[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【場】『H“E”Il 2 YOU』 その2【ミ】
19
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/02(火) 00:57:02
>>18
「い、いちおう僕 『マンガ家』志望なんですけど……」 ゴニョゴニョ
でも言われてみれば恋姫ちゃんの言うとおり、
これって『アニメーター』に近い能力……かも。
それにしてもいいリアクションをしてくれる。
まさか自分から触れにいくなんて思わなかった。
「しょ、初対面で勇気あるなあ……(場数の違い?)」
伸ばした恋姫の手のひらに……
ピョコンッ ピョコンッ
『絵の魚』が二匹、跳びうつる。
(厳密には『皮膚の上』……だ)
その肌が『水面』であるかのように、手のひらの上をゆらゆらと漂っている。
さながら『ゆらめく刺青』といった感じ。
恋姫の肌が天上の海であるかのように二匹はじゃれあい、のんびりと泳ぐ。
「ま、 まだあんまり操作に慣れてないんで、気をつけてくださいね」
「あんまり『魚』を肌に乗せ過ぎちゃうと、『二次元』に入っちゃうんです」
そ、操作に集中しなければ……
しかし恋姫ちゃんの肌の上で泳ぐなんてめっちゃうらやましいッ! 魚に嫉妬ッ!
20
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』
:2015/06/02(火) 01:14:13
>>19
「あそ……どうりで絵、上手いわけだ……えひ。」
「……まあ、アニメ化には困らないわな。
何なら僕が主題歌でも歌ってやろうか……えひひ。」
これは『半分』冗談だ。
恋姫はアニメ業界に関わりたい、という仄かな夢がある。
「……僕には『ブルー・サンシャイン』があるしな。
それに……触るだけで危ないスタンドなら僕にけしかけないだろ……」
そして――恋姫はこの少年を、それなりに信用している。
もちろんそれは『初対面』レベルではあるが……
ピョコンッ ピョコンッ
「うおっ……僕の肌に……たのしそうだけど……えひ、これ取れるんだろうな……」
ちょっと怖くなってきた。
これはスタンドではなく――『二次元』上のインクだ。解除しても消えないはず。
(さすがに見えるとこに傷つくのはやばすぎるだろ……)
だが。
「……二次元?
ちょっ……それ詳しく……夢の能力じゃんおまえ……」
……『二次元に入る』。
恋姫もオタクのはしくれとしては、あまりに魅力的な響きだが……
21
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/02(火) 01:39:18
>>20
「えッ! 『主題歌!』
.. .. . .. . . .. .. . . . .
『アニメ化したら恋姫ちゃんが主題歌をッ!?』」
恋姫は知らないッ!
彼女の――半分だけの――『冗談』が、
その後の墨彦の人生にどれだけの影響を与えたことかッ!
「あっ、えーっと、そうですね! じゃあ、下ろしましょうか。
でいっ」
ピョンコッ ピョンコッ
恋姫の肌から離水し、地面に戻る二匹の『絵の魚』。
周囲に散らばっていた魚たちも、下校時間が来たみたいに
そろってスケッチブックに帰巣していく。
「あ、いや、ごめんなさい……
たぶん、たぶんだけど恋姫ちゃんが期待しているよーなことにはならない… と思う。
単純にその『魚』みたいに『二次元を泳ぐ絵になる』ってだけで、
『二次元の世界に入る』んじゃないんです…
二次元のキャラクターと触れ合えたりはしないっていうか」
ううッ 期待させただけ
恋姫ちゃんがガッカリする表情が目に浮かぶようだが…!
とにかくすべての絵を戻し、スケッチブックをパタンと閉じる。
「と……いう感じ……ですかね。僕のスタンドは。
その……能力もまだ全部はっきりとは掴みきれていないし、
名前とかも、まだないんですけど」
22
:
<ガオンッ>
:<ガオンッ>
<ガオンッ>
23
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』』
:2015/06/02(火) 02:20:04
>>21
「えひひ……そうなるといいな……」
「……」
「……いい、なぁ。えひ。」
彼の漫画がアニメ化される頃。
……自分は、そんなところまで上り詰められているのだろうか?
恋姫は――自分は可愛いと思う。
だが、決してナンバーワンではないと知っている。
こう見えて、『自信がないこと』は多い。
今は持ち前のルックスを発揮できる適齢期だ。
……あと、何年持つ?
『10年』? 『5年』? それとも――
(……こういうことは、考えるもんじゃあない……
……今、僕に夢を見てるやつらがいるなら……それでいい。
僕は夢を見せ続けてやる……それが、僕の幸福になる……)
「……」
ピョンコッ ピョンコッ
「……えひ、安心した……
この辺、スミ入れてるやつ多いけど……僕は流石にな……」
「そーいうキャラじゃないし……えひ。」
肌から飛び出た魚を目で追う。
「……ああ、そういう……えひ、そらそうか。
……まあ、夢はないけど……便利そうではあるかな……」
「えひひ……そういうゲームあるよな。
ほら、あのイカの……」
と、何か『まずいこと』に触れそうになったが――
「……え、名前ないの? えひ、僕は先生につけてもらったけど……
……ゲームじゃないけど、デフォルトネームはあるんじゃないの……?」
もし仮に――『供与された』力ならば。
必ず名前はある――はずなのだ。
「……えひ。まあまじでないなら僕がつけてやってチュートリアル終わりだけど……」
久染の力も、そればかりは……例外では、ないはずだ。
24
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/02(火) 02:55:06
>>23
恋姫の真意を墨彦は読みとれないが……
今みたいな些細なことばひとつでも、
放つ相手によってはそれだけで
『救われる夢』だとか『生き方』がちゃんとある。
(それがたぶん、『本当のアイドル』が持つパワーなのだ)
その事実だけは恋姫に返しておきたいと墨彦は思った。
「『僕は本気にしますからねッ!』」
ううむ、『二次元化』にもっと夢が与えられたらよかったが……
とにかくスケッチブックをリュックに戻す。
「そ そうですよね、『みんなのお姫様』ですしね。
傷には気をつけないと……」
(といいつつ、僕、その一人です、スミ入れてるヤツ……)
(ん……?) (刺青?)
(あっ!)
「そういえば……そうでした」
「『名付け』てもらってたんでした……『名前』」
すごい偶然だ。連想ゲームみたいに単語ふたつで思い出した。
「恋姫ちゃんは『イカ』って英語で何ていうか知ってます?」
25
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』』
:2015/06/02(火) 03:08:59
>>24
「…………えひひっ。まあ、あれだ……
ファンの本気を裏切るわけにはいかないよな……アイドル的に考えて。」
「お前の漫画がアニメ化されたら……僕が主題歌歌うよ。
それか、ヒロインの声優とかもありだな……えひ。」
それこそ――マンガみたいな展開だ。
それでも、きっと。
夢を信じていれば……それが叶う日も来るだろう。きっと。
恋姫も……そんな希望に、身を捧げてもいいかもしれない。
「えひ、うるさいファンも多いしな……
アイドルは純潔じゃないとだめっていうやつ……」
「……ん、イカ?
……クラーケンはモンスター名か。」
恋姫はそれほど学力に優れてはいない。
もちろん――それは不登校に起因する。
「えひ、クイズゲーはゲーム・アニメジャンルと芸能以外苦手分野……」
「答え合わせ、よろ。」
だから――答えは、この少年の口から、聞いてみることにしよう。
26
:
久染 墨彦『インク・フィッシュ』
:2015/06/02(火) 03:32:45
>>25
「答えは……『インク・フィッシュ』」
リュックに差し込んでいた手を引き出す。
「『インク・フィッシュ』……それが彼らの名前」
「……笑っちゃうくらい、そのまんまでしょ?
