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【場】『松前 総合病院』 その2
237
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』
:2015/12/26(土) 01:28:46
>>236
「……えひ。大げさだっての……
まあ……ソロプレイもいいけどさ。」
ゴソ
ポーチからゲーム機を出す。
ソフトは、既に入れてある。
「たまには……えひ……
……いっしょにやるのも、な。」
カチ
電源を入れて。
「スペシャルプレゼントとして……
僕直々に……協力プレイしてやんよ。」
ストン
面会者用の椅子に、小さな腰を落として。
ゲーム機から伸びるイヤホンを、耳にしっかりつないで。
「…………なあ、朱鷺宮。」
・・・・そう、小さく声をかける。
238
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/12/26(土) 01:34:10
>>237
「フヒヒ、そうかなぁー。
でも最近ずっとゲームもソロでやることが多かったから
ちょうどいい感じッて思うな。」
そう言って廉姫の準備する様子を見る。
「まったくもう、最高のクリスマスプレゼントだよ、
ホントに…幸せな日だなーって思える。」
涙音の方もヘッドホンをゲーム機に接続して・・・
「…なーに?恋姫」
と、こちらも小さい声で返事を返す。
239
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』
:2015/12/26(土) 01:45:22
>>238
「えひ……だから大げさだっての。」
ヘッドホンと、イヤホン。
無駄な音は遮断された世界。
「……」
「なんでも……」
そう、言いかけて。
本当に言いたいことは、まだ、言えないけれど。
「いや……」
「大したことじゃ……
ないんだけどな……」
少しだけ、間を置いて。
「…………ルネって、呼んでいいか?」
240
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/12/26(土) 01:51:10
>>239
「まぁ、それくらい嬉しかったってことですよー」
と、嬉しそうな顔でゲームを操作し始める。
「……」
しばらく恋姫がちょっと迷ってたようだが…
次に言われた言葉で
一気に嬉しくなった
> 「…………ルネって、呼んでいいか?」
「フヒヒヒ…ヒヒフヒヒ…!」
急に恥ずかしそうに笑い出した。
なんか不気味だけど、構わない。
「わ、私も恋姫って何度も言っちゃってますし…
いいわよー、それくらい!
私だってそのほうが嬉しいし…!」
そう言ってから、傍らのスマホを見て、ふと思い出した様にいう。
「じゃあこっちは…
アイドルじゃない、
今のままの恋姫のメアド、もらっちゃっていいかな?」
と、ニコニコ笑いながら答えた。
241
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』
:2015/12/26(土) 02:03:27
>>240
「……笑ってんじゃねえよ……あー、クソ……」
「……」
「……えひ。」
カチ
カチ
ゲーム機に視線を向けたまま。
悪態をついて、少しだけ、笑って。
「……あとで、な。
今は……ゲーム、しようぜ……ルネ。」
協力プレイの部屋を立てて。
朱鷺宮が入ってくるのを、待つ。
「先に……ゲームオーバーに、なるなよな。」
・・・・陰気な笑みと共に、そう言って。
クリスマスの時間は、ゆっくり過ぎていく。
242
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/12/26(土) 02:06:17
>>241
「…嬉しいことがあると
笑っちゃうもので…フヒヒヒ」
カチ
カチ
涙音も視線をゲーム機に向けてからニッコリ微笑んだ。
「…わかった。恋姫。
初見プレイでも、そこそこ活躍してみせるからね。」
そう言って協力プレイの部屋に入っていく。
「フヒヒ、そちらこそ…!」
涙音も、ちょっと不気味な笑い声とともにそういった。
ラストクリスマスに願った、ちょっと幸せな時間はこうして過ぎていくのであった…
243
:
我堂 蘭『マーチャンダイス』
:2015/12/29(火) 19:35:27
――――――『クリスマス』から数日後。
「もしもし」
「こちらの病室に」
「トキミヤルネさんという方はいらっしゃるかしら?」
そう言いながら松前総合病院○○号室を訪ねる。
244
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/12/29(火) 19:59:41
>>243
「ぐー…」
イマジンのアルバム曲をずっと聞きながら眠りこけていた涙音。
「…んぁっ!?だ、誰かの声が…
外から…?」
顔を上げて外から聞こえてきた声に耳を傾ける。
「聞いたことがあるような…
ん、あどうぞー。」
電話越しであんまり覚えていないのかもしれない。
ひとまず通すつもりのようである。
245
:
我堂 蘭『マーチャンダイス』
:2015/12/29(火) 20:14:31
>>244
「しつれい」
「あなたがトキミヤルネさん?」
そう言いながら病室に入ってきたのは、朱鷺宮よりもずっと小さい少女だった。
年の頃は10歳ほどだろうか。
頭に三角巾を被り、左の頬に大きな絆創膏を貼り付けている。
「どうも」
「じかにお会いするのは初めてね」
「わたしが『我堂 蘭』よ」
「先日は『ラスト・クリスマス』ご注文ありがとう」
「ちょっと対応がもたついて申し訳なかったわね」
「なにやら使い方でわからないところがあると困っていたようだけど」
「だいじょうぶだったかしら?」
246
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/12/29(火) 20:20:12
>>245
「あ、はい、朱鷺宮涙音…です。」
思いの外小さい少女をじっと見て首を傾げる。
「…あ、あなたがアレを売ってくださった方でしたか…
えーっと、蘭さん
この度は、ありがとうございました。」
年下相手でも、相手を比較的敬う姿勢を見せる。
「いえ、対応は良くしてくださって…
こちらとしても助かりました。
…それと、プレゼントは確かにいただきましたよ」
そう言ってラストクリスマスから出てきたものを見せる。
イマジン、と書かれたCDアルバムである。
「思ったのと違う…ような気もしましたが
いい曲で…それにこのパッケージは、ネットで聞いたら
もう絶版みたいですから、機長なアイテムですよ!」
と、嬉しそうな顔で応える。
247
:
我堂 蘭『マーチャンダイス』
:2015/12/29(火) 20:29:08
>>766
「いえいえ」
「とんでもないわ」
「無事に使えたならなによりよ」
喜びをあらわにする朱鷺宮にそう応える。
「じゃあ」
「やくそくの代金の方を」
「いただけるかしら」
248
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/12/29(火) 20:38:39
>>247
「ええ、楽しかったので…
クリスマスも割りと充実してました。
家族も来てくれたし、友達も来てくれましたからね。」
彼女の笑顔はどこか満足気である。
「…あ、そうでしたね。
えっとぉ、約束のお金お金…」
と、周囲を見回す。
「…と、とりあえずそうですね。
この時のためにとっておいた分を」
そう言って5万円を目の前に差し出す。
「改めて、ありがとうございます。」
249
:
我堂 蘭『マーチャンダイス』
:2015/12/29(火) 20:46:12
>>248
「どうもね」
「確かに受け取ったわ」
朱鷺宮から受け取った金額を確認し、我堂はそう言った。
「じゃあわたしはこれで」
「またいい新商品が入荷できたら連絡させてもらうわ」
「では」
「よいお年を」
「あとお身体に気をつけてね」
そう告げて、我堂はキャリーバッグを引きながら去っていった。
250
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/12/29(火) 21:00:40
>>249
「いえ、良いお年を。
来年からの新商品も楽しみにしておきますね。
それじゃあ、さようならー!」
と、大きく手を振りながら見送っていった。
「…やれやれ。
今年はほんとうに色々あった一年だったな。」
そう言って目を閉じ、涙音は今年を振り返る。
初めて刺青を彫ってもらった日。
そしてそれによって得たスタンド能力。
スタンド使いの人々との出会い。
恐ろしい街の裏側。
エリーと立花と過ごした留守番の三日間。
金言部でのミスコン、サバゲー、そしてキャンプの楽しい日々
――――ミサイルマンとの命がけの戦い
振り返れば怒涛のような一年だった。
「…来年はもっと楽しい日々になる…
といいな。」
これは誰に願えばいいだろう。
そう思いながらまた、落ち着いたようにため息を付いた。
251
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/01(金) 12:41:07
「あー、あけましておめでとうございます〜!」
病院のロビーにて、元気そうに周囲に呼びかけている。
よく見れば…右足は包帯に変わり、
涙音は松葉杖を付きながら歩いていた。
「…初日の出見逃したけど、
あと一ヶ月程度で退院ってことだから、
だいぶ身体が軽い…!」
嬉しそうな理由は怪我の治りが良くなったこともあって
車椅子から松葉杖へと変えられたことのようだ。
「でも、ちょっと身体がなまっちゃったな…
体を動かさないと…!」
活発に動いてる理由はどうやらそこに有るようだ。
(…『グッドラック』かぁ…
今年こそ幸運がずっと続けば…)
残された手紙のことを思い起こし、
涙音は少し溜息をつく。
「…初詣…いけない…」
252
:
加賀『プライベート・ライン』
:2016/01/02(土) 00:40:20
>>251
知ってる?一年の計は元旦にあるんだって。
ところで三十六計逃げるにしかずってあるじゃない?
一年の計と三十六計って一緒なのかなァ?
同系の計?あっはは。まさかねェ。
「おっと。」
「お、朱鷺宮さんじゃん。」
最近入院してるって聞いたよーな。
聞かないよーな。
あっはは。病院で年明けたのかな?
