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【場】『松前 総合病院』 その2
1
:
ようこそ、『黄金町』へ
:2015/08/12(水) 02:03:42
ここは『黄金町』最大の病院施設です。
『心霊治療』は『民間療法』の類は
取り扱いがございません。ご了承ください。
※この病院のスタッフに、『スタンド使い』はいません。
■入院患者への注意事項
・ミッション、バトル(リアル)などで負傷したPCが運び込まれる病院です。
・治療費は『生活費』から支払われ、『ミッションマネー』は不要です。
・ただし、『全治何ヶ月』などの指示がある場合、
リアルタイムで期間が過ぎるまで、PCは拘束されます。
(病院にレスがあった日から数えます。)
・この期間中、このスレ内とパラレルを除いて、PCの活動は禁止されます。
・『フープル・マーケッツ』や『闇医者』などを利用して、
病院に隠れて『治療』し、退院するのは構いません。
病院では『奇跡的な回復』として扱われます。
・退院時は、退院の旨を必ずレスしてください。
・『再起不能』について。
・『再起不能』は、原作にある通りの、
『死んではいないが、もう動けない』状態です。
・『フープル・マーケッツ』または、回復系のスタンド能力で
治療しなければ、二度とベッドから降りられません。
・パラレルを除く場スレ、ミッションに参加出来ません。
・動けるのは『見舞い客』が来た場合のみです。
意識の有無はPC次第ですが、病院内ですら動けません。
前スレ:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1327326457/
288
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/11(月) 00:06:06
>>287
「生活の場面で、微笑ましく使う……には向いてないかもしれませんね。
手加減なしの超人的なパワーは、そのままではなかなか創造的に用いることは難しい。
『安定』を奪っても誰も困らないような、使われていない『軌条』がそうそうあるものではないですし。
奪った『安定』は時間で自然回復するので、稼働中の線路やエスカレーターを利用しても
『利用時間外』ならさして問題なさそうではありますが……
やはり、何かのために戦う力、そう考えた方がいいのでしょうね」
人と話すことはいい。こうして、自分ひとりではたどり着けない結論へと近づける。
「トキノミヤさん……ですか。
(なんだかすごいお嬢様っぽい名前だ……)
今後ともうちの商品ともども、どうかよろしくお願いします」
再び頭を下げる。営業マンの基本は『礼』だ。
「あ、はい。ぜひ」
鞄からスマホを取り出す。
社会人らしく飾り気の無い、黒の薄型スマホだ。
289
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/11(月) 00:11:19
>>288
「スタンドは人の心を反映するもの…
みたいな話を能力を与えてくれた人から聞いたことがありますが…
その力を得たのには、きっとあなたのこころと、手に入れた意義のようなものが有ると思います。
戦うため…なのかもしれませんね。
その安定と不安定のスタンドは…」
と、真剣な表情で答えた。
果たして安定を奪う力はいかなる心を写しだしたものなのか?
涙音にもそのへんはよくわからないところだ。
「どうも。新しいフレーバーのお菓子も
楽しみにしてます。」
涙音も彼に習い、礼を返すのであった。
「んじゃー、この通り、おねがいしますー。」
彼女が操るスマホは、開運グッズらしきキーホルダーがジャラジャラとくっついている。
重そうに見える。
「はい、送信です。」
そう言ってメアドと電話番号を送信していく。
290
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/11(月) 00:38:44
>>289
「スタンドに目覚める時、夢を見たんです。
夢の中で、ある人物がこのスタンドについて教えてくれたんですが……
彼女の言うには、安定したレールを外れたものは『自由』になる。
けれど、その自由が『いいこと』とは限らない……不安や恐怖を伴うものだ、と。
このスタンドは、自由になりたいのか、安定したいのか、答えられない私の『命題』だと……そう語っていました」
ただ夢を見ただけ……ただの偶然で片付けることも出来る。
夢のせいでスタンドに目覚めたのか、スタンドに目覚めたから夢を見たのか、それも謎だ。
『ファム・ファタール』の正体もわからない。口止めをされてはいないので、正直に話すが……
スタンドの存在を信じられる今でも、嘘みたいな話だなと思う。
「ええ、おやっさんに伝えておきますよ。リクエストでもありますか?
……あ、はい、こちらも送信」
スマホをやり取りしながら、メアドを交換する……
291
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/11(月) 00:53:07
>>290
「…夢…
あなたは『刺青』を彫ってもらったわけではないのですね。
この街にはいろいろな噂がありますけど、それも『与える側』の一人なのかも…」
刺青師の他にも、能力を与えるものが居るということなのだろうか…
涙音は不思議そうな顔で考えた。
「ですが、その話は興味深いですね。
『自由』を求めているのか『安定』がほしいのか。
…あなたの中でもそれは決めかねる話、ということなんでしょうか?
