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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2
235
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2017/10/17(火) 02:46:44
>>232
「うう…わかんねえよ…ただあいつが俺から離れた時から、頭がいやに軽くなったよ、長く伸びすぎた髪とか爪を切ったみたいな感じがしたし、今もしてる。それがあいつが居なくなったってことなのかもしれない、またいつか現れるかもしれないし、とにかくわからない、それしか言えない、俺は自分でスタンドを発現? したこともないんだ」
今、もしかしたら、求めれば、あいつは帰ってくるのかも知れない、スタンドとは精神の発露だ、ならば、それならば。
俺は何も考えない、あいつについて思い出したりなんてしない。
あいつは確かに俺の一部だ、何もかもに絶望し、諦めてうつむいて、理由のない怒りと憎しみが形を得たものだ。
俺が彼らにしたように、あいつは俺を虐げたのだ
236
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2017/10/17(火) 02:56:31
>>235
続き
あいつは消えた、死んだんだ、俺の忌むべき精神はルンクスが引き受け、そのまま持っていった。
俺はこれから普通の人生をやり直す、生まれ変わるんだ。
「…まぁ、そんな話はいいじゃないか、それより床に開いた穴、あれはスタンドだろ?
あんなに都合のいい穴がスポッと現れるワケがない、きっとルンクスには仲間がいるんだ、負けそうなヤツを回収して、今頃逃げ帰ってるんだ、穴を探しても多分無駄だぜ、だから早く帰ろう? ね?」
237
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2017/10/17(火) 15:15:40
>>230
ド
ク
ン
この極寒の地の暖炉より熱い『焦がれ』が沸き立ってくる。
憧れの地を知る期待。
ふと見た『非日常』への興奮。そして───────
『変わり屏風』を受け取り握り締めて老人を見上げる。
「そうでした。『僕』──『私』は貴方と同じように
『希望』の為に『絶望』と戦っていたのでした。
ですが全ての始まりは貴方の遺した『憧れ』への
『緊張感』でした。
貴方と同じように『私』も『全う』しに戻ります」
扉へと歩く。
まずはここを出る事だ。
最後に少し振り向き老人を見る。
「貴方の『憧れ』の国の住人は期待に違わず
『絶望』に抗う人たちでした。
今あの国を知る傍らその抗いの手助けができるのは
何とも心躍るものです。
有難うございました、会えてこう言える事が嬉しいです。
できるかはわかりませんが『戻ります』、いつかまた、
『曽祖父さん』」
扉を開ける。
還ろう──あの日あの時のシンガポールに。
ルンクスとの『決着』に。
238
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2017/10/18(水) 19:07:56
>>232
(───そうだ ミス・タカトオとの戦いは決着が付いたのか?)
(反応が『2つ』 更に現在は静かになっていることを考えれば 良い結果だと信じたいが)
「まずはこちらだね」
ひとまず『ルンクス』らしき反応はない。一応進行方向は常に警戒しつつも、
スピード優先で隣の別棟へ向かい、食料を持ってこよう。
239
:
『ロヴァニエミの確認』
:2017/11/09(木) 23:25:58
>>237
(エイノー)
──彼の足跡を辿るにつれ、一つの推測が浮かび上がる。
即ち、エイノー・ニョルズの深層は、
『憧れ』ではなく『好奇心』ではなかったかと。
そうでなければ、『憧れ』の国の研究を始めようという時に
帰らぬ客もいるという『奇妙な喫茶店』で、
土産を持って茶を飲もうなどと思うだろうか?
研究者然でありながら、より酔狂を好むその傾向。
『論理』に根差しながら、『賭け』に打って出る行動力。
その片鱗は幼少期にも見られていた。
そして何よりの証左は、
彼の獲得した『フィストフル・オブ・クォーターズ』。
結果として今、エイノー・ニョルズは
この上もなく『刺激的な状況』に身を置く事となる。
──────────────────────────────
「それでいい・・・・我が『曾孫』よ」
扉に向かって歩き出すエイノーの背に、
老人の声が呼びかける。
振り向いたエイノーは、
改めて髭の奥に隠されたその顔が、
写真でのみ見覚えのある、『曾祖父』であると知る。
・ ・
「・・・・迷った時は、それを思い出せ。
『からくり』に必要なのは、『科学』ではない。
『驚き』を生む『アイデア』だ・・・・それを忘れるな」
曾祖父の言葉が意味するものが、
渡された『変わり屏風』にあることは明らかだ。
『変化』と『意外性』──
それはエイノーの能力に通ずるものでもある。
ギ・・・・
ドアノブを回すと、重く古めかしい扉が開く。
ノブを握る手は、いつのまにか大人のものだった。
そして、扉の向こうから溢れ出す淡い光。
「おまえの『戦果』を、ここから祈っている」
その言葉を最後に、
エイノーの意識は光の中を浮上し──
──そして、目を開いた。
240
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/11/09(木) 23:26:53
>>234
(高遠)
「──確かに、君は『アメノウズメ』だったよ」
全身を叩く筋肉痛が、疲労に霞む意識と鬩ぎ合う。
ひとまず気を失う心配はなさそうだが、
気を抜けば一気に持っていかれそうでもある。
ともあれ、『クレモンティーヌ』と新たな『踊り手』は、
高遠を抱えたまま、華麗に壁の穴をくぐり、
教会の通路を踊りぬけていく。
神の慈悲が残されてたのか、
新たな敵と遭遇することもなく、
扉を蹴り開け、礼拝堂へと躍り出た。
菊川を救助すべく、この礼拝堂から飛び出して、
どれほどの時間が経過しただろう?
体感的には恐ろしく長かったが、
時計の針は全周の四分の一も進んでいない。
だが──神聖なる祈りの場の荒廃ぶりは、
こちらでも凄まじい戦いがあったことを如実に知らしめている。
整然と並んだ椅子の四分の一、
扉を出た周辺の長椅子は、潮が引くように押し開けられ、
不自然な広場を生み出している。
一方では、祭壇側に押し寄せられた長椅子の群れ。
こちらは教会が傾いたかのように、
長椅子が整然と詰められ、足の踏み場もないほどだ。
そして──
その長椅子の波の向こう、祭壇の上に。
高遠は仲間の顔ぶれを発見する。
床に座り込んだ『ナツメグ』の巨体。
同じく隙だらけで泣きべそをかいている井上。
満身創痍で床に倒れ伏したエイノー。
そして油断なく立ち尽くす浜岡の四人だ・・・・!
241
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/11/09(木) 23:27:21
>>235
(井上)
自身で感じるままの状況を『ナツメグ』に伝えると、
巨漢は座り込んだまま、思案顔になった。
『ナツメグ』:
「・・・・オレも『完全自律型』は詳しくねぇ。
ただ、未だにスタンドが『見えてる』なら、
おまえはスタンド使いってことになる」
「・・・・ま、『藪蛇』覚悟で確かめる必要はまだねぇか」
自分を納得させるようにつぶやいた。
「いや、あの穴はおそらく元からあるもんだよ。
ルンクスの味方が開けたにしちゃあ深すぎる。
それに、逃がすのが目的なら、穴を閉じるだろうさ」
井上の問いに応じたのは、浜岡だ。
「教会に入った時、確か、菊川が言ってた。
ここの地下に隠された通路があるとか・・・・
通路ってよりはただの穴だし、別物かもしれないけど、
この教会の地下が、どこかに繋がってるのは間違いない」
「早く帰る・・・・ねぇ」
腕組みする浜岡も、思案顔だ。
「けど、あんたもルンクスが死んだとは思っちゃいない。
もしそうだとしたら、帰るわけにはいかないさね。
あたしらも道楽でここに来たんじゃないからね」
その時、会衆席の方向から、大きな音が聞こえた。
同時に響き渡る、リズミカルな音楽。
飛び出したのは、高遠の『クレモンティーヌ』だ。
ただしスタンドと踊っているのは『ヨーダ』の仮面を被った菊川で、
高遠は全身傷だらけの状態で、二人の間に担がれている。
回転しながら会衆席中央に躍り出たその顔が、壇上の自分たちを見つけた。
>>239
(エイノー)
エイノーは、うっすらと目を開いた。
焦点の合わない視線が最初に見出したのは、
無垢と言えるほどに白く高い天蓋だった。
──アルメニアン教会。
自分のいる場所と状況を、一瞬で思い出した。
>>238
(ウィル)
「『鏡』にはまだ気を付けるんだよ、ウィル」
浜岡の言葉を背で受け止め、ウィルは教会を抜け出した。
進入時、曙光を浴びていたシンガポールは、
すでに通常の朝へと時を移している。
緑で満たされた敷地内を、隣接する住居棟へと向かった。
ちらりと周囲を見回すウィル。
異常はない。スタンドやスタンド使いの反応もない。
だが・・・・何故か違和感は感じられる。
すぐに思い当たった。
『ハピオル』が殺害し放置した死体・・・・
複数あったそれが、痕跡もなく消えてしまっている。
ほどなくウィルは、住居棟の入り口に到着した。
扉も壁も石造り、古めかしくも由緒正しいものだ。
近くには窓もあり、格子の類も見当たらない。
どの方法であれ、侵入は容易そうだ。
242
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2017/11/10(金) 19:46:07
>>239
>>241
──帰ってきた。
まず無理のない範囲で自分のダメージと残存体力を探る。
言いたい事、言うべき事は多いが誰が今いるかもわからない状況で
仰向けの状態から皆に質問。
「失礼、ルンクスは『どうなった』かね?」
243
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2017/11/11(土) 22:01:42
>>241
「Thanks,ミス・ハマオカ」
浜岡に礼を述べ、住居棟へと向かう。
『スウィート・バイト』はまだ倒せたわけではない。
確かに自分の嫁化は解除されたとしても、それで『ルンクス』の能力が解除されたと考えるのは早計か。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
『┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨』
「これは・・・死体が?」
仲間へと報告する必要がある。だが、それも『食料』を入手してからだ。
窓へは近づかない。それは『鏡』になりかねないからだ。
石畳も磨き上げればあるいは警戒すべきだが、年季を経てるのであればこちらは問題ないだろう。
中に入り、食料となりそうなものを探す。
244
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2017/11/12(日) 03:56:57
>>241
「正直言うと俺自身今なんでここにいるのかわかってない、あいつに連れてこられただけだし…とにかく早く食い物をくれよ、死んじゃうよ、いっそ食い物じゃなくても消化できそうなものならなんでもいいよ」
床でも舐めてみようか、ペロペロ、この程度のことは虐待が日常だった俺としてはなんでもないことだ。
「ペロペロ……あの穴、あれ逃走経路だったんじゃないか? だとしたら出口付近に車か何か待機させてるはずだな、ルンクスは用心深いやつなんだろ、どこに出るのかわからないけど、あんたらの中でそういう調査とかするやついないの?」
245
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2017/11/12(日) 18:37:48
>>240
もう1/4も進む前に全ては決まるのだろう。
動き続ける運命に引きずられるか導かれるか決まるのは、これからだ…。
「二人共瀕死を無事といって良いかは怪しいけど
なんとか戻ってこれました……『ルンクス』は?」
生きている者たちの元へ行き、状況の確認。
死んでいる者は……『ハッピー・オルガン』は何処へいった?
246
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/11/16(木) 22:59:15
>>242
(エイノー)
倒れまま動かず、まずは己の被害を省みる。
頭部──額が痛み、出血している。
首筋もむち打ちのような鈍痛がするが、致命的ではない。
腕──右上腕に重度の火傷。対『女神』時の自傷だ。
痛みと引き連れで肩はろくに動かず、使い物にならない。
『フィストフル』の腕も同様で、『スロット』機能が失われている。
両脚──『血の蟻』に両脛を食われ、焼き潰している。
応急手当を施し、ここまで何とか使って来たが、
いよいよ動かなくなってしまった。
暖炉に足を突っ込んだような熱が、痛みに感じられる。
アドレナリンの麻酔効果も、遂に切れてしまった。
「おや、目が覚めたかい」
母親のような気さくさで応じたのは、浜岡の声だ。
「あんたが見たままさ──そこの穴に落ちた。
ウィルの『女性化』は解けたが、生死は確認できてない。
『ナツメグ』が『ガス切れ』になっちまったからね・・・・
今、ウィルが食料を調達に行ったよ」
周囲の会話も聞こえる。
この場には浜岡の他、
高遠、井上、『ナツメグ』、菊川が揃っているようだ。
>>244
(井上)
床に頬を押し当て、舌を動かす井上。
人間性を捨てて栄養を求めたが、石畳の床はまったくの無味無臭だった。
舌を動かすエネルギーを損しただけに終わる。
『ナツメグ』:
「逃走経路を用意してた可能性はある・・・・が、
あの状況でそれを使う意味がねぇ。
状況はルンクス有利だった。
あのまま続けてりゃあ、エイノーは『九割九分』死んだ」
「それに奴は、壁に穴を開けて脱出口を作ってた。
あの状況で穴に落ちるのは、奴にとって『予定外』。
オレはそう考えるね・・・・くそう、腹減ったぜぇ」
考察に賛同するような『腹の虫』に、嘆息した。
「菊川が戻れば調査できるが・・・・って、おいおい」
そこに戻った高遠と菊川の惨状に、改めて目を?く。
見れば、『クレモンティーヌ』と踊っているのは、
高遠ではなく菊川の方だ。
さらに男の胸には、文字通りの『トンネル』が開通している。
素人目に見ても致命傷間違いなしだ。
能力故だろうが・・・・生きて戻って来たのは奇跡に違いない。
247
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/11/16(木) 23:01:00
>>245
(高遠)
浜岡:
「高遠・・・・よく戻ったねえ。
あの『機械嫁』を倒したんだね。よくやったよ」
両手を広げ、高遠を迎える浜岡だったが、
菊川の状態に気付き、血相を変えた。
「こりゃあ・・・・ひどいね。
『ナツメグ』、悪いがもうひと働きしてもらうよ。
無茶でも何でも、このコの傷を塞いでおくれ」
「・・・・オレに命令してんじゃねぇぞ、ババァ。
だが・・・・その穴を降りて死体を探すよりは、
菊川を蘇らせた方が早いか・・・・」
渋々という様子で、巨漢が身を起こす。
「誰か、そいつの胸に包帯でも巻いてやれ。
それからこっちに連れてこい・・・・
限界近い人間に仕事させるんだ、それくらい手伝いやがれ」
「あんたが見たままさ──そこの穴に落ちた。
ウィルの『女性化』は解けたが、生死は確認できてない。
『ナツメグ』が『ガス切れ』になっちまったからね・・・・
今、ウィルが食料を調達に行ったよ」
目覚めたエイノーに、浜岡が説明する。
およその状況は、それで高遠にも伝わった。
だが、『ハピオル』の姿がないのは、何故だ・・・・?
