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【ミ】『黄金色ハッピーテール』 #2
112
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/11/29(日) 02:04:13
>>111
じっ、と何かを探るように小屋を見つめる。
色々な地域イベントに出没する自分が超能力者であることは見えておらずとも知っていそうだ。
「この着物は父が着ていたものでしてね。ファッションセンスが壊滅的だから着物ばかり着ているのです。
ところで、猫は飼ってます? 可愛い鳴き声が聞こえたのですが」
行く先々でスタンド使いに遭遇するので小屋の番もスタンドが関係しているかもしれない。
『ミスコン』に続いて出場した『SKR』は参加者全員がスタンド使いだった。
『運命』は中立を装っているのだと痛感させられてばかりである。
「マフィーくん、ドクターペッパーは箱買いするから後であげるよ。
最近は自動販売機にも無くて困るね?」
使用人さんとマフィーくんに続いて歩く。ひっそりと。
113
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/11/29(日) 22:12:49
>>110
>>112
「気にしちゃ駄目ネー!
ミーはお水でもコーラでも大好きネー!」
テコテコ
「やったネー!ドクペ箱買いネー!
ミーは断然ドクペは缶派ネー!」
トイウワケで使用人さんに続いて歩くよ!
114
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/11/29(日) 23:11:49
>>112
(瀬良野)
小屋の方で何か気になるものとかは、なさそうだった。
四角く、取り立てて言うこともない小屋。それだけだ。
『使用人』
「お父上の。それはそれは。
よくお似合いになっています。」
当たり障りのなさげな事を返された。
そして、猫に関しては――
>>113
(マフィー)
『使用人』
「それは幸いです。
コーラでしたら、すぐにでもご準備いたします。」
コーラはあるそうだ。
どこのメーカ―のかは、不明だが。
瀬良野と『ドクペ』の約束を交わしつつ、使用人に続く。
>二人
テコテコ
ヒッソリ
玄関の戸を潜り、邸内に入っていく三人。
和風な造りだが、靴箱などの家具には洋式の物も混じる。
『使用人』
「こちらでございます。」
使用人が先導し、廊下を進んでいく……すると。
にゃあ
にゃ〜〜お
「あらあらあら」
廊下の向こうに二匹の猫。
毛色は違うが、親子のように連れ立っている。
「猫は、ご覧のとおりでございますね。
可愛い子たちでしょう……ふふ、私もそう思います。」
これは、瀬良野の疑問に対してだろう。
猫は、この家で飼っているものらしかった。
そして、使用人の反応を見るに、彼女は愛猫家なのかもしれない。
「……貴方がたは、猫はお好きですか?」
ともかく、話ながらも廊下を進む。
いくら広い家とはいえ、ほどなくして目的の部屋には着くだろう。
115
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/11/29(日) 23:31:32
>>114
「あ!ミャオネーッ!
ヘイヘーイ!」
ちょこんと立ってる猫さんに挨拶をしながら
進んでいきます。
「ミー、キャット好きネ!ドッグも好きネ!
よく皆犬派、猫派どっちって聞くけど、
それハンバーグとエビフライどっちが好きって聞くくらい酷な質問だと思うネ!」
116
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/11/29(日) 23:48:07
>>114
「犬よりは好きです、猫は友達ですよ。
それに鼠を抹殺してくれる。あと、遊び相手になりますね」
二匹の猫に手を振ってみる。
人見知りな猫だと逃げてしまうが人慣れした猫なら寄って来るかもしれない。
117
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/11/30(月) 00:30:56
>>115
(マフィー)
にゃーお
にゃあー
猫が鳴き声を返してきた。
……挨拶されたのが分かるのか?
・・・・偶然かもしれない。
『使用人』
「ふふふ」
使用人が笑んでいる。
微笑ましいとでも思ったのか――
「なるほど。一理ありますね。
私ならその問いに、エビフライだと即答できますが……」
「エビフライと、鯖のみぞれ煮。
……そう聞かれれば、困るでしょうね。」
どうでもいい好みを教えてくれた。
>>116
(瀬良野)
『使用人』
「気が合いますね。私も猫派です。
そして、鼠は嫌いです。もっとも――」
にゃ〜お
大きい方の猫が鳴く。
大きい方とはいえ、小さめだ。
絹糸のような毛並みの、茶色い猫。
トト ト
こちらに向かって歩いて来た。
タタタ
小さい方の猫は、そのまま走り去った。
どうやら、それほど人慣れしていないらしい。
「……この子、『びろうど』ちゃんは。
鼠にすら慈愛の手を差し伸べますが――」
ニヤ
何を言っているのだろうか。表情的には会心の一言のようだが……
ともかく、この大きい方の猫は、『びろうど』というらしい。
そして、どうやらネズミ捕りには使えなさそうだ……
118
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/11/30(月) 00:34:12
>二人
そういうわけで猫の『びろうど』と合流し、廊下を少し歩く。
ピタ
一つの戸の前で、使用人が立ち止まった。
ガラ ……
そして、戸を開く。中の部屋は、洋風の家具が揃っていた。
おおかたここは、『応接間』といったところだろうか?
真ん中にはソファが向かい合わせに配置され、その間にテーブル。
『使用人』
「こちらで、依頼についてお話しします。
ソファにでも座って、少々お待ちください……」
「すぐにお飲み物を、入れてきますので。
コーラと……瀬良野様は、何かご希望ございますか?」
無ければコーヒーでも淹れてくるのだろう。
それと、注文してもない、ということもありえる。
にゃ〜お
『びろうど』は一足先に、『応接間』へと踏み込んでいく。
何もないなら二人も応接間に入り、飲み物の用意を待つのがいいかもしれない。
119
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/11/30(月) 00:51:08
>>118
「了解ネーッ!!」
ばふんと応接間のソファに座り、
『びろうど』の喉を撫でたりします。
「セラノー!ニャオかわいいネー!
ミーの言葉を理解してるなんてびろうどは賢いネー!
モット君もきっとそう思うネー!」
120
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/11/30(月) 01:19:30
>>117-118
慈愛の手とは嬲らずに一撃で鼠を抹殺することかと思ったが違うのか。
小さい猫は臆病な性格の子が多い気がする。
「そうですね、温かいお茶をください。
コーヒーは死体の臭いがするので…」
ソファに座ると膝の上を叩いて『びろうど』を誘う。
寒いので喜んで来ると思う。
「モットくん? マフィーくんのスタンドかな。
僕もスタンド使いだけどモットくんには意思が有るの?」
『アメイジング』と出会ってから奇妙な事件に巻き込まれやすくなった気がする。
スタンドが持ち主を成長させようと『試練』を引き寄せるのかもしれない。
こうやって出会いがあるので悪くはないと思う。
121
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/11/30(月) 03:21:33
>>119
(マフィー)
>>120
(瀬良野)
二人はソファに座り、『びろうど』に構うことにした。
にゃ〜〜お
ゴロゴロ
瀬良野の膝に乗り、マフィーに撫でられる。
名前通り、『ビロード』のように滑らかな毛並みだ。
『使用人』
「…………あまり乱暴にはなさらぬよう。」
使用人はそれを、何か思うような目で見つつそう言った。
簡単に言うなら、いわゆる『嫉妬』の感情だろうか。そういう目。
「畏まりました。
では、ご用意させていただきます。」
マフィーはコーラ。
瀬良野は温かいお茶。
希望通りの物が用意されるだろう。
ギィィ
バタン
・・・・
・・・・
使用人はドアを閉めて、歩いていった。
応接室は暖房がほどよく効いており、快適だ。
にゃあ
『びろうど』が鳴く。
今のうちに、雑談なり、踏み込んだ自己紹介を進めてもいいだろう。
あるいは常識の範囲なら、何か別のことをしても、良いだろう。空いた時間だ。
(*『会話』は、目欄でその旨を伝えていただければ自由です。
終了の際は、やはりその旨をお願いします。
なお、場面次第ではGM判断で会話を打ち切る場合があります。ご了承ください。)
122
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/11/30(月) 07:43:35
>>121
「使用人さんがお茶を入れている間に自己紹介でもしようか。
この人が、僕のスタンド。名前は『アメイジング・クラウン』」
全身の各部位に王冠と金貨の意匠を有する筋肉質な人型のヴィジョンを側に発現する。
続けて何かを投入するためのスロットが付いた『眼鏡』も発現しよう。
「マフィーくん、マフィーくん、僕もモットくんが見たいな」
ワクワクしながらモットーくんを見つめる。
123
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/11/30(月) 23:41:56
>>122
「『アメィジィング・クルァン』(いい発音)
凄いネー!ムキムキなのに眼鏡も一緒についてきて、
なんだかとってもインテリジェンスネー!!」
目をキラキラさせてる。
『YOッ。
俺ハ見世物ジャネーYO!
ミタイってイウナラ見学料ハラエヨ!』
そんなマフィーの横に現れる
ガチャガチャの筐体に手足と腹に当たる部分に、
縁日のお面のような顔を生やしたモット君。
「あっ!モット君ネ!
えっとネ!えっとネ!モット君は
フープル社の出張所のガチャガチャのスタンドでネ!
1回1万円でガチャガチャができるネ!」
124
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/01(火) 01:24:01
>>123
「フープル社? 知らない名前の会社名だ。
自我持ちのスタンドって珍しいね、それに射幸心をジャブジャブ煽る見た目の癖に可愛いだなんて卑怯だ」
やはり自分以外にも『お金』がトリガーであるスタンドは存在するのか。
武器だったり纏うタイプやらを見てきたがスタンドとは非常に興味深い。
「モットくん、モットくん、見学料は『アメイジング』の能力を教えるからチャラにしてくれないかな?