親御さん着てないの?どうなの。
まァ、僕には関係ないけど。
「ねェ。朱鷺宮さん、なにしてんのォ?」
「あいさつ回り?」
253
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/02(土) 00:50:35
>>252
「…はっ、あなたは加賀さん…
でしたっけ?」
ふと、声のした方に顔を向ける。
彼女はすっかり病院の人って感じに見える。
コレも病院着のおかげだろうか。
「あー、あいさつ回りは…
まぁ行きたいところなんですけどね。
ちょっと長い間入院しててその…」
右足にぐるぐると包帯が巻かれている。
「病院で年をこしちゃったんですよねー。」
と、ちょっと情けなさそうに笑った。
「家族は、お見舞いに来てくれました。
ケーキとかも持ってきてくれたんですよ―。
たしか…おせち風の見た目でしたね。」
と、ふと思い返す。
254
:
加賀『プライベート・ライン』
:2016/01/02(土) 01:05:09
>>253
「そう、僕は加賀真。スクールカウンセラーね。」
「なに僕のこと知ってんのォ?わァ、すごいなァ。」
「僕有名人?それとも君が僕のファン?あっはは。どっちもないない。」
楽して人気になるより楽して稼ぎたいね。うん。
にしても病院着ってなんかこう、変な感じだよね。
寝巻きとも違うし、なんかこう、特別感あるある。
不健康な特別感。
「へェ。そりャ大変だ。」
若いうちは苦労は買ってでもしろって言うし、いいのかな?
ま、僕は大人だからもう関係ないけど。
「入院生活ってどう?楽しい?」
病院食は美味しくなさそうだけど。
「おせち風のケーキ?数の子とかたたきごぼうとか田作りとか乗ってるの?」
あ、でも風ってことは偽物ってことかな?
ちょっと想像つかないなァ。
255
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/02(土) 01:16:33
>>254
「ええっと…まぁ名前はしってる…
と思いますね。」
と、少し微笑みながら応える。
ちょっと遠目から見ていたことも有るかもしれない。
「まぁ、いろいろあって大変でしたけど、
それでもなんとかなりましたよ
友達もお見舞いに来てくださいましたし。」
そう言ってうなずいた。
「病院生活…そうですね〜
最初はずっと寝たきりで退屈でしたね。
車椅子でも動ける場所はだいぶ限られますし…」
と、少し考えてから口を開く
「あ、でもお見舞いに来てくれる人から色々頂いて
退屈はしませんでしたよ。」
そう言って持っていたゲーム機を見せる。
「ああ、お菓子でおせちのメニューを再現したやつですよ。
特注で作っていただけるみたいです。」
と嬉しそうに微笑んでいる。
256
:
加賀『プライベート・ライン』
:2016/01/02(土) 01:29:16
>>255
「名前はしってる…と思いますね。ねェ。」
思うも何も加賀さんって覚えてるから知ってるんじゃないかな。
ま、いいか。うんうん。
「お見舞いにきてくれるなんていい友達じゃない。」
「大事にしなよ?」
僕なんてお見舞いどころかお礼参りされちゃってたし。
あ、僕入院したこと無いや。そりゃお見舞いされないよねェ。
お礼参りはされるかもしれないけど。
お礼参りで手酷くやられなかったから入院しなかったともいえるね。
「寝たきりかァ。体なまるでしょ?」
「ま、退屈しないならいいと思うけど。」
足壊して出来る運動ってなに?ぶら下がり健康法?
入院期間かなり長いっぽいし、全身やっちゃたかなァ?
僕には関係ないことだけど、自分の身に起きたらと思うとぞっとするね。
傷を『与える』って方法もある『かも』だけど。
「特注?贅沢だねェ。」
家がお金持ちなのかな?
いや、娘のお見舞いにそれぐらい奮発してくれるか。
僕の親は……どんな人だっけ。
「なんだかんだ入院生活満喫してるんだね。」
257
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/02(土) 01:35:30
>>256
「は、はい。もちろんです。
なんというか、いい友達を持ったなぁって今でも思います。
…大事な友だちです。」
と、自分に言い聞かせるようにうなずいた。
入院して改めて、友達の大切さを理解した。
「ええ、なんだかほんとに…
座りっぱなしも寝っぱなしも疲れます。
早くしっかり歩きたいですよ…」
松葉杖を軽く叩いている。
「まぁ、入院した娘のためになんて言ってくれて。
すごく嬉しかったです。
…その御蔭で退屈しなかったんですけどね」
「…いろんな人に助けられたなぁって感じましたよ…」
258
:
加賀『プライベート・ライン』
:2016/01/02(土) 01:51:56
>>257
「いいじゃんいいじゃん。青春だねェ。」
じつにキラキラして。
じつに光あふれて。
じつにじつに肌に合わない。
「友達ってのは、ほんと大事にしないとね。」
別れたら縁が切れるのなんてあっという間だよ。
本当の友達ならそんなこともないけど。
「まァさ。歩けるのも親がそういう体に生んだからだし、入院できるのも親のおかげだし。」
「今年は目いっぱい親孝行しないとねェ。」
「お友達に感謝もしないといけないし大変だねェ。」
なにせ君たちは護られてるから。
法に親に友達に。
259
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/02(土) 02:02:06
>>258
「いやぁー…フヒヒヒ。
なんだか嬉しいです。そう言われると…」
大事な友達だ。
そう思うと、こうして生きているのも友達おかげなのだ。
「ですね…
ほんとに親には苦労をかけてしまいました。
退院したあとは、みんなに何かを返せたら…
と思います。」
多くの友達、そして家族。
それだけ多くの人に大事に思われて。
自分は幸せなのかもしれないと改めて感じる。
「どういうのがいいでしょうね。
恩返しってなると…」
そしてちょっとまじめに考えてみた。
260
:
加賀『プライベート・ライン』
:2016/01/02(土) 02:09:53
>>259
「そう?僕そんなに褒めたりした?」
今時の子は分かんないなァ。
一回りは違う、よねェ?
ホント、分かんないなァ。
僕もガキの頃はこんな感じだったのかな。
ま、どうでもいいけど。
「恩返し?ありがとうとかさ、そういうんでいいんじゃない?」
「怪我せず息災であることが一番の恩返しでしょ。」
入院よりお金かかんないし。
友達も入院してた間のノートを見せてあげる必要もなくなるし健康が一番だよ。
「変に気を回すよりそっちのほうがいいと思うけど。」
思うだけ。思うだけ。
思うだけならタダだし、責任もそこまで発生しないし。
「君若いしさ、夜更かししすぎなきゃ大丈夫でしょ。」
「後は手洗いうがいとかの予防行為ね。」
261
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/02(土) 02:22:21
>>260
「んー、まぁ…
そんな気がしますね。」
「健康で息災であることですか…
確かに私の場合はそれが一番喜ばれるかも…」
と、自分の鳩尾を軽くなでてみる。
「健康に関しては結構気を使ってます。
風邪を引いたことだけは無いんです!
自慢ですが」
と言いつつも鳩尾を撫でつつ、周囲を気にする様子を見せた
262
:
加賀『プライベート・ライン』
:2016/01/02(土) 02:32:58
>>261
なんでこの子鳩尾なでてるの?
ぽんぽん痛いの?
それ別の病気じゃない?
……縁起でも無いな。
「僕は普通に風邪引くよ。もう若くないし。」
「ねェ。お腹痛いんだったら、病室戻ったらどう?」
「僕もう病院の用は済ませてるし、なんだったら帰るよ?」
家に帰って一人で余ったかまぼこでもつつくし。
263
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/02(土) 02:39:54
>>262
「なるべく部屋を暖かくしてたほうがいいですね…
風邪は寒かったり、免疫だったりが原因みたいですしね」
と、若干心配そうな顔をする。
「あー、お腹がいたいってわけじゃないんですけど
…まぁ色々と災難がありましてね。病気とは違って…」
思わず頭を下げ、謝りながら応える。
「んー、ちょっと呼び止めてしまいましたかね?
