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【個】『門倉姉弟の語り尽くせぬ四方山話』 第二話【ミ】
45
:
ココロ『RLP』
:2016/01/19(火) 23:08:49
>>44
(GM)
「これ、を……ええ、そうね。
花びらなんて、常に撒いておくわけには行かないし……」
ろうそくは特に有限だ。
常に火を灯していては、すぐに切れる。
「演奏と演奏の合間……
そうでなくても、どこかのタイミングで……」
湖畔とは黄金町の『自然』だ。
そこに不自然を混ぜ込むわけにはいかない。
・・・・自然。
「……『夜の時間』を用意する、とか……?
もう一人の私には、説明しなくちゃあいけないけれど……」
「彼女の休憩時間を、夜の時間にする……
ろうそくの火は、蛍とか、妖精のイメージよ。
湖畔にも夜は来るし……蛍も、妖精も、いてもおかしくはないわ。」
「そこで、ろうそくを動かして・……
もちろん、怖い感じにはしないわ。優しい感じに……」
つまり、やや照明を落とすという事だ。
照明を落とせば演奏はしづらくなるので、その間は休憩になる。
あるいは『ココロ』なら、多少見えづらくても演奏は出来るかもしれない。
そうでなくとも、彼女は――ココロは、プラスになる提案を蹴ったりはしない。
ともかく照明は落とさなければ、ろうそくの揺らぎはあまり意味をなさない気がする。
「あとは、他のみんなの能力も、使えたら便利だけれど……」
チラ
「……」
(坂下さんの能力は……何かに使えそうよね。
照明を落とすのには、少なくとも使えるわけだし……)
(高天原さんや朱鷺宮さんの能力は、やっぱり思いつかない……
エリーちゃんの能力も、これ以上妖怪を考えている時間はないし……)
最も強力で、使えそうな能力を持つのは『腕時計坂下』だろう。
停止や的の設置は、戦力としては大きいが、こういう場面では主力にしづらい(気がする)
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