『アメイジング・クラウンの能力は『過去遡行』。
『一万円』を支払うと『コイン』が一枚生成される。
これをスロットに投じれば、一枚につき『一分』の『過去遡行』が出来る」
『眼鏡』を解除するとスタンドの詳細を書いたメモを渡す。
口で説明するのは、もう、嫌だ。あれは地獄である。
「死んだ人間を蘇生する事も不可能じゃない。
ただし、制約が半端じゃないくらい多くて厳しくて…」
125
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/01(火) 01:39:57
>>124
「射幸心ってよくわかんないけど、
ミーとモット君は今まで1000万円以上稼いできたネ!」
ポカーンってしながらメモを読んだ。
「セラノの能力よくわかんないけどわかったネ!
とにかくすごいってことネ!」
126
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/01(火) 01:56:14
>>125
「能力が複雑で説明が面倒なのが欠点。
モットくんに『お金』を支払ってガチャガチャすると何が起きるのかな?」
こんなに幼い子供が『1000万』以上も稼ぐとは恐ろしい。
マフィーくんって闇社会に通じる危険人物なのだろうか?
「そうだ、お互いのスタンドスペックを知らないと不味い。
『アメイジング』は近距離パワー型でコンクリ壁をラッシュで破壊し、超精密な行動ができるよ。
スピードは人並みだけど大体の事は出来ると想う」
127
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/01(火) 17:43:21
>>126
「モット君はお金を食べると『カプセル』を吐き出してネ!
当たりだとスタンド物質のオモチャが出るネ!
でもネ!でもネ!バトルにおいては
コンビニ弁当の油物の下に敷いてる味のないパスタくらいしか役に立たないネ!ハハハ!」
「あっ!でもモット君は凄い力持ちネ!
車の1台なんのそのネ!」
128
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/01(火) 23:02:51
>>127
「そんなにコンビニのお弁当って不味かったかな。
最近はコンビニも進化してファミマのパスタが…
いや、コンビニ弁当の話をしている場合じゃなかった」
だが、やはりミニストのファーストフードが一番だと思うのだ。
飲食コーナーに屯する学生のマナーが酷いので近寄り難いのが欠点である。
「お互いのスタンドについては大体の事が分かったかな。
小屋の番にスタンドが関連してる気がするから警戒しよう。
モットくんの怪力は脅威だから距離を取ろうとする相手は『アメイジング』で狙撃するよ。
金欠だから小石とか拾わないと狙撃できないけどね!」
(※言いたい事が無くなったのでマフィーくんから話す事が無ければ、会話をGM側で打ち切っても大丈夫です)
129
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/01(火) 23:14:22
>>128
「だいたいわかったネ!
モット君!小屋を壊したらダメネ!オーケー!?!?」
『YO!』
「それじゃあ頑張るネ!」
130
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/01(火) 23:24:22
>>122-129
(瀬良野とマフィー)
瀬良野の『アメイジング・クラウン』!
マフィーと『モット・ザ・フープル』!
お互いのスタンド能力と、そのスペックを紹介し、作戦を立てる二人。
奇しくも、どちらも『金銭』を対価とするパワフルなスタンドだ。
コン
コン
コン
『使用人』
「失礼いたします……」
ドアがノックされた。
どうやら、飲み物の用意が出来たらしい。
にゃあ
『びろうど』が鳴く。
特に何もなければ、止める理由はないだろう……依頼の説明があるはずだ。
131
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/01(火) 23:54:58
>>130
グビィーッ
「プハーッネ!」
早速コーラを頂き一気に飲みます!
そして満面の笑み!これはCМ貰った!
「それじゃあお願いしますネ!
ミー達は具体的に何をすればいいネ!」
132
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/01(火) 23:56:51
>>130
肝心の小屋の中に入らなければ、何とも言えないが二人とも近距離パワー型なので怖いものは無い。
殴れない相手でない事を祈ろう。
「取りに行こうかと思ったけど『びろうど』を膝に乗せているから動けない…
あ、お茶が飲める温度になるまで小屋番の詳細を話してもらえますか」
両手で『びろうど』の顎をモサモサとマッサージしてあげよう。
天然暖房器具『びろうど』の暖かさを堪能しつつ依頼の詳細を聞く。
133
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/02(水) 00:21:57
>>131
>>132
(マフィーと瀬良野)
コト
コト
マフィーには、ガラスコップ入りのコーラが。
瀬良野には猫柄の茶碗に入った温かいお茶が。
グビィーッ
『使用人』
「結構な飲みっぷりで。
おかわりも御座います。ですが、そうですね。まずはお話を。」
それぞれ配られ、マフィーはすぐに飲み干した。
トス
向かいのソファに使用人が腰掛ける。
彼女の側には猫柄のマグカップ。中身は紅茶らしい。
「それでは――説明いたします。質問があればいつでも。
まず、自己紹介ですが……私、依頼人の『冬川 冷』と申します。」
使用人――『冷』が頭を下げる。
にゃ〜お
顎を撫でられ、緊張感なく『びろうど』が鳴く。
そして、話はまだ続くらしく、冷は一度閉じた口を開く。
「具体的には、『一晩』小屋の中で待機していただきます。
何事もなければ、それはそれで構いません。報酬はお渡しします。
ですが恐らく――『何事か』有るはず。それに対処いただきたいのです。」
「その何事か、とは――」
少し間を置き、冷の視線が動く。
瀬良野と、マフィー。その、『傍らに立つ者』へ。
・・・・つまりは。
「人知を超えた『能力』――
それによって、引き起こされるものと、見ております。」
『冷』は断定的な口調で、そう述べた。
134
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/02(水) 01:03:14
>>133
『アメイジング』を解除し忘れていたがビクビクする必要も無い。
スタンドは見せて恥ずかしいものではないからだ。
「冬川さんもスタンド使いなんです?
対処の出来ないぐらい小屋の『何か』は凶暴なのでしょうか」
「具体的には何が起きていますか。
我々と同じくスタンドを使う存在なら絶対に攻撃してくると思いますよ」
また、死んだ人間がスタンドと一体化したタイプだろうか?
スタンドフェチとして気になる。
「マフィーくん、一気に飲むと出てくるよ。あれが」
『びろうど』のお腹をグニグニと優しく揉む。
135
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/02(水) 18:50:24
>>133
「ケポッ」
コーラを飲んだらゲップが出るのは必然!
と言うわけでゲップを漏らしてしまいます。
「失敬失敬ネ!
ネネ!冷もモット君が見えてるネ!凄いネ!
まるで超能力者ネ!」
『YO!!』
基本的に街中でもモット君を出しっぱなしなので、
スタンド使いだってバレた!とかは気にしないよ!
なのでそのまま話を聞きます!
「でも何で何かが起こるってわかるネ!?
ミーもいわゆるエスパーだけど予知なんてできないネ!
ひょっとして前にアメイジングな事が起きたネ?」
136
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/02(水) 23:44:23
>>134-135
(二人)
ゲップはスルーされた。
まあ公式な場でもないし、どんどんすればよかろう。
『冬川冷』
「それにつきましては――」
瀬良野の問いと、マフィーの驚きに。
パー
グー
『冷』はテーブルの上で手を開いて握る。
そして、開くと――
コロ ン
白い『口紅』が、そこにあった。
「あまりこう、戦うとかは……向きません。
使用人の嗜みとして、所有はしていますが。」
これが『冷』のスタンド、なのだろう。
「ええ、三日ほど前から、アメイズィングなことが。
具体的には、ほんの少しずつ『物が消え』ます。
それも、小屋の周りに、痕跡の一つも残すことなく。」
「損壊などはないので、凶暴な存在ではないはずです。
ただ、現場に遭遇したらどうなるか、は……分かりかねます。」
まさしく怪奇現象だが、暴力はそこにない。
それほど危険な事には、ならないのかもしれない。
ウニャア
瀬良野に腹を揉まれた『びろうど』が、鈍い鳴き声を上げる。
137
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/02(水) 23:59:12
>>136
「冷のスタンドおしゃれネー!
ミーもこの間始めて味付きリップクリームを使ってみたけど、
あまりの美味しさにモシャモシャしてたら
モット君に止められちゃったネ!ネヘヘ!」
『オナカニ悪イカラYOォ〜〜』
礼の掌の中に手品のように現れた
口紅のスタンドに感嘆の声をあげるよ!
「ネネッ!
よーするにミー達はその火事場泥棒の現場を押さえて、
コラ!って叱ってあげればいいネ!ミーわかったネ!
モット君は、独立したシチョーカク?ってのを持ってるから、
ライブ中のギタリストとボーカルみたいに背中合わせになればバッチリネ!」
『デYOォ〜。
冷チャァーン。
具体的ニドンナモノがなくナッテンダYO?』
138
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/03(木) 00:48:54
>>136
「何か、消える物に共通点などはあります?
特に拘りもなく、無節操に片っ端から消える場合は怖いですね」
もし、小屋の周囲に何も無い場合はどうなってしまうのか。
そこに自分達が居たら消しに来るかもしれない。
「重い物でも消されてしまうのでしょうか。
小屋の周囲に監視カメラを設置したりはしました?