急ぎだとしたら申し訳ないです…」
と、言いつつも
「今年もどうぞよろしくお願いいたします―。」
264
:
加賀『プライベート・ライン』
:2016/01/02(土) 02:49:21
>>263
「免疫ね、はいはい。」
僕がガキのころから言われてたと思う。
いや、どうかな。あっはは。忘れちゃった。
「ま、気はつけるよ。一応仕事あるし。」
医者のなんたらってね。
僕は心の医者だから風邪引いても恥ずかしくもなんとも無いけど。
「災難ねェ……」
しみじみしてるなァ。
これは完全に息災ってのは難しい『かも』
あっはは。僕には関係ないし僕が気にすることじゃないけど。
「はァい。でも、スクールカウンセラーのお世話にならないようにねェ。」
「ばいばい。」
そう言って僕は受診料を払って帰る事にする。
僕には新年なんて関係ないね。
こんなのは365日分の1日なんだから。
265
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/02(土) 02:54:04
>>264
「はい、それがいいですよ。
…風邪が嬉しいのは小学生の時までって感じです。」
と、しみじみとした顔で答えた。
「まぁ、精神的なのはなんとかなってます…多分…
それじゃまた、お会いしましょう!」
そう言って手を振り見送っていった
残り一ヶ月を切った。
退院したらとりあえず思い切り動こうと涙音は思うのであった。
266
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2016/01/02(土) 06:27:21
>朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
病室の机に、封筒がおいてあった
『カバにやられたバカより見舞金』と書かれている。
治療費寄付:『20万円』
267
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/03(日) 01:36:16
>>266
「あ、これ…」
机に置かれていたのは誰かからの見舞金…
「…この字…
ベッドのそばに置かれてた手紙と一緒…?」
と、書かれた字体を見て思い出す。
「…誰かとはいいませんけど…
ありがとうございます。」
と、涙音は微笑んだ。
268
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/09(土) 23:21:15
病院のロビー
「…うう…手術の影響かな…
なんだか…眠い…」
ひとまず最後の治療も終え、あとは包帯が外れるまで待つばかりとなった涙音。
「…随分と時間が立った気がするなぁ…
どうしてるかな…あの人…」
高遠氏が残していった手紙を軽く見つめながらつぶやいた。
はぁ、と溜息をついてから…
「…うとうと…」
次第にゆっくりと頭を下げて…
「…すー、すー…」
…ロビーのソファに座ったまま、そのままゆっくりと眠り始めた。
269
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 00:02:55
……大きな病院には『売店』がつきものだ。
一見、安静な療養と逆行するような『嗜好品』は、入院患者の退屈を紛らわせるために、なくてはならない。
一本のスポーツドリンクが、待合室で長い時間を待たされる外来患者の命を繋ぐかもしれない。
「ありがとうございました、またよろしくお願いします」
店員と営業スマイルで挨拶を交わし、『売店』から出てくる男がいた。
怪我や病気をしたとか、入院客の見舞いで病院を訪れたわけではない。
菓子メーカーに『営業マン』として勤務する私は、その営業活動の一環として来ていた。
それも終わり、次の得意先に向かおうかというところ。
>>268
「うーん、昨日の女といい、寝てる奴とやたら縁があるな……?
これも『ファム・ファタール』の影響……じゃあないだろうが」
ロビーで眠る、入院患者と思わしき人物。別に珍しいことじゃあない。
だが、何故だろう、気になった。
「お嬢さん、こんなところで寝てると風邪を引きますよ。
たとえ病院の中でもね」
声をかける。手紙には気付いていない。
270
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 00:08:54
>>269
「zzzzzz…」
まるで疲れて電車の中で眠りこける会社員のように
座った姿勢のまま眠りこけていた涙音であったが…
「ん…んぁっ?
おっ…」
声をかけられてふと顔を上げる。
まだ半分眠ってそうな顔だが…
「あー…えっと…
あ、すいません、つい…」
と言って軽く手を振って、思わず怪我をしていた左足を動かしてしまう。
「あいたたた…!」
思わず身体をビクッとさせた表紙に手紙をぽとりと落としてしまった。
「…す、すいませんその…
疲れてたもので、椅子に座ったまま寝ちゃった…みたいですね」
恥ずかしそうに頭を下げながら答えた。
「…ん、あなたはどなたでしょうか…?」
と、ようやく意識がはっきりしたのか、ここで不思議そうな顔で尋ねる。
271
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 00:24:59
>>270
「ああ、大丈夫ですか?
病室に帰ればベッドがあるんだし、わざわざこんな『不安定』なところで寝ると危ないですよ。
条件さえ揃えば、寝返りをうつだけで死ぬ事だってある……たぶん」
「ん、なにか落ちましたよ、拾いましょうか?」
落ちた手紙を見る。
プライベートなものだろう。勝手に拾うのはデリカシーがないというものだ。
もちろん、内容がうっかり目に入ってしまわない限りは、自らすすんで読んだりはしない。
「えーと、通りすがりの者……って言うだけじゃ怪しさ満点ですよね。
私は……売店で売っている菓子を作っている会社の者です。
なんだか、うまく言い表せないんですが、その……気にかかったんで。
そうだ、眠気覚ましに、お近づきのしるしに。おひとついかがですか。スーッとしますよ」
菓子類が入っているとは思わないだろう普通の営業鞄から、『キャンディ』をひとつ取り出して差し出す。
包み紙には『強力!スーパーハッカアメ』と書いてある。
272
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 00:41:13
>>271
「…む…むう…
まぁ今みたいなことになりそうですし…
椅子から落ちたりでもしたら危ないですよね…」
左足を軽くさすりながらうなずいた。
「…あっ、すいません。
よろしくお願いします。」
近くに落としてしまったのか…
そう思いながらも軽く手を差し出して応える。
読まれても一応問題ない…と涙音は考えている。
「売店のお菓子…
お菓子会社の人ですか。
…あなたのところのお菓子は暇な時とかにつまんでる…
かも知れないですね。」
と、キャンディを軽く見てから
「これとか、そうとう『効く』やつですよねー。
嫌な感じでもなく、さわやかな…」
スーパーハッカアメのことは涙音もある程度は知っていたようだ。
「あ、すいません…
ありがとうございます。貰い物までしてしまって…」
と、頭を下げてから包みをはがしていく
273
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 00:59:41
>>272
「じゃあ失礼して……いまどき手紙なんて珍しいですね。
最近じゃ病院のロビーでもスマホポチポチしてる連中ばっかりなのに」
人の手紙を、読んでくれと頼まれたならともかく、勝手に読むものではないと考えている。
なので、読んだりはせず、拾って渡した。
「おや、知ってますか。なかなかの駄菓子マニアですね。
地元びいきで買ってくれるお客さんもいますが……うちの会社は知名度が低くて。
これなんかも出した時はちょっと話題になったもんですが、
もっと効く奴を大企業がバンバン出したもんだからあっという間に埋もれちゃってねえ。
でもウチとしてはただ効けばいいってもんじゃなくて美味しさとの両立を…………あ。
すいません」
つい熱が入ってしまった。
少しばかり赤面して、頭を掻く。
沈黙の後、
「……脚の怪我ですか?階段で転んだとか」
話題を変えた。
274
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 01:10:23
>>273
「んー、まぁ気が付いたら置いてあったんですけどねー。
連絡を取り合っている…という感じでもないですし」
そう言って頭を下げつつ手紙を受け取る。
「あーしょうがないですねーそれは…
大きな企業ではそれこそ大きな機械で大量生産されますし…
でも手間ひまかけて作ってるってことはしっかり伝わってくるんですよ。
なんて言えばいいんでしょうかねー…味わい?」
と言いつつ口の中にハッカアメを放り込んだ。
「ふううー…これがいいんですよー」
口の中に広がるのは突き抜けるような爽やかさ!
まさしくハッカアメとはかくあるべきと言う感じの食感である。
「いえ、お菓子への情熱はよく伝わってきましたよ。」
と言って微笑み返した。
「…ああ、この怪我ですか…
その、もっと前は更に酷い怪我だったんですけどね…」
と、自分の足を見つめる。今こそ包帯で巻かれているくらいだが、
更に前はギブスがついていたのである。
「まぁ、もっと大きい…
ヤバイ状況だったって感じですかね」
スタンド関連なだけに、少々話すのは難しいかも…と涙音は感じた。
275
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 01:31:04
>>274
「連絡を取り合っているわけでもないのに、気が付いたら置いてあった……ですか。
なんだか社長からの辞令か何かみたいな……あ、いえ。
(なんだ……?相手は家族や彼氏、友人のような親しい人間じゃあない……ということか?)」
少し引っかかるものを感じながらも、流す。
「そう言って頂けると励みになります。うちのおやっさんが聞いたら泣いて喜ぶと思いますよ。
まあ、私は作る側の才能はまるで無くって、売るだけなんですがね」
照れ隠しのようなことを言いながらも、嬉しさは隠せない。
「そんな大怪我を……事故に巻き込まれた……あるいは、事件?まさか、スタンドの……
ああ、いえ、立ち入ったことですね。ごめんなさい」
私はまだスタンド使いになったばかりだ。
戦闘で負傷したスタンド使いが入院している、ということは可能性として有り得るとは思うが、
私にとってそれはまだ『まさか、本当に?』という世界の話だった。
スタンドに目覚める前から、ここにはずっと営業で来ていたのだから。
ずっと、ただの、どこにでもある病院だと思っていたのだから。
276
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 01:38:36
>>275
「フヒヒ…まぁ、たまたまおんなじ場所で入院してたのが
妙に気があって…みたいな感じですよ。」
そう言って軽く微笑んだ。
