NTTドコモについては、1端末で2契約を結ぶ形態が「水増し契約ではないか」と波紋を呼んだことがあった。昨年11月下旬に投入した新型電話機がかなりの人気を集めながら、品切れを起こしたために、商機を逸したとマーケッティング能力に疑問符を付けられたこともある。

 さらに、業界全体が相変わらず、水準そのものが海外に比べて割高とされる音声通話の抜本的な価格競争を避けており、「基本料を割引」とか「家族間通話を無料」といった小手先の割引を強調する営業戦略ばかりが目立ったのも事実だろう。

 ただ、「NTTドコモが、市場シェアの低下という苦難に直面しながらも、昨年秋以降、行き過ぎ批判の強かった販売奨励金の金額削減に本格的に取り組み始めたことは評価すべきだ」(前述の総務省中堅幹部)という声があることは見逃せない。この奨励金が、加入者を囲い込み、携帯電話市場の競争を歪める温床だったことも、否定できない事実だからだ。今年度は、auも奨励金削減に取り組み、業界全体が市場の是正に向かうかどうかが問われる年になるかもしれない。

93南無阿弥陀仏:2009/01/09(金) 22:08:55
携帯接続料金、引き下げへ=今秋めどに結論−総務省

1月8日11時5分配信 時事通信
 固定電話に代わって通信の主流となっている携帯電話の接続料金について、総務省が見直す方向で近く検討に入ることが8日、明らかになった。来月中にも情報通信審議会(総務相の諮問機関)の委員会で議論を始め、今秋をめどに結論を出す予定。これにより、海外に比べ割高との指摘が多い携帯の通話料金が引き下げられることになりそうだ。 

【関連ニュース】

94南無阿弥陀仏:2009/01/23(金) 22:33:47
ウィルコム、データ通信が上限2800円の「新ウィルコム定額プラン」

1月22日18時35分配信 Impress Watch


写真:Impress Watch


 ウィルコムは22日、2月5日からの新料金プラン「新ウィルコム定額プラン」を発表した。月額基本使用料2900円でウィルコム同士の音声通話は使い放題、パケット通信は基本料無料とし、1パケットあたり0.084円で月あたりの上限は2800円となる。

 ウィルコムではこれまでウィルコム間の音声通話およびメールが無料になる「ウィルコム定額プラン」を月額2900円で提供しており、データ通信についてはオプションプランとして月額1050円から3800円の「データ定額」を提供していた。

 今回発表された「新ウィルコム定額プラン」は、データ通信料は1パケットあたり0.084円で、基本料無料、月額上限を2800円とした。データ通信の上限を従来の3800円から1000円値下げした形になる。データ通信料金には、Web閲覧やメール送信のパケット料金のほか、パソコン等に接続してのデータ通信も含まれる。

 音声通話は、ウィルコム同士の通話は基本料金に含まれるため使い放題となる。他社携帯電話へは30秒あたり13.125円、一般加入電話へは30秒あたり10.5円。

 また、複数回線契約者への優待プランも用意。3回線以上で契約できる「新トリプルプラン」を設けた。通常の「新ウィルコム定額プラン」の基本料が2900円のところ、「新トリプルプラン」では、1000円安い1900円となる。ただし、「新トリプルプラン」では夜間21時〜1時のウィルコム同士の通話料金が30秒あたり10円の従量課金となる。逆に他社携帯電話や一般加入回線への通話は30秒あたり10円と、「新ウィルコム定額プラン」より安くなるため、主に企業向けのプランと考えて良いだろう。

 「新トリプルプラン」を利用しなくても、2回線目以降は「ファミリーパック」適用で「新ウィルコム定額プラン」の基本料は2200円となるため、夜間21時〜1時の間の通話が多い場合は、ファミリーパックの利用とどちらが得か検討した方が良さそうだ。

 データ通信料については、「ファミリーパック」適用の場合も、「新トリプルプラン」についても、通常の「新ウィルコム定額プラン」と同様に1パケットあたり0.084円で月の上限が2800円となる。

 このほか、ウィルコム以外への通話に対するオプションプラン「070以外もお得な通話パック」の無料通話分も拡大。従来月額1050円で1250円分の通話が可能だったが、新料金プランでは2100円分まで利用可能となる。

95南無阿弥陀仏:2009/01/23(金) 22:34:17
次世代携帯、4社すべて参入可能に

1月22日9時13分配信 読売新聞
 総務省は21日、2010年にサービスを開始する予定の「次世代携帯電話」について、最大4社に周波数を割り当てる方針を固めた。

 参入の意向を表明しているNTTドコモとKDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの携帯4社すべてがサービスを開始できる見通しとなった。

 今年夏に参入事業者を正式決定する。23日にも、周波数割り当ての指針案を公表する。

 次世代携帯電話は、現在の「第3世代」の通信方式を発展させたもの。総務省の見込みでは当初3社分しかなかったが、新たに周波数を手当てして4社分を確保できる見通しとなった

96南無阿弥陀仏:2009/01/27(火) 20:59:33
ドコモ、夏モデルを対象に端末メーカーの開発費支援を検討

1月24日11時39分配信 ロイター


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 1月24日、ドコモ、夏モデルを対象に端末メーカーの開発費支援を検討。写真は昨年11月、都内で(2009年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 24日 ロイター] NTTドコモ<9437.T>が、携帯電話端末の09年夏モデルを対象に、端末メーカーの開発費を一部支援する方向で検討している。同社の広報担当者が24日、明らかにした。
 携帯電話端末の出荷台数は、通信各社による販売方式の変更や不況の影響で急減しており、開発・販売から撤退するメーカーも出ている。ドコモは支援を通じ、端末調達価格の引き下げや、端末の安定供給確保を図る。
 対象とする企業や支援の規模は明らかにしていないが、ドコモ向け端末の出荷台数が多いNEC<6701.T>と富士通<6702.T>、パナソニック<6752.T>、シャープ<6753.T>の4社を対象に、総額百数十億円規模になるとみられる。ドコモは過去にも、第三世代(3G)携帯電話の普及を図るため、端末メーカーの開発費を同じく100億―200億円規模で支援した経緯があった。
 国内の端末市場は、通信各社による販売方式の変更や景気悪化の影響を受けて急減。足元では08年4─11月の累計出荷台数が前年同期比24.2%減の2486万台となるなど、低迷している。一方、端末の高機能化とともに開発費が増加しており、昨春の三菱電機<6503.T>など、端末の開発・販売から撤退や事業を縮小する動きがある。ドコモは、端末の安定調達を確保するため、秋冬モデル以降の開発費も支援する可能性がある。

97南無阿弥陀仏:2009/01/31(土) 17:15:59
業界最安の「月額780円」を実現した理由──イー・モバイルの狙いとは

1月29日10時48分配信 +D Mobile


イー・モバイル 代表取締役会長の千本倖生氏。同氏はこの日、スウェーデン王立工学アカデミー(IVA)外国人会員の認定書をステファン・ノレーン駐日大使から手渡された

 「基本料金を月額780円にしようと考えた原点は、これだけ日本経済が苦しくなっている状況下でも、電話はどうしても必要だというところにある。こういう時代に消費者が望んでいるのは“安くていいもの”。どうしても必要な携帯を、企業努力を通して少しでも安く提供しようと考えた」

【拡大画像】

 イー・モバイル代表取締役会長の千本倖生男氏は、新料金プラン「がっちりコース ケータイ定額プラン」の発表会見で冒頭のように語った。今年の使命は「日本の消費者に安くていいものを提供していくのが今年のイー・モバイルの使命」だという。

 携帯電話の基本料金といえば、かつては1000円台の後半くらいが最安値だったが、2007年1月5日にソフトバンクモバイルが月額980円の「ホワイトプラン」を発表したことで、その後携帯電話事業者各社が追随し、最低料金は月額980円というラインで足並みがそろった。

 千本氏は「この980円という価格が一般化して、アンタッチャブルになっていた部分があるのではないか。うちはかなりの企業努力をして、基本料金を下げることにした。2割値下げして780円にしてもビジネスとして成立するようなモデルを作った」と胸を張る。

 ただ、実際のところは一生懸命コスト削減をしたりといった“ものすごい企業努力”というわけではないようだ。イー・モバイル代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏は「現状では、Netbookとデータ端末のセット販売が非常に好調で、新規で音声の契約をする人は約1割程度。12月末時点の約112万契約という全体で見ても、音声端末で契約しているユーザーは2割程度と、音声の契約者はそれほど多くない」と話す。

98南無阿弥陀仏:2009/01/31(土) 17:16:30
さらに、データ通信が定額かつ無制限で利用できるイー・モバイルでは、月間平均で1ユーザーあたり約1.9Gバイトのトラフィックをさばいており、「それに比べれば音声のトラフィックは、それほどたいしたことがないことが分かった」と執行役員副社長の阿部基成氏。イー・モバイルのネットワークは、ADSL並みのトラフィックを想定して展開してきたこともあり、データトラフィックが現状の3倍程度になっても対応できるくらいのキャパシティはあるという。「仮に電話を何百分かけられても、(コスト・インフラの両面で)対応できるめどが立っている」(阿部氏)

 ちなみにソフトバンクモバイルの孫正義社長が「ホワイトプランが980円でも利益が出る理由」として、携帯ユーザー全体に占める自社のシェアが小さい分、他社ユーザーに電話をかける(通話料を払う)通話が多い上、他社からの着信も多いことから、着信のたびに接続料が入る、といった事情を話していたことがあるが、イー・モバイルの場合、着信自体はあまりなく、発信がメインになるため、接続料で収入を得るというシナリオはあまり考慮していないという。またイー・モバイルのユーザーはデータ通信と組み合わせて利用している場合がほとんどであり、音声通話しかしない人があまりいないと予想され、ガン氏は「ARPU(1人あたりの月間平均収入)が低下するほどの影響はないだろう」と話した。

 他社が追随してくる可能性についてガン氏は「当然追従した値下げの可能性は想定している。ただ、現状音声のユーザーベースがあまり大きくなく、新しいメニューを出しても財務的にあまりインパクトがない当社に対して、他社は980円のユーザーだけでも相当数いるはず。そこからさらに価格を下げるのはきついのではないか」との見方を示した

99南無阿弥陀仏:2009/01/31(土) 17:17:04
 イー・モバイルが音声ユーザーを獲得しようとしている理由は、最終的には追加周波数の獲得にあるのだろう。ガン氏は「Netbookとのセット販売により、イー・モバイルの知名度が上がっている。その知名度を有効に利用したい」と話した。「音声サービスのユーザーは、1億人もいる。データ通信サービスのユーザーより圧倒的に多い。そうしたユーザーを取り込むことで、早期に250万契約以上の獲得を目指したい」(ガン氏)

 250万契約というのは、イー・モバイルにとって1つの大きな目標となっている。その理由は、同社が1.7GHz帯の5MHz幅の割り当てを受けた際に、「1.7GHz帯又は2GHz帯の周波数を使用する特定基地局の開設に関する指針」により、1MHzあたりの利用者数が50万を超えた場合に、追加の周波数を割り当てると定められているからだ。つまり、契約数が250万を超えれば、追加で1.7GHz帯の周波数を割り当ててもらえる。音声ユーザーを増やすことで、当初の計画よりも早い段階で追加の周波数の割り当てを狙うのだろう。

 発表会で千本氏が「家族間やグループ間の通話を月額780円で実現する携帯として、もう1台持ってみてはいかがですか、という提案をしていきたい」と話したように、イー・モバイルは一般ユーザーにも浸透しつつあるブランドを足がかりに、2台目、あるいは3台目のケータイとして音声契約を獲得していきたい考えだ。この新しい料金プランによって、「音声契約のユーザーが新規契約の20%くらいになればいい」とガン氏は話した。