…確かにままならない、とは思いますね。」
そう言って首を傾げた。
自由は何者にも束縛されないが、同時に安定、安全も失われる。
束縛は自由が存在せず不自由だが、少なくとも安全は約束され、何かに怯える必要もない…
「ありがとうございます。
そうですね〜。冬場では結構流行ってるんですけど…
じゃがバター味のポテチとかどうでしょうね?」
そう言って受け取ったのを確認した。
「まぁ、色いろあると思いますけど
悩み有るときには相談に乗りますよ。」
スマホをしまいこんでから、軽く声をかけた。
292
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/11(月) 01:30:44
>>291
「ええ……うちの会社が傾いて、潰れるかどうか、それでやめようかどうか……迷っていたんです。
会社が、仕事が嫌でやめるならいい……でもそうじゃない。そして、保留し続けるリスクもある。
そしてスタンドに目覚め、『スタンド使いとして生計を立てる』かどうかの選択も迫られている。
会社に残り、普通のサラリーマンとして『安定』の中を生きるか。
飛び出して『スタンド使い』として荒事をこなし『自由』を手にするのか。
『安定』が必ずしも『安心』ではない時代だから……危険を冒して『自由』を求めることも『愚行』とは限らない。
ひとつ確かなのは、束縛が嫌だ、という気持ちから『自由』を求めるんじゃない。
『安定』よりも『自由』のほうが『安全』なのかもしれない。
危険の中に身をおいて自らを鍛える者こそが生き残るかもしれない……そう疑い始めたからです。
でも、それはただの焦りかもしれない。会社は潰れないかもしれない。だから……『決められない』」
『安定』は『安全』、『自由』は『気楽』。
大人になって解ったが、それがどこでも成立するほど、世の中は単純じゃなかった。
「この力をなんに使うのか、この先に何が待っているのか……。
まだ、何もわからないことだらけですが」
「あー、じゃがバターのポテチは大手がもうやってますからね〜。
味にこだわればいけるかな?検討してみますね。
ああ、もう行かないと。そろそろ取引先の人と会う時間だ。
はい、逆にそちらに何かあった時にも、もし単純な膂力が必要なら遠慮なく声をかけてください。
お元気で」
最後に別れの挨拶をし、やや早足で病院の玄関を出て行く。
293
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/11(月) 01:35:55
>>292
「…複雑な事情ですね…
どちらが悪いというわけでもありませんし…
かと言ってどちらの道も良いとは言い切れない。
すべてを決めるには難しい話ですね…
とてもままならないことです。」
彼の言葉の迷いはよく理解できる。
スタンドを持たなければ安心できたかもしれないし、そうではないかもしれない。
おそらく自分の抱えていることとおんなじものなのかもしれない…
「慌てるのも危ないですし…
やはりスタンドを使いこなせることですかね。
まずは…」
そう言ってから軽くうなずいた。
「いえ、あなたの会社のはきっととても美味しいですよ。
楽しみにさせていただきますね。
…それから、さようならー!」
と、別れの挨拶をして大きく手を振った。
「…うー、お菓子を食べたくなってきた…」
涙音は少しのんきな表情で、売店に足を運んでみることにした。
294
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 00:33:17
松葉杖になったおかげで行動範囲も拡大した涙音は、
今回は病院の屋上に顔を出してみた。
スタンドのおかげで階段を登るのはさほど危なくはなかった。
そして、肌寒い青空を軽く見上げる。
そこら中に真っ白いシーツがぶら下がっている。
「…この傷もだいぶ浅くなってきたみたい…」
あと二週間程度で退院の時がやってくる。
そう思うと、涙音は少し懐かしそうに顔を上げた。
「…思えば」
そうつぶやいてからふと過去を思い返した
―――初めて鳩尾にアレを食らった日はすぐにこの病院へと運ばれて…
アレ意向も頻繁に此処に来ていた気がする。
「でも」
「こんなに長く入院したのは今回が初めてかも…」
そう言って軽く自分の足を確認する。
まだ包帯が巻かれているが、傷は確実に浅くなっているという。
でも
「…痕が残るかもかぁ…
ちょっと大変かもなぁそれは…」
と、ちょっと残念そうに答えた
295
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 00:59:07
>>294
涙目が屋上にて物思いにふけっていると、メールが来た。
差出人:灰羽あと
件名:いまどこ?
本文:近くまで来たから病院寄ってみたけど朱鷺宮さんが見つからない!
どこにいるの? (UFOの絵文字)
296
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 01:14:41
>>295
涙目ではないが、ひとまず空をみあげていたところ
「…ん、メールが…」
持ち歩いていたスマホを手にとって何が来たのかを確認する。
>差出人:灰羽あと
>件名:いまどこ?