「ふむー…
病院でも中々人気が高いと思いますし…
あなたがお店に出してくださるだけでも、ためになってると思いますよ。」
何となく彼女は励ましの言葉をいいたくなったようだ…
「えーっとどちらかと言えば事件…
スタンド…?」
と、その言葉に涙音は反応を軽く示した。
「そのスタンドというのは…
『あれ』のことですか?」
と言って近くの電気スタンドを指差す…
「或いは――」
そう言って今度は自分の中心を指差して
「――『この中』の話でしょうか?」
ゆっくりと話しかける。
後者…というパターンが彼女には多い。
277
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 01:58:11
>>276
「ああ、なるほど。ここで知り合った入院患者仲間ですか。合点がいきましたよ」
ストン、と腑に落ちた気がした。それなら不思議な距離感も頷ける。
「ああ、やはりというか……『引かれ合う』とはこういうことなんですかね……」
あなたが体の中心を指したのを見て、困惑と理解がない交ぜになった顔で、また頭を掻いた。
この女性が気にかかった所から、すべて『運命の引力』だったのだろうか。
「後者です。もっとも、まだ実際に行使した経験もない『駆け出し』ですが」
278
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 02:02:59
>>277
「はい、多分…
あの人も『似たような理由』での入院だと思いまして、ね。」
と、あの時であった人のことを思い返す。
「まぁ、なんとなく『感覚』でわかるんですけど…
力を持つ物同士は惹かれ合うんだと…思いますよ?」
自分もスタンドの存在を知り、刺青を彫り込まれてからというもの、
スタンド使いとの出会いはかなり多い。
或いは、元から結構近くに居たのか…
「やっぱりそうですかー。
…ということはあなたはまだ目覚めたての…
新人さん?」
そう言って自分の足を見てから顔を上げる。
「一応、気をつけてくださいね。
この街にはスタンドを悪く使う人も、結構居ますからね。」
ミサイルマンの一件は、自分から巻き込まれていったのは間違いないが…
彼らのことを思い出すと思わず心配になってくる。
279
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 02:28:10
>>278
「なるほど……では、その人も……」
多くのスタンド使いが深い傷を負う、荒事の世界が広がっているのを感じた。
「……はい……。
実を言うと、私もひとつ間違えば『あちら側』だったかもしれない。
私のスタンドは……強力です。能力の使い方はまだ掴みきれてないですが、
単純なパワーだけでも、ここを瓦礫の山にできる。自分でも制御しきれない……
『何でもできる』と思いました。ただ、今までの人生と、そこで積み上げてきたものへの愛着が
踏みとどまらせてくれた。『縛ってくれた』」
目の前の女性は、ひょっとすると『年下』かもしれないが、スタンド使いとしては『先輩』だ。
身勝手ながら、先達に心情を吐露した。
「結果としては正しかったと感じ始めています。この町には想像していたよりもずっと多くの能力者たちがいる。
きっと俺なんかじゃ太刀打ちできない使い手も数多くいるでしょう。
野放図に『道を外れて』いたら、どうなっていたか。
しかし、今までのサラリーマンとしての人生をただ続けるなら、こんな力に目覚めた意味はありません。
いったい、どうすればいいんだ……」
『自由』と『束縛』。
『過去』と『未来』。
その狭間で、まだ迷っている。
280
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 13:22:53
>>279
「ええ、あの人も結構…
大変な道をくぐってきたのだと思います。」
と微笑みながら応える。
「…強力なスタンドですか…」
そして、彼のスタンドに対する考えをしばらく静かに聞いていた。
「…あなたのその考えはとても良いことです。
自分の恐るべき力を自覚して、それを悪しきことに使わずに…
自分の理性で抑えこむこと…」
軽く顔を上げて言う。
「私も同じスタンド使いの人が居なければどうなってたかはわかりません。
…自分を抑えこんで力を使いこなすことがもっとも重要だと思います…
その『縛るもの』は友達だったり…家族だったり、同じスタンド使いの仲間かもしれません。」
そう言って軽くため息を付いた。
「…私は実際に戦ってみて、自分にできそうなことを確かめてみたことはありますけどね…
『アリーナ』って言う場所で…」
そう言ってからまた少し考える。
「力に目覚めたのには何か意味があるはずです…。
自分の場合は『災難を避けるため』に力を得ましたけど…
あなたはその力で『何をしたい』と思いますか?
…漠然とでも何か、『やりたいこと』が有るかもしれないです。」
と、優しく声をかけた。
スタンド使いの先輩と言ってもまだ自分は頼りないかもしれない。
とはいえ、少しでも悩める新人さんのためになればと考えて、このような助言をしてみたのである。
281
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 16:06:30
>>279
「そう言ってもらえると気が楽になります……」
自らの手を見て、握り締める。
自分の力を確かめるように。
「『アリーナ』……ですか。
名前からすると、『スポーツ施設』のようなもの……いや、『闘技場』でしょうか」
スタンド能力を確かめるため、誰もいないところで一人で『試運転』したことはあるが、
他のスタンド使いとぶつかり合い、活用法を確かめるには『実戦経験』を積むのが一番だ。
痛いのは嫌だし、命がけの戦いは恐ろしいが、この情報は気に留めておこう。
「『やりたいこと』ですか……パッと思いつけばこんな苦悩もないのですが。
具体的には思いつきません。ただ……そうですね……
会社の業績の不振、それに由来する先行きの不安、
流されるままに生きてきた後悔、自分の可能性を広げたいという気持ち……
……『希望』。そう、希望を持ちたかった。『先細りの安定』に向かっていく人生と時代の中で」
促されるまま語り続ける。
自分のことだけで完結するなら、それはただの身勝手かもしれない、とも思った。
しかし『他者にもそれを与える』という境地まで至れる余裕は、まだ、無い。
282
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 16:47:04
>>281
「アリーナは、一応倉庫街の方にあります。
スタンド使い通しの戦いの場所です…。
すぐにわかると思います。場所的に」
そう言ってひとまず行くことは促さない。
その気になれば、という程度に考えておく。
「うーむ…大人の社会は難しいことがいっぱいですね…
まぁ、まだ自分のことしか考えられないほど余裕が無いならば…」
そう言って軽く顔を上げる。
「まぁ、まずはその能力で『出来ること』を見つけることでしょうね。
出来ることがわかれば、どんなことに使えるかも自ずと見えてくるんじゃないでしょうか。
それこそ…会社を守ったりとか、自分を守ったり…とか。
『理解』は『幸福』への第一歩。と、私は思いますよ。」
彼女にとってはまだ出くわしていない大人の世界の事情だ。
そこまで詳しく踏み込むことは出来ないが、それでもスタンドを理解することは幸福に繋がる。
「と言っても、どんな能力なのかはわからないんですけどね。
自分には。」
と、ちょっと恥ずかしげに応える。
口調はだいぶ軽い。重ねた人生の歳月では下のほうだが、
スタンドと過ごした時間がそれなりに多いからちょっとだけ余裕が有るんだろう。
283
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 22:54:12
>>282
「倉庫街か……治安が悪いから近寄るな、という話は聞いたことがあります。
そういうことだったのか……」
『アリーナ』なる場所が休業していたとしても、倉庫街で野試合ができるかもしれない。
これも重要な情報だ、
「そうですね……もっと鍛錬して、使い慣れることから始めてみます。
そうすることでその中にまた出会いがあったりするかもしれないし……
まずは『理解』……勉強になりました」
頭を下げる。
「私のスタンド……『アルター・ブリッジ』は……そうですね。
『レール的なものから安定性を吸い取り、それで自分のスタンドを安定させる』……そんな能力です」
自分のスタンドについて、正直に明かす。
信用できそうだと思ったからだ……即危険に繋がらない怪我人だからということも、あるが。
「『固体に対してレールのような働きをするもの』から、運搬上の『安定性』を奪うことが能力……そして、
能力を使って奪い取った『安定性』で『不安定』なスタンドを普通に扱えるようになる。という感じです。
『不安定』な状態ではとてつもないパワーと引き換えに『精密動作』『防御』『力の加減』」ができない。
『安定』させていればパワーは落ちますが、それでも人間以上で、高い精密性で普通に扱えます。
『安定性』を補充し続けなければ、その状態は永遠には続きませんが……」
「『安定性の奪い取り』を、ただ『スタンドの安定の補充』として使う……ただのパワーがあるスタンドとして使うんじゃなくて、
利用するのが肝だろうと……そこまではなんとなくわかるんですが……初心者の私には、そこから先のヴィジョンがあまり……」
284
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 22:55:14
>>283
(自レス)
メール欄は間違いです。(消し忘れ)
285
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 23:10:04
>>284
【きにしませんよぉー。】
>>283
「まぁ、怪我を治して貰える場合もありますけど…
そういうのがないほうが『スリルが有る』って思う人もいるみたいで…
そのへんは気をつけたほうがいいですよ。一応ね。」
ちょっと心配しつつ応える。
「鍛錬になる…とは思いますよ。
怪我が心配になるとは思いますが」
「…なるほど、あなたの能力はなかなか難しそうですね…
安定性と、力加減ですか…」
と、真剣に考える。
(しかし…結構あっさりと能力を教えてもらったような…)
「私のスタンドとは、全く異なる能力ですね…って当然ですけど…」
軽く頭を掻きながら答えた。
「…難しいですね確かに…
安定性を保つというのもですけど…
実際に使って判断する必要がありそうですよねー。」
とはいえ、病院内で使うわけにも行かないか、と溜息をついた。
「んー、私も見せたほうが、いいですか?どうでしょう。」
286
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/10(日) 23:32:39
>>285
「へえ。逆に『怪我を治してもらえる場合もある』事のほうが驚きです。
