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【ミ】『いともたやすく行われる〇〇〇ない行為』その3
1
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2015/06/06(土) 23:02:01
『自由』に使ってもらって構いませんわよ。
前スレ:
【ミ】『いともたやすく行われる○○○ない行為』その2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1398097285/l50
2
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/06(土) 23:11:20
六月某日――晴天。
その日は朝から梅雨とは思えないくらいの快晴だった。
気温も高く、真夏日と言って差し支えない陽気である。
……まるで、これから始まる『戦い』の熱を象徴するかのように。
真夏日の砂浜に、黒山の人だかりが生まれていた。
人だかりの中心には巨大な特設ステージが設置されており、
そこには一人の少女が佇んでいる。
少女は、緩くカールした茶色い長髪をポニーテールにしていたが……
それ以上に目を惹くのは、間違いなくその服装であろう。
細長く伸びた兎耳を模した金色のヘアバンドに、同じく金色のレオタード。
蝶ネクタイ付きの付襟、カフス、ストッキング。
右腕に白いレースの長手袋を備えているところだけが浮いているが、
総じて――『成金趣味のバニーガール』、と言うべき格好をしている。
彼女のことを知る者が見れば、呆れと共に納得しそうな感じだった。
金言部部長、銀杏羽明日乃。
このミスコンテスト――『黄金小町決定戦』の発案者であり、
主催であり、そして司会を務めることになっている少女だ。
銀杏羽:
『レディィィ――――――――――――――――ス
&ジェントルメ――――――――――――――ン!!』
『ですわ!!』
『皆様、ようこそいらっしゃいました!
わたくし主催であり今回の司会を務める銀杏羽と申します!』
『今日はよろしくお願いしますわね!』
銀杏羽はテンションMAXでそこまで一息に言い切り、
『今回行うのは、簡単なコンテストです!
これからエントリーしていただいた参加者の方々に
順番にアピールをしていただきますので、そのアピールを見た
審査員と観客による評価が一番高かった参加者が優勝! 単純ですわね』
『それでは、まず審査に入る前に審査員の紹介をさせていただきます』
銀杏羽は手でステージの端を指し示す。
巨大なステージの横には、四つのパネラー台が並べられ、
そこには四人の男性――少年もいるが――が座っていた。
やはりというか、審査員に女性はいないようだ。
3
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/06(土) 23:15:07
――――そして、そんなステージの外。
黄金町で開催されるミスコンテストを見物しようと、
黄金町の住人達が大勢砂浜に集まっていた。
人の集まりを見込んで稼ぎに来た出店や、
それ目当てに遊びに来た若者たちも大勢いる――。
(*定期的にこっちにもステージ上の内容をレスします。
アピールレスに評価したい場合は、安価をつけて『投票』という旨のレスをしてください。
投票は1PL1票までとさせていただきますわ)
4
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/06(土) 23:20:50
銀杏羽:
『「鈴眼」より、鈴元涼さん!
彼は金言部の部員の一人でもありますわ』
ワアアァァァアアアアアア
『「秋映学園吹奏楽部」より、板踏甲賀さん!
何で部活が協賛団体にいるのかしらね?』
ワアアァァァアアアアアア
『「骨董店ろいど&えんぺらー」より、瀬良野徹さん!
このお方はわたくしの個人的な知り合いですわ』
ワアアァァァアアアアアア
『「門倉不動産」より、門倉良次さん!
不動産経営というのにお若い方ですわね』
ワアアァァァアアアアアア
銀杏羽の紹介に応じて、歓声が沸き起こって行く。
紹介……というには私情が混じりまくっているが、
それについては気にしてはいけない。盛り上がってるから良いのだ。
『ではでは――早速審査を開始いたしますわよ』
・
『エントリーNo.0!』
・ ・ ・ ・ ・ ・
『銀杏羽明日乃さん、お願いします!』
5
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/06(土) 23:27:15
ガ コッ
銀杏羽の声と共に、ステージ上に暗幕が降ろされる。
一時的ではあるが、巨大なステージ上の全てが隠れる。
そして、機械音が連続した。
――――ウィィイイイ ――z ン
ガシャ シャキ ガシッ
ガキィィ――ン
その瞬間……ステージの『シルエットそのもの』が変化する――。
ザザァン ・・・ ザザァン ・・・
波の音。
暗幕が取り払われたその先には、海の上を航行する巨大なクルーザーがあった。
飛沫を上げながら洋上を動くその上に、一人の少女が佇んでいる。
白い帽子が波風で飛んでしまわないように右手で抑え、
同じように白いワンピースの裾を左手で抑えながら
海を眺めていたその少女は、くるりと『あなた』の方を向いた。
「良い風、ですわね」
茶色い長髪を緩くカールさせた、高貴な雰囲気の少女。
銀杏羽明日乃はそう言って、優しげな笑みを見せる。
普段の破天荒で騒がしい彼女の印象からは乖離しきった、静かな表情だった。
「まったく、退屈な旅になるかと
思っていましたが……なかなかどうして」
ニコ
「『あなた』と一緒だと、こうした静かな時間も楽しめるものですのね」
銀杏羽はそう言って、ぎこちなくはにかむ。
照れくさそうな、それでいてその感覚も好ましいというような、そんな平和な笑み。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・
そこまでは良かった。
ド 、o
ツ ノ ヽ
オ /
ン ・
水面から、突如として飛び出す『鮫』!
もうステージだったんじゃねーのとかどっから鮫出したそういうのは関係ない!
ネタとしても唐突すぎて置いてけぼりになる観客をさらに置き去りにして、
ステージ上の暴挙はさらに進行していく!
「出ましたわね、『太平洋のヌシ』!
さあ行きますわよ、この旅に終止符を打つ為に!!」
ガコン ガコン!
突如、クルーザーの側面が変形し、無数の砲台が顔を出す。
そう、これはクルーザーではなく、そう偽装した覆面小型巡洋艦だったのだ。
「一斉掃射ですわ!」
ドガガガガガガガ
ザザザギギギギギ!!!!
銃声が連続する。
飛び出した巨大な鮫は、そのどてっぱらに無数の風穴を開け、
そしてそのまま吹っ飛んで行き、太平洋の水面を赤く染める絵具となった。
銀杏羽はそれを見届け、満足そうに頷く。
「――――どうです? エキサイティングな経験だったでしょう?」
太陽に照らされたその笑顔は、
その一言で綺麗にまとめようとしている意志が見え隠れしていたが、
どう考えてもそんなんで片付くはずはないのであった――。
6
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/06(土) 23:31:44
再度暗幕が下りて、機械音が連続する。
もう一度ステージが見えるようになるころには、
波飛沫もクルーザーも影も形もなくなっていて、
銀杏羽は成金趣味のバニー姿に戻っていた。
銀杏羽:
『――――さて!
まあ今回は観客の皆さんに「大体どんなアピールが来るのか」を
お伝えする為に、あえてわたくし自ら演技をしてみましたわ!』
『あ、もちろんサンプルなので投票は必要ないですわよ?
したくなる気持ちは分かりますが、わたくしを審査対象に含めてしまうと
ブッチギリで優勝してしまいますからね。それではミスコンの意味がありませんし』
この少女、残念なことにマジで言っている。
ネタとしても滑っていたが、そもそもアレをネタではなく大真面目に、
『クールさをアピールする最高の仕掛け』と考えている。
……審査がなくて良かった、と言うべきか。
『では、これより参加者のアピールの方に入ってもらいましょう』
『まずはエントリーNo.1!
吹野優衣さん、お願いします!』
7
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/06(土) 23:42:39
>>3
> 投票は1PL1票までとさせていただきますわ)
これは『一回のアピールにつき、投票は1PL1票まで』という意味ですわ。
一度投票したら別の参加者のアピールには投票しちゃいけない、ってことじゃないですわよ。
8
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/06(土) 23:46:13
>>5-6
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
………………
…………
……
いや、やっぱり話す言葉が思い浮かばなかったぜ!
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
僕も何を見せられたのかわからなかった…
「恋姫ちゃんが出るって言っていたから会場に来てみたけど……
想像していたミスコンとちがうッ!」
スケッチブック片手に観客席をうろついている。
「ほっ。サンプルか……(よかった)
きっと次の人はたぶんマトモなアピールをするに違いない……」
9
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/06(土) 23:52:37
同級生の応援に来た也哉子は思わず目を疑った……まず部長さんのアレな恰好も驚いたが、問題はそのアピール内容……!
「……お金持ちの人は、どえらいなぁ……」
なんかもうそういう感想しか出てこねぇ。なんだこれ。
「…………あ、今のはジョークなんだね……どえらいわぁ……」
「…………………次は普通の人みたいだね……」ホッ
「普通に可愛い人だなぁ。うふふ、何するんだろ」
10
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/07(日) 00:08:01
グニョーーーーン
何もない空間から、突然現れた。
「……??」
フィーーーーーン
「……ミスコン?
はー、そんなのやってんの。」
フィーーン
フィーーン
「……」
【Q:みたい】
【M:あんまり長居したくないんだけど】
【Q:みたい】
【M:しょーがねーわね】
「……」
(にしても派手な催しね。
……今のは『サメ』? 頭おかしいのかしら。)
(……こっちではこんなもん?
今からの演技で分かるか、そこは。)
11
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員
:2015/06/07(日) 00:24:22
「出張ダイナーですよー!」
「今回のミスコンの協賛団体でもある
ダイナー『Straits』の出張屋台ですよー!」
なんかミスコンやるって言うじゃない。
参加しようと思ったんだけどやっちゃダメな気がしたから、
こうしてあたしは協賛団体として参加しているのよ。
「今日はお祭り特価で全品100円!
ちょっとそこの(
>>8-10
)人達も買っていきませんかー!」
メニューはこれ(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1367417060/3)ね。
にしても、あの茶髪のお嬢様、協賛団体登録のときにちらっと見たけど、
とんでもない浮世離れの仕方してるわね……。
何となく、ジョセフィーヌを思い出すかも。……それはジョセフィーヌに失礼ね。
12
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 00:24:29
>>てきとーに声をかける
「こちら協賛のかとう青果店ですー」
「パイン棒やー すいかカットはー いかがですかー」
屋台で冷えた果物を売っている。
品ぞろえはこんな感じである
ttp://fruits-sakano.amsstudio.jp/
13
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/07(日) 00:29:43
>>11
「林檎のジュースある?
