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【個】『金のなる木の木陰にて』【ミ】

362荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/06/18(木) 00:18:51
>>361
「ハ、ハハ・・・」

乾いた笑いを浮かべる。
どうやらマジで大金持ちらしい。

「『望む事は何でもできる』」

   ポリ  ポリッ

人差し指の背で頬をかき、
考える仕草を見せる。

     「うぅん」

「私、『そーゆー』事が、
 できる人種じゃないですからねェ。
 なんていうか、『持ってる』代わりに『持っていない』というか。
 なんか『ゼンモントー』みたいすね・・・ニヘヘ」

     「そーだ」

「『キャンプ』とかどうすかね?
 全員、お金も食料も持たずに
 必要最低限の荷物だけ持って山に入って、
 血も涙もない情け無用のサバイバル合宿ッ!

 これッて凄い『お金』の有り難みわからないっすかッ!
 『金』を一切使わずに『金』を知るッ!
 『銀杏羽サン』的にはちょッと不満かもしれねーっすけど、
 これ以上ない程にシンプルッ!単純明快っすッ!」

363『金言部』:2015/06/18(木) 00:31:38
>>362(荊木)
銀杏羽:
「なるほど、それも良いですわねえ」

  銀杏羽は呑気そうに頷いた。
  別に快適さについてお金をかけることにコダワリがあるわけではないらしい。
  わりと好感触のようだ。

「ですがそういったことを提案するということは、
 レイは『サバイバル』じみたことが得意だったりするのかしら?」

  首を傾げる。

364荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/06/18(木) 00:43:50
>>363
「あー、
 得意ッてゆーか
 まー、『できそー』っていうか・・・」

「と、とにかくッ!
 もしサバイバルやるようだったら
 よろしくおねがいします!」

365『金言部』:2015/06/18(木) 00:51:53
>>364(荊木)
銀杏羽:
「ええ。前向きに検討しますわ」

                  ニコ

  銀杏羽はそう言って、銀杏羽は白いレースの長手袋に覆われた右手を差し出す。

「これからよろしくお願いいたしますわね、レイ」

  握手。
  それを求めている、ということなのだろう。
  彼女にとっては、それが友好の証の一つなのだ。

366荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/06/18(木) 01:04:59
>>365
「うッス。
 よろしくおねがいします!」

握手に応じる。

「それじゃあ自分はこの辺でお暇します。
 んしょっ」

ギコ…       ギ
   ギ     コ
    コ

タイヤのパンクした折りたたみ自転車を持ち、
部室を後にします。

367『金言部』:2015/06/18(木) 01:46:47
>>366
銀杏羽:
「さようなら〜」

  銀杏羽はそう言って、荊木を見送る。
  そして姿が見えなくなったなら、
  元のように大テーブルの一番奥に座りなおした。

    …………さて。
    ところで、荊木の来訪を知って大急ぎで部室に戻り、
    そして出迎える準備をした――とかでなければ、
    銀杏羽は元々一人で部室に入り浸り『何か』をしていたことになる。
    それは、一体何か?

    答えはこれだ。

「ふぅ…………。
 『夏休み合宿』の企画書……見られなくて良かったですわ」
             「こういうのは先にネタバレしたら面白味も何もありませんしね」

  企画書とか書くような性質か? と思われるかもしれないが、
  お金を使う以上、誰かに仕事を依頼しなくてはならない。
  つまり必然的に、自分の意思を正確に伝える作業は要る訳だ。

「しかしまさか……新入部員がわたくしの考えていた企画と
 全く同じことを考えるとは思っていませんでしたわ。レイ……やりますわね」
                「顔に出さないようにするのに苦労しましたわよ……」

  そう言う銀杏羽の表情には、確かに危機感の色があった。
  先程までの平静は完璧にポーカーフェイスだったのだ。
  サバイバルの話に移したのも、話題を逸らす為だったりする。

「『空っぽのポケットほど、人生を冒険的にするものはない』」
「『ヴィクトル・ユーゴー』の言葉ですが……それが『本当かどうか』、
 確かめてみるというのも、『金言部』の活動としては面白そうですしね」

        ド    ド  ド     ド   ド    ド

      ――今、部員たちの知らないところで、また一つ大きな話が動こうとしていた。


本日の『金言』:

   空っぽのポケットほど、人生を冒険的にするものはない。

                                     ――ヴィクトル・ユーゴー

368鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/04(土) 23:20:17
ある日、放課後の学園。

授業終わりの生徒達が移動している。
部室に向かうもの、家に帰るもの、多くの人が校内を歩いていた。
その中の一人に鈴元涼はいた。

他の生徒より若干だが歩くのが遅いのか追い抜かれている。
ぴたり、と鈴元の足が歩くのを止めた。

『金言部』の部室前。鈴元は特に扉の前に向かうと

コン コン コン

と三度、ノックをした。

「部員の鈴元です。どなたさんか、いはります?」

369銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/04(土) 23:23:02
>>368(鈴元)
「わたくしがいましてよ」

  ノックに返事が返って来た。
  今回はGMとしての対応ではないのであった。

「入っても良いですわよ〜」
     「というかノックもいらないですわ」

370鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/04(土) 23:31:19
>>369

「あぁ、それどうも。」

部室に入る。
普通に見慣れた部室内である。

「あ。部長、ミスコンおつかれさん。」

優しい笑みを浮かべて言う。

「それと、あの人に会いはった?ほら、荊木さん。」

進入部員について聞いておこう。

371銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/04(土) 23:39:36
>>370(鈴元)
「ええ、お疲れ様でした」

  笑みを浮かべた鈴元に答える。
  銀杏羽は大テーブルの奥の椅子に座っていた。
  何かしらの資料がテーブルの上に広げられていたが、
  鈴元が入って来るのと同時にファイルにまとめてしまう。

「会いましたわよ。
 なんというか、律儀そうでしたわ。
 それでいて結構『鋭い』勘の持ち主でしたわね」

  思い返すようにして呟く。
  多くは語らないが、初対面は好感触のようだった。

「レイとはどうやって出会ったんですの?」

  首を傾げて問いかける。
  銀杏羽と鈴元が出会った時は、路上で突っ立っていた銀杏羽を
  鈴元が呼びかけて、それに銀杏羽が反応したという形だったが……。

372鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/04(土) 23:46:24
>>371

「あんだけのお祭りようやりますわ。」

けらけらと笑っている。
褒めているつもりだ。

「『鋭い』?まぁ、そうなんかな。」

喧嘩や揉め事はしてない様子で安心する。
まぁ、どちらかがふっかけない限り喧嘩など起きそうにないが。

「荊木さんとぉ?えっと、夜お散歩しとったら
 自販機の下にお金落としてもたって困ってはったんよぉ。で、お金拾うん手伝ったら、部活とかの話になってねぇ。」

「そん時はなんも部活入ってへんって言うとったから、じゃあウチくる?って聞いただけぇ。」

特に駆け引きとかはなかった。
日常会話の延長線上で誘ったようなものだと記憶している。

「それがどしたん?」

373銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/04(土) 23:57:10
>>372
「……いえ、別になんでもありませんわ」

  そう言って、鈴元を見る。
  前に鈴元から『人たらし』と言われたことがあったが……、
  意外とこの少年の方も人のことは言えないのではないか?
  少なくとも、ちょっと勇気を出してしまえばいくらでも自分から
  『楽しいこと』を生み出すことができる、そんな力を持っているのでは?
  なんてことを思っていたりするのであった。

「ああ、そうそう。
 忘れていましたわ。この間頼んでおいたお遣いはどうでしたの?」

  行間で依頼していたお遣いのことだ。
  (ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1424962526/302)

「何か面白いものは見つかったかしら?」

  別に現物を出さなくとも(押し入れに入ってるだろうし)、
  口頭の説明だけでよさそうな感じだ。

374鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 00:12:05
>>373

「そうなん?せやったらエエけど。」

(次なんかするときのネタにするんかおもたけど、そうでもないんやろか。)

銀杏羽の考えなど鈴元が知るはずもない。
いつものようにニコニコ笑っているだけだ。
人たらし、少なくとも鈴元は自分のことをそうだとは思っていない。

「『ゆにせっくす』っていうキーホルダーを買ったわぁ。
                 なんや性別を変えられるやて。」

「現物は今持ってへんけどね。…おもろそうやろ?」

375銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 00:21:47
>>374(鈴元)
「性別を変える……ですって?」

  怪訝な表情を浮かべる。
  そして、数瞬ほど沈黙し……、


「何ですのそれ! 超面白そうですわ!」

  案の定食いついた。
  むしろ面白い物が好きな銀杏羽が食いつかない訳がなかった。
  立ち上がって鈴元に歩み寄る。

「それっていくらしましたの? 在庫とかありますの?
 というか使用制限とかあったりしますの? 是非とも知りたいですわ!」

             ズズイ!

  そしてそのまま最接近。
  もはや歩み寄るというより詰め寄ると言った方が良い眼力だ。

376鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 00:39:14
>>375

「そう?せやったらよかっ……!」

銀杏羽の反応は予測できなかったわけではない。
楽しいことには全力だと思っているからだ。
しかし、考えの中での行動と実際に行われた行動、迫力は現実が勝った。

「部長、部長。近い…」

両手で詰め寄る銀杏羽をとめる。
家族以外の女性が近いのは苦手なのだ。

「『5万』で買ったけどぉ……買ったんは『1個』で『使いきり』。
 やから、慎重に使って欲しいんよぉ。」

硬い笑顔になっているが、いつものように相手の目を見て話す。
眼力に屈して眼をそらすようなことはしない。

「そんだけ。喜んでもろたんやったら、よかったけどぉ。」

377銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 00:46:51
>>376(鈴元)
「おっと、失礼しましたわ。
 ちょっとはしたなかったですわね」

  そう言って少し離れる。
  普通に会話するくらいの距離感だ。

「5万ですわね。でも『使い切り』となると、
 使いどころが限られますわね……」
              「時が来るまでは持っておいてくださいまし」

  そう言って、銀杏羽はバッグから5万円を取り出して鈴元に渡す。
  (PLマネーより5万)

「『あとでわたくしに説明する』『面白いことに使う』
 というルールを守るのでしたら、涼の判断で使ってもよろしくてよ」

「いやあ、面白いものを見つけましたわねえ。
 本当に素晴らしいですわ。うふふ…………」

  極めて上機嫌そうだ。

378鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 01:23:14
>>377

「そやね。うん。そのぐらいやったら、普通やわ。」

ちゃんとした距離感に安心する。
精神的に安心できる距離だ。

「時が来るまでやね。わかったわぁ。」

「……おおきに。」

(なんでバッグから5万円が出てくるんやろ。
 バッグが銀行なんやろか……)

富豪の力を感じた。
金満の匂いだ。

「僕が使うかはともかくとして……喜んでもろたんやったら、よかったわ。」

「ミスコンとか部員の勧誘も上手くいったし、最近運がエエみたいやねぇ。」

379銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 01:30:28
>>378(鈴元)
「そう! ミスコンも涼のお蔭で大成功ですわ!(涙音もいますけど)」
        「この『ゆにせっくす』と言い……涼には何かご褒美をあげなくてはいけませんわね」

  そう言って、じっと鈴元のことを見つめる。
  頭の先からつま先まで、まるでセンサーで精査するようなまなざしだ。
  (無論、銀杏羽の目にそんな昨日はないが)

「何がよろしくて?」 「わたくし富豪ですので、大抵の願いは叶えられましてよ!」

380鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 01:43:18
>>379

「や、僕以上に頑張ったお人さんおるやろぉ……」

そういう言われ方すると反応に困ってしまう。

(ちゅうか、見過ぎ……)

銀杏羽の眼差しで背筋が少し伸びた気がした。

「お金で解決するんは、気ぃひけるなぁ……
      僕だけ楽しむんも、オモロないしぃ……」

ここで金をくれという神経は持ち合わせていない。
別段困っていることもない。
いざ、こういう場面に立つといい案が思いつかないものである。

「じゃあ。どっか遊びにいかん?」

「お金つかわんし、お互い楽しめるやろぉ?」

381銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 01:51:55
>>380(鈴元)
「そっちの方々には十分な報酬を差し上げましたわ」

  雇った人間にはちゃんと金銭報酬を出している。
  スカウトにもスカウト報酬はきちんと支払っている訳だが、
  それに加えて今回の『ゆにせっくす』で、銀杏羽の中の喜びゲージが
  振り切れてしまっているのかもしれない。

  なまじ金を持っているから、喜びに対して『報いる』という選択肢が
  一番最初に来てしまう、ということなのだろう。

「さて、どんな願いを――」

       「…………」

           「……それで良いんですの?」

    「なんかもっとこう、私有のリゾートに行きたいとかではなく?」

     と思っていたが、『遊びに行こう』と言われて思わず首を傾げてしまう。
     遊びに行く、というのは客観的にはデートになるわけだが、
     まだそこを意識している訳ではない。

382鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 02:03:31
>>381

(僕もう十分過ぎるほどもらってるんやけど…)

道であった女性に声をかけたり審査員席でごちゃごちゃ言って
露店で買い物をしただけである。

「私有のリゾート?
 ……それもおもろそうやし。部長が行きたいんやったら行きたいけどぉ。」

「部長と仲良うなれんねやったらなんでもエエけど。
 ……やっぱり、僕とどっか行くん嫌?」

鈴元は純粋に遊びに行くつもりらしい。
デートとは思っていない。

「嫌なんやったら、別のん考えるけどぉ……」

383銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 02:09:13
>>382(鈴元)
「いえ! わたくしに二言はありませんわ!
 涼がやりたいと言うのであれば、是非はなし、でしてよ!」
                 「それにわたくしの方も満更でもありませんしね……」

  清々しい表情を浮かべる。
  しかし、その表情もすぐに曇った。

「ですが、特にお金を使わない、
 『普通に遊びに行く』だけでしたらわたくし、
 正直あまり場所に心当たりがありませんわよ……」
             (流石にファミレスやカフェくらいなら何度も行ってますが)

「どこに行きましょう?」

  首を傾げる。
  自分の得意なフィールドの外に出てしまっているため、
  いつものように圧倒的財力でリードする手法がとれないのだ。

384鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 02:33:31
>>383

「ホンマ?よかったわぁ。」

「……ちゅうても、僕もあんまエエ場所知らんのよな……」

友人と出かけるということがまずないのだ。
当然のことともいえる。
それになんだかんだ言ってもこの土地の生まれではない余所者だ。
詳しくはない。

「どっかでご飯食べる?それか遊ぶ場所あるんやったらそこでもエエけど。」

ウチ
「家でなんかする?」

「夏休みとかやったら本家とか親戚の家とかオモロい所連れてったげんねんけどぉ。」

腕組んで考える。
どこかいい場所はないだろうか。

385銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 02:51:33
>>384(鈴元)
「涼の家、ですか」

  同じように、腕を組むようにして考える。
  というか、鈴元の意見を反芻する。

「……ちょっと考えましたが涼の家が一番面白そうですわね」
          「協賛の件も含めて涼のおばさんにまたご挨拶したかったですし、
           よく考えたらちょうど良い機械だったかもしれませんわ」

「涼の『本家』とかもかなり興味ありますが!
 それはまたいずれ詳しくお話伺いたいですが!」

           「今日はとりあえず、涼の家に行きましょうか。
            学校から涼の家までの道中で
            面白いことを探しつつ歩けば一石二鳥でしょう」

  それに、と銀杏羽は一息置いて、

「『面白い物を探す』、というのは、
 いかにも『わたくし達らしい』遊びですわ」

銀杏羽と鈴元を繋げたのは、『面白いことを求める気持ち』だ。
そう言う意味では、二人に似合いの展開と言えるかもしれない。

386鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 03:16:44
>>385

「そうしよか。」

家に向かう方向で行くようだ。
       オ
(…部長と会うたんって、お姉ちゃんやったっけ、叔母さんやったっけ。)

イマイチ思い出せない。

「『本家』については聞いてくれたら話すよぉ。」

色々あったが自分の実家で育った家だ。
懐かしい思い出に浸れるかもしれない。
浸りすぎると思い出したくないことも思い出すが。

「じゃあ、行く準備してなぁ。」

銀杏羽の荷物がまとめられているか、まとめられてないかは知らない。
いつでも行けるならすぐ行くくらいの気持ちだ。

「ん?うふふ。そやね。『僕ららしいわ』」

面白いことは好きだ。
きっと銀杏羽もそうなのだと鈴元は思う。
そうでなければ、今自分はここにいないのだから。

387銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 03:31:33
>>386(鈴元)
「分かりましたわ!」

  すぐに踵を返して自分が座っていた位置に戻り、
  ファイルをまとめて自分の学生カバンにしまっていく。
  意外にも(いや、普通か?)銀杏羽のカバンは
  普通の学生カバンと大差なかった。
  カラの財布をはたいて、困ったような泣きそうな顔をしている情けないフクロウ――
  ゆるキャラの『こがねくろう』の缶バッジがついているくらいだ。

(『こがねくろう』は『金に苦労している』、『金がなくて困っているフクロウ』という設定で、
 同時に『金が人生の価値じゃない』みたいな教訓(こじつけ)もある、
 コンセプト的に金満お嬢の銀杏羽とはあまり相性の良くないゆるキャラなのだが……
 ……単純にデザインが好みだったのだろうか?)

「さて、おまたせしましたわ」
           「早速出発しましょう!」

  二秒で準備を終えた銀杏羽は、そう言って鈴元の手を取り部室を出ようとする。

388鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 03:47:04
>>387

(はや……)

女性は準備に時間がかかる、が鈴元の経験から来る感覚であったが
銀杏羽はそうではないのだろうか。

「なんやっけ、それ。ゆるキャラっちゅうやつ?」

鈴元の学生カバンにはなにもついていない。
そもそもそういうのを付ける性格でもない。

「…まぁ、いこか。住宅街からちょっと離れたトコにあるわ。」

なにか面白いことでもあるといいが。

389銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 04:00:04
>>388(鈴元)
「ええ。『こがねくろう』、だったと思いますわ。
 ミヤビ――ああ、わたくしの友人がつけていたのを見て、
 可愛かったので売っていた場所を聞いて取り寄せたんですの」

     これだけなら普通のエピソードだ。
     だがこれが『売っている』場所は、存在していない。
     厳密にはゲームセンターの景品なのだが、
     家の人が取って来てくれたのであった。
     だが、銀杏羽はそんなこと知らないので『買った』という認識なのである。

         ピッ
               ガチャ

  言いながら、取り出した鍵に取り付けられたボタンを押すと、
  扉の方から固い音が聞こえて来たような気がした。
  ……気のせいだろう。まさかいくらなんでも、
  ただの部室が車の鍵よろしく遠隔開閉可能になっているはずがない……。

    「場所ならこの前行ったので記憶しておりますわ。
     しかし、わざわざ親戚の家に下宿なんて珍しいですわね。近くには学生寮もありますのに。
     ……ところで、涼は学生寮に行こうとか思ったことはありまして?」

  昇降口へ向かう道すがら、
  そんなことを問いかけてみる。
  問いかける銀杏羽自身が自宅から通っているのだが。

 「この学校の生徒は、学生寮を利用している方が多いですわ。
  S湖の近くにある……白亜荘でしたっけ? あそこもそうですが」

390鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 21:10:10
>>389

「ミヤビ?あぁお友達ですか…にしてもかいらしいねぇそれ。」

(小金苦労……?お金に困ってそうやなぁ…ちゅうかどっかで見た気ぃもするけど…どこやろ……)

そういうのが最近の流行なのだろうか。
鈴元には分からなかった。

「部長…や、エエわ。気にせんといて。」

何か言おうとして止める。
いくらなんでも、部室の鍵が遠隔操作可能なわけがない。
現実的ではない。ありえるはずがない。
どうせ部長の思わせぶりな行動に違いない。
と、思いながらも目はしっかりと鍵を見ている鈴元である。

「叔母さんが店やるぅ言うたから本家が色々と面倒見てくれたんよぉ。
 店と、従業員と、さっき言うた住宅街から離れた家。
 本家がそこまでしてくれたら、僕らは住まんわけにはイカンのよ。やから、寮のことは考えたこともないわぁ。」

下宿と寮について、鈴元はそう答える。
いつものように、けらけらと笑っている。
しばらくして、一瞬考え込み口を開いた。

「寮見に行ってみる?
 …あ、部長って家から通ってんの?それとも寮?」

391銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/05(日) 23:11:19
>>390(鈴元)
「なるほど」

  『本家がそこまでしてくれたら、住まないわけにはいかない』。
  鈴元の言葉には、自分の家族のはずなのにどことなく
  『よそよそしさ』が感じられたが(というか『自分』と『本家』を区別している?)、
  それはそういうものなのだと納得した。古臭い家の制度については、
  銀杏羽も(知識があるので)多少は理解がある。

「いえ、少し気になっただけですの。
 かく言うわたくしも家から車で通学していますしね」

    あっさりと答える。
    思い出したように富豪っぽさを出すヤツだ。

「わたくし、枕が変わると寝られなくなってしまうので。
 だから外泊とかはあんまり……あ、」

  なんかちょっと顔を青褪めさせたが、すぐに調子を戻して。

          「外泊とかはあんまりしたことないのですわ」

  そんなこんな行っている間に昇降口に到着した。
  銀杏羽は自分の靴箱から外履きを取り出している。

392鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/05(日) 23:55:36
>>391

「そやで。」

「車ですかぁ。エエねぇ。」

富豪とはそういうものなのか、と思う。
鈴元は徒歩で登校している。
富豪っぽさにはもう慣れたのだろう。

「雨の日とか傘差して帰る必要も無いわな。」

車で通うことの得点はその程度だと思っているようだ。
鈴元にとってはイメージしにくいものなのかもしれない。

「あぁ、僕も枕変わると寝られへんのよねぇ。こっちにも持ってきたし。」

「……どないしたん?」
                     「や、別に言いたないんやったら、エエねんよぉ。」

(前いらんこと言うたからなぁ……)

相手の顔色の変化を見て咄嗟に聞いてしまう。
が、前に色々とやらかしたのを思い出しすぐに訂正する。
顔も銀杏羽からそらしてしまった。

「や、ホンマにエエんよ?」

念押しする。よっぽど前回の失敗に懲りているようだ。

「そういえば鈴眼と家どっち行くん?」

靴箱から靴を取り出して履く。
まったく汚れていない運動靴だ。

393銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/06(月) 00:20:18
>>392(鈴元)
「あ、いえ、何でもありませんのよ、なんでもね……」

  ちょっと気まずそうに答えた。
  ただ、表情とか顔つきとかに真面目さはあんまりない。
  多分コミカルな意味でのアレなのだろう。
  具体的には、夏合宿に向けての伏線(?)的なアレである。

「そうですわね。
 鈴眼の方は前にも行ったので……
 今日は家の方にお邪魔しようかしら」
          「叔母さまにはまた今度ご挨拶しましょう」

     そう言って、靴を履いて歩きだす。
     運動靴については――見はしたが、特に何も言わない。
     あんまり目ざとくないのか、気にすることでもないと思ったのか。

「ところで、涼の家は『住宅街から離れた場所』らしいですけど、
 具体的にどのあたりにあるんでしょう? 駅の方かしら?」

  ちなみに、黄金町のマップはこんな感じだ。
  (ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311524252/759)
  詳細な画像はwikiに貼られていたりする。

394鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/06(月) 00:57:23
>>393

「せやったら、エエけどぉ。」

(触らん部長に気まずさなし……)

深く触れないようにしよう。
藪をつついて蛇を出したら笑い事ではない。
笑い顔を作り直す。

「…ちょっと、気になるけど。」

誰に言うでもなくつぶやいた。

「さいですか。まぁお店で言うてくれたら出てくる思うわ。」

(ミスコンのお礼やろか。別にエエ思うけど。まぁ、礼儀やな。)

「じゃあ家行こか。」

靴が綺麗なのは新品だからとかでなく、純粋に普段から下駄や草履を履いているから出番がないだけである。
体育のときぐらいしか汚れたり酷使する瞬間がない。
というか普段から運動する習慣がない。

「ん?そうそう。病院の北西ぐらいの場所。」

学校からは遠いが店からはそこまで遠くない。
そういう立地だ。

「あ、そうそう。家入る時はまっすぐ前見て入ってなぁ。」

そういうルールだから。

395銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/06(月) 01:14:20
>>394
  鈴元の中で銀杏羽は荒ぶる神とかと同等の立場になっていた。
  きっと夏合宿になれば鈴元は銀杏羽が青褪めた理由を知ることになる。

      スタ スタ  スタ

      銀杏羽は何やらスマホを取り出し、どこかしらに連絡を入れていた。
      ひょっとすると、『迎えは要らない』という旨の連絡かもしれない。
      車で通学していると言っていたから、帰りもそうなのだろう。

「病院の北西、ですか。……けっこう遠いですわね。
 それに病院…………、…………」

  銀杏羽は微妙な表情を浮かべる。
  ……何か煮え切らない様子だが……?

396鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/06(月) 01:29:57
>>395

鈴元の怯えは杞憂に終わったらしい。
そうまでして、地雷を避けたいのかは疑問である。

「…そう。遠いんよ。」

「うふふ。部長、僕に気ぃ遣わんでエエでぇ?
 なんや用事あるんやったら、そっち優先して。」

優しいいつもの笑みだ。
誰にでも向けてきた顔だ。
親にも兄弟にも親戚にも同級生にも見せ続ける顔だ。

「それとも、病院に誰かおるん?」

「病院に誰か会いたくないか、会いたい人でもおるん?」

ちょっと息を吸ってそんなことを聞いてみた。

「行くんやったら病院行き?僕が邪魔やったら一人にしたげる。
 勇気が要るんやったら付いてったげる。行きたくないんやったら、行かんでエエし。」

「僕の家なんかいつでも行けるんよ?
 やからね部長。今どこに行きたいん?今、どこにおりたいん?」

相変わらず笑っている。
愉快だから笑っているわけではない。

「答えたないんやったら、それでエエよ。
 ただこれだけは言っとくわな。」

「僕に気ぃ遣わんとな、自分の思うようにしぃ?」

(言葉にせんと分からんのよ。僕もあんさんも。)

397銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/06(月) 01:37:45
>>396(鈴元)
「えっ、あっ、いや、その……」

  唐突に気を遣われ出して、逆にうろたえる。
  何か、言うのを躊躇っているようだが……、

「びょ、病院が!」

    これ以上黙っていれば、さらに勘違いがこじれる。
    そう考えたのか、鈴元の言葉を遮るように言う。

「病院が……夜の病院が怖いだけですわ……。
 病院の近くに住んでいると聞いて、
 わたくしは無理だなと……そう思っただけですわ!!」

  そう言って、足をはやめる。
  耳が赤くなっているのは、鈴元の気のせいではないだろう。

398鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/06(月) 01:53:43
>>397

「え……」

「えー。ほんまァ?それェ。」

にやりとイジワルな笑顔を浮かべている。
珍しい笑い方だ。

「部長、もしかしてお化けとか苦手ェ?」

「かいらしいなぁ。」

(なんや大事な人でもおるんか思うたけどちゃうかったか。
 まぁ、エエことやわ。病院のお世話になりたないもんな。)

心中で安心する。
が、安心とイタズラしたい心が同居している状態だ。

「あ、本家で会うたお狐さんとか、双子の子ぉとかの話しよか?」

銀杏羽の後ろについて歩く。
ちょっとして、銀杏羽の耳が赤くなっているのに気付いた。

(…ちょっと、イケズしたい……)

すでにイジワルなことをしているという自覚はある。
これ以上やれば嫌われるのではという考えもある。

「部長。こっち向いて?」

「人間怖いモンがあるんは恥ずかしいことや無いんよぉ?」

ちょっと、その顔見てみたい。

399銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/06(月) 02:06:10
>>398(鈴元)
「………………」

  無言のまま、先を歩く。
  先を歩くが……、

   「……〜〜〜〜ッ!!」

          バ ッ

「う、うるさいですわねッ!」

  声を荒げてはいるものの、機嫌は悪くなってはいない。
  銀杏羽の『怒りのツボ』は単純にからかわれることにはない、ということなのだろう。

 「そうですわよ!だって仕方ないじゃありませんの!
  お化けはお金とか関係ないですし! 怖いものは怖いですわ!」

    そう言って開き直る銀杏羽の表情は……やはり全然開き直れていない。
    顔を真っ赤にして、恥ずかしさのせいか少し目が潤んでいる。
    そんな表情で、鈴元の方を恨めしそうに睨んでいる。……が、全然迫力はない。

400鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/06(月) 02:59:41
>>399

「!……」

突然の大声に驚いたのか、ぴたりと動きを止める。

「すんません。」

普通に謝った。
別に言い訳をすることもない。
先ほどのイジワルな笑いは消え、落ち着いた顔をしている。

「(お金云々はともかく)怖いもんがあるんは、おかしないんよ。
 ちょっと、からかいすぎたわな。お化け怖がるんは普通のことやしねぇ。」

「姉と『女の人は傷つけん』って約束してんねんけど、守れてへんかったみたいやわ。」

強がる子犬のような銀杏羽に対して優しく微笑む。
銀杏羽にこんな顔をさせたのは自分のはずなのに普通に笑ってみせる。
これを失敗とは思っていないのだろうか。
精神的に余裕があるだけなのかもしれない。

「そないな顔さしたかった訳やないねんよぉ。」

「あ、これ食べる?」

学生カバンをあさり、一口サイズの羊羹を取り出した。
白と水色の綺麗な細長い箱に入っている。

「ウチの羊羹やから、美味しいで。」

などと言いながら羊羹をすすめる。

「さ、はよ行こか。日ぃ暮れはせんかもしらんけど。
 あんまおそなって親御さんに心配かけんのはようないやろぉ?」

日が暮れたら病院が怖くなる、と言いたかったがぐっと我慢した。

401銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/06(月) 23:04:21
>>400(鈴元)
「別にそこまで怒ってませんけど……」