>本文:近くまで来たから病院寄ってみたけど朱鷺宮さんが見つからない!
> どこにいるの? (UFOの絵文字)
「…あとさん、またお見舞いに来てくれたのかな」
ちょっと嬉しそうな顔で涙音は、返信メールを返す。
差出人:涙音
件名:Re:いまどこ?
本文:お見舞いありがとう!(ニコニコした絵文字)
私は今、病院の屋上に居ます。
晴れ渡っていて、いい屋上日和ですよ。
「…送信っと」
297
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 01:20:47
>>296
誤字!!1!>涙目
差出人:灰羽あと
件名:Re:Re:いまどこ?
本文:おけー
メールを送信すると、すぐに短い了承メールが返ってきた。
……しばらくして
屋上のドアがガチャリと開く。
「ここぉー?」
灰羽が顔を出した。
298
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 01:33:35
>>297
「ふむ、もうすぐ来るのねー」
と、嬉しそうな表情でメールの文面を確認…
そしてしばらくして屋上のドアが開く音が聞こえた。
「あー、どーもこんにちはー。
あとさん、ちょっと久しぶり、なかんじですねー。
またあえて嬉しいですよ。」
そう言って軽く手を振っている。
どうやら屋上には座るスペースが用意されているようで、
地面には人口芝生やら、雨よけがあったりするなど、
なんだか妙に充実している。
その中に、涙音は座り込んでいた。
「今日はちょっとだけ暖かいですね。」
そう言って微笑みかける。
右足はギブスから包帯に、巻くものが変わっている
299
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 01:38:39
>>298
「どうもですゥー。
お元気でした?」
灰羽はそう言ってのこのこ歩いてきた。
珍しく『アクエリアス』を発現していないようだ。
「日向ぼっこですかぁぁ? んー」
そして涙音の隣に座り、軽くのびをする。
300
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 01:44:30
>>299
「まぁー、入院してたから元気かって言うと…
ま、病気じゃないので元気でしたよ、十分に」
そう言って隣にアクエリアスがいないかを確認したりしてみる。
「…んー、はい。
ずっと病院内でしたからねー。
たまにこうして陽の光を浴びないと、それに…」
そう言ってから両手を軽く振ってみる。
「動いてないと体がダルダルになってしまいますしねぇ。
どうにか体力を回復しないとですよ。」
まだ治りきってないのに積極的に動いてるのはそういうことらしい。
「ちょっとなまっちゃいましたかねー。」
そう言ってちょっと二の腕をつまんで見る。
ちょっとお肉がついたような気がする。
301
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 01:57:06
>>300
「朱鷺宮さんあれですもんね。
なんか変な習慣ありますもんねぇ。
まだできない感じですぅか」
ふわっふわした物言いだが、これは朱鷺宮のお祈り(逆立ち)のことが言いたいのである。
灰羽がお祈りのこと知ってたかどうかわからないが、
知らなかった場合、入院中に知ったことにしてくだされ。
「……そーするとぉ……おかし買ってきたんですけど、
あんまりおかしとかよくないですかね」
サッとビニール袋を取り出す。
なぜか今まで服の下に隠していたらしい。多分特に意味は無い。
302
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 02:02:03
>>301
「…そうですねー。
あれを毎日やってないとこう…
落ち着かないっていうかなんというか…」
そう言ってため息を付いた。
習慣が途切れてしまうと中々再会に苦労するということかもしれない。
「…いや、それでもその…
お菓子は食べたくなります。
暇してるとこういうのばっかり食べたくなるんですよ。」
そう言ってビニール袋の中身を確認する。
「バランスを取って野菜ジュースを飲むようにしてますから
きっと大丈夫ですよー。
こういう場では、やはり甘いお菓子は天国です。」
ちょっとよだれを流しそうなくらいの様子でビニールの中を確認しているようだ。
303
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 02:14:23
>>302
ビニールの中を覗いてみる。
たい焼き、玩具付きキャラメル、板チョコ、酢昆布、笛ラムネ、
パイン飴、キシリトールガム、モナカアイス、こんにゃく
謎チョイスだ。甘くないお菓子もある。お菓子じゃないものもある。
それぞれ1個しかないぞ。
「あッ、そうだ。アイスがあったんだ。やばいとける。
朱鷺宮さんアイス食べます?」
304
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 02:20:31
>>303
「ほほぉー、結構いろいろありますねー。
どれがいいか…」
中身を見て中々嬉しそうな顔をしている。
…ところどころお菓子じゃないものまで有るのが気になるが
「っと、アイスは先に食べないと、
コレ頂いちゃいますねっと」
急いだ様子でもなかアイスを取り出して確認。
「あー、まだ大丈夫そうですね。
これくらいなら」