出来るだけ、果汁が多めのやつがいいんだけど。」
目つきの悪い、青黒のポンチョを着た女が声をかけてきた。
その手には100円玉がある。
14
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 00:30:00
そして、登場する一番手――。
身長165センチ、おっとりした雰囲気の可愛らしい少女。
吹野優衣、18歳。
そのアピールが、今、幕を開ける――。
***
カチンコチン
吹野は いま史上最大の窮地に立たされていた。
そう 『上がって』いる。 そりゃもう究極に
>ワアアァァァアアアアアア!!!!!
ワアアァァァアアアアアア!!
ワアアァァァアアアアアア!!!!!
熱狂とも言える歓声と熱狂。そのテンション絶頂ボルテージが肌を突き刺すように襲う。
だが応えねば!! ここで逃げちゃいけないぞ私っ!
「はっ」
縮こまりそうな口を大きく開いて、私は大きく息を吸うとステージの中心一歩前に立つ!!
「しゃ・・・しゃひめまひて(初めまして)!!!
しゅきの ゆうひ(吹野 優位)へすぅっっっ!!!」
・ ・ ・
(噛んじゃった―――――zノああああああ!!!??////////)
ボンッッ!!! と顔を赤らめつつ心の中で絶叫する!!
それでも何とかミスコンだ、人々を受けさせないと。
さぁ、もう後戻りは出来ない!! このミスコンの一番手を華々しく打ち立てるんだ 吹野ぉぉぉ!!!
(※次レスでジャンク・ボックスの投票発現)
15
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/07(日) 00:34:49
「だ、大丈夫かな1番の人……
こっから見てもはっきり分かるくらいアガってたけど。
持ち直せるのかなこっから」
っと、売り子がいるぞ。
ミスコンってこういう出店もあるんだな〜〜〜〜っ。
賑やかしに来たけど、お店めぐりするだけでもけっこう楽しいかも。
16
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員
:2015/06/07(日) 00:36:57
>>13
(霞森)
「いらっしゃいませー」
「勿論ありますよ」 「……」
営業スマイルを浮かべつつ、あたしはそう言うわ。
そして、屋台の陰で下に手を伸ばす。
ガサガサ
スッ・・・
ほどなくして、あたしの手にリンゴジュースが差し出されるわ。
『(ミャア)』
毎度おなじみ屋台システム。
屋台の中は『バベット』がスタンバイする為の
内部空間が作られていて、商品は『バベット』が出してくれるのよ。
これが『バベッツ・ギャスタブッド』の能力。
『軽食』とか『飲み物』とか『食器』を自在に出せるってわけ。
「お待たせしました」 「リンゴジュースです」
「一〇〇円になります」
ニコ
もいちど営業スマイル。
17
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 00:37:52
>>14
(吹野に声援を送る)
ガチガチでいきなり噛んでしまった吹野の姿は、
火島になんとなく内気だった自分自身を思い起こさせた。
「気合だー!がんばれー!いけるいけるー!」
身長201cmの大男が、声援を送る。
18
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/07(日) 00:42:19
>>16-17
「むむ、どっちに行こうか迷うなあ……」
ふたつのラインナップを見比べつつ。
「なんとなくだけどあっちのフルーツ屋さんのほうが
いい人っぽい感じがするぞ。」
フルーツ屋さんに近づいて声をかける。
「(……近くで見たらデカいな! なんだこの人!)
あ、すみません、この『完熟パイン棒』ってのひとつ貰えますか……」
ちょっと背を丸めつつ財布をとりだす。
19
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/07(日) 00:42:25
>>16
(貝橋)
「ありがと」
フィーーーン
不愛想に小銭を渡した。
代わりにジュースを受け取り、その場を離れる。
ゴクゴク
「美味いわ。」
振り返ってそれだけ言って、やはり離れた。
>>14
(中継)
「アガりまくりじゃない。」
フィィーーン
「……あ、そう?
まーアタシには分からないし、任せるわよ。」
(……そういえば、あいつ。
審査員のあいつ。あの時の。)
フィィィーーーーーン
フィィーーーン
20
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員
:2015/06/07(日) 00:51:16
>>19
(霞森)
「ありがとうございましたァー」 ペコォー
お辞儀して見送るわ。
客商売はいつでも愛想を大切にしないとね。
「出張ダイナーでェーす」
客引き再開よ!
21
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 00:52:19
>>18
(久染)
「いらっしゃいませー」
身長201cm 体重135kgの巨体を揺らし、挨拶する。
「100円になりますー 甘酸っぱくてドラゴンおいしいですよー」(ドラゴンガッツポーズ)
完熟パイン棒を手渡す。
ちなみに、全商品100円ね。
品ぞろえ:ttp://fruits-sakano.amsstudio.jp/
22
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/07(日) 00:58:54
>>21
「あっ……ハイ。全品100円……や、安いですね」
デカい!説明不要!その威圧感!
しかし見た目よりもずいぶん優しそうな印象だ。
ドラゴンカインドネスを感じる。
肉厚なその手に100円硬貨を渡して
パイン棒を受けとるぞ。
そしてぺろぺろなめはじめる。ペロ……ペロ……
23
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 01:10:33
>>22
(久染)
君は完熟パイン棒を舐めた。
ペロ……ペロ……チュッチュー
┌──────────────────────────────
│甘酸っぱい完熟パインの濃厚な果汁が口いっぱいに広がる!
└──────────────────────────────
「毎度ありがとうございますー!」
「またのおこしを!ドラゴン!」(サムズアップ)
ドラゴンサムズアップでお見送りだ。
24
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 01:17:48
(面白さ部門)
ナパーム・ビーチ能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/601
サァァァァ
サァァァァ
季節は真夏! 舞台は『ひまわり畑の中』
「・・・ あ あのっ」
そのひまわり畑の中では一人の『学生服(※k市高校服)』
「わ、わたし」
「あ、 貴方の こ、 ここここここっっここ
ことが!!!!」
夏の学生服、ひまわり畑の中。 目前にいるであろう『あの人』へと
吹野は頬を紅潮させて今一大決心の告白をしようとする!!
「だっっっっ い!!!」
. -‐ニ ̄ニ‐- .
_/ \_
=二 ̄ / ',  ̄二=
 ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ; `. 、 .尢r、――――――
/\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
***
「 …はは 」
その言葉の続きを言おうとした最中、ひまわり畑に大きな
ピンク色の爆発が起きた。吹野の『興奮爆発』に連動して
『大好きなあの人』に見立てた『ひまわり』達の大爆発……。
「また・・・ 言えなかったなぁ……」
トボトボと背中を向けて肩を落として消沈を体で表す吹野。
だが、その吹野の後ろのほうでひまわり畑の爆発。そのピンク色の残りがを
上空で見ると・・・?
(※ひまわり畑を上から見た図↓)
■■ ■■
■■■■■■■
■■■■■■■
■■■■■
■■■
■
25
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 01:19:15
>>24
(吹野)
銀杏羽:
『はいっ! 吹野さんアピールありがとうございました!』
銀杏羽がそう言って、吹野が退場していく。
ステージは瞬く間に変形し、元の形に戻った。
ちなみに、観客及び審査員には、
今の光景は空から見た図がオーロラヴィジョン(吹野のアピール特有の設備)
に表示されていてちゃんと目撃できているのであった。
(*と、そんな感じで脳内補完してくださって構いませんわ)
『初々しい感じでしたわね。
告白系アピールはシンプルかつ分かりやすいですわ!』
『では、審査員の皆さん、審査お願いしますわ!』
26
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 01:27:09
>>24-25
(吹野への投票)
「うーん、初々しい!あんまーい!」
シャクシャクシャクシャク……甘いカットスイカ(売り物)を食べながら投票する。
(=゚ω゚)ノ ---===≡≡≡ 『1点』
様子見もかねて1点投げるよ!
27
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/07(日) 01:27:26
>>24-25
「・・・・・・コント?」
「ああ」
「面白さ部門。」
水晶はシラケ顔で言った。
フィィーーン
フィィーーーーン
「……なに?」 「上?」
フィーーン
「ハート?」
「……へえ。」
「いいわよ。あんたの好みなら。」
(……面白さか? って感じはするけど。)
というわけで、投票。
28
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/07(日) 01:39:04
>>24-25
(吹野への投票)
「終始アガりっぱなしだったけど、
あのお姉さんが『どんな人なのか』ってのは
完全初対面で観客席から見てるだけの僕にもよく伝わってきたな……。
それがいいアピールってことなのかな……?」
ペロ……ペロ……チューチュー
「最後、『絵的』なイメージを使った演出は
マンガ家志望の僕的にかなりツボだったな〜〜〜〜〜」
エントリーNo.1 『吹野 優衣』さんに一票! 入れてみよう。
トップバッターの勇気に一票だ!
29
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 03:56:59
板踏甲賀氏評:
まず、登場時の発声は悪くなかった。
ただ、もう少し腹から声が出ているとなお良い。あれは喉を傷める発声だぞ。
ポテンシャル自体は悪くないんだが……まずは腹式呼吸からしっかり覚えてほしいところだ。
口の筋肉が大分硬直してたのもマイナスだな。あまり管楽器には向かないかもしれん。
音楽はパフォーマンスだからな……人前に立つ感覚というのは、これを機に覚えておいてほしい。
で、爆発だが……うーん……パワーはあった。
パワーはあったんだが……それだけだな。良くも悪くも『スフォルツァンド』。強すぎる。
そのスフォルツァンドから、一気に強さとテンポを落として『デクレッシェンド』でフェードアウトしたわけだが……
……うーん……やっぱり『爆発』が強すぎたんじゃないか?