一歩間違えば、あなたのようになってしまう、ということですね。
気をつけます」
危険な場所にのこのこ出て行って殺されました、では目も当てられない。
「そうですね、ここで使うと『非安定なまま』では加減ができないのでなにか壊してしまうし
『安定性』をエスカレーターや扉や医療設備から奪うことになりそうなので……
お医者様方と患者の皆さんに多大な迷惑を賭けることになろうかと」
人の多いところでは『惨事』を引き起こしかねない……
悲しいことに、不特定多数の一般人に混乱や危険を味わわせることは、
能力者とのタイマンでの勝負よりも明らかに得意だ。
先程はこのスタンドで出来る事はなにかと問われたが、これもあまり認めたくは無い、答えのひとつだ……。
「いえ、ご教授を期待して勝手に教えただけですから。
そちらが私に教える理由など何も……」
「それじゃあ、折角ですから名前だけ、自己紹介しましょう。
私は石動 遥道(イスルギ ハルミチ)。スタンドの名は『アルター・ブリッジ』」
287
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/10(日) 23:47:15
>>286
「んー…多分、ですけどねー。
少なくとも自分が言った時には治して頂けましたが…
今はどうなのかはわからないですね。」
と、ちょっと心配そうな様子である。
「中々、ままならないですね、その能力は。
…戦いに使うというくらいでしょうかね…」
どうも気にかけてしまう。
能力についても難しそうかなと考える…。
「やはり、慣れていくしか無いでしょうかね。」
と、大きくうなずいた。
「それならば…私はいいですけど」
「あ、はい…遙道さんですね…
…私の名前は朱鷺宮 涙音(トキノミヤ ルネ)。
スタンドは『フォートレス・アンダー・シージ』と言います。
よろしく、お願いします。はい。」
とうなずいた…。
「そうだ。コレも何かの縁ですし、どうでしょう?」
と、近くにおいてあったスマホを手に取る。
「メアドとかを交換してみませんか?」
288
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/11(月) 00:06:06
>>287
「生活の場面で、微笑ましく使う……には向いてないかもしれませんね。
手加減なしの超人的なパワーは、そのままではなかなか創造的に用いることは難しい。
『安定』を奪っても誰も困らないような、使われていない『軌条』がそうそうあるものではないですし。
奪った『安定』は時間で自然回復するので、稼働中の線路やエスカレーターを利用しても
『利用時間外』ならさして問題なさそうではありますが……
やはり、何かのために戦う力、そう考えた方がいいのでしょうね」
人と話すことはいい。こうして、自分ひとりではたどり着けない結論へと近づける。
「トキノミヤさん……ですか。
(なんだかすごいお嬢様っぽい名前だ……)
今後ともうちの商品ともども、どうかよろしくお願いします」
再び頭を下げる。営業マンの基本は『礼』だ。
「あ、はい。ぜひ」
鞄からスマホを取り出す。
社会人らしく飾り気の無い、黒の薄型スマホだ。
289
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/11(月) 00:11:19
>>288
「スタンドは人の心を反映するもの…
みたいな話を能力を与えてくれた人から聞いたことがありますが…
その力を得たのには、きっとあなたのこころと、手に入れた意義のようなものが有ると思います。
戦うため…なのかもしれませんね。
その安定と不安定のスタンドは…」
と、真剣な表情で答えた。
果たして安定を奪う力はいかなる心を写しだしたものなのか?
涙音にもそのへんはよくわからないところだ。
「どうも。新しいフレーバーのお菓子も
楽しみにしてます。」
涙音も彼に習い、礼を返すのであった。
「んじゃー、この通り、おねがいしますー。」
彼女が操るスマホは、開運グッズらしきキーホルダーがジャラジャラとくっついている。
重そうに見える。
「はい、送信です。」
そう言ってメアドと電話番号を送信していく。
290
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/11(月) 00:38:44
>>289
「スタンドに目覚める時、夢を見たんです。
夢の中で、ある人物がこのスタンドについて教えてくれたんですが……
彼女の言うには、安定したレールを外れたものは『自由』になる。
けれど、その自由が『いいこと』とは限らない……不安や恐怖を伴うものだ、と。
このスタンドは、自由になりたいのか、安定したいのか、答えられない私の『命題』だと……そう語っていました」
ただ夢を見ただけ……ただの偶然で片付けることも出来る。
夢のせいでスタンドに目覚めたのか、スタンドに目覚めたから夢を見たのか、それも謎だ。
『ファム・ファタール』の正体もわからない。口止めをされてはいないので、正直に話すが……
スタンドの存在を信じられる今でも、嘘みたいな話だなと思う。
「ええ、おやっさんに伝えておきますよ。リクエストでもありますか?
……あ、はい、こちらも送信」
スマホをやり取りしながら、メアドを交換する……
291
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/11(月) 00:53:07
>>290
「…夢…
あなたは『刺青』を彫ってもらったわけではないのですね。
この街にはいろいろな噂がありますけど、それも『与える側』の一人なのかも…」
刺青師の他にも、能力を与えるものが居るということなのだろうか…
涙音は不思議そうな顔で考えた。
「ですが、その話は興味深いですね。
『自由』を求めているのか『安定』がほしいのか。
…あなたの中でもそれは決めかねる話、ということなんでしょうか?
…確かにままならない、とは思いますね。」
そう言って首を傾げた。
自由は何者にも束縛されないが、同時に安定、安全も失われる。
束縛は自由が存在せず不自由だが、少なくとも安全は約束され、何かに怯える必要もない…
「ありがとうございます。
そうですね〜。冬場では結構流行ってるんですけど…
じゃがバター味のポテチとかどうでしょうね?」
そう言って受け取ったのを確認した。
「まぁ、色いろあると思いますけど
悩み有るときには相談に乗りますよ。」
スマホをしまいこんでから、軽く声をかけた。
292
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/11(月) 01:30:44
>>291
「ええ……うちの会社が傾いて、潰れるかどうか、それでやめようかどうか……迷っていたんです。
会社が、仕事が嫌でやめるならいい……でもそうじゃない。そして、保留し続けるリスクもある。
そしてスタンドに目覚め、『スタンド使いとして生計を立てる』かどうかの選択も迫られている。
会社に残り、普通のサラリーマンとして『安定』の中を生きるか。
飛び出して『スタンド使い』として荒事をこなし『自由』を手にするのか。
『安定』が必ずしも『安心』ではない時代だから……危険を冒して『自由』を求めることも『愚行』とは限らない。
ひとつ確かなのは、束縛が嫌だ、という気持ちから『自由』を求めるんじゃない。
『安定』よりも『自由』のほうが『安全』なのかもしれない。
危険の中に身をおいて自らを鍛える者こそが生き残るかもしれない……そう疑い始めたからです。
でも、それはただの焦りかもしれない。会社は潰れないかもしれない。だから……『決められない』」
『安定』は『安全』、『自由』は『気楽』。
大人になって解ったが、それがどこでも成立するほど、世の中は単純じゃなかった。
「この力をなんに使うのか、この先に何が待っているのか……。
まだ、何もわからないことだらけですが」
「あー、じゃがバターのポテチは大手がもうやってますからね〜。
味にこだわればいけるかな?検討してみますね。
ああ、もう行かないと。そろそろ取引先の人と会う時間だ。
はい、逆にそちらに何かあった時にも、もし単純な膂力が必要なら遠慮なく声をかけてください。
お元気で」
最後に別れの挨拶をし、やや早足で病院の玄関を出て行く。
293
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/11(月) 01:35:55
>>292
「…複雑な事情ですね…
どちらが悪いというわけでもありませんし…
かと言ってどちらの道も良いとは言い切れない。
すべてを決めるには難しい話ですね…
とてもままならないことです。」
彼の言葉の迷いはよく理解できる。
スタンドを持たなければ安心できたかもしれないし、そうではないかもしれない。
おそらく自分の抱えていることとおんなじものなのかもしれない…
「慌てるのも危ないですし…
やはりスタンドを使いこなせることですかね。
まずは…」
そう言ってから軽くうなずいた。
「いえ、あなたの会社のはきっととても美味しいですよ。
楽しみにさせていただきますね。
…それから、さようならー!」
と、別れの挨拶をして大きく手を振った。
「…うー、お菓子を食べたくなってきた…」
涙音は少しのんきな表情で、売店に足を運んでみることにした。
294
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 00:33:17
松葉杖になったおかげで行動範囲も拡大した涙音は、
今回は病院の屋上に顔を出してみた。
スタンドのおかげで階段を登るのはさほど危なくはなかった。
そして、肌寒い青空を軽く見上げる。
そこら中に真っ白いシーツがぶら下がっている。
「…この傷もだいぶ浅くなってきたみたい…」
あと二週間程度で退院の時がやってくる。
そう思うと、涙音は少し懐かしそうに顔を上げた。
「…思えば」
そうつぶやいてからふと過去を思い返した
―――初めて鳩尾にアレを食らった日はすぐにこの病院へと運ばれて…
アレ意向も頻繁に此処に来ていた気がする。
「でも」
「こんなに長く入院したのは今回が初めてかも…」
そう言って軽く自分の足を確認する。
まだ包帯が巻かれているが、傷は確実に浅くなっているという。
でも
「…痕が残るかもかぁ…
ちょっと大変かもなぁそれは…」
と、ちょっと残念そうに答えた
295
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 00:59:07
>>294
涙目が屋上にて物思いにふけっていると、メールが来た。
差出人:灰羽あと
件名:いまどこ?
本文:近くまで来たから病院寄ってみたけど朱鷺宮さんが見つからない!
どこにいるの? (UFOの絵文字)
296
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 01:14:41
>>295
涙目ではないが、ひとまず空をみあげていたところ
「…ん、メールが…」
持ち歩いていたスマホを手にとって何が来たのかを確認する。
>差出人:灰羽あと
>件名:いまどこ?