だから忘れちゃってました。で、その………」
……一歩、僕は踏み出すぞ。
いま必要なのはほんのすこしの勇気だけだ。
「僕、名前を名乗ってませんでしたよね……
『久染 墨彦 (ひさぞめ すみひこ)』です」
「この次に会う時はたぶん、
また『1ファン』として舞台の下から眺めてるんだと思いますけど……」
そういって右手を差し出す。
『Gペン』の刺青の入った右てのひら。
「いつかきっと対等の目線に立ちますから」
「約束です」
27
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』』
:2015/06/02(火) 03:49:50
>>26
「……えひひ。
ほんとそのままだな……インクの魚……」
「まあ……あれだ。
シンプルがいいってコトもあるだろ……」
実際、自分の『ブルー・サンシャイン』も名前はシンプルだ。
……名前がすべてを決めるわけじゃあない。
――そして。
「……その時まで……僕は舞台にいるよ。
僕のこと、ファンにしてくれよな……墨彦。お前の漫画の、な……」
キュ
差し出された手を、握る。
白く、小さい――崩れてしまいそうな、人形のような手。
しかし。
そこに籠った熱は、決して……作り物じゃあない。
「約束だ……えひ。」
陰気な笑みを、浮かべた。
ファンが見たら勘違いされかねないが……オフの恋姫が何をしようが恋姫の勝手だ。
「……僕はそろそろ行く。
今度、ミスコン出るから……見に来てもいいよ。
……んじゃ、ノシ。」
そして、手を離し……公園から、去って行った。
最後に一度振り向いて、やはり、陰気に笑っていた。
28
:
稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』』
:2015/06/02(火) 03:50:31
>>27
(メ欄)
29
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/06(土) 22:04:38
「だから、してませんよ……『浮気』なんて。
私が愛してるのは君だけだってば。本当に。気を取り直してくださいよぉ」
『ヒュンッ』 『パシ』
夜更けのネオンストリート裏路地。
歓楽街から一歩外れたその場所で、一人の男性が壁に寄りかかりながら電話をしていた。
高い上背に線が細くしゃなりとしていて、仕事帰りなのかアイロンがかけられているスーツを着用。
電話の内容は恋人との揉め事だろうか。
若干紅潮しているキツネ顔は、妖艶な魅力を放つ。
そして、空いている左手でジャグリングのように弄んでいる一振りの『斧』。
その手で空中に跳ね上げては突然手に戻ってくる。明らかに『スタンド』の仕業。
「え、十回ぃ?またですかぁ?ほんともう……
愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる、愛して愛してる愛してる愛してる。
ほら、これでさっきのと合わせて十回。……数なんてどうでもよくなってるでしょ」
『ヒュンッ』 『パシ』
30
:
ようこそ、名無しの世界へ……
:2015/06/06(土) 23:13:54
>>29
―カツ
コツ
カツ guluu…uu
コツ・・・
「……待て 待て」
「未だ『黒』では無い。 限りなく『黒』に近くでも『黒』では無い。
『グレー』なら襲撃する訳にはいかない そうだ 俺たちは」
「だから。未だ様子を見る そして 対話で解決する。それが一番の解決策だ」
GU RuuuUUUU・・・
「それでも? …あぁ、そうだな。確かに『黒』に疑わしければ『消す』べきなんだ」
カツ コツ・・・
貴方『春雅』の右手側から、そんな呟きと共に誰かが近づいてくる足音がする……。
31
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/06(土) 23:38:42
>>30
「うん……そりゃあ私だって、週末ならお酒くらい飲みますもんねー。
わかってくれるかな?んふふー、いやー大変なもんでね」
『ヒュン』
電話は止まらない。
その手も止まらない。
足音は聞こえている。
「飲みニケーションってね、ほら、わたしってあんまり飲めないじゃないですかぁ。
もう本当、最初の生でフラフラになっちゃうから、すごい抑えるんだけどね」
『パシ』
彼の瞳は細められ、足音の方向である暗闇を凝視する。
口元も強く愉しげに、三日月のごとく歪められている。
「知ってる?うん知ってるよねぇ〜〜〜、もう何年だっけ付き合ってるの。二年?そんな経っちゃったか。
うそうそうそ!知ってた知ってた!再来月楽しみにしてて」
鉄の『斧』は冷たく月光を跳ね返す。
32
:
:林 裕翔『パブロフズ・ドック』:
:2015/06/06(土) 23:57:00
>>31
カツ コツ カツ コツ… ピタ
・・・ 月光から照らされ 闇から這い出るように其の足音の主が浮かび上がる。
「・・・」
『guluuuuッ゛uuu…』
紺色のスーツ、黒髪のショートヘアで鋭利な眼光がつぶさに貴方を観察してる。
「……wait waitだ」
『gulluuuu…』
その傍には秋田犬サイズの『犬』……犬であるのは間違いない。
だが注視すれば其の犬は何処となく液状化してるように見える…『スタンド犬』だ。
「……」
懐に手を入れる。 そして手から取り出すのはタバコとライター。
シュ ポッ・・・
煙草を口に咥えて火を付ける。 貴方に対し危害を加えるつもりは
どうやら今のところ低いのか、電話が切られるのを待ってるようだ。
フゥ――・・・
一筋の紫煙が闇夜に溶けるように消える。
33
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/07(日) 00:17:01
>>32
林の姿が春雅の視界に入ると、すぐにその笑みは消える。
「…………ハズレ」
『ヴン』
大きく一息吐いたかと思えば、『斧』が彼の手から消えた。
最初から何もなかったか、あるいは見間違いか。一般人であればそう思い込むような消失。
林にとってはどうかということは定かではないが。
「んや、なんでもないですよー。そんでね、今横にケーサツの方がいるんだけど。
まあいわゆる職質ですねこれは。うん、帰り遅くなっちゃいますねー。
大丈夫大丈夫、おやすみ」
手慣れた口調で会話を終わらせて、スマートフォンを操作して通話を終わらせた。
そしてようやく、彼は林の方へと顔を向ける。
「そういうわけですよね?わたし明らかに怪しいものじゃないと思うんですけど、
まあ、お仕事ならしょうがないですよね。ご苦労さまです。たは」
足元の鞄を拾い、両手を広げて苦笑いを浮かべながら林へと近づいていく。
34
:
林 裕翔『パブロフズ・ドック』
:2015/06/07(日) 00:36:15
>>33
>「…………ハズレ」
ピク…
その言葉に片眉を林は露骨に上げる。何が『ハズレ』なのか
こいつは先ほどまで携帯をいじり露骨に女に甘い言葉を囁こうとしていたが反面
その思考の内部は闇夜を利用しネオンの裏側で獲物を追い求めるシリアスキラーなのか?
そう林の頭の中には様々な憶測が浮かび消えて浮かび、消える。
「……警察の者だが、2、3点質問させて頂く。それと…『動くな』
そう、最後の部分を強い口調できつく言い止める。
判断としては間違ってないと林は考える。先ほど見えたヴィジョン。
それはどう違っても人間にとってやさしい姿形でない、嬲り、処理する為に
使用するなら最適な『凶器』 だからこそ消した所で林は決して警戒を緩めない。
「ゆっくりと 下がれ。俺に良く見えるようにだ……。
…氏名、年齢、現在についてる職務。それらを教えてくれ。
個人的な部分まで詮索する気は、無い」
『GuUURuu……』
機械的に告げる長身181センチの男の横で、スタンド犬は牙を剥いて威嚇
するように唸り声を立ち鳴らせている……。
少しでも次にスタンドを出せば、喰らう……そんな雰囲気を覗かせている。
35
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/07(日) 00:48:26
>>34
「んんん〜〜〜?」
動くなと言われて、動くやつがいるだろうか。
春雅は素直に立ち止まり、困惑顔で小首を傾げた。
「はい、はい、はい……なんだろ。この近くで通り魔でもありました?
『凶器』とか麻薬とかなら持ってませんけど」
速いに言われるがまま、ゆっくりと後退していく。
彼は『スタンド犬』には目もくれず、林を見つめる。
黄色がかった小さな三白眼は内心を覆い隠す。
「うーん、やっぱり職務質問ですよね……?物騒だなぁ。
名前は『錦川 萩雄(にしきがわ はぎお)』で、年齢は27歳。
小売店の営業をやってます」
両手を宙に上げ、降伏のポーズ。
これだけ見ればただのサラリーマンだろう、が……。
36
:
林 裕翔『パブロフズ・ドック』
:2015/06/07(日) 01:16:51
>>35
・・・『素直』だ 回答と顔と声の口調から『真実』であろうと林は思考する。
そして、これからが『本番』だ。
「……回答してくれて感謝する。 -では」
「……お前はスタンド使いか」
「お前にスタンドを使って犯罪を犯す意思があるか」
「お前は『ヨハネスブルグ』の関係者か……」
『パブロフズ・ドック』能力……『条件反射』の能力発動……。
先ほどまでの質問に対しての回答が条件反射に該当するならば真実を
話すことを条件反射として提示して能力を施行する。これに対して相手が
逃れる事は出来ない。すでにスタンドの射程内なのだから。
林にとって『犯罪』者及び意思を傾向するのは『極刑』である。
だからこそ強く 強く尋問する。その先が例え奈落に連なろうと……。
「答えろ……」
さぁ 『真実』の回答を
37
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/07(日) 01:31:25
>>36
林は『パブロフズ・ドッグ』の能力を発現する。
問題なく、その能力をこの男へ発動できた感触がある。
「えぇ?『スタンド使い』ってなんですか?
電気スタンドみたいな?いや、わたし電気スタンドで犯罪思いつくような密室殺人なんてできないですよ……」
「『ヨハネスブルグ』?ああ、なんか留学ですっけ。
そうですね、ちょっと会社から言われて社会見学として一日従業員しないかと打診しましたね。
これって一応関係者ってことになりますかねぇ〜〜〜〜?返事はもらえませんでしたけど」
『条件反射』の『嘘』だ。全て。
本当の名前は『春雅 環(かすが たまき)』。
本当の年齢は25歳。
本当の職業は、無職。求職中だ。
『スタンド使い』であり、『スタンド』でちょっとした『愉しみ』もあるし、
『ヨハネスブルグ』は本当に関係がない。
38
:
林 裕翔『パブロフズ・ドック』
:2015/06/08(月) 22:59:12
>>37
>「えぇ?『スタンド使い』ってなんですか?」
>「電気スタンドみたいな?いや、わたし電気スタンドで犯罪思いつくような密室殺人なんてできないですよ……」
――フゥ・・・
GUuuuRuuuu゛u゛uu……!
その言葉を聞いたと同時に、小さな吐息と付き添うスタンド犬の唸りが増した。
「・・・『Doubt(ダウト)』 ……『一回目』だ」
「俺はな……どんな人間にも間違いは誰かしら生ずるだろうと思ってる。
だから『一回目』は良い。『一回目』はな……だから、もう一度だけ言うよ」
「―お前にスタンドを使って犯罪を犯す意思があるか」
>>31
で春雅が『ヴェンジェンス』を動かしてた時 裕翔は『目撃』していた。
裕翔は警官である。そしてほぼ現行犯であろうと人間に対しても第三者の
被害がない限りは自白をある程度教唆するのが彼の役割である。
だから明確なウソに関しても激怒する事はない。そして先ほどまでの回答が全て
虚偽に塗られていたと把握しても、それに対しどうこう指摘する気はない。
『グレー』が『黒』ならば『粛清』するだけの話だ。
だから今この時ばかり。彼は自制を保つと同時に約二メートル。
……春雅がスタンドを出現しても『すぐ仕掛けられる』距離を保ちながら
淡々と尋問を行っているのだ。――全ては『職務遂行』の為に
39
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/08(月) 23:24:52
>>38
「……ハァ、つまんねぇよなぁどっちにしてもさあ」
右手で耳をほじりながら、気だるそうに口走る。
完全に林をナメ腐った態度。先ほどのサラリーマン然とした態度は消えた。
小さい三白眼は射るように林を見下す。
「お前さぁ、それこの街の『スタンド使い』全員に聞くつもりかぁ?