>>243
(ウィル)
窓を警戒し、扉を開ける。
鍵はかかっておらず、侵入は想像以上に容易だった。
・・・・入った先は台所。ここは裏口らしい。
人の気配はなく、
ウィルはすぐさま、食料の確保に乗り出す。
冷蔵庫、食料棚、倉庫──
居住区の住人が何人いるかはわからないが、
幸いにして、物資は十分に蓄えられていた。
その中ですぐに食べられる保存食、
缶詰、菓子類、レトルト等加工食品の類を優先して確保する。
数人分の腹を満たすには十分以上の量がある。
家探しの最中も警戒していたが、
家屋内に『アレルギー』の反応はなく、
人の気配もまるで感じられない。
これはこれで奇妙な話だ・・・・
このアルメニアン教会では、本日、国賓レベルの『結婚式』が挙げられる。
その関係者である神父や関係者が、
早朝とはいえ、家を留守にしているのは不自然だ。
忍び込んだウィルには好都合だが、
不可解な状況には気を留めておく必要がある。
248
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2017/11/17(金) 04:04:02
>>246-247
己の『惨状』は理解したので左手をついて
人が集まり始めているナツメグたちの方へ転がる。
穴を警戒する選択もあったが左手一本の
迎撃がやっとのこちらに対し(生きていれば)
ルンクスはフリーハンドだ、不利に過ぎる。
「ありがとう浜岡婦人。ウィル君が名実共に
『彼』に戻ったのは大変めでたい。ところで
左腕1本と電話でできる事で何か用事は
ないかね?悪いが現状私も他にできる事が
なさそうだ」
『気がかり』は多いが現在全力をつぎ込んで『戦力外』だ。
高遠と菊川も戻ったようだが『無事』にはほど遠そうだ。
『迎え』のあてがあるなら撤収したい。+
ああ、そうだ。
「浜岡婦人、お手すきなら今日の本来の花嫁を一応
拘束していただけないか?」
ルンクスも彼女を使った小細工はしないと言ったが
その時とは状況が変わった。
249
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2017/11/19(日) 13:00:44
>>246
「床おいしくなぁい…」
落胆した、血とか汗とかなんかなかったのか。
「あぁ? スタンドプレーに走ってチームを危険に晒したマヌケがご帰還か? まぁいいや、ちょっとこっち来て血をくれよ、そんだけ大穴空いてりゃちょっとくらいいいだろ? こっちも死にそうなんだよ」
帰って来たやつらに話しかける、声ちゃんと出せてるか?
250
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2017/11/20(月) 00:17:27
>>247
よくわからないがウィルさんが解除されて男に戻ったというのは喜ばしい
しかしターゲットの生死確認が出来ない以上索敵などは菊川さんを復帰させたほうが早いのだろう。
ナツメグの見解と同じ結論に達した。
「踊り」のテンポをできるだけ下げ、踊りもスローモーションにし
ナツメグの言う状況に持っていきやすいようにする。
自分が減速の阻害になるようであれば浜岡隊長に頼んで降ろさせてもらうとして
「ハピオルは…あぁ」
なぜ居ないのか、と言いかけて菊川さんが言ってた事を思い出した
女にされてヤラレチャッタとか。
それでこの場にいないとなると……『排除』されたか。
251
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2017/11/20(月) 17:53:44
>>247
「What a stroke of luck(これはラッキーだ)」「神に感謝しよう」
日本風に言うならば、ワタリにフネというところか。
ワタリとは誰のことなのかは分からないが。とにかくすぐさま食料の確保に乗り出す。
「・・・・・ミス・タカトオたちの戦闘は 特に大きな音を出していたはずだけれど」
「ここまで騒ぎにならないものなのだろうか?それに人気もあまりにない・・・」
もしや『ヤング・ダイヤモンド』の誰かが手を貸したのだろうか?
その場合は、この場にいない人間の安否が気になるが…どちらにしろ油断はならない。
仮に『ルンクス』を倒せていたなら、彼らにとって自分らは用済みかもしれない。
食料を適当な袋に集めて片腕に持ち、急いで戻る。仲間は無事だろうか?
252
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/11/27(月) 20:00:02
>>248
(エイノー)
ゴロ ゴロ ロロ・・・・
深刻なダメージを負った身体を転がし、
『ナツメグ』に接近する。
同時に、『クラモンティーヌ』が
巨漢に菊川を手渡し、治療を施すのが見えた。
ヨーダマスクの男の胸に即席の包帯を巻きつけると、
『ナツメグ』のスタンドがそれに触れる。
『クレモオンティーヌ』の『不滅』を脱した菊川は、
枯れた藁のように力を失い、崩れ落ちたが、
おそらくは『ナツメグ』の能力を受けたことで、
生気を取り戻し、ゆっくりとだが自力で立ち上がった。
一方の高遠は、こちらも片手を失い、衰弱が激しい。
エイノー自身のみならず、ほとんど全員が満身創痍の状況と見た。
比較的動けるのは浜岡と、
この場にはいないウィルだけのようだ。
浜岡:
「その状態じゃあ、何も頼めないねえ。
そこのデブが頑張るなら、話は別だけど」
『ナツメグ』:
「無茶言いやがれ、ババァ。
・・・・これ以上、ミンチ一片だって出せやしねぇぞ」
浜岡:
「・・・・だろうさねえ。
ウィルが戻るまで、この話はもう少しお待ちよ」
「『仕事』があるのか、もうないのか。
『後片付け』をやるか、やらないのか。
決めるのは、それからでもいいはずさ。
どのみち、今はまだ動けない。誰もね」
エイノーの進言に、浜岡は思い出したように首を振る。
「ああ、そうだったね。
おそらくはもう『嫁』じゃなくなってるが、
確かめる必要はあるだろう。
ここから出ていく時に、役立ってくれるかもしれないしね」
のっそりと祭壇を離れ、会衆席北方向へと向かった。
>>249
(井上)
仮にあったとしても、栄養価は乏しいものだろう。
「ハピオルは…あぁ」
返答があったのは高遠だけだが、
これは床に倒れた際に漏れたため息だったのかもしれない。
そう思えるほどに、高遠の憔悴は激しい。
片手を失ったこと以上に、全身を酷使した結果だろう。
その高遠が『ナツメグ』に託した菊川は、
井上にも覚えのある『肉詰め』を受け、致命傷を脱したようだ。
とはいえ、こちらもまだ口を開ける状態ではない。
エイノーは床を転がって移動する重傷だが、
口は動き、浜岡と会話している。
253
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/11/27(月) 20:00:23
>>250
(高遠)
『クレモンティーヌ』を操作し、
『ナツメグ』の傍に自分を横たえ、菊川を差し出す。
「クソが・・・・
死ぬんじゃねぇぞてめぇ・・・・」
呪詛のように呻きながら、『ナツメグ』は身を起こし、
菊川の胸に即席の包帯を巻きつけ、『フランキー・アヴァロン』で『触れた』。
『クレモンティーヌ』が手を放すと、
菊川はがくりとその肩を落とすが、
それを支えながら、能力を発動する──
ズキュン! ズキュン!
包帯の下に開いた大穴が塞がり、
マスクの下の顔に生気が蘇る・・・・そんな気がした。
「言っとくが、これで本気の『打ち止め』だ。
これ以上治すなら食い物がいるし、それにしたって限度がある。
あと高遠だったか?その手はあきらめろ。
なくしたパーツは、オレの能力じゃ戻らねぇ」
>>251
(ウィル)
手間を取らず、そのまま食べられる食品を選び、
適当な二つの袋に詰め込むと、急ぎ引き返す。
──果たして、
敵や一般人に出会うこともなく、
ウィルはアルメニアン教会に、再び戻ることが出来た。
祭壇上には、高遠と菊川の顔が増えていたが、
揃って床に身を横たえ、野戦病院さながらの様相を呈している。
菊川は『ナツメグ』の治療を受けている。
高遠は片手を失い、到底無事とは言えない状況だが、
ひとまず、戦死者はいないようだ・・・・
>ALL
両手に袋を下げたウィルが、教会に戻って来た。
高遠は話通り、その身が男性に戻っていることに気が付く。
254
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2017/11/28(火) 18:16:53
>>253
警戒に反して、無事に戻って来られたことにまずは胸をなで下ろす。
だが、菊川と高遠の身体の状態を見れば、そう安心してもいられない。
スタンドの性質上仕方ないとはいえ、この中で一番軽傷である事に多少の申し訳なさを覚えた。
「すまない 二人とも」「そして・・・・・ありがとう」
感謝の言葉を述べ、すぐさま『ナツメグ』に袋に入った食料を渡す。
「ミスター・ナツメグ よろしく頼むよ」
「これで足りなければ更に持ってこようと思うのだけれど・・・・・」
「ただ少し皆に伝えたい事もあるんだ」
食料を取りに行った際に、外にあった死体が消えていたこと。
そして戦闘で轟音を上げたにも関わらず、周囲に駆けつける人間もおらず、本来いるはずの神父たちすら留守にしていたこと。
死体を含めて、あまりに人気がなさすぎる。
「・・・・・・・・・・・・・・・生きているのは ここにいる人間だけなのか」
できれば、そうではないと信じたいが。
255
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2017/11/29(水) 15:45:51
>>253
「はや…く…くれ…しぬ…」
なんでもいいから早く食わせてくれ、さっさと回復してここから出ないといけない。
追撃にしても撤退にしても、あれほど大騒ぎしておいて何もないとは考えられない、ルンクスの手の者が騒ぎを聞き付けてやって来ると考える方が自然だ。
256
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2017/11/29(水) 17:27:20
>>252-253
「無事ではないようだが高遠君、菊川氏
生きて再会できて何よりだ。ウィル君も
『戻った』ようだね。どうせなら司祭服も
探してくれば良かったのに」
帰還組に声をかける。
司祭服云々はまあ冗談だ、何せ女性の時と
服まで変わってはいないだろうから。
「さて私もとりあえずここから脱出したいが
どうももう歩けないらしい。運べないなら
置いていってくれて構わない。あと人目は
あまり気にしなくて良いと思う。屋根での
戦いで周辺も見えたが殊更人が来る気配もなかった。
『聖母像』も纏っていたが多分近辺の人々は
私の足にくらいついた『血の蟻』になったか
食われたかした可能性が高い。『天使像』の
ラッパの能力だろうから蟻自体は霧散しているだろうが
効果範囲スレスレで無事な人間は様子見だろうね。
ロンパリ氏も無事ならいいがね」
脱出と運搬不可能な場合の自分の放置を提案しつつ
とりあえずエイノーのみ知りうる『教会周辺の様子』を
皆に伝える。
257
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2017/11/30(木) 18:42:14
>>253
「相性激悪なやつと戦って、生きてるだけで十分よ。
貴方には手間を掛けるわ……」
ナツメグに返しつつ自分に鞭打つ。
意識を飛ばしさえしなければ踊る事自体はできる。
とりあえず座位程度の姿勢にはなれるか?
「菊川さん……感知出来る?
ルンクスが死んでいるなら……何処かに死体になってるはず。
嬉しくない事態は死んでいない事と、もう一つ、懸念するのは……スタンド使いを配下にしてて
ルンクスは死んでも『そいつ』は動いていた時よね……」
念のためすぐに『クレモンティーヌ』を発現できるようには心構えしておく。
258
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/12/14(木) 22:51:06
>>254
(ウィル)
食料を渡された『ナツメグ』は、
井上もろとも、飢えた豚のようにむさぼり始めた。
袋を開ける労力すら惜しいらしく、
袋ごとかぶりつき、破れ目から中身を口に移していく。
しばし周囲が言葉を失うほどの、それは食欲だった。
これで足りるかというウィルの問いに二人の反応はないが、
空気の抜けた風船のごとく萎んでいく食料袋が、
何より雄弁な回答だった。
餓鬼と化した二人を置いて、
ウィルは見知った周囲の状況を語る。
エイノーもまた、鐘楼塔から見た状態を説明し、
二つの状況が一致することが、すぐにわかった。
「・・・・ふうむ。
ま、スヴァルトの助力ってのが一番の有り線だね」
腕組みした浜岡の感想は、ウィルと一致する。
「結婚式を邪魔させない目的で、
ルンクスの配下が動くって可能性もあるが、
それなら今、黙ってるわけがない」
「少なくともあたしらに協力的な勢力ってことさ。
ま、期待しすぎるわけにはいかないし、
おそらくはあたしらを監視してるはず。そう、今もね」
>>255
(井上)
ウィルから受け取ったビニル袋に飛びつくと、
引き裂くようにして貪り始めた。『ナツメグ』も大差ない獣ぶりだ。
ガブ! ガツ!
ッグチ ゴク ゴク!
かつて、これほどまでに美味い食事があっただろうか?
食事マナーは文明とは対極の退行ぶりだったが、
その味は疑いなく、古今東西のあらゆる美食を凌駕している。
本能が、細胞が、栄養と水分を渇望している。
暴力的な過食の嵐のさなかで、ようやく人心地が着くのを感じた。
>>256
(エイノー)
「──エイノーも、よく生き残ったね」
「──ぼくは死に損なっただけだけど、
君は命を懸けてルンクスを追い詰めた」
「──ルンクスの生死は確かめなくちゃだけど、
高遠ともども、君には感謝してもしきれない」
胸に即席の包帯を巻いた菊川が頭を下げた。
ウィルの服装は男女兼用のもので、違和感はない。
おそらくは戻った後のことも想定していたのだろう。
菊川:
「──『ナツメグ』が食べ終えれ、
また『肉詰め』ができるようになるはずだよ。
自分の肉にこだわりがあるんじゃなければ、歩いて帰れる。
医者は頭を抱えるかもしれないけどね」
浜岡:
「死体は『蟻』で説明できるけど、
警察が来ないのは別の理由があるはずだね」
「どっちにしても、急ぐ必要がある。
さっさと食い終えな、『ナツメグ』」
259
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/12/14(木) 22:51:26
>>257
(高遠)
全身の力を絞り出し、何とか床に座ることが出来た。
何十キロも遠泳したように、全身が強張り、悲鳴を上げている。
倒れたままでは、昏睡してしまいそうだ。
食事──特に水分が欲しいが、手を伸ばす気力も尽きつつある。
菊川:
「──うん、わかってる。
今、ぼくがするべき『最優先事項』が何かってね」
血色の戻った菊川が立ち上がり、
床に口を開けた大穴まで歩いていく。
「──これは多分、『通風口』だね」
「『懺悔室』で見つけた抜け穴と違って、
『アルメニアン教会』の一部じゃない。
だから、『ジ・ユーズド』で気付かなかった」
「──つまりこの下には、
相応の『施設』が存在するってことだね」
菊川は穴の縁で腰を下ろし、その手を穴の内側に伸ばす。
「──調べろ・・・・『ジ・ユーズド』」
ズギュン !