100南無阿弥陀仏:2009/02/08(日) 16:34:07
ソフトバンクモバイルとイー・モバイルの提携は「責務放棄」--MVNO協議会が猛反発

永井美智子(編集部)

2009/02/05 11:53


 社団法人テレコムサービス協会 MVNO協議会は2月4日、ソフトバンクモバイルがイー・モバイルから回線を借り受けてモバイルデータ定額サービスに参入すると発表したことを受け、反対意見を表明した。総務省から電波免許を受けている通信事業者が、自前で設備を構築せず他社から借り受けるのは「周波数免許に伴う責務の放棄」(MVNO協議会) と激しく抗議している。

 社団法人テレコムサービス協会は設備を持たない電気通信事業者を中心とした290会員から構成される業界団体。MVNO協議会はこのうち、日本通信など42社が参加している。なお、MVNO(仮想移動体通信事業者)とは、他社から通信回線を借り入れて通信サービスを提供する事業者を指す。

 MVNO協議会は、周波数の割り当てを受けた通信事業者が他の事業者の通信網を利用することは、モバイル通信網の拡大につながらず、電波の公平な利用に反すると指摘。また、通信サービスの事業者を多様化し、競争を促進するというMVNOの理念にも反するとしている。

 「周波数免許を付与されている事業者が他の通信事業者のモバイル通信網を利用したMVNOとなることは、そもそものMVNOの趣旨に反し、また、周波数免許に伴う責務の放棄につながることから、認められるべきではない」(MVNO協議会)

 「そもそも、諸外国では、MNOによる周波数免許の取得はオークションによるものとされ、少なくとも兆円単位の初期投資が必要とされているが、日本では、周波数免許の取得にあたり、通信事業者にこのような負担は課されていない。日本の通信事業者は、国民共有の財産である周波数の使用権を電波利用料以外の対価を支払うことなく取得しているといえる。このような特典に伴う公共的な責務として、通信事業者は、可能な限り広範囲にわたり、多様なモバイル通信サービスの提供を可能とし、公平かつ能率的な電波利用を実現する設備を構築し、国民の利便に寄与する通信サービスを提供すべきだ」(MVNO協議会)


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101南無阿弥陀仏:2009/02/11(水) 10:56:29
ウィルコム、「どこでもWi-Fi」発売を2週間延期 ―― 3月5日に変更

2月10日15時12分配信 RBB TODAY


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「どこでもWi-Fi」製品写真

 ウィルコムは10日、W-SIM内蔵により持ち運び可能な無線LANアクセスポイント「どこでもWi-Fi」(型番:WS024BF)について、発売延期を発表した。

 「どこでもWi-Fi」を利用することで、無線LANのアクセスポイントがない場所でも、ウィルコムのPHSネットワークを介し、PSPやニンテンドーDSなど無線LANに対応した携帯ゲーム機でネット対戦が可能となる。当初は2月19日の発売予定だったが、「想定以上の反響」があったとしており、十分な供給量が用意できなくなったと見られる。同社は発売日について再検討、発売日を2週間後の3月5日に変更した。

102南無阿弥陀仏:2009/02/22(日) 16:48:33
大手の回線借り抑制 総務省、携帯新規参入促す

2月22日8時1分配信 産経新聞
 ベンチャー企業などが大手携帯電話事業者の回線を借りて無線通信市場へ参入できる「MVNO(仮想移動体通信事業者)」制度について、総務省が参入資格などの見直しを検討することが21日、明らかになった。この制度をめぐっては、大手事業者同士で回線を貸し借りする動きが相次ぎ、新規参入を促す当初の目的が空洞化しつつある。同省は、大手同士の提携が市場の寡占化を強める恐れがあるとして、大手による回線借りに一定の制限を設ける方針だ。

 見直しは24日から情報通信審議会(総務相の諮問機関)で議論を開始。今夏をめどに報告書をまとめる。

 この制度ではこれまでに通信ベンチャーの日本通信をはじめ、米娯楽大手ウォルト・ディズニー、インターネット接続事業者のニフティなどが、携帯電話サービスや無線データ通信に参入している。大手事業者から回線を借りる際には料金がかかるが、無線基地局網などのインフラ構築に巨額の投資をせず、早期に事業を開始できるメリットがあるため、制度利用は今後も活発化すると予想されている。

 ただ、2月にはソフトバンクモバイルが、イー・モバイルの回線を借りて3月上旬から定額制データ通信サービスを開始すると発表。ソフトバンクは「利用者の利便性を重視した」と説明するが、新規参入促進を目的とした制度の趣旨に合わないとの批判が出ていた。またPHSのウィルコムも、NTTドコモの回線を利用する計画が明らかになっている。

 現行は、回線を借りる企業が貸し手の大手事業者と異なるサービスを提供する場合は利用が可能と規定しており、解釈次第でさまざまな利用形態が可能。

 携帯電話会社は公共の電波を一部占有して事業を営んでいることから、総務省は「電波の公平利用の観点からもMVNOによる市場開放は重要」としている。

                   ◇

【用語解説】MVNO制度

 企業が自前で無線基地局を開設せず、既存の携帯電話事業者から設備を借りて携帯業界に参入できる制度。業界の競争促進を目的に平成14年6月にスタートした。MVNOはMobile Virtual Network Operatorの略。

103南無阿弥陀仏:2009/02/22(日) 16:49:03
持ち運べる無線LAN「どこでもWi-Fi」で、モバイル通信“変革”の予感!

ウィルコムの「どこでもWi-Fi」は2月19日発売予定。実は、モバイル通信の“変革”を予想させる注目製品だ。


 ウィルコムから「どこでもWi-Fi」という商品が登場した。一般的にはまださほど話題になっていないのだが、実はこれ、モバイル通信の“変革”を予感させる新しいジャンルの製品なのだ。

 これまで、PCでモバイル通信するには、PCカードなどのデータ通信カードか、USBでつなぐ通信アダプターを使うのが一般的だった。もしくは、携帯電話などをパソコンにUSBケーブルでつないでいた人もいるだろう。

 カードなどの通信のための機器のドライバーをインストールし、各キャリアへの接続を設定していくのが一般的な使い方だった。

 それに対して、今回登場した「どこでもWi-Fi」は、“無線LANのアクセスポイント”だと考えるとわかりやすい。家庭やカフェなどにある無線LANのアクセスポイントと同じように、パスワードを入力すれば、そのまま通信ができるのだ。

 これだけ聞くと特に目新しくはないのだが、注目すべきはここからである。

 この「どこでもWi-Fi」は、インターネットとの接続にウィルコムの回線を利用しているのだ。細かな話はさておき、これまでに使われてきた家庭や会社の無線LAN親機は、ADSLやFTTHなどのインターネット回線にLANケーブルなどで接続し、親機とパソコンなどの間を無線化しているわけだ。

 ところが、「どこでもWi-Fi」は、インターネットとつながる回線がウィルコムのネットワークに変わることで、親機自体がワイヤレスになっているのだ! つまり、「無線LANの親機をカバンに入れて持ち歩ける」ことになる。

 ちょっとややこしい話なのだが、無線LAN親機が利用する回線自体が「一種の無線」なのである。最近では、イー・モバイルのデータ通信カードを内蔵し、同様に無線LAN親機として機能する製品も登場している。

 これらの「モバイル無線LAN親機」を利用すると、ユーザーにとって利便性が格段に向上する可能性がある。モバイル通信用のアダプターと違って物理的に接続する必要がないのだから、利用する機器がつなぎ方によって限定されることがなくなる。

104南無阿弥陀仏:2009/02/22(日) 16:49:38
 PCを接続できるのはもちろん、各種ゲーム機、iPhone、デジタルカメラなどの電子機器もつなげるのだ。対応するカードスロットの種類やUSBポートなどの数を心配する必要もない。また、設定が簡単で無線LANを利用できる機器なら、ほぼパスワードを入力するだけでOKだ。

 しかも、「線」を持ち歩く必要がなくなり、電波状況さえ許すなら、カバンの中にしまっておいてもかまわないわけだ。

 さらに、複数の機器で同時に利用できるようになることも、大きなメリットだろう。たとえばビジネスの現場では、出張先で2〜3名のスタッフが同時に利用できたり、家庭なら、旅行先で父親がパソコンで接続し、同時に子どもがゲーム機でつないだりすることもできるようになる。

 もちろん、気になる“料金”でも有利となる。たとえば出張先で3名がそれぞれのPCで同時にモバイル通信するケースを想定すると、これまでは3つの通信カードが必要となり、当然契約も3回線分必要になっていた。ところが、本機があれば今後は1台で済んでしまうことになるからだ。
「WiMAX」の登場でさらに利便性が向上!
「どこでもWi-Fi」が秘めた無限の可能性

 とはいえ、複数の機器を同時に使うには、親機側の“通信速度”がボトルネックになる可能性がある。誰かがヘビーなデータをやりとりしていたら、全員のレスポンスが低下するわけだ。

 だが、近々登場すると言われる「WiMAX」により、モバイルデータ通信がさらに高速化することは間違いない。そうなると、複数名でのスムーズな利用も現実的になってくる。家庭では、有線のインターネット環境が不要になるかもしれない。

 この製品、今は携帯電話2つ分くらいの大きさで、重量も「電池込みで約260グラム」とちょっと重いのがネックではあるが、今後あっという間に小型化することは間違いないだろう。

 最終的に、この機能が携帯電話やスマートフォンに入ってくると、データ通信の世界が大きく変わる可能性がある。

 モバイルノートやゲーム機、スマートフォンなどにかかわらず、高速なデータ通信回線を1本持っていれば、それですべてがこと足りてしまうからだ。そうなれば、もう接続や設定の面倒さを気にする必要もなくなるのである。

 それに合わせて、キャリアやメーカー側のビジネスモデルも変化してくるだろう。たとえば、スマートフォンが電話回線の契約をせずに使えてしまうようになるかもしれない。もちろん、通話はできないが、スカイプなどの高速な通信回線なら、IP電話が普通に使えるようになるわけだ。

 そうなれば、キャリアに関係のないスマートフォンも数多く登場するだろう。数年後には、デジカメやビデオカメラにも無線LANを内蔵するのが当たり前になるかもしれない。

105南無阿弥陀仏:2009/02/28(土) 19:47:34
WiMAX内蔵のCentrino2、搭載ノートPCが7月以降に製品化

 WiMAXモジュールを内蔵した「Centrino2プロセッサー・テクノロジー」(以下、Centrino2)を搭載するノートPCが7月以降に製品化される見込みだ。UQコミュニケーションズのモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」が開始したことを受け、インテルが26日に明らかにした。

 インテルでは今後、WiMAXサービスの普及に向けた取り組みを加速させると説明。具体的には、WiMAXの商用サービスが始まる7月以降、無線LANとWiMAXの両方をサポートする通信モジュール「WiMAX/Wi-FiLink 5050番台」を内蔵したCentrino2搭載ノートPCが順次製品化されるように、国内外のPCメーカーと協力しているとした。

 インテルでは、この通信モジュールを搭載したノートPCを購入したユーザーは、Webによる簡単な登録作業で無線LANとWiMAXが利用できるようになると説明。屋内や無線LANスポットでは無線LANを、それ以外の場所ではWiMAXに接続するなど、相互に補完しあうことでユーザーの利便性を高められるとしている。

 インテルのWiMAXへの取り組みについては、PC関連メーカーが賛同のコメントを発表。ASUSジャパン、エプソンダイレクト、オンキヨー、クラリオン、シャープ、ソニー、デル、東芝、日本エイサー、NECパーソナルプロダクツ、日本ヒューレット・パッカード、パナソニック、富士通、レノボ・ジャパンの14社が、WiMAX対応製品への期待を示した