コミカルだった、という意味じゃ確かに『面白さ』ってテーマに合っちゃいるんだがな。
あまりにも爆発が強すぎて、他のパートが弱いと感じる。『スフォルツァンド』を持て余した感じだ。
総合して、もう少し強弱の流れとハーモニーを気にするべきだと感じた。
強いところをどこに入れるか、前後の弱いところとのバランスをどうとるか。
そういうところを意識すれば、いいプレイヤーになると思う。これからに期待だな。
『総合評価』 ⇒ 『3点』
30
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 03:57:13
鈴元涼氏評:
「ぷっ…くくく……」 「うふふ。ふふっ…うふふふ。」
和服を着た少年が笑いをこらえる。
「なんやろ。…吹野さんどないな感じやろ思てんけど…」
「予想外すぎて…しかも……爆発て……」
何度か深呼吸を繰り返し、落ち着こうとする。
ひーひーと呼吸を整えながら審査を開始する。
「失礼。えっと、『かいらしい』です。」 「言いたいけど言えない、甘酸っぱい青春って感じですぅ。」
「吹野さんはのんびりした人やけど、やっぱり女の子らしいトコあるんやなぁって思いましたぁ。」
「えっと、演出も独特でエエです。
一番手がこうすると二番以降は工夫せんとと思うかもしへんね。」
「吹野さんのゆったりした感じと激しい爆発っちゅうのはなかなかの組み合わせ。」
「自分がされたら思うとぉ…」
ちょっぴり赤くなる。
「はずいからぁ、やっぱり、今のナシで。」
「えっと、点数やね。」
鈴元 涼 評価『9点』
「吹野さんが家族やったら楽しいなぁって思うねんけど、後もう一押し欲しかったかなぁ。」
31
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 03:57:45
門倉良次氏評:
「ふゥむ―――」
まずは一番手の『少女』について考える。
『吹野優衣』。見た感じ高校生くらいだろうか。
「初めの自己紹介は初々しかったな。
緊張が過ぎて上手く語れてはいなかったが、
それでも『伝えよう』という気持ちは伝わってきた。
そして、本編の『アピール』。
『伝えられない思いが溢れてしまう様』を『ピンク色の爆発』で表現したという事か
『思春期』の突き抜けるような『暴力的な衝動』を表現するにはベストな選択かもしれないな。
そうなると、『ひまわり畑』は彼女の心中の表現か。
夏の日を一心に浴びてまっすぐ育つ陽の心を持つ少女。
そんな彼女が『恋』という今まで出会った事のない『爆弾』にその身を焦がしている。
しかし、いくら焦燥し、焼け野原になっても、
貴方を思う『ハート』だけは形となって残っている………と。
なるほど―――
純真ながらも、実に豊かな『感性』を持つ娘だ。
彼女とは『公園』のベンチなどといった素朴なところで、
気付いたら日が暮れるまで語り合ってみたいものだね」
『門倉』が、彼女につけた点数は―――『8』
32
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 03:58:02
瀬良野徹氏評:
「り○ん、ち○お系統の青春を思い出しますね。年をとってしまうと失われる率直さが眩しいです」
「告白系アピールで好意を隠す事なく、大爆発で表現したのも良いですよ。奥手そうな吹野さんが積極的なアピール手段として爆発を選んだのは最良の選択と言えるでしょう」
悩む素振りを見せながらクイズ番組で使われてそうなフリップボードに審査結果を書き始める。
「しかしです、残念ながら『2点』」
どかっ、とフリップボードを立てる。
「大爆発に吹野さんが負けてしまっている。奥手なのは伝わりましたが、爆発に負けない主張みたいなものが欲しかったと思います」
「お笑いとしてなら良かったかな。最後の演出が良かっただけに惜しいです」
一般人に何を求めているのだろうか…?
自分の中でハードルを高くし過ぎているような気がしてきた。
33
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 03:58:56
銀杏羽:
『吹野さんの審査員評価は――――』
と、銀杏羽がそう言いかけた瞬間、
彼女の背後にある巨大パネルに数字が出る。
『3』
『9』
『8』
『2』
『これに加え、観客の投票ポイント合計を
独自の計算式にかけて加点した結果!』
『吹野さんの総合得点は……』
『…………』
ダラララララララララ・・・
どこからかドラムロールが聞こえて来る。
デ デ ドン!
『「25点」です!!』
ワー ワー
ワー
34
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/07(日) 04:28:49
>>29-33
>『「25点」です!!』
「これって高ェーのかしら。」
フィィーーン
「うるさいって。
……こんな感じで続いてくのね。」
審査員四人と、投票結果。それが重要になるらしい。
「……まともな審査するじゃない、あいつ。
…………音楽??」
よくわからない審査をするやつもいるようだが……
まあ、それはいい。観客として、ひと時、此方の世を楽しもう。
35
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/07(日) 22:10:57
>>29-33
ワー ワー
ワー
…………あきらかに
審査員席に座ってちゃいけないタイプの人いた気がする。
まあ、とにかく先発の審査は終わったわけだ。
進行予定表をチェックする。
ピラ
「え〜〜〜〜っと、この後の予定は」
>
エントリーNo.2(6/7). 稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』
エントリーNo.36/8) 朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
エントリーNo.4(6/9). 嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
エントリーNo.5(6/10) 灰羽『アクエリアス』
エントリーNo.6(6/11). ココロ『RLP』
エントリーNo.7(6/12) 東郷 日向『エイジ・オブ・インパクト』
エントリーNo.8(6/13) 石動 玲緒『チア・アクシデント』
エントリーNo.9(6/14) 紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
エントリーNo.10(6/15) 須賀山女『クイーンズ・ネスト』
>
「か。なるほどォ――」
・・・パタン
「って次もう恋姫ちゃんじゃないかァ――――――ッ!」
グォォォ ォ オ オ
なんてこった!いきなりクライマックスだ――――ッ
種種雑多、混沌極まるミスコン会場に、ナード&キュートな本職登場!
こいひめ旋風! 果たして吹き荒れるのか――――ッ!
「この環境! 決してホームとは言えないはずッ!
見逃すことは…………できないぜッ!」
36
:
王禅寺 宗吉『アズ・ユー・ライク・イット』
:2015/06/07(日) 22:39:19
「うーん、評価が辛口の人が鬼門そうだなあ。
あの人と吹奏楽部の人にどれだけ点を貰えるかが勝負になりそう」
エントリーナンバー1の評価を見て、苦々しい表情。
今日は『秋映学園』の男子制服を着ての観戦である。
全員『知らない女の子』だし、メイクの参考になればいいなと思ってここにいるのだ。
誰かと面識があれば応援もしたが。
「……ちょっと、出てみたかったかもなぁ……」
誰にも聞こえないくらいの声量で、独り言を呟いた。
37
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 22:41:14
銀杏羽:
『――――さて!』
『No.1の審査員評価は40点中20点。ちょうど中間といったところです。
これははからずも今後の審査の『基準点』になったというところかしら』
金ピカバニーの銀杏羽は顎に手をやりながら、そんなことを呟く。
もっとも、口元のインカムによって呟きもきちんと拾っているが。
『後続はこの得点を超えられるのか否か! それでは行ってもらいましょう!』
『次はエントリーNo.2!
稗田恋姫さん、お願いします!』
38
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 22:43:43
>>37
(中継)
「うおおおおおおおおおおおお!恋姫ちゃんだぁぁぁぁぁぁぁ!」
吼える201cm 135kg。
冷凍果物やすいよー。全商品100円だよー。
品ぞろえ:ttp://fruits-sakano.amsstudio.jp/
39
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/07(日) 22:45:48
「……………………はっ」
ちょっと茫然としていた。
かわいかった。
エントリーナンバー1番の『吹野さん』は、とてもかわいかったのだが……
「……………………どえらいわぁ……」
なんだあの爆発……
「暁利ちゃんと涙音ちゃん、大丈夫かね……」
ちょっと同級生が心配になってきた。あれと張り合うのか、彼女たちは。
「……つ、次はきっと普通だよね、うん。きっと普通よ……」
40
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 23:11:28
ここは――水色のカーテンを閉め切った、うす暗い部屋。
テレビ、最新式ゲーム、グッズの数々。
もちろん、そういう『セット』だ。相手役の人物も用意してもらった。
そして、舞台に上がる。衣装は――水色で、ふりふりのついたパジャマだ。
絹糸のような長い黒髪はまとめていない。化粧もない。ここは……『自室』だから。
稗田恋姫→アピールは『かわいさ』
選んだシチュは『部屋デート(自室)』。
(…………どんな相手がいても、やることは……ひとつ。
……僕は……『夢の与え手』だ。つまらないリアルなんか……今はいらない。)
稗田恋姫は――『アイドル』だ。
あいことばは、『みんなのお姫さま』……そして。この舞台では観客すべてが『王子様』だ。
・ ・ ・夢の時間を始める。
『ピコ ピコ』
『ピコピコ』
二人で肩を並べて、テレビに向かって、対戦ゲームをプレイする。
ファミリー向けの、格闘ゲームだ。
「えひひ、お前ほんと弱いのな……
……だめだめ、タイムなしだっての……常識的に考えて……」
『ピコ ピコ カチ』
『ピコ ピコ』 『ピロリ!』
「……」
・ ・ ・ とさ。
恋姫は――『王子様』の肩に、もたれかかる。
軽い、軽い身体。チョコミントの芳香。
柔らかくて、今にも崩れてしまいそうな、白磁のような肌。
「……えひ。
……タイムは、なしだって言っただろ……」
「コンティニュー、も」
「リセットも」
「タイム制限もないよ……
えひひ、ボーナス、ステージ……かな。」
ふわ、と髪を揺らして、小さく笑った。
そして。
『YOU WIN!』
「…………えひ。
僕の勝ち。…………なんだよ、文句あんの……?」
「もっかい……? えひ。いいよ。
だって、僕は……」
ぽふ。
そのまま倒れこみ、膝に頭を乗せる。
夢幻の様な桜色の瞳を瞬かせて。顔を見上げて、微笑む。
「……お前だけの、お姫さまだから。」
そして幕が、降りる。
これで――恋姫のアピールは終了だ。
41
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 23:19:56
>>40
(恋姫中継)
>「……お前だけの、お姫さまだから。」
「ドラゴンッ!」
悩殺されてのけ反ってブリッジ!
「エキサイティング!」
そこから逆立ち!
