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【場】DIONモール その3

368稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2016/01/09(土) 20:55:42
>>367

弾は引きつけて、華麗に躱す。
輝ける場所は――いつでもどこでも、ステージの上。

「……えひ、その見た目で浮世離れしてないのかよ。
 ……まあ、お前の人生だし……僕が口出しもしないけど。」

            バババ

やや目を細める。
悪いやつじゃあないな、と、恋姫は思う。

「……僕は。
 痛いの、嫌いだからさ。」

            ・・・・けれど、常識が違う。

    ババババ

銃火を浴びせる。
墜ちた宝塚を横目に。

「えひ、撃つのは任せろ……
 最初はこんなもんだし……
 最初っから上手かったら、嫉妬するとこ……」

              ババババババ
 
          (このボスは……気合で避けれる。)

ひたすらに引き金を引き続ける。
現実じゃあないなら、恋姫は――負けない!

              ・・・・

                    ・・・・

                    そして、ゲームは終了した。
                     はたして、その結果は――?

369宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/09(土) 21:23:31
>>368
「――――大したもんだ」

椅子に深く腰掛けて、『ディスプレイ』に目を細める。

「『足手まとい』連れて、ここまでやってのけるとはな」

倒れた『ボス』の姿。
流れる『ハイスコア』のリスト。

「『好きこそものの上手なれ』ってのは、本当だな……
ここまで腕上げるのに、どれだけ『時間』と『努力』と『頭』を使ったんだ?」

ガタン、と席から立ち上がりながら、『恋姫』に尋ねる。

「冗談抜きでよ、『凄い』と思うぜ、アタシ」

370稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2016/01/09(土) 21:47:27
>>369

ハイスコア画面――今回は、『10位』だ。
恋姫もまた、目を細めて。

「……足手まといじゃない。
 初めてで一機残せたのは……悪くないよ。」

            「……えひ。」

     ガタ

席を立つ。メダルの容器を手に。
名前入力は――今回は、適当でいい。

「褒めても何のフラグも立たないけど……ありがとな。
 僕は、ゲームで……シューティングでなら、『輝け』る……」

       ニヤ

宝塚を見上げて、笑む。
人形のような顔の、桜色の瞳は、泥のように灯る。

   「……いっぱい使ったよ。
     時間……えひ、これからも。」

         「……なんか別のゲームも、やる?」

                ・・・・ふと、そう思い立って、声をかける。

371宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/09(土) 22:06:19
>>370
「……そっか、悪くねェか……へへッ」

少し、はにかむように笑う。
多分、『恋姫』には初めて見せる顔だろう。

「『輝ける場所』……か」
「ああ、それがあるのは……良いことだ」

ニィ

今度は、豪快に笑う。

「だろーな。時間を重ねて『研鑽』する……それが『自信』になり」
「そして『自信』は『確信』になる……アタシも、そうありたい」

恋姫の自信と『自負』に溢れた様子に、頷きながら呟いた。

「違うゲーム……ん、いや」

申し出に、少し考える。

「……今日は、いいや。すげー『楽しかった』からよ、
この気持ちを今の『新鮮』なまま持って帰りたい」
「そーいや、まだ『名前』聞いてねぇな。
アタシは『宝塚 亜綺良』ってんだけどよ」

372稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2016/01/09(土) 22:52:46
>>371

「えひ……輝くのは、きもちいいからな。」

      ニタ

陰気な笑みを深める。

        ジャラ

メダルの容器を手に、筐体から離れて。
視線は宝塚に向けたまま。

「……そうか。えひ。
 まあ……ゲームは、逃げないし。」

         「楽しかったなら……良かったな。」

頷いて、特に引き留めることもない。
ゲームはいつでもここにある。他のところにも、ある。

「僕は……稗田。稗田 恋姫(ひえだ れんひめ)……」

              「んじゃ、おつかれ〜……えひ。
               駅前にも……いいゲーセンあるぜ。」

     ジャラ
               ジャラ

そういって、メダルゲームの筐体へ戻っていく。
恋姫の表情は、笑顔だ。

373宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/10(日) 00:10:43
>>372
「ははッ、ま、楽しかったけどよ」

ニカッと笑い、『恋姫』に手を振る。

「それは多分、アンタと遊んだからだ……『稗田』」
「じゃあなッ」

踵を返し、家路につく。
その日は1日、どこか上機嫌なままだった。


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