つぶやく菊川を、無言で見つめる浜岡。
顔を上げた菊川も、しばしその視線を受け止める・・・・
260
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2017/12/16(土) 20:59:42
>>258-259
「ああウィル君失礼」
そういえばとウィルに詫び
「お互い命がけでお互い仲間に助けられた。
その点私も菊川氏に感謝しているよ。
さて、『ジ・ユーズド』で勝利が確認できれば
いいが『まだ先がある』ならナツメグ氏、
私も治す余力はないか?『短期決戦』で
到着した空港まで逃げるのが最善だが
その場合『F・O・Q』が持ち直せばやり易い」
とりあえず『硬度』カートリッジ解除、有効時間は
それほどないが『光発電』カートリッジを装着し
室内の弱い光で少しずつ電気をため始める。
261
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2017/12/17(日) 13:23:45
>>258
「グェェェェブウゥッ ブブッ」
極めつけに汚いゲップをもって食事の終了を告げる。さっそく思考開始だ、あのチンコ野郎は多分、いや間違いなく生きてる、一刻も早く窮地を脱し、仲間と合流したいはずだ。
地下への落下が予想外の出来事なら、ヤツに残された時間は少ない、片足がフッ飛んだ猛烈な痛みと出血は並じゃない、加えて地下には灯りもない、そんな中で適切に止血し、真っ直ぐに出口を目指すのは至難というか、不可能だ。
だが俺は生存を確信している、ヤツのスタンド能力があればたやすいだろう、『嫁』を呼び寄せるか、その場で『嫁』を造るか、どうにでもなる、とにかくヤツは脱出してくる。
『逃走経路を把握し先回りしなければならない』
「なあ、誰か車持ってない? 地下の構造の把握は今やってくれてると思うけど、ルンクスが仲間と合流する前に叩かないとマズくないか?」
262
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2017/12/18(月) 22:44:38
>>259
「み、水……」
探査してくれている仲間が居て自分が前衛である以上やることは一つ
少しでも前衛としての役割を遂行できるよう回復すること。
でも水分になるようなものは余ってるかな……。
飢えた男が二人も貪ってるぐらいだ、声にはなんとか出したい。誰でも良いから分けて。
吹っ飛んだ右手首の応急処置は崩れていないだろうか。
失血が再開してましたでは洒落にならない。体力が減少する原因は0に近づけておきたい。
263
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2017/12/19(火) 21:44:16
>>258
「おやおや」
凄まじい食欲に、思わず笑みがこぼれる。
今回は自分が作ったわけではないが、ああも気持ちよく食べてくれると気持ちが良いものだ。
自分も無事に家に帰ったら、アウレアの機嫌を取るために彼女の好きな食事を作るとしようか。
「ミスター・スヴァルト・・・このままぼくたちを見逃してくれるだろうか」
「日本のYAKUZAは筋を通すと聞いたけど 彼らは南米のマフィアだ」
そしてエイノーの話を聞き、頷く。
「・・・・・ミスター・マンティコア」「この場にも 周囲にもいないということは・・・その『蟻』に?」
死体を見つけるまではなるべく認めたくはないが、彼の話によればその死体すらもなくなっているかもしれない。
彼も自分の意思で戦場に赴いたとはいえ、それでも容易く受け止められるほど自分は器用ではない。
だが、悲しみに暮れるのは、こちらも生き延びてからだ。十字を切り、少しの間祈りを捧げ、そして菊川を見る。
「っと ミス・タカトオ」「大丈夫かい?」
食料袋の中で、何か果物などがあれば高遠に渡そう。
もしなければ、再度来た道を戻り今度は飲料を探す。一番負傷の少ない自分が、今は一番動く必要がある。
264
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/12/29(金) 22:45:14
>>260
(エイノー)
ウィルに頭を下げた後、
野獣のような食事を終わらせた肥満漢に話を向ける。
『ナツメグ』:
「ふうぅぅ〜〜〜ッう・・・・ようやく『人心地』だ。
ああ、いいぜエイノー。
オレの『肉』は相手を選ぶが、おまえのスタンドは役に立つ。
一時的にだが、おまえの体を健常に戻してやるさぁ」
男が立ち上がり、エイノーに迫る。
背後に立ち現れたスタンドは、
『フィストフル』に匹敵するサイズの巨体を折り曲げ、
座り込んだエイノーの肩へと手を伸ばす──
ズギュン!
「ただし、先に言っておくがよ。
オレの『肉』の射程は、ほんの『50m』。
今日のように『先走る』と、元の『ポンコツ』に逆戻りだ。
そこのところを考えて戦えよ・・・・いいな」
ズギュン! ズギュン!
「それと、おまえに詰める『肉』は『人間用』だ。
あのスタンドなら、十分に戦える。
質のいい『肉』は、切り札にとっておく必要があるんでな」
触れられた右肩から、
粘液状の熱い塊が、体内に流れこんで来る。
若干の痛みを伴うも、それは瞬時に苦痛と疲労を押し流し、
やがて湯治にも似た快感で、エイノーを満たした。
酷使した肉体が、文字通り『入れ替わって』いる──
継戦する敵にとって、これほど恐ろしい能力もないだろう。
──ズギュ! カシィン!
一方、エイノーは『光発電』カートリッジを取り出し、
左肩の『スロット』に装填、充電を開始する。
(『硬度』カートリッジはすでに解除されていた)
室内の光は十分ではなく、攻撃に転嫁するほどの電力は、
なかなか溜まりそうにない。
一方で、朗報もある。
体力が回復したことで、『フィストフル』右肩の
『スロット』もまた、復活を果たしている・・・・!
>>261
(井上)
女性陣のしかめ面などおかまいなく、派手なゲップで食事を締めくくる。
『ナツメグ』:
「調子づいてやがんな、井上」
浜岡:
「用意があれば、紅茶の一杯も入れてやるんだがねえ。
気持ちはわかるが、まあ落ち着きな。
ここはシンガポールだ。誰も車なんて用意しちゃいない。
それどころか、土地勘もろくにないんだ。
『逃走経路』なんてもんがあったって、外から追うのはまず無理さ。
ま・・・・そんなもんは『ない』とあたしは思うがね」
「とりあえず、菊川の調査を待つこったよ」
265
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2017/12/29(金) 22:46:03
>>262
(高遠)
渇きのうめきを聞いてだろう、
すぐにウィルがミネラルドリンクの瓶を渡してくれた。
片手で受け取り、口をつける。
ただの水だが、五臓六腑に染み渡る美味を感じた。
千切れ飛んだ手首の先は、即席の包帯で巻いたままだ。
布地は赤く染まっているが、色が広がる様子はなく、
止血は成功していると思われた。
とはいえ、このまま放置していいはずもない。
一刻も早く入院し、医師の治療を必要とする──
ここが戦場でなく、もう敵がいなければ、の話だが。
>>263
(ウィル)
二人の健啖ぶりは、日本に置いて来た恋人の姿を思い出させる。
ここまで不作法ではないが、本能に忠実なところは似ていなくもない。
『ナツメグ』はエイノーにも能力を行使し、
怪我人を治療する体制は、ここに整ったとみてよいだろう。
高遠にも水を手渡し、体力回復を助けてやる。
満身創痍だった仲間たちは、徐々にだが戦力を取り戻しつつある。
一方、自分たちを取り巻く状況は、懸念を孕む。
『ヨハネスブルグ』の幹部、『ヤング・ダイヤモンド』の一角であるスヴァルトは、
同じく幹部であるルンクスを抹殺すべく、ウィルたちを助力している。
お互いに利用し合う関係だが、ことが成される寸前であろう今、
スヴァルトがどう出るかは考えておく必要があるだろう──
日本で『仁義』と呼ばれる感覚が、南アフリカに存在するか否か。
「──見つけた」
その時──菊川が静かにつぶやくのが聞こえた。
会話していた全員が押し黙り、注目する・・・・
>ALL
菊川:
「──この穴の底に、男が一人倒れている」
「──ペニスケースをつけた黒人男性」
「──ルンクスだ。
・・・・生命反応はない・・・・」
「──死んでいる」
ド ド ド
ド ド ド ド ド
266
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/01/01(月) 12:42:57
>>264-265
「有難うナツメグ氏、これでまだ勝負が出来る」
肉体とスタンドの回復を有難く思いつつ皆に提案。
「これからなんだが菊川氏が探ってくれたルンクスの死体に
ここの自家発電機かそとの車のガソリンかけて火をつけて
逃げないか?花嫁だけ100mほど外に置いておけば
『巻き添え』ももう出るまい。あとウィル君の以外の組織
所属の方々、撤退について指示はないかね?なければ燃料を
確認してシンガポールに来た飛行機か国際空港で身元だけ
『F・O・Q』でごまかして国際線で日本に帰ろう。
途中何人か服は着替えがいるだろうが『順序』は変わった。
我々は『目的』を果たした。次は『厄介ごと』がまだあるなら
迎撃して生きて帰る事だ」
267
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/01/01(月) 13:41:48
>>265
「……か。ふっ…… あ、りがと」
ウィルに礼を述べる。
活動能力は得た。後は行動だ
「……『死体処理』すれば確実。
単純に上から重いものを落とす、というのも早さで言えば良いけど……」
挽き潰すための重い物ならそこら辺に長い椅子があるからそれでいい。
ただ、万一の復活されないよう不可逆な状態にしたいならやはり
「一番はやっぱ焼き払う事よね」
「確認。
これまで探知してたルンクスと一致するような、間違いなくルンクスで合ってる?
後、他に生き物やスタンドの存在はわかる?」
死体損壊の方法を探りながら菊川さんに確認をとる
268
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/01/01(月) 23:59:29
>>265-267
「・・・・・・・・・・」「やはり『火葬』が確実ではあるかな」
死体を損壊させることに抵抗がないと言えばウソになるが、『フープル社』の存在を知る自分としても
ここで確実に復活しないよう、念押ししておくという事の大事さは分かる。
ましてや相手はあの『ルンクス』だ。このチャンスを逃せば、次はないかもしれない。
「ミスター・キクカワ」「先ほど言ったその『施設』・・・・・その詳細は分かるかい?」
あらかじめ、こちらの襲撃を想定してこの場所で結婚式を挙げるつもりだったのか?
その場合、地下の施設はルンクスが作っておいたのだろうが、あるいは第三者がこの展開を見越しておいたのか?
269
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2018/01/05(金) 15:21:31
>>264
「おまえらもうちょっと下調べとかした方がいいんじゃない? まぁ俺がいたから事なきを得たけどなあーッ!」
『ハッピー・オルガン』とおさらばして、初めて勝ち取った勝利だ、高揚くらいする。
「は? 死んだ? ウッソマジで?
『やったか?』はやってないフラグだろ? えっじゃあもうここにいる意味ないじゃん、帰ろうぜ、飛行場まで徒歩でいくってワケないよな?」
「あと聞いときたいんだけどこの『肉』って射程距離どれくらいあるんだ? あんたらと別れた途端バラバラになって死ぬとか嫌だぞ、ああそうだ、報酬の話は飛行機の中でするからな」
270
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/01/19(金) 01:51:51
>>266
(エイノー)
「名案だね、エイノー。
まずはその手を試すとしよう」
まず賛意を示したのは浜岡だ。
「逃げる手順もよく考えたもんだ。
もっともスヴァルトの手下が約束を守るなら、
帰りの便は手配済みだと思うがね」
「・・・・そうさ。目的は果たした。
今は安全な間に、一刻も早く帰るのが先決だよ」
『ナツメグ』:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
>>267
(高遠)
菊川:
「──ぼくの『ジ・ユーズド』は、
生物・非生物の区別を能力で判別する。
ルンクスの外見は特徴的だし、確実に『生きてはいない』。
──他の生命体、スタンドの存在も・・・・感じられない」
仮面の下の声がかすかに上ずって聞こえるのは、
気のせいだろうか?
その表情もまた仮面に隠され、皆目判断がつかない。
>>268
(ウィル)
菊川:
「──この穴の下には、『地下墓地』が広がっている。
『カタコンベ』とかじゃない。大きな公園ほどの広さがある
教会より遥かに新しい施設だよ。」
「──おそらくだけど、一般に知られていない場所じゃないかな。
例えば富豪層を対象にした秘密の墓地とか。
豪奢だけど、墓の数は全然少ないから」
浜岡:
「やはり、あらかじめ用意した場所じゃなかったようだね。
あの下衆の最後の場所としちゃ贅沢すぎる気もするが、
このまま大人しく眠ってもらうとしよう」
ザ ッ
おもむろに立ち上がった浜岡は、
一同の状態を確認するように、視線を巡らせる。
「死体の確認は、あたしがしといてやるよ。
あんたらは先に帰るといいよ。
もちろん、そのデブ助も連れてね・・・・
そいつの射程は『50m』しかない。
離れすぎると、病院行く前に終わっちまうから気をつけな」
>>269
(井上)
杜撰すぎる一行の計画に呆れる井上。
ルンクス討伐の成功は、自分の存在あってこそだとアピールしておく。
浜岡:
「『フランキー・アヴァロン』──
その『肉』の射程は『50m』までさ。
あんたは特に気をつけな。
下半身とおさらばしたいんじゃないならね」
浜岡が改めて説明する。
いずれにせよ、ルンクスが倒れた以上、
ここに長居する理由は寸毫もない。
ルンクスの止めを引き受けるという浜岡の申し出は、
井上にとっても願ったりかなったりだ──
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・何の『茶番』だこりゃ? ババァ」
身じろぎもせず言い放ったのは、床に座り込んだ『ナツメグ』だ。
「てめぇが『嫁』にされるタイミングはなかったはずだよな?
それにてめぇもだ、菊川・・・・」
「ルンクスが『落下死』した・・・・?
そんな都合のいい話を信じると思ってるのか?」
「【殺し屋】が仕事を終えるのは、
骸になった標的を、自分の目で確認した時だけだ。
そんなことも知らねぇてめぇらじゃないだろうが・・・・?」
271
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2018/01/19(金) 20:25:12
>>270
「俺らのどうにもできないレベルで仲間割れすんのやめろよ…ともかく行くなら行くでもう腹くくってるからな俺は、ナツメグから離れられんし、なぁナツメグ、あんたのスタンドなら安全に降りられるんだろ? ホラ肉とか使ってさ。
あと灯りが欲しい、誰か調達してくんない? スマホのライトでもいいけど俺は持ってない」
どっちみち行かなきゃいけない気はしていた、さっさと行こうと意思表示しておく。
「あとさぁ…替えのパンツとかないかな?」
自身の下半身のことは考えたくもないが、流石にこれ以上この格好でシリアスは演じられない。
272
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/01/19(金) 21:48:22
>>770
「そう疑う事はないよ、ナツメグ氏。どのみちルンクスの
死体と焼却には全員で降りるのだから。効率は悪いが
今更分散するのもよくない、まず菊川氏に『下に向かう
階段を探してもらおう。それからガソリンとロープと丈夫な
布を皆で探しに行こう。私も『手持ち』がしばらくは打ち止めだ、
外の『自動車』の『機能』を少し調達したい」
浜岡の申し出は有難いが何せルンクスだ、死んだふりを
信じさせるために今回ウィルを諦めるくらいはするだろう。
そして生きていれば多分もう振り出しにも戻れない、
次はスヴァルトが呆れて協力しないだろう。
ここは『確実』を期するに越した事はない。
>>771
「それとこれが最初でいいし『見るな』といえばこちらも
できればそうしたいのでさっきウィル君が食料を探した
生活棟に水も石鹸も『着替え』も、上手くすれば浴室も
あるだろう、洗って着替えると良いよ。お互いナツメグ氏
からあまり離れられない身だ、壁一枚くらいしか離れられない
のは諦めてくれ」
恩人に思う事ではないが今の井上と『密着』というのは
それなりつらい、あと救急箱と裁縫箱でもあれば
万一の用心になる。
273
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/01/20(土) 22:40:26
>>270
「─────地下墓地だって?」
しかも公式に置かれているものではない。何者かの意図で隠匿されたもの。
菊川の予想した用途の可能性もあるが、あるいは違う可能性もある。
果たしてこれが警戒し過ぎだと言えるだろうか?