「K・O・I・H・I・M・E!」
バック転をする!
42
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/07(日) 23:26:36
銀杏羽:
『はいっ! 稗田さんアピールありがとうございました!』
銀杏羽がそう言って、稗田が退場していく。
ステージ上の仕掛けは迅速に取り払われ、元の姿を取り戻す。
『自宅デート。臨場感、親近感については得やすいですが、
何の変哲もない日常を見せるのは並大抵の自信ではできませんわ。
もっとも、わたくしのアレは何てことない日常でしたけれども!』
何故かアイドルに張り合おうとする金ピカバニーである。
『では、審査員の皆さん、審査お願いしますわ!』
43
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 23:33:28
>>42
(恋姫に投票)
「ドラゴン!」
バック転から着地。
「いいんじゃない!いいんじゃない!」
201cm 135kgの巨体が仁王立ちする。
「ドラゴン昂ってきたよ!」
(=゚ω゚)ノ ---===≡≡≡ 『1点』
1点投げるよ!
44
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/07(日) 23:34:39
>>42
(恋姫に投票)
ワー ワー
ワー
誰が言ったか、
『アイドル』とは『向けられた視線』に対して『夢』を返すもののことだと……
十の視線には十の夢を、百の視線には百の夢を、千の夢には千の夢を、
それがアイドルという存在のあり方なのだと……
しかし今日!
ステージの上で彼女が見せたのは、
『たったひとつの視線』に向けて返された、
たったひとつの夢だった!
これが!
これが! ナチュラル・ボーン・アイドル!
これが 『稗田 恋姫』だ――――――ッ!
エントリーNo.2『稗田 恋姫』ちゃんに『一票』!
『うつつ』に『夢』を与える少女の未来、祈らずにはいられない『一票』だ!
45
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/07(日) 23:36:16
>>40
「………………はぁぁぁ〜〜〜……」
思わず、ため息がこぼれる。
「どえらいわぁ……」
別に自分のことでもないのに、頬が熱くなる。
『自室デート』……なんて甘美な響きだろう!
このなんてことない風景だけでこう、その、ああ、なんか恥ずかしい!見てるこっちが恥ずかしい!
胸やけしそうである!とてもこう、恥ずかしいぞこれは!
>>41
「…………ひっ」
ところですごいことになってる人がいて引いた。
あの八百屋さんはダメだ。ヤバイ人だ。近寄らないようにしよう。
46
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 23:42:08
>>45
(ヤーコ)
「いらっしゃいませ」
声をかける。
冷凍果物やすいよー。全商品100円だよー。
品ぞろえ:ttp://fruits-sakano.amsstudio.jp/
47
:
王禅寺 宗吉『アズ・ユー・ライク・イット』
:2015/06/07(日) 23:43:13
>>40
「……あ、あまい」
なんていうか、すごい……すごいな。すごい。
『見習おう』……と思ったのだった。
ただ、なんというか、先ほどのアピールのインパクトが強すぎて、
こっちは距離が近すぎてインパクトが弱くなっている気もする。
なんだろう……アイドルの『イメージビデオ』みたいな感じだ。
48
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/07(日) 23:43:40
>>40
「カワイイ部門ってやつね。
……あのピコピコ音って苦手だわ。」
「あんたは?」
フィィィィーーーーン
「…………あっそ。
あんたも光り方がピコピコみたいだから?」
フィーン
フィーン
フィィィィィィーーーーーーーーーン
「そっち? じゃあ全員じゃないの?
……ああ、違うのもいるのね。ふうん。」
「……アタシが出たらどーするよ?」
フィーン フィーン
「あっそ。」
投票する。
49
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/07(日) 23:45:53
>>46
(ドラゴン)
「ひっ」
ロックオンされた!
「え、えっと……その……じゃあ『メロンジュース』一つください……」
ここで逃げ出すのはむしろ危険だ……あえて差し出そう……それがベスト……!
50
:
須磨『ズーマ』
:2015/06/07(日) 23:51:00
>>46
「メロンジュース一つちょーだーい!」
100円玉を掌に乗せて差し出す、近所の小学生。
イベントの意味も解らず、屋台につられてやってきたようだ。
51
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/07(日) 23:54:20
>>47
(王禅寺)
「甘い果物いかがですかー」
声をかける。
冷凍果物やすいよー。全商品100円だよー。
品ぞろえ:ttp://fruits-sakano.amsstudio.jp/
>>48
(ヤーコ)
「はい、100%メロンジュース!」
大きな手でストローの刺さったメロンの塊を差し出す。
「100円になりますー」
<おお、姉ちゃんもっと金持ってるんじゃろ……ピョンピョンせいや……> というような目はしていない。
>>50
(須磨)
「はい、100円いただきましたー」
「はい、100%メロンジュースどうぞー!」
大きな手でストローの刺さったメロンの塊を差し出す。
52
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 00:06:26
鈴元涼氏評:
アピール終了後、鈴元が無意識のうちに顔を覆っていた。
「『かいらしい』…思った以上に……『かいらしい』」
しばらくの沈黙。考えをまとめているようだ。
「えっと、まずは『ありがとうございます』と言いたいです。」
「まぁ知ってはる人は知ってはる思うんで、細かくは言わんけど
稗田さんは他の人とは違うトコにおる思います。」
「それゆえに評価されやすい。」 「それゆえに評価が高くなりがち。」 「この結果で諸問題がつきまとうかもしれん。」
「でも、『参加した』。その事実に『感謝』したいです。」
一息入れる。
「えっと、審査の方やね。」
「『自室』っていうんは、ある種神聖なトコ。自分の生活感が一番出る場所ですわ。」
「そこに入れる相手っちゅんはやっぱり信頼してる相手や思うんよ。
変化球気味やけど根っこは正統派っちゅうんも、稗田さん自身の能力があってこそやろか。」
「一見無気力。でも見えてくる無量のかいらしさは、まるでいちご大福のような味わいを感じます。」
「最後の言葉もエエね。あれだけで多くの男性を魅了できる。稗田さんにはそれだけの力がある。」
「ちゅうわけで、審査の方ですけどぉ。」
鈴元 涼 評価『8点』
「僕もゲーム好きやし、これぐらいでもエエかなって。」 「僕も一緒に遊びたいわぁ。」
53
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 00:07:14
板踏甲賀氏評:
「…………正直に言うと……かなり、期待していたんだ」
眉根を潜め、苦々しい表情をステージに向ける。
「わかってるさ。
『こいひめ』は『アイドル』であって『歌手』じゃあない。
ましてや名義は『こいひめ』ですらない。
だから俺の期待が的外れだってのはわかってるんだが……」
大きく、ため息を一つ。
「……やはり、『歌』を聴きたかったというのが正直な感想だ。
『コミュニケーションツール』として特化した『アイドルソング』ってのは、こういう時に一番輝く。
本職のアイドルが、好き勝手にやれるこの舞台……ああ、聴きたかったさ。聴きたかったとも」
……そう、実はこの男、こいひめのファンである。
ファンと言っても、厳密にいえば彼女の『歌』のファンであって、一般的な『アイドルのファン』とはかなりタイプが違うのだが。
今回、生かつ至近距離でこいひめの歌を聴けるかもしれないと聞き、結構期待していたのだ。
「ハァー……まぁいい。審査だが」
「いかにも『らしい』といえばらしい内容だったな。
『ドゥルチェメンテ』……甘く、うっとりとするようなアピールだった。
だが、それは『良くも悪くも』だ。さっきの奴と同じか、あるいは逆。全体として『弱すぎる』」
「構成としてフワフワしすぎなんじゃないか? もう少しアクセントが欲しいところだ。
甘さが胸につかえて、喉から出てこない。
出来の悪い『クラリネットソロ』でも聞いてる気分だぜ。
もう少し強弱を意識してほしい……『フォルテ』があるから『ピアノ』が際立つんだ。
雰囲気を損なわないためには、『クレッシェンド』か……あるいはもう少し全体を強めにして『デクレッシェンド』で締めるかだな」
「ま、元々『ソロ』で活動してるわけじゃあないんだしな……その辺のバランス感覚が無いのも仕方ないと言えば仕方ないんだが。
『ソロの調和』ってのは、できればこれを機に意識してみてほしい」
『総合評価』 ⇒ 『2点』
54
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 00:07:42
門倉良次氏評:
「二番手は―――『稗田恋姫』という子か」
パンフレットで名前を確認しつつ、『門倉』はじっと腕組みをする。
『ご当地アイドル』云々については、残念ながら知らない。
「『TVゲーム』―――
わざわざこのシチュエーションを選ぶという事は彼女は『ゲーム好き』なんだろうな。
ラフな格好を見るに家で彼氏と戯れているという設定か。
ゲームで勝つ事で、たとえ彼氏にも負けたくないゲームへのこだわりと勝気な性格を表現。
しかし、この場は『ボーナスゲーム』であり、『お前だけのお姫様』と言い切る事で、
そんな自分でも相手に『首ったけ』だ、という事をアピールしているわけだね。
そのギャップが彼女の魅力として、存分に表現されていると思うよ。
ただ―――野暮な突っ込みになってしまうけど、
前半で『コンティニューはない』と言った事と、
後半で『もっかい』を許している事実が少し齟齬をきたしているように思える。
『もっかい』を許す流れから『最後の決め台詞』に繋がるわけで、
その流れを澱ませるような前半が、少し、気になってしまったな。
………ただまあ、それはそれとして、とても可愛かったので」
『門倉』が、彼女につけた点数は―――『6』
55
:
須磨『ズーマ』
:2015/06/08(月) 00:30:20
>>51
(ドラゴン・ガイ)
「すんげー! こんなにくれるのぉー!?
給食のデザートでかっちんとケンカしてたのバカみたいじゃん!
かっちんゴメン! いただきまーす!」
ズゾッ
ズゾゾゾゾゾゾゾッ!!
バキュームの如く一気に吸い込み、グビグビと飲み干していく。
丸目も相まって『ひょっとこ』みたいにマヌケな顔つきだ。
>ALL
「ねぇーねぇー、これって何してるのぉー?」
暇そうな観客の皆さんに事の次第を質問してみる。
56
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/06/08(月) 00:41:36
>>55
「知らないネ!