  銀杏羽はむすっとしつつも羊羹を受けとり、
  不機嫌(ポーズ)な表情とは裏腹にしっかり食べる。

「……」

     ちょっと雰囲気が和らいだ。

「今へんなこと考えたでしょう!
 よけいな心配ですわ! 連絡はもうしました!」
                  「もう! 先に行きますわよ!」

  そう言って銀杏羽は先に歩き始めてしまった。
  ――――今、校門を出たあたりだ。
  視界の端を、黒塗りの外車が遠ざかって行ったのが見える。

402鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/06(月) 23:55:56
>>401

「ん?うふふ。」

否定はしない。嘘をつきたくないからだ。
肯定もしない。

「はいはい。行こなぁ。」

銀杏羽の歩幅にあわせて歩く。
途中なにやらぶつかったら危なそうな黒塗りの車を見つけた。

(部長のお迎えさんやろか。)

手でも振りたかったが、やめておく。
違う車だったら恥ずかしいからだ。

ああだこうだと話しながら、もうすぐメインストリートといったところまで来た。

「あ、部長って車で通うとるんよねぇ?家遠いん?」

それとも単に富豪だから徒歩でも十分なところを車で来ているのか。

「車やったら帰りにお買い物とか気軽に出来へんちゃう?」

「あぁ、でもお友達と帰りはる時とか買い物したい時は車使わへんの?」

素朴な質問であった。

403銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/07(火) 00:09:56
>>402(鈴元)
  銀杏羽はしっかり手を振っていた。
  やはりあれが銀杏羽家の車で間違いない。

「わたくしの家はかなり遠いですわね。
 DIONモールの向こう……『御蔵神社』の近くと言えば分かるかしら?」

  この金満お嬢だったら案外徒歩でも十分なところを
  わざわざ車で通ったりとかしてそうな雰囲気があるが……。

「買い物に行くときや、友人と帰る時は、
 今のように先に車だけ帰らせていますわ。
 わたくしも、富豪である前に学生ですからね」

  何故か胸を張る銀杏羽。

404鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/07(火) 00:30:00
>>403

「はぁ。エラい遠いねぇ。そら車で通うわ。」

(僕でも自転車使う。)

車を使っても不思議ではない距離であった。
ただ金持ちらしさを出すための登校方法ではなかったようだ。

「でも友達と一緒におったら、そんな距離も気にならんかもねぇ。」

鈴元は友達と言うべき人間がまったくいない。
この町に引っ越してきてからはゼロ人といっても過言ではないだろう。
だから家までの道のりはずっと長く感じるときがある。

「そやねぇ。部長もお嬢さんってだけやないもんね。」

「あ、なんか買っていくもんとかある?
 お菓子とかやったら家にあるけど。」

もうすぐ商店街だ。一応聞いておく。

405銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/07(火) 00:59:41
>>404(鈴元)
「ええまあ……」
「そういう時は、別れた後にバスを使っていますし」

  意外と庶民的な答えが返って来た。
  ちなみにS市の市営バスにはしっかりと『御蔵神社行』のものがあるので、
  実質的に歩く距離はそれほどでもないのかもしれない。

「いえ、特には。お菓子の類は元よりそちらの家でいただくつもりですわ」

  意外と図々しい。

「涼の方こそ、何か買いたいものはあるかしら?
 何なら棚買いしても良いんですわよ?」
                 (※棚買い・・・棚ごと買い占めること)

  所持金云々以前に店側から拒否されそうな買い方だ。

406鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/07(火) 01:14:21
>>405

「今日はよう外す日ぃやわ。星座占い最下位やったし。」

庶民的な話になるとは思わなかった。
バスを利用しないからだろうか。
それとも単に頭が回っていなかっただけだろうか。
今の鈴元にはわからない。

「さいですか。ウチの店の余りとか買い置きのん多めやけどかまんね?」

図々しさは感じていない様子だ。
それぐらいは普通にするつもりだったらしい。

「や、エエよ。」

(棚買いなんかしたら、はしたないて怒られるわぁ。)

遠慮しているとかではなく、拒否している。

「じゃあ、はよ家行かんとね。
 うちの人らおったら、お菓子なくなってまうかもしらん。」

ちょっと歩くペースを上げる。

407銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/07(火) 01:26:52
>>406(鈴元)
「みなさんお菓子好きなんですの?」
        「……いや、愚問でしたわね。お菓子職人ならお菓子が好きなのは当然……」

  なんか自己完結していた。
  そこはかとなく偏見も混じっている気がするが、
  まあ当然と言えば当然だろう。そこまで乱暴な推論ではあるまい。

「もぐもぐ……ごくん」
       「……おいしい羊羹でしたわ。ごちそうさまでした」

     羊羹を食べ終えた銀杏羽は、そう言って包み紙をカバンの中に仕舞う。
     心なしか、ちょっと目尻が緩んでいるような気がする。

408鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/07(火) 01:41:58
>>407

「まぁ、そんな所ですわぁ。」

全員が全員お菓子が好きなのかは知らないが
減る量が多いことは確からしい。
鈴元も減らす人間の一人だが。

「おそまつさんでした。」

「……」

じっと銀杏羽を見つめる。
すると、口元を少し緩めた。

「ホンマに好きなんやね。」

「そういう人に食べてもらえると、嬉しいわぁ。」

けらけらと笑う。
自分の評価より和菓子の評価を気にする男だ。
そういう人間だ。

「そろそろ見えてくるころやろか。」

かなり歩いた。
病院に近づかないルートを鈴元は選んだ。

「あったあった。」

家が見えてきた。塀で囲まれている。
平たいが大きい。構造的に二階はないようだ。
その分奥行きがあるのだろう。
10人くらいなら問題なく生活できそうな家だ。

「僕が先入るけど、かまんね?
 いきなり部長が入ると不審者と間違えられかねんからね。」

409銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/07(火) 01:47:49
>>408(鈴元)
「鈴眼の羊羹は、おいしいですわ」

  笑みを見せる鈴元に、銀杏羽もにこやかな笑みを返す。
  何かと偏屈な少女だが、これは本当に本音だ。

      なんて一幕もあったのだが。

「ふぅ……ふぅ……」

  家に着くころには、銀杏羽は鈴元の後ろで息を荒くしていた。
  普段こんなに歩くことはあんまりないのかもしれない。

「え、ええ……構いませんわ……。
 それと、着いたらお水が一杯ほしいですわ……」

  やはり図々し……いや、これは仕方がないか……?

410鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/07(火) 02:40:28
>>409

「えぇ……」

振り返ると息を荒くしている銀杏羽がいたことに少し驚いた。
普段からこの距離を歩いている鈴元からすれば特に息を荒くする要素はない。

「……あ、すんません。」

今自分がどれほどの距離を歩いてきたのかを思い出した。
慣れない人間ならそうもなる。

「えぇっと、もうちょっとおきばりやす。」

急ぎ足で玄関の戸を開け、家に入る。

「ただいま帰りました。」

                                「あぁ、お帰りなさ……涼さんが女の子連れてきましたー。」

                                「えーホンマー?写メるー?」

(うわキツ)

「なんでお姉ちゃんおるんよ……」

すぐに髪を1つ結びにした女性がやって来た。鈴元の姉である。

                                「涼ー。あんたなぁ…なにしたん?
                                 あ、前に店連れてきた子ぉやない?」

「まぁ、後で話すわ。
 お茶の準備とお菓子の準備
 お願いできるやろか?」

                                「貸し1な。」

軽く言い合いしつつ、銀杏羽は六畳ほどの部屋に招かれた。
部屋の隅にはぬいぐるみが二、三個置かれている。
本棚やテレビや机、ゲーム機もあるが、居間ではないようだ。

411銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/08(水) 22:32:54
>>410(鈴元)
「どうもお久しぶりです。
 銀杏羽明日乃、と言いますわ」

  先程の疲労の色など露とも見せず、にこりと笑顔。
  銀杏羽は外面が良いのであった。(見栄っ張りとも言う)

「ありがとうございますわ……」

  去って行く鈴元(姉)に会釈しつつ、部屋に招かれる。

「此処が涼のお部屋ですの?」

  けっこう遠慮なく、というか興味深げに見る。
  ぬいぐるみが目を惹いたようだ。ひときわ興味深げに見ている。

412鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/09(木) 00:52:37
>>411

(さっきまであないに息切らしてはったのに…)

富豪にはああいう能力も重要なのだろうかと思う。
多くの人に会うのなら必要な能力かもしれない。

「そやで。あ、お茶はすぐ来る思うから。」

特にもったいぶる風もなく言う。
ごちゃごちゃとしていない部屋である。
部屋の端に置かれた机の上だけでなく、本棚の中やゲーム機のコードも
きれいにまとめられている。
整理整頓が好きなのだろうか。それとも、純粋に物が少ないだけか。

ふと、銀杏羽の視線がぬいぐるみにいっていることに気が付いた。

「ん?部長これ気になるん?」

鈴元はぬいぐるみの方へと向かっていった。
猫とたぬきっぽい生物、そして狐のぬいぐるみが机の横に並べられている。
鈴元は三つのぬいぐるみを抱いて、銀杏羽の元へと持ってきた。
                  
「かいらしいやろ?誕生日に兄と姉からもろたんよ。
 猫さんは親戚の人からもろたんやけどぉ……」

一つ一つ並べる。きれいだ。
丁寧に扱っているのだろう。

                                        「涼。お茶とお茶菓子。」

襖の向こう側から声がした。鈴元の姉の声だ。

「はい。」

襖を開け、盆を受け取った。盆の上には湯のみと急須、木製の器が載せられていた。
器には一口サイズの饅頭やら羊羹やらが入っている。

「おあがりやす。あ、ちゃぶ台いるわ。」

盆を銀杏羽の前において畳の上に盆を置いた状態なのに気付く。
部屋の押入れに向かう鈴元。その中に入っているのだろうか。

「あ、なんかしたいことある?」

押入れからちゃぶ台を取り出しながら、鈴元は聞いた。

ぬいぐるみの参考画像

猫(ttp://pepies.shop-pro.jp/?pid=62957777)
たぬっきぽいの(ttp://matome.naver.jp/odai/2140874754044113101/2140876586258239803)
きつね(ttp://takahata-engiyoi.ocnk.net/product/180)

413銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/09(木) 01:08:48
>>412(鈴元)
「あら、ありがとうございます」

  お茶菓子を持ってきた鈴元(姉)に再度お礼。

「ええ、そうですわね……」
         「(…………伏見稲荷……?)」

  丁寧に扱っているようなので、ゆっくりと撫でる。
  撫でながら、

「涼の家には、何のゲームがあるのかしら?」

  問い掛ける。全体的に落ち着きがない。
  そうこうしているうちにもあたりを見て……、
  やっぱりはしたないからと目を伏せ、それでもチラチラ見ている。
  …………多分楽しいのだろう。
  何をするとか以前に、一通りこの楽しさを発散させないと話が進まなそうだ。

414鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/09(木) 01:46:50
>>413

「そやろぉ。気に入ってるんよ。」

緩んだ笑みを浮かべている。

「ん?まぁ、パズルとかRPGとか色々。最近格闘系も手ぇ出し始めたけど……」

ちゃぶ台を銀杏羽の前に置く。
お盆を載せ、急須で湯飲みに茶を注ぐ。
手馴れた動きである。

「でも、それどころやなさそうやね。」

銀杏羽の目を見てそう言った。
落ち着きのなさを感じたのだ。

「好きに見てもらってかまわんよぉ。僕は見られて困るモンないし。」

「なんか気になる?」

「楽しんでもらえとる?」

いつもの優しい笑みとは違い、子供っぽい笑い顔だ。
鈴元自身も楽しいのかもしれない。

415銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/09(木) 02:15:57
>>414(鈴元)
「パズル……RPG……」

  銀杏羽はやっぱり興味津々だ。
  ゲームをやりたい、というよりは、何があるか知りたいと言う感じだが。

「……わたくし、男の人の部屋に上がるのは初めてなのですわ」

  鈴元のお茶を淹れる手つきを見たり、
  ぬいぐるみのことを撫でてみたりしつつ、銀杏羽は言う。
  わりと爆弾発言だったが、本人は気にしていない。

「人付き合いはわりとお金で賄えますが……、
 こういう付き合いは、『お金だけ』では得られませんものね」

  少し照れくさそうに、銀杏羽は笑う。
  金満お嬢らしからぬ発言だったが…………、
  そもそも、彼女は『特技』に散財を挙げる人間だ。
  つまり、彼女なりに『散財』――金の使い方にはこだわりがある。

「――あ、すみません、わたくしとしたことが、
 お茶の用意を済ませていただいたのに」

  そう言って、慌ててちゃぶ台に向き直る。
  この期に及んでやっと気付いた感じだ。

「これは?」

  そう言って、銀杏羽は目の前に置かれた和菓子の説明を求める。

416鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/10(金) 00:06:53
>>415

「ふぅん。意外…でもないか。」

箱入り娘というやつだろうか。
この性格なら男性の友達の家にも行きそうなものだが。
いや、男の友達がいるかは分からないが。

「僕は誰かを家に招いたことってあんまりないんよぉ。
 家族抜いたら、女の人部屋に入れたん、部長が初めてちゃうやろか。」

「うふふ。お互い初めて同士やね。」

面白いのか、けらけらと笑う。
銀杏羽の言葉が爆弾発言であるとは認識していないようだ。

「そ、そやねぇ。」

(なんやそういう言われ方するとハズいなぁ……)

ちょっと、照れているらしい。
銀杏羽から一瞬視線を外した。
ほんのりと耳が赤くなった。

「え、あぁ、えっとぉ……」

鈴元は器からいくつか和菓子を取り出してちゃぶ台に並べていく。

「豆餅。生地と豆に塩味がついとるから、餡子の甘みを引き立ててくれはるわ。
 きんつば。甘みが強いから渋いお茶と合わせて楽しんでなぁ。
 後は羊羹とか、お饅頭とか…あ、若鮎やね。」

一口サイズの和菓子が多い中、異彩を放つ和菓子があった。
大きさもそうだが、その形は鮎のようである。

「どら焼きみたいな調布の生地の中に、牛皮が入ってんのよぉ。」

「ほんのり甘ぁて美味しいんよぉ。」

一通り説明が終わったので、茶を飲む。

「まぁ、おあがりやすぅ。」

語るより味わったほうが早い、ということか。

417銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/10(金) 00:32:38
>>416(鈴元)
「そういう反応はやめてください。恥ずかしいですわ」

  顔を赤らめた鈴元を見て、やっと自分の発言を客観視したのか、
  照れくさそうに口をすぼめながらそっぽを向く。完全に自爆だが……。

「ふむ」

     気を取り直して、鈴元の説明を聞く。

   「若鮎」

  食べた経験はない。
  ただ、牛皮という言葉から、『牛の皮』があるものだと勘違いした。
  (実際にはもち米に水あめを練り込んだものらしいが……)
  和菓子に『牛の皮』――つまりは、塩気があるイメージのモノ。
  どんな味なのだろう? と好奇心を刺激された。

「では、いただきますわ」

     そう言って、開口一番に『若鮎』に挑みかかる。
     わりとおそるおそる口に運び……、

「……!」 「……甘いですわ!」

  ハッと目を見開いて言う。
  しょっぱさを覚悟していた為、余計に甘く感じるようだ。

「しかも中がもちもちして……あれ? これお餅ですの?」

  頭の周りにクエスチョンマークが浮かんでいる。
  でもしっかり頬は緩んでいるので、おいしいらしい。
  何と言うか、感想が分かりやすい性格だ。

418鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/10(金) 01:03:18
>>417

(部長がへんなこと言うから意識してもうたやんか…)

これ以上言うと余計に照れそうなので自重する。

牛皮は色々あり求肥となった云々は各種資料を参考のほど。

「?甘いよ?」

銀杏羽は求肥ぐらい知っているだろうと思っていたらしい。
彼女の反応は鈴元にとって意外な反応だったのだ。

「お餅の仲間やね。白玉粉に砂糖とか色々混ぜ取るよ。」

本家では餅粉を使うこともある、と注釈する。

「おいしいやろぉ?」

和菓子がいい評価を受けることが純粋に嬉しいのだ。
外面を繕って本心を隠すのが常の男だが、家のこと和菓子のことはごまかさない。

「若鮎はまだこっちの店では出してへんのよぉ。ウチの人以外やったら部長が初めて食べた人になるわぁ。」

楽しそうだ。
彼のクラスメイトがいれば驚くだろう。
こういう素の姿を見せることはないのだから。

419銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/10(金) 01:53:42
>>418(鈴元)
「あっ、ああ、求肥。『求肥』ですのねこれ」
         「……(牛の皮だと思ってましたわ……)」

  材料を言われて、やっと得心がいく。
  和菓子なら最初にそれを思い浮かべるべきだったが、
  そこはなんかこう、言葉のマジックが働いてしまうのだ。

       たまにないだろうか? 何でそんな思い違いをしていたんだろうという勘違い。

「良いですわね。お客さん一号ですか。
 お金を払っていないのでお客さんとはちょっと違いますけど」

  なんてことを言いながら、早速別の和菓子にも手を伸ばし出す。

「そういえば、涼も和菓子の修行をしているんですわよね。
 こういう和菓子も、もう作れるんでして?」

  修行の身、というと、銀杏羽のステレオタイプなイメージでは
  技術的には作れても身分的には『下積み時代は羊羹しか作ってはいけない!』
  みたいな戒めがあったりするんだろうか? とか考えている。
  (現実的に考えて、合理的ではないが……伝統は理屈では語れない印象があるのだ)

420鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/10(金) 03:00:58
>>419

「そう。求肥。」

「牛の皮やとか思いはったぁ?」

うふふ、軽く笑い声を上げる。
イジワルそうな顔はしていない。
自分も若鮎を手に取り、口へと運ぶ。

(うん。エエわ。)
          ウチ
「お客さんやで。家来てるしぃ。」

屁理屈っぽいことを言う。

「そやけど……」

一瞬視線を落とす。
しかしすぐに笑みを浮かべて

「『作れるよ』ただ『売れはせん』まだまだ素人同然っちゅう扱い。
 人に食べさせるんも、控えたほうがエエって言われとる。」

そう、答えた。

「父や祖父達が背負っとるんは、『鈴眼』の看板だけやないんよぉ。
 500年以上の伝統、今までのご先祖様の誇り全部を背負うとるんから
 僕みたいなんが気まぐれで作った和菓子でも、『鈴眼』の名に恥じひんモンでないとアカンの。」

まっすぐな言葉であった。
視線も、心も全て。ごまかしも格好をつけることもなく、ただ店の家の誇りを語る。

「漫画や小説みたいに厳しないけど、これぐらいは当然のことやって教えられてるわぁ。」

421銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/11(土) 01:26:22
>>420
「もう、分かって言っているでしょう?」

  恥ずかしがりながらも、少し怒ったような表情で言う。
  顔はしっかり赤いので、照れ隠しと言った方がよさそうだ。

「……『伝統』、『誇り』」

  そして、鈴元の言葉を復唱する。
  銀杏羽の家は海外企業なので、鈴元の言う
  『伝統』みたいな言葉とは縁遠い。
  だが、だからといってそれらへの理解がないことにはならない。

「ということは、先程道中にくださった和菓子も
 涼の家族……もしくはお弟子さんが作ったものでして?」

     首を傾げる。
     そしてそれはともかくとして、手元の和菓子に視線を寄せる。

「この和菓子にも、『500年の歴史』が積もっている、と考えると、
 …………味わい方も、少し変わって来るような気がしてきますわね」

  そう言って、羊羹を口に放り込む。
  真面目な顔をしていたが、やはり頬が緩む。
  人間、好物を食べて真顔を保つのは難しいものだ。

422鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/11(土) 02:01:55
>>421

「ん?うふふ。」

明言は避けた。
あなたの考えたことが答えだと言っているつもりなのだろうか。

「そう。『誇り』」

静かだが、強い言葉であった。
自分に言い聞かせるように、鈴元はその言葉をつぶやいた。

「そやでぇ。鈴眼の和菓子は全部職人の手作りなんよ。
 お弟子さんか、兄の作ったやつのはずやわ。」

ちょっと誇らしげである。
手作りも鈴眼の誇りなのだろう。

「……そういえば、部長の家ってなにしてはんのぉ?」

自分の家のことを話していて、銀杏羽の家が気になったらしい。

「お金持ちってことは知ってるけど、なにしてはるんやろかぁ?」

423銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/12(日) 00:09:06
>>422(鈴元)
「貿易業ですわ」

  えらくざっくりとした説明だ。

「たとえば、主婦が趣味でやるデイトレード……
 あれの数千倍だか一万倍だかの金額の取引を、
 色んな品物で行うお仕事……とでも言いましょうか」
   「……まあ、あんまりよく分からないですわよね?
    たまに友人に聞かれるのですが、
    説明してもみな一様に首を傾げてしまうのですわ」

  肩をすくめて言う。
  だがどこか……鈴元に比べると、言葉に熱がない。
  無関心というわけではないのだろうが、
  鈴元のように家の仕事に『誇り』を感じているわけではない。

「まあ、わたくしの家は涼の家と違って、
 『家を継ぐ』という考え方そのものがありませんし、
 わたくしもそこについてはあまり詳しくありませんわ」

  継ごうと思えば継げるような状態なのかもしれないが、
  銀杏羽はそれに対して特に意欲を見せている様子はない。
  別になりたいものがあるようにも見えないが……
  まあどのみち、この金満お嬢のバイタリティなら何かしらやりそうだが。
  ひょっとしたら起業する気なのかもしれない。(資本はたくさんあるし)

  そこのところは、家業に誇りを持って継ぐ意欲を見せる鈴元とは対照的だ。

424鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/12(日) 02:24:19
>>423

「異人さん相手に商品売ったりしてお仕事してはるって感じやろかぁ?」

銀杏羽の話を聞いて、鈴元はそう思ったらしい。
分からないなりの答えだ。

鈴元にとって、銀杏羽の言葉は不思議ではない。
そもそも自分の親の仕事に伝統や誇りが付いてくることは少ないだろう。

「…家のこと嫌い?や、気にせんといて。」

(嫌いやったらあないにお金使わんよねぇ。)

家を破綻させよう、とかそういうのは捻くれた見方だ。
銀杏羽がそんな人間とは鈴元は微塵も思っていない。

(……まぁ
        僕が継ぐわけやないんやけどぉ……)

鈴元の顔からすっ、と表情が消える。
無表情。仮面のように動かない。
急に鈴元は我に返ったのか笑顔を作り直した。すこし、ぎこちない。
だが、数秒で自然な笑顔に戻った。

「そっか……そうなんかぁ。
 部長は、やりたいこととか、ある?」

「ここで、やなくて。これから。将来やりたいことってある?」

425銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/12(日) 19:52:21
>>424(鈴元)
「両親のことは人並みに尊敬していましてよ」
「お父様もお母様も、嫌いなんてことはありませんわ」

  あっさりと答える。家族関係はそこまで悪くなさそうだ。

「…………」

  能面のような表情の鈴元を胡乱げな眼差しでじいっと見つめていたが、
  話を向けられるとふっと笑って、視線を虚空に彷徨わせる。

     「そうですわね……さしあたって、『金言部』の活動として
      やりたいことが幾つか。林間学校、臨海学校、登山にスキーに
      フェリーにドライブに、面白そうなゲームや鍋パーティ、
      ……他にも色々、やりたいことは尽きませんわ。人の一生では短すぎるくらいに」

  冗談めかして、銀杏羽は肩を竦める。
  もっとも話の流れから言って、鈴元がそういう話をしたいのではないことは分かる。

「学校を卒業しても同じですわ。社会に出たとしても、きっとわたくしの目の前には
 いつなんどきも『その時やりたいこと』がたくさん転がっているのでしょう。
 具体的なことは、正直分かりませんし、決めてもいません。
 ですが、わたくしにとって『それら』が一番重要で…………
 将来何をして生きていくとか、そういったものは『やりたいことを好きなようにやる』為に
 準備していく中で、勝手についてくるものだと思っていますわ」

     楽観論も良い所だった。
     この考え方は、潤沢な資金があって生活に余裕があるからこそ言えるものだ。
     仮に銀杏羽が普通の家の生まれなら、このままの台詞が吐けるかは甚だ疑問である。

  だが……一つ言えるのは。
  もし仮に彼女が次の瞬間無一文になったとしても、おそらくこの考えは変わらない。
  金がないなら金がないなりに、彼女は『自分がやりたいこと』をやる。
  少なくともそこについて、自分の感情を押し隠したり、捻じ曲げたりはしない。

「逆に」

  銀杏羽は鈴元を見据える。
  彼女の網膜には、先程の鈴元の能面のような表情が焼き付いている。
                            . .
「涼はどうなんですの? 和菓子屋『鈴眼』の分家の人間としてでなく……
 『将来やるだろうこと』とは違う、一人の鈴元涼が『やりたいこと』は?」

426鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/13(月) 00:50:34
>>425

(臨海学校とか一生徒の力でどうにかできるもんやないかなぁ……)

(でも、部長やしねぇ…)

銀杏羽がある日どこかの国の女王になっても鈴元は驚かないだろう。
彼にとって、銀杏羽とはそういう人間なのだ。
面白いなら財力を惜しまず全力で挑む、そういう『つき進む人間』なのだ。
しかし、鈴元の求める解はこれではない。

「…そう。部長はそう思っとるんやねぇ。」

「『その時やりたいこと』が重要で
 準備していく中で色んなモンが勝手についてくる。エエねぇ。」

「やっぱり部長はエエねぇ。かっこエエよ。」

「まっすぐで曲がらん信念やわぁ。」

嫌味ではない。心のそこからそう思っている。
少なくとも鈴元はその感覚を持っていない。
実家から離れることが出来ず、ただ家にいる鈴元は、銀杏羽のそこに憧れる。

「分家かぁ…僕は……や、その通りやわ。次男坊やもんね。」

「僕のことはエエやろ?
 や、聞かれた以上は答えるけどぉ。」

苦笑いを浮かべかぶりを振る。
それからちょっと深呼吸をして、鈴元は答えた。

「笑わんといてなぁ?
 ……『桜になりたい』」

「きれぇで、華やかで人を惹きつける桜に
 儚くも美しい桜の花のような人間に僕はなりたい。」

珍しく本音の言葉であった。

「友達もおらん、何の取り得もない僕でも、桜の花になったら……
 なれたらきっと……お父さんもお母さんも、みんな僕のこと………認めてくれて。
 ほんで、僕は僕のことを…」

一瞬間が開いた。
鈴元はいつのまにか笑顔が消え、切羽詰った顔になっているらしいことに気付く。
銀杏羽の瞳の中に自分の姿が見える。

「あ、別に『桜の花になるから』部長と仲良うしてるんと違うんよ。
 純粋に部長のこと好きやから仲良うなりたいだけで…
 ちゅうか、友達おらんでも別にそこまで問題やないし。」

「別に同情してもらいわけやないし。こういうんは行動で示すべきっちゅうか……」

近くの大福に手を伸ばす。
もそもそと食べた後、茶で流し込んだ。

「まぁ、今やりたいんは『部長のことを知る』ってことかなぁ。」

笑った。無理に笑った。
最初からそれが答えだったとそう言いたそうに。
銀杏羽の目を見て笑う。
瞳の中に不器用な笑いを浮かべた自分がいることを知りながら。

427銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/13(月) 01:28:52
>>426(鈴元)
「わたくしと涼は違いますわ」

  銀杏羽は羊羹の残りをつまみながら、そんなことを言う。
  意味の通らない発言だが、多分彼女の中では
  ひとつながりの会話の応酬になっているのだろう。

「だからきっと、わたくしのことを知っても、
 涼の求めているものには届かない。むしろ遠ざかって見えるはずですわ」
                 「ですので一つ、とっておきのわたくしの情報をお教えしましょう」

  銀杏羽は、そう言って鈴元のことを覗き込む。
  鈴元が、銀杏羽の瞳に映る自分自身を見るのではなく、
  今、目の前にいる銀杏羽のことを見ることができるように。

「わたくしも……あなたのこと、好きですわよ」

  その口元が、悪戯っぽく弧を描く。

「気遣いができる、人付き合いが上手い、話が上手、
 そして今もこうして思い悩むくらいに真面目で、
 それでいてちょっとイジワルなところもある……」

「わたくし、涼の取り柄ならけっこう知っていましてよ。
 涼が自分を取り得のない人間と断ずるのは勝手ですが――」
           「――――それならそれでわたくしは、勝手に涼のことを認め続けますわ」

    たぶん、鈴元が本当に求めている終着点はそこではない。
    彼の想い描く『最良の未来』は、きっと銀杏羽には齎せない。
    仮に齎せるとしても、それを今ここで達成するのは、間違った選択だ。
    これは、彼自身が決着をつけるべき物語で、主人公は鈴元自身なのだから。

  だが、かといって銀杏羽が何も関われないというわけでもない。
  何の役にも立たない脇役でも、隣にいるということだけは示すことができる。
  鈴元が、決して満たされない無間地獄の中にいるわけではないと伝えることはできる。

  銀杏羽はそこまで言って、少し恥ずかしそうに目を背け、

「それに……『友達』なら、此処にいるのではなくて?
 わたくし、貴方も含めて『金言部』のメンバーと部活だけの浅い付き合いをするつもりはなくてよ」

  そう、呟きを漏らした。
  喋りすぎたからか、何もしないのが恥ずかしいのか、
  そこまで言って、お茶を飲んで喉を湿らす。

428鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/13(月) 02:53:51
>>427

「そら、僕と部長はちゃうけど……」

話題を変えようと試みるが上手く言葉が出てこない。
目の前の少女の言葉を一言一句聞き届けようとする自分がいる。

「あぁ…僕も部長のことす……へ?」

(今、この人僕になんちゅうた?)