スタンドは映りませんが消え方は分かるはず」
『びろうど』の尻尾を撫でる。
139
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/03(木) 02:27:00
>>137
(マフィー)
『冬川冷』
「ありがとうございます。
戦闘は苦手ですが、お洒落さ――女の闘いでは負けません。」
まんざらでもなさそうだ。
ス
スタンドの『口紅』を持ち、翳して見せてきた。
よく見れば、うっすらと雪のようなマークが彫られている。
「貴方のスタンドは、楽しげでよいですね。
従者と主人というよりは、ご友人のようで。」
さらに、褒め返してきた。
リップを食べた話には、『冷』は苦笑で返した。
「そういうことにございます。
叱り方の指定は、いたしませんので。」
ペコ
そして、頭を下げた。
どうやら依頼内容は、その理解で構わないようだ。
>>137-138
(マフィーと瀬良野)
『冬川冷』
「消えた物の規則性ですが……何分、まだ三夜です。
今のところ、小さい物ばかりですが、それが規則かどうかは。」
考えることには意味がある。
何か掴めるかもしれないのだから。
「ボールが一つ。古くなったブローチが一つ。
それに、『びろうど』ちゃんの好物、猫用のチーズ。
どれもしっかり、ケースや金庫にしまってありました。」
成るほど小さい物ばかりだ。
規則性を見出すなら、そこになるだろう。
「監視カメラは、お恥ずかしながら小屋の方には。
ただ、門のカメラに怪しい影はございませんでした。」
「今後、小屋にもカメラを導入しようと検討中です。
費用も馬鹿にはなりませんが……防犯意識を高めねば。」
ゴロゴロ
これは猫が喉を鳴らす音。
瀬良野に尻尾を撫でられ、『びろうど』は抵抗しない。
140
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/03(木) 03:35:43
>>139
まるで泥棒が盗むというより野生動物が興味を持った物を片っ端から持ち去っているかのようだ。
しかし、二匹の猫を飼う家に野生動物が潜むのは難しい。
「何だかな、野生動物が暇潰しに悪戯しているみたいで微笑ましい犯行ですね。
小物ばかりが消えるので犯人は非力なスタンドを使うのでしょう。
冬川さんは犯人に心当りがあります?」
屋敷で働く者が解雇される危険を冒してまでやる事ではない。
お茶を飲んで『びろうど』の肉球をブニブニ揉む。
「『びろうど』は悪い事をしないよね? ね!」
猫は悪戯好きなので定期的にぶっ飛ばす必要がある。
特にイッカみたいなデブ猫は。
「冬川さんの能力はどのようなものでしょうか?
それと猫用チーズと捕まえた時に連絡するのでメールアドレスを教えてもらえますか」
泥棒が猫用チーズを持った自分に挑んで来るかもしれない。
一度でも見つけてしまえば、『過去』から追って犯人の元にたどり着ける。
マフィーくんが居るので無防備な状態も危険ではない。
141
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/03(木) 23:06:30
>>139
「ネーッ!
びろうどが犯人だったらコラー!で済むけどネ!
もし犯人が悪漢だったらバッドネ!!」
ガジガジ
聞きたい事は瀬良野が聞いてくれてるから、
ミーはコーラの氷をガジガジするネ!
「ちなみにミーの電話番号はペラペーラペラーペラーで、
メールアドレスはホニャラーラゴニョニョーヨネ!」
142
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/04(金) 00:06:45
>>140
>>141
(瀬良野とマフィー)
『冬川冷』
「心当たり――――いえ、特には。」
にゃ〜〜〜お
瀬良野に肉球を揉まれ、『びろうど』が長く鳴く。
肯定とも否定とも取れるが、いかがなものか。
「内部犯……びろうどちゃんの仕業では、まずありません。
そこについては、こちらで確認しておりますので。ご心配なく。」
その様子を見つつ、『冷』はやや強い口調で断言した。
疑いの余地はあるが……まあ、信じなくては依頼になるまい。
「チーズは小屋に置いてあります。
案内した際に、お渡しします。メアドは、これを。」
ス
小さな紙きれが二人に渡された。
英数字の羅列が、整った字で書かれている。
「こちらから連絡する際には、マフィーさんの方にさせていただいても?」
瀬良野も連絡先を教えておいていいかもしれない。必須かは分からないが。
ガジガジ
氷を噛むと、冷たい。
とはいえ暖房の効いた部屋には心地よい。
・・・・そして。
「私の能力は、ささやかですが――」
キュポ
グィィ ―――
『冷』が口紅を自分の唇に塗り付ける。
・・・・そして。
「『ウィンターギフト』」
フゥ
ゥゥ
彼女自身の手に、息を吹きかけると。
『ポン!』
ファー付きの、温かそうな『手袋』が現れた。
手の甲に雪の結晶のようなマークが入っている。
「――『冬化粧』をすることです。」
143
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/04(金) 00:30:00
>>132
「冷がそういうなら、
ミーはびろうずのことを信じるネ!ハハハハ!」
メルメル
お母さんに買い与えられたスマホに、
冷の連絡先を登録するよ!
と、此処で繰り広げられる冷のスタンド。
「か、か、かっちょいいネー!
冬の情景ネ!!!!」
目をキラキラさせて眺めるよ!
144
:
【15】瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/04(金) 00:33:28
>>142
「いざ戦うと破壊力に秀でたスタンドより物質を出したりするスタンドの方が厄介なんですよ。
あ、連絡先と自分のスタンド詳細を書いたメモを渡しておきます」
メモを冬川さんに渡しておく。
出しっ放しの『アメイジング』を解除して手袋を見つめる。
「どっちに連絡しても大丈夫だとは思います。
片方が出ない場合は、もう片方にしてください。
あと、スタンド詳細を書いたメモを読んでもらえると僕のスタンドが色々やりやすくなります」
天然暖房器具『びろうど』を膝から降ろして立つ。
外は寒いだろうが我慢せねば。
「そうだ、試しに『雪化粧』で暖かい格好にしてもらえます?
天然暖房器具『びろうど』が居ないと寒いそうなので」
隣で氷を齧っているマフィーくんは大丈夫だろうか。
子供は風の子だから気にしないのかもしれない。
自分は冷え性なのでつらい。非常につらい。
145
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/04(金) 01:27:39
>二人
『ポン!』
キラ
キラ
すぐに『手袋』は解除された。
雪がはじけるようなエフェクトを残し、消滅する。
>>143
(マフィー)
『冬川冷』
「ありがとうございます……」
ペコ
『冷』が頭を下げた。
「ふふ、戦いは得手とはしませんが……
冬支度ならば、超一流を自認しております。」
「……何かご用意しましょうか?」
とのことだ。
やや笑んいる。気分を良くしたのかもしれない。
瀬良野は隣で立ち上がり、防寒着の作成を依頼している。
>>144
(瀬良野)
『冬川冷』
「その理屈で言っても、『物質』を出せる人型には大きく劣ります。
どちらにせよ、私のことは『戦力』に数えないでいただければ……」
『冷』はよどみなく答える。
恐らくは過小評価ではなく、実感なのだろう。
「了解です、確かにお受け取りしました。」
そして、瀬良野が手渡した紙が受け取られた。
これで、過去遡行の難易度は下がったかもしれない。
・・・・そして。
スタッ
ト ト ト ト
『びろうど』は床に降り、『冷』の方へ歩いていく。
「リクエストはございますか?
冬着でしたら、大抵のものは発現できますけど――」
ス
胸ポケットに口紅を納めつつ、『冷』は言う。
とはいえ瀬良野は既にジャンパーを着ている。
・・・・厚着のしすぎも考えものか?
146
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/04(金) 12:44:04
>>145
確かに物質を作る、または変質させる人型スタンドには厄介さでは及ばない。
そういったスタンド使いは何も無い場所から望む物質を生成して柔軟な対応をしてくる点が厄介だと感じる。
「拘束に使う長めのマフラーと手袋、打撃軽減に使うダウンジャケットを出してください。
『アメイジング』は苦労して手に入れた『お金』じゃないと受け取ってくれないので手札を増やさないと」
モットくんは1000万以上もの大金を稼いでいるそうだ。
あの射幸心に火を点けるためだけに生まれたような見た目は色々な意味で危険だ。
147
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/05(土) 12:25:10
>>146
「!!」『YO!!』
ビックリします。
「えっとネ!えっとネ!
ミー、この帽子とお揃いの柄のマフラー巻きたいネ!
それにネ!モット君は素っ裸だからコート着させたいネ!」
『裸ニコートッテ、
マルデ変質者ダYO!!』
148
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/05(土) 23:56:35
>>146
>>147
(瀬良野、マフィー)
スク
『冷』は立ち上がり。
スタ
スタ
二人の方に歩いてきて。
『冬川冷』
「畏まりました。
では、失礼して……すぅぅぅぅ―――――――・・・・・・」
フゥ
ゥ
ゥ
ゥ
大きく息を吸い、吐いた。
(*これは安心してもらいたいが、つばとかは飛んでこない。
推測だが、そういう風に訓練しているのではないだろうか。)
ビュォォォ
吐息とは思えない冷たい冬の風。
まずは瀬良野の首、手、身体に。
ォォォォ
その後マフィーの首と、『モット君』の身体に。
『ポン!』
『ポン!』
『ポポポン!』
それぞれ浴びせかけられ、三人は『冬の装い』になった。
人が寒さに耐えかね、冬支度をするように――にも捉えられる。
キラ
キラ
デザインなどは、『冷』の手袋に似ている。
唯一マフィーの『マフラー』のみが、望み通りの柄になっていた。
「必要でしたら、小屋に炬燵なども用意できます。
ですが、まあ、まずは中を見てから……ということで。」
「さて、説明に戻ります。
依頼内容にこれ以上のご質問が無ければ、次は報酬の話を。」
報酬。依頼に当たって、ある意味最重要だ。
防寒着で身体は温まったが、懐が寒ければ冬は乗り切れない……
・・・・何もなければ、聞くのがよさそうだ。
149
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/06(日) 00:26:05
>>148
冬支度を終えると『びろうど』を抱き上げて頬擦りする。
猫特有の生臭い魚の臭いは気にしない。
「『びろうど』ぉ〜寒いよぉ〜」
これで便利なスタンド物質が入手できた。
遠距離攻撃に使う小石などは庭で拾えばいい。
敵本体が見えないと意味が無さそうだが。
「報酬の話は小屋に移動しながらしましょうか?」
マフィーくんと小屋の中に二人っきりになるのだろうか。
こんなに小さな男の子と炬燵の中に…
150
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/06(日) 00:44:54
>>148
「やったー!
カッチョイイネー!」
おニューの防寒具にご満悦。
報酬の話は特に問題ないから黙って話をきくぜ!