106南無阿弥陀仏:2009/03/01(日) 16:57:13
「Skype for Windows Mobile 2.5」正式版発表

 Skypeは16日、Windows Mobile向けSkypeの新バージョンとなる「Skype for Windows Mobile 2.5」正式版をリリースした。

 「Skype for Windows Mobile 2.5」は、2008年12月にベータ版が公開され、この2カ月間テストが行われてきたが、今回正式版として公開された。新バージョンでは、WiFiを利用した通話音質を向上。また、複数のバグを修復したほか、新しい携帯端末上でのユーザーエクスペリエンスを向上させたとしている。

 またSkypeでは、現在スペインのバルセロナで開催されている「Mobile World Congress」において、次期バージョンの「Skype for Windows Mobile 3.0」ベータプレビュー版を展示している。このバージョンでは、携帯からテキストメッセージをSkypeの低価格料金で送信できるほか、Skypeコンタクトとの間でファイルを送受信できるとしている。3.0ベータ版は、3月にも公開される予定だ。

関連情報

■URL
  Skype for Windows Mobile 2.5ダウンロードページ
  http://www.skype.com/intl/ja/download/skype/windowsmobile/
  Skype公式ブログの該当記事(英文)
  http://share.skype.com/sites/en/2009/02/skype_for_windows_mobile_25_go.html

107南無阿弥陀仏:2009/03/04(水) 20:52:04
ウィルコム、FOMA網を使った「WILLCOM CORE 3G」を開始――法人向けデータ通信サービス
ウィルコムは、ドコモのFOMA網を使ったMVNOサービス「WILLCOM CORE 3G」を発表した。専用のUSB端末を利用する法人向けのデータ通信サービスで、月額料金は1470円から。個人向けの提供も検討しているという。
WILLCOM COREのイメージ

 ウィルコムは3月4日、NTTドコモのFOMAネットワークを利用した法人向けのデータ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」を3月9日にスタートすると発表した。PHS専業のウィルコムは付加サービスとして無線LANやADSLの再販は行っているが、前身のDDIポケット時代を含めて携帯電話事業に参入するのは初めて。

 WILLCOM CORE 3Gは、ウィルコムがドコモから回線を借り受けるMVNO方式として提供する。その際、すでにドコモ網を使ったMVNOサービスを開始し、「b-mobile」シリーズなどでウィルコムとのMVNOサービスも行っている日本通信の設備を利用しているという。

 端末はHSDPA通信に対応したネットインデックス製のUSB接続型データ端末「HX001IN」を利用。通信速度は下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsとなっており、従来のPHS通信は行えない。FOMA網を使うためサービスエリアは日本全国で、人口カバー率は100%となっている。端末は、6月30日まではデビューキャンペーンとして1万2600円で販売される。

ネットインデックス製のUSB接続型データ端末「HX001IN」

 料金プランは、WILLCOM CORE 3G専用となる“3Gビジネスプラン”を適用する。加入には5回線以上の法人名義で契約する必要があり、月額料金は945円(30万パケット、約36.6Mバイトまで無料)とインターネット接続料(PRIN)の525円を合算した1470円から。30万パケット以上の超過パケット通信料は0.0126円/パケット。上限額は回線数によって異なり、5〜14回線は7980円×契約回線数、15回線以上は5985円×契約回線数となる。パケット料金はグループ内で分け合え、使い切らなかった分を自動的に配分することもできる。なお3Gビジネスプランは新規加入のみで受け付け、現在のPHS回線契約からの機種変更などには対応しない。また、契約期間が2年間と設定されており、契約期間中に解約する場合は1回線につき9975円の契約解除手数料がかかる。

108南無阿弥陀仏:2009/03/15(日) 15:15:37
米カーライル、ウィルコムに追加出資 次世代PHS後押し

 米投資ファンド大手のカーライル・グループはウィルコムに追加出資する方針だ。ウィルコムが4月中をメドに実施する50億円の第三者割当増資を全額引き受け、出資比率を60%から65%前後に引き上げる。ウィルコムは次世代PHS事業の試験サービスを来月に始める計画で、カーライルは新規事業の立ち上げを主導する姿勢を明確にする。

 カーライルは2004年10月、京セラなどと共同でウィルコムの前身のDDIポケットを約2200億円で買収した。今回のカーライルの増資引き受けに伴い、ウィルコムに30%出資する京セラと10%出資するKDDI(au)の出資比率は低下することになる。(07:00)

関連特集

109南無阿弥陀仏:2009/03/25(水) 21:08:59
経済環境悪化の中、携帯電話市場は「倹約の時代」へ

3月24日13時3分配信 japan.internet.com
ワシントン D.C. に拠点を置くテレコム産業関連のシンクタンク Opinion Research Corporation (ORC) が先ごろまとめた調査結果によると、携帯電話のユーザーは、好調なスマートフォン市場に水を差すような動きを見せており、インターネット接続や Eメール、テキスト メッセージングといった「余分な機能」を使わなくなっているという。

この調査は、New Millennium Research Council (NMRC) が ORC に委託して実施したものだ。回答者のうち15%の人が、「失業や失業のおそれ、あるいは景気悪化」のために、過去半年の間にインターネット接続や Eメール、テキスト メッセージングなどのプランを解約したと答えている。

こうした縮小傾向は年内いっぱい続くと見られている。携帯電話で Eメールやテキスト メッセージング、インターネット接続を使っているユーザーのうち、5分の2以上にあたる41%が「今後半年間で経済がさらに悪化したら」こうした機能を使うのをやめると答えている。

NMRC の Allen Hepner 氏は声明の中で、「携帯電話の倹約の時代が本格的に到来した」と述べ、次のように説明した

「今回の調査結果から読み取れるのは、ほとんどの消費者は景気後退期においても携帯電話を持ち続けるというはっきりした証左だ。しかし、それは料金プランをプリペイド携帯電話などの安いものに変更し、さらにインターネット接続やテキスト メッセージングなどの余分な機能を削ったうえでのことだ」

携帯電話の利用が縮小しているというニュースから分かるのは、モバイル市場が売上を維持するためには、利益率の高いスマートフォンにますます依存せざるを得ないだろうということだ。スマートフォンのユーザーが増加したことによって、モバイル インターネットの利用も拡大し、広告やサービス提供、売上の面で、モバイル業界に広範囲にわたる影響を及ぼしている。

売上成長の面では下降が予想されているが、スマートフォン市場全体では現在も黒字水準を保っている。Juniper Research の予測によると、2013年までには新規に販売される携帯電話のうち23%がスマートフォンになるだろうという。

【関連記事】

110南無阿弥陀仏:2009/04/22(水) 21:47:30


https://www.iijmio.jp/guide/

https://www.iijmio.jp/guide/




スピードで悩んでる人はIijmioの高速モバイルも視野に入れた方がいいかもね。
毎月2000円ほど高い、ルーター自体別売りで9800円ほどするが大きさはどこでもより多少小さい。
今はCFタイプのカードはまだ出てないけど、下旬に出るの決定だからそれ待って比較するのもありかも。
まあ最大の難点は芋のエリアかどうかだっりする所なんだが。

111南無阿弥陀仏:2009/04/22(水) 21:59:15
Windows Mobile 6.5は5月11日「始動」

by Haruka Ueda Apr 19th 2009 @ 10:48PM


先日正式発表を迎えたWindows Mobile 6.5が、来月11日にも「始動 (launch)」することが明らかになりました。公式ブログによると、この日はマイクロソフト主催のTech Edカンファレンス初日にあたり、その中でIT専門家・開発者向けプレゼンテーションをおこなうとのこと。おそらく完成版が登場するのではないかと期待されますが、肝心の6.5搭載スマートフォンはやっぱり今年後半に出荷される見込み。早め早めの話題作りで、あっち や こっち にユーザや開発者が浮気するのを防ぐ狙いかもしれません。

[Via Electronista]

Read(情報元)

112南無阿弥陀仏:2009/04/22(水) 22:07:30
同じことは、もちろん日本の地デジ移行にも当てはまります。日本における放送電波の利用状況は90%以上が未使用という報告もあります(たとえば、この池田信夫ブログ)。日本の監督官庁は総務省ですが、はたしてFCCの英断に見習うものでしょうか? この問題はテレビ局の利害に大きくかかわることです。この件についてのテレビの報道は(そもそも取り上げられることがあればですが)、慎重に読み取る必要がありそうです。(中野)

ゲスト
ティモシー・カール(Timothy Karr)メディア改革団体フリープレスのキャンペーン主任、ブログMedia Citizenを運営 MediaCitizen.Blogspot.Com

字幕翻訳:桜井まり子/校正・全体監修:中野真紀子

113南無阿弥陀仏:2009/04/25(土) 14:02:19
メール通信料を計算ミス=KDDI

3月17日17時2分配信 時事通信
 KDDIは17日、「au」携帯電話の「CDMA 1X WIN」端末で、6日から15日までのEメール通信料の計算に誤りがあったと発表した。課金システム障害が原因。影響を受けた利用者は最大約2103万人で、このうち実際より余計に料金を計算された利用者は867万人、実際より少なく計算された利用者が1236万人としている。料金請求前に誤りに気付いたため、利用者に実害はない。

114南無阿弥陀仏:2009/05/06(水) 16:40:17
日中、第3世代携帯協力で合意 6億人超利用の中国に売り込み

 【北京5日共同】鳩山邦夫総務相は5日、北京で中国の李毅中工業情報相と会談し、中国で今年免許が交付された第3世代携帯電話(3G)のコンテンツ分野で協力を進める覚書に署名した。光ファイバー回線並みの高速通信ができ、日本で来春以降に実用化が見込まれる次世代携帯電話の研究開発でも協力する。

 NTTドコモの山田隆持社長をはじめ携帯電話各社のトップらが会談に同席、官民合同で6億人を超える利用者を抱える中国に日本の進んだ「ケータイ文化」の売り込みを図った。

 日本ではドコモの「FOMA」など3Gのサービスが普及しているが、中国政府は年初に3Gの免許を国内通信3社に交付、「3G元年」と位置付ける。最大手の中国移動通信が中国独自の「TD−SCDMA」、中国聯通がドコモやソフトバンクモバイルなどと同じ「W−CDMA」、中国電信がKDDIと同一の「CDMA2000」を採用している。