ひとまず中身を開けて食べ始めた
もぐ
もぐ
「冬のアイスも美味しいですね。」
久しぶりののんびりした様子で答えた。
へたり込んだ座り方が余計にそう見える。
305
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 02:26:39
>>304
「じゃー私はたい焼き食べよぉ。
冷めないうちに」
灰羽はたい焼きを食べだした。
たい焼きは、はたから見ても、すでにちょっとしんなりしている。
もそ
もそ
「ううっ……牛乳買えばよかったなぁぁ。
私、餡子には牛乳派なんですよね〜」
飲み物はいつも通り、腰にペットボトルを4本くらいぶら下げているため困らないが、牛乳は無いらしい。
306
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 02:39:58
>>305
「たい焼き、やっぱり出来立てのほうがいいですよね〜。
こういうふうなときには…」
もぐ もぐ もぐ
「…一応売店にはミルクティーとかは売ってますけど」
気がつけば涙音はもうもなかアイスを食べ終えていた。
「…ふう、じゃあ次を」
いくつかありそうな板チョコを手に取る。
「はぁー…しかし、
こんなに落ち着いていられるのも…」
もぐ
もぐ
「…無事で居られたお陰ですねー、
お互いに。」
そう言って自分の右足を軽く見た。
307
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/16(土) 02:50:35
>>306
「売店……う〜ん、買いに行くとたい焼き冷めちゃうなぁ。
水で我慢するかぁ」
さすがに屋上から売店は遠い。
すでにたい焼きは半分以上なくなっているので、灰羽は諦めた。
「朱鷺宮さん、なにか飲み物いりますう?
水と、コーヒー牛乳と、タバスコと、アップルジュースがありますけど」
コーヒー牛乳は、当然牛乳の代わりにはならない……
「んあ。あれはねー。やっぱり私ひとりで行ってたら死んでましたねぇぇ実際。
仲間見つかんなかったらひとりで行ってたかもしれないんで、今から思うとワァオですよ」
ワァオらしい。
308
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/16(土) 12:16:37
>>307
「まぁ、お水でも問題ない…でしょうね。」
ぽり
ぽり
チョコはまだしんなりとしていないようだ。
「ぬ…タバスコもジュースもチョコには合わないですねー…
間を取って…コーヒー牛乳でしょうか」
そう言ってコーヒー牛乳を指差した
(…と言うかなんで持ってきてるんだろう、タバスコを…)
能力に関することだろうとは考えているようであるが…
「私も、ちょっと不用意に首を突っ込んでしまったかと思いましたけど…
アレクセイさんも居てくれたからどうにか…」
軽く右足をさすってみる。
「怪我はこの程度で済んだのかもしれないですね…
まぁ、お医者さんによれば痕は残るかもみたいな感じらしいですけど…」
ちょっと残念そうな顔で応える。
…最も、痕跡なく治るかもしれないが、いろいろな都合で。
「そういえば、どうして依頼を受けたんでしたっけ?
200万だと割に合わないかなーと思って」
もぐ もぐ
「いひゃんへふへほ」
物を食いながら会話しているせいで途中からよく聞こえない!
309
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 00:24:16
>>308
タバスコはペットボトルになみなみと入っているようだ……
ペットボトルでタバスコが売っているという話は聞かないが、
容器を移し変えたのだろうか。
「えっ、ナンデ? ナンデって……
本人がわかんないのに、私に聞かれてもなぁぁ
最初に話したときもリアクション薄くて、私のほーがびっくりしましたよ。
レンヒメさんくらいですよ否定的なリアクションしたの」
たい焼きを食べ終わった指をペロペロ舐める。
「……え? なんですってぇ? よく聞こえない」
310
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 00:29:32
>>309
もぐもぐもぐ
「すいふぁせん、
ごくっ
たべたまんまでした」
しっかりチョコを食べ終えてから顔を上げた
「…そういえば、そうでしたね。」
ちょっと恥ずかしそうな顔で応える。
「あの時は…本当に軽い気持ちだったのかもしれないですね…
命がけだっていうのに随分とあっさりと考えてしまって…
何でしょうかねー、相手のやることを否定するよりも…
なんだか協力したいというか…そんな気分が先行して」
底まで言ってからため息を付いた
「…まぁ、今無事なので今更言ってもしょうがないですよね…
ふう…」
そう言ってから涙音もペロペロとチョコのついた指を舐めた。
「ミサイルマン…って人たちは未だいるんでしょうかね…」
それからまた、ちょっと心配そうな顔になった
311
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 00:48:57
>>310
「アレクセイさんが軽く引き受けて軽いまま戦って
勝っちゃったあたりとかもびっくりですけどねー。
なにものなんですかねェあのひと。
あっ」
パイン飴の袋を開けたひょうしに、勢いがよすぎたか、床に飴が転がる。
飴はひとつひとつ包装されているので食べられなくなることはないが。
「んもォォ〜。
ん? ミサイルマンですかぁ?