なんか賑やかだから来たネ!」
57
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/08(月) 00:41:37
>>55
「ミスコンってやつらしいわ。」
「女の子が出てくる。
んで、カワイイと思ったら投票すんのよ。」
近くにいた、青黒のポンチョを着た女が言った。
58
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/08(月) 00:44:32
>>51
(ドラゴン)
「ど、どうもぉ……」
おずおずとメロンを受け取り、おずおずと100円を支払う。
こわい……デカいし。すごい怖い……
チュー
(あ、でもこのジュースおいしい……)
ジュースはおいしかった。
>>52-54
(審査)
(んー、評価はあんまりよくないみたいだね。
…………なんかそもそもなんでここにいるのかわかんない人もいるけど……さっきといい、あの人何しに来てるんだろう……)
音楽。音楽って何だ。哲学を感じた。
>>55
(須磨)
ところで隣で同じくメロンジュースを買っていた男の子だが、これが何のイベントだかわかっていないようだ。
……まぁ人だかりもすごいし、自然と寄ってきたのだろうなぁと推測する。質問に答えてあげよう。
「えっとね、『ミスコン』……ってわかるかな。
黄金町で一番ステキな女性を決める大会をやってるんだよー。
今二人目の人が終わったところでねー。『いいな』って思ったら、あたしたちも投票していいんだって」
59
:
須磨『ズーマ』
:2015/06/08(月) 00:51:47
>>56
(マフィー)
「これウマいからマフィー君も飲めよー」
屋台のメロンジュースを指さす。
お金さえ払えば勝手に取ってもいいんじゃないかな。
>>57-58
(霞森&関東)
「マジで! じゃあ、じゃあ、ボクに一票!
おねぇーさん達もボクに一票ね!」
「うおっ、ポンチョかっけぇ!
武井咲みたい、かっけぇー!」
ゴクゴクゴクゴクッ
ストローに口を付けて冷たいジュースを飲み続ける。
イベントの趣旨は理解したようだ(?)
60
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/08(月) 00:59:36
>>59
(須磨)
「あっそ……まー減るもんでもねーし、いいわよ。」
ってことで須磨に一票。
まあともかく。
「タケイ? 芸能人か誰か?
……まーいいわ。投票したいなら向こうよ。」
一応、指し示しておく。
>>58
(ヤーコ)
「ちなみにだけど、あんたはなんで出なかったの?」
ヒマなので声をかける。
61
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/08(月) 01:02:09
>>59
(須磨)
「……うん。うーん?」
理解してないよね。
絶対理解してないよねこれ。
「えっと、ていうかキミ男の子だよね……?
そうじゃなくてほら、あのステージの上に出て来た女の子を見て、投票するか決めるんだよ」
62
:
マフィー『モット・ザ・フープル』
:2015/06/08(月) 01:02:45
>>59
(須磨)
「やッたネー!
メロンネー!」
メロンジュースの中にドクペぶち込んで
ストローでちゅーちゅー。
>>58
(関東)
「ヘイ!」
>>60
(霞森)
「ヘイ!」
63
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/08(月) 01:06:34
>>60
(霞森)
「えっ!?」
急に話を振られたので驚いた。
「えっと……あ、あたし別にそんなに可愛くないし……
それにステージなんかに立ったら、き、緊張して倒れちゃいますよぉ」
想像したのか、顔を真っ赤にして答える。
恥ずかしがりやさんなのだ、根本的に。
「それに、友達が出るんで……あたしは応援なんです。
あ、そういうお姉さんこそ、どうして出なかったんですか?」
64
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 01:07:07
『『骨董品屋ろいど&えんぺらー』さんはちょっと席を外しておりますので、
今回の審査は代わりにわたくしが行いますわ!』
そう言って、金ピカバニーの銀杏羽は胸を張って審査を開始する。
一言評価的なものはやっていたが、本格的な評価は初めてだ。
浮世離れしたこの少女は果たしてどんな評価をするのか――。
『で――肝心の審査の方ですが』
『先程も言った通り、自宅デートというシチュエーションは、
日常感の演出という意味では有用ですが、それは
『何の変哲もない日常』を大多数にとって魅力的に映せる地力があってこそ』
『そういう意味で稗田さんのアピールは、それ自体から自分の魅力に対する
強い自負が感じられ――――そして、その自負に相応しい魅力があった、と断言しますわ!』
『ただ惜しむらくは、今回のステージの特色である『ギミック』をあまり使わなかった点でしょうか。
これは自分の魅力だけでなるべく勝負したいというプロ意識の表れでしょうが――』
そこまで言って、銀杏羽は簡潔に稗田の審査を総括する。
『端的に言って、『一般庶民の日常』って感じでしたわ! 7点!』
65
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/08(月) 01:13:42
>>63
「へえ、そんなもんなの。」
フィィィーーン
「……十分かわいいって意見もあるわ。
まあ、ハズいってんならしょうがないわね。」
小さく笑う。
「友達。さっきの二人? それともこれから?
……アタシ? アタシは今日知ったからムリだわ。」
フィィーーーン フィィィーーーーン
「まあ、知ってても出なかったかも。
こう見えてアタシ、ババアだから。」
66
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/08(月) 01:38:15
>>62
「ヘイ」
返しておく。
「あんたも票欲しい?
それか別の用事?」
フィィーーン
「呼んでみただけ?」
67
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/08(月) 01:41:40
>>62
(マフィー)
「へ、へい?」
テンションの高い人だ!
>>65
(霞森)
「も、もー、かわいいとか、たーけたこと言ったらいかんがね!」
とても恥ずかしがった。
「あたしの友達は、これからですね。暁利ちゃんと、涙音ちゃんって言うんですが」
「お姉さん、そんなに年上には見えませんけどねぇ……
結構、20代ぐらいの参加者もいるらしいですよ?」
68
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/08(月) 01:48:30
>>67
「ごめんごめん。
エート……方言っていうのよね、そーいうの。
馬鹿なこと言うんじゃないわよ! って理解したけど――」
フィィーーン
「まあ、ともかく評価してるやつはいるもんよ。
ま、気を悪くしたなら謝るわ。」
水晶は極めて無感情というか――伝聞的に言った。
実際、それは伝聞だから。
「きらり、と、るね。
ああ、片方は次が出番っぽい?」 フィィーー
ステージを見ておく。
……そして。
フィィーー
「人は見かけによらないのよ。
アタシの若作りは特別だからさ。」
微笑むその顔は、20代に行くか行かないか程度だ。
69
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 03:16:24
銀杏羽:
『稗田さんの審査員評価は――――』
と、銀杏羽がそう言いかけた瞬間、
彼女の背後にある巨大パネルに数字が出る。
『8』
『2』
『6』
『7』
『これに加え、観客の投票ポイント合計を
独自の計算式にかけて加点した結果!』
『稗田さんの総合得点は……』
『…………』
ダラララララララララ・・・
どこからかドラムロールが聞こえて来る。
デ デ ドン!(二回目)
『「26点」です!!』
ワー ワー
ワー
70
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 22:58:18
銀杏羽:
『――――さて!』
『No.2の審査員評価は40点中23点。なかなかに僅差ですわね。
ただ、このあたりが平均値ということになりそうかしら。まだ展開は分かりませんわ』
金ピカバニーの銀杏羽が得点内容を分析する。
『続く参加者はどう出るか!』
『次はエントリーNo.3! わが金言部よりの刺客!
涙音、一発見せてやりなさい!!』
思いっきり司会進行に私情が挟まっているのは気にしてはいけない。
71
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/08(月) 23:00:36
>>68
(霞森)
「あっ、す、すみません。
名古屋から出て来たばかりで、方言が抜けなくて……」
恥ずかしがった!
とても恥ずかしがり屋さんなのだ。
「いえその、気を悪くしたとかじゃ……す、すみません。せっかく褒めていただいたのに」
そして今度は申し訳なさそうにした。忙しい子だ。
「あ、はい。次は涙音ちゃんですね。
大丈夫かなぁ……うぅ、あたしが緊張してきた……」
視線はステージに向けておく。
年齢は……まぁ、はぐらかしているのだからはぐらかされておこう。
女性に対して年齢の話題を深く追求するのはNGだ。也哉子は空気の読める子でもあった。
>>69
(恋姫結果)
「あ、結構低い……すごくかわいいと思ったんですけどねー。
審査員の好みに合わなかったのかなぁ」
72
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 23:12:30
「…フッ、や、や、やってみせますよ…!
金言部、だ、だ、代表たる私が!」
(フ…ヒヒヒ…
こ、ここまでやれば私にだって機会は巡ってくるはず…!)
ちなみに、涙音が選んだのはまさかの『クールさ』部門であった
そして…舞台は場面転換する。
ザザーン…
ザザーン…
ここは炎天下の砂浜…
夏真っ盛りなだけあって周囲も賑わっている…。
「ごめんなさい!ちょっとおまたせしてしまいましたね。」
そう言って舞台袖のあたりから、涙音の姿が見えてくる。
ちょうど今は夏休み。ちょっと遠出してこんな砂浜に来たのだが…
「…せっかく二人でゆっくりと思ってたのに…
残念ですね…」
涙音は、傍らにいる『彼』に向けて(グラサンの下から)視線を向ける。
ちなみに涙音の格好は…へそ出しの白で花柄のビキニ姿である。随分と大胆だ。
惜しげも無く自分の『刺青』である『ターゲットスコープ』が見えている。
「あ、この格好は初めてでしたね。ちょっとびっくりさせちゃいましたか?」
そう言って微笑んで見せている。しかし…
(…フヒヒ…お、お母さんの指示通り…水着で出場してやったぞ…
こ、これが一番いいって、占いでも言ってたし!)