 日本企業にとって中国で大きな需要が見込めるのが3Gのコンテンツ市場で、アニメや電子コミックの配信などが有望という。

115南無阿弥陀仏:2009/05/24(日) 16:37:50
国産通信、インド上陸 NTT、ウィルコム技術提案のニュース本文

05/19 13:18更新

 NTTやウィルコムなど、電機メーカーを含めた9社が21日からインドを訪問し、日本の通信技術や関連機器などの採用を働きかけることが明らかになった。今月5日には鳩山邦夫総務相と通信会社首脳がやはり中国を訪れ、次世代携帯向けソフト開発や、高速無線通信の実証実験に乗り出すことで中国側と合意している。技術が高度なうえに、導入コストが高くつくために、日本の通信技術はこれまで新興国では敬遠されてきた面がある。しかし、日本が得意とする高速通信サービスが世界的に主流になるなか、日の丸技術にも勝算が出てきたことが背景にある。
 政府の代表団とともにインドを訪問するのは、NTTやNTTコミュニケーションズ(NTTコム)、NTTドコモ、KDDI、ウィルコムなどの首脳。
 ≪官民一体で、“熱意”≫
 NTTとNTTコムは昨年3月、日本で商用サービスが開始されたNGN(次世代ネットワーク)をインド政府や同国の企業に売り込む。また、ウィルコムと京セラは、XGPと呼ばれる次世代無線通信技術と、基地局の導入を働きかける考えだ。
 さらに、携帯電話事業者ではドコモとKDDIが、現行の第3世代携帯サービスや「LTE」と呼ばれる次世代高速無線通信技術を現地企業に売り込むことにしている。 
 今月初めには、NTTドコモやウィルコムが総務省の担当者らと中国を訪問。政府間で第3世代携帯向けのコンテンツ開発や、XGPの実証実験を行うことで合意するなど、官民一体となった売り込みが功を奏するなどの成果が出ている。インドにも官民一体の働きかけを通じ、“熱意”を伝えて、通信ビジネスで主導権を握りたい考えだ。
 政府や通信各社などが中国、インドへの働きかけを強化するのは、通信事情の大きな変化だ。中国では、今年に入り第3世代携帯の事業免許が現地企業に付与されたほか、インドでも年内には、第3世代携帯の免許付与が行われる見通し。
 それに合わせて、XGPなど固定回線を利用した高速無線通信についても、導入に向けた政府の検討が本格化するとみられている。
 ≪劣勢挽回のチャンス≫
 日本では2001年に、ドコモが世界に先駆けて第3世代携帯を導入。しかし、海外では大半の国が欧米の携帯電話事業者が推奨する第2世代携帯の導入にとどまった。そこから日本の携帯技術は、閉ざされた一定のエリアで動物が特異な進化を遂げたガラパゴス諸島になぞらえ、“ガラパゴス携帯”などと世界から揶揄(やゆ)されてきた。
 そうした攻守が入れ替わる可能性があるのが、今の通信業界の情勢だ。とくにNTTドコモは、第3世代携帯で孤立した経験を教訓に、推進するLTEでは欧米企業とも開発ペースを合わせるなど、世界市場を視野に入れた動きをみせる。
 だが、インド市場に焦点を合わせるのは、欧米企業も同じで虎視眈々(たんたん)と参入のチャンスをうかがう。政府規制が強く参入障壁が高い新興国での通信事業では「現地企業との協力関係も欠かせない」とされる。したがって技術力に加えたパートナーシップをどう築けるかが次の課題だ。(黒川信雄)

116南無阿弥陀仏:2009/05/25(月) 22:32:48
NTTコム、ジュニパーとの10年来の関係を語る
日米間の回線は年末に270Gbps、2011年には640Gbpsにまで拡大

2009/03/04

 ジュニパーネットワークスは米国サンマテオでアナリストやメディア向けのイベント「Analyst Day」を2月23日〜24日に開催。プレス向け説明会では、NTTコミュニケーションズ(以下、NTTコム)が同社インフラ戦略の現状と今後を語った。
NTTコミュニケーションズ グローバル事業本部 グローバルソリューション部 グローバルネットワーク部門 担当課長 福田健平氏

 説明を行ったのは、同社のグローバル事業本部 グローバルソリューション部 グローバルネットワーク部門 担当課長 福田健平氏。福田氏によると、NTTコムとジュニパーの関係は長く、NTTコムが1999年にNTT再編によって分割・分社化されて国際通信事業に参入して以来、約10年に及ぶという。NTTコムは、分社されてすぐの1999年にはジュニパーの最初の製品であるM-40を導入。続けて、2002年にはT640を、2008年にはT1600を導入。T640とT1600の導入に関しては、日本企業としては一番最初の導入企業となった。

 NTTコムは国際通信事業に参入して以来、各国との通信回線を強化。日本と海外諸国をネットワークで結ぶべく、各国のキャリアネットワークとの間を海底ネットワークなどで結んでおり、現在米国とは185Gbpsの回線でつながっているほか、アジア・オセアニア地域とは65Gbps、ヨーロッパとは15Gbpsでつながっている。ただし、昨今回線を伝わるデータ量が爆発的に増えており、「年率50%くらいの勢いで増加している。2008年も40%増加したと予測している。その要因としては、アジアにおけるインターネット人口の増加や、動画など広帯域を必要とするコンテンツの普及も大きい」(福田氏)と分析した。

 同氏は昨今の世界経済の低迷を考慮しても、2009年もネットワーク利用量は増加すると予測。日米間のネットワーク回線は、2009年末には270Gbps、2011年には640Gbpsにまで拡大しないとニーズに対応できないと予測し、今後も引き続き爆発的にネットワーク帯域へのニーズが拡大していくと予想した。

 このようなユーザーニーズに応えるべく、NTTコムでは前述のように2008年にT1600を導入した。その理由について、福田氏は「年々、爆発的に増加するネットワーク利用量、特に日米間の回線需要は急速に増えていた。これに対応するためには、ルータの増設などによるキャパシティアップが必須の状況だった」と説明する。しかし、当時利用していたT640をただ増設するだけでは、設備・運用コストが増加し、設置場所や電力も大量に必要になる。

 そこで、T1600へのアップグレードを検討を開始したという。アップグレードであれば、電源モジュールやバックプレーンなど一部のコンポーネントを差し替えるだけで、既存のバックボーンに配備されたT640の筐体を再利用しながら、同じスペースで2倍の回線容量を得ることができるからだ。操作性や互換性に関しても、アップグレードであれば同じJUNOS上で動作するため、安心である点も大きかったという。

 また、予想以上に効果があったのが省電力だという。T640を2台設置したのとT1600を1台設置したのを比較すると、T1600では約20%の電力削減が実現できたとした。また、福田氏は今後の傾向として、「先ほどの予測のように、今後も回線需要は拡大していくだろう。それに対応するためには、バックボーンを増強するためにルータの強化が必要になるが、その際にアップグレードによって持続的に性能を向上できる点や、省電力は非常に重要な要素になる。また、今後は仮想化技術も重要だ。ネットワークの仮想化などをうまく利用することで、効率を上げていきたい」と説明した。
関連リンク
NTTコミュニケーションズ

117南無阿弥陀仏:2009/05/25(月) 23:12:03
バス・鉄道 広がる無線通信 移動中に最新情報収集

5月23日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
拡大写真
新幹線内で無線インターネット接続を使用する乗客(JR東海提供)(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 鉄道に続き、バス会社でも無線インターネット環境の整備が進んでいる。通信技術の進展により、走行中でも無線通信が可能になっているためだ。サービス拡充に加え、関連情報の提供によって顧客の獲得を図るのが狙いで、今後も公共交通機関への導入が進みそうだ。

 京浜急行バスはワイヤ・アンド・ワイヤレス(東京都港区)と共同で、6月から羽田空港路線などのリムジンバス全182台に無線ブロードバンド接続サービスを開始する。ノートパソコンのほか、携帯ゲーム機にも対応した通信規格を採用。今後は専用のポータル(玄関)サイトを立ち上げて目的地の情報などを提供する予定で、「外国人旅客らが観光情報を収集するのに役立つ」と説明する。

 東京空港交通も8月から、成田・羽田両空港路線のリムジンバス全350台で同様のサービスを本格展開する予定だ。

 鉄道でも無線通信サービスが広がっている。JR東海は3月から、東海道新幹線N700系車内での無線インターネット接続サービスを始めた。鉄道では東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」(首都圏都市鉄道)が2006年にサービスを開始しているが、JR東海は高速鉄道として国内初。車内の無線ネットワークから、沿線に設置したケーブルを通して車外のインターネット設備と通信する仕組みを構築。回線速度はメールの送受信などには十分な毎秒2メガ(1メガは100万)ビットを確保し、高速走行中でも利用が可能だ。

 併せて、これまで東京駅など「のぞみ」が停車する6駅に限られていた駅待合室の無線ネットワーク設備の整備を新幹線が停車する全17駅に拡大した。

118南無阿弥陀仏:2009/05/29(金) 23:02:28
NTTドコモが金融サービス開始へ…みずほ銀と提携


 携帯電話事業最大手のNTTドコモがみずほ銀行と提携し、携帯電話を使った送金サービスなど金融業務に乗り出す方向で検討していることが27日、分かった。銀行代理店制度を活用し、みずほ銀の為替業務を代理で行うもので、早ければ今夏にもサービスを始める。金融機関以外の大手企業が同制度を利用して送金サービスに参入するのは国内初。ドコモはサービス充実で、顧客の囲い込みを強化する。

 送金サービスは、ドコモの加入者同士なら、相手の電話番号を入力するだけで、相手の指定口座に振り込みができる仕組み。振込先の口座番号が分からなくても、電話番号を知っていれば送金でき、みずほ銀以外の口座にも振り込める。

 利用するには、ドコモのインターネット接続サービス「iモード」で申し込み、振り込み料金は携帯電話利用料に上乗せして徴収する。サービスの利用料金をいくらにするかは検討中という。

 安全性は暗証番号などで確保する。誤送金を防ぐため、相手に事前に送金の内容と目的などを電子メールで送り、意思を確認した後、振り込む仕組みを想定している。振込額の上限は3万円前後にする見込み。

 ドコモでは、金融庁の許可を得て、今夏にも新サービスをスタートさせる見通し。

 ドコモが活用する銀行代理店制度は、一般の事業会社でも金融庁の許可を得て、銀行の代理店として預金の引き出しや預け入れ、振り込みなどの金融サービスを行うことができる制度。2006年4月に施行された改正銀行法により可能になった。

 携帯電話を利用した送金サービスは、3000万人の顧客を持つKDDI(au)が三菱東京UFJ銀行と共同で、「じぶん銀行」を設立、昨年7月から開始している。

 ただ、KDDIのサービスでは専用口座を新設する必要がある。そのため、口座を開設する必要のないドコモの新サービスのほうが、安全性さえ確保できれば使い勝手はよさそうだ。

 ドコモはこの新サービスで5400万人のユーザーの囲い込み戦略を強化する。また、みずほ銀も手数料収入の増加などが期待できる。

119南無阿弥陀仏:2009/05/29(金) 23:28:32
ソニエリ、PS3と連係する携帯電話「Aino」発表

5月29日14時17分配信 ITmediaニュース
PSPのリモートプレイ技術を搭載したAino

 Sony Ericssonは5月28日、年末商戦向けの新端末を発表した。

 1210万画素カメラを搭載した「Satio」のほか、プレイステーション 3(PS3)と連動する「Aino」、ジェスチャーでゲームができる「Yari」を披露した。

 AinoはPSPで採用されているリモートプレイ技術を導入しており、ユーザーはAinoからPS3内のコンテンツを操作できる。PS3とAinoのローカル接続からでも、インターネット経由でも操作が可能。欧州の一部地域では、PS3にテレビ番組を録画する「PlayTV」サービスもAinoから利用できる。

 Wi-Fi経由でPC内のコンテンツをAinoに転送する「Media Home」ソフトも搭載されている。Ainoを充電スタンドにセットするだけで、自動的にPCとAinoのコンテンツが同期化される(PCにSony Ericssonの「Media Go」ソフトをインストールする必要がある)。

 810万画素カメラ、3インチディスプレイ、タッチ機能も備え、通信方式はGSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900、UMTS/HSPA 850/1900/2100。サイズは105×50×15.5ミリ、重さ134グラム。オブシディアンブラックとルミナスホワイトの2色で、2009年第4四半期初めに一部地域で発売予定。

 一方、Yariは「日本以外の市場で初めてのジェスチャーゲーム携帯電話」という。本体を傾けたり振ったりしてゲームをプレイすることができ、ゲーム専用のボタンも供える。

 500万画素カメラ、音楽プレーヤーなどの機能も備え、通信方式はGSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900、UMTS/HSDPA 900/2100に対応する。サイズは100×48×15.7ミリ、重さは115グラム。アクロマティックブラックとクランベリーホワイトの2色で、2009年第4四半期初めに一部地域で発売予定。

120南無阿弥陀仏:2009/06/20(土) 15:47:55
電話を革新する『Google Voice』に、通信市場が制覇される?