151
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/06(日) 01:24:24
>>149
>>150
(瀬良野、マフィー)
にゃお
『びろうど』は『冷』の近くにいる。
瀬良野の声に鳴き声を返したが、意思疎通かは謎だ。
・・・・そして。
『冬川冷』
「では、小屋に向かいましょう。
この後は内装をお見せするつもりでしたし。
とはいえ、番は夜からでも構いませんけど。」
時刻はまだ夕方だ。
小屋を見た後は、少し時間が空くかもしれない。
「お荷物は置いておいていただいても。
後でもう一度、ここには戻ってくる予定です。」
・・・・
・・・・
何事もなければ、『冷』を先頭に、部屋を出た。
そして、廊下を歩いていく。
ニャ〜オ
『びろうど』は部屋に残った。
寒い外には、あまり出たくないのだろう……
「では、報酬についてです。
まず、額はお一人につき、『5万円』を。」
「これは番そのものへの報酬です。
現象の対処が成功した場合は、もう『5万円』上乗せいたします。」
『冷』はそういいつつ、歩いていく。
質問があるなら、今するのがいいだろう。
152
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/06(日) 01:53:41
>>151
ぽんっ、とお金を出せる資金力が羨ましい。
『びろうど』に手を振りながら冬川さんとマフィーくんについていく。
「我々が番をする小屋は何に使ってます?
泥棒の目的がよく分からないので何が置いてあるか話してもらえますか」
「物が消えるのは夜間だけですか?
昼間は消えていない感じでしょうか」
『びろうど』と一緒にいた猫とも遊びたいが逃げられてしまいそうだ。
スタンドでも捕まえられるが可哀想だ。
153
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/06(日) 21:50:15
>>152
「5万円っ!
ミーは全然それで構わないネ!
なんてたってセラノとモット君が解決してくれるからネ!
10万円ゲット確実ネ!ハハハ!」
ドッ!ワハハハ!
「えっとネ!
朝小屋に来ると物がなくなってるネ?
なんか痕跡?みたいなのは全くないネ?」
154
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/06(日) 23:30:58
>>152
>>153
(瀬良野とマフィー)
『冬川冷』
「平時は倉庫に使っております。
置かれている物は非常に雑多です。
高価な物は、既に本宅の方に移しました。」
「盗まれる――消えるのは、夜間のみです。今のところは。
夜確認し、起きて再確認すると、消えている、という次第です。
痕跡は、少なくとも私が確認できる限りは……見当たりませんでした。」
そういうことらしかった。
探せば痕跡もあるかもしれない。
・・・・もちろん、無いかもしれない。
……
……
しばらく廊下を歩いて、玄関へ。
「報酬に関して異論ございませんか?
一応、あまり手酷い小屋の損壊にはお気を付けを。」
「もちろん、必要に迫られてでしたら、構いませんが――」
そうでないなら、罰金はありえるだろう。
ニャオ
ニャ〜ア ニャ〜ゴ
猫の鳴き声に見送られつつ、外へ。
小屋に向かう道すがら、他にも何かあれば聞けるだろう。
155
:
【15】瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/07(月) 00:03:04
>>154
「泥棒が大人しく捕まれば一番なのですが。
スタンド使いとの戦闘は二回程度しか経験していないので不安になりますね」
二回とも強力な近距離パワー型に護られていたようなもので戦闘の内に入るか怪しいが。
今回も強力な近距離パワー型と出会えたので引き寄せているのかもしれない。
「物が消える正確な時間が判明したら『過去』を見て追えるのですが。
その前に資金が尽きるから無理ですね」
念の為に指で弾き飛ばせる程度の小石を拾っておく。
敵に当てるためではなく、持ち去ろうとした物を弾き落とすために。
危機を感じて収穫無しに帰るか、意地になって挑んで来るか。
156
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/07(月) 00:51:47
>>154
「うーん、うーん。
ミステリーだけどミーお家壊さないように気をつけるネ!」
特に準備は必要ないので
話を聞いておくよ!
157
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/07(月) 03:19:48
>>155
>>156
(瀬良野とマフィー)
外に出た。空がさっきより、暗くなっていた。
とはいえ電灯が灯っており、足元はともかく前は見える。
それに、身に着けた防寒具のおかげか――先ほどより、寒くない。
『冬川冷』
「いずれにせよ、報酬分、頼りにさせていただきます。」
ザ
ザ
庭を歩き、小屋へ。
先ほど見た通り、普通の四角い木製の小屋だ。
入り口の扉には、二重に錠が掛けられている。
ジャラララ
・・・・『冷』が鍵束を取り出す。
「中はだいたい――学校の教室くらいの広さです。」
「それでは、鍵を開けます。
夜は、鍵を閉めない予定です。
閉めても無駄のようですし、貴方方がいるので。」
ガチャ
ガチャ
ガチャン!
「それから……」
カチカチカチカチ
カチリ
「これで。さあ、どうぞ……」
二重の錠が外された。
中に入るなら、そうするといいだろう――
・・・・あるいは別のことでもいい。
158
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/07(月) 18:09:17
>>157
二重錠だろうが痕跡を残すことなく小屋の内部に忍び込めるのに屋敷内部の物を盗まない。
忍び込んでいる謎の存在は小屋に執着しているようだが。
「マフィーくん、マフィーくん、先に入るよ」
そっと小屋の中に入って見る。
普段は倉庫として使われているので埃っぽいかもしれない。
「あ、電気をつけてください」
警戒して『アメイジング』を前に発現しておく。
ぱっと見て何が置いてあるか把握しよう。
159
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/07(月) 22:46:41
>>157
>>158
「フィー!ポッカポカネ!」
『YOッ!YOッ!』
内部はとりあえずセラノに任せて、
小屋周辺を観察します。
念の為に何か痕跡はないか。足跡はないかなど目をお皿にして探してみるよ!
「セラノー!ミーは小屋の周りをぐるーって探してみるネー!」
160
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/07(月) 23:25:53
>>158
(瀬良野)
あるいは――本宅には、何か都合の悪いことがあるのかもしれない。
小屋でなければ、忍び込めないような理由が。
ギィィ
瀬良野はスタンドを発現し、小屋に入った。
当然ながら、中は暗い。
そして、想像とは違い、あまり埃っぽくはない。
『冬川冷』
「少々お待ちください。」
パチ
ジジジジ
天井の電灯が灯り、小屋内がてらされる。
……広さに比してあまり、物は多くないようだった。
「一晩ここに待機していただくので、少し整理しました。
特に消えては困るものは、なるべく本宅の方へ避難を。」
「ただ、ある程度は残しております。
犯人が存在するなら――それに対するおとりとして。」
見た感じだが……四角形の空間の外側を縁取るように、棚が置かれている。
(参照:ttps://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiO4NfN98nJAhWJoJQKHYaeA-4QjRwIBw&url=http%3A%2F%2Fshop.tairaml.net%2Findex.php%2Fm%2Fproduct_detail%3Fgf_mph%3D21224&bvm=bv.108538919,d.amc&psig=AFQjCNF0XiLanlKz7BW_UA5kiGORdzRfqw&ust=1449584068041864)
棚には色々な物が置かれているが、多いのはプラスチックのケースだ。
(参照:ttps://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjMrMPq98nJAhWIFJQKHWXEC9EQjRwIBw&url=http%3A%2F%2Ff.hatena.com%2Freachan%2F20070409080712&psig=AFQjCNENXd8CowyWhNh6torY4NRPP711Tg&ust=1449584125946561)
本当はもっとごちゃついているのだろう。
あちこちには長期間、物が置かれていた形跡がある。
>>159
(マフィー)
スタンドでまでぬくもりを感じるマフィー。防寒の選択は正しかったらしい。
四角い小屋の周りをぐるりと、探してみる。
小屋の内一辺(入り口から見て右側)は、家の塀に面している。
とはいえ、通り抜ける隙間は十分ある。
塀の高さは、頑張れば乗り越えられそうな程度だ。
ジロォォ
目を皿にするマフィー。
足跡らしきものは……見当たらない。
足跡を消した形跡なども、同じく、見当たらない。
ここまで何も残らないのは、忍者か何かの仕業だろうか――?
ニャ〜ゴ
のんきな鳴き声。
少なくとも今、この辺りは平和そのものだ。
161
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/07(月) 23:59:27
>>159
「ネヘヘーッ!モット君もホッカホカネー!」
『デモ、布ガ腹ノ顔ニチラチラナッテ、邪魔ダYOッ!』
パチパチ
というわけで視界の確保の為、
モット君のコートのボタンはあえて開けておきます。
「あッ!そーネ!モット君
この間モット君が見てた戦争の映画みたいに罠を貼るネ!」
『YOッ!』
ポン! ポン! ポン!
モット君に指示を出していっぱい空の『カプセル』を吐き出させ、
小屋周辺にばらまいておきます。
ぶっちゃけ役に立つかは怪しいですが、
視界が定かではない時間帯に誰かが近づいてきた時に、
周辺にばらまいておく事で、踏んでくれたらパキッ!って音がして、
侵入者を知らせてくれるんじゃないかなーって思ったり。
「モット君が見た映画では
空き缶にピーンって張った糸を通してて、
敵が気付かずに通過するとカランカラン!って鳴って、
知らせてくれたけど、モット君糸とか持ってるネ?」
『持ッテナイシ、ソモソモソンナの面倒クサイYO!!』
「だよネー!」『YOッ!』
ビシバシ グッ グッ!
162
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/08(火) 00:32:44
>>160
「モットくんが産卵している!?
あ、空のカプセルを吐き出しているだけか」
唐突に空のカプセルを吐き出すモットくんに驚く。
無料みたいなので何個か転がっている空カプセルを拾う。
「頑張って! モットくん、武器にするから沢山産んでいいよ!」
謎の応援をモットくんにすると小屋の中を、特に隅っこを見て歩く。
侵入の形跡やら侵入経路として使えそうな場所を見る。
「灯り無しで暗闇を歩いて盗みを働いたのでしょうか?
一通り見終わったら小屋の外も見てみるかな」
電灯が破壊される可能性もあるので懐中時計を冬川さんに貰う必要があるかもしれない。
待ち構えていると分かって今まで通りに来るか怪しいからだ。
163
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/08(火) 01:28:42
>>161
(マフィー)
パチパチ
ボタンは、外した。
流石に耐寒性は落ちるが、これなら視界は万全だ。
ポン ポン ポン
そして空のカプセルをたくさんばら撒く。
もし『何者か』が踏めば、静かな夜のこと、いい合図になるだろう。
うち3個ほど、小屋から出てきた瀬良野が拾ってしまった。
どうやら、敵に対する投擲武器にする腹積もりらしい。
ビシバシ グッ グッ!
