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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2

414『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/05/07(火) 22:42:12
>>411(『ハッピー・オルガン』)

──ドヒュオ!

             ドバ! ババババ!!

ルンクスの前方に立ち塞がる『エンジェルズ・ラダー』に対して、
一片の気後れすらなく、突撃する。
雪原を滑るように加速しつつ、右側面に回り込むと、
大気を攪拌するような右ジャブの連打。
スピードに乗ったまま、さらに後方に至ると、左ジャブに切り替える。
人間相手ならば、原型を留めないだろう猛攻の嵐だ。
だが・・・・

          ガ       ガガ


       ッギギギ 
              ギ ギ ギ ン!!


互角の実力を備える『エンジェルズ・ラダー』の防御はそれを上回る。
超高速のジャブは両腕を掲げた堅牢なガードに阻まれ、
或いは同速のジャブで弾き落とされる。
股間から聳え立つ『剛角』が、楯となって中心線を護るのも変わらずだ。

スタンドならではの高速移動による旋回も、
こと防御に徹する限りであれば、ルンクスの周囲を『エンジェルズ』が回れば、
脚の怪我も関係なく、『ハッピー・オルガン』に利を与えない。

何より、この展開。
教会堂内で戦った時にも感じられたことだが。

ヨハネスブルグの闇の支配者、
『ヤング・ダイヤモンド』の一角を担う、このルンクスという男──
『近距離パワー型』との戦い方を、『知り尽くしている』。


   ── ボッ!!

紫電の攻防のさなか、『エンジェルズ・ラダー』の馬面が唇を窄めた。
『ハピオル』の顔面目がけ放たれる、『第三の攻撃』。
その攻撃は予期していた。だからこそ気付けた。

──これは『唾』ではない。
一回りも大きな、何かの『塊』だ・・・・!


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