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【個】『門倉姉弟の語り尽くせぬ四方山話』 第二話【ミ】

89『ある種の異能は場所に憑く』:2016/02/06(土) 20:51:34

「上手く行っていますね。艶美さん」

『SHOW』を眺める『艶美』に、『サユリ』という名のキャバ嬢が声をかけてくる。
見た目は二十代前半といったところだろうか?
その美貌には『NO1』という称号も頷ける。

「ええ、サユリさん。あなたもよくやってくれているわ。
 『現役を退いた』なんて到底思えない『話術』。

           さすが―――二十年前の『NO1』ね」
                    ・ ・ ・

『艶美』の言葉に『サユリ』は照れたように笑う。

「この世界は世代交代激しいですからね。
 そして誰も『老い』には勝てない。

 でも時々『艶美』さんに呼ばれて、あの頃の自分になれるのには、
   本当に感謝しているんですよ。

     『艶美』さんの『魔法のメイク術』………本当に凄い」

『艶美』のスタンド、『グラマラス・ライフ』はあらゆる
『メイク用品』に変化する『蝶』のスタンドである。
そしてそれを用いた『メイク術』は『美しく』なる方向ならば、『老い』すらも超越する。
露出部分は全て化粧済みである為、手なども十分に美しくなっている。
『燐粉』は『化粧パウダー』であるがゆえに、その性質上、
スタンドながらも一般人に見える性質を有する事が可能となっているのだ。

「本来、多少の『老い』程度で仕事を追われるのは誰だって本意じゃないわよねェ。
 その『老い』を克服する手段を、私なら提供してあげられる。
  皆、その魅力にとりつかれて、手伝ってくれるわ。
   かつては世代を争い、『ライバル』だった人たちだってね。

  『各世代のNO1たち』が現役状態の、無敵の『オールスターゲーム』。

  スポーツあたりなら、そんな妄想をするファンも多いだろうけど………
  少なくとも、今、この『ENVY』ではそのドリームチームが見れるってわけねェ」

『世代ごとのナンバーワン』の『夢の布陣』と、『超高画質のイルミネーションショー』。

         元からの『キャバクラ運営』の手腕に加え、

        各々の能力を存分に駆使した二つの『ウリ』が、

   『艶美』と『ナイトくん』による『繁華街コンビ』の必勝の一手である。


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