したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2

399『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/03/20(水) 21:56:34
>>396(ウィル)
ウィルを襲う二つの衝撃──
特に後者の事実は、異次元的な敵の危険性を意味する。
『ナツメグ』が『射程距離外』だと推測した後方の安全地帯。
そこが『視界』の外だったのか、それとも内だったかは不明だが、
氷に覆われた通路の領域、ここから先は間違いなく、
敵の攻撃範囲──いや、敵の『手中』にあるといってよい。

水を自在に操作する能力を前に、
氷で覆われた空間に足を踏み出す・・・・
その意味を、ウィルは改めて、戦慄とともに理解した。


「─────ミス・ハマオカッ!」

                     ──バシュウ!


氷壁から伸びた太い腕。
その指は浜岡のスタンドの手首を握り砕いているが、
浜岡のスタンドもまた、その手首を握り返している。
片腕を犠牲にして、神出鬼没の『深淵』を捉えた形だ。
そして、固定された腕を狙うのは、ウィルにとって容易い──!


     バス!
            カラ カララ・・・・

腕に突き刺さった針弾は、しかし突き刺さることなく床に転がる。
同時に、ウィルはその理由に気が付いた。

『袖』だ──『スィート・バイト』のスタンドの腕が、
長い袖に包まれている。
恐らくはネグリジェなどの『寝具』・・・・
極薄の布地であれ、『破壊不能』であれば針は『通らない』。
ウィルの迎撃を見越した上での『仕込み』だろう──

高遠がスタンドを発現し、狭い通路で回転を始める。
ウィルは氷の支配する世界へ駆け出す──
壁、天井、そして床の氷が崩れ、羊水のように溢れ出る・・・・
全身に冷えた水が浴びせられる・・・・!

間違いなく『危険』・・・・
だが、『希望』は、その先にしか有り得ない。


>>394(エイノー)

『ナツメグ』:
「ああ、行け。『ベッド』を『破壊』しろ」

巨体が『回転扉』のように回り、エイノーに道を譲る。
エイノーは頭から飛び込み、スライディングを試みる──
床は凍結し、鉄粉によって『鏡』でもない。
何より、『深淵』は浜岡が抑えている。問題なく滑り抜けられるはず・・・・


          バッ シャアア!!

だが、そうはさせじと『氷』が溶解した。
床は氷のリンクから瞬時にしてみぞれ交じりの『ぬかるみ』へと変わり、
滑り込んだエイノーの勢いを削ぎ取る。
全身ずぶ濡れのまま、エイノーの前進は浜岡の足元で停止を余儀なくされる。

氷壁から伸びた太い腕を、かいま見上げるエイノー。
その指は浜岡のスタンドの手首を握り砕いているが、
浜岡のスタンドもまた、その手首を握り返している。
片腕を犠牲にして、神出鬼没の『深淵』を捉えた形だ。

浜岡の目的を考えれば、今なすべきことは彼女の開放ではない・・・・!

?
     グ ンッッ
             ?

情熱的な音楽とともに、体に力が加わるのを感じた。
陽炎の如きエネルギーを伴い、回転する高遠──
その爪先がエイノーの襟元を引っ掛け、通路の先へと押しやる。


   ザ バシャァ アアアア

くるぶしほどもある水の抵抗をものともせず、
『数m』もの投げ飛ばされたエイノーは、弾力ある壁に衝突し、
再び水たまりに没した。
薄闇でほとんど見えないが、間違いない・・・・
眼前に立ち塞がるのは、『スィートバイト』の残した『巨大ベッド』の壁だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板