>本文:近くまで来たから病院寄ってみたけど朱鷺宮さんが見つからない!
> どこにいるの? (UFOの絵文字)
「…あとさん、またお見舞いに来てくれたのかな」
ちょっと嬉しそうな顔で涙音は、返信メールを返す。
差出人:涙音
件名:Re:いまどこ?
本文:お見舞いありがとう!(ニコニコした絵文字)
私は今、病院の屋上に居ます。
晴れ渡っていて、いい屋上日和ですよ。
「…送信っと」
297
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 01:20:47
>>296
誤字!!1!>涙目
差出人:灰羽あと
件名:Re:Re:いまどこ?
本文:おけー
メールを送信すると、すぐに短い了承メールが返ってきた。
……しばらくして
屋上のドアがガチャリと開く。
「ここぉー?」
灰羽が顔を出した。
298
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 01:33:35
>>297
「ふむ、もうすぐ来るのねー」
と、嬉しそうな表情でメールの文面を確認…
そしてしばらくして屋上のドアが開く音が聞こえた。
「あー、どーもこんにちはー。
あとさん、ちょっと久しぶり、なかんじですねー。
またあえて嬉しいですよ。」
そう言って軽く手を振っている。
どうやら屋上には座るスペースが用意されているようで、
地面には人口芝生やら、雨よけがあったりするなど、
なんだか妙に充実している。
その中に、涙音は座り込んでいた。
「今日はちょっとだけ暖かいですね。」
そう言って微笑みかける。
右足はギブスから包帯に、巻くものが変わっている
299
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 01:38:39
>>298
「どうもですゥー。
お元気でした?」
灰羽はそう言ってのこのこ歩いてきた。
珍しく『アクエリアス』を発現していないようだ。
「日向ぼっこですかぁぁ? んー」
そして涙音の隣に座り、軽くのびをする。
300
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 01:44:30
>>299
「まぁー、入院してたから元気かって言うと…
ま、病気じゃないので元気でしたよ、十分に」
そう言って隣にアクエリアスがいないかを確認したりしてみる。
「…んー、はい。
ずっと病院内でしたからねー。
たまにこうして陽の光を浴びないと、それに…」
そう言ってから両手を軽く振ってみる。
「動いてないと体がダルダルになってしまいますしねぇ。
どうにか体力を回復しないとですよ。」
まだ治りきってないのに積極的に動いてるのはそういうことらしい。
「ちょっとなまっちゃいましたかねー。」
そう言ってちょっと二の腕をつまんで見る。
ちょっとお肉がついたような気がする。
301
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 01:57:06
>>300
「朱鷺宮さんあれですもんね。
なんか変な習慣ありますもんねぇ。
まだできない感じですぅか」
ふわっふわした物言いだが、これは朱鷺宮のお祈り(逆立ち)のことが言いたいのである。
灰羽がお祈りのこと知ってたかどうかわからないが、
知らなかった場合、入院中に知ったことにしてくだされ。
「……そーするとぉ……おかし買ってきたんですけど、
あんまりおかしとかよくないですかね」
サッとビニール袋を取り出す。
なぜか今まで服の下に隠していたらしい。多分特に意味は無い。
302
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 02:02:03
>>301
「…そうですねー。
あれを毎日やってないとこう…
落ち着かないっていうかなんというか…」
そう言ってため息を付いた。
習慣が途切れてしまうと中々再会に苦労するということかもしれない。
「…いや、それでもその…
お菓子は食べたくなります。
暇してるとこういうのばっかり食べたくなるんですよ。」
そう言ってビニール袋の中身を確認する。
「バランスを取って野菜ジュースを飲むようにしてますから
きっと大丈夫ですよー。
こういう場では、やはり甘いお菓子は天国です。」
ちょっとよだれを流しそうなくらいの様子でビニールの中を確認しているようだ。
303
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 02:14:23
>>302
ビニールの中を覗いてみる。
たい焼き、玩具付きキャラメル、板チョコ、酢昆布、笛ラムネ、
パイン飴、キシリトールガム、モナカアイス、こんにゃく
謎チョイスだ。甘くないお菓子もある。お菓子じゃないものもある。
それぞれ1個しかないぞ。
「あッ、そうだ。アイスがあったんだ。やばいとける。
朱鷺宮さんアイス食べます?」
304
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 02:20:31
>>303
「ほほぉー、結構いろいろありますねー。
どれがいいか…」
中身を見て中々嬉しそうな顔をしている。
…ところどころお菓子じゃないものまで有るのが気になるが
「っと、アイスは先に食べないと、
コレ頂いちゃいますねっと」
急いだ様子でもなかアイスを取り出して確認。
「あー、まだ大丈夫そうですね。
これくらいなら」
ひとまず中身を開けて食べ始めた
もぐ
もぐ
「冬のアイスも美味しいですね。」
久しぶりののんびりした様子で答えた。
へたり込んだ座り方が余計にそう見える。
305
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 02:26:39
>>304
「じゃー私はたい焼き食べよぉ。
冷めないうちに」
灰羽はたい焼きを食べだした。
たい焼きは、はたから見ても、すでにちょっとしんなりしている。
もそ
もそ
「ううっ……牛乳買えばよかったなぁぁ。
私、餡子には牛乳派なんですよね〜」
飲み物はいつも通り、腰にペットボトルを4本くらいぶら下げているため困らないが、牛乳は無いらしい。
306
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 02:39:58
>>305
「たい焼き、やっぱり出来立てのほうがいいですよね〜。
こういうふうなときには…」
もぐ もぐ もぐ
「…一応売店にはミルクティーとかは売ってますけど」
気がつけば涙音はもうもなかアイスを食べ終えていた。
「…ふう、じゃあ次を」
いくつかありそうな板チョコを手に取る。
「はぁー…しかし、
こんなに落ち着いていられるのも…」
もぐ
もぐ
「…無事で居られたお陰ですねー、
お互いに。」
そう言って自分の右足を軽く見た。
307
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 02:50:35
>>306
「売店……う〜ん、買いに行くとたい焼き冷めちゃうなぁ。
水で我慢するかぁ」
さすがに屋上から売店は遠い。
すでにたい焼きは半分以上なくなっているので、灰羽は諦めた。
「朱鷺宮さん、なにか飲み物いりますう?
水と、コーヒー牛乳と、タバスコと、アップルジュースがありますけど」
コーヒー牛乳は、当然牛乳の代わりにはならない……
「んあ。あれはねー。やっぱり私ひとりで行ってたら死んでましたねぇぇ実際。
仲間見つかんなかったらひとりで行ってたかもしれないんで、今から思うとワァオですよ」
ワァオらしい。
308
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 12:16:37
>>307
「まぁ、お水でも問題ない…でしょうね。」
ぽり
ぽり
チョコはまだしんなりとしていないようだ。
「ぬ…タバスコもジュースもチョコには合わないですねー…
間を取って…コーヒー牛乳でしょうか」
そう言ってコーヒー牛乳を指差した
(…と言うかなんで持ってきてるんだろう、タバスコを…)
能力に関することだろうとは考えているようであるが…
「私も、ちょっと不用意に首を突っ込んでしまったかと思いましたけど…
アレクセイさんも居てくれたからどうにか…」
軽く右足をさすってみる。
「怪我はこの程度で済んだのかもしれないですね…
まぁ、お医者さんによれば痕は残るかもみたいな感じらしいですけど…」
ちょっと残念そうな顔で応える。
…最も、痕跡なく治るかもしれないが、いろいろな都合で。
「そういえば、どうして依頼を受けたんでしたっけ?
200万だと割に合わないかなーと思って」
もぐ もぐ
「いひゃんへふへほ」
物を食いながら会話しているせいで途中からよく聞こえない!
309
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 00:24:16
>>308
タバスコはペットボトルになみなみと入っているようだ……
ペットボトルでタバスコが売っているという話は聞かないが、
容器を移し変えたのだろうか。
「えっ、ナンデ? ナンデって……
本人がわかんないのに、私に聞かれてもなぁぁ
最初に話したときもリアクション薄くて、私のほーがびっくりしましたよ。
レンヒメさんくらいですよ否定的なリアクションしたの」
たい焼きを食べ終わった指をペロペロ舐める。
「……え? なんですってぇ? よく聞こえない」
310
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 00:29:32
>>309
もぐもぐもぐ
「すいふぁせん、
ごくっ
たべたまんまでした」
しっかりチョコを食べ終えてから顔を上げた
「…そういえば、そうでしたね。」
ちょっと恥ずかしそうな顔で応える。
「あの時は…本当に軽い気持ちだったのかもしれないですね…
命がけだっていうのに随分とあっさりと考えてしまって…
何でしょうかねー、相手のやることを否定するよりも…
なんだか協力したいというか…そんな気分が先行して」
底まで言ってからため息を付いた
「…まぁ、今無事なので今更言ってもしょうがないですよね…
ふう…」
そう言ってから涙音もペロペロとチョコのついた指を舐めた。
「ミサイルマン…って人たちは未だいるんでしょうかね…」
それからまた、ちょっと心配そうな顔になった
311
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 00:48:57
>>310
「アレクセイさんが軽く引き受けて軽いまま戦って
勝っちゃったあたりとかもびっくりですけどねー。
なにものなんですかねェあのひと。
あっ」
パイン飴の袋を開けたひょうしに、勢いがよすぎたか、床に飴が転がる。
飴はひとつひとつ包装されているので食べられなくなることはないが。
「んもォォ〜。
ん? ミサイルマンですかぁ?