いい迷惑だよなぁ、テメーのクッソ下らねえぇヒーローごっこに付き合わされてよ」
本質に合ったものは、ただの『三下』。小物のような精神性。
倉庫街にいけばすぐ見つけられるタイプの、せこいチンピラ程度の気迫。
だが、何故そんな奴が『スタンド』を持っているのか。
「チクってやるけどよー、
お前の大好きな犯罪者なんだけどさあぁ、『中学生くらいの女の子』がスタンドで自販機から抜き取ってたぜ。
立派な犯罪だよな?ン?
こんな街じゃ息吸うようにスタンドがポンポンポンポン使われてんだよ、
全員殺してたらゴーストタウンになんだろーが。もうちょっと考えろや」
40
:
林 裕翔『パブロフズ・ドック』
:2015/06/08(月) 23:39:13
>>39
「チクってやるけどよー、
お前の大好きな犯罪者なんだけどさあぁ、『中学生くらいの女の子』がスタンドで自販機から抜き取ってたぜ。
立派な犯罪だよな?ン?
こんな街じゃ息吸うようにスタンドがポンポンポンポン使われてんだよ、
全員殺してたらゴーストタウンになんだろーが。もうちょっと考えろや」
「……俺はな」
「お前がどう言った思考の人間であろうと、構わない。この黄金町の人間の犯罪構成が
例え全てスタンドに関連していようと、構わない。『犯罪者』は『撲滅』する。
そして、俺の言う『犯罪者』とは既に『手遅れ』な状態の人間を示唆している」
無機質に、ただ淡々と。それに反比例するようにスタンド犬の唸りは依然続いている。
まるで林の心の中に煮えたぎる全ての悪意に対しての義憤を表現するように。
「俺は『警察官』だ。例え、この黄金町の警察機構が全て機能を実質失ってもな。
俺は俺の『職務』を遂行する。それ以上でもそれ以下でもない
……だが、もう質問は良い。お前は『グレー』だ、『グレー』に対し俺はどうこうする気はない」
―依然、スタンド犬は戦闘態勢であり林自身も全くと言って良いほど友好的ではないが
春雅を『犯罪者』『未満』と推定したようだ。
それ以上言う事はないらしく、二本目の煙草を取り出し口に咥えて火を灯す。
41
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/08(月) 23:51:46
>>40
「……それ、マジで言っちゃってるやつ?」
右手を口に当て、小首を傾げながら林を覗き見る。
バカにして嘲る態度。
「いっっってぇぇえぇぇぇぇええええなぁ!!ヘヘッハッハッハ!!
痛い痛い痛い!マジもんのヒーローッスかぁ!?アメコミ的なね!?」
そして、爆笑する。
左手で自らの足をバンバン叩いて、右手で腹を抑えている姿勢。
ステップ刻めるくらい地団駄までしている。全身で大爆笑だ。
「つぅーかキンモい!ヤバい!すごい!レアすぎるでっしょおおおおぉぉぉハハハ!!
『ハードボイルド』っつーの!?西部警察ゥ!?いい夢見てんなあお巡りさんんんん!!ヘヒッ、ハハハハ!」
「『核弾頭』落として浄化作戦したほうが百万倍社会に貢献できますよどうです?なんつってなぁ!
やぁっべえ、スんゲーオモシロすぎるだろよぉぉぉぉぉおホッヒヒヒ」
42
:
林 裕翔『パブロフズ・ドック』
:2015/06/09(火) 00:03:25
>>41
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
哄笑が轟く。それでも林の顔はまるで風雨に晒されても決して変化せぬ岩石の如く
顔を顰める事もなかった。
「……そうかもな、一度浄化するべきかも知れないと思うのは少しは同意するよ」
携帯灰皿に、吸い終わった二本目を捨てながら林はにこりともせず返答した。
「……夜道には気を付けて帰れ。あと、『ソレ(『ヴェンジェンス』)』は
むやみに出さない事だな。……次に見かけたのが否応なしでない限り」
どれほどあざ笑われようと。
どれほど夢だと妄想と言われようとかまわない。
既に林には『正義』と言う思想は廃れ、あるのは妄執ともいえる『職務』
に仕えし傀儡にすら成りえようとする信念のみ。
もう、自分の想いを再確認するのに。三度目の余地があるのかどうか。
彼自身にも分からない。
43
:
春雅『ヴェンジェンス』
:2015/06/09(火) 00:13:56
>>42
「んっハあああぁぁぁぁぁ…………やべえやべえ、笑いすぎて腹筋ぶっ壊れるかと思った」
深く息を吐いて呼吸を整え、緩んだ目元を指で擦って涙を拭いながら落ち着こうと試みる。
林の話は聞いてない。帰る雰囲気だろ、ということは察したようだ。
「人間、テメーみたいな厨二病にゃあなりたくねぇなぁ?
俺も気をつけなきゃあなあぁ」
鞄を拾い、ぽんぽんと埃を払う。
肩の後ろへ回して、家路へ足を向ける。
「んんじゃ、おっつかれぇ。
一日一人殺してきゃよ、良い街になるかもよぉ〜〜〜〜〜〜」
後ろ手に林へ手を振りながら、捨て台詞を吐いた。
44
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/11(木) 23:10:06
|代々薙精肉店|
黄金町のメインストリートのちょっと外れにひっそり、という程でもない規模で建っているお肉屋さんである。
立地条件もよく、近くの大盛況の焼肉屋さんとも流通ルートを確保しており、売れ行きは上々である。
そんなお肉屋さんで、とてつもなくやる気なさそうに店を切り盛りしている女性の姿が見える。
「…えー、らっしゃいらっしゃい…
きょーは…合挽き肉が大安売りっすよー…」
若草色のボサボサの髪の毛を、店をやっているからなのか後ろに結んでいる。
顔はまるで蛇のような鋭い目の形と三白眼の赤黒い目を除けばそこそこ顔立ちはいい。
エプロンとダボダボのシャツとジーパンを履いている…。にもかかわらずしっかりと営業はしているようだ。
と…何故か土のついた大根を片手に持っている
「…ついでにウチの栽培した無農薬野菜もサービスでつけちゃいまっすよー…
さぁさっさとかったかったー…肉を持ってってくれよ速くなぁー」
…なぜだか分からないが彼女…代々薙 鶫は野菜を肉とセットにして売りさばいていた。
45
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/11(木) 23:34:12
>>44
「・・・・・ふむ」
そこをたまたま通りがかった、学生服のメガネ男子が一人。
女性の歌い文句と、並んでいる肉の値段、特に合挽き肉の数字をチェックする。
それが最近見た、平均的な価格の記された普通のスーパーのチラシより安いかどうかだ。
野菜がセットになるのはお得だが、その分の値段も入っているのでは意味がない。
46
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/11(木) 23:43:21
>>45
「えー、とりあえず買ってくれないかなー。
まぁほら、野菜いらないとかじゃなくて、
セット価格とかじゃなくて…ほら、ウチの作った無農薬野菜…」
肉を売っているはずなのに…どういうわけか野菜を宣伝するのに力を入れているように見える。
でも肉は売れていく辺り、少なくとも肉は売れているようだ。
「あ、そこの人…
お肉買ってくれるの?今なら、大根とトマトときゅうり好きなのひとつつけるよ。」
野菜がいくつか入ったかごを近くにおいてじっと山田を見つめる。
肉の値段は全体的に平均値の4〜5円ほど安い値段のようだ。
ちなみに彼女が宣伝している合挽き肉は100グラム55円…底値よりも若干下の値段である。
47
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/11(木) 23:53:03
>>46
(ーーー素晴らしい)
代々薙精肉店のレパートリーを見て、深く頷く。
全体的な値段も近くのスーパーより安く、それだけでもここまで歩いてくる価値はあるだろう。
そして口にした合挽き肉は、中でも非常に安い。これを今日は買っていこう。
しかもおまけに、野菜まで付いてくる。これはどうした企業努力の
賜物なのかは分からないが、とにかくお得である。訳あって
収入源が限られている自分の家庭では、魅力的なのだ。
「ありがとうございます」
「ところでウチの・・・と仰いましたか」「お姉さんは 農家の方なのですか?」
この金額を提示するのに流石に悪どいことはしていないと思うが、
一応裏は取ってとこう。肉と野菜をセットで渡す、奇妙な売り方の理由を。
48
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/11(木) 23:59:35
>>47
「…あ、興味ある?