2009年3月16日

Ryan Singel, Scott Gilbertson, Priya Ganapati.

米Google社は3月11日(米国時間)、電話音声関連の多様な機能を統合した新サービス『Google Voice』を発表し、壮大な構想を語った。

同社は、Google Voiceが世界の通信ハブになることを目指すと述べている。携帯電話会社から『Skype』や米Microsoft社まで、非常に多くの企業が影響を受けることになりそうだ。

無料サービスのGoogle Voiceは、「1つの番号で、生活のあらゆる場面にアクセス」を提供する。つまり、1つの電話番号への着信が、職場、モバイル機器、自宅、ホテルの部屋などどこへでも転送されるのだ。
ユーザーは、米国内では無料通話を利用でき、国際電話でもSkypeより安い通話レートが適用される。固定電話と携帯電話、パソコンのいずれからも、同サービスに接続できる。
ボイスメール(留守電メッセージ)はプログラムによってテキスト化され、電子メールやショート・メッセージ・サービス(SMS)のメッセージで転送される。そのほかにも、SMSメッセージのスマートな取り扱いや、無料の電話会議など多数の特徴を備える。
Google Voiceは、Google社が2007年7月に買収したウェブサービス『GrandCentral』を基盤に構築されている。狙いは明らかに、Skypeが抱えるIP電話ユーザー4億人の一部を取り込むことだ。だが同社の挑戦は、Skypeに取って代わるというよりもむしろ、人々の通信の仕方を全面的に革新することに向けられている。そして、誰が電話を発信しても、どの電話会社が固定電話の通話料を課金しても、Google社は必ずそこに介在することを目指しているのだ。
IP通信の調査分析を手がけるカナダのJ. Arnold Associates社で代表を務めるJon Arnold氏によると、Google Voiceはいずれ『Google Apps』と連携するようになり、中小企業が現在使っているMicrosoft社『Outlook』などのビジネス・コミュニケーション・ツールにとって脅威となるという。
Arnold氏はこう語る。「これによってGoogleは、ユーザーの通信センターのハブになる。Microsoft社はOutlookについて懸念し、電話会社もGoogle社の壮大な野望を懸念するはずだ。アドレス帳を管理することは顧客を管理することなのだ」
技術コンサルタントのKapil Sachdev氏は3月12日、この新アプリケーションを試したあとで、「Google Voiceは自由をもたらす」と評価した。同氏によると、これに比べてSkypeは制限されている。「Skypeを使うときは常にコンピューターに縛られる」からだ。
しかし、Google Voiceを警戒する必要があるのはSkypeだけではなさそうだ。
Google Voice製品マネージャーのCraig Walker氏は、Google Voiceは従来の電話ソフトウェアに対する脅威となるという主張はしなかったが、Google Voiceの目指すものの一例として企業内PBXシステムを取り上げた。「(PBXシステム)には多種多様な機能を実装しうるが、使いこなすのは非常に難しい……。当社の目標は、こういった管理機能を望むユーザーを獲得することだ」
ただし、企業向けVoIP関連サービスを提供する米Citrix Online社で音声サービス部門のゼネラルマネージャーを務めるBen Lilienthal氏は、近い将来に企業がGoogle Voiceに乗り換えることはないだろうと考えている。
Lilienthal氏は、「一般ユーザーにとっては確かに魅力的なサービスだが、ビジネスユーザーにとっては、必ずしも望まれる道ではない。一般ユーザーが気にしないことでも、ビジネスユーザーは懸念するような問題は多くありうる。例えばサービスがうまく稼働しないときに、ヘルプデスクは人間だろうか? サービスの信頼性は高いだろうか?」
Lilienthal氏は、Gmailで最近障害が起こったことを例にあげ、企業はこうしたサービスには慎重になるだろうと述べた。
一方でGoogle Voiceは、『SpinVox』のような音声テキスト変換サービスを手がける新興企業にとっても、存続にかかわる脅威となる。SpinVoxは、ユーザーのボイスメールメッセージを検索可能なテキストに変換し、Skypeや『Twitter』との連携もサポートする。

音声テキスト変換は、Google社が推進するモバイル検索の事業構築において、基盤の一角となる技術だ。すでにGoogleは同じ技術を使って、無料の411サービス[電話番号案内サービス]や、『iPhone』向けの音声検索アプリを提供している。ユーザーが残すメッセージから集めるサンプルが増えれば増えるほど、音声テキスト変換のアルゴリズムが改善され、より収益性の高い新ビジネスに応用されるのは間違いない。

Google Voiceの機能に関するより詳しい情報については動画を見てほしい。以下はボイスメールをテキスト化する機能の紹介だが、Google公式ブログおよびYouTubeのGoogleチャンネルには、Google Voiceの機能を紹介する動画が他にもたくさんある。

121南無阿弥陀仏:2009/06/21(日) 10:13:32
ウィルコム、ついにモバイルSuicaに対応--7月5日より

 JR東日本とウィルコムは7月5日より、ウィルコムのFeliCa対応端末向けに「モバイルSuica」サービスの提供を開始する。

 対応機種は「WX340K」と「BAUM(WX341K)」。すでに販売されている端末については、「モバイルSuicaアプリ」をダウンロードして利用できる。今後、モバイルSuicaアプリをプリインストールしたWX340KおよびBAUMを発売する予定だ。

 なお、ウィルコム端末向けのモバイルSuicaサービスでは、銀行チャージや時刻乗換案内といった機能が利用できない。今後、JR東海のEX-ICサービスの提供も検討しているとのことだ。

122南無阿弥陀仏:2009/06/21(日) 10:16:28
ウィルコムの“次世代PHS”「XGP」を試す
秋葉原で下り通信速度11Mbpsを記録
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図1 パソコンにPCカード型端末「GX000IN」を挿して使う。パソコンは2台を使用。東京・丸の内、秋葉原、虎ノ門では東芝の「dynabook SS RX1/T7E」で、西新宿、品川ではパナソニックの「Let's note CF-R6」で計測した
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図2 「GX000IN」接続用のユーティリティ。シンプルなユーザーインタフェースである
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図3 通信測定の結果。参考値として、ウィルコム本社がある港区虎ノ門(屋外は虎ノ門1丁目交差点付近、屋内はウィルコム会議室)の数値も掲載した
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図4 西新宿でFTPサーバーからファイルをダウンロードした際の通信の様子。伝送速度が遅い場所でも接続は安定している
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 ウィルコムは2009年10月から、最大20Mbpsのデータ通信サービス「WILLCOM CORE XGP」を開始する。本サービスに先駆け、現在はMVNO事業者や一部企業などを対象に、エリア限定の試験サービスを実施中だ。日経パソコンは、WILLCOM CORE XGPの通信端末を入手。実際の通信速度を測ってみた。

 WILLCOM CORE XGPは、マイクロセルなど、PHSの従来の技術をベースに新たに開発した「XGP(eXtended Global Platform)」という規格を採用している。上りと下りの伝送速度は同じで、理論上の伝送速度は最大20Mbps。現時点では、JRの東京、品川、渋谷、新宿、池袋、秋葉原と主要駅を中心に、山手線内の一部エリアで利用できる。

 今回は、ネットインデックス製の「GX000IN」の試作機を使い、東京の丸の内、秋葉原、西新宿、品川のオフィスビル街でテストした(図1)。各所の屋外と屋内で、編集部が用意したFTPサーバーに接続。サーバーからサイズが10MBのファイルをダウンロードするのにかかった時間(下り)と、サーバーに10MBのファイルをアップロードするのにかかった時間を計測して、平均の実効速度を割り出した。加えて、RBB TODAYが提供する通信速度測定サイト「speed.rbbtoday.com」でも速度を測定した。

123南無阿弥陀仏:2009/06/21(日) 10:17:05


 その結果は表の通りである(図3)。通信環境による差はあるものの、FTPの転送速度は上りが5M〜6Mbps程度、下りが3M〜4Mbps程度、RBB TODAYの通信速度測定サイトでは上りが5M〜7Mbps程度、下りが5〜8Mbps程度となった。

 中でも高速だったのは、秋葉原の屋内である。いずれの数値もほかの場所より高い。通信速度測定サイトで測定した下りの速度は11.39Mbpsだった。ウィルコムによると、WILLCOM CORE XGPの基地局には256QAMという変調方式と64QAMという変調方式に対応した基地局があり、256QAMの方が伝送速度は速い。「通常の実効速度は上下とも8Mbps程度だが、256QAMの基地局につながると11Mbpsを超える速度を得られる」(ウィルコム)という。秋葉原は、このケースだったと考えられる。

 なお、伝送速度が1M〜2Mbpsと比較的低い場所でも、通信が途切れることはなく、安定しているため、ファイルの転送やWebサイトの閲覧、動画の視聴などに問題はなかった(図4)。

電車の中でYouTubeを見てみた


 WILLCOM CORE XGPはまだ試験サービス中ということで、「移動しながらの通信については調整中」(ウィルコム)だ。だが今回は、JR山手線の秋葉原から品川まで、電車に乗りながらの通信も試みた。

 JR秋葉原駅のホームに停車中の伝送速度は11Mbps。秋葉原駅から神田駅までの間は、電車走行中も2M〜3Mbpsの速度が得られた。「YouTube」にアクセスしてHD動画を再生してみたところ、ストレスなく視聴できた。ただし、新橋から品川までは接続と切断を繰り返す状態。通信は安定しない。品川から新宿間も、ほとんど圏外の状態だった。

 今回使用してみて、WILLCOM CORE XGPの圏内ではかなり快適に通信できると感じた。通信環境が良い場所では、10MBのファイル転送も十数秒で終わる。通信環境があまり良くない場所でも、安定して1M〜2Mbps弱の速度が得られるため、Web閲覧やメールの送受信には全く問題がない。

 今後の関心事は、やはり通信エリアと通信料金だろう。2009年7月にUQコミュニケーションズがWiMAXを、8月上旬にイー・モバイルがHSPA+を使ったサービスを開始すると発表している。各サービスはどのエリアで、どの程度の料金でサービスを提供するのか。それが利便性を左右することになる。

ウィルコムのサイト

124南無阿弥陀仏:2009/06/21(日) 10:18:07
UQ、モバイルWiMAX「UQ WiMAX」を7月1日より有料サービスに
WiMAX搭載PCからの利用方法、1日プラン・お試しプランなども発表

同社代表取締役社長の田中孝司氏

発表会にはパートナー各社の代表も出席

パートナー各社から発表されたWiMAX搭載PC


 UQコミュニケーションズ株式会社は6月8日、モバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」を7月1日より有料サービスとして提供することを発表した。あわせて、各種サービスやMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体サービス事業者)、WiMAX搭載PCなどリテールデバイスとの接続方法なども発表した。

 WiMAXは、IEEE 802.16eを基に規格化された高速ワイヤレスインターネットの愛称。無線LANと異なり、広いエリアで高速ブロードバンド環境を利用できるのが特長。同社では、今年2月より関東エリアで試験サービスを開始しており、今回正式サービスを7月より行うことを発表した。

 同社代表取締役社長の田中孝司氏は、「UQが目指すのが、“いつでも”“どこでも”“あらゆるものが”ブロードバンドにアクセスできる世界の実現。これを実現するためには、標準規格をベースとしたオープンなモデルが必要。今回、デバイスのオープンモデルとネットワークのオープンモデルの2つのオープンモデルをスタートすることを発表する」と紹介。

 デバイスのオープンモデルは、通信事業者がサービスや製品などを統合して提供するのではなく、さまざまな企業が接続用のデバイスを提供できるようにするもの。これにより、WiMAX搭載PCを購入したユーザーは、製品購入後に利用する通信事業者を選択し、WiMAX経由で登録することができる。