「・・・・・ミスター・スヴァルトの言葉を信じるなら 脱出を急ぐ必要はない」
「死体をどうにかするまでは チームを分けなくても良いのではないかな」
「ミスター・キクカワ」「『ルンクス』の死体までの距離はどの程度だい?」
菊川の能力を疑うわけではないが、何らかの手段を用いて死を偽装している可能性もある。
『アレルギー探知』で更にチェックをしておきたい。射程距離内ならば良いが。
「ミス・ハマオカ」「近くに発電機・・・あるいは車などのガソリンを使うものはあったかな?」
274
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/01/21(日) 01:53:03
>>270
「…… …… 。」
菊川さんの声、沈黙。
そしてナツメグと浜岡さんの会話。
ぶるっ
一つの『結論』が頭を貫く。
間違いであってほしいという願望と、恐らくそうだという諦観を伴いながら。
まぁもしその通りのサイアクな状況だとしても、逝くしかない。是非はないのだ
「……降り方はどうすればいいかしら。」
菊川へ、問う。
275
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/02/01(木) 01:25:20
>>271
(井上)
『ナツメグ』:
「ああ、降りるだけなら余裕だ。『だけ』ならな。
でもって、それはルンクスも同じだ。
究極に近い、あのクラスの『近距離パワー型』が簡単に死ぬかよ。
例え噴火口に突き落としたって、油断なんて出来ねぇ」
『ナツメグ』の言い分を聞きながら、
井上は周囲に着替えを所望する。
この場に下着売り場はなさそうだが、
外に調達に出たウィルならば、在り処を知っていそうだ。
エイノーも外に出たがっており、応じてくれた。
>>272
(エイノー)
『ナツメグ』:
「全員で確認に行く・・・・
それをさせない為の『方便』じゃあねぇか言ってんのさ。
菊本とババァ、二人が揃って示し合わせてな」
「・・・・ま、オレの推理が外れなら、
全員仲良く死体を確認に行けば済む話だ。
てめぇの想定と違って、全員まだ『やる気』みてーだからよ、
ババァ」
エイノー自身は新たな『装備』と、井上の着替えの調達を希望する。
敷地内で自動車は見当たらなかったが、
これだけの観光地に駐車場がないとも考えにくい。
探せば必ず見つかるはずだ。
>>273
(ウィル)
ウィルは菊本の報告をもとに、自論を述べる。
改めて菊川にルンクスの状態を問うが、なぜか返答はない。
仮面の下の表情は不明だが、
『ナツメグ』の詰問を受けてから、微動だにしない。
それは浜岡も同じだ・・・・
普段の泰然自若ぶりに、明らかな陰りが感じ取れる。
「車は探せばあるさね・・・・
だけどさウィル・・・・本気で『続ける』気かい?
おまえさんが律儀なのは百も承知だよ。
だけど、もう『嫁化』は解除された。
ルンクスを追う理由は、おまえさんにはもうないんだ。
『手負いの虎』を追って、虎穴に飛び込むなんて、
誰かを待たせてる人間が、そんなことをするもんじゃない・・・・
あたしはそう思っちまうんだよ。違うかい?」
>>274
(高遠)
悪い予感というのはよく当たる──
そして、その予感が間違いないという『確信』もまた。
脳裏を過った一つの結論に身震いしながら、
高遠は菊本に問う・・・・返答は彼らしからぬ、たどたどしいものだ。
「──・・・・懺悔室・・・・
──床に隠し扉と長い階段が・・・・
──いや・・・・でも・・・・」
『ナツメグ』:
「・・・・おい、菊川。
おまえはオレらの『目』だ。
おまえが地下に何を見たか知らねぇが、
嘘の情報流す『目』なんざいらねぇんだよ」
「いいか・・・・一度しか言わねぇぞ、てめぇ。
この場でぶっ殺されたくなけりゃあ、
てめーが見たままの状況を、ありのままに説明しろ」
「どうせルンクスは生きてるんだろうが、
ババァと口裏合わせてまで全員を止めようとする、
その『虎穴』とやらの状況だよ」
菊本:
「──わかった・・・・よ」
嘆息の後、ヨーダの青年は顔をあげ、そして語り始める。
276
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/02/01(木) 01:26:32
>ALL
菊本:
「──地下の設備については、嘘は言ってない」
「──懺悔室の床に隠し扉があって、
そこから階段で地下墓地まで降りられるのも本当だ」
「──ただ・・・・その穴の底に、ルンクスはいない」
「──生きている。
──すでに移動を開始し、地下墓地を彷徨っている。
──すでに一人じゃない・・・・『スイートバイト』が一緒だ。
──彼らが最初にしたことは・・・・」
浜岡:
「水道管か何かを壊して、周囲を水浸しにする・・・・だろ?」
菊本:
「──大当たり」
浜岡:
「だろうねえ。あたしだってそうするよ」
「『鏡面』なら何処でも出現する凄腕の【殺し屋】の相手を、
天然の『ミラーハウス』でやるってのがまず自殺行為さ。
加えてこっちの戦力は、半数が『肉詰め』で凌いでる状態だよ。
致命的な『急所』を引き摺ったまま、
ルンクスの前まで行ける可能性は、限りなく低い。十分な対策が必要だ」
「片足を失ったルンクスが追い詰められてるのは間違いない。
地面を掘って地上に上がるのは、幾ら近距離型でも骨折りだ。
穴を登るのも同じさ。そこをあたしらに見つかれば、まずおしまいだ」
「だが、あのルンクスは『供与者』に近いスタンド使いだ。
時間を与えれば、どんな新戦力を増やすかわからない。
確実に仕留めるなら急ぐしかないが、急げば暗殺の格好の的。
こうしてあたしらが悩むところまで、あいつの計算の内かもねえ」
「この穴の底で始まるのは、手傷を負った敵の楽な『後始末』じゃあない。
逆襲を誓う手負いの獣の巣穴に頭を突っ込む、危険すぎる『賭け』だ。
深追いは禁物だと言うけど、この穴の奥はまさにそれさ」
「・・・・はっきり言った方がいいかい?」
「全員でこの穴を降りる選択をすれば、
高い確率で全滅、良くても何人かの犠牲が出るはずさ。
あたしは【護り屋】として、あんたたちの誰も死なせたくない」
「だから、菊本に嘘をつかせたのさ。
行くのはあたし一人で十分だ。
仮に失敗したとしても、怪我が癒えたあんた達なら、
いつか必ず、ルンクスを止められるだろう。
それは未来に繋がる。今、無茶をする必要はないのさ」
『ナツメグ』:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
浜岡:
「みんな。あたしに、最後の確認をさせてくれるかい。
『つきあい』で命を賭けるなんて馬鹿々々しい話だろ?
まず、あたしが手を挙げる。
どうしても今、ルンクスを倒しておきたい・・・・
そう思う者だけ、一緒に手をあげとくれ。
『肉詰め』の射程については考えなくていいよ。
あたしに考えがある。
もちろん恨みっこもなしだ。
嫌々戦ったところで、戦力になんてなりゃしない。
そうだろう? ねぇ、『ナツメグ』」
「・・・・・・・・チッ」
やりこまれた『ナツメグ』が、苦虫をほおばった。
浜岡:
「自分の運命、決められるのは自身だけさ。
さあ・・・・今、どうするか決めるんだ」
一同を見回した後、厳かに宣言する浜岡。
その手がゆっくりと、率先して真上に挙がる──
ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
277
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/02/01(木) 04:16:53
>>275-276
肩をすくめて息一つつく。
「いや実に『燃やそう』というのも穴から大量のガソリンを
投下して火種を落とそうという話でね。現状私は
『全員離れない事』が生存への道だと思っているよ。
井上氏と菊川氏、それに私はナツメグ氏から離れれば
死ぬか行動不能、高遠君も十全とはいえないだろう。
そういうわけでむしろ残れるのはウィル君と浜岡婦人だったが
実のところ片足でもルンクスと、私は知らないが浜岡婦人と
同じスタンドを使う『花嫁』相手に万一奇襲されたら
正直難しいと思う。 手早く(せいぜい1〜2レス)洗って、着て、
準備を整えてルンクスを追い斃す、私はそれが最善と考える。
浜岡婦人の肉詰めのフォローを信じない訳ではないが
私は行く。機内でも言ったがああいう男とは相容れない。
あと先ほどの状況限りかもしれなかったが『F・O・Q』は確実に
始末したいとルンクス氏は言っていた、『厄ネタ』になりに
行かない理由はないだろう?」
ルンクス追撃志願に挙手する。
278
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/02/01(木) 04:23:39
>.277追加
『猶予』がない為『自動車』を諦め先のウィルの
食料調達先で何かの『機械』を探そうと思う。
ウィルに聞けばおおまかに何があったかわかるだろう。
この際贅沢は言わない、『工具箱』や『竈』でも何か
役立つ『機能』はあるだろう。
279
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2018/02/03(土) 12:11:26
>>276
「うるせえぞ、俺はもう決めてるんだ。
俺は『生まれ変わる』これは俺の人生の最後の選択だ。くだらない過去はついさっき糞まみれのパンツと一緒に脱ぎ捨てた。
俺は井上正だ、これが人生を選択する俺なんだッ!」
気合十分に挙手する、が、それは最悪の選択も覚悟しなければならないということだ。
死ではない、それよりもっと恐ろしいこと。
『ハッピー・オルガン』の発現だ。どうだ? 出るのか? 今初めてスタンドの発現を試みる。
パンツの調達なんかは省略して構わない。
できたかできなかったかだけ結果を知りたい。
280
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/02/05(月) 21:44:18
>>275-276
「・・・・・・・・・・・・・・・」
状況を整理する。やはり『ルンクス』は生きている。
それも、より危険な罠を用意して、だ。
確かにルンクス自体は手傷を負い、当初よりも弱体化はしているだろう。
だがこちらも負傷した人物は数多く、『ナツメグ』が倒れれば半数は命を落としかねない。
そしてなによりも、この地下はあの『スイート・バイト』の独壇場だ。
エルガマルの言葉は常に心に刻んであるが、冷静に考えてあちらに踏み込むのは極めて危険だろう。
「──────────」
地に倒れ、拘束されている元『花嫁』を見る。
彼女は幸せだったのかもしれない。例え強制的な洗脳だろうと、そこに幸福があった事は間違いない。
そういう『能力』だからだ。
だが、彼女はルンクスと出会う前に、想いを秘めた相手がいたのではないか?
あるいは、既に誰かと恋仲になっていたかもしれない。そんな心を、我欲のために無理矢理塗り潰す事は正しいか?
いずれルンクスは倒すとしても、それまであの男の好きにさせれば、またこのような事態が何度でも起きるだろう。
それならば。
「許すわけにはいかない」
頷き、挙手をする。
「それとミス・ハマオカ」「帰りを待つ人の話だけれど・・・ぼくが貴女の帰りを待っていないとでも?」
彼女一人に戦わせるなどもっての他だ。心配されているのは、自分だけではない。
「ミスター・ニョルズ」「何か必要なものがあれば共に取りに行こうか?」
281
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2018/02/06(火) 04:49:20
>>276
「盛り上がってるとこ悪いんだけどさぁ、『流水』って『鏡面』扱いになるのか?流石にないと思うんだけどな、水道管を破壊したなら水は止められない、つまり溜まらない。ビチャビチャ溢れる水は鏡にはならねえよ。
それともう一つ、『光』が無けりゃ鏡はただのガラス板だろ、これ全員覚えといてくれよな、地下墓地だとしたら自然光はない、ただ人の入る所だ、必ず灯りはある、まぁ電気だよな、ブレーカー落とすのも考えたがそうすると俺らも難儀する、いざと言うときは混戦覚悟で灯りを潰すのも考えといていいんじゃないか?
というわけでだな、あんまりビビるなよ」
「何もかも俺の予想と期待が合致したんなら、多分俺一人…まぁ一人か、うん、一人でも片付けられると思う、あんまり現実味ないから言わないけどな」
282
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/02/06(火) 10:22:09
>>276
「……むう」
生きている上『深淵』までいる。居てほしくなかった奴が戻ってきてしまった。
あと、ルンクスが足を壊してるってことは、その水は奴の血が混じってる可能性がある。
触れれば恐らく悪影響を与えるだろう。
思わず顔を覆う……つもりで上げた右手が空を切り我にかえる。
奴はこちらに目をつけていたことと、これから往くつもりの者がいることを考える。
……やはり放っておくわけには行かないのだ。
「やるわ」
右腕をあげ応える。
そういえば、手首から先はさっきの戦場の何処かにあるだろうか。
余裕があれば『ジ・ユーズド』の手を借りて探したい。なければ無理はしない
283
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/02/10(土) 20:27:18
>ALL
「・・・・おやおや、全員かい。
一人くらい賢い人間がいると思ったがねえ」
嘆息する浜岡の表情は、
言葉とは裏腹に、涼やかな風を受けたようだった。
「適当言ってんじゃねぇぞ、ババァ。
誰も降りそうにないから、ハッタリかましたんだろーが。
オレが突っ込まなけりゃ、こいつら全員帰りの船の上だ。
間抜けのお守りが続くと思うと、うんざりするぜぇ」
魚肉ソーセージにかぶりつきながら毒づく
『ナツメグ』の口端にも、笑みが浮かんで見える。
「──状況は最悪だけど、それは『お互いさま』だね。
それに、こっち側に有利な点もある。
──ぼくが生き残ってるってことさ」
ヨーダマスクの顎を撫ぜる
菊川の台詞は、まんざら冗談でもない響きだ。
「まったく、しょうがないね。
あたしは【護り屋】だ。
全員『護る』のが役割だけどさ・・・・
護りきれなくても、恨みっこはなしだよ?」
呼応する三人、微笑する四人。
ルンクス打倒の最終戦へと、七名が駒を進めることを決める──!