いやー、実は私、あの後のこと全然知らないんですよねぇ。
あっちもなんか忙しいっぽくて。
あー、でも確か、私が依頼を受けたときに、消防士っぽいひとが一緒に依頼を受けてましたね。
なんか事故を起こしたやつがどーのかこーのかとか言ってたような」
座ったまま落ちたパイン飴を拾おうとして、おかしな格好になりながら喋っている。
312
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 00:56:18
>>311
「アレクセイさんには、何度も助けられましたねー。
あの人も、なかなかすごい人ですね、そう考えると…
っと…」
涙音は、とっさに
バシュン!!
自分のスタンドを出して転がった飴玉をキャッチ!
「…はい、どーぞどーぞ」
ニッコリした表情であとへと差し出した
「そうですか…
消防士の人…詳しくは知らないですけど、
どうやらミサイルマンの人に因縁がありそうですね。」
彼女の話を聞く限りで、涙音は真剣な顔をして応える。
そうしつつも別のパインアメを手にとった。
「とりあえずは、アレで打ち止めじゃないってことは間違いなさそうです。
…もしかして今までにあちこちで起こってた事件やら事故やらも
ミサイルマンの仕業だったりとか…」
ここでアメを口の中に放り込む。
「…ありえるかもです。」
313
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 01:06:33
>>312
「あ。ありがとォーございます」
パイン飴を受け取り、舐め始める。
「ふゅー」
パイン飴の形は、笛ラムネとよく似ている……
ドーナツみたいに真ん中に穴が開いているのだ。
しかし音は鳴らないらしい。気の抜けた息を吹く音だけが聞こえた。
「……そういえばヨハネスブルク? とかいうのもありましたねぇ。
具体的にどういう人たちが何をしたとか全然知らないですけど。
一時期なんか色々事件起こってましたよね〜。
最近はそーでもないけどォ」
314
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 01:20:35
>>313
「こっちも、どういたしまして。」
涙音の口からも軽く気の抜けた音が響いてくる。
パインアメの味は甘くて美味しい、という印象だ。
「むっ、ヨハネスブルク…ですか」
あの時、バーで見た映像を思い出す。
それで、ただならぬような気配を感じ取れたことを覚えている。
「…そういえば、あの宣言以降、大きなことを起こしたような形跡はありませんでしたね。
少なくとも…見えるところでは」
ちょっとボーっとした顔で空を見た。
「て言うか、この街悪の組織的な集まり多くないですかねえ…
どっちも危なそうな集まりって感じ…なんですけどねえ」
だんだんパインアメが小さくなる。
「それでも、何事も無く街は回るんですから、
結構ここは大丈夫かもって、思えちゃいますね…」
315
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 01:32:03
>>314
「というかー、カフェ自体もわりと悪の組織っぽいですしね。
悪というか、やくざっぽい感じ?
闘技場とか持ってるんですよ。
そこでスタンド使いを戦わせて見世物にしてるとか……私はそこらへんはよく知らないんですけどぉ。
学校とか寮とかもあそこが裏から(?)経営してるし」
灰羽はビニール袋の中をガサガサと漁るが、
うーむ、と唸って手を引っ込めた。
「しょっぱい系のもの買ってくればよかったなぁ。
うすしお味のスナックとか。
うーん、酢昆布か……私、酢昆布苦手なんだよなぁぁ」
じゃあなんで酢昆布なんて買ってきたのか。
朱鷺宮が酢昆布好きだとかいう情報は特に無いはずだが……
「そうですねえ。きっと私達の知らない場所で知らない人が……
もしかしたら知ってる人が、かもしれないけど……事件を解決してるのかもしれないですねェ」
316
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 01:42:29
>>315
「…あそこのことはよくしらないですけど…
まさかそんなに手回しされてるなんて…
しかもヤクザとは、深入りしなければ安全、でしょうかね。
闘技場もそうだったんですか、あの愉快な人達も雇ったんでしょうか…」
いろいろと彼女の言葉を聞いて改めて驚いた。
「気絶した後に、その人達が私を運んでくれたんでしょうかね…
…だとしたら命の恩人ッて感じです。」
パインアメがなくなっていく。
「それならとりあえず酢昆布は頂いておきます…
病院の売店ならそういうのは有るんですけどねー。」
あとが酢昆布を欲しがらないのを見て、
じゃあ自分が、とばかりに手を伸ばした。
それなりにこういうものも涙音はきらいじゃないのだ。
「ふむ…私の知らないスタンド使いはまだまだいっぱいいるんでしょうね…
裏の世界とかにも間違いなくいそうですし…
私は全然そういうのには縁無いですしねぇ。」
と、またのんきに空を見上げた。
「こうやって平和に暮らせるなら、そういう人たちに感謝しないとかもですね」
317
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 01:49:42
>>316
「ユカイな人たち?」
闘技場についてはほとんど知らない灰羽だ。
実況の鳩星とは知り合いだが、彼女が実況であることは知らない。
「裏の世界に縁とかは無いほうがいいんじゃないですかねぇ
私は……まあ、うーん、必要かもしんないけど」
灰羽は立ち上がる。
なぜかプレーリードッグのように手が胸のところにある。
「酢昆布と言わず、全部あげますよぉ。
お見舞い品だし。
私はそろそろ帰りますね」
318
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 01:56:28
