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【場】『黄金原駅』 その3

27ズナームカ『プリンス85』:2015/07/08(水) 01:12:39
>>26
猫を抱きかかえたまま小角はその場で力いっぱい地面を蹴って跳んだ。


    ピョンッ 
        ――グルン

50cmほどジャンプしたところで、上下の感覚が変転するのを感じた。
そして、そのまま地球の重力に従って落下し、地面に両足を付け、着地した。

「小角宝梦さん、ですか?」
「どうも」
「おれの名前は『ズナームカ』です」


『ズナームカ』と名乗った少年は、小角が降りたことを確認すると、
『プリンス85』を回転させながら小角の頭上へと浮遊してきた。
ちょうど、最初に会ったときと同じように、互いに相手を『見上げる』位置で静止した。
それは、絵にすると大体こんな感じだった。




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     O 
     人猫
     〉 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




「ところで」
「猫が捕まえられたので、もうその猫じゃらしはいらないですよね?」
「よかったらそれ、おれにくれません?」

小角の顔を見上げながら、ズナームカはそう言った。


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