>>277-278
(エイノー)
菊川:
「──地下墓地は公園ほどもあるし、穴の真下に敵はいない。
公園全体を焼き払う量のガソリンは調達が難しいと思うよ」
「──そうか。地下の見取り図が必要だよね。
君たちが調達してる間に書いておくよ」
立ち上がるエイノーに対し、ウィルが同行を申し出る。
>>279
>>281
(井上)
浜岡:
「動いてる水なら、鏡にはならないはずさ。
さっきまではそこのファットマンが、『肉』で教会を揺らして
『鏡』を封じてた」
『ナツメグ』:
「同じ手は期待すんじゃねーぞ。
教会よりでかい『地下』なんざ、流石に無理だ。
おまえらに『肉』を余計に回してるしな」
菊川:
「──君の想像通りだよ。
地下墓地の灯りは人工のものだけだ。
ただ、ブレーカーを落とすのは難しいかもね。
──やっぱり、地図を描いて説明した方がいいねこれ」
そして──
最終戦への参加を決めた井上は、
同時にもっとも恐ろしい『敵』と対峙することを決めた。
脳裏に焼き付いた、あの巨大なヴィジョン。
自分を支配し、玩具にする『悪魔』の姿を呼び起こし──念じる。
それは、井上にとって初めての感覚だったが・・・・
ズ ギュン ! !
ド ド ド
ド ド ド ド ド ド ド
次の瞬間、眼前に『ハッピー・オルガン』が発現する。
女性の姿ではない。『悪魔』と恐れられた以前の状態だ。
腕を組んだ仁王立ちのまま、邪悪な笑みを浮かべる・・・・
だが・・・・その一方で井上自身は、
以前とは異なる感覚を、己の中に感じ取る・・・・!
284
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/02/10(土) 20:27:36
>>280
(ウィル)
ウィルを決断させたのは、
ルンクスに対する恨みや怒りではなく、
未来の女性への被害を考慮した『正義』だった。
浜岡:
「・・・・ふふっ、ありがとうよ、ウィル。
顔や姿だけじゃなく、あんたは本物の『紳士』さね。
女なら誰だって、あんたをほっとかないだろう。
もっとも、ルンクスみたいな奴は御免だろうがね・・・・ふふっ」
立ち上がったエイノーに呼応し、
自分も調達に向かうと伝える。
居住区域ならば一度立ち入った自分が、一番把握しているはずだ。
>>282
(高遠)
──ただ、一言。
短く宣言し、参加を決めた。
右手首から先は、砲弾の直撃を受け、爆散している。
焼け焦げ、四散した欠片を集めても、再生は難しいだろう。
285
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/02/11(日) 02:56:19
>>283-284
「ではウィル君、ご足労だが付き合って欲しい。
『大工箱』「工具箱」『包丁』、あと人間用の『機械類』全般、
種類は問わないので探して欲しい。無駄手間になるかも
しれないので申し訳ないがその中から使えそうなものを
私が選ぶ。あと『機能』に関係なく懐中電灯は使えるので
それもよろしく」
ウィルと『道具』探しに食料の合った部屋に向かう。
ついでに行動を阻害しない着替えや長靴もあれば
欲しいがこれはなければないで構わないくらいのつもりで。
286
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/02/13(火) 21:54:01
>>281
「ブレーカー・・・なるほど」「その案は素晴らしいね ミスター・イノウエ」
「落とせる手段はできれば見つけておきたいな」
井上の案に賛同する。
>>284-285
「それは何とも買いかぶりだよ ミス・ハマオカ」
「もっともどちらにせよ・・・ぼくが愛を捧げる相手は既に決まっているからね」
エイノーの言葉に頷き、必要なら肩を貸して立ち上がらせる。
「You got it(承りました)」
手早く戻り、エイノーに言われた物品と、その『包丁』を集める際に
自身も『ペティナイフ』を懐に忍ばせる。それと、世界中にありふれた飲み物の、『コーラ』のペットボトルも。
水を汚せば、『鏡』とはなり得ない。予想される水量に対しあまりに心許ないが、ないよりはマシだ。
287
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2018/02/15(木) 06:12:20
>>283
「…」
【…】
目的の達成のため、精神と肉体は今までにない完璧な調和をもたらしている。あらゆる手段も方法も関係ない。
自身のプライドすら問題にならない。
言葉はない、必要ない。でも一応言っておこう。
「【あのカマ野郎のチンコ切り取って、自分のケツにブチ込んでやる】」
言うが早いか『ハピオル』は穴に飛び込む。
落下中腕を突っ張り、制止する、足りなきゃ足も使う、スタンドに質量はないため、チョイと指をかけるだけでも止まるはずだ。
落ちる瓦礫も少ないはずだ、自然に落ちてきたものと区別はつくまい。止まったあとはゆっくりと下降する。
目的は『偵察』そして『挟撃』のための待機だ。そう、これは『作戦行動』だ。
『寝具』による拘束は脅威だが、あれはおそらく認識発動、光源の乏しい穴をずっと見上げてるなんてのはとてもやらないだろう。
井上は椅子にされなかったことをとりあえず安堵し、違和感の正体を探る。
>>ALL
「ハピオルは穴の中で待機してる、あっちの情報が俺に伝わるかはわからないけど、挟み撃ちには最適なポジションだと思う、覚えておいてくれ」
288
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/02/17(土) 21:05:41
>>283
あわよくば程度の観測ではあったがやはりだめそうだ。
(失ったものより今有るものに目を向けよ、エンパワーメントエンパワーメント)
菊川本人に「生き残っていることが有利な点」
といわせただけ、踏ん張った甲斐はあった。
重傷多数とはいえ、ほとんど欠けていない状態でここまで来られたことも。
明るいことを考えないと人間やってられないからね。ちょっと希望的にとらえてみる。
「さて、図示というとあれだけど、詳しい間取りを教えて頂戴」
さしあたって得られる情報は得ていきたい。それに対してナツメグ・浜岡両名がどういう見解なのかも。
289
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/02/25(日) 15:57:20
>>285
(エイノー)
エイノーとウィルは連れ立ち、住居棟へと向かう。
ウィルの手引きもあり、
台所への潜入は問題なく完了した。
まず包丁──これはすぐに見つかった。
多少時間がかかったが、
『工具箱』も物置の奥から入手することが出来た。
電動工具こそ入っていないが、一通りの工具が揃っている。
ずっしりと重い、金属製の頑丈な造りだ。
大工箱は、台所にも物置にも見当たらない。
着替えはすぐに見つかった。
多少サイズに違和感があるが、着れなくはないものを見繕える。
神父服のスペアも見つかった。
長靴は・・・・ここには見当たらない。
>>286
(ウィル)
エイノーとウィルは連れ立ち、住居棟へと向かう。
エイノーを案内し、まずは台所へ。
状況に変化はなく、人の気配はしない。
ペティナイフを見つけ、懐に忍ばせた。
コーラも発見。
小型のペットボトルを一本、持ち出すことにした。
>>287
(井上)
井上と『ハッピー・オルガン』。
隷従と支配の関係にあった両者の意思は、
図らずもこの時、完全な同調を見せた。
── バッ !
閃くような身のこなしで、
『ハピオル』は床に開いた穴に飛び込み、
地の底へと向かう。
スタンドに重量は存在せず、『落下死』もあり得ない。
壁に手をつけ、落下速度を制御しながら、
真っ暗な穴の中を降下していく──
ザ ウッ!
長い滞空を経て、ついに足裏が地の底を捉えた。
土ではない。湿ったコンクリートの触感。
周囲は依然として、伸ばした手の先も見えない闇だが、
西方向に、かすかな『星』が浮かんでいる。
ちっぽけだが複数の、『星』のような光の粒が。
一方の井上は、依然と異なる感覚について考えるが、
現時点では茫洋として、はっきりとはわからない。
今回は望む方向に動いてくれたが、
『ハッピー・オルガン』が自身の意思で動かせるように
なったわけでもない・・・・『暴君』の性質に変化もない。
ただ・・・・奇妙な『確信』がある。
いざという時。
自分は必ず『ハッピー・オルガン』を『止められる』と。
290
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/02/25(日) 15:57:48
>>288
(高遠)
菊川:
「──下手かもしれないけど、大体こんな感じ」
菊川は尖った瓦礫を拾いあげると、
床にざっくりと地図を描いていく。
高遠と井上、それに浜岡、『ナツメグ』がそれを覗き込む。
『アルメニアン教会 地下墓地』 ↑北
■■■ ■■■
■通■ ■通■
?■■■■秘■■■■■■■■■■秘■■■■■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□秘□通■
?□□□□墓□□墓□□墓□□墓□□□□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
?□□□□墓□□墓□□墓□□□□□□□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□秘□通■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■
?□□□□墓□□墓□□墓□□□□□□□□□■
?□□□□□□□□□□□□□□□小屋□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□小屋□□□秘□階■
?■■■■秘■■■■■■■■■■■■秘■■■■■■
■□■ ■通■
■□■■ ■■■
■□.エ■
■■■■
通:通風孔 階:階段 エ:エレベーター
秘:隠し扉
菊川:
「──先に言っておくけど、この『地下墓地』の全貌は、
ぼくの能力だと見通せない」
「──ここは人口の施設だけど、元々あった鍾乳洞を利用してる。
東側は整備が進んだ『人工物』だけど、西側は手つかずの自然なんだ。
こっち側が?なのは、そういうこと。
──水音は聞こえるので、滝か何かがあるんだと思う」
「──といっても、こっちに逃げ道はないと思う。
ルンクスは墓場に留まっているし、ここは地下鉄より深い
地下の底の底だし」
「──問題は、階段の他に、エレベーターがあること。
これが何処に繋がっているかは、ぼくにもわからない。
──ぼくらにとってラッキーなことに、
通風孔や階段、エレベーターは、景観を損なわないよう、
どの入り口も自然物に偽装されてる。
そのおかげでルンクスには見つかってないけど、いつそうなるか限らない」
「──南側には、小さな小屋がある。
中がどうなっているかはぼくにもわからない。
箱の中の箱の中身まで『ジ・ユーズド』は干渉できないんだ。
──小屋の外見は古びた民家風で、休憩所やトイレじゃないかと
思うけど・・・・現場で確認しないと不明のまま」
「──地下墓地全体は、土の地面で覆われているけど、
石畳が墓所の間に巡らされていて、そこに水が撒かれてる。
──水の出どころは壁に巡らされた水道管。
その一部を破って、水をまき散らしてる」
「──照明は、天井に設置されたLED灯。
──壁の中の配線は無数にあって、全部を消すのは骨だね。
ブレーカーは、ぼくにわかる範囲では存在しない。
──もしかすると、小屋の中かもしれない」
291
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/02/26(月) 06:29:42
考えた結果『包丁』『錐』『ペンチ』『鉄やすり』を選び
使わなかった服にくるんで腰に括りつける。
一応分けて4つの包みを作る事にする。
着るのは『神父服』にした。
『長靴』は諦める、どのみち『念のため』以上の必要性は
なかった(一応靴はまだそれほど破損していないだろう)。
「お待たせした、協力有難うウィル君。戻ろうか」
292
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2018/02/26(月) 15:36:44
>>289
【…】
ヒュッ
その場で跳躍、穴の中に戻り、両腕を突っ張ってその場に留まる。光の粒は何らかの射撃と判断した。あくまで慎重に、冷静にファックしてやる。
井上は持てるだけの食糧を持って準備完了だ。液体や流動食が好ましい。
「早く行こうぜ、一度受けた攻撃を二度食らうヤツじゃあないと思うが、信用はできない」
他の者の準備が終わり次第出発する。
293
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/03/01(木) 23:15:52
>>289
>>291
「心許ないけれど・・・それでもないよりはマシだね」
>「お待たせした、協力有難うウィル君。戻ろうか」
「Roger.(了解)」
懐の得物の感触を確かめながら、左手にペットボトルを持ちエイノーと合流する。
自分が刃物を持った所で『エンジェルズ・ラダー』や『スイート・バイト』と
殴り合えるわけではないが、この使い道は相手を傷付けるだけではあるまい。
「・・・・・しかし Mr.ニョルズ」
「勇猛果敢な闘いぶりを見せ 先程の追撃戦へ真っ先に名乗りを上げた貴方に訊ねたいのですが」
「・・・・・貴方は死を恐れないのですか?」
仲間の元へ歩きつつ、隣の大学講師にふと訊いてみる。
294
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/03/02(金) 19:11:52
>>290
天井にしかついていない以上、何か水分を含んだモノでLED灯を割る、という話になるが
明かりを消すならスイッチを止めるか
コンセントとかを利用してショートさせ無理やり落とす、あたりか。
小屋の中身とエレベータの行き先、奥地が見通せないのは未確定要素だが他がはっきりしただけマシだ。
「先程のように、鏡やらには警戒しつつ援護をお願い」
こちらが動くために必要な情報としては足元の状況、
更に『ジ・ユーズド』で操作できるモノがあるかどうか、ルンクスの位置などはどうなっているだろうか、
確認しつつ、仲間を待つ。
295
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/03/15(木) 00:53:06
>>291
>>293
(エイノー、ウィル)
『包丁』『錐』『ペンチ』『鉄やすり』を選び、
それぞれ余剰の衣服に包んで、腰に括った。
神父服は袖丈はやや短いが、
裾の寸法はエイノーにぴったりのサイズだ。
準備を終えたエイノーとともに、
ウィルは住居棟を後にした。
チャペルに戻る道中、ふと胸に浮かんだ疑問を口にしてみる。
と、二人は住居棟の陰に、簡素な小屋を発見した。
木製の簡素な建物で、ガレージか物置のようだ・・・・
>>292
(井上)
謎の『星光』を訝り、素早く頭上へと跳躍する『ハッピー・オルガン』。
穴の途中に留まり、攻撃の気配を待つが、
それらしき物音は届かない──杞憂だったようだ。
……ピチャン ……ピチャン
どこかからかすかに響く滴の音。
そして穴の壁越しに感じられる、かすかな振動。
穴も壁も明らかに人工物だが、
ここが海に囲まれた島の地下深くであり、
岩盤一つ隔てた先に深海が広がる事実を如実に想起させる。
一方、井上は持てる限りの食料を袋詰めにし、携帯した。
『ナツメグ』も同様の準備を行ったので独り占めにはできないが、
当座の食料としては十分な量だと思われる。
二人はまだ戻らないが、出発の準備は万端だ。
>>294
(高遠)
「──それは、任せてよ」
ヨーダマスクの鼻の下を擦りながら、菊川が請け負う。
高遠の疑問に対して、菊川から得られrた情報は次の通りだ。
・墓地の地面は土砂で覆われているが、
墓の周囲は石畳で舗装された通路になっている。
また、一部芝生の植えられた個所もある。
地盤の強度的な問題は、おそらくない。
・ルンクスの現在位置は、マップ参照。
ルンクスは先刻までスマホを確認していたが、今は墓所の調査にかかっている。
・『スイート・バイト』の現在位置は『不明』。
『アルメニアン教会 地下墓地』 ↑北
■■■ ■■■
■通■ ■通■
?■■■■秘■■■■■■■■■■秘■■■■■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□秘□通■
?□□□□墓□□墓□□墓□□墓□□□□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
?□□□□墓□□墓ル□墓□□□□□□□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□秘□通■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■
?□□□□墓□□墓□□墓□□□□□□□□□■
?□□□□□□□□□□□□□□□小屋□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□小屋□□□秘□階■
?■■■■秘■■■■■■■■■■■■秘■■■■■■
■□■ ■通■
■□■■ ■■■
■□.エ■
■■■■
通:通風孔 階:階段 エ:エレベーター
秘:隠し扉 ル:ルンクス
296
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/03/15(木) 21:39:12
>>293
「それは死にたくはないとも。ただ状況と序列があって
さっきは私が前線にいるのが私を含めて生還の確率が
一番高かっただけだよ。アウレア君のために生き
アウレア君のために魂をかける、ウィル君のそういう
気持ちと少ししか違いはないさ。だから生きて彼女の
元に返ってくれ。君の生還が我々の勝利だ」
微笑んで答える。
>>295
小屋を見つけた。
だが分散しているこの状況で焦れない。
「ウィル君、一度戻って皆、特に菊川氏に伝えよう。
我々だけで探索して戻るのが遅れるのはまずい」
ウィルに撤退を提案し賛成されたら他のメンバーと合流する。
様子見を提案されたらスマートフォンを取り出し画面ライトと
ズームを使えるようにしてウィルに後衛を任せ近づく。
297
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/03/20(火) 14:33:13
>>295
「ルンクスが死ぬまで泣くんじゃないわよ
……譬え私がそうなろうともね」
電話のレンズ機能を使った鏡アプリは……
有効なら水浸しにする必要はなさそうだし除外して良い。
「墓所の中の小屋といえば整備用品とかありそうだけれど
自由な出入りができる状況でいたほうが潰しがきくであろうし
『スイート・バイト』がいる線は低いかしら…」
独白がてら井上にも問うてみる。
298
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/03/22(木) 00:32:49
>>295-296
「・・・・・それは少なくともぼくの『勝利』ではありません ミスター・ニョルズ」
「ぼくの目指していた『勝利』は誰一人欠けることなくルンクスを倒すこと・・・でした」
もはやそれは叶わなくなったが。しかし『勝利』が望めなくなったとしても、諦めるわけにはいかない。
残された中で、こちらにとって最善の結果を出すのが戦士というものだ、そう聞いた。
「だからこそ これ以上『敗北』に近付くわけにはいきません」「ミスター・ニョルズ」
「ぼくはあなたを日本に連れて帰ります」
微笑みながら、しかしそう誓う。
と、そこで二人して小屋を見つける。
「承知しました ミスター・ニョルズ」「しかしひとまず『探知』だけはしてみます」
スマホを取り出し、菊川へと連絡を試みる。同時にエイノーから離れながら、
自分を『人間アレルギー』に。小屋の中に人間がいないか確かめる。
299
:
井上正『ハッピー・オルガン(?)』
:2018/03/22(木) 11:28:45
>>295
【…】
スッ
降りて探索を再開する、『星光』は一体何だ? 近づいていくが、それも罠かもしれない、足元に注意して進む。
いざとなれば岩盤を砕くのもアリだが、時間はかかるな、あまり現実的ではない。
ハピオルが井上の視界を共有することは過去にやったが、逆は可能か?