>>317
「ええ、以前やってたセッションVとか、
なかなか面白い方々でしたよ。
…一度対戦したことがあります。私は」
そう言ってから酢昆布をかじる。
「…その年で、裏の世界とつながりを持ってらっしゃるんですか…
確かに、依頼を出してくださった人が、そうなんですよね。」
と言ってから、あとが立ち上がったのを確認し
「む、ありがとうございます。
ごちそうさまです。はい。」
そう言って嬉しそうに袋を抱えると
「…お見舞いありがとうございました。
退院出来たら、また白亜荘のあたりででも
お会いしましょうかね。」
そう言って微笑みながら応える。
319
:
灰羽『アクエリアス』
:2016/01/17(日) 02:06:46
>>318
「へー、朱鷺宮さん、闘技場出たことあるんですか。
結構戦いとか好きなんじゃないですか? やっぱりィ」
「いえ、今は全然持ってないですけどね。裏世界の繋がりとか。
将来的には欲しいかなァ的な意味で……」
灰羽は照れくさそうにもにもにと自分の頬を揉んだ。
「お見舞いっていうか、お菓子食べながら話しただけですけどねぇ……
ん? お見舞いって元々そういうもんか?
まあ、白亜荘は住んでますからね。
じゃあ、オゲンキデー!」
灰羽は屋上の扉から去ったと思いきや、
チラッチラッと顔を覗かせ二度見、三度見して、そして四度目は無く、去っていった。
謎のフェイントだったが、とにかく帰っていったのだった。
320
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/17(日) 02:10:04
>>319
「いや、あれはその…
能力のテストのために…」
ちょっと恥ずかしそうに応える。
「あとさん…中々大胆ですね。
私はじゃあ、軽く応援します。」
そう言って軽く微笑んでから
「いいんですよー、そんな感じで。
私はそれで満足です。
じゃあ、またー!」
と言っててをフリ見送って…
「じゃあさっそく…」
残りのお菓子を漁ろうとしたところで
「…うっ。」
ちらっと覗いてきたあとの顔を見て、
一気に顔を赤くした。
「…食い意地はってるとか思われてないかな…」
と、恥ずかしそうにまたお菓子袋を漁るのであった
321
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/23(土) 23:34:00
「よかったですね〜。朱鷺宮さん!
もうすぐ傷が完全に治って
リハビリ期間に入るそうですよ!」
「…あ、はい。」
「まぁ、のんびり待ってたかいがあったって感じですね!
頑張りましょうね!」
…涙音は自分の足についての話を聞き、
ひとまずはいつものロビーでのんびりしていた。
「…ポテチ美味しい」
…というより、ボリボリとポテチを食べていた。
落ち着いたおかげでなのか、お腹が空いてきたのだ
「…雪がものすごく降ってるなぁ…
帰り大変かも…」
少し心配そうな顔をしながら
窓の外を眺めていた
322
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 00:05:58
>>321
「冬の病院はホットミルクティー味だと思うんです」
窓の見つめる朱鷺宮の後ろから突然、線の細い青年の声がした。
知り合いの声ではないが、それは間違いなく朱鷺宮に向けられたトーンだった。
朱鷺宮が振り向けば、病衣を纏った黒髪の青年が立っているのが見えるだろう。
この病棟の病衣のようではないが……。
不自然なくらい甘い朗らかな笑顔。
両手に自販機の紙コップ。
病院も時節を弁えるものなのだろうか、
ロビーは閑散としており、朱鷺宮とその青年以外に患者は見当たらない。
「ミルクティー飲めますか?」
「父さんが面会に来るはずだったんだけど、急に来れなくなったみたいで」
スッ
そういって差し出された紙コップからは甘い湯気がとろとろ流れ出している。
まだ温かそうだ。
323
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 00:16:59
>>322
「…ん?今の声は」
声の聞こえた方向から、どうやら自分に向けられた声なのだと理解する涙音。
不思議そうな顔をして振り返ってみると…
「…あ、その、はじめまして…」
朗らかな顔をした青年に対して
軽く頭を下げる。彼女の方は
アホ毛が2本ぴょこりと出ている、病衣なのでわかりづらいが
スタイルも良さそうだ。
「あ、頂きます…
ミルクティーは大好きですよー。
胃にも優しいですし」
そう言って差し出されたコップを手に取り
中身に口をつける。
「…入院期間は割と長い方ですけど、
あなたと合うのは初めてですね…
コレも何かの縁、でしょうかね。」
そう言って軽く微笑んで見せる。
324
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 00:45:17
>>323
「どうぞどうぞ」
「貴女はお優しいんですね」 ニコッ
はにかんで見せながら朱鷺宮の隣に腰掛ける青年。
並んでみて分かったことだが、背は意外と高いようだ。
「フツーなら受け取らないですよォ、
見ず知らずのヤツから出された飲み物って」
朱鷺宮が紙コップに口をつけ終えたのを確認すると、
「それ、毒入りですし」 ニコッ
ギッ……
青年の腰かけた椅子が苦しげに鳴る。
ミディアムロングの黒髪が揺れ、深海を思わせる濡れた蒼色に反射する。
口の中に広がるのは『苦味』。
少なくとも紅茶の味ではなかった。
325
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 00:48:05
>>324
「え?あ、まぁ確かに…」
そういった直後、
妙な苦味が口の中に走り
毒入り、という言葉が同時に告げられたのを聞いて
「!?!?!?!?