なんか顔が赤いし、ちょっと恥ずかしそうだ。でも演技は続行する。
「あ、これはね…今流行りのタトゥーシールってやつですよ。
かっこいい…ですよね?」
そう言って『彼』に語りかける。
ある意味観客に「本物じゃありませんよ」アピールをしているつもりのようだ。
「そうだ、せっかくだからビーチバレーやりましょうよ。
ほら、とっても楽しいですよ。」
少し離れた場所でビーチボールが飛んでいる。他の人が遊んでいるのだろう。
73
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 23:12:54
(フヒヒ…私のアピール戦術はこうだ…
舞台裏で、ボールを飛ばしてもらい、それは彼がトスしたものと設定する…。
私の能力で、ちょうどボールの接触箇所に『的』を作る…
そしてそれを利用して華麗で強烈なスマッシュを決めてクールさアピール!
フヒヒヒヒ…完璧…完璧なクールさだ!)
※脳内音声なので他の人には聞こえませんが、観客にはちょっと口元が釣り上がって見えています。
「さぁ!早速始めましょ…」
と言おうとした所で、どういうわけか涙音には舞台裏が騒がしく聞こえてくる。
バシュウ!!
「あっ!やべえ!」 「想定と違う!速すぎるぞ!」
…何やらステージの向こうから小さ〜くやばそうな声が聞こえたかと思うと
「…う?どうしたんで…」
ド ヒ ュ ゥ ゥ ゥ ン !!
なんと、ボールが涙音の方へ向けて勢い良く飛んできたのだ!
一見演出に見えるが…
「ええええぇ!?危ないっ!!」
演技にしては迫真すぎる。まるでほんとに想定外のことを見ているかのようである…!
ド ゴ アッ !!!
「ブゲフッ!!」
そのまま鳩尾に直撃!!
「アグア!」
ドザァッ!
ステージに仰向けに涙音は倒れこむ…
74
:
須磨『ズーマ』
:2015/06/08(月) 23:15:38
>>73
「なんてこった! 朱鷺宮が殺されちゃった!」
ゴロロロロロロ...
75
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 23:17:06
……仰向けになって涙音は考える。
(なんでだぁっ!?
こんなときにっ…
ひどすぎる…不幸だわ…不幸すぎるわ…やはり私は不幸の極みなんだわ…
て言うか何なの?優勝妨害…?!馬鹿な…なんでだぁ!?)
ひどく混乱していたが…しかし、
(…ダメだ…このままだと失格…!!)
急いで冷静に考え始める…
「うう…!」
またしても苦しそうな声が出た。しかし、涙音の復活は速い…
(……なんて言ってられるか…!
…これで挫けてなるものか…
こうなったら…!)
…だが、涙音は肘をついてゆっくりと立ち上がる…
(こっから先は…
アドリブで…!
やってやるよ!!!)
片膝をついて、かろうじて顔を上げた
「う…く…だいじょうぶ…ですか?
危な…かった…ですね…
わたしが…たまたま…目の前に居なければ…
たいへんでした…」
軽く苦しげな声で、『彼』へと語りかける。顔が苦しそうだが、それでも微笑みかける。
そう、涙音は彼のちょうど前に立っていた。そして勢い良く飛んできたボールの盾となり…
見事『彼』を守り切った(という設定に急遽変更した)のだ!!
「フ…ヒヒ…今まで私は、不幸…だと思ってましたけど…
でも、この『不幸』が…あなたを守れるというのならば…」
そう言って、手を差し伸べる。そして『彼』に近寄って行き
「…もしかしたら、最高に…『幸運』なのかもしれませんね」
そのまま、精一杯の笑顔で『彼』に顔を近づけ、それから手をつなぐ
「さ、続き…やりましょう?
私全然…平気…ですから…」
そう言ってまた微笑んだ…。
――――――――――――ブツッ
…そこでステージの照明は落ちてしまった!アピールタイム終了だ。
76
:
霞森 水晶『Q-TIP』
:2015/06/08(月) 23:22:54
>>72-73
>>75
(朱鷺宮)
「どこがクール?
面白さ……可愛さならまあわかるけど。」
「これはさすがに――」
フィィーーン
フィィィィーーーーーーーーーン
「多分そうよ?
チチでかいけど。」
フィィーーン
「……あっそ。まあ任せるけどさ。
も〜ちょっと、節度っつーかさ。」
投票する。
77
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/08(月) 23:24:32
銀杏羽:
『涙音……あなたはよく頑張りましたわ……ゆっくりお休みなさい……』
銀杏羽がそう言って、朱鷺宮が退場していく。
暗転したステージが再度明かりを取り戻した後には、もう何も残っていなかった。
『ま、まあ……色々とありましたが、クールで頼りがいのある彼女の
一面がよく演出できていたのではないでしょうか……。
むしろあのアクシデントがあったのにクールに徹した実力は称賛されるべきですわ』
身内なのでフォローする金ピカバニー。
>審査陣
『で、では、審査員の皆さん、審査お願いしますわ!』
78
:
王禅寺 宗吉『アズ・ユー・ライク・イット』
:2015/06/08(月) 23:30:57
「い、痛い……」
身体を張るということとクールさというのは違うと思うんだ……。
思わず軽く腹部を抑えずにはいられなかった。
79
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/08(月) 23:39:02
>>62
(マフィー)
「まいどありー」
行間でお金をもらっておいた。
冷凍果物やすいよー。全商品100円だよー。
品ぞろえ:ttp://fruits-sakano.amsstudio.jp/
>>72
>>73
>>75
(朱鷺宮)
「うーん、ドラゴン様子見!」
様子見しておこう。
80
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/09(火) 00:19:15
>>72
>>73
>>75
(朱鷺宮)
「うぅっ、涙音ちゃん……やっぱりやっちゃったんだね……」
ほろり。
かわいそうに……一世一代の大舞台って感じで、すごく気合い入ってたのに……
でもそのガッツは評価したい。
頑張ったよ涙音ちゃん。今度お腹に優しいヨーグルト買ってあげるね……
81
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 00:21:11
鈴元涼氏評:
「……」
「………」
「…………」
無言である。難しい表情で腕を組んでいる。
先ほどまでの審査とは態度が違うようだ。
「…えっと、はじめまして、やんね?
お腹、大丈夫?あんまり女の子がお腹に物をぽんぽこ当てるもんやないで?」
「その格好は、その、目のやり場に困るっちゅうか……まぁ、ミスコンやし。エエかな…」
「後、僕英語は苦手なんやけど『クール』ってそういう意味、なんかな。」
一息いれて。
「審査、せんといかんね。」
「『おもろい』けど『かいらしい』かって言われると『疑問符』。」
「ちゅうか、笑ってエエんよね?」 「すんません。心配の方が先行してもうて…」
「全体的には王道から変化球で王道に回帰する流れ。
幸運とか不運はあんさんの個性、なんかな。」
「『不運』すら『幸運』、エエんとちゃうやろか。
敬語は距離を感じる言葉やけど、朱鷺宮さんのは親しみも感じるし……」
「ただなぁ…うーん……家族でおって欲しいかっちゅうたら……」 「いや、おもろかったよ。うん、ホンマ。」
「かいらしい……友達…家族……」
鈴元 涼 評価『5点』
「すんません。僕にはまだ…その世界は早い……かなぁ?」
82
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 00:22:17
板踏甲賀氏評:
ガ
タ
ッ
パチ パチ パチ
パチ パチ
パチ パチ
パチ
パチ
板踏は――――急に立ち上がり、両手を叩いた。
『スタンディングオベーション』。
観客が表現者に送る、最大級の賛辞だ。
しばらくそうして拍手を続け……適当なところで手にマイクを持ち、コメントに入る。
「……明らかに演技じゃ済まない様子だった。
きっとナチュラルな『アクシデント』だったんだろう、今のは。
おそらくは、あそこから『スーパープレイ』でも決めてクールさを演出するつもりだったんだろうな。
それだけなら、その後の行動にもよるとはいえ普通。俺も普通に審査するしかなかったが……」
そこで一度言葉を切り、瞠目。
一拍置いてから目を開き、静かに。
「……急なアクシデント。俺は、これがむしろ『良かった』と思う」
「あそこで流れが一度切れた。
音は途絶え、曲は止まり、音楽は死んだ。この、大勢の人が見ている舞台の上で、だ」
「……これは想像を絶する恐怖だぞ。
会場全体が、死ぬんだ。
一度音楽が止まってしまえば、もう生き返れない。
これがトラウマで音楽をやめる奴だっている」
「だが」
「涙音は……『立ち上がった』。
死んだ流れをものともせず、『アドリブ』でソロをやりきった。十二分の表現力でだ!」
「俺は立ち上がった涙音から、『エネルジコ』……気高い『強さ』を感じた。
最高だ。最高だよ、お前は。
鳩尾、強く打ったようならちゃんと冷やしておけよ」
「……以上だ」
『総合評価』 ⇒ 『10点』
83
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 00:22:55
瀬良野徹氏評:
「席を外して申し訳ないです、銀杏羽さん」
「金言部の朱鷺宮さん、お疲れ様です。彼女の持ち味は不幸でしょう。幸薄そうな感じですから青痣が似合いそうです」
今回は少しばかり審査に悩んでいる。
手元のフリップボードに審査結果を書く手が止まっている。
「田舎娘っぽさの抜け切らないところが長所。逆に格好良くしたり、着飾るのには向いていない気がします」
「今回のアピールでは不幸なのが痛いほど伝わりました。傍で見てると楽しそうですが飽きそうなので『3点』です」
がこっ、とフリップボードを立てる。
「友達、それか妹なら面白そうです。面倒を見る甲斐がありますね。どうせなら、泣かせーー」
「いや、笑っている顔も良いと思います。どのような性格か見えてこなかったのが残念だと思います。不幸の方が目立ってしまう」
「不幸な目に遭って泣いている顔が見たいわけじゃないですよ。本当ですよ? 僕は変な性癖なんかありませんからね?」
でも、この手で泣かせてみたい。
84
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/09(火) 00:32:24
>>69
(恋姫得点発表)
「……グァバ――――――――――ッ!」
『二番目の審査員』の得点が伸びなかったか!
クソォ……
「それでも現状トップだッ……
ファンとして素直に喜ぼう……」
>>72-73
>>75
(朱鷺宮アピール)
「こ、これはまた……なんかクセのある……」
「しかし好きな人にはたまらなそーな内容だ。
実際僕も今まで体験したことのない不思議な感情に目覚めそうだ」
「それにしても…………『スゴイ揺……」
「………………」
「い、イヤ!