有るなら肉、買っちゃって欲しいネェ」
鋭い目つきを山田に向けて答える。
…かなりお買い得な分なのかは分からないが、
この人は随分とやる気のない看板娘である。
「ちなみに…10円プラスしたらもうひとつ野菜追加だよー」
精力的に野菜を押している…肉屋なのに
「ううん…農家じゃないよ。
趣味で野菜を作ってるんだよウチは。
個人で。」
あっさりと農家であることは否定した。
「余ってしょうがないから、ついでにサービスしてんの。」
49
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 00:10:44
>>48
「合挽き肉を500g」
「お願いします」
ニコリと笑顔を浮かべて、即答する。
元より買うつもりではあったが、ここで買った方がより円滑に質問が進みそうだからだ。
「では 10円追加で大根とトマトを」
もちろん野菜もしっかりと頂いておく。
「しかしご自身で野菜を育てていらっしゃるとは・・・大したものです」
「ですか余るほどお作りになられるとは・・・・・野菜が大好きなのですか?」
「働いているのはお肉屋ですが」
この女性が雇われのパートであることも想定しながら、訊ねる。
50
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 00:15:34
>>49
「まいどあーり…
合計で285円なーり…っと」
そういってそれなりの量の合挽き肉をパック。
そして、大根とトマトを1つずつビニール袋に突っ込んで山田へ差し出した。
「いや、なんというか…
野菜大好きっていうか野菜ばっかり食べてるっていうか」
ちょっとやる気なさそうに頭を掻く。
「だってウチ、お肉嫌いだし。」
…さらっと答えた。
51
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 00:22:15
>>50
>「だってウチ、お肉嫌いだし。」
「あぁ・・・」
ここまではっきりとした物言いには、流石になんとも言えない顔になる。
憐れむべき立場なのだろうが、どう声をかけるべきか。
とりあえずは財布の中から300円を取り出し、渡す。
代わりにビニール袋を受け取った。
「『菜食主義者(ベジタリアン)』なのですか?それとも単純に味が嫌いですとか?」
52
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 00:31:02
>>51
「どうもどうも。
はいお釣り」
300円を受け取った鶫は、レジから10円玉と5円玉を取り出して山田に渡す。
「うーん、誰も信じてくれないけどサァ…
ウチ、肉がらみで嫌なことに昔っから出くわしてんのヨ」
そう言ってちょっと近くにあるお肉を見つめる。
「ガキんときゃ、ウチの近くに居た人がいきなり生肉探しまわって食い散らかし始めるわ
肉はどこだ肉はどこだって暴れるわで…マジ肉食系とか怖かったんだわ」
「で、それで今でもお肉食べようとしたらそういう場面思い出して…
食うの嫌になるわけ。野菜ウメェし」
随分と彼女の周りで奇妙な現象が起こっていたらしい…
だが相変わらずやる気のない語り口であった
53
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 00:34:52
>>52
>「うーん、誰も信じてくれないけどサァ…
> ウチ、肉がらみで嫌なことに昔っから出くわしてんのヨ」
『ピク』
「・・・・・・・・・・ふむ」
お釣りを受け取りながら、メガネの奥の目を細める。
誰も信じることができない、奇妙なこと。山田はそういったものと日常的に触れ合う機会が多い。
>「ガキんときゃ、ウチの近くに居た人がいきなり生肉探しまわって食い散らかし始めるわ
> 肉はどこだ肉はどこだって暴れるわで…マジ肉食系とか怖かったんだわ」
>「で、それで今でもお肉食べようとしたらそういう場面思い出して…
> 食うの嫌になるわけ。野菜ウメェし」
「なるほど それは確かに奇妙ですね」「あたかもそういった『洗脳』を受けているかのよう」
「もしくは『悪霊』が取り付いているかのようですね・・・ちなみにあなたは こういった話は信じるタイプですか?」
54
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 00:43:24
>>53
「お、真面目に聞いてくれた人って初めてだなぁ。
笑い話にゃしてくれねぇんだ。嬉しいなぁ。」
彼女は彼の言葉を聞いて、ちょっとやる気のある声になった。
どうやら聞いてもらえたのが嬉しかったのかもしれない。
「洗脳…まさにそうだなぁ。洗脳だなぁ…」
なんでだろう。と首を傾げている鶫。そして告げられる『悪霊』という言葉。
「…悪霊かぁ…
そういやぁ、ずっと肩が重いなぁ〜とか、
半透明な何かが見えるなぁ〜とか、あったりするケドなぁ…」
ちょっと悩んでいる。ある程度違和感を感じているようだ。
「悪霊なのかはわかんねぇけど…
時たま街角で、半透明っぽいやつがついてってる野郎とか見かけるな。」
55
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 00:49:59
>>54
「ーーーーーなるほどな」
「やはり『スタンド使い』か・・・おまえ」「それも無自覚の」
少年がガラリと雰囲気を変え、女性へと唐突に宣言する。
メガネを外し、長めの前髪を上げ、そして自身の真横に肩幅の広い人型スタンド、『アーカム13』を発現した。
『ズキュウン』
「見えたか?気づいたか?こいつが『スタンド』だ」
「こいつが見えるってことは・・・おまえにもわたしも同じ『超能力』が備わっているということだが」
56
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 00:54:29
>>55
「うぇ?スタンド?
電気スタンドかぁ?」
よくわからないといった感じで枯れの顔を確認する…と同時に。
「うぇぇ!?それだれヨ!?
いや、半透明で…ちょっと浮いてて…
あ、それが悪霊ってやつなのか?!」
さっきまでのやる気の無さから一点。
かなり騒ぎ出している。スタンドを知らないらしい。
「えっと…つまり…ウチにもアンタの…そいつみたいなのが
居るってことでいいのかィ?」
多少落ち着こうとしているようだが…その表情はかなり混乱して見える。
周囲のお客さんもどうしたんだと、若干ざわついていた。
57
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 01:07:25
>>56
「『悪霊』という言い方は当たらずとも遠からずといったところか」
「一般人には見えもせず 基本的には触れられず時には害を与えるという店ではその通りだ」
「だがこれを分かりやすく言うならば『可視化された超能力』というのが最も近いだろう」
「・・・見えるのは同じ超能力者だけだがな」
>「えっと…つまり…ウチにもアンタの…そいつみたいなのが
> 居るってことでいいのかィ?」
「それは分からん」
「『スタンド』と一口に言っても様々な形状がある・・・わたしと同じように
人型をしているものもあれば 武器や動物の形状をしているもの・・・
群体となっているものや衣服のように装着するもの はたまたこういった特定の形を持たず『能力のみ』に特化しているものもな」
「念じてみろ・・・自分の精神を何らかの強い意志を伴って表出させるイメージだ」「個人的には戦う意志がオススメだが」
周囲のざわつきを見て、ややうるさそうに眉を潜める。
「場所を変えるか?おまえがここで良いと言うなら構わんがな」
58
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 01:11:07
>>57
「…はぁ…
つまり、超能力ってことかぁ…
まだ、実感わかねぇがなぁ…」
まだあまり納得はしてなさそうだ。
「念じる…念じるかぁ…
何かの意志…ってなると…
うーん…」
少し念じるかのように力を込めて
「おりゃ〜!でろぅ!!」
おもいっきり両手を上げて大声を出した
シィーン…
「…場所、変えようかなぁ…
あ、おかーちゃん、あとよろしく。」
そう言って店の奥に呼びかけると、店の外に出始めた。
「戦う意志かぁ…考えたこともねェが…」
59
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 01:23:46
>>58
>「おりゃ〜!でろぅ!!」
>おもいっきり両手を上げて大声を出した
「・・・・・・・・」
顎に手を当てながら、色に乏しい瞳で眼前の女性を見つめる。
新種の生物の生態を淡々と観察する研究者のようでもある。
そうしてひとまず店の外に出ようとしている女性の後を、無言で付いていった。
>「戦う意志かぁ…考えたこともねェが…」
「まぁ普通の日常を送っていればそうそう抱くことはないかもしれんがな」
「ところでわたしのスタンド 『アーカム13』だが・・・その特筆すべき
能力の一つに並外れた『パワー』がある」「人間を殴れば軽いケガでは済まんだろうな」
『ブォン』
そこまで説明して。歩きながら、『アーカム13』の拳を女の顔目掛けて突き出す。パス精BCC
『寸止め』だ、当てるつもりはない。もちろんそんな素振りは見せないが。
60
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 01:34:05
>>59
「ああ、ウチは割と家にずっといるからなぁ…
引きこもりだな。喧嘩なんてしたこともネェ。」
頭を軽く書きながら答える。
と、彼のスタンドの説明を聞いて顔が青くなる。
「え、まさかそいつがウチをぶん殴るなんてこと…
するわけ…」
と、答えようとした所で、『アーカム13』の拳が迫る!
「うぇえええ!?アブねぇ!!」
ビビって彼女は両手で自分の顔を隠そうとした…と、その時
ド ォ ン !!
突如彼女の前に、割り込むかのように『人』の姿が現れ、
ガシィッ!!
『アーカム13』の拳に向けて拳を叩き込む!
威力は互角だ。両者の拳は拮抗するだろう。
「…ウェ?な、何だぁこいつ…?!」
…まるで未開の地の蛮族のような姿だ。
虎の毛皮を頭からすっぽりとかぶっており、
顔は『左三つ巴』に牙が無数に生えた口がデザインされた仮面をかぶっている。
アーカム13がすぐさま拳を引っ込めなかった場合、やけどのような熱量を感じるかもしれない。
61
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 01:48:52
>>60
62
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 20:20:14
>>60
「フン!」「出せたじゃあないか・・・そいつが『スタンド』だ」
自身の不遜な振る舞いも全く気にすることなく、腕を組んで顎で女性の『スタンド』を示す。
「パワーは我が『アーカム13』と同等か」
「だが手加減したとはいえ 後から拳を合わせるスピード そして精密動作性」
「その点に関しておまえのスタンドは優れたスペックを持っているようだな」
そのスタンドの、原住民じみた外観を眺めながら、淡々と説明しておく。
「ん?・・・ぐっ?!」
と、山田は自身の拳に熱量を感じ、慌てて『アーカム13』に拳を離させる。
そして自分の右手を確認し、続いて相手スタンドの拳を見た。
「これがおまえの能力か・・・熱された鉄のような熱さだったが」
63
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 20:34:38
>>62
「こ、これが…ウチの力…?」
目の前に現れた人型のヴィジョンを見てただ呆然とする鶫。
「ん…何だかわかる気がするぞ…
ウチとこいつは…繋がってる…そう感じる…」
だがすぐに理解する。
スタンドと本体は一心同体。互いのことを理解し合うことはたやすいことだ。
「うちのスタンド…パワーとかスピードとか…精密…?とにかく強いってことでいいのか?」
まだよくわからないという感じだが、なるほど、とつぶやく。
「あ、いけね…い、痛くねぇか?