言葉を理解するのが遅れたが、やっとなにを言われたか理解したときには
銀杏羽は鈴元について話していた。

(……そ、そないな…照れるわ。)

鈴元から表情が消える。
赤くなりはしないが、これも照れているのだ。
全てを聞き終えた時、鈴元は顔を覆い隠しぶつぶつと何かを呟いていた。
反応に困っているのだろうか。

「その、おおきに。僕のこと、そないに思ってくれて。
 でもまだまだ目標を達せたとは思わんし、言わん。」

銀杏羽の言葉は確かに鈴元の心に届き、心を動かしたのは紛れもない事実である。
しかし、まだ足りない。
彼の『理想』であり『目標』はそれこそ人生を賭けた夢だ。
こんなところで叶ったなどと言うのは諦めと同じことなのだ。

「ただ、そういわれるだけでも僕は嬉しぃ。」

それからくすりと笑って、手を差し出す。
かつて銀杏羽が鈴元を勧誘するときにしたように、右手を差し出した。

「これからもよろしゅう。『友達』としても『部員』としても。」

「それと、僕の秘密を教えるわぁ。」

誰にも言わないように、と一本だけ伸ばした指を口に当てる。

「僕は『刺青』を彫ってる。背中に目標を忘れんようにと願掛けで。」

429銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/13(月) 23:25:08
>>428(鈴元)
「それで構いませんし、それでこそ涼ですわ」

  目標を達せたとは思わない、と言う鈴元に、銀杏羽は頷く。
  目標は高ければ高い程良い。簡単に片付いてしまっては面白くない。

「『刺青』」

  そして続く言葉に、銀杏羽はオウム返しで呟く。
  彼女もまた、その概念を知る者の一人だ。
                   ....
「わたくしも知っていますわよ、そういう『刺青』は。
 そして、それによって得られるものも」
         「前に話しましたが……『わたくしも持っています』からね」

  つまり、お互い『刺青の試練』を潜り抜けた者同士というわけだ。
  (銀杏羽はアレに死の危険があることなど知りもしないが)

  「まあ、やはり見せびらかすようなものではありませんけど……」

  銀杏羽にとって、『スタンド』を見せるということは
  かなりのっぴきならない事情に陥ることが前提になる。
  彼女が『刺青』を彫った成り立ちから言って、少なくとも彼女にとっては
  そうやすやすと見せびらかして良いものではないのだ。『刺青』も『スタンド』も。

「しかし、わたくしの他にも宝梦に普、涙音、ニコラ先生……。
 別に狙っていたわけではありませんが、スタンド使いが多いですわね。
 ひょっとすると、レイもスタンド使いなのかもしれませんわ……」
                                    「……あむ」

  そんなことを言いながら、盆の上に置いてあった最後の和菓子を食べる。
  きんつば。甘みが強い。銀杏羽は静かにお茶を啜った。

430鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/14(火) 00:11:25
>>429

「うん。多分部長の刺青と同じ性質の刺青。」

即ち、スタンドを目覚めさせる原因となった刺青。

「うふふ。そやね。見せびらかすモンではないわ。」

刺青は鈴元にとって目標を忘れないためのものだ。
なんとなくごまかしたりして、自分の行く道を自分で閉ざさないようにするために彫ったのだ。
それを人に見せびらかすのは恥知らずなことだと考えている。

「部長はなんで刺青を彫りはったん?」

刺青を彫るという事はこの国では色々と面倒なことを引き寄せる可能性がある。
そうでなくとも痛みを伴う行為だ。
ファッションで入れた可能性もあるが、銀杏羽はそういうことをする人間だろうか。

「あ、御菓子なくなってしもたねぇ。追加いる?」

「ちゅうか、時間大丈夫?帰るんやったら送っていくけどぉ。」

431銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/14(火) 00:31:16
>>430(鈴元)
「――――」

  問いかけられた銀杏羽は、少し黙った。
  冗談っぽくはぐらかして誤魔化すことも考えたが、彼女にそんな器用なことはできなかった。
  ファッションなら、わざわざ長手袋で隠したりはしないだろう。
  秋映学園は刺青OKな校風だ。

「……ええ、そうですわね。
 そろそろおいとまさせていただこうかしら」

  結局、鈴元の質問には答えないままにそう言う。
  銀杏羽が『刺青』を彫った理由……そのことを、彼女は恥じていない。
  恥じるような人間性なら、『刺青の試練』は生き残れなかった。
  だが……鈴元と違って、誇るような性質のモノでもない。

  銀杏羽にとって『それ』は、グツグツに煮えたぎったマグマのような怒り。
  それを表にさらけ出す時は、例外なく『キレている』時だ。
  いや、表にさらけ出せば、否応なしに『キレてしまう』と言った方が正しいか。

「和菓子にお茶に、ありがとうございましたわ!」
            「送迎は家の者を呼ぶので、心配要らなくてよ」

  そう言って、立ち上がる。

432鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/14(火) 00:51:48
>>431

(人には言えんってことかな。)

鈴元がそこを追求することはない。
言いたくないならそれでいい。
無理強いしてまで聞くことではない。

それに、生きていれば聞くことになるかもしれない。
どんな結果が待っているかは、鈴元には分からないが……

「そう……あ、そや。」

ゆっくり立ちあがり、押入れの方へと歩いていく。
押入れから銀杏羽の方へと戻ってきたとき、彼の手にはねこのぬいぐるみがあった。

「今日のお礼。いらんねやったら、置いていってもらってかまわんよぉ。」

もらってくれ、言いたいらしい。
受け取らないならそのまま見送るだけだ。

猫(イメージ)
ttp://www.netyokocho.jp/atelier_mocomoco/goods/KOB26100784/

433銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/14(火) 01:28:25
>>432(鈴元)
「お礼なんて良いですのに……」

  銀杏羽は嬉しそうに、そう言った。
  実際、今回は銀杏羽も楽しめた。対価は十分だった。
  ……だがこの少女、富豪のわりにもらえるものは何でももらう性質である。

「ありがたく頂きますわ。赤ずきんちゃん風なのかしら……可愛いですわね」

  カバンを肩にかけ、猫のぬいぐるみを大事そうに抱え、
  鈴元を伴って玄関へ向かう。

     その途中。

「……、……涼は……なんでわたくしのことを知ろうとしますの?」

  何気なく、問い掛ける。
  拒絶の意味を含んでいるのではない。
  単純な、疑問だ。

     銀杏羽は、自分以外の人間には触れられたくない心の聖域みたいなものを持っている。
     それは鈴元も前回の『英語のテスト』で知っての通りだ。
     だが、それを知っても尚鈴元は銀杏羽のことを知ろうとする。
     報酬に『遊びに行く』ことを提案し、自身の家に招き、心の距離を縮めようとする。

  銀杏羽としては、『仲良くなる』のに互いを知る必要はあまりないと思っている。
  正確には、同じ空間で同じことに一生懸命になれば、
  自然と互いのことを知り、そして仲良くなれるものと思っている。
  鈴元が、銀杏羽の心に触れようとする理由が――銀杏羽には分からない。

434鈴元 涼『ザ・ギャザリング』【中三】:2015/07/14(火) 02:01:17
>>433

「エエんよ。楽しかったお礼やし、押入れの肥やしにしとったらもったいないわぁ。」

「よう見たら、ぶどうで頭巾止めてあるんよぉ。」

けらけらと笑う。
楽しそうである。

「ん?」

長い廊下を歩いている最中、鈴元は銀杏羽の問いに首をかしげた。
質問の意味も意図もある程度理解している。
ただなぜ聞かれたのかが分からない。
鈴元はその答えをすでに銀杏羽に提示していると思っていたからだ。

「……部長のこと好きやから?」

もちろん、友人としてである。

「僕は心に触れてこそ友達やと思う。心に触れて、お互いのことを知って。
 会話に言葉もいらんくらいの、心で通じ合える関係に部長となりたいって思うたから。」

まっすぐな目だ。優しげな雰囲気を持ちながら強い意志も見え隠れする目だ。

「退屈な毎日を変えてくれた感謝もあるけど。それだけやったら恩返ししてお終いやわぁ。
 部長のこと知りたい。仲良うなりたい。そう思ったから、部長のこと聞くし僕のこともちょっとだけ話すんよ。」

鈴元にとって銀杏羽の心に触れることは特別なことなのだ。
相手の心に触れれば相手を傷つけるかもしれない。
それは鈴元にとってもっとも避けたいことだ。
だが、そのリスクを背負っても銀杏羽と通じ合いたいと思ったのだ。

「あとは…鈴元家家訓『此の世の一切は動かざる者の横を通り過ぎる。』の教えかな。」

「なにもしなければ、危険とか面倒くさいモンは自分ではない誰かの元へと飛んでいく。
 しかし、同時に好機や縁も自分の横をすり抜けて、何も得ることはないっちゅうことでねぇ…」

「僕は部長をどうでもエエ通り過ぎるモノには、したくなかったんよ。」

「これで、答えんなってる?」

優しげな笑みを浮かべ、鈴元はそう答えた。

435銀杏羽『ザ・カレンシー・クリック』【中3】:2015/07/14(火) 02:17:32
>>434(鈴元)
「……そう、ですの」

  噛み締めるような呟きがあった。
  鈴元が真意をはかりかねるのも無理はない。
  これは問いというよりは、確認に近かったのだから。

     そして、求めていた答えは得られた。
     考え方は、少し違うかもしれないが――、

「まあ、耳触りの良い答えではありますわね!」

  果てしなく上から目線。
  だが、言葉とは裏腹に、表情は嬉しそうだった。
   ... ... . . .. . .. .
  ドロドロとした愛情なんてもののない、
  一〇〇%純粋な友情から来る気持ちだと、理解できたから。

   「今日は、ありがとうございましたわ。
    お蔭で色々と楽しい時間を過ごすことが出来ました」

  玄関前に立ち、銀杏羽はそう言って笑みを浮かべた。
  そして、去り際に言う。

「……『此の世の一切は動かざる者の横を通り過ぎる』。
 わたくしも、覚えておきましょう。大切なものが、横を通り過ぎてしまわないように」

     そう言うと、銀杏羽は長い髪を翻して歩いていく。
     夕陽に照らされた少女の姿は、そのまま街の中へと消えていった。





本日の『金言』(特別編):

   此の世の一切は動かざる者の横を通り過ぎる。

                         ――――鈴元家家訓

436『金言部』:2015/07/22(水) 23:43:15
そしてこちらにも告知ですわ!

ミッション名:『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―
危険度:D
難易度:C
GM:『金言部』
ミッション概要:
わたくしの所有する山一つを使った一泊二日の夏合宿ですわよ。     ・ ・ ・ ・ ・
参加者は所持品を持たず、着の身着のままで一泊二日のサバイバルを生き残ってもらいますわ。
ミッションの進行は複数の段階に分かれています。
なので厳密には『サバイバルという一つのミッションを行う』のではなく
『サバイバルというロケーションで三つの小ミッションを立て続けに行う』ものと
認識してくださるとやりやすいと思いますわ。
此処に各Stageでの『目標』を提示しておきますので、
行動に困ったら『目標』を達成する為の行動をとればいいかと思います。

Prologue 『朝』
 山の麓にあるわたくしの別荘で朝食。
 此処から先はサバイバルなので英気を養いましょう。
1st Stage 『昼』
 『目標』
 1.昼食のゲット  2.住居を作る材料の獲得
2nd Stage 『夕方』
 『目標』
 1.夕食のゲット    2.住居の完成
3rd Stage 『夜』
 『目標』
 1.『生きて朝日を見ること』
Epilogue 『二日目』
 山を下りてわたくしの別荘で朝食。
 (生きて帰れたら)互いの無事を喜び合いましょう。

報酬:『20万』+活動次第で何かあるかもしれませんわ。
募集人数:3〜全員
募集期間:告知より三日(集まらなければ延期)
開始期日:7月26日予定
備考:
『金言部』ミッション第三弾ですの。
一応の目標は設けてありますが、本質的な楽しみ方は
場スレと大して変わらない、と思ってくださいまし。
『山』というロケーションでやりたいことがあれば、
アドリブしてくださればなるべく意図を組みたいと思いますわ。
会話は基本的に自由ですので、掛け合いするときはメール欄に。
終了するときは一方が『会話終了』と入れれば、GMレスを再開しますわ。

437『金言部』:2015/07/22(水) 23:52:06
>>436
告知スレにも同じものを載せてありますので、
参加希望の方はそちらにお願いしますわ。

438<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

439『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/07/27(月) 00:13:08
             「――――ようこそいらっしゃいましたわ!」

    午前九時。
    その日、鈴元、小角、荊木、朱鷺宮の四人は県外にある銀杏羽の別荘にやって来ていた。
    何人か参加していないメンバーもいるが、そもそも『金言部』は自由参加。こういうこともある。

    今四人がいるのは、銀杏羽の別荘の中庭。
    左手に見えるヨーロッパ風のお屋敷……は素通りして、直接此処にやって来た。
    中庭ではテーブルが幾つか並んでおり、その上に様々な料理や取り皿が並んでいる。
    どうやら、屋外バイキング――というやつらしい。
    四人の視線の先には相変わらず偉そうに胸を張った銀杏羽がおり、
    その向こうには小高い山が見える。あそこがこれから始まるサバイバルの舞台らしい。

  なお、既に此処に来るまでに顔を合わせていたのにもかかわらず
  『ようこそいらっしゃいました』などと言いだした銀杏羽のことは気にしてはいけない。
  改めてみんなの前に立つにあたって、カッコつけたかったのであろう。


                    Prologue 『朝』


銀杏羽:
「みなさんには既に説明していますが、今日から山に行って一泊二日のサバイバルですわ。
 所持品は己が身一つ! 裸一貫という過酷な環境の中で、お金の大切さを学びましょう!」

  と、実に『金言部』の部長らしいことを言いつつ、

「……でも、腹が減っては戦はできぬ、とも言いますわ。
 とりあえず今ばかりは食事をとって、これから始まるサバイバルに備えましょう!」

と言って、自らも料理を取り始めた。

440小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/07/27(月) 01:06:36
>>439

「ううむ、これがお金持ちの別荘と言うやつか……
 わたしの想像以上に、豪華なものなのだなあ……」

小角がこれを言うのは本日もう6回目だ。
豪勢さにしきりに驚く彼女は、金言部の副部長。

「これ、全部食べてしまっていいのかい?
 無論、ほんとに全部食べるつもりではないけどね。」

               「ふふん」

などと言いつつ、取り皿に色々乗せていく。
パン、卵、ソーセージ。シュミではないが、野菜も食べるのだ。

(サバイバルの勉強もしてきたし、今日はわたしの知性を存分に発揮するぞ。)

胸の中には自信と期待の気持ちが詰まっている。
……もちろん、不安もないわけではないけど。

「……そういえば。
 裸一貫とは言うけど、この帽子も取り上げられるのかい?」

つまり、いつもの鹿撃帽のこと。
服装はコートではなく、白シャツにベージュの吊りスカートだ。

441荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/07/27(月) 01:46:58
>>440

「うー…
  あー」    「ハイ…草、美味しい」

モソモソ

移動中ずっと寝ていた。
唸るような声をあげながら
サラダを咀嚼します。低血圧です。

「お金持ちの家って、
 やっぱり違うっすねェ…。
 私、あんな大っきい家、
 初めてみました」

             モソモソ
                「サバイバルかぁ。
                 楽しみだなぁ。
                 皆さん、今日はよろしくっす」   

       ペ
        コ
         ォ

『金言部』の面々に挨拶をします。
小角さんが服装の描写をされたので、
此方も服装の描写をします。
首から上は、蝿をモチーフにしたヘアピンに眼鏡。
上はTシャツに、雨除け用のレインウェア。
下はスニーカー、タイツ、ショーパンです。

442朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/07/27(月) 17:59:34
>>439(GM&ALL)

「…別荘…私の実家よりもずっと大きいです…」
しばらく仰天した表情で別荘周辺を見回していた。
お金持ちというものに関して実感を持てていなかった涙音であったが
改めてお金の力を感じるのであった。

そして、中庭に置かれた様々な料理…
それを見て一気に涙音の顔もほころんでいく。
「うわー!こんなにいっぱい!ぜ、全部食べちゃっていいんですかぁ?!
 た、ただ何ですか?!」
すっごくはしゃぎながら次々と更に取り始めた。
ローストビーフらしきものや美味しそうなサラダらしきものや
それからついでにケーキっぽいものなどを取っていく

「あー、スマホを持ってくるのがオッケーなら、
 残らず撮影してたんですけどねぇ〜」
すごく残念そうな笑顔で答える。

涙音の格好は…いつもどおりの学生服である。
靴下の色は青紫な色をしていた。
「…あっ…は、はしゃいでしまってすいません…
 本番はこれからなんですよね。サバイバルとか何とか…
 …取り敢えず皆さんよろしくお願いします。はい。」
そう言って周囲の金言部メンバーへ頭を下げた

443鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/28(火) 00:26:25
>>439

「はぁ。サバイバルねぇ。」

(お金がない生活でお金のありがたみを知るっちゅうことかなぁ。)

そう言って頭をかいたのは鈴元である。
朝は弱いがしっかりと目を覚ましてからの参加だ。
料理には手をつけていない。
口に合いそうにないだとか、食欲がないとかではない。

(運動前に食べて気持ち悪なったらどないしよう……)

(まぁ、食べんと失礼よなぁ。)

適当に甘そうなのを選んで皿の上に置こう。

「そや、聞きたいことあったんやけどぉ。」

「えっと。『部長もサバイバルに参加するん?』それとも『どっかで見てるとか?』
 後、『女子と男子がおるけど、住居を別にするとかそういうのはあるん?』」

とりあえず気になったことを聞いていく。
ちらりと横目で別荘を見る。
特に思うことはないようだ。

「それと、僕枕変わると寝られへんのやけど、それの持ち込みも不可?」

一応、持ってきているらしい。

(そういえば、みんな知ってるお人さんらやねぇ。)

444『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/07/28(火) 20:58:01
>>440(小角・回答)
銀杏羽:
「ふふん。そうでしょうそうでしょう」

  しきりに驚く小角に得意そうにしながら、
  銀杏羽は小角の疑問に答えていく。

> 裸一貫とは言うけど、この帽子も取り上げられるのかい?」
「帽子くらいなら良いですわよ。流石に服とかまで取るわけにはいかないですし」

>>441(荊木)
「眠くても食べておいた方が良いですわよ。
 ……食べ過ぎると吐いちゃうかもしれませんけど、
 全く食べてないとお昼前にへばってしまいますわ」

  眠そうにしている荊木に銀杏羽は心配げに声をかける。
  彼女はもう目が覚めているのか、わりと普通によそっている。

>>442(朱鷺宮)
「慌てずとも大丈夫ですわ。
 そして残ったものはスタッフが全ておいしくいただくのですわ」

  誰にともなく説明しながら、喜ぶ朱鷺宮を窘める。

>>443(鈴元・回答)
「ある程度食べておかないと、午後まで持ちませんわよ。
 一応、お昼までは無補給で行くんですからね」

  甘いものを選んでいる鈴元に声をかける銀杏羽。
  彼女もそれなりに食べ物をよそっていた。

>『部長もサバイバルに参加するん?』それとも『どっかで見てるとか?』
「もちろん参加しますわよ。でないと意味がありませんし!」

>『女子と男子がおるけど、住居を別にするとかそういうのはあるん?』
「余裕があるなら……ですわね。
 余裕がなければ当然雑魚寝とかそういう感じになるんじゃなくて?」

>「それと、僕枕変わると寝られへんのやけど、それの持ち込みも不可?」
「不可ですわ。わたくしも枕が変わると寝られませんけど……
 『思い切り疲れればどこであろうと寝られる』という言葉を信じることにしますわ……」

>>440-443(ALL)
「さて、食事の準備もできたところで改めて紹介することにしましょう。
 知ってる方もいると思いますが、新入部員の涼とレイですわ!」

                   ワー  ワー  ワー
                   (気分的な擬音)

   ちなみに銀杏羽の服装は膝丈のワンピースの下に黒のレギンス。
   足元はスニーカーと、ワンピースを除けばあまりお嬢様らしさはない。
   流石にヒールの高い靴で山を登るとか言い出すほど常識知らずではないらしい……。

「もぐもぐ。あ、ちなみに今回のイベントはレイの希望でもあるんでしてよ。
 その前から計画してはいたのですが……、見事に言い当てられたのですわ」

  銀杏羽は食事をとりつつ、そんなことを言う。

「あ、ケータイや貴重品の類をまだ持っている方は、
 今のうちに係の者に預けておいてくださいまし」

  見ると、中庭の脇に本当に黒服の男が二、三人ほど待機していた。
  サングラスをかけていたりはしない。みんな意外と純朴そうな瞳だ。

(※忘れていて申し訳ありませんが、能力詳細と外見(服装とか)の提示をお願いしますわ。
   所持品については『なし』の状態から始めるので必要なくってよ)

445小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/07/28(火) 21:49:55
>>444(GM)
>>441 >>443(荊木、鈴元)

「ああ、それはよかったよ部長。
 やはり、帽子があると気持ちが入るからね。コートは暑すぎるけれど……」

銀杏羽にそう返して、帽子の角度を直す。
その目にはなにやら熱意がこもっていた。

                ・ ・ ・そして。

           ムシャムシャ

(こ、このパンはやけに美味しいなあ……)

パンを食べながら鈴元と荊木を見る。
前者は知った顔だ。後者はまったくもって、初見だ。

           ゴクン

「……おほん、きみが荊木さんか。はじめまして。」

「わたしも、自己紹介しておくぞ。
 副部長の小角 宝梦(おづの ほうむ)だ。よろしくね。」

             ニコリ

二人に挨拶する。
そして鈴元の方を向き――

「きみ、ミスコンの件では大活躍だったようだけど……
 ふふん、今日はわたしの活躍を見せてやろうじゃあないか。」

いやまあ競争するわけではないのは分かっているのだが。
そして黒服に携帯電話とか財布とかを預けた。

           (や、やはりお金持ちの家には黒服がいるものなのか……!)

――――――――――――――――――――
『真実』を教えてくれるスタンド。
対価として金銭を支払う必要がある。

『イル・ソン・パティ』
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:なし 成長性:D

□能力詳細□
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/486-488

□外見□
シルバーブロンドの髪に、茶色い瞳。
目は大きく、丸い。
服装はベージュの吊りスカートに、白シャツ。
両手に薄手の白い手袋。靴はスニーカー。
鹿撃ち帽をかぶっているのが特徴。

446荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/07/29(水) 01:16:16
>>444(GM)

「うー」

「ハイ…。
 部長も参加するんすね。
 私も帽子持ってくればよかったなぁ」

                       モソモソ

部長に心配された、
ので目の前のご馳走を最低限取り分け、
口に運びます。

「あっ、うめーっす。
にしてもドンピシャとは
ビックリですよ」「どーぞ」

執事さん(?)に、
携帯電話を渡しておきます。

>>445(小角)
「どうも小角さん。
 『荊木莉(バラキレー)』っす。
 今日はよろしくお願いします」

      ペ
       コ
        ォ

深々とお辞儀をします。

_____________________________

『石仮面』を被った、屈強な人型のヴィジョン。
触れた対象の『顔』に『石仮面』を発現する能力。


『スティル・ライフ』(Still life)
破壊力:A スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:A 成長性:E

《能力詳細》
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/664

《外見》
特筆すべき事のない体型。
二重で黒目がちの瞳、メガネ、八重歯、大きい口。
服装は前述の通り(>>441)です

447鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/29(水) 01:20:19
>>444 (GM)

「……さいですか。」

適当に胃袋に入れておこう。
お腹痛くならない程度に。

(……雑魚寝になったら、距離を置いて寝よう。)

あまりそういう事に慣れていないのだ。
小さいころは母や姉と一緒に寝たがそれとこれとは別だ。

腹七分といった具合で食事を止める。
すると、銀杏羽から紹介を受けた。

「あ、新入部員の鈴元涼ですぅ。よろしゅうにぃ。」

にこりと笑って手を振る。知らない相手はいない。
自己紹介をした後、皿をテーブルに置いた。
食事は終了だ。

>>445 (小角さん)

鈴元は彼女を知っている。
面白い、というか真面目な人だと思っている。

「ミスコン?あぁ、まぁ、おおきに。」

ぺこりとお辞儀をして感謝の意を告げる。
照れて赤くなりはしない。通常運転だ。

「じゃあ、今日は小角さんのエエとこ見してもらおかなぁ。」

優しく笑う。相変わらずの表情だ。

「それと、前はイジワルしてごめんねぇ。」

前の件を謝っておいてから、荷物を預けに行く。
大きなカバンを大事そうに渡した。
愛用の枕とぬいぐるみがはいっているのである。

(ここ、猛獣出えへんやろなぁ。)
___________________________________
『ザ・ギャザリング』
破壊力:C スピード:C 射程距離:B
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B

その手で『揺らした』ものを『目を奪う』『花びら』へと変える。

能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/680

外見
黒い肩まで伸びた癖毛。
白い肌と、貧弱とも取れそうな華奢な体つき。

服装
作務衣。足袋、雪駄。
前髪が邪魔にならないように姉から借りたカチューシャを付けている。

448朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/07/29(水) 01:30:19
>>444(GM)
「食べ物はムダにしない。その姿勢は金持ちであっても持つべきものです。
 ますます持って感心しました!」
どこか嬉しそうな表情で答える。

「んむ、これは…
 どれもこれも…形容しがたいです…
 うまいです!すっごくうまいですぅぅ!」
涙音はとても感激しているようだ。
料理番組のナビゲーターみたいなリアクションである。

「むっ…と、すいません、
 はしゃぎすぎてしまいましたね」
そして…新入部員に向けて顔を向けた。

>>446-447
「えーっと、こうして部員として出会うのは初めて…ですよね。
 多分。」
そう言って荊木と、鈴元の二人に目線を向ける。

「私は…朱鷺宮涙音と申します。
 その…サバイバルなんて初めてですけど…
 色々とご迷惑をおかけしないように頑張ります!」
そう言って大きく頭を下げた。

能力詳細:
『軍服』を纏い、『ライフル』をその手に持つ女性の軍人のヴィジョンのスタンド。
このスタンドが触れたもの、あるいは発射したライフルの銃弾が命中したものに
『攻撃』へと『向かう』性質を持つ的を設置する。

『フォートレス・アンダー・シージ』
破壊力:B(C)スピード:B  射程距離:E(B)
持続力:C   精密動作性:B 成長性:B
※()内は銃のもの

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/662-663

※服装※
秋映学園の夏服。ロングヘアで、頭頂部に2本のアホ毛が飛び出ている。
前髪に赤いメッシュがいくつか入れてある。
靴と靴下は青紫色。

449『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/07/29(水) 02:30:31
>>445-448(ALL)
      黒服:
      「お荷物は我々が責任もってお預かりいたします」

  黒服達が荷物を受け取った。
  その後も、運動の妨げにならない程度に食事をとり……、

銀杏羽:
「さて! そろそろ登山に向かうとしますか。
 最初は緩やかな坂道なので腹ごなしにちょうど良いらしいですわよ」
                           「わたくしは登ったことないですけど……」

  そう言って、銀杏羽は四人を先導し始める。
  彼女の背後にあった門(裏門だろう)が開いた。
  特に問題がなければ、移動開始になりそうだ。

  銀杏羽の向こうに見える山には(どこまで続いているか分からないが)
  草が取り除かれて地面が剥き出しになった道があるらしい。
  広さは……大体人が二人くらい並んで歩けるくらいか。
  後ろが良いとか前が良いとかがあるなら、今のうちに言っておいた方が良いかもしれない。


■MAP
      (以降のMAPの表記ルール)
      ※━(太線)でくくったものは何らかの建造物(に類するもの)
      ※―(細線)でくくった場所は草の生えていない道 
      ※それ以外の場所には基本的に下草が生い茂っている

木 木 木 |   | 木 木 木
 木 木 木|   |木 木 木
木 木 木  入り口  木 木 木

━━┳━━     ━━━━━┓
 屋 ┃    銀          ...┃
    ┃ 小    朱       .┃
 敷 ┃  鈴  荊        .┃  ←中庭
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

450小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/07/29(水) 03:11:15
>>446-447(荊木と鈴元)

「ふふん、今日のためにサバイバルの知識も蓄えたんだ。
 それにわたしは……探偵になる女。青田君はいないが、知性面はまかせておきたまえ。」

            フンフン

自信があるようだ……
二人に頼もし気(に見えるかは知らない)に胸を張ってみせる。

それと、鈴元に対しては。

「前のことは、べつに気にしていないよ。
 もうウソはつかないって、言ってくれたしね。」

                 ニコ

そう言って、笑みを浮かべた。
……さて、ご歓談タイムはこのへんのようだ。

>>449(GM)

「うむ、いよいよスタートだね。」

サバイバルタイムの始まりということ。
「登山か……わたしもあまり経験はないぞ。
 小学校の遠足で、登ったような気もするけれど……」

「まあきっと、なんとかなるかな。」

いきなり頼りがいのないことを言う小角。
歩く順番としては、あまりこだわりもない。移動についていこう。

451荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/07/29(水) 23:18:21
>>447>>448(鈴元さんと朱鷺宮さん)

 「よろしくッす」


ペ



お辞儀をします。

>>449(GM)
「登山っすかぁ。
自分割と得意っすよ。
ほら、この日の為に、
バイトしてスニーカー買ったんすよ!」

真新しいスニーカーを自慢。

「えっさ、
  ほっさ」

小角さんと同じく、
順番にこだわりはないですが
せっかくだし先頭を歩いて行きましょう。

452鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/30(木) 00:36:52
>>449 (GM)

(……さてと、どないしよかな。)

普段長距離を歩いているので体力の問題はない、と思いたい。
しかし暑さなどの問題もある。無理をしては元も子もない。
こういうときはゆっくり、確実にが鈴元家の教えだ。

「今日の天気予報見た人おるやろか?」

日常会話でもしながらゆっくり行こう。
歩く位置はどこでもいいが、全体の後ろが好ましい。
調子が悪そうな人間がいれば分かるし、前の人間のペースで歩くことに不安はない。

(熱中症とか日焼けとか恐いんよなぁ。)

日焼け止めは塗ったが帽子はない。

453朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/07/30(木) 01:01:33
>>449
「…取り敢えずごちそうさまでした。
 …ちょっと食べ過ぎてないかな…」
ふう、と軽くお腹をさすりながら一緒に歩き出す。