ともかく、これは良い作戦――の、はずだ。
少なくとも、敵が常識的な手段で潜入して来るとすれば、だが。
>>162
(瀬良野)
コロ コロ
入り口付近に転がったカプセルを拾う。
……3つほど拾えた。
・・・・そして小屋の中に戻る瀬良野。
『冬川冷』
「懐中電灯なりで照らした可能性も。
あるいは、暗視の訓練を受けているか、そういう能力か――」
侵入の形跡は――『皆無』だ。
「一応ですが、床にも破壊の後などはありません。
この小屋そのものに、そう言った痕跡は、一切ありません。」
「……そこが『異常』なんです。」
壁に穴などない。
罅もない。補修の後すらない……一言で言って、異常だ。
・・・・犯人はこの『閉ざされた箱』に、どう侵入している?
164
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/08(火) 02:42:00
>>163
「本体の姿、音、を消す『ホモ』で猫耳のオッサンのスタンド使いだって存在するんです。
にしても、本当に痕跡が見当たらないってミステリーよりホラーですよ」
天井を見つめて異常が無ければ外に出よう。
もしかすると前提が違うのかもしれない。
「そもそも、密室に発現するスタンドだったりするかな?
広い部屋には発現できない制限付きのスタンド能力かもしれません」
小屋の中に現れるのなら破壊など必要ない。
狭い場所なら何処でも発現でき、持ち上げた物を持ち去る。
そういったスタンド能力だと納得できなくもない。
「探偵じゃないから推理は外れると思いますが。
しかし、僕が不幸を予言すると高確率で近い形で実現するんですよ」
毎回、実現はしないが地味に当たるので非常に怖い。
この前は冗談での警告が言った直後に実現したから笑えないのだ。
165
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/09(水) 22:25:22
>>163
「カプセルはスタンド物質だけど砕けると
数秒したらドロンとしちゃうから気をつけるネー!」
『チナミニ1個1万円ダカラ
大事に扱エYO!!』
ペタペタペタ
という訳で、部屋の中へ戻って
セラノと合流するよ!
166
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/09(水) 23:34:43
>>164
>>165
(瀬良野とマフィー)
天井にも違和感がない。
この小屋に、破壊の痕などは、一切ないのだ。
異物と言えば、隅に溜まった埃や毛のような細かなゴミくらい。
これで、どう侵入が出来るのか。
外界と遮断された『完全に閉じ切った空間』に、どうやって。
『冬川冷』
「スタンド使いの社会には、『規格外』は多いと聞きます。」
『スタンド能力』に因らずとも――という意味だろう。
「何かしらの制約か、理由はあるのでしょうね。
何の縛りも無ければ、この程度の被害で済んでいるとはとても。」
『冷』はそう言って、頷く。
ペタペタペタ
そうこうしているとマフィーが小屋の中に来た。
現在、小屋の戸は開いたままだ。恐らく夜には閉めることになる。
「外は……どうでしたか。」
・・・・『冷』がマフィーに聞く。
167
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/09(水) 23:43:46
>>166
「えっとネー、
外は人っ子1人居ないネ!
一応、侵入者がやってきたら探知できるように
モット君のカプセルを撒いておいたネ!
カプセルはモット君のスタンドだから、スタンドにも反応する筈ネ!」
多分ネ!
「ぶっちゃけ犯人像もよくわかんないネー!
こうなったらミーがじ〜っと見張ってるしかないネ!」
168
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/10(木) 00:11:02
>>166
「確かに少なくない『例外』がいるみたいですね。
口裂け女みたいに視界から消え失せる速度で移動する人間もいましたので」
実はスタンド使いではなく、妖怪のような存在が関わっていたりするのかもしれない。
超能力者が実在するなら妖怪が存在してもおかしくない。
「これが『一万』する? そ、外に置いておくね!
僕だって『一万』でスタンド物質ぐらい出せるよ!」
世界遺産を取り扱うように優しく外の地面に置いておく。
『一万円』の重さを知っているからだ。
「ところで、猫用チーズとか以外にブローチが盗まれてましたね?
それってどんなものでしょうか? 高価な物でも餌になるなら囮にしたい物がありまして」
「『アメイジング』が出す『コイン』を囮にしてしまえば、とても楽なんですが。
射程距離を無視して発現し続ける他に位置が分かるので探知機代わりにと」
モットくんの『カプセル』の他にも仕掛けをしておくべきだ。
よく分からない相手には罠と保険を掛けるに限る。
「猫用チーズの裏にテープで『コイン』を貼りつけるとか、『カプセル』の中にチーズを入れてみるとか」
考えが迷走しているので手掛かりを探さねば。
まだ、見落としていたりするのかもしれない。
169
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/10(木) 01:08:05
>>167
(マフィー)
『冬川冷』
「なるほど、『鳴子』というわけですね。
番をする上で、間違いなく効果的かと思います。」
『冷』は得心した顔で小さく頷く。
「犯人像は――特定できずとも、問題はありません。
早い話が、番の間に入り込んで来れば、どういう輩か分かります。」
入り込んでこないならそれはそれでいい、ということだ。
もちろん、事前調査で敵の情報を得るのも、大事ではある。
ただ、敵の正体は不明でも、見張りさえ済むなら、依頼として問題はないのだろう。
>>168
(瀬良野)
『冬川冷』
「そもそも人間かどうかすらわかりません。
貴方の言うように口裂け女――妖怪のせいなのかも。」
「……都市伝説でしたっけ。」
スタンド使いの世界に常識は通用しない。
一体何が、どう、小屋の中の物を消してしまうのか……?
・・・・可能性は無限にある。
「ブローチは――青い石のついたものです。
あまり高価なものではなかったかと……恐らくですが。」
とのことだった。
囮作戦に役立つ情報だろうか。
「見張りの方法は全てお任せします。協力も可能な限り。
もちろん、当家に損害が出ない範囲でお願いしたいですが。」
恐らく、やり方を決めれば協力は得られるだろう。
何か探すなり、考え直せば見落としはあるかもしれない。
あるいは準備に使う体力を、見張りに温存してもいいかもしれない。
・・・・すべて自由だ。
170
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/10(木) 01:44:37
>>169
「そこまでの被害を出すほど不器用なスタンドじゃないから大丈夫ですよ、きっと。
また外を調べる前にお聞きしたいことが」
「物が消え始める以前に変わったことは?
猫達に目立った異変は? ブローチの所有者は誰でしょうか?」
手当たり次第に質問をする。
泥棒側がランダムに盗むのか、狙いが有って盗むのか。
「『びろうど』と一緒にいた猫についても教えてください。
性格、餌は何が好きか。『びろうど』は猫用チーズを食べるのか」
「御主人は何のお仕事をしていますか?」
首からぶら下げた金貨時計で時間を確認する。
夜になるまでの時間を活用して侵入方法を片鱗だけでも知りたい。
「小屋の中をマフィーくんは探してくれるかな?
僕は小屋の外を念入りに探してみるよ」
小屋の周辺に何か変わった物がないか見て回る。
ぐるっと小屋を周辺を一周しながら地面を見る。
171
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/10(木) 22:52:42
>>169-170
「了解ウォッチネ!
モット君の能力は戦闘向きじゃないけれど、
ミー達だからこそできることがきっとあるハズネ!
今こそモット君の1000万スタンドパワーを発揮する時ネ!」
『YO!』
というわけで小屋に入り、
芋虫みたいな体勢で部屋の隅々を探してみます。
ええい!明らかに第三者の髪の毛とか落ちてないものか!
172
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/10(木) 23:06:42
>>170
(瀬良野)
カチ
カチ
現在時刻は『18時過ぎ』を示している。
本格的な夜の訪れにはまだ時間があるが、冬の空は既に暗い。
『冬川冷』
「かしこまりました、答えられることはお答えします。
まず、物が消え始める以前に兆候などはありませんでした。
猫達は……特に変化というものは無いかと。見ている分には、ですが。」
あまり自信はなさそうだ。
「ブローチの所有者は、この家の家主で私の雇い主である方です。
ただ繰り返すようですが、古いものです。最近は仕舞っていました。」
ブローチは使われていない。
骨董品というよりは、中古品だろうか。
「『猫用チーズ』は『びろうど』ちゃんの好物です。
一緒に――ああ、『しるく』ちゃんですね。
あの子は人見知りで、好物はミルクです。チーズはあまり。」
この問いには『冷』は目を細めて答える。
小さい方の猫(
>>114
)のことだ。
『にゃあ』と鳴いた方の猫。チーズは、あまり食べないらしい。
「主人は現在、職には従事しておりません。ご高齢ですので。
――質問の答えは、以上とさせていただきます。外は暗いのでお気をつけて。」
『冷』が頭を下げる。
探偵の如く質問を重ねたのち、小屋の周りを回る瀬良野。
グル〜〜ッ ・・・
何か、手掛かりはあるだろうか――パッと見では、見つからない。
なにせ、暗いのだ。そこに何があるのかは、分かりにくい。
大量の『ガチャガチャカプセル』があり、歩きづらいのも参る。
狙いを絞る――『○○が無いか』と目を凝らせばまた変わってくるかもしれない。
ニャ〜ゴ
猫の鳴き声が聞こえた。
瀬良野の努力をよそに、のんきなものだ……ともかく、目ぼしい物はない。
>>171
(マフィー)
『冬川冷』
「可愛いですよね、ジ○ニャン。」
無駄なことを言う『冷』。
マフィーと入れ違いに瀬良野が外に出て行った。
ゴロリ
イモ
イモ
芋虫姿勢で隅々まで見るマフィー。
これ実際、立ったまま見て回るより効果的だ。
「後でタオルをお貸しします。
ご希望でしたら、シャワーも。お着替えはありませんが。」
流石に服は汚れるが――
パサ
毛は、まあまあ落ちている。収穫だ。
銀。これは『冷』だろう。支子色。これは瀬良野か。
パサ
・・・・黒い毛? これは誰だ?