まだどんなこと出来るのかわかんねぇのに、力み過ぎたかもしれねぇ。」
慌てて山田の様子を確かめに駆け寄っていく。
山田がやけどを感じた部位には、数字の『666』の形状に見える『焼き印』が刻まれているようにみえる。
すぐに引っ込めたからか、そこまで強くは押されていないようだ。
「あ、あれ?この印…昔見たことが有るような気がするなぁ…」
一気に鶫の顔が不安そうなものへと変わっていく。
…時間が経過すると山田に『肉を食べたい』という衝動がうっすらと浮かび始めるかもしれない。
64
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 21:12:14
>>63
「いずれ使い続けていく内により深いことも分かるようになる」
「特に戦いで使うなら 自分の『スタンド』のことは熟知しておくべきだな」
痛くないかと訊ねる女性に対して、肯定する。
「ただのヤケドだ 大したことはない」
「・・・・・しかしこの数字・・・『獣の数字』か」
新約聖書に記されていたその数字。現代に至るまで、様々な人間が
この666の解読を試みてきた。そして今でも、幾つもの憶測が唱えられている、謎めいた数だ。
唐突に、山田が左手のビニール袋の中を覗いた。その中には、ついさっき
購入した、合挽き肉とトマト、そして大根が入っている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「先ほどおまえが言っていたことはやはり事実だった」
「『肉食衝動』」
「それも過去の話が正しければ 『生肉』に限定されるのか?詳しくは分からんが・・・」
「とにかく!おまえのスタンドは獣の数字を焼印として押し
その対象に『肉食衝動』をもたらすスタンドのようだな」
ふぅ、と息を吐いて腕を組む。
「さっさと解除してくれ・・・解除できないなら気絶させるまでだが」
65
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 21:18:50
>>64
「そ、そうだなぁ。
こいつを見たのは初めてだし…
まだ動かすのはアブねぇかもしれねぇ…」
やけどの様子が気になるらしく、しきりに目線を手に向けている。
「…やっぱり…
見たこと有る…やっぱりあれじゃねーか!!」
鶫は暴れだした人の体に、この印が刻まれていたということを思い出した。
「あ、え…あ、このままじゃやべえよな…
何より、あんまりあの光景は見たくねぇし…」
そう言って自分のスタンドに向けて顔を向け
「えっと…戻れ戻れ戻れ!!」
かなり適当にスタンドに命令すると…
フッ
スタンドは雲霞のごとく消え去った。
「…はぁ…これで…だいじょうぶかぁ?」
スタンドが解除された瞬間に、山田の腕に刻まれていた焼き印も消え去る。
火傷の痛みとともに、『肉食衝動』も消えていくだろう。
66
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 21:42:48
>>65
「・・・ふむ」「問題なさそうだな」
自身の『肉食衝動』が消えていくのを感じ、頷いた。『アーカム13』も解除する。
「何にせよ これでおまえは自分の力を自覚できたな」
「原因が分かればトラウマも少しずつ薄れていくかもしれん・・・
やはり肉を食わないのでは動物性たんぱく質が不足しやすくなる」
「スタンドにもトラウマにも徐々に慣れていけばいいだろう」
その他、『スタンド』の基本的なルールを説明する。
今見たダメージフィードバックの関係や、パワーと射程距離の制約など。
そして最後に、ポケットから携帯を取り出した。
「・・・他に分からないことがあればメールを送れ」
「わたしの名前は山田 浅海(やまだ あさみ)だ」
67
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 21:50:25
>>66
「はぁよかった…
自由自在、それがわかっただけでも儲けもんだなぁ…」
ほっと一息ついた。額の汗を軽く拭ってみせる。
「簡単にトラウマがなくなるわけじゃないけどよぉ…
とりあえず、なんとかなるかもしれねぇし…肉にチャレンジしてみるよ。
…無理にじゃねぇけど」
そして、ある程度スタンドのパワーや射程距離の制約、
ダメージの関係などを聞いた。
「…なるほど、ウチのスタンドは2mまで離れられる見てぇだな」
ある程度まで自分のスタンドを離し、射程を調べているようだ。
「…わかった。自覚したからには、使いこなさねぇとな。
あ、わりぃ、メールだな。」
そう言って自分の携帯もポケットから取り出した。
スマートフォンのようだ。
「…ウチの名前は鶫(つぐみ)だ…
上の名前は肉屋とおんなじだ。
よろしくなぁ。山田。」
そう言って自分のメールアドレスを山田へと送信した。
68
:
山田 浅海『アーカム13』
:2015/06/12(金) 22:20:54
>>67
「了解した 代々凪」
一方、山田の携帯はいわゆるガラケーだった。
それを操作してメールアドレスを登録、そして再びポケットに仕舞うと、メガネをかけ直す。
「またおまえの店を利用することもあると思う」「その時はまた世話になるな」
静かにそう述べると、山田は足の向かう先を変えた。
「わたしはこれにて失礼する」
「・・・この町には危険な『スタンド使い』も多い・・・自分の身は自分で守れるようにしておけ」
そうして学生服の少年はビニール袋を片手に、雑踏の中へと消えていった。
69
:
鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』
:2015/06/12(金) 22:28:29
>>68
「よろしくなァ。」
「そうだなぁ。常連さんはウチは贔屓するなぁ。
キィツケなよ、ウチの店は大安売りが気まぐれでなぁ。」
そう言ってやる気なく笑ってみせた。
「…引きこもるのが一番楽だけど…
そうもイカねぇしなぁ。わかった。考えておくぜぇ。」
そう言って手を振り、彼を見送っていった。
「…げ、かーちゃん…
わかった、戻るよ、戻るって…」
その直後にかかってきた母親からの電話に
平謝りしながら店の方へ戻っていった。
70
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/15(月) 23:52:43
人気のない深夜のメインストリート。
自販機の前に女子高生(眼鏡/制服の上にジャージ)。
チャ
リ ――ンッ…
「あァ〜。
小銭落としたァ」
クッ
自販機の隙間に小銭を落とした、ので
アスファルトに寝転び必死に隙間に腕を伸ばすが
「と、届かないィ〜…・。
私の500円玉ぁぁ。
腕が・・・つ、つりそう!」
71
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/16(火) 01:14:23
ピ
キィィッ
「あがッ!
攣ったァァァ!
痛ッ〜〜!!」
肩の可動部に走る痛みに、
思わずその場で叫ぶ。
「何なんスかァ!
こぉんな夜中に、
女子高生が困ってるんですよォ。
誰か、『お嬢さん大丈夫ですか』って、
声をかけてくれてもいいじゃないスかァァ!
私、今日が”初めて”なんスよォ ォォ…
」
ジ バ
タ タ…
ジュースの自販機の前で、
仰向けの状態で手足をバタバタする。
72
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/16(火) 01:18:53
>>71
カラコロカラ カラコロカラ
カラコロカラ
下駄の音。
カラコロカラ カラコロカラ
カラコロカラ
夜は騒がしくしないほうがいい。
近隣の、迷惑だから。
「『お嬢さん大丈夫ですかぁ?』」
「ちゅうか、ホンマに大丈夫?」
君に声をかけたのは和服を着た癖毛の小さな少年だ。
助けを求めるのもいいかもしれない。
73
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/16(火) 01:28:25
>>72
「ァァァ」
ピ
タ
ァ…
顔を上げる。
眼鏡を掛けた八重歯の女子高生だ。
学校指定のスカート、黒のハイソ。
ブラウスの上にジャージを羽織っている。
「大丈夫じゃねぇっすヨォ。
ジュース買おうと思ったのに、
この『自販機』の下の『隙間』に」
ク ルゥ
と、うつ伏せになり『自販機』の下に腕を突っ込む。
「『500円』、
落としちゃったんですよォぉ・・・
オろろォ〜ン・・・。
取れなァくて、どーしたもんかと。
そこに通りかかったのがあなたでして」
74
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/16(火) 01:47:17
>>73
(学生さんか…)
制服を着ているということは中学生か高校生だろうか。
大人が着ているなら夜に出歩くのもうなずけるかもしれないが…
「あんさん。あんまり夜中に女の人が出歩くもんやないでぇ?」
「地べたに這ってぇ……服汚れたりしたらアカンし、立ちぃ。」
優しい笑みを浮かべ、穏やかに言う。
そう言っている間に鈴元は自販機の側に立っている。
「『500円』?ここに落としたん?どのへん?」
「ちゅうか、『500円』見えてるん?」
鈴元は彼女に目線を合わせて聞く。
相変わらず優しげな笑みを浮かべながら。
75
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/16(火) 01:58:40
>>74
「うぅ…」
「あんさん、じゃねーですヨ。
『荊木レイ(バラキレー)』…
私の名前は荊木レイです――」
目と、目が合う。
茶色を帯びた瞳をしていた。
「うゥ、
ハイッ。
絶対落としたんですってば」
立つように促された、
が、諦めずに地面に張ったまま
ケータイ電話のライト機能で自販機の下を照らす。
「あッ、
あった!