>>297
高遠
「何が聞きたいのかよくわかんねえけどいるんじゃないの? あ、そうだあんたは俺から離れないでいてくれないかな、ルンクス一人と戦う状況になった時、ハピオルとあんたがいればほぼ勝ち確だからさ」
300
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/03/31(土) 11:20:39
>>296
>>298
(エイノー、ウィル)
ウィルの問いに、微笑みを返すエイノー。
そんな仲間に、ウィルは日本への生還を誓った。
──ドギュ!
相談の末、ウィルは小屋を『探知』する。
キィィ ン
『人間アレルギー』に対する反応──『なし』。
小屋のみならず、教会の敷地内に仲間以外の『反応』は感じ取れない。
RRR・・・・
「──菊川だよ。どうしたの?」
菊川の静かな声が、スマホを通じて届いた。
>>297
>>299
(高遠、井上)
井上に問うと、答えがあった。
浜岡:
「・・・・さっきは止め損ねたけど、大丈夫かい?」
浜岡の言葉も、井上に向けられたものだ。
「『怒り』に駆られて単独先行しちゃ、相手の思うツボだ。
ま、本体のあんたにアイツを止められないのは知ってるけどさ。
・・・・そこら辺、何かわかることはあるかい?」
探るような眼差しの含む意味は、
ただ『ハピオル』の動向に対するものではない。
自らを害する『完全自律型』を『再起動』したこと──
そして、その判断を下した井上自身の『関係性』の変化を、
早くも感じ取っているようだ。
井上は、『ハピオル』の視界を意識したが、
それを感じ取ることまでは出来ない。
ただ、『ハピオル』のいる距離や方向が、
大雑把に感じ取れる感覚がある・・・・ただの錯覚でなければ、だが。
>>299
(ハピオル)
──再度、穴の底に着地する。
横穴の表面は冷えたコンクリート製。
濡れてはいないが、湿気が強く、じっとりとしている。
闇の奥を見通すと、やはり、星のような複数の小さな灯りが在る。
よくよく見ると──光が動く様子はなく、
光の群れの高さが、ある程度揃っている。
すぐに、何かの隙間から、
かすかに光が漏れているのだと気が付いた。
『ハピオル』は慎重に、横穴を進み、
『8m』ばかり進んだところで、光の前に到達した。
・・・・想像通りだ。
通路は格子状の通風孔で塞がっている。
格子の目は荒いが、外側で何かに塞がれているのか、
漏れ出ている光は、ごく僅かしかない。
見たところ、構造や強度は単純なものだ・・・・
ルンクスがそうしただろうと同様に、
『ハピオル』なら簡単に持ち上げ、潜り抜けられそうだ。
301
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/03/31(土) 11:53:26
>>300
「そうだね。何、『この場にいない』から死んでると
決めたものでもないさ。天井から帰って来た私が
言うんだ」
ウィルを励ましつつ少しだけさっき探し物をした
テーブルに戻り『粘着テープ』があれば一巻き
持って行く、さして邪魔にはならないはずだ。
またウィルに話しかける。
「通話しながらでいいがとにかく戻ろう。
むこうでも策を練っているだろうしあの小屋を
探るなら探るで全員でやろう。エレベーターか
隠し階段なら菊川氏がわかるだろうし
『降り方』はそれから考えよう」
302
:
井上正『ハッピー・オルガン』
:2018/04/08(日) 11:11:06
>>300
「少し違う、今の『ハッピー・オルガン』にあるのは怒りでなく『殺意』だ、怒りをぶつけて発散するのは目的じゃあない、
手段を選ばず、殺すことのみが今のあいつだよ、そしてあいつはもう一人では勝てないことを理解している、工夫、機転、奇跡、偶然、そういうものを否定する、グーがチョキに勝つように、当たり前に殺したいと考えてるはずだ、なんでわかるかっていうと、基本的には思考のベースは同じだからな。
ところで出発はまだ?」
…
……
………
【ここから逃げたか? 仮にそうだとして、追跡はリスクが高いな】
通風口の格子なんてのはほとんど誰も触らない、サビやホコリ、動かした痕跡を調べる。
血の跡も調べたいが、なるほど水道管を破壊したのはそのためか。
303
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/04/08(日) 22:16:22
>>300-301
「了解しました ひとまずは皆の元へと」
二人だけでの行動は止めようというエイノーに対して、頷き同意する。まずは自身の『アレルギー』を解除。
エイノーと共にチャペルへ戻りつつ、菊川と会話する。
「ミスター・キクカワ・・・住居棟の陰に物置のような小屋を見つけた」
「『ジ・ユーズド』で中に何があるか分かるかい?」「ちなみに今ぼくたちは戻っているところだよ」
304
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/04/09(月) 11:03:31
>>299
>>300
「承知、よ」
菊川のためと思って飛び出した先刻も、結局は単独で戦えてはいなかった。
それでいて今生きている。コレは実力ではなく得られた助力で成り立ったこと。
『スイート・バイト』をどう戦線から遠ざけるかだが、単独行動が出来るスタンドと相手じゃない以上やることは一つだ。
確か地下へ繋がる階段は懺悔室の床だったか。
エイノー、ウィル両名の合流を待ちつつそちらへ向かう。
『ルンクス』が落ち、【ハピオル】が入り込んでいった穴は
そもそも何処につながっていたのだろうか。
305
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/04/18(水) 21:45:12
>>301
(エイノー)
一旦戻り、『粘着テープ』を確保した。
ウィルを励ましながら、再びチャペルへと向かう。
>>303
(ウィル)
住居棟に引き返したエイノーを見送りながら、
再度、菊川とやりとりする。
「──物置のような小屋ね」
「──残念だけど、ぼくの『ジ・ユーズド』の対象は、
『建物』や『箱物』に限られてる。
だから住居棟も、その物置の中身も探れない」
「──けど、推理くらいは出来るかな。
住居棟の方向に、最後の通風孔があるはずなんだ。
野ざらしには出来ない構造だし、その物置がビンゴかもしれないね」
そこに、エイノーが戻ってきた。
二人は互いの成果を確認しつつ、チャペルの仲間と合流する。
菊川の前には、教会の地下であろう地図が描かれている──
>>303
(井上)
ほぉ、と浜岡が感心したように瞠目する。
「このデブ助がやけに肩を持つと思ってたけど、なるほどねえ。
まるで生まれ変わっちまったみたいだよ、あんた。
いや、いい意味で言ったのさ・・・・頼もしい限りだってね」
「もし『ハピオル』に伝えられるなら、追加しておくれよ。
『引き続き、偵察よろしく。
ただし鏡と水には絶対近づかないように』ってね」
そこに、エイノーとウィルが戻ってきた。
準備が終わり、全員が揃った。突撃の時刻だろうか?
>(『ハピオル』)
ス
ス ス
『ハッピー・オルガン』は用心深く通風口に近づき、観察する。
金属製の蓋部は錆びてはいないが、全体的に黒く汚れている。
──その一端に、不自然な痕跡を発見した。
ちょうど人の手が握ったような形で、汚れが拭われている。
数は二つ。大柄な男の肩幅に等しい間隔がある。
蓋部両端の稼働部分も、一部泥が落ちている個所を見つけた。
一方、血の跡は見つからない。
水たまりになるほどではないが、床を濡らす水分が、
血痕を薄めてしまったのかもしれない。
>>304
(高遠)
菊川:
「──今の状況を説明するよ。
通風孔と階段の場所は、こんな感じ」
■■■ ■■■
■通■ ■通■
?■■■■秘■■■■■■■■■■秘■■■■■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□秘□通■←住居棟?
?□□□□墓□□墓□□墓□□墓□□□□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
?□□□ル墓□□墓□□墓□□□□□□□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□秘ハ通■←落ちた穴
?□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■
?□□□□墓□□墓□□墓□□□□□□□□□■
?□□□□□□□□□□□□□□□小屋□□□■■■■
?□□□□□□□□□□□□□□□小屋□□□秘□階■←懺悔室から
?■■■■秘■■■■■■■■■■■■秘■■■■■■
■□■ ■通■
■□■■ ■■■
■□.エ■
■■■■
通:通風孔 階:階段 エ:エレベーター
秘:隠し扉 ル:ルンクス □:3m×3m
「──『ハピオル』はその穴の奥、隠し扉の前。
──こっちの通風孔が、住居棟の方向の奴」
「──ルンクスが移動してるね。
これ以上西へ行かれると、ぼくの感知範囲から外れる。
──つまり、人工の建造範囲から出るってこと。
──逃げ道は絶対にないと思うけど・・・・急ぐに越したことはないかも」
高遠の望む答えは、ほぼ与えられた。
そこに、エイノーとウィルが戻ってくる。
エイノーの手荷物を見るに、成果は十分だったようだ。
浜岡:
「さて・・・・どうしようかい?」
『ナツメグ』:
「これ以上ダラダラするなら、オレぁ先に行くぜ?」
306
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/04/19(木) 16:36:27
>>305
「では行こうか。それで確認だが通風口かルンクスの作った穴から
落ちるか階段なりを使うかどれにする?ウィル君は浜岡夫人と組めば
飛べるだろう、井上氏とナツメグ氏ははフィジカルで、高遠君と私は
ちょっと高遠君が空中舞踏になるのが難しいがお互いスタンドで何とか
なるだろう。力だけは我々と互角以上でない『エンジェル・ラダー』で
ルンクス氏が生き延びたのだ、我々も何とかならないでもないだろう」
全員に『進み方』を問う。
特に意見がなければ自分はルンクスと同じルートで落ちようと思う。
ここはルンクスの根城だ、『罠』がどこであれある可能性は高いが
この穴と落下先だけはアクシデントだ、そういう危険は少ないと考えた。
307
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/04/22(日) 22:34:05
>>305
「少しだけ、悩んだんだけどね…」
出来る限り急ぎたい=穴からの侵入を、と思ったが
井上は穴から降りて大丈夫かということと、ハピオルと同じ位置に降りてもどうなのだろうという考えもある。
井上の睨んだ方針にもよるが、特に異議を持たれなければ階段からの侵入を選びたい。
308
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/04/24(火) 11:28:27
>>305
「─────」「ぼくは『懺悔室』の階段から行こうと思う」
流石に一人の身であれば、銃器という己のスタンドの性質上単独行動は避けるべきだが、ここには浜岡がいる。
『エンジェルズ・ラダー』のスピードもまた『ファイア』に匹敵する速度といえど、
挟撃されればやすやすとは捌けまい。人間の視界は限られている。
それに、降りた先の『小屋』の中もなるべく調べておきたいからだ。
もしそこに主電源があれば、井上の言う通り、一つの切り札となるだろう。
309
:
井上正『ハッピー・オルガン』
:2018/04/25(水) 14:15:55
>>305
「何度も死んでるしな、それじゃ行くぞ、
あいつの我慢がいつまで保つかわからん。
菊川、案内してくれ、駆け足だぞ」
移動は全員でだ、全員で接敵し、全員で叩く。
…
……
………
ハピオルは通風口に入る。
前進してルンクスの捜索を行う。
相手に時間的余裕を与えるのはマズい、足止めをしなければ。
この中ですばやい動きは可能か?