173
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/10(木) 23:34:53
>>172
『アイツYOォ〜〜、
オレヲサシオイテマスコット面シヤガッテYOォ〜』
「大丈夫ネ!
子供は泥だけになるのが仕事ネー!
ミー家の中でゴロゴロするの大好きネ! ネネッ!?」
ピョヒョ
見つけた髪の毛を拾い上げ、冷に見せます。
長さとか髪質とかはどんなもんでしょう。
「冷ー!知らない髪の毛を見つけたネ!
ミー凄いネー!この黒い髪の毛は誰のものネー!
さっそく鑑識に回すネー!」
『チョット!!この髪誰ノYO!!
アンタ浮気シテルンジャナイデシYOネ!キーッ!!』
174
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/10(木) 23:53:25
>>172
少しばかり離れて小屋の屋根を見る。
さらに堀の隙間を覗いて見る。
しかし、何も無いだろうなという確信めいたものがある。
小屋にばかり注意が向いて何かを見落として…
(猫の鳴き声か。『びろうど』は屋敷の中で転がっているはずだ。
人見知りの『しるく』の方が遊んでいるのか)
モットくん産の『カプセル』を踏まないように擦り足で移動しよう。
どうにも露骨に猫達を疑うと冬川さんの機嫌を損ねそうだ。
と、遠慮するような良心のエリートではないので猫の鳴き声がした方向に進む。
(好奇心は猫をも殺すらしい、秘密を知りたいなら猫を追うのが近道となるかな?)
警戒して『アメイジング』を前方に移動させる。
175
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/11(金) 00:45:12
>>173
(マフィー)
『冬川冷』
「それはそれは。」
『冷』は曖昧に頷いていた。
これ以上『メタ』に触れるのをよしとしなかったのか――?
・・・・そして。
「――!」
毛は短く、髪質はやや乾いている。
それ以上のことは分からないが……
「黒い毛……この家の主人は白髪です。
私は銀。貴方は金。もし……犯人の毛だとすれば、大手柄です。」
「……中に入る必要がある、ということは。
つまり、捕まえる機会がある、ということ。」
何かの手がかりになるかもしれない。
もっとも、犯人特定には、これだけでは到底足りないが。
「う、浮気なんてしていないよう……
僕が愛してるのはきみだけだよ、子猫ちゃん。」
「……昼ドラがお好きなんですか?」
そして『冷』は『モット君』に呼応するようにそう言った。
これは明らかに推理に無関係なノイズなので気にしなくていいだろう。
>>174
(瀬良野)
外から見ても屋根には何もない。
堀の隙間には、やはりガチャガチャカプセルがたくさんだ。
何もないのだろうか。
一種の確信とともに、聞こえてきた猫の鳴き声の方向に進む――
ピタ
その方向は、『塀の向こう側』だ。
見れば道を挟んだ向かいの塀に『白黒の猫』がおり――
ニャーゴ
タタタタ
瀬良野が近づくと、遠くへと逃げて行った。すぐ見えなくなる。
猫の機動力は人間より高い。
なおかつ塀の向こうなので、追うのは無理だ。
・・・・野良猫だろうか。
176
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/11(金) 01:10:40
>>175
『オレハテレビッコダカラYO〜。
ヨクカラオケトカ連レテッテモラウYO!
マイクは音声拾ッテクレナイケドYO!!』
『ファンファンウィーヒッタステーッステー
ファンファンウィーヒッタステーッステー』
「モット君のオハコの
なんとかかんとかのなんとかって曲ネ!!」
ジ――ッ
髪の毛を凝視します。
「これってどう見ても
人間の髪の毛ネ?短いし犯人はもしかして男の人ネ?
セラノー!謎の髪の毛を見つけたネー!
うーんとネ、後は何を探せばいいネ!!」
177
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/11(金) 01:25:29
>>175
商店街のお婆ちゃんお爺さんが飼っていそうな普通の猫。
猫より堀の隙間に転がる大量の『カプセル』に戦慄した。
(去勢手術されていない猫だったら野良かもしれない。
特に手掛かりも無くて無駄だったのが虚しい)
デューク更家のやっていた奇っ怪な歩行法をしつつ小屋に帰る。
阿武名荘の部屋でやるより広くて良い。
「マフィーくん、あっさり手掛かりを見つけちゃって恐ろしい子!
あ、冬川さんは『黒白』の猫に見覚えはあります?」
優秀なマフィーくんの頭を撫で撫でしながら黒白の猫について聞く。
178
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/11(金) 04:03:35
>>176
(マフィー)
『冬川冷』
「スタンドのカラオケですか――
半自立型というのは、奥が深いものですね。」
そして毛を凝視するマフィー。
ジーッ
これは髪の毛……だろうか?
よく見ると、なんというか『妙』な感じがする。細い……?
(*『毛』の描写ミスがありました。大変申し訳ございません。)
「探したいものがあれば、ご満足の行くまで。
何もなければ、よき時間までご休息いただいても。」
「そのあたりはお任せします。
肝心の番さえしていただければ、私からは何も。」
この女中は細かい事を気にしないタイプらしい。
確かに、調べなくとも番という仕事が出来ないわけではない。
・・・・ほどほどでいいのかもしれない。
>>177
(瀬良野)
普通の猫……だったはずだ。見た目は普通だった。
まあ、何かあったにせよ、今の距離ではどうしようもあるまい。
あのタイミング、あの位置関係……今さらどうしようもない。
スッ スッ スッ
そういうわけで、独特の歩行で小屋へと帰る。
マフィーが妙にひざなどを汚していた。床でも這ったらしい。
手がかりはどうにも見当たらなかったが、依頼は番だ。調べるのはあくまで準備。
身一つかつ短時間で出来る調査は、恐らくは『冷』が既にしている。
そうなると、新たな『手がかり』というのはなかなか難しいのかもしれない。
『冬川冷』
「白黒……飼い猫で白黒は、この辺りでは聞きません。
野良は完全に把握出来てはいませんけど、白黒の野良はいたはずです。」
「とはいえ、猫はきまぐれですからね。
もしかすると遠くから来たのかもしれませんし。」
・・・・とのことだった。
179
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/11(金) 06:37:28
>>178
汚れたマフィーくんのズボンの汚れを優しく叩き落とす。
発見されたらしい毛を興味深そうに見つめる。
「手掛かり探しは手詰まりって感じだね。
外も暗いし、小屋番の準備でもしようか?」
そこいらの猫程度に何を警戒しているのやら。
ほんの少し、『過去視』で追跡しようか迷っている。
「追えるタイプのスタンドなら『過去視』で追える。
それでも手を抜いているみたいで嫌だな」
置いてあるプラスチックのケースの中身を見て歩く。
マフィーくんの真似をして埃の残った場所を探していく。
「冬川さん、冬川さん、念の為に懐中電灯を」
床をスマホのライトで照らしながら念入りに探す。
傍から見ていると理由不明の執念が不気味に見えることだろう。
180
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/11(金) 22:12:31
>>178
「ネヘヘ!
これ以上何も出てきそうにないネ!」
セラノに膝の汚れを払われながら、
アメリカンスマイルで!
「だからネ!」『YO!』
べたん!
床の上に大の字になってゴロン!
調査は大体終わったぽいし番に備えよう
181
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/11(金) 23:47:42
>>179
(瀬良野)
プラスチックケースを開いていく。
とはいえこれも、既に『冷』が行っている可能性は高い。
盗まれたという事実を知っている以上、箱は開けたのだろう。
……床を這う、というのは、彼女はしなかったようだが。
パカッ
中身は雑多な工具や、インテリア、猫用玩具など様々だ。
どれも満杯ではなく、それなりの余裕をもって収納されている。
パカッ
……開けて見た限りだと、毛が入っているとか、そういったことはなかった。
『冬川冷』
「懐中電灯ですね。すぐお持ちします。」
過去視には金銭が必要だ。時間は刻一刻と経過する。
『冷』も、報酬の範疇を超えた調査費は出せないのだろう。
それゆえか、行うことを勧めてきたりは、しないようだった。
>>180
(マフィー)
べたん!
寝転ぶマフィー。
あまり寝心地はよくないようだった。
居眠りせずに済む、という意味では良いかもしれない。
『冬川冷』
「毛布などお持ちしましょうか。
先程も言ったように、炬燵などもご用意出来ます。」
『冷』は瀬良野に頼まれ、懐中電灯を取りに行くらしい。
ついでにお願いしてもよさそうだ。
182
:
【15】瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/12(土) 00:35:37
>>181
この屋敷の主人が猫好きなのか、冬川さんが猫好きなのか。
雇い主の許可無しに飼うことはできないのだから主人が猫好きなのかもしれない。
「少し、気になる。どうにも猫から見られていたような。
マフィーくん、僕は怪しい猫を能力で見てくるよ。
お留守番を頼んで良いかな? 変な物を拾って食べちゃ駄目だよ」
二人の許しがもらえたら外に出て、『黒白の猫』が逃げた方向から『過去視』での追跡を始める。
この寒い夕方に猫が出歩くのは変だと思うのだ。
(視線を向けたら逃げたってところが気になる。
人懐っこくない野良猫は餌を貰えず、餓死していく。
大して勘は良くないが手抜きはしたくない)
余程の時間が経っているわけでもない。
『一分』分の『コイン』で追いつけるはずだ。
183
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/12(土) 22:30:41
>>181
「毛布と枕をお願いしますネ!
ミーはぬくぬくなのが好きネー!」
やる事は大方終わった!
だからセラノの調査が終わるのを待つぜ!