 ネットワークのオープンモデルでは、同社以外の企業がUQ WiMAXの回線を利用したMVNO方式の接続サービスを発表。田中氏は、「これにより、業種や業界を超え、さまざまなオペレーターが登場することになる」と、ネットワークサービス自体に各社が参入できるオープンなモデルにより、WiMAXの普及を促進すると述べた。

WiMAX搭載PCからWiMAX経由でオンライン登録が可能 7月以降、各社から対応デバイスおよびWiMAX搭載PCが発表される予定 MVNO参入企業も今後拡大していく

125南無阿弥陀仏:2009/06/21(日) 11:02:55

 このほか、7月より開始される有料サービスの各種料金プランも発表。定額プランの「UQ Flat」は月額4480円(登録料は2835円)で提供。また、1日だけ利用できる「UQ 1 Day」は日額600円(登録料は無料)で10月1日より提供される。そのほか、複数のWiMAXデバイスを使い分けられる「WiMAX機器追加オプション」は、追加1台あたり月額200円(2010年1月までは無料)で提供される。なお、WiMAX機器追加オプションは最大2台まで追加(合計3台)でき、同時接続できるのは1台のみとなっている。また、無線LANサービス「UQ Wi-Fi」を10月1日より提供。UQ FlatおよびUQ 1 Day利用ユーザーに無料で提供されるオプションで、東海道新幹線や都営地下鉄、19の空港などで利用可能となっている。

基本プランのUQ Flat 1日利用のUQ 1 Day


複数のWiMAXデバイスを使い分けられる機器追加オプション Wi-Fiスポットが無料で利用できるUQ Wi-Fiオプション


 7月からの有料サービスで提供されるエリアは、関東・中部・関西の3エリア。「関西エリアで空白の地域が目立つなど、エリアの拡充は不十分。着実に基地局を設置していく」と、サービス提供エリアに関しては、順次拡大する考えを示した。なお、サービス申し込み前に接続可能かどうかを確認できるよう、「Try WiMAX」というお試しサービスを7月1日より提供することも発表。Try WiMAXは、データ通信カードやWi-Fiゲートウェイセットを15日間無償貸与するサービス。そのほか、7月1日より同社サイトにおいて、接続可能なエリアをピンポイントで検索できるサイトも公開するとしている。

エリア別の設備状況−関東エリア エリア別の設備状況−中部エリア エリア別の設備状況−関西エリア

米Intel主席副社長 兼 最高セールス&マーケティング責任者のショーン・マローニ氏


 発表会には、米Intel主席副社長 兼 最高セールス&マーケティング責任者のショーン・マローニ氏も出席。「データ通信量は急速に増加しており、スマートフォンの場合で音声通信の30倍、ノートPCにいたっては音声通信の450倍もの帯域幅が必要となっている。インターネットはすでに生活の中心になっており、WiMAXはよりデータを送る環境を整えるものになっている」と、増加するモバイルでのデータ量に対応するのがWiMAXであると強調。「WiMAXを普及するためには、業界全体でのエコシステム構築は重要。日本では、13社のOEMパートナーがWiMAX搭載PCへのコミットメントを表明していただいた。世界全体でみても、2009年末までに100モデル以上のWiMAX搭載PCが出てくる」と、ブロードバンドアクセスの新たな波が広がっていると述べた。

126南無阿弥陀仏:2009/06/25(木) 21:55:18
ドコモ、「T-01A」の販売を中止――“011”から始まる番号に電話できない不具合

6月22日17時24分配信 +D Mobile
「T-01A」

 NTTドコモは6月22日、東芝製のWindows Mobile搭載スマートフォン「T-01A」に不具合が見つかったことから、販売を一時中止すると発表した。

 ソフトウェアの一部不具合により、“011”から始まる電話番号に音声発信を行うと、利用できない旨のガイダンスが流れて接続できなくなるという。市外局番が011の地域は、北海道札幌市、江別市、北広島市、空知郡南幌町。

 T-01Aは6月19日に発売され21日までに約2600台を販売。この不具合については、ユーザーから3件の申告があったという。端末ユーザーには個別に連絡の上、2〜3日中にドコモのWebサイト上に更新ソフトを提供する予定。また端末の販売再開は6月28日を予定している。

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127南無阿弥陀仏:2009/06/25(木) 21:57:26
新Android携帯「myTouch 3G」、T-Mobileが発表

6月22日14時28分配信 ITmediaニュース
「T-Mobile myTouch 3G」は最初のAndroid携帯「G1」に続くモデルだが、物理的なキーボードはなく、iPhone同様にバーチャルキーボードのみとなる

 米キャリアT-Mobile USAは6月22日、Android携帯第2弾「T-Mobile myTouch 3G」発表した。今夏全米で発売する。

 myTouchは、T-Mobileは昨年発売した「Android G1」に続くモデル。G1と同じくHTCが製造しており、英Vodafoneなどほかのキャリアからは「HTC Magic」という名称で販売されている。3.2インチのタッチスクリーンを搭載し、G1とは違って物理的なキーボードはなく、バーチャルキーボードで入力する。320万画素カメラ、音楽再生機能、動画撮影機能、4GバイトのmicroSDカードを備え、Wi-FiおよびT-Mobileの3Gネットワークに接続できる。

 検索、地図サービス、YouTube、PicasaなどGoogleの各種サービスのほか、ユーザーの好みを学習して自身をカスタマイズする地域情報検索アプリ「Sherpa」も搭載する。アプリストアAndroid Marketでソフトをダウンロードすることも可能だ。マルチタスクにも対応する。

 T-Mobileは7月8日にMyTouchの予約受け付けを開始する。価格は2年契約付きで199.99ドル。出荷は7月後半からの予定。

128南無阿弥陀仏:2009/06/27(土) 10:00:04
日本初となる「Googleケータイ」が、いよいよ発売される。
この携帯電話は、NTTドコモが発売するHTC製「HT-03A」で、5月の発表以来、ケータイファンの間で
注目を集めている。日本では初となるGoogle製OS「Android」(アンドロイド)を搭載している。

海外ではすでにAndroidが搭載された機種が発売されている。日本でもGoogleケータイが発売されるのを
今か今かと待ちこがれていた人も多数いるはずだ。

Androidは、Googleが提供するいろいろなサービスをケータイ向けにアレンジして提供する。
たとえば、強力な検索機能。画面上のあらゆるところから自由自在にキーワード検索が行える。
検索対象はケータイの中にあるデータに加え、インターネット上のデータに対応。電波が繋がるところ
ならば、いつでもインターネットでキーワード検索ができる。また、GmailやGoogleカレンダーといった、
パソコン版ではおなじみの便利なサービスが、手軽に使えるのも見逃せない。

特に面白いのが、内蔵されている地磁気センサーを使ったサービスだ。
地磁気センサーは、ケータイの傾きを感知する、いわゆる電子コンパス。
地図サービス「Googleマップ」で検索した地点を実際の写真で見ることができる「ストリートビュー」
では、ケータイを傾けるとその視点に合わせて写真の角度も変わる。実際に使ってみると、地図の中に
入ってしまったかのような錯覚を受ける。

この地磁気センサーとGPS機能を組み合わせることで、ケータイをかざした方向に見える星座を
画面上に表示する「星座機能」や、国内外の名所までの距離と方角を表示する「ランドマーク機能」
などを実装。Googleの機能とケータイの機動性が融合され、これまでにないユニークなサービスが
実現した。

本体の方は、タッチパネル式の小型なボディに、ケータイとしては珍しいトラックボールを搭載。
タッチパネルのレスポンスは問題なく、ストレスなく文字入力も行える。また、トラックボールは
使ってみるまでは不安だったが、実際使ってみると画面のスクロールや各機能の選択などが軽快に
行えることに多少の驚きを覚えた。意外にもケータイとトラックボールは相性がよいようだ。

もうひとつ注目したいのが、専用アプリケーションをダウンロードできる「Androidマーケット」だ。
ゲームや各種実用アプリをダウンロードして追加することで、自分に合ったケータイにしていくことが
可能となる。アプリは無料と有料のものがあるので、まずは無料のものから試していくといいだろう。

全体的に小型なボディでハンドリングがよく、また、OS自体も軽快でストレスをあまり感じない。
普段パソコンでGoogleの各種サービスを使っている人は、これ1台あればほぼ代用できてしまうのでは
ないだろうかとさえ思えてしまう。発売後、どのようにユーザーに受け入れられるのかが楽しみだ。

ソースは

129南無阿弥陀仏:2009/06/27(土) 10:07:50
○docomo PRO series HT-03A  スペック
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/pro/ht03a/

お、いいかも?と思って調べてみた。

- ttp://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/pro/ht03a/

非対応が多すぎるだろ。常識的に考えて・・・

要するにググルはケータイの機能は使わずに、ググルのサービスだけ
使えっていう発想なのか。とにかくケータイは安く作れるようにして、
機能付けるとしても、それはググル側が望んだ場合だけ。

130南無阿弥陀仏:2009/06/27(土) 15:13:41
■docomoSH-06Aを、頭金3,150円で持ち得る

最安プラン+パケホーダイダブル(フルブラウザ)を契約

端末代  基本料  imode パケホーダイ(フルブラウザ)  月総額(フルブラウザだと)
2,450円+980円 + 315円 + 4,410円(5,985円)  =  8,155円(9,730円)
                                  ~~~~~~~~~~~~~~~~~
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0906/11/news050.html

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■新型iPhone3GS 16GBを、頭金0円で持ち帰る

最安プラン+パケット定額フル(フルブラウザ込)を契約

端末代  基本料 S!ベーシック パケ定フル  月々割   月総額(フルブラウザ込)
2,400円+980円 + 315円 + 4,410円 − 1,920円 =6,185円
                                 ~~~~~~~~
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/45691.html

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■今使ってる携帯を最低限プランにして、iPhone3G[S]16GBを購入

最安プランに変更

基本料 WEB基本
980円 + 315円 =  1,295円

現携帯  iPhone月額   月総額(iPhone端末代込み)
1,295円 + 6,185円 =  7,480円      ←←←ドコモ1台より安い不思議!