ありました!私の『全財産』!」
76
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/16(火) 02:13:56
>>75
「そらえらいすんません。僕は鈴元 涼。すずもと、りょうですわ。」
「よろしゅうに、荊木さん。エエ名前やねぇ。」
挨拶もそこそこに『500』円捜索を続ける。
たしかに『500』円はあった。
(まさか『全財産』とは思わなんだ。)
結構金欠なのだろうか。
少し、同情してしまった。
「ちゅうても、僕こんまいからなぁ…あ、『あんさん』」
自身のスタンド、『ザ・ギャザリング』を発現する。
鈴元自身は小さいが、スタンドは成人男性くらいある。
スタンドに手を突っ込ませ、『500』円を確保する。
鈴元は自販機の下でスタンドから『500』円を受け取り、荊木に手渡した。
「取れたでぇ。あぁ、よかったぁ。……あ。」
(どないしよ、不用意にスタンド出してもた。
普通の人やったら見えへんから、変に思われるかもしれん。)
特に考えもなしにスタンドを使った自分を恥じる。
「……ジュース、買わんの?」
なんとなく気まずいが顔や声色に出さず言った。
77
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/16(火) 02:22:56
>>76
「いやあ・・・
お恥ずかしいんすけど
『部活』やってたから
バイトできなくて万年金欠で、ニヘヘ。
『軽音部』ってお金かかりますからねぇ・・・
でも実はさっき『クビ』になって・・・
新しい部活なり、バイトなりしな
「 あ 」
久しぶりに見た、
自身の以外の『幻影』に思わず声をあげてしまった。
ゆっくりと目を逸らす。
「えェ、いやッ!
何も見てねースよ!
私、見ての通り
視力悪いですしッ!
なぁ〜んも見てないっす!」
78
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/16(火) 23:15:47
>>77
「部活とバイトって両立難しいもんねぇ。」
(僕がスカウトでお金もろたんっておかしいんやろか。)
「ちゅうか、軽音部ってことは楽器やらはるん?それとも歌?」
クビになったということは、それなりの事情があるとは思うが聞いてみる。
地雷だった場合は……うまくごまかそう。
鈴元は話す相手の目や顔を見ている事が多い。
よっぽど恥ずかしがったり気まずくなければ自分から視線をそらす事はない。
そういう男だから、そういう癖を持つから
目の前の人間の仕草を見逃すことは少ない。
「うふふ……見えへんお人さんは目ぇそらさへんよぉ?
まぁ、見えへん事にしとかなアカンねやったら、そういうことにするけど。」
どうする?とでも聞きたそうに首をかしげた。
79
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/16(火) 23:26:38
>>78
「『マンドリン。
ハハ・・・
ピンとこないすよね。
クビ言い渡されたの、はッ
私が悪いんですが正直今は傷心なので
深くは語りたくないっていーますか・・・。
とりあえず
次の部活を探してるんスケド・・・」
伏し目がちに。
「いやッ、そのォッ!
確かに私は『スタンド使い』スけど!
正直、『お恥ずかしい』スタンドなんすよねェ」
80
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/17(水) 00:09:25
>>79
「げ、弦楽器やっけ……?」
本当にピンとこなかったらしい。
自分の経験の浅さを呪う。
「そう……すんません。
あんな?もし荊木さんが秋映の生徒さんやって
エエ部活なかったら、『金言部』においで?」
「うっとこの部ぅやけど、楽しいで。まぁ、人それぞれやから多分、やけど。」
頭を下げて謝る。
もし本当にいい部活がないならあの部室を訪ねてみるといいかもしれない。
誰がいるかは分からないが、時間が無駄にはならないだろう。
「『お恥ずかしい』て……どないなスタンドなんよ?
荊木さんのスタンドやったらエエスタンドやと思うよ?」
何が根拠なのかは分からない。
が、本心で言っているのは確からしい。
「 ……あぁ、別に無理に見してって言うてるんと違うんよ。」
「荊木さんがエエんやったらエエんよぉ。」
81
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/17(水) 00:22:38
>>80
ズ
ォ
ォ
――ッ!
傍らに『腕』を発現する。
『腕』は筋骨隆々で、
人知を超えた『膂力』を備えているのが伺える。
またその質感はまるで石膏像のように滑らかで、
内側から淡く発光している。
「スタンドの見た目が
自分の『キャラ』じゃないんでェ―ッ、
とりあえず『腕』だけ」
「『スティル・ライフ』」
「ええと、
『2B』の鉛筆を『HB』にする。
ノリとしてはそんな感じのスタンドっすね」
ス
ゥ
ゥ
解除。
「『金言部』…?
何をする部活か、
まァァたく分からないですけど」
「『面白そう』ッ!」
82
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/17(水) 00:36:29
>>81
「かっこエエけど…たしかに、合わんかもなぁ。」
ギャザリングはどちらかと言えば細いほう、なのかもしれない。
(美女と野獣、は失礼やろな。やめとこ。)
他人の分身を野獣扱いは酷いだろう。
(『2B』の鉛筆を『HB』にする?)
色が薄まるのだろうか。つまりは黒人のミュージシャンが白人になるような、そういうことだろうか。
というか外見こそ同じだが別の物体に作り変えるということだろうか。
謎は深まるが今は特に気にすることではないのかもしれない。
「……まぁ『おもろい』とは思うわぁ。」
正直ビビった。
「僕も入って日ぃ浅いけど、部長は『エエ人』やし色々これからやるみたいやわ。」
「ホンマに何やるかわからんけど、損はせん思うよぉ。」
相変わらず顔は笑っている。
しかし先ほどの優しい笑みよりは楽しそうな、子供っぽい笑顔である。
歳相応、と言えるのかも知れない。
「なんやったら入部してまう?」
83
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/17(水) 00:47:34
>>82
「かッ、
『格好いい』っ!?
『スティル・ライフ』がですか?
あの『スティル・ライフ』がッ?」
ニ
ヘ
ラ
ァ ァ
歳相応の笑みを浮かべる『鈴元』に対し、
満面の笑みを返す。
八重歯が見えた。
「いやァ、
格好いいなんて初めて言われたっす。
嬉しいやら、複雑やら・・・にへへへっ」
「そうかぁ。
『良い人』かぁ…ニヘヘ。
『良い人』の『涼元さん』が褒めるくらいだから
凄く良い人なんだろうなぁ・・・
せっかくだし『入部』させてもらおうかなぁ」
84
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/17(水) 01:11:03
>>83
「僕、エエもんはちゃんとエエって言うよぉ?
ホンマにかっこエエ思うわ。」
「やっぱり荊木さん笑った顔のがエエね。
なんちゅうか、元気な感じでかいらしいわ。」
自分で言って照れくさかったのか、若干耳が赤くなる。
ならば言わなければいいのだがそういう性分なのだ。
「僕がエエ人ぉ?……照れるわ……」
なにやらもにょもにょと言葉を口の中でもてあそぶ。
笑顔も消えて、無表情で視線をそらしていた。
が、すぐに深呼吸するといつもの笑顔に戻して向き直った。
「エエよぉ。人はたくさんおった方がエエもんねぇ。
多分部長も歓迎してくれる思うし……」
富豪で派手好きの部長を思い出す。
なんというか高笑いでもしそうではある。
「荊木さんがエエんやったら、『入部』してみたらエエわ。
合わんかったら退部っちゅうてもあるぅ思うしね。
もし入ってくれんねやったら『歓迎』するわ。」
85
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/17(水) 01:18:26
>>94
「ハイッ」
ニ
ッ コリ ッ!
「元気だけが取り柄ですからねッ。
元気があればぁ、
何でもできるぅ―ッ!」
そういえばずっと寝転んだままだった、
ので立ち上がり服についた土埃をはらう。
「ハイッ!