「ふう…登山といえば…
 神社の階段を登った日々を思い出しますね…
 あの階段のものすごい段数と比べればまだまだ…」
そう言って後をついていく。
まだまだ余裕そうだ。

「順番…取り敢えず先頭を行ってみたいですけど…」
特に理由はないが、前を進んでみたい気分だ。
涙音はしっかりとした登山用シューズで登山を開始する。


>>451
「…よろしくです。
 これから長い付き合いになると思いますよ。」
そう言って軽く微笑みかけた。

454『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/07/30(木) 01:29:04
>>450-453(ALL)
  というわけで、荊木と朱鷺宮を先頭に、その後ろに銀杏羽と小角、
  最後尾に鈴元の順番で移動を開始する一行。


             ―― 通路(南) ――


          ■MAP
           木 木 木|    |木 木 木
          木 木 木 |    | 木 木 木
           木 木 木|    |木 木 木
          木 木 木 |    | 木 木 木
           木 木 木|朱荊|木 木 木
          木 木 木 |銀小| 木 木 木
           木 木 木| 鈴 |木 木 木
          木 木 木 |    | 木 木 木
           木 木 木|    |木 木 木


  日差しがキツイ陽気ではあったが、山の中に入るとなかなかどうして、
  木々が太陽光線を遮ってくれていて、意外と涼しい。
  それでも暑いことに代わりはないが、僥倖といったところだろうか。

銀杏羽:
「今日の天気は全国的に晴れ! と聞きましたわ。
 雨が降ったりする心配はないとみて間違いないでしょうね。
 レイのスニーカーが汚れる心配も(多分)ありませんわ!」

  鈴元の疑問に銀杏羽が意気揚々と答える。
  いや、サバイバルである以上スニーカーはおろか衣類が汚れる可能性も
  十分あるというかむしろ汚さないことなど不可能なのだが、
  泥でビチャビチャになることはない……と言いたいのだろう。

                                     チョロ・・・  チョロ チョロ・・・

     少し歩くと、右手側から水の流れる音が聞こえて来る。
     ひょっとすると、そちらの方に川があるのかもしれない……が、
     そちらの方に道はない。今のところ、まっすぐという感じだ。

銀杏羽:
「この音……右の方に川があるみたいですわね」

  銀杏羽が耳を澄ましながら言う。
  前方は、少なくとも100メートルくらいはまっすぐ道が続いているようだ。

455小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/07/30(木) 04:44:30
>>454(GM)


                       チョロ・・・  チョロ チョロ・・・

「おおっ、川があるのか! 
 うーむ、本格的な山登りって感じがするなあ。」

「ちなみに、もし遭難しても川に沿って歩けば街に出られるんだよ。」

              「ふふん。」

       ドヤー

一通り、知ったようなことを言う小角。
まあ、今のうちだけだと思って我慢していただこう……

明らかに小角が、一二を争うほどに貧弱なのだ。

456鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/31(金) 01:28:26
>>454 (GM)

山の天気は変わりやすいらしいのでどこまで信用していいものか疑問は残るが
心配しすぎても気を無駄に使うだけなので鈴元は考えるのを止めた。

「川あるんやねぇ。」

普通のキャンプならその辺りでテントでも張りたいところだ。
サバイバルだし、テントも持ってないが。

「水筒ないし、水分補給どないしよかなぁ。」

涼しくても長時間動いていれば嫌でも水分は体外に放出されるだろう。
脱水は恐ろしい。

(まぁ、上でも流れてるとは思うけどぉ。)

>>455 (小角さん)

「いや、エラい物知りさんやねぇ。」

小角の知識に賞賛を送る。
どこかで聞いたことがある気がするが思い出せない。
から初めて聞いた扱いでいいだろう。

「あ、川ないときってどうするん?」

457朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/07/31(金) 23:29:34
>>454
「ふうー…結構涼しいですねー。
 でも山はてっぺんに近づくほど紫外線の量も増えるらしいですから
 お肌には気をつけないといけないですね…」
そう言って軽く空を見上げる。いい陽気の青空から時折太陽の光が漏れる。

そして、部長が呼びかけた方に軽く目を向ける。
何があるのかを少し注意深く見ておくつもりのようだ。
「あら、きれいな川みたいですけど…
 生水を飲むのは危険かもしれないですよ?
 その…いろいろ微生物が居たりして…」
川があるかもしれない、ということを確認して、少し心配な表情になる。
…経験があるのかもしれない。

「…川の先が滝だったりしたらどうなるんでしょうかね…」
小角の知識を軽く耳に挟んで、思わず答える。

458荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/01(土) 00:35:36
>>454
「そうっすよねェ」

「い、いやッ
 別に部長の合宿に反対なんて、
 そんな事はないんですけれど・・・」

歩き始めて僅かな時間しか経過していないが、
喉の乾きを覚え始めた。

「この時期ですし、
 鈴元さんの言うとおり、
 熱中症や脱水症恐いですし…

 今からでも『飲水』持参だけは、
 アリにしてもいいんじゃあないすかね…」

                  「あ」

「もしかしてヤバくなったら、
 部長のヘリが救援に来る、とか?
 いやあ、ちょっとした冗談っすけど」

新米といえど荊木莉はこれでも最年長で、
れっきとした『お姉さん』なのだ。
万が一にでも、部員の身に何か起きるのは避けたい。
自分には責任と義務があるのだ。

「なぁーんて、思ったりして。
 ニハハハ・・・」

459小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/01(土) 01:25:18
>>456(鈴元)

「ふふん! 当然だろう。
 わたしは金言部の知性担当だからね。」

            ドッヤァ


ますます天狗になる小角。
これは手が付けられないか? と思われたが――

「……か、川がないなら……」

         「うう、そ、それはだね……」


さらに――


>>457(朱鷺宮)

「たっ……滝!? そ、そんな、まさか……」

       「ううう……」

追い打ちに黙り込む小角。

「な、なぜ二人して意地悪を言うんだ……まったくもう。」

……ややむくれた表情。
まあともかく、山道を歩くのである。

460鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/01(土) 01:58:12
>>459 (小角さん)

「はぁ。知性担当。そういうんがあるんやねぇ。」

真面目に返答した。

(部長は富豪担当かなぁ。)

多分そういうことではない。

「滝……ねぇ。」

可能性はゼロではない。
低い可能性であることは否定できないが……

「あぁ、すんません。」

ややむくれた小角に対して素直に謝っておく。
なんというか、普通に申し訳ない気分だ。

(イケズしたつもりはないんやけどなぁ。)

結果的にそうなったしまったので謝ったのだ。

なにはともあれ、何もないならそのまま山道を進んでいこう。

461『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/01(土) 02:39:02
>>456(鈴元)
銀杏羽:
「確かに、飲み水の確保は一計を案じないといけませんわね。
 ですが、それでこそ燃えるというものですわ!」

  多分銀杏羽は無策だが。
  まあ最悪、自分の手を器にしたりするんじゃなかろうか。
  幸い、水源はすぐ近くにある。

>>457(朱鷺宮)
「ちょっとくらい平気ですわ!」

    胸を張ってとんでもないことを言いだした。

「……というのは冗談としても、流石にわたくしだって川の水をそのまま飲む気はありません。
 砂利と落ち葉と砂と服さえあれば、誰でもお手軽に濾過装置が作れる方法を調べてありますわ」
                       「……おっと、あまり簡単に方法を説明しては『面白味』がありませんわね……」

  ……まあ、サバイバル系の知識では布や砂利などでお手製の濾過装置を作るのは
  わりとありふれたものかもしれない。ゲテモノであることは否めないが。

>>458(荊木)
銀杏羽:
「飲料水も自分達で確保する方針でいきます。
 飲料水の確保もサバイバルの醍醐味の一つですわよ。
 水の確保から濾過まで、我々で行うのですわ」

  お嬢の癖に妙なところだけ妥協を許さないスタイルなのであった。
  多分十中八九途中で音を上げるハメになるのだが……。  

「まあ心配せずとも、本当の本当にマズイ! という場合にはきちんと助けが入るように
 なっていましてよ! ただし具体的にどういう体制かについては詳しく説明すると
 サバイバルの緊張感を削ぐおそれがあるので秘密ということにさせていだたきますわ!

                    バァ ――ン !

    流石にヘリは来ないようだが、最低限の安全ラインは考えているらしい。

>>459(小角)
「……宝梦可愛いですわー。
 わたくしは頼りにしていますわよー」

  隣でしょげる小角の頭をポンポンする。
  一歳しか違わないが、気分は姪か何かを相手にしているノリであった。

462『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/01(土) 02:42:26
>>455-460(ALL)
     …………そんなこんなで、歩き続けること一〇分強。

        銀杏羽:
        「ひぃ、ひぃ……」

  気持ち銀杏羽の息が上がっている気がしなくもないが、
  ともかく開けたところに到着したようだ。
  土が露出した道はここで終わっており、短めの下草が所狭しと生えている。
  そして疎らに木が生えている……といった感じだ。

「……ここから見た限りでは、三つほど道があるようですわね」

  銀杏羽の言葉通り、東西北と三方向に道が分かれているようだ。

                ■中継地点
           木 木 木  木   木 木 木
            木 木  木  木  木 木
           木 木           木 木
                木   木  木

           木 木           木 木
            木 木 木   木  木 木
           木 木 木      木 木 木
            木 木 木┌朱荊┐木 木 木
           木 木 木 |銀小| 木 木 木
            木 木 木| 鈴 |木 木 木


              1st Stage 『昼』


「……さて、どうしましょうか。
 一応、右側の方に川がありそうな感じはしますが……
 食料も取らないといけませんし、二手に分かれましょうか?」

  銀杏羽は首を傾げて一同に問いかける。
  全員で一丸となっても良いが、少し時間がかかるかもしれない。
  かといって、あまり少人数になっても迷子になったら大変だ。

     現在時刻は――分からないが、
     太陽はだいぶ真上に近づいている、ような気がする。

463小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/01(土) 02:56:44
>>461-462

        ムッ…

「こ、こら。気軽に頭をたたくのはよしたまえ。
 わたしの商売道具なんだから……」

頭を触られるのは……好きじゃない。
ごく一部の例外はあるが。

「けどまあ、頼りにされて悪い気はしないよ。ふふ。」

        ニコー

ともかく機嫌は保ったようだ。
まあほおっておいても治った気もするが。

         ・・・・10分後。

「ふう、ふう。」

        「……だ、だいじょうぶかね部長。」

  「ふう」

小角自身、疲労した様子だ。
こういうのを案の定というのだ。

「さ、三方向か……っ。 ふぅ……
 別れるにしても、どういうメンバーにするべきかな……」

2対3に分かれることになるわけだ。
だれかの一存で決めるにせよ、メンバーの性質もいまいち分からない。

            ズ ウ ・・

(……お、おっと。いかんいかん。
 イルソン君に頼っては、サバイバルとは言えないぞ。)

スタンドを出しかけたが――すぐに消した。
しかし、実際どう分けたものか……?

464荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/01(土) 10:52:25
>>461-462>>463(GM・小角)


 「ハァ、ハァ」

        「部長、小角さん大丈夫っす?」

疲労している部長と小角さんに、
声をかける。
コチラはまだまだ元気なものだ。


「あのォーッ」     手を挙げる。

「自分が、小角ちゃn・・・
 小角さんと組むのがベターだと思うんですけど」

「小角さんは『考えてから動く』、
 自分は『動いてから考える』タイプ。
 なんか、こう。ガッチリと、
 案外歯車がカッチリと噛み合うんじゃないかなぁーって。
 ニハハ・・・」

「それに自分『力作業』だったら、
 『そこそこ』自信がありますし」

465鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/01(土) 23:22:46
>>461-462

(ろ過もせんとイカンのよなぁ。)

普段気軽に飲んでいるがここだと色々と面倒だ。
銀杏羽たちが会話しているのを後ろから見守りつつ進んでいく。

「くぁぁ……」

三つに分かれた道に着き、足をとめるとあくびを1つ。
まだそのぐらいの体力と精神の余裕があるということか。

「二手にぃ?エエんちゃう?」

「僕は誰と組んでもかまんよぉ。相手のお人さんが僕でエエんやったらの話やけど。」

けらけらと笑ってそう告げる。
鈴元の体は小柄だ。それに力仕事にもあまり向いてなさそうな体つきをしている。
いざと言うときに役に立つかは現時点では謎である。

「あ、僕としては火種とかも欲しいんやけどぉ。
 食料って何でもかんでも生で食べれるもんばっかりやないと思うし。」

火をしっかりと通せば食中毒の心配も少しはなくなるのでは、という考えであった。

「動物除けにもなるし。」

「……どちらさんが僕と一緒に行く?」

「まぁ、材料言うてもらえたら、一人でもかまんのやけど。」

一同に問う。
なぜか鈴元は銀杏羽の服の背中側を軽くつまんで引っ張っていた。

466朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/02(日) 00:21:19
>>461-462
「ちょっとぐらい?
 …むう、免疫力がつくかも…?」
彼女の入ったとんでもないことを聞いて、ちょっと涙音もその気になった。

「そういえば…金言部からこのお達しがあって、
 若干ではありますがサバイバルに関する本を読みあさってみましたが…
 この辺りでろ過装置なんて作れますかね…」
若干心配そうだ。だが取り敢えずは、自分が来ている服でどうにかなるかもしれない…。

そして十分程度経過し…
「ふぅ…ふぅ…
 取り敢えず結構長いですね…」
ようやく開けたところに来て、涙音も一息つくことが出来た。
体力はあるが、さすがに坂道を長く歩くのはつかれるものである。

「分かれ道…うーむ、
 たしかにここではふた手にわかれたほうがいいですね…
 私は…」
と、二人の話を聞いて…

「ふーむ…力仕事なら私のスタンドで可能ですけど…」
そう言ってふた手に別れる選択を考えてから…

「鈴元さんの方にご同行しましょうか?
 魚をゲットできるかもしれませんよ?川があるならば!」
自信あり気に応える。
自分のスタンドのパワーと精密さで掴み取りをしようとか考えているらしい

467『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/02(日) 21:49:55
>>463-466(ALL)
銀杏羽:
「え、ええ……ふうふう。大丈夫ですわ。
 心配には及びませんわ。ええ、このくらい」

  息を整えながら、荊木に答える銀杏羽。
  その横では小角が一瞬『木板』のようなものを発現したが……すぐ消した。

「………………」

  それから四人の意見を黙って聞く銀杏羽。
  さらっとスタンドという言葉が朱鷺宮の口から飛び出したりも
  したが、ともかく意見は意見だ。黙って聞く。

           ・・・クイクイ

  背中を引っ張られる感覚に微笑を浮かべつつ、
  カッ! と目を見開いて結論を下した。

「皆さんの意見を総合すると、
 宝梦とレイ、わたくしと涙音と涼で別れるということになりますわね」

    一応、意図は汲んだ……のか?

「ただ……そうですわね。レイにはその前に説明しませんと。
 唐突なので信じられないかもしれませんが、
 わたくしを含め、この場にいる全員は『ちょっとした手品』みたいな
 特技を持っているのですわ。超能力、と言い換えても良いかもしれません」

「つまり、涼が男の子だから……とかといった、
 当たり前な判断基準が通用しない、ということになりますの。
 たとえばそこの涙音は、凄いパワーを扱う『能力』を持っていますわ」
                      「逆にわたくしは……今は殆ど何もできませんわ」

  荊木が非スタンド使いであれば、軽く意味不明な解説だろう……。

「正直わたくしも皆さんの能力――スタンドについてはあまり詳しくないのですが、
 宝梦の能力はそれほど荒事に強いものではなかったはず。
 それを踏まえて…………このメンバーの割り振りで構いませんか?」

  そこまで言って、再度四人に問いかける。
  ――スタンドの存在をあっさりと荊木にも話したのには、理由がある。
  今までの荊木の言動、何か『余裕』めいたものがあると感じたからだ。
  少なくとも丸腰でサバイバル、なんて提案を思いつきで出せる程度に、
  荒事に精通している――それがスタンドであるかどうかはともかく――と推測した。

   であれば今のメンバー決めでも荒事に強いメンバーが
   綺麗にバラけることになるので何も問題はないのだが、
   (そもそも山の中とはいえ、足を踏み外すとかそういう程度しか『危険』はないだろう)
   荊木が非スタンド使いだった場合は聊かフェアではない。だから言ったのだ。

468<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

469小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/02(日) 22:45:14
>>467

「わたしは……ううむ、そうだなぁ……」

(ほ、ほんとは一人くらい知り合いがいてほしいが……
 けれど、そんなことを言い出すのは副部長としていかにもまずい。)

        チラ…

『荊木』の方をちらっと見る。
まだ、信頼できるはずもない。何せ、何も知らないから。

それに。

「実際……わ、わたしの『イルソン君』――
 ……『イル・ソン・パティ』は、戦いに使える能力ではない。
 熊どころか、すこし大きな犬にも……きっと勝てないと思う。」

          ズ ォォ オオ ・・・

再び『盤』を発現する。
スタンド使いであるということは隠しようがない。
そして、戦えないということも。

「だから……できたら、『危ないこと』に対応できる人に一緒にいてほしい。
 も、もちろん、荊木さんがそういう能力を持っていたりするならば、大歓迎さ。」

この山はそんな危険でもないのだろう。
が、世の中には不条理とか理不尽も多い。

『何かあった時』に対抗できるよう、武力は傍に置いておきたい。

470鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/03(月) 00:22:18
>>467 (GM)

(割とあっさりスタンド使いや言うんやねぇ。)

隠しているわけではないが公言しているわけでもない。
スタンドは極力出さないように生活している。
鈴元はスタンドやスタンド使いであることに対してそういう対応をしている。

ただ鈴元は荊木がスタンド使いであることを知っている。
そして彼女の持つスタンドが荒事に対応できる強さがあるだろうことも知っている。
見たのは『腕』のみではあるが、その腕は屈強であったはずだ。

(あ……なんで掴んでんのやろ。)

ぱっと銀杏羽の服から手を離した。

>>469 (小角さん)

「荊木さんは、そういうんに強いかも。」

とりあえずそう告げておく。
実際にそうなのか確認したわけではないからだ。

「まぁ、僕のも『強かったり』『早かったり』するモンやないからね。」

「できれば荊木さんか朱鷺宮さんおってくれたらありがたいわ。」

この場合、荊木の小角と組みたいという気持ちを阻害する必要は無いだろう。
現状の案である、荊木・小角組と銀杏羽・鈴元・朱鷺宮組に分かれることを
鈴元は提案する。

「まぁ、僕はそれだけ覚えてもらえたらエエわ。」

471荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/03(月) 00:41:34
>>469(小角さん)
「あァ、そうっすよね
 初対面の人間と二人きりって
 緊張させちゃうよねぇ・・・」

     (しまった。
      ちょっと配慮がたりなかった。
      中2の女の子だもんなぁ。私高校生だし)

「で、でも大丈夫っす!
 会話が詰まったら、
 私気を利かせて話題降るしっ!」「それに」

        ズ
        ォ
        ォ
        ォ

『石仮面』を被った石膏像のような質感の、
屈強な肉体の人型スタンドを発現します。
(原作第一巻の『族長(オサ)』みたいな感じ)

「『荊木レイ』は別に強くないけど、
 『荊木レイ』の『スティル・ライフ』は強いっすよ」
「『安楽椅子探偵』の
 『女の子』を守るくらいは、
 出来る筈っす」

>>467>>470(GM)(鈴元さん)

「そっすね・・・」

小角さんに見せるために
傍らに発現した『スティル・ライフ』。

「鈴元さんがスタンド使い、
 ですし・・・
 「まさか部長や部員の皆さんも・・・!
  いやいや!そんなまさか!」
 
 なぁ〜んて思いつつ、
 合宿に来たんんすけど、
 その『まさか』でしたね。ニハハ・・・」

「正直『コレ』、
 私の『キャラ』じゃないんで、
 あんまり出したくないんすけど、
 でも・・・まあ・・・『飲み水』すら禁止の、
 『ガチサバイバル』ですし、
 使えるもんは使わないと、ですね・・・」

472朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/03(月) 00:52:07
>>467(GM)
>>471(荊木)
「…あっ、やば…
 てっきりここにいる人全員そうなのかと・・・」
すっかり感覚が麻痺していたのか、
涙音は慌てて頭を下げた。

が、幸いにも?荊木はスタンド能力を持っていたようだ。
そしてそれは…
「なかなか…
 アナタのスタンドは強そうですね。」
どこか安心した様子で彼女のスタンドを確認する。

それはどこか力強くて…
確かに頼りになりそうだ。

「ふむ、これならば問題ないかもしれませんね。
 …チーム分けは…」
そう言って鈴元と部長を交互に見る。

「この組み合わせで問題なさそうですかね?」

473『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/03(月) 01:17:25
>>469(小角)
銀杏羽:
「そういう点では、レイは適任のようですわね」

  そう言いながら、銀杏羽はそれとな〜く小角に顔を寄せる。

「(……宝梦。レイはまだ『金言部』に入ったばかりですわ。
  涼はわたくしと個人的に仲が良い上に、物怖じせず知り合いも多いので
  多分すぐ部に馴染みますが……レイはまだどこか遠慮がちに見受けられますわ。
  年長者だから、ということでプレッシャーや緊張を感じているのかもしれません……)」

  銀杏羽は荊木に視線を向けている。
  ……意外と、部員のことを見ているのかもしれない。
  あるいはせっかくなら皆楽しんでくれた方が自分も楽しいという『ホスト精神』というヤツか。

「(なので、レイとうまく打ち解けて、このサバイバルを楽しませてあげてくださいまし。
  大変かもしれませんが……こういうことを頼めるのは、此処では副部長である貴女くらいですわ)」

     よろしくお願いします――とだけ言って、銀杏羽は小角から顔を離した。

>>470(鈴元)
「ふふん。
 心細いのでしたら、わたくしに甘えてもよろしくてよ?」

   銀杏羽は何かを勘違いしてそんなことを言う。
   ……多分、鈴元の言う『イケズ』をしているつもり、なのだろう。

>>471(荊木)
「やはりレイもスタンド使いだったのですわね。
 では、そちらの方も安全性の方は十分そうですわね……」

「もっとも、スタンドを使うような機会なんてないですけどね!
 一応! フェアさの為に言ったまでですわ! おほほほほ!」

  何故か高笑いしつつ頷く。
  つまり、使いたくなければ無理して使わなくても良いということだ。
  実際、人外のパワーを求められる機会なんてそんなにないだろう。
  木を切り倒して家を作る、とか言い出したなら話は別だが……。

>>472(朱鷺宮)
「まあ、別に隠すようなことでもないですし平気ですわよ」

  頭を下げる朱鷺宮をフォローする。
  銀杏羽も、自分の身に危険が訪れたり、
  思想的にどうしても退けない時しかスタンドは使わないが、
  だからといってスタンドを便利遣いする者が悪とは思わない。

>>469-472(ALL)
「では、多分水源近くに住居を作ることになると思いますので
 人手の多いわたくし達は川の方に向かいますが…………」
                    「宝梦とレイはどちらに行きますの?」

  東側から水音が聞こえて来るので、彼女達はそちらで確定だ。
  残るは西側と北側だが……水音の方向は、北東方向からも聞こえて来る。
  ひょっとすると、北側にも水気があるかもしれない。

474小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/03(月) 01:30:44
>>473(GM)
>>471(荊木)

「う……うむ、そのようだ。」

『スティル・ライフ』。
今まで小角が見た中でも、一二を争うその威容。

      (とっ……とてつもなく強そうだ。
        それは確かだ。そ、それに――)

荊木に見透かされたようで――そして、すごく気を遣われたようで。

「ちっ……ちがう。私は緊張などしていないぞ。
 む、むしろ、きみと組めることを喜ばしく思っている。
 副部長として、新入部員と親交を深める、いいチャンスだっ!」

思わず、そんな言葉が口をついて出た。

          「荊木さん、きみ、私と組めてラッキーだぞ。
           なにせわたしは金言部随一の頭脳派。
           まあ、大船に乗ったつもりで……守ってくれたまえ、ふふん。」

小角は虚勢を張って、荊木に言う。
そして顔を寄せられ、銀杏羽の期待を受けた。

           (そ……そうだっ。私は副部長なんだ。
            これしきのことで、ひるんではいけないぞ。)

「ま……任せておきたまえ。明日乃部長。
 わたしを副部長に選んだきみの判断は、間違いじゃないと証明する。」

そう、決意を新たにする小角。ここでは自分は、引っ張る立場なのだ。
守ってもらってばかりの『探偵少女』では、ない。

……と、いうことで。

「……む? 水の音はあっちからも聞こえるね。
 荊木さん、わたしたちはあちらにいってみないか?」

北の道に行くことを、提案する。
水はいくつあっても損はしないだろう。

475鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/03(月) 01:42:37
>>473 (GM)

「じゃあ、それでいこかぁ。」

結論は出たようだ。
もう少し打ち合わせをしておこうかとも思う。

「?なんで僕が部長に頼るんやなくて、甘えんといかんの?」

純粋な疑問である。
服をつまんだことがそう思わせたらならば、鈴元にそのつもりは無かった。
というか、そういう意識がなかったとしか言いようが無い。

「ちゅうか。」

鈴元は少し背伸びをして銀杏羽に耳打ちする。

「夜にお化け出そうで恐なったら、僕に甘えてもエエんよぉ?」

優しく囁く。
この男にとってその行動は裏目だったのかもしれない。

「僕はお化け慣れてるから。」

なにやら不穏なことも言いつつ全員に向き直る。

「ところで住居ってどんなんやろか?」

見たところテントとかはなさそうだ。
木を組んだりするのだろうか。

「ちょっとその辺も聞いときたいかもぉ。」

476荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/03(月) 22:38:58
>>474(GM)>>472>>475(朱鷺宮さん)(鈴元さん)

「『やはり』。
 そっかぁ『やはり』かぁ…」

「私脳みそババロアかよってくらい、
 頭の回転悪いんで、
 何がやはりか
 よくわかんねェすけど。

              なんか、こう、
             『オーラ』でも出てたんすかねぇ」

   ス
     ゥン

『スティル・ライフ』を解除。

「部長、鈴元さん、朱鷺宮さん、
 携帯がないって状況に、
 慣れてなくて失念してましたが、

 合流する時はどうしますか?
 何か適当に『合図』送ります?」

>>474(小角さん)

小柄の小角さんの目線に合わせて、
腰を屈めます。

「そっすね。ニヘヘ。
 私みたいな『モブ』が、
 探偵の『助手』なんて大抜擢」

  ニッコリ

微笑みかけます。

「大船を一生懸命漕ぐし、
 きっちり守るから、安心して。
 じゃあよろしくね『船頭さん』」

 「じゃあ、早速『船頭さん』に従って、
  水場の方、行ってみるすよ。ニハハ」

立ち上がると、
小角さんに並ぶ形で北の道を歩きます。

477朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/03(月) 23:00:15
>>473-476
「ふー…まぁ、スタンドも自分の一部ですし、
 存分に使っていくのがいいでしょうねえ。」
部長に対して軽く微笑みながら答える。

「川の近くを拠点にするのであれば…
 そうですね〜。テントとか、せめて雨よけぐらいは作りたいところですね。」
川のほうを軽く見回して答える。

「小角さん達は、あっちの方に行くんですね。
 連絡手段…となると、なかなか難しいところですね…
 通信機が無いですし…」
と、自分のスタンドを自信なさそうに見る。

「私のスタンドでは、せいぜいくっつけた的の位置が分かる程度で、
 通信手段にはなりえませんね…」
互いの安全を知るのは重要だが…

「部長、どうしましょうか…?」
ここは、部長に丸投げすることにした

478『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/04(火) 21:48:57
>>474-477(ALL)
銀杏羽:
「む、ぐぐぐぐぐ…………!!」

  鈴元に逆にやりこめられて、銀杏羽は顔を真っ赤にしていた。
  が、今はそこにあまり拘泥していられないと落ち着いたらしい。

「そうですわね。ひとまずそういうことで。
 特に何もないところなので、何かおかしなことがあればすぐ分かるでしょう」

  荊木と朱鷺宮の懸念に指を顎に当てつつ答える。
  それに迷子になりそうなら引き返す、という手もある。
  道はそれほど入り組んでいないので行き違いになる心配はない。

>>474>>476(小角、荊木)
  そして、三人と別れ北の道を歩いていく小角と荊木。
  こちらは南側の道と違って全体的に下草が生い茂っている。
  緩やかな傾斜があるが、歩行の問題にはならなさそうだ。

              ■通路(北)
         木 木 木      木 木 木
        木 木 木        木 木 木
         木 木 木      木 木 木
        木 木 木        木 木 木
         木 木 木      木 木 木
        木 木 木        木 木 木
         木 木 木      木 木 木
        木 木 木  荊小  木 木 木

                    ・・・ ザァァァ ザァ

     遠くから水音が聞こえて来る。
     やはりこちらにも水があるのかもしれない。

>>475>>476(朱鷺宮、鈴元)
  こちらは朱鷺宮と鈴元、それから銀杏羽の三人組。
  東方向へ進んで行く三人の耳に入る水音はさらに大きくなっている気がする。
  足元は相変わらず下草に覆われており、多少の歩きづらさがあった。

             ■通路(東)
        木 木 木 木 木 木 木 木
         木 木 木 木 木 木 木
        木 木 木 木 木 木 木 木
         木 木 木 木 木 木 木
            鈴 銀
            朱
        木 木 木 木 木 木 木 木
         木 木 木 木 木 木 木
        木 木 木 木 木 木 木 木
         木 木 木 木 木 木 木

「さあ行きましょう!
 そういえば先程涼が聞いていた『住居はどうするのか』ですが、
 特に決まっているわけではありませんわ。
 葉を大量に集めて寝床をつくるとか、
 木の枝で風除けをつくるとか……その場その場で考えますわ」

  先導しながら銀杏羽が言う。
  わりと行き当たりばったりである。
  まあ、この下草の上であれば、雑魚寝でも
  わりと寝られるかもしれない……。枕が変わっても寝られる人達なら。