156 KB [ 2ちゃんねる 3億PV/日をささえる レンタルサーバー \877/2TB/100Mbps]

131南無阿弥陀仏:2009/06/27(土) 20:24:52
とりあえず、前夜祭の様子。

ttp://www.youtube.com/watch?v=1DfXkP797QA

ttp://www.youtube.com/watch?v=PIwURH2UmPs

757 :iPhone774G:2009/06/27(土) 11:29:09 ID:6gKU5P9Q0
しかしこんなイベントはドコモやAUじゃ絶対ねーよな。
社長がこんなとこに来るか普通。


758 :iPhone774G:2009/06/27(土) 11:31:57 ID:ytv6/sfz0
自虐ネタで禿をネタにしたりとかなかなかいないぞこんな社長w

759 :iPhone774G:2009/06/27(土) 11:55:00 ID:RQ/ggfTm0
去年の握手を見たときも感動したなぁ。
天下りどもには到底できん芸当だよな。

760 :iPhone774G:2009/06/27(土) 16:22:33 ID:pi2i82010
小野寺なんか3GS発売直前にiPhoneに触った事をないのを自慢しつつ
「iPhoneもやっている事は俺達の商売と一緒だろ?」
とほざいてたぐらいだしな

761 :iPhone774G:2009/06/27(土) 16:44:01 ID:4bxDzX/T0
あのキャリアはそっとしておいてあげて。真面目にジリ貧なんだから…w

762 :iPhone774G:2009/06/27(土) 17:39:41 ID:E7eqT1tP0
たしかにハゲはカリスマ性あるわ

132南無阿弥陀仏:2009/06/30(火) 19:57:02
<地デジ>著作権保護技術無効の装置出回る 有効な対策なし

6月29日15時42分配信 毎日新聞
 地上波デジタル放送(地デジ)で番組の録画・コピーを規制するため導入されたB−CAS(限定受信)システムを巡り、規制を一切無効にできる受信機「フリーオ」が出回り、波紋を広げている。著作権保護のために政府や業界が鳴り物入りで同システムを導入したものの、フリーオの出現で完全に骨抜きにされ、有効な対策がないまま放置状態が続く。フリーオを販売している業者は「法的に問題ない」とネット上で販売を続ける構えで、混乱の中での地デジ全面移行は消費者に不信感を広げそうだ。【情報社会取材班】

 デジタル放送はアナログ放送と異なり、コピーを繰り返しても画質が落ちない。政府と業界は著作権保護のため、一番組の録画回数を制限する同システムを地デジ受像機に組み入れた。フリーオは、パソコンに取り付けるテレビ放送の受信機で、地デジなどの録画規制を一切無効にする。パソコンからDVDなどへ何度もコピー可能で、編集も自由にできるようになり同システムは骨抜きにされる。

 地デジ用のフリーオは07年秋からインターネット上で販売。価格は2万円前後。サイトでは代表者名や所在地など一切を明かさず、台湾で製造しているという。サイト上で連絡すると、国際郵便を使った通信販売が可能になる。今年5月下旬には東京の電器店が店頭販売した。

 同システムは、放送業界と家電業界の合意で導入されたもので法的根拠はない。国の情報通信審議会の検討会では、フリーオにどう対処するか方針は決まらず、同システム以外の方法も検討中だ。

 フリーオの販売業者に毎日新聞がメールで質問を送ったところ、英文のメールで回答があった。「一体どんな法律を破ったと言うのか」とし、「スタッフは2人。本業は別でパート(副業)として働いている」としている。さらに「日本の地デジ放送の規格普及を目指しており達成されつつある」と日本の放送行政を皮肉ったともとれる文言もあった。

 フリーオを店頭販売した東京・秋葉原の店長は「地デジを研究している顧客からの要望で試験販売した。他にも店頭販売していた店はあったようだ」と話している。

 国の審議会では、録画規制が事実上無意味となったため、莫大(ばくだい)なコストをかけたこの規制を疑問視する声すら上がっている。

 2011年7月の地デジ完全移行で、従来のアナログ受信テレビはそのままでは使えなくなる。地デジの録画規制は、「無料放送なのに番組録画に制限がかかるなど使い勝手が悪くなった」などと利用者から不満もある。

 また同システムを開発したB−CAS社が、視聴に必要なカードの認証を独占しているなどの問題も指摘されている。フリーオは録画規制を巡る複雑な背景につけ込む形で登場したといえる。

 総務省・情報通信作品振興課の話 国の検討会で、技術面と法令などの制度面での規制について審議中。現時点ですぐに法規制を行うという状態ではない。

 ◇B−CASシステムとは…

 日本の地上波デジタル放送にはスクランブル(映像のかく乱)が施されており、これを解除して番組を見るには、放送・家電業界が設立した「B−CAS社」(東京都)発行のB−CASカードが必要。地デジ対応テレビやDVDレコーダーを買えば付いており、放送受信機に挿入するとスクランブルが解除される。録画は当初、1回のみ可能だったが、制限が強すぎるとの批判などから、08年夏に10回までに拡大された。しかしフリーオは、米国に設置したサーバーから送られてくるスクランブル解除用のデータを利用者が取り入れることで、カードが不要になる。

133南無阿弥陀仏:2009/07/01(水) 21:45:51
Androidアプリで日本のすごさを世界に証明して--グーグル担当者が呼びかけ

 6月26日に東京都内で開催された、携帯電話用プラットフォーム「Android」のユーザー会である日本Android主催のカンファレンス「Android Bazaar and Conference 2009 Spring」では、グーグル日本法人でAndroidアプリの開発者支援をしているデベロッパー アドボケイトのクリス・プルエット氏が登場。日本の開発者に、Androidアプリの開発を呼びかけた。

 「日本は他国に比べて携帯電話アプリやモバイルインターネットの歴史が長く、アプリ開発者も多い。高い品質のアプリを日本から配信できればAndroidの価値が高まる。Androidの成功は日本での成功にかかっている」と日本の開発者に大きな期待を寄せる。

 iPhoneとの違いについては、アプリの審査が一切ない点を挙げた。ユーザーからのクレームがあるまでGoogleはアプリの配信を停止するといったことはしないのだという。「何が良いか悪いかは、ユーザーのほうが詳しい。オープンな世界にして、ユーザーに任せたい」

 ウイルスなどが仕込まれた悪意あるアプリが登場する危険性もあるが、プルエット氏は「そもそも、Androidはセキュリティ対策がされているOSなのでスパイウェアなどは作りにくい。また、端末内の電話帳などのデータにアクセスするアプリであれば、その旨がインストール時に表示されるので、そのリスクをユーザーが判断できる。ユーザーがうまく選択できるように作っている自信がある」と断言した。

 なお、GoogleではAndroidのアプリ配信サービス「Androidマーケット」に関して、日本で公開してから1〜2カ月間は無料アプリのみ配信する計画だという。「ユーザーがAndroidマーケットでアプリをダウンロードするという習慣を作りたい。いつ課金されるかわからないような状況ではユーザーが萎縮してしまう。リスクが低い状況でないと、ユーザーは動かない。逆にアプリが無料であれば、一度は使ってみるだろう」。実際、同じ手法を米国で採用したところ、ほとんどのAndroidユーザーが大量にアプリをダウンロードしたとのことだ。

 8月には、Androidアプリの世界コンテスト「Android Developer Challenge 2!」が開かれる予定。優勝者には賞金25万ドル(邦貨換算で約2400万円)が渡される予定だ。「日本のすごさをコンテストで証明して欲しい」とプルエット氏は参加を呼びかけていた。
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134南無阿弥陀仏:2009/07/01(水) 21:46:23
Android、OSは無償でも初期開発コストは想像以上に高い--HTC、HT-03A説明会を開催

 HTC Nipponは5月20日、NTTドコモの夏モデルとして発表した「Android」搭載端末「docomo PRO series HT-03A」の説明会を開催した。

 HTC Nippon代表取締役社長のデビッドコウ氏は、まずHTCにおける2008年を振り返り、グローバルで年間1200万台の端末を出荷したとした。

 2008年10月には、世界初となるAndroid端末「T-Mobile G1」を発売。Windows Mobileを搭載したスマートフォン「Touch Diamond」「Touch Pro」も発売から3カ月で100万台以上を出荷するなど好調で、売上高は対前年比で28.7%増。今年も第1四半期、第2四半期とも順調で2桁成長を見込むとし、好調ぶりをアピールした。

 HTCは、Windows Mobile端末とAndroid端末の両方に力を入れている。その理由として、「Windows MobileとAndroidは補完するもの。それぞれメリットと特徴がある。Windows Mobileは、OutlookやカレンダーなどPCとの同期、Word、Excel、Power Pointとの互換性を持つ。それぞれセグメントや年齢も異なるユーザープロフィールがある。複数の端末を提供してさまざまなユーザーのニーズに応えていく」と説明した。

 一方で、G1も10万台、30万台といった大規模な事前発注が相次ぎ、数カ月で100万台を超えたと話す。

 また、G1のユーザー属性についても明らかにした。G1ユーザーの80%は毎日インターネットをしているほか、Androidマーケットから平均約40以上のアプリをダウンロードしているという。さらに約50%のユーザーが、毎日Wi-Fiを利用しているという。

 音声中心の携帯電話と比べて50倍のデータ通信を行っており、大半のユーザーは最低週1回はFacebookやYouTubeを使っているとした。

 「これは、新しいタイプのユーザーで、現在の米国のトレンド。まもなく日本のユーザーもこのような革新が起きるだろう」(デビット氏)とした。

 日本でNTTドコモから6月〜7月に発売される予定の「HT-03A」は、Android端末の第2弾となる「HTC Magic」をベースにしたものだ。2009年2月にGSMA Mobile World Congress(MWC)で発表された。現在、Magicは欧州、台湾で発売されている。

 HT-03Aには「ケータイするGoogl」というキャッチコピーが付けられた。Google検索はもちろん、Google マップ、Gmail、YouTubeといったGoogleのサービスが1台で簡単に利用できるのが特徴だ。「地磁気センサー」を搭載し、自分の向いている向きに合わせて上下左右360度映像が表示される「ストリートビュー」が利用できる。

 Androidは、オープンソースの携帯電話プラットフォームだ。ライセンス料がかからないというメリットがある一方で、「OSは無償でも、ハードウェアやサービス、アプリの開発にはコストがかかる。初期の開発コストは想像以上に高いもの。従来のOSのライセンス料が占める割合は少ないため、大きな差はない。したがって無償のOSだからハードウェアが廉価ということではない」と語る。

 なお、HTC MagicとHT-03Aについて、「ハードウェアは同じ」とした。同じハードながらも日本での発売が若干遅れた点については、「日本語に訳したユーザーマニュアルを作った。ユーザーや通信業者の要件テストにそれなりに時間がかかる。ネットワークの設定は国ごとに異なり、アンテナなど技術的な目に見えない部分で相違がある」としている。

 HTCは、日本に参入して3年になる。「キャリアのニーズ、日本のユーザーが求めているものを把握できている。この経験を生かし、短期間で開発して製品を投入できている」と自信を見せる。

 日本市場は、重要な地域の1つという。「開発期間を短縮しできるだけ早く製品を届けたいと思っている。新しいデバイスを使うために、半年待たなければならないようなことはしたくない。それがHTCだ。過去の製品に関しては、どうしても日本はほかの地域よりも遅れてしまった。十分な経験を蓄積した結果、平行して開発ができるようになり、日本に対してリソースを供給してデバイスに取り組んだ。キャリアと密に最短の期間で日本市場に尽くしていきたい」と語った。

135南無阿弥陀仏:2009/07/01(水) 21:47:16
T-Mobile、Android搭載のスマートフォン第2弾「myTouch」を発表

 次から次へと新しいスマートフォンが発売されるに至って、今夏のスマートフォン市場における競争は、ますます激化してきている。その最新モデルは、T-Mobileが、次なるGoogleの「Android」搭載製品として発売する「myTouch」である。

 T-Mobileは米国時間6月22日、myTouchを発表した。myTouchは、Googleがオープンソースで提供するモバイルOSのAndroidを搭載する、T-Mobileからは2台目のスマートフォンとなる。T-Mobileは2008年秋、世界で初めて、GoogleのAndroidを搭載した携帯電話「G1」を発表した。同社は、これまでに100万台以上のG1を売り上げたと発表している。

 myTouchは、HTCによって製造され、基本的には、「Google Ion」や「HTC Magic」として知られてるハードウェア設計と、全く同じである。2月にバルセロナで開催のGSMA Mobile World Congress 2009において発表されたGoogle Ion/HTC Magicは、すでに現在、世界各国の市場で販売が開始されている。

 Google Ion/HTC Magicは、G1よりも薄型で、Appleの「iPhone」と比較しても、わずかに小型であるとされている。しかしながら、Google Ion/HTC Magicには、320×480ピクセルの解像度となる、3.2インチの大画面タッチスクリーンが搭載されている。また、物理的なキーボードは装備されておらず、3GおよびWi-Fiのネットワークがサポートされている。

 米CNET Reviewsの編集者であるKent Germanは、Google Ion/HTC Magicに関して、「豪華なディスプレイ、良い手触りの操作感、使いやすいインターフェースなどを搭載した、スリムで魅力的なデザインに仕上がっている」との評価を出している。Germanは、これこそ真に期待されていた、Androidを採用する携帯電話にふさわしい製品だと述べている。

