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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2

384『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/02/10(日) 02:03:33
>>381(ウィル)
浜岡:
「ああ、確かにエイノーの能力なら、『破壊不能』だって関係がない。
 時間をかけずに突破するなら、それしかなさそうだね」

ナイフを取り出し、高遠と代わろうとするウィル。
だが、高遠の返答は否だ。

ウィルの返答を待たず、高遠は『鏡の洞窟』に足を踏み入れる。
エイノーの撒いた鉄粉の上を一歩進み、スタンドを解除した状態で、
その手から血を吹き出し、左側の壁を塗り替える──
同じく前進した浜岡が、その一歩後ろで構えを取る。
一触触発の状況──それを百も承知の上の動きだ。
彼女の意識が右の壁と天井に向いているのが、ウィルの位置からはわかる。

>>382(高遠)

ウィルの提案を拒み、自ら前に出る高遠。
『不滅』状態では傷は固定されてしまうので、解除した。
エイノーが削り出した鉄粉を床にまき、花道ならぬ『鉄道』を作ってくれる。
少なくとも床は『鏡』でなくなった・・・・後は壁と天井だけだ。


            バッ  ブシュウウウ!!


腕の包帯を取るなり、手首に詰められた『肉』が溶け去るのを感じる。
同時に襲い掛かる激痛、疲労、虚脱感──
すっかり忘れていたが、地上の激戦を終えた後の感覚が甦ってくる。

だが──目的のためであれば、何ほどのこともない。
貧血にふらついた体をしっかと足で留め、傷口を左の壁上方に掲げた。
まさにシャワーのように噴き出す鮮血が壁を真っ赤に染める──
『鏡の洞窟』が、みるみる紅に染め上げられていく。

「油断するんじゃないよ」

すぐ後ろでつぶやく女の声。
振り向かずともわかる、誰よりも頼もしい声音だ。

>>333(エイノー)
浜岡:
「生憎だが、これ以上はあげられないよエイノー。
 あたしの『寝具』は同時に三つしか出せない。
 あんたの帽子は、特別のプレゼントだ。
 他に被せるなら上着を使っておくれ」

「・・・・なに、気にすることはないさ。
 それは大事に被っておくんだよ。いいね」

振り向くこともなく、エイノーの次の返事を読むように言うと、
浜岡は高遠のカヴァーに出る。

                   
                ガ シィ
                             バッッ ! !

そのさらに先、凍てついた通路の床に向けて、
『フィストフル』は削り出した鉄粉を掴むと、力士のように力強く、振りました。
床の表面が黒い粉にまぶされ、汚される。
少なくともこの瞬間、床は『鏡』ではない──
そこに高遠が乗り出し、腕の切断面から鮮血を噴出させる!

浜岡:
「ああ、任せたよ」

浜岡の了解を受け、エイノーは最後尾に移動する。
『ナツメグ』の体格で窮屈な隙間を抜け、地上に通じる大穴の真下に出た。

菊川:
「──穴の上に人の気配はないよ。」

粘着テープから、『カートリッジ』を作成する。


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