来るもの拒まず、
去るもの追わずですねッ。
せっかくなのでッ」
ガ
サ
ジャージの裾で手を拭く。
そしてその手を『鈴元』に。
『握手』を求めているのだ。
「よろしくお願いしまっす!」
86
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2015/06/17(水) 01:36:57
>>85
「うふふ。せやね。」
元気そのものの表情を見てそう思う。
人を照らす太陽のような笑顔、かもしれない。
「ん。よろしゅう頼んます。荊木さん。」
「一応、部長に挨拶しといた方がエエかもしらんけど。
まぁ、諸々の事はそん時になったらわかるわぁ。」
鈴元は躊躇せずその手を握った。
恥ずかしがることでもない。
相手の言葉と心に答えたのだ。
「じゃあ、僕はそろそろ帰るわぁ。」
「家まで送ろか?」
手を離すと、鈴元はそう言った。
夜道は危ない、ということだろう。
君の好きにするといい。
87
:
荊木レイ『スティル・ライフ』
:2015/06/17(水) 01:42:59
>>86
「ハイッ(メルメル)」
スマホを取り出し、
(行間)で連絡先を交換。
「いえッ。
自分チ、近いですし。
私みてーなイモい女、
襲う奴なんていねーすから大丈夫すよ」
自販機の横に置いていた
ボロい自転車のストッパーを上げ、サドルを跨ぐ。
そもそも実はジュースを買いに来ただけなのであった。
(結局買わなかったけど)
「それじゃあ、
その『部長さん』によろしくお願いしますゥー。
さよならー」
ギコ… ギ
ギ コ
コ …
88
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/20(土) 22:22:25
『木』……所謂『クヌギ』の木の前で少女がぼんやりと立っている。
その少女の特徴を上げるとすればまず、『髪が只管に長い』ということか。
その視線の先には日本の黒蝶、タテハチョウ科『オオムラサキ』。
その羽根を優雅に、勇ましく広げ『食事』を楽しんでいる……
「やっぱり格好いいですね〜〜〜〜『オオムラサキ』……『エレガント』でそれでいて『パワフル』……惚れ惚れしますわぁ〜〜〜」
などと感嘆の声を漏らす少女の名は 志染 さなぎ(しじみ さなぎ)。
『蝶』と『蛾』をこよなく愛する17歳である。
「あ、お食事が終わったみたいです〜〜〜」
と、樹液を吸い終わり飛んでいく『オオムラサキ』をゆったりと追いかける。
長い髪―――色艶こそ純白で綺麗だが、うっおとしいほど長い髪、クソ長い髪を揺らしながら。
「どこに行くんでしょう〜〜〜」
前髪をかき分けて視界を確保しているようだが、『だったら切るか縛れよ』と言いたくなるありさまだ。
89
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/20(土) 22:54:14
>>88
「…んん?ちょうちょが飛んでいる…?」
たまたまそこを通りかかった少女がいる。
その少女は飛んできたオオムラサキを確認して首を傾げていた。
「何でしょうか…ここにちょうちょなんて…いましたっけね…」
気になってその様子をじっと見守っている。
彼女は朱鷺宮涙音 14歳
秋映学園の制服を着込んでおり、2本の触覚のような髪の毛と、赤いメッシュの前髪をした特徴的なロングヘアー。
そして制服の上からもわかるくらいのスタイルの良さを持っている。
90
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/20(土) 23:07:57
>>89
「んっん〜〜〜〜〜〜
……あら〜〜〜〜〜?」
オオムラサキを追いかけるうちに、少女の存在に気付いた。
「……」
『触覚』のような髪をじっと見つめたかと思うと、
「もしかして、虫の国のお姫様ですか〜〜〜〜?
良いカラダしてますね〜〜〜〜〜」
などと口走った。
「あ〜〜〜でもうちの学校の制服だぁ……っていうことは勘違いなのかなぁ?」
「違ってたらごめんなさいですけど、もしかしてあなたは虫さんの国のお姫様か妖精さんですか?」
91
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/20(土) 23:11:57
>>90
「え、虫の国…?んあっ?」
目の前に現れた…前髪が垂れている女性を見て、
少し不思議そうな顔をする。
「え、えっと…いいカラダ、というのはなかなか光栄ですが…」
ちょっと胸のあたりを隠しながら答える。
「あ、いえ…私はその、妖精さんでも虫の国のお姫様でもありません…」
慌てて両手を軽く振って顔をブンブンと横に振る。
「わ、私は朱鷺宮涙音です。
秋映学園の中学2年生ですよ。」
とりあえず誤解をとくために自己紹介を行った。
92
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/20(土) 23:17:29
>>92
「あら……ごめんなさい、勘違いしていましたわ。あまりに綺麗な触覚だったものだからつい……」
申し訳なさそうにお辞儀をする。
「ご丁寧にありがとうございます。私は志染さなぎ、秋映学園の高校生です〜〜〜〜
2年生ですよ〜〜〜〜あなたと同じですね!」
どうやら誤解はすぐに解けたようで、こちらも自己紹介を返した。
中学2年生と高校2年生は少し違うが、そこは御愛嬌だ。
93
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/20(土) 23:17:53
>>92
安価ミス
>>91
94
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/20(土) 23:21:23
>>92-93
「ん、触覚…?
そうですか、なるほど…」
と、自分の触覚みたいな頭頂部の髪の毛を撫でる。
「ああ、これはクセ毛です。
常にこんな状態なので、放っておいてるんですけどね」
さり気なくカミング・アウトする触覚みたいな毛の秘密。
大したものではなかった。
「さなぎさん、ですか…変わった名前…あいえ、
先輩ですか、私の…」
ちょっと彼女の様子を確認しつつ、姿勢を正す。
「…おんなじ、ってわけじゃないと思いますが…
よろしくお願いします。」
そう言って頭を下げた。
「…そういえばこのへんって、ちょうちょがよく飛んでるんでしょうか?」
95
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/20(土) 23:32:07
「くせっ毛ですかぁ……所謂『アホ毛』というやつですね〜〜〜〜とってもかわいいです!」
と、その『触覚のような髪』を褒める。相当『好み』なようだ。
「よく言われます〜〜〜。『いつか世界に羽ばたく人間になるように』みたいな意味で付けられたみたいですよぉ」
どうやら自身の名前は気に入っているようで、名前への言及に嬉しそうな声でそう返した。
「こちらこそよろしくお願いします〜〜〜」
こちらもお辞儀を返し、
「そうですね〜〜〜今の季節だとオオムラサキとかがクヌギの樹液を吸いに来たりしますよぉ〜〜〜
あとは『カラスアゲハ』や『ミドリシジミ』なんかが綺麗ですよぉ
あ〜〜〜でも樹液だからスズメバチが出ることもありますね」
96
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/20(土) 23:32:38
>>95
>>94
97
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/20(土) 23:38:37
>>95-96
「あ、別に感情に合わせて動いたりはしませんよ。」
そう言ってまた両手を振った。
ただし、其の髪の毛は風に揺られてピコピコ動いている。
「ふむ…なるほど…
蛹は無限の可能性を秘めていますからねえ。」
どうやら納得したようだが…
(…蝶のほうがそれっぽいような…いや、本人が満足してるんだから
言わないほうがいいか。)
とりあえず、疑問はそっと心の奥にしまうことにした。
「へぇー、この町にもこんなに虫がいっぱいいる場所があるとは…
それに、聴く限りでは種類も豊富なようですねえ。」
そう言ってあたりを見回す。何匹か虫がいるかもしれない。
「…スズメバチには出会いたくないですね。
あれって…刺されたら死ぬんですよね…?」
ちょっとビビっているようだ…
98
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/20(土) 23:56:31
>>97
「そ〜なんですか〜……
でも『風』のおかげで生きてるみたいに動いてます〜〜〜」
「うふふ、ありがとうございます〜〜〜」
『無限の可能性を秘めている』というフレーズにどうやらご満悦のようだ。
「蝶々や蛾は出るところには出ますからね〜〜〜 このあたりにはそこそこ木や花もありますし……」
こちらも辺りを見回す。
「そうですね〜〜〜〜……『2回刺されたら死ぬ』とか言いますけど、1回でも死ぬときは死にますし、
酷い時には『仲間を呼び寄せる毒液』を発射したりしますからね〜〜〜〜……あ!」
と、そんなことを話していると件のハチのような虫が飛んでいるのが目についた。
長い髪で身体を包むように身を強張らせるさなぎだったが、しばらくするとふと安心したように体の力を抜いた。
「………あ〜、気のせいでした。『オオスカシバ』ですね……びっくりしたぁ〜〜〜
ふぅ、落ち着きました。可愛らしい虫さんですね〜〜〜。あ〜、でも通りかかっただけみたいですね……」
どうやら『ハチ』ではなく『そっくりさん』だったようだ。
99
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 00:01:35
>>98
「…確かによく風の影響を受けてしまいますね。
今日はちょっと風が強いかもしれません。」
そう言って、前髪を軽くかき上げる。
まだひらひらと髪の毛が動いている。
「どういたしまして…
たしかにこのへんは…植物も豊富ですし…」
そう言って改めてあたりを見回す。
「うーん…ほ、ほんとにコワイですね、スズメバチ…
出会った時はさすがに…ん!?」
と、ふと近くにそのハチっぽい虫が飛んでいるのを確認する。
「あ、怖いっ!!」
思わず涙音は
ドゴォン!!
自分の隣に、女性軍人のようなヴィジョンを出現させ、
身構えてしまった。
だが、ただのそっくりな虫だったのに気づくと…
「…はぁ、安心しました…
噂をすればなんとやら、だったらどうしようかと…」
ため息を付きながら額の汗を拭った。
(…見えてる…わけないよね?)
ふと、自分のスタンドを確認して心配そうな顔になった。
100
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 00:16:15
>>99
「そうですねぇ〜〜〜……もしも『本物』だったら、私よりあなたの方が狙われやすいでしょうからね〜〜〜」
と、自分の白い髪と涙音の黒い髪を見比べつつそう言った。
「でも、私もドキドキしちゃいましたよぉ……スズメバチは怖いです。単体でも強いのにそれが『高速』で『集団』で襲ってくるんですもの……
あなたもそう思うでしょう? えーっと……自衛隊の方かな?」
と、『突如出現した女性軍人』に話を振った。
「あれ? でもいつの間に来たんでしょうか……妖精の軍人さんかな?」
と、首をかしげる。
101
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 00:19:03
>>100
「…フヒヒ、お、脅かさないでくださいよぉ…」
ビビってるせいか、笑顔もぎこちない。
確かに学生服では黒の面積が多いので必然的にハチに狙われやすくなるだろう。
「集団で襲われたらまず即死ですよね…即死」
そう言ってふう、とため息を付いたところで…
「…あ、うん?」
さなぎが、自分のスタンドに『会話』を試みているのを確認する。
「あなた…『フォートレス・アンダー・シージ』が見えているんですか?」
そう言って自分のスタンドを指さした。
「…普通の人には見えませんから…つまりあなたは…」
102
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 00:33:33
>>101
「『フォートレス・アンダー・シージ』さんですかぁ……変わった名前ですねぇ……ん?」
お前が言うな、というようなセリフを吐き、
「普通の人には見えない……?