184
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/12(土) 23:06:45
>>182
確認です。
1.『過去遡行』はどの位置から行いましたか?外に出てからでしょうか。
2.『遡行』先は一分前でよかったでしょうか。
185
:
【15】瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/12(土) 23:40:49
>>182
『遡行』開始地点は小屋から出て、黒白の猫がいた場所で始めようと思います。
『遡行先』は白猫を見つけた場面にします。
見知った時間なので送り込めると思います。
指定が曖昧ですみませんでした。
186
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/13(日) 00:11:36
>>183
(マフィー)
『冬川冷』
「かしこまりました。
すぐお持ちしますので、お待ちを。」
そういうと『冷』は本宅の方へ歩いていった。
瀬良野は外に出て行ったため、一人残される。
>>184
(瀬良野)
『冬川冷』
「行ってらっしゃいまし。
戻ってくるまでには、電灯を用意しておきます。」
『冷』の声を背に、瀬良野は外へ。
向かう先は、先ほど『白黒猫』がいた辺り。
ザッ
家を出て、隣家と隔てる路地に入る。
瀬良野から見て右側が『言森家』で、つまり左側の塀の上に猫はいた。
キュルルルルルルル
カシャ!
時間――『遡行先』を定め。
ズギュン!
『猫を見た時間』に、『アメイジング・クラウン』を遡行させた。
時間はぎりぎり一分以内だった。
ォ オオオオ オ オ オ ・・・・
当然、そこには『過去の白黒猫』がいる。
塀の向こう側には『過去の瀬良野』がいて、それを見ているのだろう。
キラ
猫の首には、首輪が着いている。
細く、白黒でチェックの首輪だ。
『白黒猫』
「ニャ?ゴ。」
タタタタ
『過去の白黒猫』は塀の上を走り、 逃げて行く――こちらに向かって、だ。
当然だが『過去の白黒猫』は瀬良野たちを認識できない。
過去には瀬良野たちはいないからだ。
タタタタ
足元を抜けるようにして、一目散にどこかへ向かっていく……
187
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/13(日) 00:20:42
>>186
「よろしくお願いしますネー!」
というわけで続けてゴロゴロするだべ!
188
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/13(日) 00:30:54
>>186
久しぶりの『過去遡行』に緊張感が高まる。
今頃、マフィーくんは「YO!」が口癖のモットくんと転がっているだろう。
(首輪をつけられている、ということは飼い猫か。
人間と違って『コイン』を仕込めないのが残念だ)
置いて行かれないように急いで走る。
猫は素早いが体力自体は大したものではない。
一日の3分の2以上を睡眠に費やす相手に負けるものか。
(他の骨董店への根回しで一年開店していない僕と猫の勝負!
根回しで歩き回る健脚を見せてやるッ!)
延長料金が発生しては困るので本気で走る。
189
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/13(日) 01:44:01
>>187
(マフィー)
そういうわけでごろごろするマフィー。
この視点だとわかるが、黒い毛は他にも数本ある。
そして……そのどれもが、一般的な髪の毛より細く見えた。
ゴロゴロ
ごろごろしている。
無意味ではない……体力の消耗を避けられる……
・・・・
・・・・
『冷』
「お待たせしました。
懐中電灯と、毛布、枕でございます。」
「お暇でしたら娯楽品も用意しましょうか。
将棋、トランプ、音楽、私物ですがゲーム機も。」
『冷』が戻って来た。
そろそろ瀬良野も戻ってくる頃合いだろうか……?
>>188
(瀬良野)
タタタタ
タタタタ
瀬良野は『過去猫』を追い、走る。
猫はただ走るだけだ。逃げる気概など当然――無い。
――そして。
タタタ
ダッ!
『白黒猫』
「…………」
追って行った先猫が逃げた先。向こうからワゴン車が走ってくる。
それに対して、何と猫は大胆にも、跳躍しながら車道に飛び出し――
ブロロロロ
バチ
バチ
そのまま、走って来るワゴン車に衝突し、無残にも残骸に――
「ニャ〜〜〜ゴ!」
バチバチ バチ
キュイン!
『ならない』。
瀬良野は目撃した。
白黒猫に重り合うように、現れた『奇妙な像』を。
機械的で、『白黒猫』とは黒と白が入れ替わったような――
・・・・『身に纏うヴィジョン』!
シュッ ――
ブロロロロロロ
車体との衝突と同時に、ヴィジョンを纏った『白黒猫』が、溶け込むように消失する。
ワゴン車は何事もなかったかのように、そのままどこかへと走っていく……これ以上は追えない。
190
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/13(日) 02:06:48
>>189
猫の癖にスタンドを使うとは悪賢そうだ。
白黒の猫の消えた先を見つめながら冬川さんにスマホで連絡を取る。
「コヒュ…ゼェ…ハァ…」
『過去』から『アメイジング』を現在に呼び戻し、自分の隣に立たせておく。
息を切らせながら屋敷に向かって歩き出す。
「もしもし、瀬良野で…ゼェ…す。盗っ人は、白黒の猫で…ゴホッ…
ふぅ、纏うタイプでした。ワゴン車の衝突をすり抜けていましたよ」
「頑張って帰るのでマフィーくんに伝えておいてください」
帰り道に自販機が有るならドクペ二人分を確保しておく。
191
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/13(日) 23:06:13
>>189
「ネ!ありがとうございますネ!モット君!」
『YO!!』
枕を敷いてモット君に毛布を掛けてもらうよ!
寝ないようにしなきゃな!
「ネ!ミー、トランプも将棋もゲームも大好きネ!
てかゲームはミーよりモット君が得意ネ!
そういえばセラノは一体何してるネ?」
192
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/13(日) 23:26:59
>>190
(瀬良野)
スタンドは精神に寄り添う存在。
死者であれ猫であれ、そこに精神があれば発現する。
あの猫の顔は、確かに悪賢そうにも見えた。
その能力が知性的な物かは、未だ不明だが。
prrr
prrr
冷に電話を掛ける。
『冬川冷』
「冷でございます。
お手柄です。より詳しい話があれば後程お聞かせ願えれば。」
「伝言はしておきます。では、また。」
pi
電話が切れた。
帰り道で、自販機は一つ見つかった。
天の采配か、『ドクぺ』の売っている自販機だ。
あるいはドクぺ好きの者が設置したのかもしれない。
ガコン
ガコン
流石に『ホットドクペ』は無かった。
とはいえ少なくとも走って暑い瀬良野には、この方がいいかもしれない。
射程距離が長いらしく、『防寒着』は未だ瀬良野を包み込んでいる。
・・・・二つのドクペを手に、『言森家』へと戻る。
他に何かあれば、帰り道にすることもできる。
>>191
(マフィー)
『冬川冷』
「いろいろありますので――――」
と、そこに。
prrr
prrr
電話が来て。
「失礼、瀬良野様からです。」
pi
『冷』がスマホを取った。
スピーカーモードにしてくれたらしく、通話内容が把握できる。
pi
切った。
「……とのことです。
お帰りを待ちましょう。
娯楽品はその後、お持ちします。」
そういうことになった。
何かあるなら、今してもいいだろう。なければそれでもよい。
193
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/13(日) 23:37:30
>>192
「ネッ!犯人は野良猫ちゃんネ!
セラノナイスネ!サンキューベリーマッチ!
モット君!それじゃあお片づけするネ!」
『YOッ!』
ポンッ
『モット君』に『カプセル』を吐き出させて、
その中に『毛』を入れてキュッと蓋をしめるよ!
「えーい!」『モギュッ!』
そのカプセルをモット君の口の中に押し込んでおくよ。
モット君が生み出した物質以外をカプセルに収納して
ヴィジョンを解除すると『ガオン!』なので、
小さなゴミはこれでお掃除できるってワケだ。
「オッケーオッケー!
ミーのやる事は全部終わったネ!」
というワケで待つぜ!
194
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/14(月) 00:13:13
>>192
あの透過能力と猫の素早さが厄介だ。
走れない環境か、滑らせて捕まえるのが良さそうな気がする。
(あ、自分の買い忘れた
別にいいかな。いつだって飲める)
やる事は無い、それより帰って自分に有利な環境を作る方が良さそうだ。
それに猫の玩具だってあるから遊んでやるのもいい。
195
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/14(月) 01:01:13
>>193
(マフィー)
『冬川冷』
「相手が分かれば、対策も立てやすいはず。
お任せするだけの身ではありますが、頼もしい限りです。」
コク
『冷』もこの働きに満足らしい。
満足なのが分かりやすい首肯の仕方だ。
ポン
モギュ
そしてマフィーはカプセルを使ってゴミ掃除だ。
粗方綺麗になったところで、瀬良野が戻って来た。
>>194
(瀬良野)
物質透過。もし正しいなら、泥棒猫には最適の能力だ。
だが、どんな能力にも弱点というものは、ある。
それを見ぬくための情報が揃っているとは、言い難いが。
・・・・小屋に戻って来た。
『冬川冷』
「お帰りなさいませ。」
ペコ
『冷』が出迎えてくれた。
手には懐中電灯がある。部屋には毛布が掛けられたマフィー。
・・・・準備するなら今の内だろう。
196
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/14(月) 01:33:15
>>195
「無事に帰って来れました。
二人にお土産のドクペです、どうぞ」
マフィーの毛布に侵入して休憩しよう。
『過去遡行』は神経を使うので地味に疲れる。
「さて、相手は透過能力を使う飼い猫でした。
首輪が付けられていて家まで追跡したかったのですが消えちゃいました。
一瞬だけ透過することでワゴン車の内部に入り込んだと思われます」
懐中電灯を冬川さんから受け取る。
ON/OFFを繰り返し明るさを確認しておく。
「能力は厄介ですが事前に来る相手を把握できています。
小屋に入って来た猫にマタタビを投げましょう」
「冬川さんが外で待機して猫が侵入したのと同時に小屋周辺にマタタビを撒けば逃げられません。
確実に捕まえたい場合は猫用チーズにチョコレートを仕込むと良さそうです。
でも、冬川さんは泥棒と言えど猫を殺したくありませんよね?」
休んだあとは手当たり次第に猫の心を惹きつけそうな道具を探す。
「猫用チーズにはマタタビを振りかけておきましょう。
そっちの方が良いですよね?」
197
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/14(月) 22:27:17
>>195
>>196
「わー!ダメネー!