310
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/05/01(火) 20:14:25
>>306-309
(全員)
ルンクスを追う者たちは、
各自、潜入方法について意見を出す。
エイノー:中央ルート(穴)
高遠、ウィル:地図下ルート(懺悔室)
井上:全員一緒
浜岡:
「あたしとこのおデブは、中央から行くよ。
『フランキー・アヴァロン』の射程(50m)の問題もある。
どっちかに偏ると、いざって時に不味いからね。
前線にも基本は出られないから、戦いはあんたらに任せることになる。
なんせ、こいつを狙われたら終わっちまうからねえ」
「ルンクスの位置は掴んでるんだ。
全員一緒でも手分けしても、下に降りるまでに問題はないさね。
ただ、降りる途中で『スイートバイト』が襲ってくる可能性は考えられる。
単独行動だけはやめといた方がいいだろうね・・・・さて、どうする?」
全員行動を主張した井上の方を向き、浜岡が改めて問うた。
>>309
(『ハピー・オルガン』)
通風口に潜入するべく、蓋部に手をかける。
さして抵抗なく蓋部は持ち上がり、
かすかな軋みとともにその扉を開けた。
ド ド ドドドドドドド・・・・
最初に耳に入ったのは、滝のような水音。
とはいえ、体感的には遠く、音量は開けるまで気づかない程度だ。
現在位置への影響は、まず皆無と見てよい。
次に気付いたのは、高度──
通気口の出口は、広大な空間を囲む壁の高みに設けられていた。
天井に手が届く現時点の高度は、『10m』というところか。
ほぼ二階層、吹き抜けに近しい間取りで、
壁は一面、蔦やシダ植物といった緑に覆われている。
そして眼下に広がる地面は、地上と見違うばかりの芝生帯だった。
天井に幾つも設置され人工灯が淡い光を落とし、
早朝にも似た厳かな雰囲気で、芝生に彩られた墓地を照らしている。
壁の真下から『20m』ばかり先まで芝生が続き、
その向こうに『10個』の墓塔が間隔を開け、整然と並んでいるのが見えた。
左手すぐには、小さな小屋が壁際に建てられてる。距離にして『10m』。
そして──『ハピオル』の目と耳は、すぐに水音の音源を発見する。
墓が並んだ周辺の壁が何か所か破壊され、そこから水が噴出している。
数条の放物線を描いたそれは、墓塔の先端を洗うように叩きながら、
周辺の芝生や石畳を濡らし、輝かせている・・・・今しも。
墓所の向こうには照明はなく、この位置からではよく見えない。
ただ、そちらに芝生は植えられておらず、むき出しの岩壁に囲まれているのは見て取れた。
後に拡大予定なのか、手つかずのままという様子だ──
そして人影は、どこにも見当たらない。
311
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/05/04(金) 23:56:51
>>310
確かに浜岡の言う通り、現時点で手傷を受けている戦力だが
ナツメグが倒れてしまったら、恐らく勝ちの目はなくなる。そして『ルンクス』もそれを理解しているだろう。
真っ先に叩きに来る可能性も高い。浜岡の判断は正しい。
「Yes,ma'am.」
だが高遠もこちらから降りてくれるのであれば、心強い。仮に道中『スイート・バイト』が現れても、二人ならばどうにかなるだろう。
後は井上の返答次第だ。
やや初動が遅くなるが、安全第一で皆同じ場所から降りることを推すのであればそれも有りだろう。
降りてから散開することもできる。
312
:
井上正『ハッピー・オルガン』
:2018/05/08(火) 11:16:21
>>310
「チッ 俺はナツメグたちと行く『肉』の射程から離れられないしな、数の優位が最大の利点なんだから、早く来いよ、相手は分断を狙ってるはずだからな。
それとハピオルがまた移動したが、戦闘は起こってない、追跡のみしてるようだ、驚きだ」
穴を下降するが…これ大丈夫か? 死なない?
…
……
………
【停電は意味ないな、逃走のチャンスを与えるだけだ】
地面に降りる、いきなり飛ぶわけでなく、壁に『掴まって』地面の様子を見てからだ。
ただの石壁に指を突き立てるなど造作もない。ルンクスともう一人に隠せるタイプの罠を仕掛けることはできないはずだが、知らない能力か、新しい『嫁』か、危惧すべきことは山ほどある。
313
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/05/09(水) 06:59:59
>>310-312
井上が穴からいくとなれば、こちらもその方が良いと決める。
「ウィルさん、そうなるとやはり穴から全員で降りた方が良さそうです」
高遠、ウィルともにルンクスのような『自在に動かせる破壊力に優れたスタンドの使い手』ではない以上、
おりるのであれば『ウィンター・ブランケット』で抱えてもらう、などする必要はあるだろう。
しかしそれでも離れたところを狙われる危険をさらすよりはいいか
浜岡さんにその旨を打診しつつ(場合により自分も降りる手助けを受けたい)良さそうであれば行動に移りたい。
314
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/05/14(月) 16:51:35
>>310
「片足のルンクスのスタンドガードが有効だったのだ、
用意していれば何とかなるさ。隣りの階段は気になるが
時間が惜しい、行こう。誰か掴まるなら言ってくれ、二人位
何とかなるだろう」
中央の穴から『F・O・Q』のスタンドガードで降りる事にする。
315
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/05/21(月) 23:04:04
ハァ ハァ
ハァ
ハァ
夕刻か早朝を思わせる仄暗い明りの下を、
片足のない黒人が、不器用に進んでいく。
黒曜石の彫刻もかくやたる、鋼の筋肉を備えた漆黒の体躯。
鶏冠のようなモヒカンヘアはやや乱れ、
股ぐらから聳え立つ特大のコテカ(ペニスケース)の先端には、
男の荒い息遣いが直接触れんばかりだ。
「──Fucking。
こんな地の底で『バッテリー切れ』トハ」
光を失ったスマートフォンの画面が、
男の恨めしそうな表情を映す。
「『ゲームアプリ』が電気を食うと聞いちゃいたガ、
これほど早く・・・・とはな!
『予備バッテリー』を用意しておけば・・・・Fucking(クソが)」
怒りとともに、握ったスマホを振り上げるも、
かろうじて捨てることは留まる──
今は手鏡同然のガラクタだが、この中には大量の個人情報が詰まっている。
万が一、敵対勢力の手に渡れば、面倒なことになるだろう。
「落ち着け・・・・落ち着け、ルンクス。
まだ『敗北』じゃあない・・・・
片足を失い、新たな『嫁』を呼ぶ手立てがなくとも、
オレはまだ生きてる・・・・『意思』は折れない。
そうとも・・・・『ネルソン・マンデラ』は言っていた」
「『生きるうえで最も偉大な栄光は、
決して転ばないことにあるのではない。
転ぶたびに起き上がり続けることにある』」
「偉大な言葉だ・・・・今のオレの為にあるような。
この地の底にも、必ず『出会い』はある。
墓の下のババァ以外との『出会い』が、ダ」
「必要なのは──新たな『嫁』だ。
それは完璧な存在でなければならない。
オレをこの窮地から救い出すばかりでなく、
追手のクソカスどもを蹴散らし、一片残さず食らい尽くす。
傷ついたオレを癒し、十全にフォローし、従軍する。
そんな存在との『出会い』が・・・・必要ダ」
ハァ ハァ ハァ
黒い肌の男は呪詛のように呟きながら、
林立する墓石の間を抜け、灯りの照らす範囲を脱する。
男の選んだ方向が闇雲でない証拠は、
その先から届く湿り気を帯びた風と、大気を震わせる水の音にあった。
闇の先は、一面の岩肌。
穴や洞の入り口はない。都合のよい逃げ道はない。
しかし・・・・
ド ド
ド ド ド ド ド ド
水煙を前に、分厚い唇が笑みを形作る。
「いいぞ・・・・ようやく『出会えた』。
この地の『女王』・・・・今のオレにこそ相応しい相手だ」
「そう・・・・彼はこうも言っていた。
『成功するために大切なのは、
どこから始めるのかではなく、
どれだけ高く目標を定めるかである』」
ズギュン!
ズギュン!
「かしずくがいい・・・・・・『未来の王』に」
ド ド ド ド
ド ド
ド ド ド ド
316
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/05/21(月) 23:04:49
>>311-314
(全員)
相談の結果、
全員が中央の穴から降りることとなった一行。
エイノーはウィルを、
浜岡は高遠を、それぞれのスタンドが剛腕で引き受ける。
そのまま、穴へと強行しようとするエイノーだったが、
「お待ちよ。
もう少しスマートな手があるさ」
ズギュン!
浜岡の『ウィンター・ブランケット』が手を伸ばし、
穴の上に丸形の『マットレス』を発現した。
スプリングがよく効いたそれは、穴の口径に対して一回り大きい。
「さ、乗っていきな。
これなら勝手に減速するし、下からの奇襲も避けられる」
「・・・・本当かぁ?」
疑問を呈する『ナツメグ』を皮切りに、
全員が『マットレス』に乗り込んだ。
最後に浜岡が脚を踏み入れ、
スタンドの掌底で柔らかな床を押し込む──
グニュ ウ ゥウウ
ズ
ズ
ズ
アァア────────────ッ!
誂えたエレベーターのように、
円形の『マットレス』は穴に嵌まり込み、
全員を乗せたまま、ゆっくりと降下していく。
時間にして『10秒』。
マットの擦れる音以外は無音に等しい移動によって、
一行は体力を費やすことなく、穴の底に降り立った。
・・・・そこは、水気の多いコンクリート製の通路だ。
地上に残った菊川の説明にあった、
地下墓所へと続く通路が、真っ暗な闇の中に続いている。
いや、完全な闇ではない。闇の向こうに。星のような光が見える。
先行したはずの『ハッピー・オルガン』の姿は、ここにはない。
浜岡:
「さぁーて。
言うまでもないけど、ここからは『戦場』だ。
油断した奴から命を落とすことになる。
あたしの手は二本限り。護れる命には限りがある。
お願いだから、この手から零れてくれるんじゃないよ」
『ナツメグ』:
「・・・・しめっぽいババァだぜ。
もう少し景気のいいこと言えねぇのかよ」
浜岡:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
317
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/05/24(木) 21:44:30
>>315-316
「Leave saith.(ではそのように)」
井上の言う通り、数の利点を活かすためにひとまず集団で降り、その後ルンクスを囲むとしよう。
真正面から襲いかかり、一人ずつ撃退されるという愚は当然避けるべきであるし、神出鬼没の
『スイート・バイト』がいる以上、リスクは可能な限り減らしておきたいというのも頷ける。
「おや、ミスター・ナツメグ」「ぼくはそのロマンティックな言葉は素晴らしいと思うけれど」
さて、この先に敵がいるのだろうか。不意打ちに備え、『探知』をしておこう。
仲間から『2m』以上後ろに離れて、自分を『スタンドアレルゲン』にする。
この『探知』があればこそ、自分は『暗闇』でもある程度戦える。
『ファイア』の音は極めて小さい。こちらだけが相手の位置を把握して、神速の飛び道具で一方的に攻撃ができる。
とはいえ、自分一人だけが戦えるのでは決め手に欠ける可能性もある。
停電は最終手段にしておこう。
318
:
井上正『ハッピー・オルガン』
:2018/05/25(金) 01:16:54
>>316
「ここじゃないな…ええと…あそこだ、あの光が漏れてるところ、あそこらへんにハピオルはいる、ここが地下墓地と思ったが違うみたいだ、なんだ? 通風口みたいなものか?」
光を目指して先に進む。
ハピオルは地下墓地に降り立ったはずだがどうなった?
319
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/05/25(金) 13:11:58
>>315-316
「ご厚意に甘えよう。
有難く『マットレス』の上に乗らせてもらう。
LEDスモールライトくらいはあるがあえて使わない。
わざわざルンクスにこちらの場所を教えてやる事はないし
ルンクスに行けた場所は自分達にも行ける筈だ、
ルンクスが何かの『障害』を発動させていなければ、だが。
320
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/05/25(金) 20:51:22
>>316
「問題の敵の『手』がいくつあるかの方が気になりますよ私は」
おそらく的確に気づいてはいない、とは思うが
こちらが追撃に来るだろう事はルンクスもわかっているはずだ。
問題になるものを置いているかによるが、今の所は光の元へ向かっていく。
踊り出せる姿勢にだけはなったまま、出来れば井上の少し前か並ぶ辺りの位置取りがいいか。
321
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/06/05(火) 02:45:10
>>317
(ウィル)
『ナツメグ』:
「ロマンで生き残れるなら、幾らでも褒めてやるがな。
『現実』はクリームほどに甘くはねえ。
油断はするな・・・・それだけの話だ」
浜岡:
「あたしの言った通りじゃないか」
いつもの口喧嘩を始める二人を他所に、
ウィルは一行から後退し、『2m』の距離を開けた後、
『アレルギー感知』を開始する。
チク チクン
通路は薄暗いが、至近距離の仲間たちの動きが、
『アレルギー反応』によって読み取れる。
他に感じられるものはと言えば、前方に進む通路の先、
その真下『10m』ばかりの位置で立ち尽くす、大きな『反応』。
──恐らくは、先行した『ハッピー・オルガン』に相違ない。
と・・・・その時だった。
>>319
(エイノー)
エイノーは問題なく、穴の底に到達した。
暗い場所だが頭上からの光で、かろうじて周囲の輪郭がわかる。
手探りで動く分には、移動に支障はなさそうだ。
>>320
(高遠)
浜岡:
「それは考えておく必要があるね。
まずは、あいつの手元に『嫁』が残っているかどうかだ。
高遠、あんたが倒した相手は携帯のゲームのキャラだって?
もしそうなら、奴が携帯を持ってる限り、幾らでも呼び出せるかもしれない」
『ナツメグ』:
「スマホだ、ババァ」
浜岡:
「うるさいねえ、意味は通じてるだろ?」
菊川:
「──こんな地の底で、電波を拾えるかな?
いや、人工施設なら基地局があってもおかしくないか。
──でも、他に『嫁』がいるなら、地上で温存する理由も・・・・」
同じく、穴の底に降り立った菊川も、ぶつぶつと考察を続けている。
そんな三人を護るが如く、高遠は通路を前に進み出た。
同時に、井上も前進を開始する。
通路は狭く、二人が並び歩ける幅はない。
井上の少し前でゆっくりと歩を進めていく──
『5m』ほど進むと、やがて通路の突き当たりが見えてきた。
クーラーの遮蔽カバーにも似た構造の、
巨大な蓋部に閉ざされた、通風孔の出入り口だ。
蓋部は金属製で格子状の隙間が設けられており、
星のような光は、その先から漏れ出ているようだった。
>>318
(井上)
通路の先の闇へと、足を踏み入れる井上。
いちはやく前に出た高遠の背中を追うように、通風孔へと向かう。
一方──
その通風孔から一足先に出た『ハッピー・オルガン』は、
壁に捕まり、十分に地面を観察した上で、『地下墓地』へと降り立っていた。
そこは、神秘的な空間だった。
地下とは思えない天井の高さと広さ、豊富な緑。
光量は乏しいが、それが逆に夜明けや黄昏を思わせ、
独特の空気感を演出しているともいえる。
そして、もう一つの演出の主役は『水』だ。
耳に心地よい水の音色。落下する滝の砕ける音。
大気には十二分に湿気が保たれ、うっすらと霧すら立ち込めている。
だが・・・・
ド ド ド ド ド
『ハッピー・オルガン』は、思わず天井を見上げる。
──この、無数に舞い降りる、無音で真っ白な物質は何だ?