とにかく投票するかどうかよく考えておこう……」
85
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 00:34:09
門倉良次氏評:
「………うぅん」
三番手は『朱鷺宮 涙音』。
「どうも、最初の二人に比べてやりたい事が見えてこないな。
まずサングラスをしている時点で折角の可愛いであろう顔が確認できない。
あえて視線を隠し、『クールさ』を演出する、というのなら分かるが、
後々を見るに、そういう意図でもなさそうだ。
『ターゲットスコープ』を見るに次の演出、『ビーチボール』が鳩尾に当たる、
というのは規定路線だと思うが、これも何を表現しているのか―――
最後の台詞から考えるに、『ビーチボール』は不幸の象徴で、
それから、彼を守った、という事なのだろうが………
そもそも『ビーチバレーをやりましょう』って言ったのは彼女だし、
『ビーチボール』は彼を狙わずに彼女に直進してきたし、
おあえつらえ向きに『ターゲット』を張っているし、
なんというか―――すべて『自業自得』なんじゃあないだろうか。
『空回りしてしまう女性』を表現しているのなら、
それはそれで興味深くはあるけど、
むしろこんな娘とつきあう事にした『彼』の方と語り合ってみたいかな。
あと、とにもかくにも、顔を見せてくれないと………」
初対面の『門倉』には『朱鷺宮』が抱える『鳩尾への因縁』など、
分かるわけもないので余計に『?』マークが並ぶ結果となっている。
『門倉』が、彼女につけた点数は―――『4』
86
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 02:48:21
銀杏羽:
『涙音の審査員評価は――――』
と、銀杏羽がそう言いかけた瞬間、
彼女の背後にある巨大パネルに数字が出る。
『5』
『10』
『3』
『4』
『これに加え、観客の投票ポイント合計を
独自の計算式にかけて加点した結果!』
『涙音の総合得点は……』
『…………』
ダラララララララララ・・・
どこからかドラムロールが聞こえて来る。
デ デ ドン!(二回目)
『「22点」です!!』
ワー ワー
ワー
『……ちょっとお待ちなさい審査員得点は良い感じだったのに
この結果ってどういうことなんですの? え? 端数切捨て?
しったことじゃありませんわ! 観客ちゃんと仕事しなさい!!』
銀杏羽:
『え? 判定ミスだった? 正しくは『23点』?』
『それ見たことかですわ!!
やっぱり端数切捨てじゃなかったじゃないですの!』
87
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』
:2015/06/09(火) 03:42:35
ワー
ワー
「…………」
「……えひ。」
ステージから降りて、それからこっちにきた。
得点が表示されている。 ――26点。
(…………ちょいミスったな……)
(……観客、ファンは喜んでくれたかな……?
そこは……点だけじゃわからんな……一応暫定一位。 えひ。)
(……なんかこの後知り合いばっかりだな……
灰羽に、レオ………………こいつらいい点とりそうだな……)
(……あいつ……ルネっていうんだ……また会うとか……えひ。)
そして――次の演技者は。
「……キラリ。」
(……『生き残った』んだな、お前も…………)
ここからは観客だ。
自分は参加者だから『投票権』はない。
だが……『見る権利』は、あるわけだ。
(……そういや……墨彦のやつ、来てんのかな……?)
辺りの観客を見渡してみる。
知った顔とかいるだろうか?
88
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/09(火) 21:35:40
ワー ワー
ワー
涙音は、周囲に響いた完成を横目に舞台裏に降り…
そして水着からいつもの学生服に着替え
観客席に降りてきた。
まだ表情が険しいが、歩くのには問題なさそうである
「…アクシデントが起こった割には…
なかなか稼げましたねこれ…」
涙音自身も、この点数、23点には驚いていた。
(しかし…あの人が10点とは…
やっぱり基準がわからないな…)
アクシデントが起きなければどうなっていたか…
なんて考えつつも、思ったよりもらえたことに軽く微笑んだ。
「…あ、次は嵐ノ宮さんですか…
まぁあの人は社交的ですし、良い点数行くかもしれませんね」
と、次のミスコン参加者を確認してから、辺りを確認する。
「さて…えっと…知ってる人はいるかなっと…
まぁこの際、知らない人でもいいけど…」
ここで一気に親交を増やすチャンス!なんて考えてたりする
89
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/09(火) 22:11:47
>>86
>>88
(朱鷺宮結果&朱鷺宮)
「うーん、伸び悩んだなぁ……」
妙なアクシデントが無ければ……とも思うが、あったから10点って言ってる人もいるし、難しい。
ちなみに也哉子も投票はしたのだが、PLが審査員なのでエア投票の域は出ない。無情!
(次は……暁利ちゃんだね。
…………頑張ってね、暁利ちゃん)
と、観客席に降りて来た朱鷺宮を確認した。駆け寄ろう。
「涙音ちゃーん!」
「お疲れ様! お腹大丈夫だった?」
90
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/09(火) 22:15:49
>>87
(恋姫)
あたりを見回す………
と、見知った顔をまず一人発見。墨彦だ。
興奮冷めやらぬ……といった感じで、
落ち着きなさげにステージの余韻を追っていたが
…………目があった。
(゚д゚)
めちゃくちゃびっくりした顔をして固まっている。 (゚д゚)
『え? なぜ観客席に恋姫ちゃんが? (夢の続きかな?)』
って感じの顔だ。 (゚д゚)
91
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/09(火) 22:27:35
>>89
「…ハッ、その声はヤーコ!」
ふと、彼女の顔を確認して、こちらも
「どうもどうも」
大きく手を振って自分の位置を知らせる。
「いやー、お腹の方はもう平気なんだけど…
アクシデントが起こって…もうダメかって思ったら、割と良い点数入っちゃったね。」
そう言って改めて自分の点数を確認する。
「…後、意外に水着に反応する人少なかったな…」
ちょっとさみしそうな顔で答える。
92
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2015/06/09(火) 22:47:51
>>91
(朱鷺宮)
「なんかすごい点入れた人いたね……なんなんだろうねあの人……」
音楽……音楽とはいったい……哲学を感じた。
「水着も、その、セクシーで素敵だったよ?
素敵だったけど、みんな真っ先に『痛そう』って感想が出て来たから……」
明らかに投票が少なかった理由そこだよね。
思わず「うっ」ってなったよねみんな。
「まぁ、うん。ともあれお疲れ様。
今度お腹に優しいヨーグルトとか買ってあげるね」
93
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/09(火) 22:55:11
>>92
「…副賞は私のものかなぁ」
ふと、板踏が提示した副賞の内容を思い返す。
…優勝はないだろうが。
「…やっぱり満を持して水着を着たのにそんな感じか…」
軽く頭を下げてから、
「私は!あのボールを華麗にスマッシュして、
華麗な決めポーズをする予定だったんだよ!
なのにどういうわけかあんな勢いのボールがあんな勢いであんなところに…」
一気にテンションを上げたしゃべり方をしてから…また軽く落ち込む。
「あ、ありがとう。
ラッシーとかもあったら飲みたいな。」
軽く微笑んでみせる。ひどく落ち込んでるわけではなさそうだ。
94
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 22:56:44
銀杏羽:
『――――さて!』
『No.3の審査員評価は40点中22点。本当に僅差ですわね……。
ちなみに別に僅差になるように審査員同士で示し合せたりはしてませんわよ』
金ピカバニーの銀杏羽が注釈を入れる。
まあ、そんな懸念は誰も持っていないだろうが。
『さてさて、それでは続いていきますわよ』
『次はエントリーNo.4!
嵐ノ宮暁利さん、お願いします!』
95
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 22:58:11
金言部部長の合図に合わせて、手を振りながらゆっくりと入場してくる女性。
「こんにちは〜〜!どうも、初めまして。
エントリーナンバー4、『嵐ノ宮 暁利』です」
ステージ上の中心に立ち、優雅に一礼する。
白と黒の調和の取れたドレスを着て、胸も盛って、化粧もきらびやかに施されて。
普段はフレンドリーさでクラスを盛り上げている彼女も、ステージ上では美しさを競い合う女性の一人。
朗らかな笑顔と凛とした仕草は、大勢の注目の前でも動じない気丈さをありありと表現している。
身近にいた意中の相手、離れ離れとなった彼と結ばれるために、これまでの日々を切磋琢磨してきた。
これはそんな人生の『抜き打ちテスト』みたいなものだ。全力で、自らの魅力をアピールする。
「まず、このミスコンに参加させていただいたことに感謝します。
えっと、私普段演劇部で裏方やってるんですけど、こういうことが好きそうな子……『千夜子』ちゃんっていうんですけどね、
その子がすごい風邪引いちゃいまして。もう熱は快復したんですが、まだ咳が長引いちゃってて。もう二週間近く経つんですけどね。
部の中から代打出そうってことでわたしが出ることになったわけなんですが、でも、優勝は狙います。演劇部代表として!」
おー!と片手を挙げて意気込みを示し、いよいよパフォーマンスだ。
ミスコンとはいえ、変人ばっかりの黄金町。ただのアピールじゃ通用しない。
だから彼女はこれを選択した。ミスコンが何をする場所か徹夜で調べて、こういう方向に着地した。
自信はある。度胸もある。勇気もある。チャンスはここにある。
「それでは行きます。
演劇部、今年の新演目。『ロミオとジュリエット』をハッピーエンドにアレンジして、
みんなが幸せになる、笑顔になる舞台を作り上げました。
今日はその中でも、中盤の重要な場面を演じさせていただきます」
「『第二幕第二場・バルコニーにて』
そして世界は暗転する。
審査項目:『可愛さ』
指定したシチュエーション→『オペラ劇場』
96
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 22:59:09
真っ暗の壇上に灯った一筋のスポットライトが、ひとりきりの少女を照らす。
その子は黒と白の入り混じったドレスを着て、茶色で真っ直ぐな髪を後ろへ下ろしていた。
彼女の他には誰も見えず、それは観客席にも同じ。
彼女は手を弱く頭上へ伸ばし、訥々と語り始める。
「ロミオ、ロミオ。ねぇ、ロミオ。あなたはどうしてロミオなの?
