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【場】『黄金原駅』 その3

166鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/27(日) 00:06:38
>>165

「なんか、こういうんは敷居高い感じするわ。」

なぜだろうか。

「僕、こう見えてもゲーム結構好きなんよぉ。」

友達が少ないせいか店と家、学校の三つを行き来するだけの日もある。
たまの休みなどどうすればいいか分からず
友達を遊びに誘えばいいものを誘えずに家でおとなしくゲームや読書にいそしんでいる。
それゆえに鈴元涼にとってゲームの腕を磨くことは日課となっていた。

「僕が稗田さんの何?」

が、どれだけ熟練の兵士であっても一瞬の隙が命取りになるように
鈴元がどれだけゲームに慣れていても不注意で死んでしまうこともある。
今回はその例ともいえるだろう。

「へぇ。知ってはるんや。墨彦さんのこと。世間は狭いちゅうか。
 運命的ちゅうか。自分が好きなアイドルに名前知られてるっちゅうんもオモロい話やね。」

ちらりと横目で筐体の画面を見る。
やはりゲームオーバーだ。

「時の運やね。画面から目ぇ離した僕が悪いし。」

「うふふ。惜しい惜しい。
 でも、もう済んだ話。しょうがない話。」

「それにこのゲーム楽しかったわ。」


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