雪だ。
地下墓地に、『雪』が降り始めている・・・・!
>ウィル
ウィルの『アレルギー感知』もまた、通風孔の先の異変を感じ取る。
無数に出現した、『スタンド』を含む微小な物質。
それは自ら動く様子こそないものの、まさに雪のごとく、
上から下へと降り続けていく──
322
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/06/08(金) 20:29:15
>>321
「うん 息が合ってるというのは頼もしいね」
もはや見慣れた光景を目にしながら、後退する。
例え仲が悪くとも、戦闘時の呼吸さえ合えば問題はあるまい。
今回、なるべく浜岡にはナツメグを特に守ってもらうべきだろう。
そしてアレルギー反応があり、薄暗闇の中でもその存在をはっきりと教えてくれる。
「『10m』先 『ハッピー・オルガン』・・・・他に反応はない」「・・・・・?いや これは」
「『スタンド』・・・?あるいは『スタンドが作り出した物質』?」
「まるで舞い落ちる『花びら』か『雪』のように・・・」
「・・・・・もし『体液』が含まれていたら危険だ」「警戒して近付こう」
323
:
井上正『ハッピー・オルガン』
:2018/06/09(土) 14:36:14
>>321
【おいおいィ〜…】
『低温』の攻撃はマズい。スピードもパワーも通用しないかもしれない、ルンクス早くブッ殺さないと数の利すら覆されかねない。
井上を手元に呼び寄せる、急いで走れ。
盾にしろ武器にしろ、無手ではマズい。
低温から連想されるのは氷、氷で鏡を作れば何処でも身を隠すことができる、故事に倣い、石かなにか拾っておこう。
324
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/06/09(土) 20:32:03
>>321
「……さっき鏡にツイてちょっと考えたんだけど
電話(スマートフォン)って、何も写してなきゃ黒く光沢のある平面の板でしょう?」
「あるかも、が無かった」より、「無いかも、があった」ほうが圧倒的に危険だ。
鏡アプリとか考えたけど単純に構造がその可能性がある時点で警戒しなければ
さて、この蓋だが、目立つ破壊などなくきれいに取り外すとしたら『ウィンター・ブランケット』が適役か。
他に自分(クレモンティーヌ)、ナツメグ、ウィルは適さないだろう。
蓋に鏡のようにモノを映す面があるかや、蓋に異常がないかを確認し、開封を頼んでみる。
325
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/06/11(月) 20:47:53
>>321
「通風孔,空けていいかね?」
この先に行くなら一番疑わしいのが向うで
『F・O・Q』なら『固定」『硬度』を外せば
カーテンをめくるように簡単に入れる。
しかしエイノーに向うの様子を知る術はない、
ウィルか菊川の意見が聞きたい。
ナツメグが強行突入するなら浜岡が止めない限り
一蓮托生に続くしかなくなるが。
326
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/06/15(金) 14:49:10
>>322
(ウィル)
【護り屋】と【殺し屋】、二人の頭領格のやりとりには、
親子のやりとりでは明らかになけれど、ある種の気安さがある。
かつての二人の関係についてウィルは知らないが、
現状から感じる両者の距離感は、そう悪くはない。
同時に、
『アレルギー反応』で感知した『舞い降る何か』を警告した。
高遠の、そしてエイノーの前進が、その言葉で止まる。
>>324
(高遠)
浜岡:
「ああ、そうなるねぇ。
『スイートバイト』が出てくるには、スマホは小さすぎるだろうが、
この世界に留まる『条件』は満たせるってことさ」
高遠は『3m』前方の通気口の蓋を観察する。
薄暗がりだが、表面は汚れ、鏡の役目は果たしそうにない。
異常も特に見当たらない・・・・
『ハッピー・オルガン』が通過したはずだが、破壊はしなかったらしい。
>>325
(エイノー)
ウィル:
「『スタンド』・・・?あるいは『スタンドが作り出した物質』?」
「まるで舞い落ちる『花びら』か『雪』のように・・・」
「・・・・・もし『体液』が含まれていたら危険だ」「警戒して近付こう」
確認の言葉を発した時、ウィルの警告を耳にした。
通風孔の蓋は巨大だが、開閉機構に異常がなければ、
能力を使うまでもなく、『フィストフル』の腕力で開けられそうだ。
高遠とともに、足を止めるエイノー。
だが、そんな中、前進を続ける存在があった。
──ダダ ダ ダ ダンッ!
ガシャア!!
バンッ
>>323
(井上)
壁際に立つ『ハッピー・オルガン』にも、雪は無差別に降りかかる。
急ぎ、井上に『命令』を下す──
井上に生じた『変化』を、『ハッピー・オルガン』はまだ知らない。
それを感じさせる現象も、現時点では『ない』・・・・
──ダダ ダ ダ ダンッ!
ガシャア!!
バンッ
ウィルの警告を無視する格好で、
井上は高遠の脇を駆け抜け、通風孔の蓋を持ち上げると、
躊躇うことなく『地下墓所』へと飛び降りた。
そして、手ごろな石を拾い上げた『ハッピー・オルガン』は、
本体の到達と同時に、二つの点に気が付く。
── 一つ。
この『雪』はスタンド現象で間違いないが、透けてはおらず『実体化』している。
──二つ。
この『雪』は・・・・・・『冷たくない』。
327
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/06/15(金) 14:49:46
>ALL(通路側)
浜岡:
「やれやれ・・・・行っちまったよ」
大きく口を開けた通風孔。
その先に見えるは、階下に広がる緑の『地下墓地』と、
降りしきる一面の『雪景色』。
雪化粧はまだ進んでおらず、謎の『雪』が今しも
降り始めただろうことがわかる。
『ナツメグ』:
「先行してる『ナツメグ』の判断だ。
即死するような攻撃じゃあないってこったろ」
浜岡:
「ウィルの言う『体液』の危険性は?」
『ナツメグ』:
「ウィルが『嫁』にされるまで、相当かかったって話だ。
即効性があるのは『股間の一発』だけとみていいだろ。
ここで終わらせられるなら、問題ねえ」
浜岡:
「ま、そうなるさね。
とはいえ、これで未知の『嫁』げ出たのは確定だ。
十分以上に用心するんだよ・・・・高遠、それにエイノー」
菊川:
「──ぼくの『ジ・ユーズド』は、
浮遊体や軽薄な物質の探知に『弱い』んだ。
『雪』なんか、その最たるものさ。
積もった『雪』の変化はわかるけど、大気中のそれは読み取れない。
──この先の状況把握は、ウィルくんにも頼らないとだね」
328
:
井上正『ハッピー・オルガン』
:2018/06/16(土) 13:38:53
>>327
「冷たくない…ってことは」
【『雪』は低温の産物ではなく、そのものが能力ってことだなァ〜】
「気味が悪いな」
【お前がなァ〜】
「…」
【…】
【するべきことはァ〜?】「分かるよ…ウンザリだけど」
ハピオルは井上の足首を持って持ち上げる、井上は身体をピンと伸ばし、傘のようになる。井上アンブレラだ。
他の奴らもまだ来ない、未知の能力に対して二の足を踏んでいるんだろう。
当然、この『雪』は攻撃だ、見るからに無差別範囲攻撃だな、雪自体に指向性がないのなら、ルンクスだけを避けることもできない。
つまり『ルンクスは雪の降らない場所にいる』
確か建物か何かなかったか?
一旦通風口まで退避して、そこから建物、雪を防げそうな場所を探す。
329
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/06/19(火) 14:39:06
>>326-327
「仕方ないね」
スマートフォンケース、包丁、鑢から
『防水』『切断』『研磨』カートリッジの
作成を始める。
タイムリミットがあるので仕方ない面はあるが
状況に対応しようと思えば一手遅れるのは
『F・O・Q』の弱点だ。
『防水』カートリッジは上着にスロットを
後から作って差し込もうと思う。
ルンクスが既に何か対応した以上無防備で
そこに飛び込むのは危険だ。
330
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2018/06/22(金) 07:36:46
>>326-327
「げっ」
一対多で一番面倒くさい真似をしてきたようだ、広範囲無差別攻撃。
このままならハピオルも害を受けうるはず。ならば避けるべく戻ってくる、かもしれない。
本当は無差別でないかもしれないが……そんなことができる奴をわざわざ出し惜しみしてたとは考えにくい。
嫁を現地調達したならこんなところにいるのは人間ではないはず。対象を選ぶ知能があったりそういう能力になりうるのだろうか?
考えに纏まりがなくなってきたが、前半の推測をもとにおそらく無差別攻撃であろうと見当付け、ハピオルが戻れるならそれを待つ。
一応、一番遅いテンポで『クレモンティーヌ』を発現させ、ハピオル以外が入ってこないか防御の構えをしつつ待つ。
風か何かを起こされてこの雪のような物体が入ってきても困るが、ハピオルが戻らないことの方が問題だ
331
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2018/06/23(土) 21:36:43
>>327
「ぼくはあれから追加で『体液』を浴びることはなかったけれど・・・」
「重ねて何度も浴びることで『嫁化』が促進することはないだろうか」
しかし果たして嫁化が目的でないとすれば、雪自体に何らかの能力が付加されているのか。
直に体感してもらう形で申し訳ないが、既に先行している『ハッピー・オルガン』から情報を得るしかない。
「パワーがあるスタンドなら その『通風孔』の蓋は傘代わりに使えそうだね」
ギリギリまで仲間と接近しつつ、『雪』の動向に気をつけて、何らかの指向性がないか調べてみる。
332
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2018/07/04(水) 10:43:29
>>328
(井上)
──冷たくない、という表現は厳密には異なる。
肌に触れる雪は冷たい。
冷たいが、氷のそれではない・・・・
この地下の気温は当然、地上に比べ冷ややかだが、
それに準じた温度、すなわち『冷蔵庫に置かれた水』のような冷たさだ。
冬場の海に入るようなもので、
急激に体調を損なうものではないだろうが、
長期的に見れば、悪影響を及ぼす可能性はある。
もちろん、それはこれが『ただの雪』ならば、という話だ。
バ サア ッ ッ
『ハピオル』は井上の足首を掴んで持ち上げ、
頭上でその体を広げさせることで、『雪避け』に使う。
雪に指向性は感じられない。
墓所にはそよとも風は吹かず、舞い散る雪の方向は、
ほぼ天井から真下の地面へと直線的である。
『傘』として固定された井上の体の上は、見る見る白く染まっていく。
そのスピードは一般的なそれより早い。
全く『解けない』からだ・・・・それ以外の変化は感じないが、
不気味な底冷えに井上は戦慄を覚えた──体は微動だにしなかったが。
『ハッピー・オルガン』の肩にも、まばらにだが雪はまとわりつく。
巨体に対し、貧弱な井上の体に『傘』の役目は厳しい。
せいぜい『破れ傘』というところだ。
『ハッピー・オルガン』は、雨宿りの出来そうな場所を探す。
最初に思いつくのは後退。壁を登り通風口まで戻れば、屋根はある。
次に左方向『10m』ほど先の壁際に建っている小さな小屋。
粗末だが雪を凌ぐには十分だが、扉は閉じており、中は伺えない。
バ ッ ッ
ひとまずの選択として、『ハピオル』は通風孔に戻った。
大きく跳躍し、壁を強烈に蹴ることで足場に変え、
何なく壁の高みに設置された通風孔に戻る。
開かれた蓋を潜り、横穴に飛び込んだ。
目前には高遠を筆頭に、全員が揃っている。
『偵察』の帰還を待っていたのかもしれない。
高所から墓場を俯瞰するも、雪を凌げる建物は他に見当たらない。
視界は雪に阻まれ、さらに狭まっているのを知った。
>>329
(エイノー)
カシュ!カシュカシュ!
スマートフォンケース、包丁、鑢から
『防水』『切断』『研磨』カートリッジをそれぞれ浮き出した。
>>330
(高遠)
『ハピオル』が戻ると考え、それを待つ。
ゆっくりとしたリズムで『クレモンティーヌ』を発動し、
万が一の敵の侵入に備える──と。
バッ
熊のような『ハピオル』の巨体が飛び込んで来た。
その手には真っ白になった井上の体が、道具のように握られている。
ひとまず、異常はないようだ・・・・
>>331
(ウィル)
浜岡:
「『ない』とは言い切れないけどね。
教会でやり合った際には、それを使おうって気配は感じなかった。
そこのおデブが脚を掴んだ時とかね」
『ナツメグ』:
「あぁ・・・・ま、『連射』はしなかったがよぉ?」
否定も肯定も出来ない、というのが、
二人の意見のようだ。
ともあれ、この『雪』を完全に避けて進むのは不可能に近い。
『ハピオル』の体験から安全性を測ることになりそうだ。
降り続ける雪に指向性は感じられない。
風もなく、通風孔に舞い込む様子もなかった。
バッ
熊のような『ハピオル』の巨体が飛び込んで来た。
その手には真っ白になった井上の体が、道具のように握られている。
333
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2018/07/06(金) 17:11:00
>>332
>>331
のウィルの言葉を受けて通風孔の扉を外して
スロット設置、『防水』カートリッジを押し込む。
「傘ができたよ。井上氏、『ハッピー・オルガン』でもいいが
『大丈夫』かね?」
申し訳ないが先行偵察した井上たちが異変を感じたか知りたい。
いずれにせよ前進はするが対処が可能かもしれない。
334
:
井上正『ハッピー・オルガン』
:2018/07/08(日) 17:56:50
>>332
井上の硬直を解除、井上は体から雪をかき集め、掌に乗せる。
ハピオルはそれをよく観察する、多分視力もいいだろう、この『雪』自体が『スタンド』であることも考慮している。『能力』でなく『群体型スタンド』
井上の手に起こる異常も観察したい。一定量集まるとダメージを与える可能性がある。
「雪は案外冷たくない、水が凍って雪になったのではなく、雪そのものが能力だと思う、もしくは群体型のスタンド、ルンクスがこの地下で何を見つけたかのヒントになるはずだ、それと小さな小屋があった、ルンクスはそこに籠城してると思うが…」
【早口キモいなこいつ】
「くっ…血痕を追いたいけど、雪が隠してしまう、誰か『血液を追跡』できるやつはいないか?」
敵の体制が整う前に奇襲をかけたいが、能力に不明な点が多すぎるので突出は控える。
エイノーがくれた蓋はハピオルが受け取る。
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