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【個】『門倉姉弟の語り尽くせぬ四方山話』 第二話【ミ】

88『ある種の異能は場所に憑く』:2016/02/06(土) 20:49:24

 次の瞬間、『床』が一斉に輝きだす! 『光の絨毯』とはまさにこの事だろう。
   赤・青・黄………『輝き』は変幻自在にその色を変え、
    『ネオン街』を店内に持ち込んだかのような華やかさだ!

   強いて言えば『LEDランプ』を用いた『イルミネーションショー』に近いが、
   それとは『精度』が圧倒的に違う! 『豆電球』より更に
    小さな細かな『粒』がそれぞれ光っているような圧倒的な『滑らかさ』!

    『ゲーム機』が数世代先に飛んだような、
      『ブラウン管』から『液晶』に変わったような、
            革命的『イルミネーションショー』ッ!
              それがこの店、『ENVY』の秘密兵器だッ!


「フフフ―――そんじょそこらのショーとは『解像度』がダンチッ!
 オレの『能力』と艶美ちゃんの『能力』の奇跡のコラボレーションッス!
 なかなか見れるものじゃあないですよ〜〜〜これは」

  この光景を前に、『ナイトくん』は独りほくそ笑む。

  『繁華街の小人』の能力は、実にささやかだ。
  それは『小さなものを輝かせる事』。
  ただ、その『精密動作性』は、『小人』の能力の中でもピカ1だ。
  無数のものを別々に色や輝度を変える事もお手の物。
  それを『艶美』の『グラマラス・ライフ』が部屋中に撒いた
  『燐粉』に持ちいる事で、この豪華な空間を作り出していた。

 『スタンド物質』である『燐粉』である事には大きな意味がある。
 ただの粉だと『客』や『従業員』が動くたびに『粉』が動いたり、
 付着してしまうという弱点があるのだ。
 『透過』する『スタンド物質』だと、それがない。

 問題は『スタンド物質』だと『一般人』には見えないという事だったが………

 『グラマラス・ライフ』の『燐粉』は、その能力の特性上、
 『一般人にも見える』ようにする事が可能な稀有な性質を持っていた。

                         その特性とは―――


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