479小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/04(火) 22:50:34
>>478

「ああ、任せてくれたまえ。」

荊木に頷いてから、他三人と別れ、歩き出した。
そして――


                    ・・・ ザァァァ ザァ

「……この音。やはり、こっちにも水がありそうだね。」

特に何があるでもない道。
足元には草があるが……

「……ちなみに、食べられる雑草もあるんだ。
 ちゃんと料理すれば、結構おいしいらしい。」

どうでもいいことを言いつつ、歩き続ける。
一応、目標はこの水音の元となる『水場』だ。

480鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/05(水) 00:23:19
>>478 (GM)

「うふふ。」

口に手を当てて笑う。
愉快そうである。

(ますます寝にくそうやねぇ。)

住居について銀杏羽から返答があり、鈴元はそう思った。
地面や葉っぱの上に寝る経験はなく、屋外で寝たことも無い。
全くの未知の領域で安眠はないかもしれない。

「おなか冷やして風邪ひかんようにせんとね。」

本音か冗談か分からぬことを言いつつ進んでいく。

「僕は飲み水と火種の確保をしたいんやけど、みなさんはどない?」

二人に対して聞いてみる。
何かもっと必要なものがあるかもしれない。

481荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/05(水) 01:08:24
>>478>>479(GM、小角さん)

  「えっさ、
   ほっさッ」

「小角さん、
 足元大丈夫?」

額に汗を滲ませながら歩きます。


                    ・・・ ザァァァ ザァ

「雑草かぁ。
 ヨモギとかも元は雑草すもんねぇ。
 やっぱり探偵は物知りっすねぇ」

雑談をしながら歩きます。

「でも、水の持ち込みが禁止とは、
 完全に想定外だったなぁ。
 
 大丈夫?小角さん?
 体調悪くなったら直ぐ行ってね?」

             「あーッ、
              本当に水の音がする」

やはり前回のレスと同じく、
小角さんと一緒に歩きます。

482朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/05(水) 23:15:37
>>478
「ふう…取り敢えずは、
 何かあったら狼煙でも上げたり…
 後は道なりに戻って助けを呼ぶって感じでしょうかね。」
そう言って互いの安否を考えることにした。

「うーむ、さすがにゴツゴツした岩場とかそういうので寝るのはどうにかしたいところですね。
 …まぁその場にあるものでどうにかしましょうか。」
そう言って川の方面へと歩き始める。

いいものを見つけられたらいいなと考えた。

483『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/07(金) 22:59:43
>>479>>481(小角、荊木)
  益体もない会話を続けつつ歩いていく小角と荊木。
  水場までは、本当に何もない一直線の道だった。
  木々のお蔭である程度日光は遮られているので涼しいが、
  同じような景色が続くのはあまり楽しい感じではない。

  ただ一つ、道の先から届く冷たい風が文字通りの清涼剤だったが――

          ザ             ア
              ァ  ア              ア

     ――やがて、木々に囲われた道が開けた。

  そこにあったのは『滝』だ。
  流れていた川が、滝になって落ちている。
  つまり……崖があるということでもある。

             ■川(北側)
     _________,――――――-
             /  (     ↑
     木 木 木 |   )    崖
      木 木 木|  (
     木 木 木 |  )    川
      木 木 木|  \
     木 木 木  \   \
      木 木 木  └―木\
     木 木 木  小荊  木 \

>>480>>482(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「わたくしも、まずは飲み水と火種の確保が先決だと思いますわ。
 住居は、最悪今日の夜までに間に合わせれば良いのですし」

  銀杏羽は鈴元に同調している。
  まあ、何もなければそんなに問題はないだろう。

「それと……水を溜める器ですわね。
 なくても川の近くにいれば良いですけれど、
 あれば少し遠出もできるでしょうし」

  どうやら銀杏羽は探検したいらしい。と――

                    ザ ァ ・・・ ・・・

          ■川(東側)
    木 木 木|   )      木
     木 木  |   (        木
    木 木 木|   )      木
     鈴銀 ┌┘   (   川    木
     朱   └┐   )      木
    木 木 木|   (        木
     木 木  |   )       木
    木 木 木|   (        木
     木 木  |   )       木

     今後について話していたら、道が開けた。
     途中で下草に覆われた地面が途切れ、砂の地面が広がっている。
     懸念していたような小石ばかりで寝辛そうな地面ではなさそうだ。

484小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/08(土) 00:01:50
>>481(荊木)
>>483(GM)

  「ふぅ」

      「ふぅ」

「だ、大丈夫だ。
 ちゃんと歩きやすい靴を履いてるから。」

単なるスニーカーだが。
足元に気をつけつつ歩く小角。

「ふぅ……そ、そう。
 いろんな草が始めは雑草だったのだ。」

「言ったろ? 知識なら任せておきたまえ……」

知識と言うか、雑学だが。
まあともかく、歩いて。

「う、うむ……み、水くらいは欲しかったかもしれない。
 ……でも、水の音は近づきつつあるぞ、きみ。」

        (……う、うう、露骨に気を遣われている。)

     ――と。


          ザ             ア
              ァ  ア              ア


      「わっ ・・・・」

滝だ。天然の滝。
そして切り立った崖……行き止まり。

「ば、荊木さん。みたまえ、滝だよ。
 わたし、自分で滝を見つけるなんてはじめてだ!」

         ニコニコ

喜ぶ小角。表情に出ていて、わかりやすい。

485鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/08(土) 00:34:13
>>483 (GM)

「器っちゅうと、水筒とかなんやろうけど……」

自然界に水筒は存在しないだろう。
草に混じって水筒が生えているなど都市伝説レベルの話だ。

(案外、代用できそうなんも思い浮かばんねぇ。)

竹筒などは作れそうにないし
そもそも工具などの加工する道具がない。
よしんばあっても素材をどうするか、という問題もある。
さらにろ過のことも考えてしまい、鈴元は心の中で苦笑いする。

「火種は、テレビとか漫画で見るみたいな摩擦で火ぃ付けるやつとか?」

原始的なやり方かもしれないが、確実な方法かもしれない。
今は虫眼鏡で火をつける方法を使えない。
火を花びら化していればよかったが持っていない。
裸一貫、思いのほかつらい。

「まぁ、なんにせよ。川は見つかったねぇ。」

そう言って川に近づいていく。
魚がいれば食料になるだろうし、水が澄んでいるかも見ておきたい。
魚の表面を花びら化して、うろこを取るぐらいは『ギャザリング』で可能だ。
捕まえるのは朱鷺宮に任せるつもりでいる。
いなかったら、その時考えよう。

486朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/08(土) 00:42:37
>>483
「…今日は天気も良さそうですし、
 そうですね。
 取り敢えずは…まずは食料ですかね。
 …後は川の水が飲めるくらいかが問題ですが…」
そう言って道なりに進んでいく…

その先に広がっていたのは比較的穏やかそうな川岸であった。

「ふむ、寝るのには困らなそうですが…
 とりあえず…丸太とかはないですかね」
そう言ってあたりを見回す。
その手のものがあれば…
原始時代の火起こしのような方法を実践できるかもしれない

487荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/08(土) 12:57:55
>>483>>484(GM・小角さん)

          ザ             ア
              ァ  ア              ア

「うわあ」   ニッコリ

滝を見つけ、
喜ぶ小角さんに笑みを、返します。

「私も滝なんて、
 初めて見たなァ」
 
 「な、なんかここから見ると、
 お腹のこの辺が、こう…
 ゾワァって来るっすね!」

はしゃぎます。

488『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/08(土) 21:53:47
>>485-486(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「火起こしは木さえあれば涙音のスタンドでできそうですわね」

  鍛えた人間でも頑張ればできるのだ。
  人間を越えたパワー、スピード、精密動作性なら、
  確かに原始的な火起こしはできそうではある。

     そんな銀杏羽の声をバックに、鈴元は川に近づいて行く。
     魚は……すぐには分からなかったが、じっくり見ると川の流れに逆らったり、
     川底の小石の陰なんかに何匹か見えた。大きさもそれなりにある。
     捕まえれば昼食の足しには十分なりそうな感じである。

   一方、朱鷺宮は辺りを見渡す。
   流石に丸太がぽつんと転がっているのはあり得ないが、
   探してみると上流の方に流木がいくつか転がっているのが見えた。
   大体は湿気っているようだが、見た限りいくつか乾燥しているのもありそうだ。

「枯れ葉や砂利はありますわね……水を濾過するのは十分可能そうですわ」

  銀杏羽の方も林の近くまで寄って材料を探していたようだ。

                 ■川(東側)
           木 木 木|   )      木
            木 木銀|   (        木
           木 木 木|   )      木
                 ┌┘ 鈴(   川    木
                 └┐   )      木
           木 木 木|朱 (        木
            木 木  |   )       木
           木 木 木|   (        木
            木 木  |   )       木

>>484>>486(荊木、小角)
  目の前に広がる景色に笑みを見せる小角と、
  それに呼応する荊木。

  確かに、絶景だ……。
  崖の下――大体五メートル程度だ――には、
  うっそうとした森が広がっている。
  大自然の雄大さを感じさせる光景である。

             ザァァァア アア

     川手前の砂利には、黒ずんだ流木の欠片が大量に転がっているほか、
     何故だか流木の上に鳥(白い鳥だ)もそこそこ集まっているようだ。
     餌になりそうな魚は、ないように見えるが…………。

                 ■川(北側)
         _________,――――――-
                 /  (     ↑
         木 木 木 | 鳥)    崖
          木 木 木|鳥 (
         木 木 木 |   )    川
          木 木 木|  \
         木 木 木  \   \
          木 木 木  └―木\
         木 木 木  小荊  木 \

489小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/09(日) 00:21:36
>>487 >>488(荊木、GM)

「う、うむ。お腹のあたりからこう……
 自然のパワーがわーっとわいてくるね。」

    コクリ

荊木に頷く。

それから。
……一通り辺りを見渡して。

      キョロ…

「……あの流木は燃料に使えるかもしれないね。
 やはりほら、サバイバルと言えば火おこしだし。」

燃料ならそこらの木で良い気もする。

「けど、ううむ……
 食べられそうなものとかは、見当たらないな。
 飲み水は、いくらでもあるようだけど。」

もう少し、川に近づいてみよう。
なにかあるかも。

490朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/09(日) 00:29:57
>>488
「ふむ、やはりこういう時にスタンドは便利ですね。
 力が強いというのは十分な労働力ですし。」
上流を軽く見据えると…
たしかにそこには丸太がいくつかあるらしい。

「よしそれじゃあ…
 あっちに行ってみますか。」
そう言って上流の方へと歩いて行く…ついでに。

「お魚が居るならついでに捕まえてみましょうかね…」
流木の方へ向かうついでに
魚の様子を確認する。
近くにいればキャッチするのも可能なはずだ。

491鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/09(日) 00:41:12
>>488 (GM)

「部長。お魚さんおったよぉ。」

とりあえず伝えておく。
食べ物があるのは重要だ。
火がつけられるのなら焼いて食べられる。
味付けが出来ないのはつらいが、サバイバルにおいては必要ない。

「ろ過装置作る?」

魚がいるのが確認できるぐらいには澄んでいるが、微生物とかがいそうだ。
それに何が混じっているか分からない。
ただその前に

「水温どんな感じやろか。」

水面に触れてちょっと涼んでおこう。

492荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/09(日) 22:47:35
>>488>>489(GM・小角さん)


「そうだねぇ。
 何も使わずに火を点ける、
 なんてやったことないすけどぉ」
             サスサスッ
合わせた掌を擦る動作。

「こんな感じにやれば、
 いいんすかねぇ」

         「むむ?」 「むぅ〜〜?」

と、ここで砂利に放置された
流木の上に群がる鳥さん達に気付き、
近づいてみます。

「小角さん、
 ちょっと私、鳥さん達の方見てくるっす。
 もしかしたら魚を食い漁ってるのかもぉ――」

493『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/10(月) 00:23:46
>>490-491(朱鷺宮、鈴元)
   上流の方へ移動する朱鷺宮。
   魚は……川底の小石の陰におり、手を伸ばせば届く感じではなかった。
   スタンドを射程いっぱいいっぱいまで飛ばせば掴めるだろうか……。

        ザザ ザ ザ

   湿気ている丸太はところどころ腐っているようだが、
   そうでない丸太は乾燥している。量的にも強度的にも
   住居の材料にはなりそうもないが火種としては十分だろう。

銀杏羽:
「魚が見つかりましたの? ひとまずこれで食糧問題は解決ですわね」

     鈴元が振り返ると、銀杏羽はそう言いながらワンピースの上に羽織っていた
     薄手の上着を脱いでいた。肩が出ている。
     ……そういえば、濾過装置に布を使うとか言っていたか。

  そんな銀杏羽を横目に、鈴元は水面に触れてみる。
  ひんやりとした感覚が指先を包み込み、筋肉が緊張するのが分かった。
  涼をとるには十分だろう。飲んだら少しぬるいかもしれないが。

                 ■川(東側)
           木 木 木|   )      木
            木 木銀|   (        木
           木 木 木|   )      木
                 ┌┘ 鈴(   川    木
                 └┐   )      木
           木 木 木|   (        木
            木 木  |   )       木
           木 木 木|   (        木
            木 木  |朱  )       木

>>489>>492(小角、荊木)
  流木を見て会話しつつ川に近づく二人。
  小角は川を、荊木は鳥を観察するつもりだ。と、

     ギャア!   ギャア!

     警戒心が強いからか、荊木が近づいただけで鳥は羽ばたいて距離を取る。
     全く完璧に逃げてしまったわけではなさそうだが……多分迂闊に近づけば逃げそうだ。

       ボロ・・・

   そして、鳥たちが飛び立った後に食いかけの魚を見つけた。
   荊木の想像通り、あそこで魚を食い漁っていたようだ。
   この近くに魚がいるのか、それともたまたま此処で食べていたのか……。
   どちらにせよこの川に魚がいるのは間違いなさそうだ。

  一方の小角だが、川を見た感じでは生き物がいるようには見えない。
  川底の石をどかしたりしないと見つからないのだろうか。
  すぐそこが滝だし、あまり川の中に入るのは危ない気もするが……。

                 ■川(北側)
         _________,――――――-
                 / 鳥(     ↑
         木 木 木 |鳥 )    崖
          木 木 木|   (
         木 木 木 |   )    川
          木 木 木|荊 \
         木 木 木  \ 小\
          木 木 木  └―木\
         木 木 木  小荊  木 \

494小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/10(月) 00:36:21
>>492 >>493(荊木・GM)

「火打石という手もあるそうだ。
 でも、多分そんな感じだろう。
 ……うん、鳥の方は任せる。」

     ギャア!   ギャア!

   「わっ」


鳥にやや驚く。
……さて。


「うーむ……魚はいないか。
 ……いや、まてよ?」

(そうだ、石をどければ何かいるかもしれないぞ。)

      「イルソン君。」

『イル・ソン・パティ』を発現し、乗る。
それにより、川の奥の方へ進んでみる。

「荊木さん、わたしは川をもう少し調べるよ。」

荊木に自信ありげな顔で告げる小角。

495鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/10(月) 01:19:25
>>493

「うん、結構いはるわぁ。」

と言って視界の端に銀杏羽の姿を確認する。

「あ、ろ過に使うん?それ?」

一応聞いておこう。
普通に暑いだけだったらちょっぴり恥ずかしい。

さて、川の具合だが涼は取れるようだ。
飲んだらぬるいとかは贅沢なので黙殺する。

「あ、朱鷺宮さん。魚獲るんやったら、追い込んでみたらどない?」

「誰かが朱鷺宮さんの方に誘導して捕まえんの。」

魚獲りのアイデアを朱鷺宮に告げる。
服は濡れないように捲くったりすればいいだろう。
もしそうすると答えられたときのために、川の深さを見ておこう。
近くの石を軽く投げ込めばある程度の深さが分かるはずだ。

(後は寝床の確認くらいやろかぁ?)

後でやることをまとめておこう。

496荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/10(月) 01:44:08
>>493>>494(GM・小角さん)

「了解っす」
「って、ここ断崖じゃねーすか。
 ここから落ちたら
 インディー・ジョーンズでもない限り、助からないっすよ」

足を踏み外さないように、
慎重に慎重に鳥さん達の方へ進んでいき、
食べられている魚の種類を確認したいです。
またその付近に魚が泳いでないか確認したいです。

「小角さんの方は、
 大丈夫?」

途中、後ろを振り向き
小角さんの方も気にしておきます。

497朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/10(月) 01:50:37
>>493
「お…お魚も結構いますし…
 あの木なら使えそうです。」
そう言って、二本ほどの乾いている丸太を抱える。

「取り敢えずこれをキープしておきます。」
丸太をゴロゴロ転がしてキャンプしそうな川岸においておく

「…あ、鈴元さん。
 それはなかなかいいですね。
 追い込んだところをちょうど一気に引き上げるんです!
 ちょうどクマがシャケを川岸に放り投げるように!」
自信満々に答える。
問題は追い込む役は誰なのかというところだろう。

498『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/11(火) 23:55:26
>>494>>496(小角、荊木)
     慎重に鳥の方へと足を運ぶ荊木。
     ゆっくり動いたおかげか、鳥たちはまだ逃げたりしていない。
     食べられていた鳥を確認してみると……20cm足らずの川魚だ。

  川にそういった魚が泳いでいないかどうか確認してみるが、
  川岸から川面を見た限りでは、そういう魚は見受けられない。
  川底の岩陰にでも隠れているのだろうか。

   そして、その作業途中に小角の方を振り返ってみると――、

   ズゥ・・・

      小角は『イル・ソン・パティ』の上に乗って川を横断し始めた。
      思いの外大胆な決断をする少女である。
      ともあれ足場の不利を無視できる特性は、この場では有効だ。

         スゥゥ――ッ

     川の半ばまで移動し、近距離から川底の様子を確認する。

               ・・・ チョロ

     と、川底の石の陰に魚の尾が見えた。
     石の陰に魚が住み着いているようだ。

>>495>>497(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「ご名答。良く分かりましたわね」

  銀杏羽は今しがた脱いだ上着をひらひらさせながら頷く。
  暑いだけだった、ということはないようだ。

      ・・・ トプン

  石を適当に放り投げると、軽く水が飛び散った。
  音と水の飛び散り具合からして、多分30cmくらいありそうだ。

   ゴロ  ゴロロ

     朱鷺宮は朱鷺宮で乾燥した丸太を『FUS』に運ばせていた。
     人間では一本持つのも一苦労だろうものを軽々持ち上げているのは、
     なかなかにインパクトのある光景だ――とそれはともかく。

「面白そうなアイデアですわね!
 ……涼がやらないのでしたら、わたくしがやりますわよ」

  銀杏羽はそんなことを言いながら上着を川岸に置き、
  風で飛ばされないように石を上に置いた。
  どちらがやるにせよ、追い込み漁(?)をやるのは確定のようだ。

499小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/12(水) 00:29:06
>>498

全てを勘違いしていた。
なるほど、崖から『下に落ちる』のか……


「う、うう」

     (よく考えたら、こ、これは……し、死ぬんじゃないか?
      いくらなんでも張りきりすぎたぞ……!)

落ちたら冷たいだけだとばかり……
だが、成果はあった。

        「あっ」

   「荊木さん、石の陰だ! 魚がいる!」

流石に手を突っ込む気にはならない。
転落したら食事どころではないからだ……

500鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/12(水) 00:41:53
>>498

「まぁ、そうやないかなって。」

川の深さはそこそこだろうか。
入れないレベルではない。

「あぁ、どないしよか。
 僕がやってもかまんよぉ。」

ワンピースならたくし上げて結べば濡れることはないだろう。
しかし、川の下には石がびっしりあるだろう。
大きさの違う石によって滑ったりするとどうだろうか。
銀杏羽の服は濡れるだろうし、そうすると風邪を引きやすくなるのではなかろうか。
それに他にも色々と問題が出てきそうな気はする。

「まぁ、部長と僕の二人でやるっちゅうんもあるけどぉ。」

二人で追い込めば効果は上がるかもしれない。

501鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/12(水) 00:45:37
>>498

「まぁ、そうやないかなって。」

川の深さはそこそこだろうか。
入れないレベルではない。

「あぁ、どないしよか。
 僕がやってもかまんよぉ。」

銀杏羽が出るとどうなるかを頭の中で思い浮かべながら言う。
ワンピースならたくし上げて結べば濡れることはないだろう。
しかし、川の下には石がびっしりあるだろう。
もしも大きさの違う石によって滑ったりするとどうだろうか。
銀杏羽の服は濡れるだろうし、そうすると風邪を引きやすくなるのではなかろうか。
それに他にも色々と問題が出てきそうな気はする。

そういう面で見れば自分が行けばいいと鈴元は思うのだが
強制できる性格でもないし、強制するようなことでもない。

「まぁ、部長と僕の二人でやるっちゅうんもあるけどぉ。」

二人で追い込めば効果は上がるかもしれない。

502荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/12(水) 00:48:52
>>498>>499

      「リョーカイっす!
       小角さん落ちちゃダメだからね!」

川へと近づき、
(もちろん崖から落ちないように)

「あんまァ
 使いたくねーんすけど、
 これって『ガチサバイバル』
 っすもんねぇ…  はぁ」


「『スティル・ライフ』」 


ゾオォォ ォ 

屈強な『人型』を発現。
『スティル・ライフ』の腕を川底に突っ込み、
魚取りをする『熊』の要領で川魚達を掬い上げ、
砂利へと打ち上げたいです。パス精ABA

503朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/12(水) 00:51:51
>>498
「ほほう…部長もなかなかのりがいいですね。
 じゃあ早速…待ち構えてみましょうかね。」
涙音は丸太をある程度運ばせた後でスタンドを自分の近くに戻し…

「…ちょうどこの辺り、流れが緩やかで逃げづらい場所に追い込んでいただけると…
 多分捕まえられると思います。」
そう言ってある一点をスタンドで指さした。
その場所は、ちょうど流れが少し滞っている。
魚の動きが鈍るのであればより捕まえやすいだろう。

504『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/12(水) 23:16:42
>>499>>502(小角、荊木)
  今更ながら自分の置かれた環境に戦きつつ、
  荊木に魚の存在を伝える。と、

        ズツ
           バシャア!

     荊木の傍らから発現した偉丈夫が川底に
     手を突っ込んだかと思ったら、
     今度は精密かつ高速で魚を掬い上げ、砂利へと打ち上げた。

       ビシイ  バッシ!

         シバァ!

  即座に川底に潜んでいた三匹――回収成功。コンビネーションの勝利だ
  探せば他にもいるかもしれないが……。

                    ピチッ ピチチッ       ギャア  ギャア

>>501>>503(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「それもそうですわね! 二人でやりましょう」

  ザザァ

     川幅はわりと広い。
     二人がかりでも十分かもしれない。

  朱鷺宮が指差した一点を見て頷いた銀杏羽は、
  靴と靴下を脱いで水の中へと足を進める。

       「ひゃっ! 意外とつめたいですわよこれ……。
        それに、足元がぬるっとしてますわ」

     転ばないように気を付けねばならない、ということだ。

505鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/12(水) 23:51:34
>>504

「はいはい。じゃあ、転ばんようにねぇ。」

「朱鷺宮さん、よろしゅう頼むねぇ。」

靴下と雪駄を脱ぎ、川に入っていく。
ひんやりとした涼を感じられるだろう。
位置的には銀杏羽と少しはなれたところに位置をとって魚を追い込むつもりだ。

「あ、お魚さん取れたら丈夫そうな枝さがそか。串にするわぁ。」

『ザ・ギャザリング』の『花びら化』は対象の表面を削る。
部分指定も出来るので木の皮を剥ぎ、先を削るのも不可能ではないはずだ。

「さて、三人の共同作業といこかぁ。」

果たして上手くいくだろうか。

506荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/12(水) 23:59:22
>>504

「よっしッ」

何せ素人です。
ぶっつけ本番で、
素手で魚を捕えられるか不安でしたが

「『ようつべ』で、
 熊が魚を捕る動画見といてよかったぁ〜」「あ」
「『ようつべ』っていうのは、
 『YouTube』の事で、ローマ字読みすr

                   ピチッ ピチチッ       ギャア  ギャア

「あっ、
 もしかして『鳥』さんが、
 私の取った魚に群がってるんじゃあ。
 ダメっす!ダメっす!」

背後から音がするようだったら、
本体で適当な石をつかみ、
背後の鳥に投げ追っ払いたいです。
(あと、鳥に近づきたいです)

507朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/13(木) 00:06:03
>>504
「よしよしー。
 おふたりともその調子でおねがいしますよー。」
涙音は笑顔で二人に応援する。

「私はあんまり離れられないですから…
 取り敢えず目で追わせていただきますね。」
スタンドに川の方へ向かわせ、先ほど指した地点まで進ませる。

508小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/13(木) 00:22:17
>>504(GM)
>>506(荊木)

「よし、よくやったぞ!」

喜ぶ小角。

「それとだね荊木さん。
 わたしだって、それくらいの英語は――」

                   ピチッ ピチチッ       ギャア  ギャア

「……なっ、なんだ?」

(さ、さっきの鳥に違いないけど……
 いったい、何が起きているんだ?)

何が起きているか見えるだろうか?

とりあえずここにいるのは危険だ。
これは間違いあるまい。
 
        ススー

「荊木さん、今戻るからね。」

陸の方へ移動だ。
この時、盤面の端をしっかり掴んでおく。

509『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/14(金) 00:16:13
>>505>>507(鈴元、朱鷺宮)
   靴下と靴を脱ぎ銀杏羽に続く鈴元に、
   スタンドを飛ばして準備を整える朱鷺宮。
   射程距離ギリギリだが、なんとか届く。

銀杏羽:
「串……作れるかしら?
 まあ工作もサバイバルの醍醐味ですわね」

  銀杏羽は鈴元の能力をよく知らないので、
  そんなことを言いながらも配置につく。
  これで、全員の準備が整った形になる。

銀杏羽:
「では……いきますわよ!」

     その言葉と同時に、銀杏羽が動き出す――!

                 ■川(東側)
           木 木 木|   )      木
            木 木銀|   (        木
           木 木 木|   )      木
                 ┌┘ 鈴(   川    木
                 └┐   )      木
           木 木 木|   (  鈴  銀 木
            木 木  |   )       木
           木 木 木|   ( フォ.     木
            木 木  |朱  )       木

>>506>>508(荊木、小角)
     ヒュッ

  ギャアッ   ギャアッ

   荊木の想像通り、鳥たちは魚に群がろうと飛んでいるところだった。
   幸い石を投げ込んだため、鳥たちは散り散りに離れていってくれた。
   (それでもまだ一定の距離を置いて魚を狙っているようだが。
    …………いや、自分達の魚をとられていると思っているのか?)

        スィィ ―― ッ

鳥の方へと近づく荊木に、『イル・ソン・パティ』に乗って合流する小角。
足場に影響されないスタンド移動。意外と便利だ。

           ■川(北側)
         _________,――――――-
                 鳥 鳥(     ↑
         木 木 木 |   )    崖
          木 木 木| 魚(
         木 木 木 | 荊)    川
          木 木 木|小 \
         木 木 木  \   \
          木 木 木  └―木\
         木 木 木  小荊  木 \

510鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/14(金) 01:49:02
>>509

「まぁ、そんなところ。」

つい最近までスタンド使いであることも隠していた。
そして今も能動的に自分がそうだとは語らないし、スタンドの便利使いも好かない。
が、こういう時だ贅沢言わずに便利に使おう。

「うん。息合わせて、いくで。」

(転ばんように長めの枝持ってきたらよかったやろうか。)

杖代わりにはなるだろう。
しかしもう川の中だ。
取りに行くのはなんだろう。足元に気をつけて進むとしよう。
最悪転びそうになったらスタンドに引っ張ってもらうつもりだ。
便利使いとはそういう事なのだから。

511朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/14(金) 21:49:34
>>509
「よしっ、その調子ですよその調子!」
涙音は取り敢えず応援をしている…取り敢えず川に靴の底が浸かる程度の位置まで涙音は移動しておく。
可動範囲は伸ばしておくに限る。

「ちょうどいい場所で…
 見事に狙ってみせますよ」
魚がちょうどいい位置にやってきたら、
スタンドが魚の動きを追ってキャッチしてみせる!

512荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/14(金) 22:57:45
>>509
「しっしっ!
 人様の食事を横取りようなんて、
 そんな虫みてーな事してんじゃないっすよ!」

魚を拾って羽織っているレインウェアを脱いで、
風呂敷みたいに包み、
鳥を威嚇します。

「小角さん、
 魚はこの辺にしておきます?
 ゲームと違って、
 所持品には制限がありますからね。
 きっと部長達の方も、食料調達してるよ」

                「さて」

「火おこしに使えそうな物探してみる?
 それとも引き返して
 別のルート行ってみるっすか?」

513小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/14(金) 23:12:03
>>509 >>512(GMと荊木)

         サッ

盤から降りて――

「こらっ、わたしたちの獲った魚だぞ。
 意地汚いことをするのはよしたまえ!」

         フーッ

鳥たちを威嚇する小角。
どことなく梟に似た顔だし、鳥も逃げるのでは……?

        ・・・・ともかく。

「うむ、そうだね荊木さん。
 魚ばかりでもよくないしね。
 ……わ、わたしも少し持つぞ?」

荊木ばかりに魚を持たせるのもなんだ。
出来れば、半分ほどは小角が持ちたい。

          「さて」

辺りを見渡す。

「ううむ、別ルートか……
 一度部長たちに会ってからでもいいんじゃあないか?」

あまり身軽に動き回って、はぐれるとまずい。
成果を報告してからがいいのではないか。

「まずは、火起こしの道具を探そう。
 となると、ええと……
 そうだっ。乾いた木か、石と金属だ。」

             フフン

自慢げに知識を披露する小角。

木はともかく、石と金属は『火打石』のことだ。
流石に、後者はそう簡単には揃うまいか……?

514荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/14(金) 23:16:07
>>513
「フフッ、
 それじゃー
 お願いしますねぇ」

という訳で小角さんに、
魚さんを半分渡して

「火打ち石っすね。
 了解っすよー」

森の中へ発火に使えそうな
石を探しに行きます。

515『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/15(土) 22:16:29
>>510-511(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「いきますわよ! せーのっ!」

  鈴元と銀杏羽が魚を追い立て、朱鷺宮がそれを捕まえる。
  その作戦の前段階。
  二人が魚を追い立てようとした、丁度その時。

      ツルッ

       「ぎゃあっ!?」

               ドポォーン

     銀杏羽がお嬢様にあるまじき悲鳴を上げ、
     そのままリバーインサイドダイビングした。

   結果として魚はより激しく追い立てられ……

          シュパッ シュパッ  シュパァッ

              ビチッ   ビチッ

  『FUS』によって魚はあっさりと岸に打ち上げられた。
  全部で六匹……やはり中流であるお蔭か大漁だ。
  犠牲には目を背けよう。

                        ・・・   ギャア   ギャア  ギャア ・・・

>>512-514(小角、荊木)
          ギャアッ  ギャアッ  ギャア!

     追い立てられた鳥たちは忌々し気に鳴くと、
     そのまま南方向へと飛び立って行った。強き者が食料を得る。これが野生の掟である。

   それはともかく、火を起こす為に石を捜しに森の中へと向かう荊木。
   小石程度ならば簡単に見つかるが、大きな石となると簡単には見つからない。
   もう少し草がない、地面が露出している場所でないと厳しいかもしれない。
   火打石は金属に硬い石を打ち合わせて火花を散らす道具なので
   金属がなければ火を起こすのは難しいが……これは最悪パワーで解決できる。

516鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/16(日) 00:36:57
>>515

「せーのぉ。」

ドポォーン

「あら?」

(……どないしよ。)

気がつけば隣で友達が川中に飛び込んでいた。
川の生物を獲るために陸の生物が川に飛び込む。
いや、自ら望んで飛び込んだのでないことは分かる。
まぁ結果的には魚が獲れたのでよかったのかもしれない。
……犠牲は出たが。

「朱鷺宮さん。その、お魚さん気ぃつけてね。跳ねて川に戻られたらかなんやから。」

「部長。その、足元気ぃつけてね。こけて川で濡れたらなんやから。」

「部長……すんません。僕の『ギャザリング』でこけんようにしたげたらよかったね。」

銀杏羽が転ぶ確立より自分が転ぶ確立が高かった気もするが現実はこうであった。

「部長、怪我してへん?大丈夫?」

起きるのを手伝うため両手を差し出す。
両手なら片手より安定するだろう。

ところで

「ギャアギャア?」

なんだろうか。銀杏羽が無事立てていれば音のするほうを見てみよう。

517朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/16(日) 00:42:56
>>515
「あ、っと…!」
一瞬ダイビングをしてしまった部長に気を向けてしまいそうになるが…

「今は食材ゲットを!」
と、思い直したことで

シュパッ!
まるでクマのごとく、見事に魚たちをたくさん捕まえることが出来た。

「…部長、あなたの犠牲は無駄には…」
と、敬礼をしそうになったところで、鈴元の声を聞いて思い直す。

「そ、そうでしたね。
 ここは魚に気をつけることにします。
 せっかく部長が身を挺してくださったおかげで、手に入ったんですからね!」
涙音は岸に居る魚をどうにか戻すまいとスタンドに圧えさせる!
当然こっちに仕掛けてきたら気絶する程度のパンチを食らわせていくのだ。

そんな中、
「…ん?一体何の鳴き声ですか?」
音のする方に自分の目を向けてみた。

518小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/16(日) 00:57:33
>>514 >>515(荊木とGM)

     「よいしょ」

(うう、ベタベタするな……
 いや、生の魚だから、こんなものか。)

魚を持つ小角。

「あっ待ちたまえ荊木さん。
 私もついていくぞ。」

       タタタ

荊木に続き、森の中へ。
……とりあえずしばらく歩こう。

      「……む、向こうは今どうしてるかなあ。」

何となく心配だ。
なんというか、部長がひどい目に合っているような――

519荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/16(日) 22:42:09
>>518>>514(GМ、小角さん)

「大丈夫すかァー?」

「アタシん家
『鮨屋』なんで極々稀に、
 こーんな風に生魚持ったりするんすけど、
 この独特の感触、嫌だよねぇ。
 オヤジに言ったらすげー怒られますけど」

小柄な小角さんの歩幅に合わせて、
森の中を散策します。

「むぅー」

「鈴元さんがいるから大丈夫だと、
 思いたいすけど・・・
 女子二人、無茶してるのかなぁ」

520『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/16(日) 23:47:16
>>516-517
銀杏羽:
「ふ、不覚……不覚ですわ……」
                     ザバア

   川から助け起こされた銀杏羽は、完全無欠にびしょ濡れだった。
   髪もずぶ濡れだ。それでも髪のカールが台無しになっていないのは、お嬢の矜持か。

「涼……ありがとうございます」

   なんとか無事に立ち上がった銀杏羽はぺこりとお辞儀をする。
   (※健全ミッションなので濡れ透けで『わあーお』なんて展開は
      求められない限りはやりませんわよ!!!!)

「涙音もトラブルに負けずよく頑張りましたわね」

   もっとも、トラブルを起こしたのは銀杏羽だが。

     それはともかく、二人は鳴き声の方に視線を向けてみる。
     銀杏羽もそれにつられて視線を向ける――――と。

            ギャア   ギャア  ギャア

  北の方向から、数羽の鳥がこちらに向かってきている!
  高度を少しずつ下げ、視線の先にはしっかりと魚がある。
  これは……、

「鳥ですわ! もしかしなくても魚を捕りに来ていますわよ! 鳥だけに!!」

>>518-519(小角、荊木)
  虫の報せでも来たのか、別れたメンバーを案じる二人。
  なお、ちょうどその頃某お嬢はびしょ濡れになっていたのであった。

     それはともかくとして、散策を続けていると、
     少し木々の間隔が空いた場所に出た。
     あまり大きなものはないが、草が禿げているところもある。
     地面を掘れば硬い石が見つかるかもしれない。

             ■崖(西1)
     ______________

     木 木 木 木    木    木 木
      木    木   ┌┐  木 荊小
     木 木 ┌┐  └┘     木 木
      木 木└┘   木 木    木
     木 木    木       木 木 木
      木    木    木  木 ┌┐
     木 木    木 木 木   └┘木
      木 木 木    木 木 木 木

      ※□=草が禿げている部分

521鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/17(月) 00:48:47
>>520

「はよ。服乾かさんと風邪引いてまうよ。」

銀杏羽の体調を気にかける鈴元。
夏の日差ざしで乾きやすくなっているかもしれないが、髪まで濡れてはそうとも言っていられない。

「べつにかまんよぉ。」

鈴元は今回のイベントに参加している唯一の男子と言ってもいい立場だ。
そして中三という多感な時期にある少年だ。そんな少年に濡れた衣服は毒である。
もっとも鈴元がそういう一般的な男子中学生の反応が出来るなら、の話ではあるが。

「ぶ、部長。あぁ、えっとやねぇ。その……」

慌てて後ろを向く鈴元。一体何があったというのだろうか。

「僕の上着、羽織っときぃ?その、アレなんよ。」

(目ぇのやり場に困りそうやから……)

作務衣の上着を脱いで銀杏羽に渡す。下に着ていたシャツの袖から細い腕と白い肌が見えている。
そして、濡れることによって何かを求められるのなら求める。それだけだ。

「いや。鳥さんやねぇ。」

「……部長。それ、冗談やんねぇ?」

鳥についての冗談を本気で言っていたらなんだというのだ。
ところで鳥は撃退しなければならない。こちらは今日山にやって来たよそ者である。
しかしルール無用の野生において、郷に入っては郷に従えという人間的な礼儀は必要ない。

「『ギャザリング』で威嚇しよか。朱鷺宮さん。気ぃつけてねぇ。」

『ザ・ギャザリング』を発現し、川底の石を拾って投げさせる(パス精CCC)
鳥の動く早さや『ギャザリング』の移動速度を考えれば命中させるのは不可能だろう。
だから当てるのではなく威嚇目的だ。なるべく鳥の近くに投げておきたい。
ところで、射線上に朱鷺宮がいたら大変なことになりそうだが、声かけをしたし大丈夫だろう。
転ばないように、と声をかけた部長は転んだが……

522朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/17(月) 00:50:59
>>520
「あーえっと…
 乾かすのってどうやります?」
びしょ濡れになってしまった彼女を見て、
心配そうな顔で答える。

「まぁ、私はトラブルへの対応力は…
 結構強い方ですから。」
少し冗談交じりに答えるが…

涙音が見ていた方向には数羽の鳥が接近している。

「うーっと!これはいけませんね!」
涙音はスタンドを魚のすぐ近くまで移動してから…

「ちょいと失礼しますよ!」
そう言って地面にスタンドの持つライフルを軽く構えておく。

「威嚇ですか…
 ならばこういうのはどうでしょうか!」
地面に向けて射撃を行い、魚を守る高さ3m、横幅2mの『スポーツウォール』を出現させるつもりだ。
ただ、接近してきた鳥に対しての有効打だが…

523荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/17(月) 01:20:10
>>520(GМ)

         
         「あァ―ッ」

草の禿げた地面を見つけました。

「この辺、
 火起こしに使えそうな『石』、
 埋まってそうな気がしない?」

「そォーっす。
 そォーッす!
 間違いないよ!」

キ          キ
 ョ          ヨ
  ロ         ロ

「でも『スコップ』なんて、
 ないっすよねぇ・・・」

          「んもぉー」

「小角さん、              ズ オ
 ちょっとはなれててね」         ォ  ォ ー―ッ

『スティル・ライフ』を発現し、
禿げた地面をえぐってみます。パス精ABA

524小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/17(月) 01:23:23
>>519 >>520(荊木とGM)

「わたしは大丈夫だぞ荊木さん。
 魚くらい持てるさ。」

抱えた魚を少し上げて、アピール。
……いやそれより。

「すし……お寿司屋さんかっ!
 家がお寿司屋さんというのは初めて聞いたよ。
 なんだかすごいね。や、やはりお値段は時価というやつなのかね?」

驚く小角。
まさか寿司とは……回らないとは……

      「……ま、まあきっと無事だろう。
       なにせスタンド使いが3人もいるのだし……」

部長の能力は知らない。
だが、朱鷺宮は『人型』だし、強いはず。

(む、むしろわたしたちがクマに襲われたりしたら……
 い、いや。荊木さんがいるさ。彼女のスタンドはすごく強そうだ!)

           ・・・・と。

「……む。この辺の地面は草が少ないね。
 ひとつ、石を探してみないかい?」

荊木に提案する。

525小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/17(月) 01:26:08
>>522(追記) >>521(荊木)

「……っと、もう探しはじめていたか。
 うむ、私も埋まっていそうな気がするんだ。」

         ススス

荊木から離れておく。

「ということで、任せるよきみ。」

     (や、やはりスタンドの手で掘るのだろうか――)

そのパワーに期待だ。

526荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/17(月) 01:29:41
>>524(小角さん)

「魚の匂いって、
 中々落ちないっすからねぇ」

「へ?
 お寿司屋って言っても、
 地元のおっちゃん達しか来ないような
 オンボロな店っすよ」

「食べ物屋だから、
 家でペットも飼えませんしィ。
 お弁当なんて毎日のように、
 『酢飯』っすよ『酢飯』」   「あーあ」

「遠足の時とか、
 友達とお弁当見せあいっこするのが
 スゲー恥ずかしかったよ」

527『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/17(月) 23:41:29
>>521-522(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「うぅ……でも拭くモノもありませんし、仕方ありませんわ」

   そんなことを言いながら、上着を受け渡されて羽織る銀杏羽。
   両手で髪を握ってかるく水を切っている様はなにか艶めかしい。
   ところで指摘されない限り濡れ透けは存在しないことになっているので安心してほしい。

     「って、鳥ですの?」

   反応が鈍い銀杏羽に変わって行動する二人。
   鈴元が石を投げて鳥を蹴散らし、朱鷺宮が『スポーツウォール』を
   発現してとりこぼしの鳥たちを完璧に蹴散らした。
   なかなかいいチームワークだ。

「……ともあれ、これで食料は確保できましたわね。
 燃料の木も、涙音が発掘しましたし……」

   「とりあえずあとは水の確保ですわね。
    さっき枯草と砂と石は見つけましたので濾過器の準備はばっちりですわよ」
   「欲を言えば炭があれば完璧なんですが、そこまでは流石に望めませんわよね……」

>>523-526(小角、荊木)
    オ
     ォォ  オ
   ソビ
  『聳え立つ』――という形容が相応しいその威容が、
  標的に狙いを定めたその次の瞬間――、

          グ
       i/    ン/
      ソ     ・
       バ
        ァ    大地が、プリンのように抉れるッ!
        N       大型重機のようなパワフルさでありながら
       |       破片の一つも飛ばさない精密さ!
              ただの一撃で深さ15cmほどの穴が出来た。

        スォォ

   そして、『スティル・ライフ』のその手には掬った地面がそのまま残っている。
   肝心の穴の中は――、

      コロ  コロ

   拳ほどの大きさの石がいくつか見える。
   土中にあったから湿っているようだが……火打ちには使えそうだ。

528小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/17(月) 23:54:46
>>526 >>527(荊木、GM)

「あっ……す、すまない。
 悪いことを言ってしまったようだ。」

荊木の反応に、ばつの悪いものを感じる小角。

        (うう、わたしとしたことが……
         副部長が部員を嫌な気持ちにさせてどうする!)

鮨屋、というのは美点ではないらしい。
……というのも早計か。

           ――そして。

          グ
       i/    ン/
      ソ     ・
       バ
        ァ    
        N            「……わっ……」
       |

      コロ  コロ


「す…………すごいね、き、きみ……」

     バク

        バク

     (う、うう、何だこのパワーは……!?
       こ、これほどのスタンドが存在するとは……っ。)

あまりの『威力』に、驚き呆然とする小角だ。

529鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/18(火) 00:21:38
>>527

「どないしよかなぁ。火ぃがあれば服も乾かせるんやけど……」

乾かし方も考えなければならなさそうだ。
その辺の木の太い枝をへし折れば簡易的な物干しぐらいは出来そうだが
そうすると鈴元は非常に気まずい。いや、そうしなければいいだけの話だ。
変なところで気にしすぎるのはよくない。

「鳥って自分で言ってはった思うけど。」

「撃退成功やね。」

ざぶざぶと川の中を進んでいこう。
鳥に石が当たる事はなく、朱鷺宮に当たることもなかった。実にいいことだ。
鳥の撃退の目標も達成している。

「炭かぁ……木炭、の材料はあるけど、作るんは厳しいかな?」

「まぁ、ろ過器と火ぃはお二人さんに任せるわぁ。」

「僕は串でも作ろかな。」

太めの木の枝が落ちていないか探してみよう。
なさそうならその辺の木からへし折ろう。

530荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/19(水) 01:10:30
>>527>>528(GМ、小角さん)

 
   「えぇッ!?」

「いや、自分全然
 嫌な思いしてないっすよ!

 お店に思い入れはないけど、
 親父が魚握ってるお陰で、
 こーやって合宿に行けて、
 小角さんとピクニックできてるわけだし!」

ぶんぶんッ

思い切り手を振ります。

「あッ、もし良かったら
 小角さんも今度うち遊びにきてよ!
 ご馳走するっすよ!」

「そんな驚く程美味しいって訳じゃないし、
 流石に『特上』って訳にはいかないすけど!」

なんて話しつつ、
石を取り出します。

「ね?
『荊木莉』はそうでもないけど、
『荊木莉』の『スティル・ライフ』はそこそこやるって。
 この『石』、どうすっかねえ?」

531朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/20(木) 22:01:29
>>527
「ふう、撃退成功…
 で…後は…」
と、空を軽く見上げてからため息をつく。

「とりあえず、やりましたねー!
 後はどうしましょうか…
 火起こし、私がやりましょうか?」
と言って、先程の丸太をゴロゴロと近くまで持ってくる。

「…えーっと、近くの枝を削って
 細い枝に出来ますかね?」
と、軽く鈴元に目を向ける。

532『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/21(金) 22:41:55
>528>>530(小角、荊木)
    コロ
        コロ

   ド ド ド     ド ド

  片や脅威のスタンドパワーに戦慄しつつ、
  片や実家の家業を紹介しつつ、『火打石』の材料を検分していく。
  石の中でも黒々としたそれは、『火打石』としては十分そうだ。

             スォォ ――

  探せば他にもいくつかありそうだが……予備として確保しておくべきだろうか?
  なくても、火を起こす方法ならいくつかありそうな気もするが……。


>>529>>531(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「このくらい放っておけば10分くらいで乾きますわ。多分」

  銀杏羽の方は大して気にした様子もなさそうだ。
  確かにこの陽気なら数レス後には乾燥してそうな雰囲気がある。

       ガサ  ガサ

     ともあれ、太めの木の枝が落ちていないか探索する鈴元。
     『串』にするのに十分そうな太さを内包してそうな枝は、
     それなりに落ちているようだ。望む分回収できるだろう。

   と、朱鷺宮が丸太をゴロゴロと持ち出して来た。
   ……何と言うか、パワーのスケールが違う。

「火起こしは皆で合流してからにしましょう。
 燃料も限りあるわけですし、節約すべきですわ」

   火を起こそうかと提案する朱鷺宮を、銀杏羽が制止する。
   意外にも真面目っぽい見解である。(一応常識はあるのだ)
   そう言いつつも布の上に枯草だの砂だの小石だのを投入しているところだ。

533小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/22(土) 00:03:54
>>530 >>532(荊木、GM)

  ・・・・

      ・・・・     ハッ

「あ、ああ……
 良い石だと思う……ぞ。」

ブンブン

二度うなずいた。
呆気にとられていたが、はっとする。

「そ、それで……ああ、うむ、そ、そうか、わたしの早とちりか。
 すまない荊木さん。そうだね、今度お邪魔させてもらおうか。」

       (うう、またもフォローされている。
        わ、わたしというやつは、ダメじゃないか……)

   ズシリ

荊木の調子から、そう判断した。
自分は、部長から荊木を任された身……なのに。

「ま……回らないお寿司なんて、ほとんど食べたことがないからね。
 ふふん、期待しておくよ、きみ……」

期待は事実でも、少し気分が沈む。
が、目的は果たせた。石は見つかった。

             ・・・・さて。

    コロ
        コロ


「石はあまりたくさんあっても、邪魔な気がするね。
 でも、まあ、わたしも一つ拾っておこう。念のためが大切だ。」

荊木しか石を持っていないというのも不安だ。
はぐれる可能性もある。自分でも持っておこう。

534荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/22(土) 00:26:02
>>532>>533(GМ、小角さん)


      ス
       ゥ
        ゥ

『スティル・ライフ』を解除します。

「ね、『怖い』でしょ?
 だから正直使わざるを得ない状況じゃないと
 使いたくないっていう本音もあるっつーか。
 でも、これっばかりは『めぐり合わせ』っていうか」

                 ポイッ

黒光りする石を3つ程取り、
Tシャツの袖で泥をふき取ります。

「そんな顔しないで。
 せっかくの『キャンプ』なんすから、
 『お姉さん』と一緒に楽しも?
 私、こう見えても結構満喫してるんすよ?」

小角さんの心中を察したのか、
にっこりと微笑みかけ、石を渡します。


「だから難しい事考えずにさ。
 ――ね?」

535鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/22(土) 00:49:53
>>532 (GM)

「せやねぇ。資源は節約せんと。」

省エネの時代だ。切り詰めるのも悪くない。
山の木々は燃料ではないし山に対する敬意は必要だ。
ろ過器は、まぁ必要なものなのでいいかもしれない。

「さてと、串は色々使えそうやんねぇ。」

とりあえず枝を一本手にとって『ギャザリング』の『花びら化』によって串を作る。
『花びら化』は物体の表面を鰹節のように削るので尖らせることも可能だ。
まずは『木の皮を花びら化』皮が削れたら『先端を花びら化』
これで串を作ろう。

ところで

「朱鷺宮さんのはなんや凄いねぇ。」

先ほどは流したが壁の様なものを出していた。
それに『ギャザリング』以上のパワーがあるように感じる。
だからと言って羨ましいなどとは思わないが
人並みの『ギャザリング』とは違う得意分野がある、ということだろう。

「そういえば、部長のってどんなんなんやろぉ?」

見たことはなかった。

「もうちょっと探しモンしよか。」

本体は石を探そう。
『花びら化』で鋭くした石をすり合わせれば、刃物になるかもしれない。
完成すれば魚の腸を出したり獣用の道具になる可能性はあるだろう。

(出来るだけ丸くないのがエエね。川の流れに当たってへんのを探そか。)

川岸のなるべくゴロゴロした石を探す。

536朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/22(土) 00:58:07
>>532
「…まぁ風邪を引くわけでもないですし、
 大丈夫そうですね。」
部長の元気そうな様子を見てひとまず安心した顔を見せた。

「火起こしは…
 たしかにまだ早いですね。
 じゃあ私は…」
串を作り上げた鈴元を見てふと考える。

「後は、ゆっくり座れる場所でも作っておきましょうかね。」
そう言って座るスペース確保のために周囲の危なそうな石を取り除いて
なだらかな場所を確保することにした。

537『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/23(日) 00:28:20
>>533-534(小角、荊木)
    ルチャ   チャッ

  回収した石をTシャツの袖でふき取る荊木。
  小角も穴に転がっていた石を手に取った。

     銀杏羽に言われた『副部長』の任を果たせないばかりか、
     逆に荊木にフォローされている現状に、落ち込みを隠せない小角。
     荊木はそれを察して笑みを浮かべてみせるが……。

>>535-536(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「木ですの。『お金の成る木』ですわよ」

   銀杏羽はとくに隠し立てもせずに教えた。

「ただ、それ以上の能力はございません。
 この合宿でも、おそらく使うことはないでしょうね」
                     「…………できましたわ!」

     そんな世間話をしつつ、脱いだ上着を持ち上げる銀杏羽。
     袖口の部分は根元で結ばれているほか、
     別の部分も結ばれている部分があり、全体的に器のような緩やかなV字型になっている。
     ここに水を流し込めば、下の方からきれいな水が出る、という仕組みだ。

  ……ただ、手で水を流し入れるのでは少々手間がかかりそうだが。

          「これは此処に置いておくとして……
           ひとまず寝れそうな場所を確保する必要がありますわね」

  『住居を作るから』と大人数にしたのだ。
  まあ完成はせずともある程度準備はしておく必要があるだろう。

      「前に見たサバイバル術の紹介番組では、
       木の枝と葉を組み立てて風除けを作っていましたわ」

538小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/23(日) 00:44:54
>>534 >>537(荊木とGM)

  「う」

      「うう―……!」

石をポケットに入れる。

「こ……怖いとかじゃあ、ないっ。
 す、少し驚いただけ。……勘違いはよしたまえ。
 そ、それに……」

(た、確かにこれはキャンプかもしれない。
 だけど……だけど、ち、違う!)

荊木から少し目を逸らす。
きっと、正しいのは、荊木なのだろうけど――

「わ……わたしは、わたしは副部長なんだ。
 きみに心配されていては、よ、よくないんだ……!」

そういう気持ちは実際あるのだ。

         「……わたしが、任されているんだ!」

「ううう―っ……」

歯噛みする。意味のないプライドかもしれない。
だが、小角は……頼られ、任されることが、嬉しかったのだ。

539荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/23(日) 01:07:16
>>537>>538(GМ、小角さん)


  「あー・・・」

しまったなぁ、
という表情をします。

「そうっすねぇ。
 うーん」

     ペコォ――ッ

「私が小角さんと仲良くしたいってのは、
 もちろん本心だけど、
 凄い嫌な思いをさせちゃったね。
 ごめんね副部長・・・」

小角さんに頭を下げます。

軽率な言動で少女のプライドに傷を付けてしまった。
どうすれば許しを乞えるのかわからない、
だが悪い事をしてしまったという自覚は勿論ある。
だからきちんと『謝罪』をする。

540小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/23(日) 01:28:57
>>537(GM)
>>539(荊木)

「あ……謝るのはよせっ、荊木さん。
 悪いのは……悪いのは……
 うう―っ……多分、わたしなんだ……!」

          「分かっているんだ……」

(わたしだって、仲良しになりたいさ……
 でも、そ、それだけじゃあ、だめなんだ!)

           ギュ

小さな拳を握る小角。
荊木の善性がわかるからこそ、気持ちが整理できない。

(これでは……副部長失格じゃあないか。
 部長はわたしを信じて、任せてくれたのに。)

・・・・ともかく、目的はあらかた済んだ。

「……そろそろ戻ろう、荊木さん。
 部長たちも、いろいろ見つけたかもしれない。」

荊木に提案する。

541鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/23(日) 01:35:29
>>537 (GM)

「木ぃかぁ……」

「お金持ちにお金の成る木ぃっちゅうんも、縁を感じるねぇ。」

見せてくれとは言わない。
銀杏羽がそれでいいのならいいだろう。
それに本人が使わないだろうと言うのだ無理に否定する必要も無い。

「いや、ろ過器出来たん?それに、朱鷺宮さんも座れるトコの準備してくれてはんのやねぇ。」

「おおけぇはばかりさん。」

銀杏羽と朱鷺宮の労をねぎらいつつ、串の具合を確認する。
使用できそうならこの調子で作っていこう。
ついでに川岸の石を二、三個拾っておく。
  ウチ
「お家やねぇ。どないしよかぁ?」

「映画とかやったら洞窟見つけたりするけど、そういうトコは動物さんいはるやろうしぃ。」

猛獣の類を制圧出来るのは鈴元ではない。
それにここである程度片付くなら片付けておくのもいいかもしれない。

「風除け、作ってみる?」

542朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/23(日) 01:41:18
>>537
「…流石に部長の木を材料に…
 なんてやったら多分大怪我ですね。」
スタンドのダメージは本体に影響する。
それを思い出してとりあえずそれ以上は言わない。

「…おお、これは見事なろ過器ですよ。
 これならばきっと水もきれいなものになるでしょう。」

「…風よけ…ふむ、
 風よけを作ってみましょうか。
 蚊帳みたいにでっかいやつとか、できたらいいんですけどね…」
そう言ってあたりを見回す。
ちょうどいいものは有るだろうか?風除けに使えそうな物は

543荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/23(日) 23:12:15
>>540(小角さん)

  「・・・はいっ!」

気持ちを切り替え、
小角さんに続きます。

544『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/23(日) 23:56:46
>>538-540>>543(小角、荊木)
   未だ気持ちの整理はつかない小角だが、それを荊木にぶつけても仕方がない。
   気持ちを切り替えた荊木とともに、来た道を戻っていく――。

                    ・・・ ギャア  ギャア

     と、川の北側に戻って来てみると、先程追い返した鳥が
     川岸の方に固まっていた。……どことなくくたびれた様子が、哀愁を感じさせる。

           ■川(北側)
         _________,――――――-
                     (     ↑
         木 木 荊 小   )    崖
          木 木 木|   (
         木 木 木 |   )    川
          木 木 木| 鳥\
         木 木 木  \ 鳥\
          木 木 木  └―木\
         木 木 木        木 \

>>541-542(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「ええ、『わたくしらしい』と思いますわ」

  『金のなる木』なんて、人間に使われる場合は『都合よく金をむしり取れる馬鹿』というような
  揶揄めいた意味合いで使われるのだが……銀杏羽は後ろ向きな感情を見せない。
  そういう自分の在り方に疑問や劣等感をおぼえていないのだろう。

「別に『木』を傷つけても、わたくしにフィードバックはありませんのよ。
 何本でも出せるタイプのスタンドですので……まあ、一度に一本しか出せないのですが」

     朱鷺宮の言葉にも、銀杏羽はあっさり答えていく。

「これほど過酷なサバイバルなのですし、わたくしも必要とあればスタンドを使う覚悟はありましてよ。
 ――――ですがわたくしのスタンド、ある程度破壊されると勝手に解除されてしまいますの。
 発現するとその場から動かせませんし、枝も一定以上離れると勝手に解除されますので……」

   『使うことはない』というのは、『できれば使いたくない』という意味ではなく、
   もっと単純な話として『使う必要のある場面に出くわすことがない』ということなのだ。

「まあ、木に登る必要があるときはわたくしの出番かしらね」

     スチャ

  そんな銀杏羽の世間話をバックに、鈴元は串の具合を確認する。
  軽く木くずを払うと、それはもう立派な串だ。(本数指定どうぞ)
  『ギャザリング』の意外な使い道を発見した気分である。

                 キョロ  キョロ

  そして風除けに使えそうなものを探す朱鷺宮。
  が……風除けになりそうなものはなかった。
  精々枯れ枝程度だが、あの程度のものをいくつ組んでも
  全員が寝られる寝床を作ることは難しいだろう。

「良さそうなものはありませんわね……。
 左の道はまだ見てませんでしたし、
 一度二人と合流してからそちらの方を確認しましょうか?」

     特に何もなさそうなのを確認した銀杏羽が提案する。

545鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/24(月) 01:14:47
>>544 (GM)

「結構難しいスタンドやねぇ。」

人の形を持たないというスタンドもいることはしっている。
それらは割りと自由に動かせたようだが、銀杏羽のそれは違うらしい。

「串もエエ具合やね。」

『5本』の串を眺める。一応使用はできるだろうか。
串を受け取り、石を持たせる。
今度は石を鋭くしよう。待っている間の時間つぶしにもなる。

「あ、串できたでぇ。」

串を二人に見せよう。
魚を捉えることは出来ないがこれぐらいなら出来る。

「そやねぇ。ゆっくり待とかぁ。」

(あの二人、喧嘩とかしてへんやろか……)

お互い喧嘩を吹っかけたりするタイプではないだろう。
荊木は銀杏羽と会話して何も問題がなかったのは知っているし
揉め事が起きているとは考えにくい。
ただ、なんとなくそうだったら嫌だな、と思っただけだった。

546朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/24(月) 01:22:23
>>544
「まぁ確かに…
 細かいところは、全員集まってからにしましょうか」
同意するように頷いて、とりあえず自分はどうしようかと考える。

「じゃあとりあえずは、
 火をつける道具の準備でしたね…」
そう言って丸太の様子を見る。
確か原始時代の使い方では丸太に小さな穴を開け、
そこに硬い木の枝を用いてくるくると枝を回して摩擦を派生させる…
という感じだったはずだ。

「…あ、そういえば火起こし用の枝も必要でしたかね。」

547小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/24(月) 02:23:36
>>543 >>544(荊木とGM)

(あんなことを言ったのに、荊木さんは文句も言わずに一緒に来てくれる。
 うう……それに比べて、わたしは……)

      ザッ   ザッ

考え事は絶えない。
ともかく戻ってくると――

                    ・・・ ギャア  ギャア

「むっ……さっきの鳥か。」

鳥たちを見つけた。腕の中の魚を意識する。
……ここは相互不干渉といきたいところだ。

       「…………し、刺激しないようにしよう。
        いや、追い払ってしまった方が安全かなあ……ううむ?」

立ち往生するわけにもいかない。
さて、どうするか……

548荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/24(月) 23:55:43
>>544>>547(GМ、小角さん)




「     
  ウーン…」

考え込みます。


「追い払っても、
 また来る…。
 
 かと言って、
 傷つけるのは可哀そうだし、

 魚はあげたくない…。
 うーん…」

         「そうだなァ」

「わァっ!」

冗談交じりに、
鳥さん達を威嚇して、
とりあえず追い払えないか試したいです。

549『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/25(火) 22:32:23
>>545-546(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「では、来た道を戻りましょう。
 向こうも探索で疲れているでしょうし、あまり歩かせるのも酷ですわ」

     お水も飲んでいないことでしょうし、なんて言いながら、
     銀杏羽はそれぞれが手に持った荷物を再確認する。
     濾過器は長距離を持ち運ぶのには不便そうだが、
     他は大きな木以外は大体持ち歩けそうな感じだ。

「魚さえ持ち歩いていれば、戻って来た時なくなっているなんてこともないでしょう。
 一旦さっきのところまで戻ってみませんこと?」

>>547-548(小角、荊木)
   目の前にいる鳥に対して、冗談まじりに威嚇してみる荊木。

       バサッ バササッ
                       ギャアッ

  鳥は驚いてはばたき、川岸の方に寄った。
  ――が、追い払えたというよりは警戒を強めたという感じだ。
  へたに威嚇したせいで、気が立ってしまったのかもしれない。

550小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/25(火) 23:18:32
>>548-549(荊木とGM)

「うぅむ、なにか妙案は――」

      「わっ」

            ビクッ

威嚇に驚く小角。
……しかし、鳥は驚かなかった。

「……ど、どうする荊木さん。
 け……警戒は、させられたようだが。」

警戒しているという事は、『迂闊には近づいてこない』ということ。

            ・・・・というのは希望的観測か?