いやー、実は私、あの後のこと全然知らないんですよねぇ。
あっちもなんか忙しいっぽくて。
あー、でも確か、私が依頼を受けたときに、消防士っぽいひとが一緒に依頼を受けてましたね。
なんか事故を起こしたやつがどーのかこーのかとか言ってたような」
座ったまま落ちたパイン飴を拾おうとして、おかしな格好になりながら喋っている。
312
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 00:56:18
>>311
「アレクセイさんには、何度も助けられましたねー。
あの人も、なかなかすごい人ですね、そう考えると…
っと…」
涙音は、とっさに
バシュン!!
自分のスタンドを出して転がった飴玉をキャッチ!
「…はい、どーぞどーぞ」
ニッコリした表情であとへと差し出した
「そうですか…
消防士の人…詳しくは知らないですけど、
どうやらミサイルマンの人に因縁がありそうですね。」
彼女の話を聞く限りで、涙音は真剣な顔をして応える。
そうしつつも別のパインアメを手にとった。
「とりあえずは、アレで打ち止めじゃないってことは間違いなさそうです。
…もしかして今までにあちこちで起こってた事件やら事故やらも
ミサイルマンの仕業だったりとか…」
ここでアメを口の中に放り込む。
「…ありえるかもです。」
313
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 01:06:33
>>312
「あ。ありがとォーございます」
パイン飴を受け取り、舐め始める。
「ふゅー」
パイン飴の形は、笛ラムネとよく似ている……
ドーナツみたいに真ん中に穴が開いているのだ。
しかし音は鳴らないらしい。気の抜けた息を吹く音だけが聞こえた。
「……そういえばヨハネスブルク? とかいうのもありましたねぇ。
具体的にどういう人たちが何をしたとか全然知らないですけど。
一時期なんか色々事件起こってましたよね〜。
最近はそーでもないけどォ」
314
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 01:20:35
>>313
「こっちも、どういたしまして。」
涙音の口からも軽く気の抜けた音が響いてくる。
パインアメの味は甘くて美味しい、という印象だ。
「むっ、ヨハネスブルク…ですか」
あの時、バーで見た映像を思い出す。
それで、ただならぬような気配を感じ取れたことを覚えている。
「…そういえば、あの宣言以降、大きなことを起こしたような形跡はありませんでしたね。
少なくとも…見えるところでは」
ちょっとボーっとした顔で空を見た。
「て言うか、この街悪の組織的な集まり多くないですかねえ…
どっちも危なそうな集まりって感じ…なんですけどねえ」
だんだんパインアメが小さくなる。
「それでも、何事も無く街は回るんですから、
結構ここは大丈夫かもって、思えちゃいますね…」
315
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 01:32:03
>>314
「というかー、カフェ自体もわりと悪の組織っぽいですしね。
悪というか、やくざっぽい感じ?
闘技場とか持ってるんですよ。
そこでスタンド使いを戦わせて見世物にしてるとか……私はそこらへんはよく知らないんですけどぉ。
学校とか寮とかもあそこが裏から(?)経営してるし」
灰羽はビニール袋の中をガサガサと漁るが、
うーむ、と唸って手を引っ込めた。
「しょっぱい系のもの買ってくればよかったなぁ。
うすしお味のスナックとか。
うーん、酢昆布か……私、酢昆布苦手なんだよなぁぁ」
じゃあなんで酢昆布なんて買ってきたのか。
朱鷺宮が酢昆布好きだとかいう情報は特に無いはずだが……
「そうですねえ。きっと私達の知らない場所で知らない人が……
もしかしたら知ってる人が、かもしれないけど……事件を解決してるのかもしれないですねェ」
316
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 01:42:29
>>315
「…あそこのことはよくしらないですけど…
まさかそんなに手回しされてるなんて…
しかもヤクザとは、深入りしなければ安全、でしょうかね。
闘技場もそうだったんですか、あの愉快な人達も雇ったんでしょうか…」
いろいろと彼女の言葉を聞いて改めて驚いた。
「気絶した後に、その人達が私を運んでくれたんでしょうかね…
…だとしたら命の恩人ッて感じです。」
パインアメがなくなっていく。
「それならとりあえず酢昆布は頂いておきます…
病院の売店ならそういうのは有るんですけどねー。」
あとが酢昆布を欲しがらないのを見て、
じゃあ自分が、とばかりに手を伸ばした。
それなりにこういうものも涙音はきらいじゃないのだ。
「ふむ…私の知らないスタンド使いはまだまだいっぱいいるんでしょうね…
裏の世界とかにも間違いなくいそうですし…
私は全然そういうのには縁無いですしねぇ。」
と、またのんきに空を見上げた。
「こうやって平和に暮らせるなら、そういう人たちに感謝しないとかもですね」
317
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 01:49:42
>>316
「ユカイな人たち?」
闘技場についてはほとんど知らない灰羽だ。
実況の鳩星とは知り合いだが、彼女が実況であることは知らない。
「裏の世界に縁とかは無いほうがいいんじゃないですかねぇ
私は……まあ、うーん、必要かもしんないけど」
灰羽は立ち上がる。
なぜかプレーリードッグのように手が胸のところにある。
「酢昆布と言わず、全部あげますよぉ。
お見舞い品だし。
私はそろそろ帰りますね」
318
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 01:56:28
>>317
「ええ、以前やってたセッションVとか、
なかなか面白い方々でしたよ。
…一度対戦したことがあります。私は」
そう言ってから酢昆布をかじる。
「…その年で、裏の世界とつながりを持ってらっしゃるんですか…
確かに、依頼を出してくださった人が、そうなんですよね。」
と言ってから、あとが立ち上がったのを確認し
「む、ありがとうございます。
ごちそうさまです。はい。」
そう言って嬉しそうに袋を抱えると
「…お見舞いありがとうございました。
退院出来たら、また白亜荘のあたりででも
お会いしましょうかね。」
そう言って微笑みながら応える。
319
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 02:06:46
>>318
「へー、朱鷺宮さん、闘技場出たことあるんですか。
結構戦いとか好きなんじゃないですか? やっぱりィ」
「いえ、今は全然持ってないですけどね。裏世界の繋がりとか。
将来的には欲しいかなァ的な意味で……」
灰羽は照れくさそうにもにもにと自分の頬を揉んだ。
「お見舞いっていうか、お菓子食べながら話しただけですけどねぇ……
ん? お見舞いって元々そういうもんか?
まあ、白亜荘は住んでますからね。
じゃあ、オゲンキデー!」
灰羽は屋上の扉から去ったと思いきや、
チラッチラッと顔を覗かせ二度見、三度見して、そして四度目は無く、去っていった。
謎のフェイントだったが、とにかく帰っていったのだった。
320
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 02:10:04
>>319
「いや、あれはその…
能力のテストのために…」
ちょっと恥ずかしそうに応える。
「あとさん…中々大胆ですね。
私はじゃあ、軽く応援します。」
そう言って軽く微笑んでから
「いいんですよー、そんな感じで。
私はそれで満足です。
じゃあ、またー!」
と言っててをフリ見送って…
「じゃあさっそく…」
残りのお菓子を漁ろうとしたところで
「…うっ。」
ちらっと覗いてきたあとの顔を見て、
一気に顔を赤くした。
「…食い意地はってるとか思われてないかな…」
と、恥ずかしそうにまたお菓子袋を漁るのであった
321
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/23(土) 23:34:00
「よかったですね〜。朱鷺宮さん!
もうすぐ傷が完全に治って
リハビリ期間に入るそうですよ!」
「…あ、はい。」
「まぁ、のんびり待ってたかいがあったって感じですね!
