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【個】『門倉姉弟の語り尽くせぬ四方山話』 第二話【ミ】
86
:
『ある種の異能は場所に憑く』
:2016/02/06(土) 20:45:00
>>85
(ココロ)
そして、『ココロ』が全てを籠めた『夜の湖畔』の初演は厳かに終わりを告げた。
『ろうそく』は退場し、明かりが灯り、全てが元に戻る。
その後、わずかな間をおいて―――
パチ ぱちぱち
パチパチ
ぱち パチ
パチパチ ぱちぱち パチパチ
パチパチパチパチ
『拍手』。それも真っ先に始めたのは、
「よかった! よかったよォ!
美しく、幻想的な湖畔の風景が視えた!
不自然な現代の疲れに自然の恵みは最高のサプリッ!
すンばらしィ〜〜〜
『拳百発』ッ!
ブラボォ―――!」
こわもての『スーツ姿』の二人だ。
それにつられるかのように他の客も一斉に拍手を始める。
「あ! あの人たち、『武闘派芸術家』の『シメルとボコル』じゃあない?
ローカルTVで番組持ってる人たち!」
『レミ』が小声で呟く。周りの『客』にも知っている者がいるらしく、
『彼らが絶賛するような芸術的な演出』だと思われたらしい。
『拳百発はテレビでの最高点よ』と『レミ』が教えてくれたが、何の事かはいまいち不明だ。
とにかく、『客』は、実はそう悪くなかったのかもしれない。
初回に『良い客』を引いた『幸運』。
この『成功体験』は今後の『ココロ』たちの自信に大いに繋がるだろう。
ちらりと目に入った『黄金爺』が笑っているように思えた。
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