お、うううぐぐおっぉぉおおお!!」
思わず地面に紙コップを落として
激しく暴れそうになるが。
右足は痛いのでそんなに暴れられない。
「し、しんじゃう!
しんじゃう!しんじゃう!!!!
おいしゃさん」
326
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 00:50:08
>>325
なんだかもうやばいくらいの表情になっている。
「み、水!
いや、この時は牛乳だったかな
と、とりあえず何か持ってきて!
あ、こういう時は吐き出せばいいんだったかな
というわけで」
慌ててるくせに説明だけは冷静である。
その場でスタンドを出して
(この途中は、女性としてアレな場面がありますので
中略)
「…は、早くお医者さんを呼ばなくては…」
そう言って力なく何処かへ向かおうとする
327
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 01:00:57
>>325
「ウフフ……冗談ですよ、ジョーダン」
ちょっとした騒ぎになってしまいそうだったが、
青年が別段気に留めることもなく、
同じトーンのままハンドタオルで朱鷺宮の口元とかを拭いてくる。
医者も看護師も来やしねえ。
「こんな驚くとは思わなかったので、スミマセン……」
「でもやっぱニガかったでしょ?ここの自販機たまに紅茶とコーヒー逆になってんですよねェ」
「ほらァ、僕ニガいのダメだから」
そう言うと青年は、もう一つの紙コップも差し出してきた。
こっちも飲めということなのだろうか。
328
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 01:07:51
>>327
「はっ…はい?」
涙音はきょとんとした顔で彼の顔を見た。
涙音の方はなんかもうすっかり元気がなさそうに見える顔だ。
「こ、コーヒーだったんですかコレ…
もう脅かさないでくださいよ…
っていうか、ちょっと洒落にならないです。
その…いろいろとありまして」
そう言ってからまた落ち着いてイスに座り込んだ。
「…今度は本当に紅茶…
ですよね?」
流石に警戒したらしく、
今度はちょびーっとだけ口をつけてみる。
「これは欠陥ですね。
病院側に報告しておかないとですよ。」
さっきのが応えたのか
不満気に感想を漏らした。
329
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 01:31:43
>>328
警戒してちょっとだけ口をつける朱鷺宮。
「残念ながら両方ともコーヒーです」
「ミルクコーヒーね」
「誰も気にしてないみたいなんですけど、
コーヒー飲めない身としては重大な欠陥ですよねェ」
やはりさっきと同じような苦味はあったものの、
冷静になった今ならコーヒーの味だとわかるものだ。
好きか嫌いかは別だが。
「ところで貴女」
ズズ……ズ…ズ……
「コレ、見えてますよね」
青年の喉辺りから、『巨大なガマ』の頭部と右手がぶら下がって朱鷺宮を覗いている。
あたかも病衣の中から這い出てきたかのようなシルエットだが、スタンドなのだろう。
ガマの頭からテラテラと光る粘液が汗のように落ちて、彼の足元に『水溜り』を作った。
330
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 01:40:40
>>329
「ふむ…
紅茶は結局出てこなかったんですね…」
とりあえずコーヒーの苦味だということがよく分かる。
冷静さというのはとても重要であるということがとても身にしみる。
「苦くはありますけど
コレも結構美味しいですねー。」
そう言ってある程度飲んだところで
「ん…これ?」
と、彼を見つめると
「ん!?ぐっ、げほげほっ!」
一瞬とんでもないものを見たような顔をしてからおもいっきりむせこんでしまった。
「ごほっ、それって、ごほっ
スタ、ゲホゲホっ!スタンド…ですか?」
ひとまず落ち着いてきた。
辛い表情であるがとりあえず平気そうだ
「…それって、アナタのスタンド…
もしかしてさっきの私のが見えてたってこと…ですか?」
が、同時にさっきの慌てた様子を思い出してちょっと恥ずかしそうな顔をしている。
331
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 22:40:29
>>330
ニュルリ
『ガマ』の頭部は、朱鷺宮と目が合うと
怯えたように病衣の隙間へと隠れて消えてしまった。
「そう、『スタンド』です」
「この街で生活してるなら、
一度や二度は見たコトありますよねェ」
「僕はあまり出会ったコトないですが、
悪い人とかもいるみたいで」
