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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2
349
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/09/05(水) 21:38:53
>>345
>>347
(高遠、エイノー)
突如、『氷鏡』と化した水面を前に、当然警戒する二人。
井上は命知らずに飛び出し、『ハピオル』を追っていったが、
エイノーはもちろん、高遠が出遅れたのは当然だ。
『ナツメグ』の強行案を受け、
エイノーと高遠が通風孔に出ようとした、その時だった。
「待ちな、高遠!
その『鏡』・・・・ヤバいよ!」
磨かれた鏡のように天井を映す『氷鏡』、
その中から飛び出した『異物』にいちはやく高遠が気付けたのは、
『鏡』の中に『スイート・バイト』の影を探していたからだ。
バ バ ッ
咄嗟に足を止め、突き出された『異物』を避ける二人。
巨大な『サンドバッグ』にも似た、円柱状のそれは。
── ドッゴォォオ !!
上端を天井に突き刺すなり、さらに『膨張』した。
通路を隙間なく塞ぐ、『布とフレームの融合体』──
歪だが、間違いなく見覚えがある、その形状。
これは──浜岡愛用の『巨大ベッド』だ。
剛腕で『雑巾』のように絞られたそれが、
限られた『氷鏡』を通して射出され、
今しも、通路を塞ぐ『寝具の壁』と化した!!
ド ド ド
ド ド ド ド
キシ キシキシ
キシ キシキシ
さらに──通路を構成する壁、天井が奏でる『軋み音』。
『ナツメグ』:
「先手を打たれたってとこか。クソったれ」
菊川:
「──想定しとくべきだったね」
「──この場所の壁は、少しだけど水で濡れていた。
──少量の水でも、薄膜みたいに『凍らせ』れるなら」
>『ハピオル』組以外の全員
キシ キシキシ
キシ キシキシ
キシ キシ
キシ キシ
キシ キシ
それはまたしても、音と同時に『完成』していた。
通路一帯、そこかしこに張り付いた薄膜の『鏡』──
薄暗い中、そこに映るのは自身の影か、果たして別物か。
墓所に降り立つことなく、
『ハピオル』を除いた一行は分断され、追い詰められる・・・・!
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