頑張りましょうね!」
…涙音は自分の足についての話を聞き、
ひとまずはいつものロビーでのんびりしていた。
「…ポテチ美味しい」
…というより、ボリボリとポテチを食べていた。
落ち着いたおかげでなのか、お腹が空いてきたのだ
「…雪がものすごく降ってるなぁ…
帰り大変かも…」
少し心配そうな顔をしながら
窓の外を眺めていた
322
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 00:05:58
>>321
「冬の病院はホットミルクティー味だと思うんです」
窓の見つめる朱鷺宮の後ろから突然、線の細い青年の声がした。
知り合いの声ではないが、それは間違いなく朱鷺宮に向けられたトーンだった。
朱鷺宮が振り向けば、病衣を纏った黒髪の青年が立っているのが見えるだろう。
この病棟の病衣のようではないが……。
不自然なくらい甘い朗らかな笑顔。
両手に自販機の紙コップ。
病院も時節を弁えるものなのだろうか、
ロビーは閑散としており、朱鷺宮とその青年以外に患者は見当たらない。
「ミルクティー飲めますか?」
「父さんが面会に来るはずだったんだけど、急に来れなくなったみたいで」
スッ
そういって差し出された紙コップからは甘い湯気がとろとろ流れ出している。
まだ温かそうだ。
323
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 00:16:59
>>322
「…ん?今の声は」
声の聞こえた方向から、どうやら自分に向けられた声なのだと理解する涙音。
不思議そうな顔をして振り返ってみると…
「…あ、その、はじめまして…」
朗らかな顔をした青年に対して
軽く頭を下げる。彼女の方は
アホ毛が2本ぴょこりと出ている、病衣なのでわかりづらいが
スタイルも良さそうだ。
「あ、頂きます…
ミルクティーは大好きですよー。
胃にも優しいですし」
そう言って差し出されたコップを手に取り
中身に口をつける。
「…入院期間は割と長い方ですけど、
あなたと合うのは初めてですね…
コレも何かの縁、でしょうかね。」
そう言って軽く微笑んで見せる。
324
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 00:45:17
>>323
「どうぞどうぞ」
「貴女はお優しいんですね」 ニコッ
はにかんで見せながら朱鷺宮の隣に腰掛ける青年。
並んでみて分かったことだが、背は意外と高いようだ。
「フツーなら受け取らないですよォ、
見ず知らずのヤツから出された飲み物って」
朱鷺宮が紙コップに口をつけ終えたのを確認すると、
「それ、毒入りですし」 ニコッ
ギッ……
青年の腰かけた椅子が苦しげに鳴る。
ミディアムロングの黒髪が揺れ、深海を思わせる濡れた蒼色に反射する。
口の中に広がるのは『苦味』。
少なくとも紅茶の味ではなかった。
325
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 00:48:05
>>324
「え?あ、まぁ確かに…」
そういった直後、
妙な苦味が口の中に走り
毒入り、という言葉が同時に告げられたのを聞いて
「!?!?!?!?
お、うううぐぐおっぉぉおおお!!」
思わず地面に紙コップを落として
激しく暴れそうになるが。
右足は痛いのでそんなに暴れられない。
「し、しんじゃう!
しんじゃう!しんじゃう!!!!
おいしゃさん」
326
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 00:50:08
>>325
なんだかもうやばいくらいの表情になっている。
「み、水!
いや、この時は牛乳だったかな
と、とりあえず何か持ってきて!
あ、こういう時は吐き出せばいいんだったかな
というわけで」
慌ててるくせに説明だけは冷静である。
その場でスタンドを出して
(この途中は、女性としてアレな場面がありますので
中略)
「…は、早くお医者さんを呼ばなくては…」
そう言って力なく何処かへ向かおうとする
327
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 01:00:57
>>325
「ウフフ……冗談ですよ、ジョーダン」
ちょっとした騒ぎになってしまいそうだったが、
青年が別段気に留めることもなく、
同じトーンのままハンドタオルで朱鷺宮の口元とかを拭いてくる。
医者も看護師も来やしねえ。
「こんな驚くとは思わなかったので、スミマセン……」
「でもやっぱニガかったでしょ?ここの自販機たまに紅茶とコーヒー逆になってんですよねェ」
「ほらァ、僕ニガいのダメだから」
そう言うと青年は、もう一つの紙コップも差し出してきた。
こっちも飲めということなのだろうか。
328
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 01:07:51
>>327
「はっ…はい?」
涙音はきょとんとした顔で彼の顔を見た。
涙音の方はなんかもうすっかり元気がなさそうに見える顔だ。
「こ、コーヒーだったんですかコレ…
もう脅かさないでくださいよ…
っていうか、ちょっと洒落にならないです。
その…いろいろとありまして」
そう言ってからまた落ち着いてイスに座り込んだ。
「…今度は本当に紅茶…
ですよね?」
流石に警戒したらしく、
今度はちょびーっとだけ口をつけてみる。
「これは欠陥ですね。
病院側に報告しておかないとですよ。」
さっきのが応えたのか
不満気に感想を漏らした。
329
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 01:31:43
>>328
警戒してちょっとだけ口をつける朱鷺宮。
「残念ながら両方ともコーヒーです」
「ミルクコーヒーね」
「誰も気にしてないみたいなんですけど、
コーヒー飲めない身としては重大な欠陥ですよねェ」
やはりさっきと同じような苦味はあったものの、
冷静になった今ならコーヒーの味だとわかるものだ。
好きか嫌いかは別だが。
「ところで貴女」
ズズ……ズ…ズ……
「コレ、見えてますよね」
青年の喉辺りから、『巨大なガマ』の頭部と右手がぶら下がって朱鷺宮を覗いている。
あたかも病衣の中から這い出てきたかのようなシルエットだが、スタンドなのだろう。
ガマの頭からテラテラと光る粘液が汗のように落ちて、彼の足元に『水溜り』を作った。
330
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 01:40:40
>>329
「ふむ…
紅茶は結局出てこなかったんですね…」
とりあえずコーヒーの苦味だということがよく分かる。
冷静さというのはとても重要であるということがとても身にしみる。
「苦くはありますけど
コレも結構美味しいですねー。」
そう言ってある程度飲んだところで
「ん…これ?」
と、彼を見つめると
「ん!?ぐっ、げほげほっ!」
一瞬とんでもないものを見たような顔をしてからおもいっきりむせこんでしまった。
「ごほっ、それって、ごほっ
スタ、ゲホゲホっ!スタンド…ですか?」
ひとまず落ち着いてきた。
辛い表情であるがとりあえず平気そうだ
「…それって、アナタのスタンド…
もしかしてさっきの私のが見えてたってこと…ですか?」
が、同時にさっきの慌てた様子を思い出してちょっと恥ずかしそうな顔をしている。
331
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 22:40:29
>>330
ニュルリ
『ガマ』の頭部は、朱鷺宮と目が合うと
怯えたように病衣の隙間へと隠れて消えてしまった。
「そう、『スタンド』です」
「この街で生活してるなら、
一度や二度は見たコトありますよねェ」
「僕はあまり出会ったコトないですが、
悪い人とかもいるみたいで」
「いつだったか、全身骨折・内臓破裂させられた時もありましたねェ」
ニコニコと朗らかな笑顔を見せながら
天気の話でもするように、襲われたエピソードを話す。
332
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 22:57:46
>>331
「ふーむ…
カエルはあまり得意じゃないですね…」
少しホッとした様子でスタンドを見ていた。
見たところ本当にリアルの蛙っぽい感じだったのだ
「あー、はい…
友人にも何人かスタンド使いが居ますね…」
本当に袖振り合うどころではないほどスタンド使いと出会ってきたのである。
色々と考え事をしながらも
「ええ、実際その…悪人のスタンド使いと出会ったことがありますねえ
私もその悪人のスタンド使いとの戦いでここに入院を…」
軽く自分の足を見ながら応える。
しかし彼が入院した話を聞くと
「そ、それは…
大変な話でしたね…
それって通り魔とか、そういう人なんですか?」
ちょっと怖がってる表情で話を聞く。
333
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 23:13:55
>>332
「通り魔……なんですかねェ」
「突然のコトではありましたが……」
おっとりしたトーンで話し続ける。
病衣から覗く手足は細く、荒事を好むタイプではなさそうに見える。
『交通事故に巻き込まれた』ようなものなのだろう。
「おっと、貴女も」
「もしかしてリハビリ中ですか?」
朱鷺宮の身体に目立ったキズがなかったため、
リハビリ中なのかと判断して尋ねる。
334
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 23:29:15
>>333
「やはり…
まぁ、突然なのは当然ですね。
『こんにちは、私通り魔です』なんていう人なんて居ませんし…」
と、ため息を付きながら応える。
いかなる相手だったのかは想像もつかないが、
全身骨折とまで行くダメージなのだから、かなり危険な相手なのだろうと予想した。
「ああ、足はいい感じに治ってきたので…
もうすぐ普通に歩くリハビリをする予定なんです。
結構長かったので、早く感覚を取り戻さないといけませんし。」
右足を軽く見ながら答えた。
表情はどうにか元気そうなものになっている。
335
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 23:55:10
>>334
「なるほど、それは良かった。
リハビリ頑張ってください」
「病院食もワリと美味いらしいので、ちょっとした合宿みたいなものですよ」
「購買も充実してますしね」
入院歴が長いのか、色々と勝手を知っているようだ。
と、思い出したようにロビーの時計を見やる。
「あ、すみません、もうすぐ病室に戻らないと」
「午後の投薬とレクリエーションがありますので、これで失礼します」
「早く退院出来るコトを願っていますよ」
「では」
それだけ言って、のっそり立ち上がるとロビーを後にする。
彼が向かうのは精神病棟に繋がる渡り廊下だ。
病衣の色が違うのも、そういうコトだったのだろう。
朱鷺宮が止めなければ、自分の病室へと戻る。
336
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/25(月) 00:02:40
>>335
「ええ、頑張りますよー。
病院食って大したものじゃないかなーって思ってたんですけど
割と美味しいですよね。実際に食べてみましたから驚きでしたよ」
そう言って軽く笑う。
どうやら彼はここに来てから長いということらしい。
「あぁ、そうですか。
お薬の時間は…確かに必要ですね。
私も頑張ってリハビリしますねー?」
と言って手を振ってみるが、
よく見ればその先に有るのは精神病棟のようである。
「はぁ…病気って言うと、そういうことなんですか。」
涙音はてっきり身体の病気のことだと思っていたらしい。
呼び止めるべきかと思ったが…
「あの、治療がんばってください!」
こちらもこちらで激励を返すということにした。
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