 まだGermanは、新たなmyTouchのレビューまでは行っていない。myTouchは、新たな本体カラーや、T-Mobile向けに特別に開発された、ソフトウェア機能の向上などが特徴とされている。

 myTouchには、512Mバイトの内蔵メモリが装備されており、外部ストレージとしては、microSDがサポートされている。標準で4GバイトのmicroSDカードが付属するものの、ユーザーは自由に、より大容量のmicroSDカードへと変更が可能である。

 「Palm Pre」や、Appleの「iPhone 3G S」と同様に、myTouchは、米国内では1つの携帯電話キャリアから、独占的に販売が開始される。販売奨励金により、2年間の契約を結ぶことで、199ドルにて購入が可能である。


この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

136南無阿弥陀仏:2009/07/01(水) 21:52:12
欧州委員会、携帯の充電器をMicro USBで統一へ――Nokia、Appleほか10社が合意

6月30日11時18分配信 ITmediaエンタープライズ
 欧州委員会は6月29日、欧州で販売する携帯電話の充電器の標準化に主要メーカー10社が合意したことを発表した。

 この合意に基づき、各メーカーは充電器のインタフェースとしてMicro USBを採用し、2010年から販売を開始する。合意したメーカーは、米Apple、韓国のLG電子、米Motorola、NEC、フィンランドのNokia、米Qualcomm、カナダのResearch In Motion(RIM)、韓国のSamsung、英Sony Ericsson、米Texas Instrumentsの10社。

 この合意により、欧州で販売される携帯電話の充電器は統一されることになり、ユーザーは本体を買い換えてもそれまでの充電器を使い続けることができるようになる。欧州委員会は、無駄な充電器の販売が削減されることによる環境への影響は大きいとしている。

 携帯の充電規格統一については、2月に携帯通信事業者の業界団体GSM Association(GSMA)がMicro USBの採用を発表している。こちらのイニシアチブには17社が参加しているが、Apple、NEC、RIMは参加を表明していない。


最終更新:6月30日11時18分


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137南無阿弥陀仏:2009/07/04(土) 04:33:49
コモ、携帯電話の番号だけで送金が可能な「ドコモ ケータイ送金」を提供開始

7月2日16時24分配信 RBB TODAY
拡大写真
「ドコモ ケータイ送金」の概要

 NTTドコモは2日、みずほ銀行を所属銀行とした「銀行代理業」の許可を取得し、みずほ銀行と協力して携帯電話を利用した送金サービス「ドコモ ケータイ送金」を発表した。21日より提供を開始する。

【その他の画像やURL】

 「ドコモ ケータイ送金」は、新たな口座の開設や事前登録などの手続きをすることなく、送り手が相手(受け手)の携帯電話番号を指定することで送金などが可能となるサービス。受け手は、送金された金額を任意の銀行口座で受け取るか、または毎月の携帯電話料金に充当する方法で受け取ることができる。送金金額についてはサービス利用料と一緒に、毎月の携帯電話料金に合算して送り手に請求される。なお、銀行口座受取を選択した顧客の振込については、所属銀行であるみずほ銀行が取り扱うとのこと。

 iモード(FOMA)を契約しているユーザが対象で、サービス利用料は送り手側が1回105円(税込)、受け手側はみずほ銀行以外の銀行口座へ振り込む場合は1回65円(税込)。送金限度額は合計2万円までで、受取限度額は1か月あたり合計20万円までとなっている。

【関連記事・リンク】
NTTドコモ

138南無阿弥陀仏:2009/07/04(土) 04:35:03
台湾でiPhone 3GSがプリペイドで登場予定
Filed under: モバイル一般 — Yamane @ 9:56:38

台湾のiPhoneは中華電信が発売していますが、3GSの発売は7月10日からのよう。契約しないと買えませんが、なんとプリペイドSIMカードでのセット販売もされるようです。但し外国人が買えるのかどうかは不明。通常のプリペイドSIMカードと同じ扱いなら「身分証明書2通」で購入できるはずですが。

なお代金には180日間のデータ定額、Wi-Fi定額も含まれているとのこと。それ以降はどうなるのか不明です。って不明ばっかりだな…

価格は
3G8GB - NTD22,900
3G16GB - NTD24,400
3GS16GB - NTD26,400
3GS32GB - NTD29,900

3G8GBはもう終了と思いきややっぱりあまってるのね(笑)。さてこの価格からするとSIMロックないような感じです。ただID 1つにつき1台なのでたくさん買って転売はできないよう。空港で売っていたら面白いのですけど、空港には中華電信のカウンター無いのでだめっぽいです。今度台北行ったら街中で聞いてみようと思います。

しかし香港は来週登場予定なのにいまだアナウンスなし…

139南無阿弥陀仏:2009/07/04(土) 04:36:15
ソフトバンクから発売されているNokia製のスマートフォン「X02NK」に関する書籍です。
スマートフォンとしての機能はもちろんのこと、従来のNokia製の携帯電話よりもマルチメディア機能に特化しており、カメラ、音楽、動画などを自由自在に扱うことができます。本書はそんなX02NKの基本操作から応用まで、手にしたユーザーのガイドブック的な役割を果たします。

140南無阿弥陀仏:2009/07/04(土) 17:47:11
「料金、速度競争は自らを土管にする行為」--ソフトバンク孫氏、スペインで講演

永井美智子(編集部)

2008/02/13 22:17

 ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は2月13日(現地時間)、スペインで開催中の携帯電話関連の国際展示会「The Mobile World Congress 2008」にて基調講演を行い、携帯電話が「インターネットマシン」になるという持論を展開するとともに、先端事例としての日本市場の状況と、その中で競争する苦労を語った。

 世界的に見ると、携帯電話市場は第2世代携帯電話(2G)から第3世代(3G)への移行期にある。しかし孫氏は講演の冒頭で「私は3Gには興味がない。3Gでは遅すぎる。3.5GのHSDPA以上になってはじめて携帯電話でインターネットが“使える”」と指摘。日本ではようやくこの環境が整ったとした。
 日本がモバイルインターネットの先進市場だという根拠として孫氏が挙げたのは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)国内最大手であるmixiのアクセス状況と、着メロや着うたの市場規模だ。

 mixiについては、2007年8月に携帯電話からのアクセスがPCからを上回ったことを紹介。インターネットアクセスの主流は携帯電話に移っているとした。
mixiのアクセス状況 mixiのアクセス状況のグラフ。携帯電話(オレンジ色の部分)からのアクセスが急増し、PCを上回った

 また、日本では着メロ等の携帯電話向け音楽配信がPC向けよりもはるかに多いというデータを示した。日本レコード協会の調査によれば、2007年 7月から9月までの有料音楽ダウンロード回数は、携帯電話からが1億1347万回であるのに対してPCからはわずか813万回。「日本ではiTunesなどを使わずに、携帯電話で音楽をダウンロードするのが一般的だ」とした。

 こういった状況で、孫氏が気にかけているのは、この市場に参入しつつある大手インターネット企業の存在だ。「Microsoftという小さい会社があった。20年以上昔の話だが。当時、Microsoftは子犬のようなもので、Hewlett-PackardやIBMから『かわいいね』といわれるような存在だった。それが急激に成長し、いまや巨人となった。携帯電話会社は同じ過ちをしてはいけない」

 では、携帯電話会社は何をするべきなのか。孫氏はインテグレーション(統合)が鍵だと話す。「システムやコンテンツなどを統合し、優れたユーザーインターフェースを提供する必要がある。料金や速度で競争していては、自らを(ネットワークの)土管にしてしまう」

 ただし、単純にユーザーが求めるサービスを提供すればいいというわけでもない。自らADSL事業も手がけた経験から、「固定通信の場合は通信容量は無限に近いが、携帯電話の場合は周波数が限られており、しかも国の免許が必要になる。ユーザーが一斉に携帯電話からYouTubeを見たら、周波数は足りなくなる。コンテンツプロバイダーと協議し、うまく調整することが重要だ」とした。

141南無阿弥陀仏:2009/08/11(火) 21:17:56
東京の携帯通話料、2番目に割高=3月末の世界7都市比較−総務省

8月11日17時20分配信 時事通信
 総務省は11日、世界7都市を対象にした携帯電話通話料金の調査結果を発表した。東京の1分当たり通話料金は27.7円と、最も割安なニューヨーク(10.0円)の3倍近い水準で、パリ(32.0円)に次いで2番目に割高だった。
 各都市で最もシェアの高い携帯電話会社を選び、3月末時点の料金を円換算で比較した。1年前の前回、東京は27.3円で4位だったが、最も高かったロンドンが大幅に値下げしたことや、円高・ユーロ安が進んだことが影響した。
 このほかの都市は、デュッセルドルフ(22.0円)、ロンドン(16.2円)、ソウル(12.4円)、ストックホルム(12.3円)の順。

142南無阿弥陀仏:2010/01/02(土) 16:38:38
“ガラパゴス”から脱却? 海外で脚光を浴び始めた日本製ケータイ

12月30日13時3分配信 産経新聞
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シャープの携帯電話を販売する中国・上海の販売店(シャープ提供)(写真:産経新聞)

 日本製の携帯電話が海外でヒットの兆しを見せ始めている。経済成長とともにケータイが急速に普及している中国を中心に、人気上昇中だ。2000年代初め、日本メーカーは続々と海外参入を図ったが、国内で人気の源泉だった高機能が仇(あだ)となり、撤退を余儀なくされた苦い過去がある。過去を乗り越え、海外開拓を目指した新たな挑戦が始まっている。

  [フォト] “日本標準”シャープが中国で投入した携帯各機種

 「液晶がきれい」。2009年7月、中国・北京のホテルで開かれたシャープのケータイ新製品発表会。映画「レッド・クリフ」の主題歌を歌った人気歌手アランさんが壇上でシャープ製ケータイの魅力を語った。

 シャープは08年夏に中国市場に初参入。日本でヒットした「アクオスケータイ」を持ち込んだ。4千元(約5万5千円)以上と高価格ながら同価格帯での販売ランキングで、09年3月から11月まで34週連続トップ2にランクインした。

 人気の要因はその高機能だ。「亀山モデル」で中国でもブランド認知度が高い高精細な液晶を搭載。画面が90度回転し、横向きになる独自のスタイルも受けている。

 ヒットの予感はあった。参入前からインターネット上では日本でシェア1位のシャープのケータイが話題になっていた。市場調査したところ、ケータイに興味がある層はネットを駆使する層と合致した。

 中国ではネットから人気に火がつくことが多い。特に「アフター80世代」と呼ばれる、80年代以降に生まれた裕福なネット世代が人気を牽引(けんいん)する。「日本で人気の商品を早く知りたいという傾向が強い」(シャープ)。市場は“日本標準”を欲していると読んだ。

 「iモード」をはじめとしたネットサービス、高精細なカメラ…。日本のケータイは「世界の先端を走ってきた」とは、業界の共通認識だ。しかし、世界市場では、通話とショートメールのみの低価格機種が主流。日本製ケータイは異端の存在だった。

 だが、今後は中国などアジア地域でも大容量のデータをやりとりできる「第3世代」の通信方式が始まる。携帯電話の普及が一巡すれば、次に求められるのは「機能」であり、これが日本製にスポットが当たり始めた背景だ。

 「徹底的に最先端、高品質にこだわったことを中国の消費者にお伝えする」。昨年7月の北京での発表会で、シャープの担当者は力を込めた。固有の動植物が生息する太平洋上の島になぞらえ「ガラパゴスケータイ」と揶揄(やゆ)されてきた日本のケータイ。島の外に生息の場を求め始めた。


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