届くはずの、遠いあなたへ。
近いからこそ届かない、愛しのあなたへ。
あなたのお父様と縁を切り、家名をお捨てになって。
それが嫌でしたら、わたしを愛すると誓って。
そうすれば、わたしは喜んでキャピュレットの名を捨てましょう」
月へと想いを伝え続けるジュリエット。
きっと伝わることはないと思いながらも、想いを口走らずには居られない。
真に迫った演技だ。本当にそう思っているんじゃないかと誤解してしまいそうなほど。
「わたくしにとって敵なのは、あなたの名前だけなの。
モンタギュー……そんなものはどうだっていいわ。
手でもなければ足でもない。腕でも顔でもどんな部分でもないわ。
例えバラという花にどんな名前をつけたって、バラの香りは変わらない。
ロミオだって同じよ、モンタギューでなくたってあなたは凛々しくてカッコいいあなたのままですもの。
ああ、この場にあなたがいてくれたら!
わたしはあなたに抱きつきます。一生離れないほどに抱きつきます。
きっとこの世は思ったほどいいものじゃなくて、
だってこの世は簡単に私達の間を引き裂くの。
夜空に星はたくさんあるけれど、太陽と月はずっと離れ離れ。
あなたが太陽の元で戦っていても、わたしは月の下であなたを待つばかり。
だってそれが運命の定めた非情な道標。きっとこれは叶わぬ夢。
――でもね、それでも」
スポットライトが二つ三つと徐々に増えていき、橙色が演壇を染め上げていく。
それは夜明け。空に太陽と月と星とが相まみえる、僅かな時間。
明るくなって見えてくるものども。彼女の背後で一つのバンドグループがそれぞれの楽器を奏で始めた。
不安定さを持ちながらも一本の芯が通った、ギター主体のイントロメロディ。恋の始まり。感情の自覚。
――この曲自体は彼らのもの。インディーズのピアノ・ロック系バンドで、曲傾向としてはラブソングが多い。
彼らは確かな実力を持ちながらも発表の機会が少なくマイナーのために、残念ながらファンの数は少ない。
演劇部において台本を書く役目の人物がそのバンドに打診して、音源を使用することに正式な許諾を得た。
それだけではない、驚くべきことに今日はそのバンドが駆けつけてきてくれたのだ。そして、音は全て生演奏。
参加メンバーは5人。ギター、ベース、ドラム、ピアノ(楽器は銀杏葉が用意した)。ボーカルは今日はお休みであり、代打は『ジュリエット』。
彼らは暁利の味方だ。きっと無理して来てくれているのだろう。でも、演奏する彼らの表情は一致して笑顔を見せる。
暁利の足元に突然渦巻きが発生し、そこから飛び出てきたマイクスタンドを彼女は掴む。
『スタンド使い』なら、『白と黒の水鳥』が円を描き、渦巻きを発生させたのが見えたはずだ。
数週間前の彼女とは比べ物にならないほどに、今の彼女は活き活きと輝いている。
『一人じゃない』。その確信が、彼女を笑顔にさせた。瞳に光を取り戻させた。
テンポを刻むベースとドラム。感情を暴走させそうなギター。冷静ながらも高揚していくピアノ。
曲はイントロが終わり、Aメロへと移る。恋に悩む少女の、少しだけ辛くとも世界が輝いて見えるような、アップテンポなロックミュージック。
スッと呼吸を挟んで、覚悟を決める。この歌よ、彼に届け。そしてどうか、誰かの励みとなれ。
97
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 23:00:06
♪
「 他の誰にも譲りたくない あなたの隣
想えば想うほど この胸張り裂けそう 」
「 すれ違えば息を止めて
手を伸ばせばすり抜けて 」
「 でもねそれでも あなたを想うよ
ここから始めなくちゃ ずっと弱虫のまま
また置き去りにされるから そんなのはいやなの! 」
♪
それはけして上手とは言えないかもしれない。カラオケで平均点が取れるって程度の、人並みの歌唱力。
だからと言って、歌に心が篭もらないわけではない。『心は力』だ。
ひたすらに燃え上がる曲のボルテージはとうとう最高潮に達し、
数瞬の溜めのあと、笑ってしまうほどに真っ直ぐすぎるサビが訪れる。
恋に恋した少女の歌。恋を愛にしたい少女の叫び。
その感情は、女性をもっとも輝かせるもの。ほとんどの人々に宿ってしまう、生まれついての呪い。
彼女の胸の奥に秘め続けていたものを、これ以上ない歌声にして解き放つ。
♪
「 伝われ この想い
あなたが好きです
誇らしく 優しいあなたに
わたしは恋した 」
「 さよなら今までのわたし
あなたを振り向かせる
もしこの恋が実らないとしても
立ち向かわなきゃダメなんだ 」
♪
彼女がそう歌い切り、曲は『アウトロ』へ向かっていく。
少しずつ楽器たちが静かになっていき……残されたのはピアノのみ。
そうして再度、彼女は語り始める。
「夜のろうそくはとうとう燃え尽きて、嬉しげにはしゃぐ暁光がもやのかかった山頂で背筋を伸ばし始めた。
もう、月は見えなくなった。わたしは選択肢を突きつけられる。
『行って死ぬか』? それとも、『留まって生き延びるか』?」
彼女はマイクを一度離し、天を仰ぐ。
柔らかで可愛らしい、少女の微笑み。立ち向かう意志を思い出した、決意の瞳。
それまで儚げな音色だったピアノが、突如として凛々しく力強く音を響かせ始める。
本来の楽曲に存在しない、生演奏だからこその『アドリブ』。
「いいえ、『行って生き延びる』の!
空にいる太陽が牙を剥いたって、わたしの恋心は止められない!
ずっとあなたのことが大好きだった。一目見た時からずーっと!
ねぇ、待っていてロミオ!必ずあなたはわたしと結ばれるからねー!」
決心した彼女が力強く言い切ると同時に、バイオリンも美しく曲を結ぶ。
壇上のライトは全て灯っており、彼女の周囲は昼よりも明るい。今この瞬間は、彼女が太陽なのだ。
『嵐ノ宮暁利』のやり切った『笑顔』は、本当に気持ちよさそうだった。
98
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 23:00:49
再度の暗転のあと、一瞬で片付けられたセットとバンドグループ。明転。
暁利は観客席に近づき、片手を振って歓声を一身に受ける。
「ありがとー!ありがとうございます!
えと、ヘルプお願いしたら入ってくれたバンド、『オクシモロン』ってグループ名です!曲を作ったのも『オクシモロン』さんです!
『オクシモロン』ですよ!覚えて帰ってください!『オクシモロン』!」
――『ミス・コンテスト』は、アピールタイムまでに自らが持てる能力……『容姿』『技術』『人脈』『性格』、その他諸々を最大限美味にブレンドして発表するもの。
彼女は平均的な顔立ちでありがらも、演技とは思えないほどの屈託のない笑顔を見せた。
彼女はアイドルや歌手ほど歌は上手くないにも関わらず、その音に心を込めて歌い上げた。
彼女は元々出る予定だった女の子の代打であったが、インディーズバンドのメンバーを招いて生演奏にこぎつけることができた。
そうして、彼女は大多数の観客の中であるにも関わらず、ミス一つなく演じ切った。
点数が何点だっていい。優勝できなくてもいい。この日この場所は、きっと彼女の大切な思い出となる。
「追加で宣伝します!
今年の七月後半、夏休み入る直前なんですけど!
中等部演劇部で公演しますので、この続きが気になる人はよかったら是非!
たぶん私また裏方ですけど、優勝したら初めてのメインかもなので!」
「それでは、ありがとうございました!!」
『永遠のように感じられた一瞬』。暁利に設定されたアピールタイムが終了する。
暁利は最後に深々と一礼し、急いで舞台裏へと駆けていった。
99
:
『黄金小町決定戦』 目元千両、口万両
:2015/06/09(火) 23:14:29
銀杏羽:
『はいっ! 嵐ノ宮さんアピールありがとうございました!』
足早に立ち去った嵐ノ宮に、銀杏羽が声をかける。
誰もいなくなったステージ上は、既に跡形もなく片付いていた。
『演技もさることながら、このミスコンを『宣伝の舞台』として使うしたたかさ。
アピールとは関係ないですが、わたくしそういうところが気に入りましたわ』
どこかずれた観点で評価を下す金ピカバニー。
>審査陣
『では、審査員の皆さん、審査お願いしますわ!』
100
:
火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』
:2015/06/09(火) 23:19:24
>>94-99
(嵐ノ宮への投票)
パチパチパチパチ
大きな手で拍手する。
「見事!見事な!ショーパフォーマンス!」
「ちょっとしつこい所はあるけど!ドラゴン感動した!」
(=゚ω゚)ノ ---===≡≡≡ 『1点』
1点投げるよ!
101
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』
:2015/06/09(火) 23:24:29
>>90
(久染)
「…………おっ。」
見つけた。
(えひひ、馬鹿みたいな顔しやがって……)
ニヤ…
そちらへ歩いていく。
今日はオフだけれど、ファンとの交流は大切なこと。
「見に来てくれたのか……えひ。」
声をかける。
――そして。
「…………!」
次のアピールが始まった。
恋姫はそちらに視線を向ける。
>>94-99
(中継)
「…………」
「……僕の……」
恋姫は思った。アイドルの名や、楽曲、踊りを使わなかったこと。
……それは『逃げ』だったのでは?
(自分が引き出せる全力……僕は、なんで歌わなかった……?
……歌って踊ればよかったじゃん……恋姫より、こいひめのほうが、ずっと……人気あるに決まってんのに…………)
(………………僕が『こいひめ』だとして、ほんとに……もっと良いアピールができたかはわからない。
……あいつはきっと、僕なんて……眼中にもないんだろう……だが…………)
「…………えひ。」
点数はまだ、出ていない。
いや、あんな採点より――今恋姫が感じた敗北感が重要なのだ。
「……くやしいな…………くそ。」
実際の出来の良さとか、クオリティとかじゃあない……そういう問題じゃない。
ファンにこーいう姿は見せたくないが、今回だけは、許してほしかった。
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