「……そうだ。片方が気を引いて、そのすきにもう片方が運び切るのは……ど、どうだろうか。」

自分には高機動の『ライド』があり、運搬も囮も出来る。

どちらを荊木に任せるか――だ。

551荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/25(火) 23:45:13
>>550
「ウーン…
 駄目っすねぇ」

「小角さん、                ポン
 それ『名案』っすね!」     

「私は『囮』を、
 したいなァーッ
 って思うんですけど。

 どーにも優柔不断でして、
 ここはいっちょ小角さんに
 判断お願いするのは    駄目すかね?」

552小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/26(水) 00:02:33
>>551(荊木)

「……よしっ。
 では、わたしが運ぼう。
 おとりは任せるぞ、きみ。」

(……少しは、副部長らしいことが出来たかな。ふふ……)

指示を送り、自分は『イル・ソン・パティ』に再び乗る。

「さあ、きみの魚も貸したまえ。」

運搬は自分の仕事だ。
持ってもらっていた半分を預かろう。

   .

553荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/26(水) 00:08:12
>>552(小角さん)


     ニカァッ

「それじゃあ、
 お任せするね小角さん」

『イル・ソン・パティ』に乗る小角さんに笑みを向け、
持っている魚を小角さんに渡します。

「よーし、イッチョ。
 派手に『囮』やりましょうかねぇ」

マウントに入るプロ野球の中継ぎピッチャーのように、
腕をぐるんぐるんと回し、
小走りで鳥の方へと向かいます。

554鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/26(水) 01:02:29
>>549

(向こうの様子も気になるし、合流は早めの方がエエかな。)

帰りを待つつもりだったが、移動して合流する方向へと頭を切り替える。
持続力の問題が出てはいけないので『ギャザリング』は消しておく。
串と石は固めて置いておこう。
持って行って手がふさがるのは面倒だ。

「入れ違いにならんことだけ祈っとこかぁ。」

誰も持たないなら魚を持っていく。
生臭いだろうが我慢だ。
途中でピチピチ跳ねられなければそれでいい。
そんなことされると持ちにくいから。

555朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/26(水) 23:36:25
>>549
「あー、そうですね。
 今は合流した方がいいでしょう。」
そう言って涙音もスタンドに魚をもたせる。
ピチピチするだろうが、自分のスタンドの身体能力ならばきっと問題ないはずである。

「…心配ですねー。
 小角さんの場合、戦いには向かないスタンド持ちですし…」

556『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/27(木) 00:07:57
>>550-553(小角、荊木)
   『囮役』の荊木と『運搬役』の小角に別れて行動する二人。
   腕をぐるんと回し、荊木は鳥の方へ突貫していった。

                !!

                  ギャア!  ギャアッ――!

     鳥たちは驚いて羽ばたきながら距離を取り、荊木に対して警戒する。
     その間に、『イル・ソン・パティ』に乗った小角はその脇を通り抜けていく!

    スィイ ―― ッ!

                  ・・・ スゥイ

   無事、鳥たちの脇を通り抜けることに成功した。
   小角と荊木、二人のチームワークの勝利だ。

>>554-555(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「大丈夫ですわ。
 宝梦は副部長ですもの」

     銀杏羽は朱鷺宮の懸念に対して楽観的に答えた。
     まあ、実際ちょっとそこに行くだけなら、
     大丈夫だというのも別にそこまで楽観的ではないか。

  「うっ……ちょっと生臭いですわね」

   手に入れた魚は六匹なので銀杏羽も二匹持つ計算だ。
   生臭さについては、お嬢育ちなのでやっぱり眉を顰める。
   だが、サバイバルなので文句は言っていられない。
   お上品に生きていては自然に淘汰されてしまう。

  そんなこんなで、移動していく三人。
  ほどなくして最初の場所に到着した。

                ■中継地点
           木 木 木  木   木 木 木
            木 木  木  木  木 木
           木 木           木 木
                木   木  木  銀 鈴
                             朱
           木 木           木 木
            木 木 木   木  木 木
           木 木 木      木 木 木
            木 木 木┌――┐木 木 木
           木 木 木 |    | 木 木 木
            木 木 木|    |木 木 木

557小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/27(木) 01:41:54
>>553(荊木)
>>556(GM)

鳥たちを出し抜いた! ある程度離れたところで振り返り――

   「や」

         「やったっ……!」

    パァァ

笑顔を見せる小角。
荊木に目配せし、頷く。

         ・・・・それから。

「……すまないイルソン君、少し置くよ。」

盤から降り、魚をその上に乗せる。
そして、荊木が来るのを待つ。

           「……きみの協力あってこそだ、荊木さん。」

558荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/27(木) 01:58:53
>>557


      「や
        っ
         た
          ァ
           \
            \ッ!!
                 」

作戦成功ッ。
急いで小角さんの所へ戻ります。

「ハァ、  
   ハァ」  「やったね小角さん」

「いえいえ!
 自分なんてただバァーって走ってただけですし!
 ハァ、それに『荊木さん』じゃなくて『レイ』でいいっすよ。
 『草冠』に『利己的』の『利』で『莉(レイ)』」

「フゥーッ。
 汗かいたぁ〜」 手団扇で顔を仰ぎます。

「バッチシッ。
 『収穫』はありましたし、
 それじゃあ戻ろっか!」

559鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/27(木) 02:05:41
>>556 (GM)

(手ぇ臭なるやろなぁ。)

いつかのカビ人間よりははるかにマシな臭いである。
いや、こういう時にそういうのを比較対象に出していいのかは微妙だが。

「さて、この先におるんよねぇ?」

「や、寄り道してるかも知れんけど。」

連絡を取り合うことも出来ない山の中だ。
入れ違いになる可能性は低くない。
一番面倒なのは先に帰られてしまうことだが、多分大丈夫だろう。

「あ、大声出して返事返ってくるか試してみる?」

「朱鷺宮さんのが持ってはった銃で発砲音出せるんやったら、それでもエエ思うけど。」

なにか合図を出して返事が返ってきたら割と楽に落ち合えるかもしれない。
いや、もちろんその音が聞こえる範囲に相手がいることが前提になるが。

560小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/27(木) 02:05:51
>>558(荊木)

「い、いや」

    「きみの……」

         「……ううむ。」

卑屈になりそうなところだった。
だが、今回は――

(わたしの手柄も、きっとあるはずだ。
 ……い、いいんだ。誇っても!)

「……ふふん。
 まあ、わたしの策が上手いったということだ。」

           ドヤ

「あ、そうだね。戻ろうか。
 え、ええと……おほん……れ、『レイ』。」

照れ隠しか口元に手を当て、呼び掛ける。

             ・・・・さあ、部長たちと合流しよう。

561荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/27(木) 02:10:32
>>560(小角さん)

「はいッ!
 ナイスな策っした!」

「それじゃあ戻るっすよォ。
 ゴーゴー!」

という訳で、
小角さんと来た道を戻ります。

562朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/28(金) 23:04:52
>>556
「まぁ、そうですね。
 あの人は強い心が有る。そう思いますよ」
そう言って頷く。

「サバイバルでは、こういう自然の匂いに慣れることですよー。
 部長さんならば、ここに慣れていただかないとです。」
生魚をスタンドに抱えさせたままで答える。

「…さて、この辺りなら来ますかね?」
そう言って中継地点にどんどん進んでいく。

563『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/28(金) 23:17:23
>>557-558>>560-561(小角、荊木)
   作戦の成功を喜び合う小角と荊木。
   この作戦、囮役と運搬役の二人がいなければ成功しなかった作戦だ。
   作戦を立て、実際に運搬した小角も、囮役を買って出た荊木も、
   どちらが欠けても成功しなかった作戦だと言えるだろう。

     意気揚々と、来た道を戻って行く――――。

>>559>>562(鈴元、朱鷺宮)
銀杏羽:
「そうですわね……」

  鈴元の提案に、思案気に頷く銀杏羽。
  道は一つしかないのだから、向こうの二人が引き返していても
  行き違いになることはない――が、こちらが引き返したことは合図にすべきだろう。
  いつまでも別行動をしているわけにはいかない。

     「では、わたくしが呼びかけますわ」
                       「すぅっ」

     銀杏羽が息を吸い込む――――。

>ALL
   そして、朱鷺宮が中継地点の中心に立ち、

      荊木と小角がちょうど中継地点に到着した時。

「宝梦――――っ レイ――――っ」
   「いったん合流にしませんこと――――っ」

  銀杏羽がちょうど大きな声で二人に呼びかけた。
  ちょっと間が悪かった。

564鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/29(土) 01:41:27
>>563

「出来たみたいやね、合流。」

けらけらと口元に手を当てて笑う。
間が悪いのはしょうがない。
近くで大声を聞いたので少し耳がキンキンするのもしょうがない。
備えておかなかった自分が悪い。

「お二人さんお疲れさん。」

(問題、なかったよねぇ……?)

やはり少し気になる。
とりあえず二人に近づいていく。

手の魚が生臭い。

565朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/29(土) 22:44:24
>>563
「あっ、ちょうどやってき」
と、呼びかけようとした涙音は

「おうっ」
部長の大きな声に思わずたじろぐ。

「…あ、きた、みたいですよ…」
そう言って少し耳を押さえる。
「お二人さーん。
 どうもお疲れ様ですー。
 大変でしたか?」
と、少し首を傾げながら二人の様子を確認する。

566小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/29(土) 23:09:53
>>562(荊木)
>>563(GM)
>>564 >>565(鈴元、朱鷺宮)

        「ふふん……」

やや誇らしげに戻る小角。
そして――

「ん、あれは。」

       「朱鷺宮さ――」


>「宝梦――――っ レイ――――っ」
>   「いったん合流にしませんこと――――っ」


                「……ん。」

……出鼻をくじかれてしまった感じだ。
いや、まあ合流できたのはよかった。

「オホン……きみたちこそお疲れさま。
 収穫はどうだったかね?」

盤上に乗せたままの魚を見せる。

「みたまえ、わたしたちは魚を獲ったんだよ。
 それに、火起こしのために石も集めてきたんだ。」

            「大変だったが、これがわたしたちの成果だよ。」

    ニヤリ

不敵な笑みを浮かべる小角。

567荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/30(日) 22:08:59
>>566(GМ)


       「あ」


「あの、
 バカデケー声は部長っすね!
 おーい!!」

合流して、
小角さんに続いて、
手の中の火打石を見せます。


「ジャーン、
 首尾は上々。
 二人で頑張って、
 食料と火起こしの為の石を確保しましたっす」

568『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/08/30(日) 23:20:27
>>564-567(ALL)
銀杏羽:
「おお……流石ですわね!
 バカデケーとはご挨拶ですが素晴らしい戦果なので不問にしますわ!」

   銀杏羽は感心しつつ二人の方へ寄って来た。
   鈴元と朱鷺宮もいるので、これで全員が合流した形になる。

「わたくし達の方も、それなりに収穫はありましたわ!」

     そういう銀杏羽は魚を二匹、手掴みで持っている。
     他の二人も同じだ。何故か銀杏羽の上着がなくなっていて、
     なおかつちょっと濡れている感じなのが気になるところだが……。
     (魚取りで盛大にダイビングした様子が目に浮かぶようだ)

「あとは、涼が串を何本か。
 わたくしが簡易濾過器を作って、涙音が乾いてる流木を集めましたわ」

                          デ ―― ン

     概ね成果は上々だ。
     特に魚に関しては、全部合わせれば九匹。
     昼食としては十分な量だろう。

       「でも、火起こしの手段は特に考えてなかったので
        火打石を用意してくれていたのは助かりましたわー」

569荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/08/31(月) 23:03:45
>>568

「食料良し、
 火良し、
 飲み水良し」

「とりあえず、
 なんとかなったッすねぇ。
 んで部長。
 この後は『ランチ』としゃれ込む為に、
 みんなで場所探しをする感じっすか?」

質問します。

570朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/31(月) 23:07:05
>>568
「おー…中々の戦果ですね…
 それに、火打ち石も有るとは、助かりますね。
 我々はちょうど火をつける物を探してたんですよ。」
嬉しそうな顔で二人の持ってきたものを交互に見る。
ちなみに涙音のスタンドは魚を抱えていた。

「うーむ、全員で食べられる場所ですから…
 やはりあっちの方がいいですかね?」
そう言って先ほど涙音たちが行っていた道を指さす。
ある程度整備ができているところがいいと判断したのだろう。

571小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/31(月) 23:17:27
>>568(GM)
>>569(荊木) >>570(朱鷺宮)

「ふふん、まあね。」

二人で手に入れた戦果だ。
褒められるのは嬉しい。

         ・・・・さて。

「ううむ、場所かあ。
 わたしたちの方はあまりよくなかったかな。」

「魚を狙う鳥がいたからね。
 食べる邪魔をされてしまうかもしれない。」

景色はいいが、食べられないと困る。
お腹はすくし、体力をつけなければ。

572鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/31(月) 23:35:30
>>568 (GM)

(問題、なかったんかな。)

(まぁ気にしすぎるんも、ようないわ。)

胃袋にストレス性のダメージを与えかねない。
胃袋といえばそろそろ腹が減るころだ。
住居作りの前に腹ごしらえはしておくべきだろう。
腹が減っては戦は出来ぬ。戦が出来ぬものに住居を作れるだろうか。

「お昼にしよか。」

「僕らんトコも鳥さんはおったけど、そこまでやったね。」

「撃退はしたし、こっちでもエエんちゃう?」

先ほどの川岸での食事を提案しておく。

573『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/01(火) 23:49:35
>>569-572(ALL)
銀杏羽:
「そうですわね。鳥と戦いつつの昼食も
 サバイバルっぽくて一興……ですが、
 今後の事も考えると少しくらいゆっくりしたいですし」

     鳥と獲物を取り合う昼食は一興なんてものではないが。

「では、東の方へ行ってみましょう。西の探索もしてみたいところですが、
 まずは食事をしてお腹を満たさないことには始まりませんしね」

   そう言いながら、銀杏羽は東の方へ歩き出した。

「……しかし、魚を狙う鳥……。
 此処って鳥が多いんですかしらね」

574小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/02(水) 23:16:26
>>572(鈴元)
>>573(GM)

「こちらは、撃退とは行かなかったんだ。
 レイの力とわたしの知性で、何とか切り抜けたが。」

鈴元に返しつつ、銀杏羽に続いて歩く。
魚は盤に乗せたまま、落とさないように気をつけよう。

      トコ
           トコ

「ううん、どうだろうね。
 水辺以外では見かけないが……」
 
   トコ

         「案外、たくさんいるのかもね。」

辺りを何気なく見まわす。

575鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/03(木) 01:04:21
>>573 (GM)
>>574 (小角さん)

「まぁ、撃退っちゅうか威嚇っちゅうか。」

「あ、鳥って群れる動物さんよね?」

「群れやったらようさんおっても不思議やないね。」

それも山の営みの一つだ。
ただし目の前に立ちはだかるのなら勝負せねばなるまい。
明日にはいなくなるのだ。
今一瞬、今日一日のわがままは許してもらいたいところだ。

それに鳥を捕まえても調理が面倒くさい。
魚とは訳が違うのだ。

「食べてるときくらい仲ようしたいわぁ。」

「一匹二匹くらい分けたげる?」

576朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/03(木) 01:12:40
>>573
「これから色々始まることですし、
 食事の時間くらいはゆっくりしたいですよねー。」
部長の言葉に同意するように頷く。

「じゃあ一旦あっちへ。行きましょうか」
部長の言葉に従って後からついていく。

「まだその魚を狙う鳥ってのが来るかもしれませんね。用心に越したことはありません。」

「魚を食べるのなんてペリカンかうみねこくらいかと思ってましたけど…
 そういえばあの鳥、どんな種類なんでしょうね?
 カワセミとかでしょうか?」
涙音はそう言いながらどんな見た目の鳥だったかを思い出す。
くちばしの形とか大きさとか、おおまかな色合いとかをである。

577荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/03(木) 01:15:50
>>573(GM)
「りょーかいっす」

「あー、
私達の方にも鳥
めっちゃいましたよォ。
なんなんすかねぇ」

部長についていきます。

578『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/04(金) 21:50:33
>>574-577(ALL)
銀杏羽:
「宝梦達の方にもですか……」
          「……このあたりに群れが住み着いているのかしら?」

  互いにそれぞれの探索場所であったことを話しつつ、
  東側の川岸へと移動していく一行。

     その途中、鳥の姿について思い返してみる朱鷺宮。
     全身が薄い紺色だったが、腹周りだけが白かった。
     頭は平べったく、嘴は細長い形状をしていた気がする。

「さて、着きましたわー」

  そんなこんなで、東側に到着した。

                 ■川(東側)
           木 木 木|   )      木
            木 木  濾   (        木
           木 木 木|   )      木
               小┌銀材 (   川    木
               荊鈴朱   )      木
           木 木 木|材 (        木
            木 木  材   )       木
           木 木 木|   (        木
            木 木  |    )       木

  左手には銀杏羽お手製らしい濾過器が転がっており、
  前方および右手には朱鷺宮が回収した木材がいくつも並んでいる。
  これならば一通り食事には困らないだろう。

579小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/04(金) 23:55:10
>>575(鈴元)
>>578(GM)

「分けてあげるのはいいかもしれないね。
 交渉で解決するなら、それが一番だ。」

       ・・・・そして。

「おおっ、準備万端といった感じだね。
 部長、この魚はどこにおけばいいだろうか?」

盤に乗せた魚を指し示す。
小角にはべつに重くも邪魔でもないが――

「あまりに置きっぱなしでは、イルソン君の機嫌を損ねてしまうからね。」

とりあえず支持を待とう。
あと、今のところ鳥はいないだろうか?

       (ぱっと見た感じでは、見当たらないが……)

580鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/06(日) 01:41:09
>>578 (GM)

「ご飯の支度せなね。」

「お米はないけど。」

串を持ってきて魚に刺してみようか。
串焼きにするのだ。
他に調理法があるなら磨製石器を使って切ってみるつもりだ。
ギャザリング以上のパワーを持つスタンドがいるので内蔵くらい簡単に取り出せるとは思う。

581荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/06(日) 22:44:18
>>578

「なんつーかアレっすね。
 私たちが鳥さんの住処に、
 足を踏み入れてる感じですけど」

「とりあえずご飯フェイズって感じで、
 いいんすかね?

 私、何をお手伝いすればいいすかねブチョー」

尋ねます。

582朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/06(日) 22:49:57
>>578
「ふーむ…腹回りが白くて全身が紺色…
 そしてくちばしは細長くて頭は平べったい…」
ふと、その鳥の姿を思い返して、少し周囲に声をかけた

「皆さん、あの鳥ってどんな種類の鳥なんでしょうね?
 わかったら対処できるかもしれないですね。」
そう言ってから、ひとまず東側に到達する。

「じゃー…お魚の内臓でも抜いておきましょうか。
 私のスタンドでどうにか…」
そう言って魚のワタ抜きを始めるつもりだ。
それが済んだら、火起こしのために火種を集める。

583『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/06(日) 23:46:38
>>579>>581(小角、荊木)
銀杏羽:
「そうですわね――――」

  各々が食事の準備に動き出すなか、銀杏羽は一通り辺りを見渡し、

「涙音と涼が魚のワタ取りをしてくれているので、
 わたくし達は火起こしの準備をしておきましょう。
 宝梦はそちら(北側)の方に枯草がありますのでそれを。
 たぶん掌いっぱいくらいあれば十分だと思いますわ。
 わたくしとレイの二人は燃料になる枯れ木を一か所に集めましょう」

     そう言って、銀杏羽は枯れ木の方へと歩き出す。
     枯れ木だけあって普通の木材よりは軽いだろうが、
     一人で持つのは大変……といった感じの大きさの枯れ木だ。

   一方、小角はそれとなく鳥がいないか確認してみる。
   先程追い払ったという言葉の通り、このあたりに鳥がいる様子はない……が、
   よく耳をすませば鳴き声は聞こえて来る。ただ、そんなに近くではなさそうだ。

>>580>>582(鈴元、朱鷺宮)
   二人で魚のワタ抜きを始める。
   他の三人は火種集めを開始したようだ。

     ただ……問題は『どうやってワタを取り除くか』というところだ。
     いかに膂力があると言えど、力任せにやってしまっては
     内臓は取り除けても身が崩れてしまうリスクがある。どうしたものか――?

  それと、鈴元は用意した串(五本)では
  今ある魚(九匹)に刺すには足りないことに気付いた。

584荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/06(日) 23:52:05
>>583(GМ)

「リョーカイっす」

「ああッ、
 軍手持ってくるの忘れた!
 (こういう作業するのは予想できたのに…)
 木のササクレとか怖いっすからねぇ。
 んしょ、んしょ・・・」

部長に続いて、
枯れ木を運んで集めるのを手伝います。

585小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/06(日) 23:58:16
>>582(朱鷺宮)

「ううむ、見当もつかない。
 鳥図鑑も読んでおけばよかったかな……」

鳥の知識はない。
もっとも、種類が分かったとて何かできるかは微妙だが。

>>583(GM)

ともかく、鳥は見当たらない。
さしあたっては、安全と考えていいらしい。

「よしきた、まかせたまえ。」

そういうわけで、枯草を採りに行く。
掌いっぱいとのことだが、やや多めにしておこう。

     (取れるときに取っておくのがサバイバルだ!)

586朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/06(日) 23:58:46
>>583
(あれっ、そういえば魚をさばくのってどうやるんだったっけ…
 切り身の魚ばっかしか買ってないから…うーん)
今になって気づいたのだ。
いくらなんでもパワーと精密さを兼ね備えているからといって
知識がなければ力づくになってしまう…

「む…むむむ…」
少し考えてから

「す、すいません!
 自分からやっておいて申し訳ないのですが…
 ど、どなたか魚の捌き方をご存じないでしょうかぁー!」
恥ずかしそうだ。
ちょっと顔を赤くして声を上げた。

587鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/07(月) 00:15:59
>>583 (GM)
>>586 (朱鷺宮さん)

「魚かぁ……一応捌けるけど。」

鈴元にとっては中学校に入る前に母親に教え込まれた技術だ。
しかしそれは文明の利器『包丁』を使った方法のみである。
普段使っている包丁に比べれば磨製石器などバターナイフレベル。

「あ、そうか。力任せにやらんでもエエんや。」

「時間はかかるけど。」

『ギャザリング』の『花びら化』それを魚の表面に発動する。
鱗を取るだけではない。
ワタの詰まっている部分を脆くすれば弱い力や串や石器といった頼りない道具でも十分魚を切れるはずだ。
試してみる価値はある。
片手で魚を掴めるだけ掴み『花びら化』
もう片方の手でその辺から持ってきた枝を『花びら化』串にする。
木は本体が持ってくるだろう。

588『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/07(月) 23:26:59
>>584(荊木)
銀杏羽:
「ああっ……軍手があれば便利でしたわね」
             「…………ん? でも……」

  荊木の呟きに同調する銀杏羽したが、直後に考え込んでしまった。
  『裸一貫』的に軍手がOKなのかどうか思うところがあったのだろう。
  水筒がNGなら軍手もNGだが、衣服っぽいのでOKかもしれない。
  色々と細かいことを気にする性分のようだ。

     ともあれ、ささくれの類が手に刺さることもなく、
     安全に枯れ木を運ぶことに成功した。
     昼食の分の燃料はこれで賄えるだろう。

   枯れ木を置いてみると、まだ鈴元たちはワタ抜きの最中だった。
   料理屋(和菓子屋だが)の家系の鈴元はともかく、
   朱鷺宮は普通の学生なのでワタ抜きのやり方など知らないのだろう。

     朱鷺宮:
     「す、すいません!
      自分からやっておいて申し訳ないのですが…
      ど、どなたか魚の捌き方をご存じないでしょうかぁー!」

   現に朱鷺宮も、思ったより難しかったのかお手上げのようだ。
   鈴元が目の前でやり方を見せているが――。

>>585(小角)
   枯草を採集しに北の茂みの方へと向かっていく。
   大は小を兼ねると言うし、多めに取っておくのは正しい選択だろう。

  というわけで、言われたよりもやや多めに回収した。

     朱鷺宮:
     「す、すいません!
      自分からやっておいて申し訳ないのですが…
      ど、どなたか魚の捌き方をご存じないでしょうかぁー!」

  北の茂みから戻って元の場所に歩いていると、
  向こうでは、ワタ抜きに朱鷺宮が難儀しているようだ。

>>586-587(朱鷺宮、鈴元)
   名乗り出たは良い物の、やり方がさっぱり分からない朱鷺宮。
   その目の前で、鈴元はお手製の磨製石器で魚を捌いて見せる。

     『切断』くらいならば……『FUS』のパワーと精密動作性ならば可能だ。
     手刀ならぬ指刀で切れ目を入れるのもできなくはない。
     …………相応に慎重な作業になるが。

  なお、方法を思いついた鈴元はサクサクと作業を進め、
  三匹の魚の処理を済ませた。
  ちょうど、小角や荊木、銀杏羽も作業を済ませた様子のようだ。

589小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/07(月) 23:35:26
>>588(GM)

「よいしょっと……」

      モサ

枯草を持ち、戻る。
戻ったら分かりやすいところに置いておこう。

           ・・・・と。

「すまない朱鷺宮さん、わたしも知らないぞ……
 い、今は調べるわけにもいかないしなあ……」

         (しまった、さ、サバイバル番組では丸焼きばかりだったし……)

文明の利器さえあれば……
スタンドも、小角の場合俎板代わりにしかなるまい。

……流石にここで能力を使うのは、野暮だろう。

590鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/08(火) 00:16:38
>>588 (GM)

「ここをこうやってやね。」

順調に魚を処理していく。
案外上手くいくものだ。

「あー部長。他にすることある?」

銀杏羽に指示を仰ぐ。
特に指示がなければどんどん串を作ろう。
そしてどんどん魚を捌こう。

591朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/08(火) 00:20:29
>>588
「…なるほど…
 あれくらいの腕なら…
 私のスタンドの腕を使えばなんとか…」
そう言ってスタンドの指をいっちょく線に伸ばして、
鈴元の手並みを真似るように丁寧に魚をさばいて見せていく。

「…危ない作業ですね…
 とにかく慎重にしないと…」
落ち着いて作業を開始した。
精密Bのスタンドを持ってすれば、丁寧にできる…と思いたい。

592荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/08(火) 23:16:11
>>588

 「うへあ」「んしょッ」

枯れ木を集めました。
そして、魚を裁く金面部の面々を眺めます。

「あのー、
 包丁ないと大変っすよねぇ。
 スタンドの指使ったら簡単なんすけど」

593『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/09(水) 20:58:20
>>589-592(ALL)
銀杏羽:
「ん、宝梦も枯草を用意できたみたいですわね」 パンパンッ

   銀杏羽は手を叩いて木くずを落としつつ、
   やってきた小角の方に向き直った。

   ちょうど、朱鷺宮がコツを掴んだこともあり
   魚の処理も終えた。ちゃんと木串も刺さっている。
   これを枯れ木の近くに刺し……準備完了だ。

      「それでは、火を起こしましょう……」

  「誰かやってみたい人はいるかしら?」

     とりあえず募集者を募るスタイルらしい。

594荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/10(木) 00:16:29
>>593

「フゥ」

     パンッ パンッ

手を払い、
木くずを落とします。
今、全員が枯草を囲んでいる状態なのかな。

「火おこしっすかぁ…
 誰もやりたい人がいないなら、
 わたしがやろっかな」
 
       ズ
         オ 
          ォ
        ォ
         
          ッ !!