「いつだったか、全身骨折・内臓破裂させられた時もありましたねェ」
ニコニコと朗らかな笑顔を見せながら
天気の話でもするように、襲われたエピソードを話す。
332
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 22:57:46
>>331
「ふーむ…
カエルはあまり得意じゃないですね…」
少しホッとした様子でスタンドを見ていた。
見たところ本当にリアルの蛙っぽい感じだったのだ
「あー、はい…
友人にも何人かスタンド使いが居ますね…」
本当に袖振り合うどころではないほどスタンド使いと出会ってきたのである。
色々と考え事をしながらも
「ええ、実際その…悪人のスタンド使いと出会ったことがありますねえ
私もその悪人のスタンド使いとの戦いでここに入院を…」
軽く自分の足を見ながら応える。
しかし彼が入院した話を聞くと
「そ、それは…
大変な話でしたね…
それって通り魔とか、そういう人なんですか?」
ちょっと怖がってる表情で話を聞く。
333
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 23:13:55
>>332
「通り魔……なんですかねェ」
「突然のコトではありましたが……」
おっとりしたトーンで話し続ける。
病衣から覗く手足は細く、荒事を好むタイプではなさそうに見える。
『交通事故に巻き込まれた』ようなものなのだろう。
「おっと、貴女も」
「もしかしてリハビリ中ですか?」
朱鷺宮の身体に目立ったキズがなかったため、
リハビリ中なのかと判断して尋ねる。
334
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/24(日) 23:29:15
>>333
「やはり…
まぁ、突然なのは当然ですね。
『こんにちは、私通り魔です』なんていう人なんて居ませんし…」
と、ため息を付きながら応える。
いかなる相手だったのかは想像もつかないが、
全身骨折とまで行くダメージなのだから、かなり危険な相手なのだろうと予想した。
「ああ、足はいい感じに治ってきたので…
もうすぐ普通に歩くリハビリをする予定なんです。
結構長かったので、早く感覚を取り戻さないといけませんし。」
右足を軽く見ながら答えた。
表情はどうにか元気そうなものになっている。
335
:
仇島神人「ドラウニング・プール」
:2016/01/24(日) 23:55:10
>>334
「なるほど、それは良かった。
リハビリ頑張ってください」
「病院食もワリと美味いらしいので、ちょっとした合宿みたいなものですよ」
「購買も充実してますしね」
入院歴が長いのか、色々と勝手を知っているようだ。
と、思い出したようにロビーの時計を見やる。
「あ、すみません、もうすぐ病室に戻らないと」
「午後の投薬とレクリエーションがありますので、これで失礼します」
「早く退院出来るコトを願っていますよ」
「では」
それだけ言って、のっそり立ち上がるとロビーを後にする。
彼が向かうのは精神病棟に繋がる渡り廊下だ。
病衣の色が違うのも、そういうコトだったのだろう。
朱鷺宮が止めなければ、自分の病室へと戻る。
336
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/25(月) 00:02:40
>>335
「ええ、頑張りますよー。
病院食って大したものじゃないかなーって思ってたんですけど
割と美味しいですよね。実際に食べてみましたから驚きでしたよ」
そう言って軽く笑う。
どうやら彼はここに来てから長いということらしい。
「あぁ、そうですか。
お薬の時間は…確かに必要ですね。
私も頑張ってリハビリしますねー?」
と言って手を振ってみるが、
よく見ればその先に有るのは精神病棟のようである。
「はぁ…病気って言うと、そういうことなんですか。」
涙音はてっきり身体の病気のことだと思っていたらしい。
呼び止めるべきかと思ったが…
「あの、治療がんばってください!」
こちらもこちらで激励を返すということにした。
337
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/01/30(土) 00:39:50
「…はぁ、やっと自由だ!」
元気よく涙音は病院の外で背伸びをした。
「しばらく戦いはいいかな…
のんびりしたい…」
そうつぶやいて病院から町へと繰り出していった
「ていうか…さむっ…」
街中は雪が振りそうな空気であった。
朱鷺宮涙音→『退院』
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