ってことはこの子はあなたの『妖精さん』? それならそういう名前も納得ですね〜〜〜うふふ」
「あなたにも『妖精さん』が憑いてるんですかぁ……ええ、実は私も『そう』なんですよぉ〜〜〜〜」
どうやら『スタンド』を『妖精』と認識しているようだ。
「あれ? でも、それにしてはあなたの姿が変わってませんね……どういうことでしょう?」
何しろさなぎは他の『スタンド』を見るのが初めてである。
『身に纏う』タイプである自身のスタンドではなく、純粋に傍に立つタイプの『スタンド』も存在する、という事を知らないのだ。
ゆえに、彼女の言うところの『妖精さん』を使うときには『姿を変える』必要があると考えているのである。
103
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 00:39:10
>>102
「…まぁ、長い名前ですよね。」
とりあえずそれには同意しているようだ。
「妖精さん…という言い方だと語弊がありますね。
私と、いろんな人はこれを『スタンド』と呼んでいます。」
彼女のスタンド『FUS』を指さして答える。
「やはりアナタもそうなんですね…
なるほど…ん?」
と、『姿が変わらない』と聞いて首を傾げる。
「…んー、ああなるほど。
アナタのスタンドは『あなた自身』が変わるものなんですか?」
どうやら納得したようだ。同時に彼女の姿を確認する。
「私の場合はこういう風な『人の姿をした』スタンドなんです。
他にも色々といますよ?愉快な人形さんだったり、こっくりさんの呼び出し盤みたいだったり…」
104
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 00:52:55
>>103
「『スタンド』ですかぁ……なんだかとても『重要』な気がします。しっかり覚えておきますね〜〜〜」
と、何度かそのキーワードを反芻し、頭に叩き込んだようだ。
「そうなんですよぉ、私のは変身――――身に纏うやつでぇ〜〜〜」
「!! なるほど、『スタンド』にはいろんな種類が居るんですね……必ずしも『身に纏う』必要はないんだ……
『人型』に『お人形さん』に『こっくりさんボード』……覚えておかなくちゃ」
ふむふむ、と頷きつつ、
「教えてくれてありがとうございます〜〜〜〜。お礼に私の『スタンド』もお見せしますね〜〜〜〜」
すると、さなぎの身体が頭から足まで木目のようなヴィジョンで覆われ、
右半身が白、左半身が黒の『あしゅら男爵』のような姿になる。
身体のラインが出るデザインではあるが、スタイルはまぁ……うん。目を瞑ることにしよう。本人もあまり気にしていないようだし。
「『クリサリス』っていうんですよぉ〜〜〜〜」
クリサリス。『さなぎ』の英訳。オエコモバと同じタイプのネーミングだ。
どうやら自分の名前が相当気に入っているようである……
105
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 00:58:55
>>104
「ん、多分重要な言葉です。」
涙音の方もあまり自信はないようだ。
「まぁー、私が出会ったスタンドはまだまだいっぱいありますが、
言い出すとキリが無くなりそうですね。」
そう言って色々と思い返す。危なそうな人もいたし
優しそうな人もいたな、と考えた。
「おっ…と、なるほど、それがアナタのスタンド…
左右で二つに分けられているみたいですね…」
そしてさなぎのスタンドを確認する。
軽く驚いているようだ。
「なるほど…『さなぎ』ですか。
まさに、あなたがスタンドと言う感じですね。
実に、いい名前です!」
涙音も彼女のスタンド名を褒めている。シンプルなのが好きなのかもしれない。
「しかし、自分の体が変化するのってどんな気分なんでしょうねえ…
私のスタンドは自分から離れてますし…」
ちょっと別な所で興味が湧いているようだ
106
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 01:09:46
>>105
「えへへ〜〜〜……そ、そんなことないこともないですよぉ〜〜〜〜
ありがとうございます〜〜〜〜」
どうやら褒められて結構照れているようだ。
「涙音ちゃんの『FUS』も格好いい名前ですよぉ〜〜〜〜!」
相当嬉しかったのか、『涙音ちゃん』などと呼び、さっき『変わった名前』と言っていたのはどこへやら。
こちらも褒めかえした。
「ん、そうですね〜〜〜『着心地』って言うのかな? それはバツグンですよぉ」
「あとはそうですね〜〜〜この姿だと体が軽くなって力が湧いてくるんですよね〜〜〜
あ、そうだ。もしよかったら触ってみます〜〜〜?」
と、身体を差し出す。女性相手に何を言っているのだろう。しかもやはりスタイルは残念である。
107
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 01:15:51
>>106
「ふむ…そう言われるとこちらも嬉しいですね。
『フォートレス・アンダー・シージ』…改めていい名前だと自負できます。
さなぎさん、どうも恐縮です。」
そう言って軽く微笑んだ。歳上なのでこちらは『さん』付けである
「へぇー、ちょうどいい温度になったりとかでしょうか…?
む…触ってみますか?とは…」
少しためらう様子を見せるも…ちょっと興味が有るのも確かである、
「そ、それじゃあちょっと失礼して。」
恐る恐る、彼女の身体に手を伸ばしてみる。
一応、あまり危なくなさそうな肩とかを触ってみることにするようだ。
108
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2015/06/21(日) 01:27:45
>>106
「そうですねぇ、所謂『通気性』はバツグンですよぉ。あとは肌触りですね……」
どうやら彼女の『着心地』の基準は『肌触り』のようだ。
スタンドに対して『肌触り』というのも変な話ではあるが。
「うふふ、どうぞ〜〜〜」
と、伸ばされる手を受け入れようとするが、その手が『肩』に向かっていることに気付くと……
「あ!」
「そこはやめた方がいいですよぉ〜〜〜!」
と、静止した。
「そこは少し『危ない』ですから……」
109
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 01:28:23
>>108
110
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 01:32:27
>>108
「…肌触り、そういうのもあるんですか。」
少し複雑そうな顔だ。
涙音も自分のスタンドに触ってみたことは何度かあったが、
感触というものはよくわからなかった。
「えーっと…ん?」
と、肩に触りそうになったところで、手をまた自分の方へ戻す。
「む…危ない…ですか?
一体そこに何があると…?」
ちょっと自分の手のひらを確認する。
一気になにか起こってないか不安になっているのだ
111
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 01:41:33
>>110
「ふぅ……いえいえ、『肩』そのものは特に害はないんですけれど、
私のこの『肩』からは『蝶々』が出るんですよぉ」
不安げな顔をする涙音に対し、そう答える。
「その『蝶々』がちょっぴり『危険』なんです。といっても、気を付けていれば大丈夫ですけどね〜〜
驚かせてごめんなさい」
112
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 01:44:36
>>111
「…なるほど、それがあなたの能力ということですか…」
理解できた、という感じで頷く。
相変わらず表情は心配そうだが
「とにかく触ったら危ないということはわかりました。
…うーん、だとしたら…」
肩はダメ、と考えてしばらく彼女の身体を眺めていたが…
「じゃあ、この辺り!」
と、不意に鳩尾の方へと手を伸ばした!
さすがに殴るほどの勢いではないので、触られてもくすぐったい程度で済むだろう
113
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 01:49:51
>>112
「うふふ、そういうことですね〜〜〜」
(出会ったばかりのいい人の手を消しちゃったら困り者ですからね……)
心の中でそう呟く。結構『心配性』のようだ。
「きゃぅ!?」
『鳩尾』に来るのは『予想外』だったようだ。
「きゃはっ、きゃはっ……きゃはははは……んぅ……んん……!!」
しかもかなり『敏感』なようで。
諸に『効いて』いる。
114
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 01:54:27
>>113
「ふむ…わかりました。」
とりあえず、肩には気をつけよう…と考えた。
「む、くすぐったかったですか?
えーと…ちょっと待って下さいね。」
若干申し訳なく思いつつも
「…うーん、どんな感じ…どんな感じなんでしょうか…?」
とにかくスタンドの感触を確認しようとして
鳩尾を集中的に触り続ける…
「い、痛かったら言ってくださいね?」
115
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 02:06:00
>>114
「んぅ、んふ、きゃはは……んっ……ひひっ……きゃはっ……」
『ドラえもん』並にお腹が弱いようである。
「ら、らいじょうぶれす……きゃはっ、痛くはないれしゅ……ひひ……んふふ……」
呂律が回っていない。効果はバツグンだ。
「きゃはっ……きゃはっ……えふっ……く、苦しい……」
116
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 02:12:25
>>115
「んー…まだわからない…ですが…」
しばらく感触を確かめていたが、
さすがに彼女の様子がやばくなってきたのを見て
「…す、すいません。
そろそろやめときます。」
手を引っ込める。これ以上は危ないと判断したのだろう。
「…うーん、普通の人と変わらない…?んでしょうかね。」
触ってみた感想は、とりあえずそんな感じだったようだ。
117
:
志染さなぎ『クリサリス』
:2015/06/21(日) 02:18:59
>>116
「うぇひ、んふふ、きゃはは……はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
開放された後、しばらく呼吸を整える。
「お騒がせしました……ふむ、外から触った感じは人間と変わらないんですねぇ……」
全身に身に纏うという性質上、自分ではよく分からなかったようである。
118
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/21(日) 14:16:40
>>117
「そうですね…やっぱり身にまとっているとはいえ、
スタンドには生身では触れないってことでしょうか。」
少し考える表情を浮かべてから答える。
「でもまぁ、アナタのスタンドもなかなか面白そうですね。
…ちゃんと使えればきっとつよい、のかもしれないです。」
まだ彼女の能力等はまるで知らないのだが、ひとまず彼女のスタンドにはある程度の評価をしているようだ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板