このお布団はミーのネ!」
ひょいと立ち上がり、
ドクペを受け取りプルタブを起こします。
「サンキューネ!ゴクゴクゴクゴク!!!!
プハァー!!!!」
そうして一気飲み!スカッと爽やか!
CMのオファー待ったなしの豪快な飲みっぷり。
「ネコさんは凄いスタンド使いだったネ!
けど悪い子じゃないっぽいから乱暴はノーネ!
セラノの言う通り誘き寄せて捕まえてあげるネ!」
198
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/14(月) 23:27:14
>>196
(瀬良野)
>>197
(マフィー)
ゴソ
ゴソ
マフィーに掛かった毛布に潜り込む瀬良野。
が、マフィーは立ち上がったので『同衾』は阻まれた。
ゴクゴクゴクゴク
勢いよくドクペを飲むマフィー。
味は知らないが、喉は間違いなく潤った。
『冬川冷』
「……ありがとうございます。
貴方はお飲みにならないのですか? ドクぺ。」
『冷』はこの場で飲み干さないようだ。
ともかく、報告を始める瀬良野。
カチ
ちなみに瀬良野に渡された懐中電灯は一般的なものだ。
夜の暗闇を照らすのには、必要十分の性能だろう。その辺で売ってるレベルだ。
・・・・
・・・・
「あの、よろしいでしょうか。」
説明が済んだとき、『冷』が手を挙げた。
「マタタビは……この家には置いておりません。
確かに、それがあるなら、理想的な方法ではあると思います。」
本当に理想的か? って感じはする。
「傷つけないで済むのであれば、それに越したことは。」
が、無傷で捕えられるならそれに越したことはないのかもしれない。
だがマタタビはどこだ?
瀬良野が道具を探すと、ボールや猫じゃらしなど、様々な猫用玩具は出てくる。
しかしマタタビはどうにもこうにも、置いていないようだった。
まあ、一説には麻薬みたいなものらしいし、望ましくないと思っているのかもしれない。
199
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/15(火) 00:04:49
>>198
「マフィーくん、二人なら暖かいよ。
任天堂も一人より二人、三人より四人、四人より沢山って宣伝してたよ!」
逃げられた悲しみで部屋の隅に移動すると体育座りする。
シクシクと泣いたフリをするがすぐに飽きてやめる。
「透過にも制限があるはず、だといいなぁ。
呼吸を利用した攻撃と足場を破壊する程度しか効果がなさそうです。
捕まえるにも纏うタイプで捕まえ続けられるはずがない」
小屋は壊せないし、穴を掘るわけにもいかない。
猫の苦手な水を浴びせてみようか。
「屋敷は『びろうど』の縄張りです。黒白猫は近寄れない。
猫の習性を利用した攻撃が思いつかない」
200
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/15(火) 00:15:59
>>198
「ドクターペッパーは1885年にバージニア州に住む
ドラッグストア経営者のペッパー氏が開発したドリンクネ!
チェリー風の味をベースにシナモンを始めとする
様々なフレーバーが混じったとってもとっても美味しいドリンクネ!
ちなみに日本では関東圏を中心に販売されてるネ!」
『YOッ!』
『ポンッ』
モット君にカプセルを吐き出させてみます。
「この中にミャオの好きそうな
エサや光物を入れておびき寄せてみるのはどうネ!」
201
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/15(火) 00:27:48
>>199
>>200
(瀬良野とマフィー)
ドクターペッパーの蘊蓄には、『冷』は曖昧に頷いた。
『冬川冷』
「制限――どんな物かは分かりかねます。
しかし、何の制限もない能力など、この世には存在しない、はず。」
「……先の話を考えるに。
少なくとも『地面』には潜れないのではないでしょうか。
それが出来るなら、わざわざ車に身を投じる必要はないでしょうし。」
あくまで『冷』の推測だ。
しかし、実際、わざわざワゴン車に身投げする理由などない。
逃げていたなら、遠くに行くための行動なのだろうが……そうではない。
『ポンッ』
カプセルをひとつ、吐き出させた。
「作戦は全てお任せします。
餌や光物が必要でしたら、用意しましょう。」
「他に何かございますか? 限度はありますが、用意します。」
とのことだった。
必要な物があれば、まとめて言うのが良いかもしれない。
(*PC間での作戦会議には『会話』を推奨します。)
202
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/15(火) 01:09:08
>>201
「飼い猫だから人には慣れているはず。
餌にするのは猫用チーズ、光り物、ぐらい」
「スタンド物質を通り抜けられるか検証するのに『カプセル』は丁度良い。
水を入れたペットボトルと猫用チーズ、光り物、床に敷く絨毯的な物、紙袋が欲しいです。
手伝いましょうか?」
手詰まりなので本人に来ていただくしかない。
203
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/15(火) 22:49:53
>>201
「そうネ!ミーがカプセルを用意するネ!
そこに光りものやエサを詰めて部屋の中に巻いておくネ!」
思いついたことを脊髄反射で言うよ!
204
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/15(火) 23:40:38
>>202
>>203
(瀬良野とマフィー)
『冬川冷』
「では、その方向性でお願いします。
必要な物は、私の方で準備させていただきましょう。
チ―ズや光物は、小屋にあるものをそのまま使うことにします。」
「お手伝いにはおよびません。
ただ、多少――15分ほど小屋を空けていただいてよろしいでしょうか。」
『冷』からの反論などは、特になかった。
小屋を空けてほしいのは、絨毯を用意するためだろう。
それで良ければ、一旦小屋から出ることになりそうだ。
まあ、それでもまだまだ本格的な夜間ではないし、問題はないのかもしれない。
・・・・『冷』は返事を待っている。
205
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/15(火) 23:58:34
>>204
「15分程度で模様替えが済むとは優秀ですね。
そうだ、全体的に用意する物の色は赤、緑でお願いします」
マフィーくんを外から手招きして待つ。
入口で待っていれば、絶対にマフィーくんは逃げられない。
「マフィーくん、外は寒いから手を繋ごう。
それと冬着を赤色に出来ます? 猫は赤色が見えないので」
幼く小さな男の子と手を繋ぐ、最高である。
人間の手は誰かと繋ぐためにあるのだ。
僕がマフィーくんの手を暖める…
206
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/16(水) 00:04:54
>>204
「ガッテン承知ネ!」
というわけで差し伸べられた手を握ろうとしますが、
間にモット君が割り入ります。
『YO!YO!YO!
ドサクレに紛レテToLoveルナコトシヨウトシテンジャネエYO!!』
207
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/16(水) 00:14:36
>>205
>>206
(瀬良野とマフィー)
『冬川冷』
「服の色の件も、後で行います。
内装も、可能な限りは努力します。」
瀬良野の指示に首肯する『冷』。
優秀、という褒めにはにやりと口元を歪ませた。
「では、少々お待ちくださいませ……
あ、水入りボトルはこの後、用意しますので。」
バタン
・・・・
・・・・
・・・・
四角い小屋の戸が閉まった。
瀬良野の魔手がマフィーに迫るが、阻まれる。
……というわけで、時間が少し空いてしまった。
何かあるなら今出来るだろうし、何もないならそれでもよかろう。
208
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/16(水) 00:27:46
>>207
「モットくん? 手を繋ぐことに悪意があるとでも?
マフィーくんは寒くない? 寒いよね!」
謎の熱意でマフィーくんに詰め寄る。
額に謎の汗を浮かばせながら近寄る。
「猫の弱点はマタタビ以外にもある。
緑と赤が正常に認識できない。さらに停止したものだって見えない」
「マフィーくんの弱点は何かな〜?」
脇を擽ろうと真顔で近寄る。
209
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/12/16(水) 23:21:02
>>207
>>208
「やめるネー!
そういうのはミーのキャラじゃないネー!」
ガシィィッ!
『………』
モット君がワキをくすぐろうとする
瀬良野の両手をその巨大な日本の腕で掴み、
バイクのヘッドライトを思わせる機械的な双眼で見つめる…。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
『小僧ォ〜〜ッ』
『チョットバカシィ、
オイタガスギルンジャネエカァ〜ッッッ?』
『オイタヲスルナラ、
相手ヲ選ベ〜ッッッ!!弁エロッッッ小僧ッッッッ!!!!!!!!!!』
210
:
『猫の手も借りる夜』
:2015/12/16(水) 23:31:10
>>208
(瀬良野)
>>209
(マフィー)
猫知識を解決に繋げようとする知性。
そこに、邪悪な変態性を同居させる瀬良野。
ジリ
真顔に秘める意思は如何なるものか。
しかし、今回ばかりは――
ガシィィッ!
『モット・ザ・フープル』の鉄腕が、その魔手を咎める。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
いくら愉快でも『スタンド』だ。
一振りで生物を千切り飛ばす腕力のある、『スタンド』だ。
ここは素直に謝った方が、いいのではないだろうか。
少なくとも、『冷』はここにはいない。仲裁は期待できなさそうだ。
ニャ〜オ
・・・・本宅の方から『びろうど』が二人を見ている。
211
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/12/17(木) 09:53:26
>>210
「わぁ! ごめんね! だから、腕をニギニギは許して!」
無慈悲なモットくんに許しを乞う瀬良野。
御近所に嬉しいような、悲しいような悲鳴を響かせる。
「モットくんには勝てなかったよ。
あ、『びろうど』だ。相手が猫なら猫同士で話をしてくれないものかな」
自分は寒空の下で何をしているのだろうか?
遊んでないで白黒猫の捕獲準備に移ろう。
「懐中電灯の目潰しは猫にとって太陽に目を向けるようなもの。
怯んでいる間に絨毯ごと白黒猫を手繰り寄せて捕まえる予定だよ。
透過するにも見えていない物の透過はできない、はず?」
白黒猫が来ていないか懐中電灯で周囲を照らして探す。
猫は夜行性なので深夜に来るかもしれない。
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