屈んで枯草に近づき、
『スティル・ライフ』の両腕を発現。
『火打ち石』で発火を試み、
発火したのならば火を草に近づけたいです。

「こーゆー便利使いは
 正直好きくないんすけど」


 「皆さん、動き回って
  腹ペコっすからねぇ」

「サーッと焼いて、
 パクパクっと食べましょー」

595鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/10(木) 00:26:17
>>593 (GM)

「僕はエエかな。」

「誰か他のお人さんがしぃ。」

貴重な体験ではあるが、自分がわざわざ味わう必要は無い。
他の人間が経験して楽しめればいいのだ。

(僕とか『ギャザリング』の力で付くか微妙な気ぃもするわ。)

>>594 (荊木さん)

「ん?荊木さんがやるん?」

火をつけようとする荊木に声をかける。
確かに荊木のスタンドならそれくらいできそうだ。

596小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/10(木) 01:04:13
>>593(GM)

「当然さ。これくらいは造作もないぞ。」

枯草を良い感じのとこに置いた。
そして。

「ひ、火起こしかっ。
 少しだけやってみたいが……」

(そ、そう簡単にできるだろうか……)

        ・・・・と。

「あ、いや。」

荊木がやろうとしているのを見る。
彼女なら、たしかに、さーっとやってしまえるだろう。

      「……レイに、任せようかな。
       いわゆる適材適所というやつだ。」

ここは一歩退こう。
協力することが大切だ。

597朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/10(木) 01:13:26
>>593
「ふう…
 なんとか出来ました。」
ほっと一息ついて、一通りの下ごしらえをし終えた。

「おっと、いいですよ!
 私が火おこしをしてみます!」
と、行ったところで、もうすでに荊木さんが火おこしを始めていた。

「…よし、私は…
 見守っておきます!」
ちょっと偉そうに答えた。

598『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/10(木) 01:42:37
>>594-597(ALL)
銀杏羽:
「あら――――」

   名乗り出て、あっさりと火を起こして見せる荊木。
   精密な動作も相まってまるで流れるように火を点け、
   そして枯れ木に火を移していく――が、

        カチィ!

             小角:
             「ひ、火起こしかっ」
    朱鷺宮:
    「おっと、いいですよ!」

          ボワアァァア ッ

      『早すぎ』たようだ。
      ちょっと間が悪かった。

「おほほ。皆さん積極性があって大変結構。
 (実はわたくしもやりたかったのは秘密ですわ……)」

               「まぁまだまだ火を起こす機会はあります。
                その時には別の人にやってもらいましょう」

    「さて、魚を並べていきますわよ――――」

   そう言って銀杏羽は串を火の近くに傾けて刺していくと、
   その近くに何やら線を書いていく。
   出来上がったのは――――あみだくじだ。

    1   2   3  4   5
   |  ├―┤  |  |
   ├―┤  ├―┤  |
   |  ├―┤  ├―┤
   |  |  ├―┤  |
   ├―┤  |  ├―┤
   |  |  ├―┤  |
   |  ├―┤  ├―┤
   ├―┤  ├―┤  |
   |  |  |  ├―┤

   「この通り、魚の数は全部で『九匹』。
    五人で分けると一人だけ一匹の人が出ますわ……」

        「しかし、平等にしようにもお皿もないのに魚を分けて食べるのは大変…………」

   「そこで! ここは公平にあみだくじで決定したいと思いますわッ!」
                                             /
                                       バァーン・
                ザザッ

   銀杏羽はそう言って、あみだくじの先に五つの石を素早く並べ、
   その下に書いてある『結果』を隠す。

       「どの番号を選択するのかは『早い者勝ち』。
        わたくしは答えを知っているので一番最後のものを選びますわ」

     さあ! と銀杏羽は目の前にあるあみだくじへ四人を招く。
     メタ的には一番早くレスをしたものから好きな番号を選べるわけだ。

599小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/10(木) 23:17:01
>>598(GM)

          ボワアァァア ッ

「あっ。」

       「う……うむ。
        じゃあ、次か、その次にでもやらせてもらおうかな。」

(……ふ、副部長なのだし、次は朱鷺宮さんに譲るべきなのだろうか。)

まあ、今回は荊木に譲るつもりだったのだ。
特に問題はない。

       ・・・・そして。

「……ん? 部長、何を――」

                                             /
                                       バァーン・
                ザザッ

「な……なるほど! あみだか。
 運の勝負ではあるが……」

周りを見渡す。
まだみんな決めあぐねているのか?

「わ、わたしから選んでもいいかな……?」

選ぶなら、フィーリングで『2』を選んだ。

600朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/11(金) 00:02:10
>>598-599
「…まぁ、私は火をおこす機会にそんな…
 がっついてたわけじゃないですし。
 次は頑張りますよ!」
若干しょんぼりしてたように、一瞬見えた。

「む…あみだくじ…
 は、公平といえるかはわからないですが…
 いいでしょう。こういう運試しは嫌いじゃないですよ。」
そう言って軽くニヤリと笑ってみせる。

(…そういえば今日のラッキーカラーってなんだったっけ…
 何の数字がラッキーナンバーなの?わからない…)
涙音はそうやって散々悩み倒していたところで…
副部長である小角が先に選んだ。

「ええい…!1を選びます!」
意を決して涙音は『1』を選んだのであった。

601荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/11(金) 23:36:31
>>598




「ああッ!」

「小角さんっ!
 (えっと)朱鷺宮さん
 スンマセンッ!」

「次は私、
 しゃしゃらないのでッ!」

    ペコォーッ

と平謝りをします。
そして部長が地面に描いたあみだくじ。

「そっすねぇーッ。
 それじゃあ『3』にしよっかな・・・」

602鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/11(金) 23:50:33
>>598

「いや、すごいねぇ。」

文明の輝きを感じる。
火の温かみは文明の温かみだ。

「あみださん?別に僕が一匹でかまんけど。」

そもそも食が細い。
いや、さすがに足りないだろうか。
それにこれからのこともある。

(……4は忌み数やけど、部長に忌み数渡すんは嫌やねぇ。)

「4で。」

603『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/13(日) 21:45:49
>>599-602(ALL)
銀杏羽:
「さて、出揃いましたわね。
 それでは気になる結果は――――」

               「………………
                ………………」

   何故か思いっきり溜める銀杏羽。
   リアルの待機時間を反映しているのだろうか?
   (*レスが遅くなってしまい申し訳ありませんわ)

       「出ました! こうなりましたわ!」

    1   2   3  4   5
   |  ├―┤  |  |
   ├―┤  ├―┤  |
   |  ├―┤  ├―┤
   |  |  ├―┤  |
   ├―┤  |  ├―┤
   |  |  ├―┤  |
   |  ├―┤  ├―┤
   ├―┤  ├―┤  |       i/
   |  |  |  ├―┤      ト オ ――z      /
   〇  ×  〇  〇  〇                ン ・
   小  鈴  朱  銀  荊

「結果は……涼が一匹、他が二匹、ですわね。
 あら、そうこうしているうちに、お魚も焼けたかしら……?」

   見ると、良い焼き加減になっているようだ。

604小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/13(日) 23:35:26
>>601(荊木)

「あ……謝るのはよしたまえ。
 適材適所というものさ、き、きみがやったほうがよかったんだ。」

        コクコク

二度ほど頷く。
やはり……荊木には、気を遣わせたくない。

       (わ、わたしは副部長なんだから。
        自分ばかり楽しむのではだめなんだ。)

>>603(GM)

      ・・・・そして。

「おっ、わたしは二匹か!」

      (い、いいんだろうか。
       鈴元くんは男だし、本当はたくさん食べたいのでは?)

     チラ

鈴元を見る。不満そうだったりしないか?

……だが自分もごはんは食べたい。
それに、これはあみだの結果。

「……」

      「さ……さっそく、いただきます、するかい?」

どちらにせよ、食べだすなら周りを待ってからだ。

605鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/13(日) 23:53:45
>>603 (GM)

「僕が一匹やね。」

一匹でいいと言っていたしちょうどいい。
二匹もらったら誰かに譲ろうとしていただろう。
あみだくじの結果が自分の希望と重なった瞬間である。

「どれが一番エエ具合かなぁ。」

どれも大体同じ焼き具合だとは思う。
ので、適当なのを一つ手に取ろう。

>>604 (小角さん)

「ん?」

目が合った。
そして目が合った瞬間。

          ニコッ

優しく微笑んで手を軽く振った。

「じゃあ、いただきますやね。」

606朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/13(日) 23:59:52
>>601(荊木)
「いえいえそんな気にしないでください。
 ほら、まだまだチャンスは有りますよ。
 それに…ほら、あなたの着火テクニックも実にうまかったですし。」
笑顔で手を降って大丈夫大丈夫と応える。


>>603(GM)
「おおーっ!やった!
 私は2匹ゲットです!」
なんだか嬉しそうな顔でとりあえずいい焼き加減のやつを選んで魚を手に取る。

「…なんだか悪い気がしますけど…
 まぁ、偶数になってしまったのではしょうがないですね。」
うんうん、とうなずいて答えた。

607朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/14(月) 00:01:26
>>606
×偶数
○奇数

608荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/14(月) 00:14:24
>>603(GМ)

            「あ、
             当たっちゃった」

というわけで、
焼けた魚を一匹取り食べます。
お味はどんなもんでしょうか

>>604>>606(小角さん、朱鷺宮さん)

 「あッ」

「うん、そーっすよね。
 適材適所、適材適所。
 いやぁ、
 小角さんそれっすよね!」

「朱鷺宮さんも、
 お気遣いどうもっす」

609『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/14(月) 22:27:07
>>604-608(ALL)
銀杏羽:
「いただきます!」

   各々魚を食べ始める。その味は――――、

       「……ちょっと塩味が薄いですわね」

     よく言えば素朴な味、わるく言えば味が薄い。
     まあ調味料などこれっぽっちもないのだから当然だ。

 「ただ、素材の味と言いますか……」
 「やっぱり自分達で苦労してとったものはおいしいですわね!」

   銀杏羽の方はそれなりに気に入っているようだ。
   お嬢様の舌には合わないかと思いきや、意外と平気だったらしい。

「さて、食べながらで良いですが、まだ夕暮れまでには時間がありますわね。
 この後はどうしましょう? お水を飲み次第西の方に行ってみたいと
 わたくし思っているのですが、他にしたいことはありまして?」

610小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/14(月) 23:10:59
>>605(鈴元) >>608(荊木)
>>609(GM)

「……! う、うむ。
 さて、では食べようか。」

鈴元の心の大きさ……いや、普通に二匹はいらないのかもしれないが。

         パンッ

             「いただきますっ。」

手を合わせた。
そして、食べ始める。

          ガブ

「……」

   モグモグ

            ゴクン

「……おいしいね!」

笑顔で頷く。
なぜおいしいか――とかは部長が説明している。

            モグ
               モグ

「……」
      ゴクン
             「いや。とくに『これがしたい』というのはないよ。
              みんなはどうかね?」

小角からはない。

611朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/14(月) 23:15:56
>>608
「まぁ、気にしないでください。」
そう言って軽く気を使いながら応える。

そして2つの魚をとって
「いただきまーす」
と、涙音も魚をもぐもぐと食べ始めた。

>>609(GM)
「ふーむ、塩がないのが残念ですが…
 まぁ確かに素材の味と思えばとても良い感じですねー。」
そう言ってもそもそと魚を食べ続ける。

「むー?まぁ私は別に今やりたいことはありませんし…
 一応、部長の行きたい場所に行きますよ。」
そう言って口をもぐもぐさせた。

612荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/14(月) 23:20:12
>>609>>610(GМ・小角さん)

「頂きますっ」

            ガブッ

「うん」       
            モグモグ

「美味しいっすねぇ。
 塩味がないとか別いいんすよ。
 ブチョーや小角さんの言う通り、
 皆で、捕って食べたって事に
 意味があるんすから」         モグモグ

「もし此処で、
 キャンプ中のウェーイな山岡士郎が出てきて、

 ”この魚は出来損ないだ。とてもじゃないが食べられないよ。
  俺が本物の焼き魚を食わせてあげますよ。
  今から一週間後またこの場所に来てください”

なんて蛇足めいた事言ったら、
顔面目がけレイちゃんパンチっすよ。モグモグ」

もぐもぐします。

「そっすねぇ。
 あーッと」  「うーんっと」

「そーだなぁ。  「ムムム
 何かなぁ」    ムゥ――ッ」

「…特に思いつかないっすね!
 主体性ないっすね私!ニハハ…」

613鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/14(月) 23:33:04
>>609

「いただきます。」

手を合わせて魚を口に入れる。

        モッソ
                      モッソ

「おいし。」

「皆で食べたら美味しいねぇ。」

子供のようなことをニコニコ笑いながら言う。
その言葉に嘘はない。
あまり本心を語らない男ではあったが、この言葉は心からの言葉であった。

「んー。なんかして皆で遊びたいけどぉ……
 特に何がしたいとかはないし、部長の提案に賛成かなぁ。」

614『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/15(火) 00:51:46
>>610-613(ALL)
銀杏羽:
「フーム。まあこんな森の中でやりたいことと言っても、
 なかなか思いつかないというのはありますわよね……」

     銀杏羽自身も自覚はあったようだ。

         「もぐもぐ」

「では、ひとまず西の道を探索してみるということで。
 その途中に色々気になるものがあれば、そこを探って行けば良いでしょう。
 それにこの手の状況では『ひとまず最初にマップを埋める』のが重要だとネットで見ましたわ!」

            「……今のは深窓の令嬢ジョーク
               (世間知らずのお嬢様ならではのジョークの意)ですわ」

   そんなこんな言い終わっているうちに銀杏羽は食べ終わった。
   彼女にジョークの才能はない。

615小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/15(火) 03:37:37
>>612-613(荊木、鈴元)
>>614(GM)

(れ、レイちゃんパンチかあ……)

即死――

      (い、いや。あれは荊木さん……レイのスタンドだ。
       わたしはイルソン君じゃないように、彼女も違う。)

……ともかくだ。

「……! そうだね、みんなで獲った物を……みんなで食べる!
 うむ、すばらしいことだ。これぞまさしくサバイバルという感じだ。」

ご満悦顔で頷く小角。
そして、これからどうするか……だが。

        モグ

            バリッ

    ゴクン

「おほん……探偵的にもやはり謎は残したくない。
 西の道にも何か、面白いものがあるかもだからね。」

         「……ふふん。」

急に探偵ぶったのはジョークのつもり。
ともかく、二匹目を食べよう。もう少し待ってもらう。

616鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/16(水) 00:24:55
>>614

「そやねぇ。」

山の中の遊びというのもあまり思い浮かばない。
水切りや棒倒しだけでは飽きてしまうだろう。
やることが少ないというのも考え物だ。

「西のほう行ってみたら、なんやオモロいモンあるかもしれんしねぇ。」

「和菓子屋的にはなんや甘味の一つでもつまみたい気分やけど。」

和菓子屋とかはあんまり関係ない言葉である。
銀杏羽のジョークに乗って冗談を言っているのだろうか。

617荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/16(水) 22:44:57
>>614

「ウホッ。
 マジっすかァ〜」

 バリッ 
       ボリッ バリッ!

(あまりお行儀がよくないですが)
急いで魚を食べて立ち上がり、
部長達に続きます。

「西ですかッ!
 いいっすねぇ〜ッ。
 今ん所、平和ですし。
 なんかこうっ!
 熊が出てくるとかのアクシデントが起きたりしたら」

「面白いけど、
 危ないっすよね。ニハハ」

618朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/16(水) 22:51:54
>>614
「ふーむ、バードウォッチング…
 は別に気になりませんし…
 あの妙な鳥は、あまり会いたくないですし。」
そう言ってうなずいた。

「西側…西って言うと何が有るんでしょうねー。
 まぁ何なのかわからないのを楽しむのもサバイバルの醍醐味とも言えますが…
 しかし、まぁ分かる場所を増やしていきたいですね。
 ここの地域の地形がわかれば、不測の事態に備えられそうですし。」
一応、部長の提案には乗るつもりのようだ。

619『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/19(土) 23:27:49
>>615-617(ALL)
銀杏羽:
「では、出発しますわよー!」

  銀杏羽の号令で、移動を開始していく。
  特に問題もなく、東側通路、中継地点と通り……
  そして西側の通路へとやってきた。

     と

         ガ
          ササ/
           ・

    一行から見て右の木々の間から、
    とりわけ大きな物音が聞こえて来た。
    小動物…………という大きさでは、ない。

  「…………」

  さしもの銀杏羽の表情にも、緊張が走る。

     「ま、まさかさっきのさっきで、
      熊が出て来たとかじゃありませんわよね……?」
          「く、熊が出ても死んだふりは無意味なんですわよ……」

  サバイバル豆知識も、どことなく絶望感がある。

■通路(西)
木 木 木 木 木 木 木 木
 木 木 木 木 木 木 木
木 木 木 木 木 木 木 木
 木 木 木 木 木 木 木
          銀 小 荊
             鈴 朱
木 木 木 木 木 木 木 木
 木 木 木 木 木 木 木
木 木 木 木 木 木 木 木
 木 木 木 木 木 木 木

620小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/19(土) 23:38:19
>>619(GM)

「そうだね、行こう。」


         ガ
          ササ/
           ・



「わっ……」

     「く、熊ッ……!!?」

まさかだろう。
まさかと思いたい。

だが……リスとか、猫とか、そういうサイズの音ではない。


「く…………熊に会ったら、け、け、けっして、あ、慌てないこと…………それに、こっちを大きくっ、つ、強そうに見えること……」

          ヨジッ


サバイバル知識を呟きつつ、突如『イル・ソン・パティ』に足をかけ、その上に立とうとする小角。

自分を大きく見せようとしているのだ……

621朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/19(土) 23:46:16
>>619
「さて、頑張りましょうか…?」
西側の通路に向かっていたさなか、


「……お、脅かさないでくださいよ。
 部長さん。」
草を踏む音が聞こえてきた。
音を聞く限りそれなりの大きさが有る生き物だというのは確かなのだろうか。

ではもし熊だったら?
「ぶ、部長…?こういう時のために親衛隊とか、エージェントとか
 シークレットサービスとか、用心棒とか…そ、そういう人雇ってたりしないんですか?
 も、もしクマと出会ったら…」
必死で考えてからぽんと手を叩く。

「く、熊に出会ったら、
 決して目を離さずにゆっくりと後ろに下がっていくんだそうですよ?
 そ、そうしたら敵と認識しないんだそうです!
 最悪…スタンドで殴り倒すしか…フヒヒヒヒヒヒ」
がくがくぶるぶるしながら提案した。

622荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/19(土) 23:48:52
>>619


「!」

「なんなんすかねぇ。
 この物音ってぇ〜」

「ワタシ、
 ちょっと見てきますよ」

という訳で列から外れ、
物音のしたほうへ行ってみます。

623鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/19(土) 23:53:43
>>619

「……僕見てこよか?」

「熊さんって決まったわけやないし。」

音のしたほうを警戒しながら近づいていく。
近くに枝か何かあれば一つ拾う。

「そないに恐がらんでもエエよぉ。」

「大丈夫大丈夫。」

一応皆に声かけはしておこう。

624小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/19(土) 23:54:10
>>622(荊木)

「あっ、れ、レイっ!
  き……気をつけたまえ! あ、相手は熊かもしれないっ!」

スタンドがいくら強くても、熊のような大型動物相手なら『もしも』がある。

(い、いくらスタンドが強くても、危ないものは危ないからな……っ。)

とはいえ、自分が向かったところで何になるでもない。
盤の上に立ち、ついでに両手を広げた状態で、様子を見守る。

625小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/20(日) 00:01:33
>>623(鈴元)

「あっ、き、きみまで……
 だ、大丈夫なのかっ……!?」

もし熊ならやばい。
やばいし、そうじゃないなら一体何なのだ?

       (う、ううう……部長の仕込みでもなさそうだし……)

少なくとも何かはいるのだ。
何がいるにしても……安心はできない。

626鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/20(日) 00:20:09
>>625 (小角さん)

「大丈夫大丈夫。」

小角の方を向いていつもの笑顔を見せる。

「僕男の子やで?」

「それに僕がひ弱でもひ弱でないモンを持ってるし。」

安心は出来ない。
だが、もしあれが熊だったとして銀杏羽達に危害が及ぶことが
鈴元は心から嫌だった。

627荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/20(日) 00:26:02
>>624(小角さん)


「大丈夫っ!
 …だよね?」

「男は度胸、
 女も度胸って言うしさ」 にっこりと笑う。

「鈴元さんもいるしさ。
 いざとなったら守ってくれるっすよ」

628『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/20(日) 00:44:37
>>620-627
銀杏羽:
「や、山の生態系は、サバイバルに参加するわたくし自身が
 知っては意味がないとあえて聞かなかったのですわ……」
          「で、でも流石に熊が出るんだったら候補地にも挙がらないでしょうし多分……」

    あわあわしながら言う銀杏羽。
    語気が弱いので熊が出る可能性は無きにしも非ずという感じだ。

「あっ、ま、待ってくださいまし! もし熊だったら大変なことに……」

        そうこうしているうちに、荊木と鈴元が前に出る。
        それに呼応して、銀杏羽も共に前に出た。


  ――――果たして。

                  ゴソ  ゴソソ

  現れたのは――
                      ブ ゴォ

                            大きな『イノシシ』だ。

       『熊』ではない。ではないが……
       しかし大型の動物だ。鼻の両脇には、鋭い牙も生えている。
       これが太腿や腹など動脈のあるところに刺されば、死に至ることもある。
       積極的に人を食う生き物というわけではないが、
       暴れて人を襲うこともある。それなりに『危険』だ。

       ……対応を間違えれば、襲われてしまうかもしれない。

629小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/20(日) 03:55:59
>>628(GM)

「お、男とか女とか、そういう問題じゃあ……
 あ、危ないんだぞ、レイも、鈴元くんも!」

小角は前に出られない。
だがこれは……勇気がないとかではない、はずだ。

                  ゴソ  ゴソソ

       「うわっ――」

                      ブ ゴォ

   「い……」

      「いのしし……!?」

意外な登場だ。
この黄金町にたまに出没するとは聞いていたが――

「ど、ど……っ、どうしよう、い……いのししだと?
 ま、まずい、いのししの対策は……し、知らないぞ……」

      「ぶ、部長は、せめて部長は下がりたまえ!」

戦え得るスタンドならいい、というわけじゃない。
だが、戦えないスタンド使いなら……より、危険だ。

          ・・・・もちろん、小角は後ろから見ている。

630荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/21(月) 00:27:11
>>628
「あわわ
 わわ…」

         「イノシシ!」

「これは…
 どうすれば、
 イイんすかねぇ?」

「逃げなきゃいけないッてのは、
 確実ですが・・・ニハハ」

    ジ   ジ
    リ   .リ


猪さんの様子を伺いながら、
ゆっくりと後ずさりします。

631鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/21(月) 00:49:06
>>628

(うわキツ。)

「嫌やねぇ。猪さんやわ。」

車に猪がぶつかった事故を聞いたことがある。
詳しくは思い出せないが、猪の力は恐ろしいと感じさせられた気がする。

「逃げたほうがエエやろねぇ。」

だが、どう逃げる?
逃げの行動か何かが猪を刺激してしまったら?
背後から狙われたらひとたまりもない。

「……皆、大丈夫。大丈夫やから。」

「部長、あんさんのスタンドって『木ぃ』やったよね?」
                       「猪さんから身ぃ守る盾に出来んやろか?」

猪を見つめながらじりじりと後退。
一応風向きを確認しておく。

632朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/21(月) 00:51:05
>>628
「…うむむ、気になります。」
涙音も見てはいられないとばかりに、荊木たちの向かった場所へ追っていくと。

「…い…イノシシ…
 猪がいる…!」
ふと、驚きの表情を浮かべて二人の後ろから涙音が現れた。

「…む…
 イノシシを止めるには…
 止めるには…!」
イノシシと出くわしたらどうするか?
そんなことは調べていなかったかもしれない。

(…くっ…
 いきなり何かが出てきたらびっくりしてこの場から逃げ出すかもしれないな…)
とりあえずはスタンドを発現させ、
スタンドにライフルを構えさせて様子を見る。

(…イノシシ肉ってのも悪く無いかなぁ…)
なんだかやばいことを一瞬考えているぞ!

633『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/21(月) 20:46:29
>>629-632(ALL)
     フゴ  フゴ

   イノシシは――今のところは、こちらの様子を見ているらしい。
   向こうの方も突然現れた存在を警戒しているといったところだろうか。
   ただ、向こうはしょせん野生動物。
   時間をかければどうなるか分からないし、
   そうでなくとも派手な動きをすればこの均衡も破れるだろう。

銀杏羽:
「わたくしのスタンドも――使えないことはありませんわ。
 スタンドですので発現したことは相手にも気付かれませんしね」

     『スタンドを盾に出来ないか』という鈴元の問いに、
     銀杏羽は油断なくイノシシを睨みつけながら答える。

「ただ、わたくしのスタンドは少々『巨大』です。
 此処では木が近すぎて、十分な防御力のあるサイズが発現できませんわ」
                   「もう少し下がって、ある程度広さを確保しなくては……」

        「……あるいは、わたくしがスタンドを発現したタイミングで
         走って西の方へ逃げる、という手もありますわね……。
         『カレンシー』が邪魔をして、逃げる時間くらいなら稼げるはず」

     『カレンシー』というのはおそらくこの場にいるメンバー全員が聞く名前だが、
     もしかしなくとも彼女の持つスタンド能力の事だろう。
     話からして、大きな『木』のスタンドということらしい。

■通路(西)
木 木 木 木 木猪木 木 木
 木 木 木 木 木 木 木
木 木 木 木 木 木 木 木
 木 木 木 木 木凸木 木
             朱
             小
木 木 木 木 木 木 木 木
 木 木 木 木 木 木 木
木 木 木 木 木 木 木 木
 木 木 木 木 木 木 木

凸 ・・・ 突入したメンバー=銀杏羽・鈴元・荊木(並んでいる順番は西から左の通り)

>>631(鈴元)
              ヒゥ・・・

     風は――――殆ど吹いていない。
     周りを木に囲まれているから、風が遮られているのだ。
     完全な無風というわけではなく、厳密には東から西へ吹いているが
     これは正直なところ『誤差』と言ってしまって良いだろう。
     手で握ってぶちまけた方がまだしも方向指定には効果がありそうだ。

634小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/22(火) 03:09:43
>>433(GM)

     フゴ  フゴ

「……う、うう……そう、だね。に、に、逃げるべきだ……!」

            ジリ…

盤ごと後ずさる小角。
……イノシシの恐怖。

(い、いくら……いくらスタンド使いでも、い、いのししは危ない……!)

朱鷺宮や荊木のスタンドは強力だ。
しかしいのししの突進も、強力だ。

対処は出来るかもしれないが、もしもの事があったら、最悪だ。
ここは、逃げなければならない。

635鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/23(水) 22:40:10
>>633

「……なるほど。」

唇を尖らせながら考える。
スタンドは人間や獣に対応できる力を持つ。
しかし、人間は獣に対応しきれない。
少なくとも猪相手に完璧な対応は出来ないだろう。

「部長はスタンドと痛みを共有してへんのよね?」

「僕が自分のスタンドで気ぃ引くから
 そこに突っ込んできた猪さんが出てきた部長のスタンドにぶつかるっちゅんはどない?」

「猪さん、凄い速さと力強さでぶつかりはるし、気絶するかも。」

自分の意見を提案してみる。
猪への驚きや精神的動揺でスタンドの操作を誤ってはまずい。
猪が勝手に自分から木にぶつかるならたいした努力はいらない。
銀杏羽の木が大きいのなら生やす位置が多少間違っていても、ぶつかってくれるだろう。

「気絶せんかったりしたら、荊木さんとか朱鷺宮さんに一撃入れてもらったらエエんとちゃうかな?」

636荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/23(水) 23:01:52
>>633

「そぉっすねェ・・・ッ!」

「ここは部長に、
 格好いいところ見せてもらって、
 助けてもらった方がいいっすよねぇ。
 鈴元サンにも、魅せてもらいたいし」

「にしても」
「結構やべえ状況っすよね。
 コレ・・・」

後ずさりしながら、
猪さんを観察します。

637朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/23(水) 23:05:02
>>633
「ふむ…
 ダメージフィードバックは…
 ないんでしょうね?」
一瞬不安そうな顔で部長の顔を見つめる。

「もちろん…私は頑張って彼女らを守りますが…
 一応最悪の場合としたい所ですね。
 イノシシの方も、あんまり傷つけたくありませんし…」
そう言いつつ、イノシシをこっそりと見つめ
スタンドを待機させる。

638『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/27(日) 08:50:08
>>634-637(ALL)
      イノシシを刺激しないように、じりじりと後退していく一行。
      そして、その距離が一定にまで伸びたところで――――

銀杏羽:
「………………分かりましたわ」

   四人の意思を確認した銀杏羽は、その手を右手のドレスグローブにかける。
   おそらくそれは彼女の中での儀式のようなものなのだろう。

            バ ッ

   やがて銀杏羽は、それを一気に引き抜いた。
   あらわになる銀杏羽の右手に――『逆さになった$マーク』の『刺青』。
   派手な動きにイノシシが反応したのを見て取ると、銀杏羽は言う。

           「さあ皆さん、逃げますわよ!」

   そう言って、銀杏羽はみなに走るよう促す。
   行先は『西方面』だ。

639鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/27(日) 23:40:20
>>638 (GM)

「部長……や、エエわ。」

はじめて見る。銀杏羽があの手袋を取ったところを。
刺青。自分は背に桜を彫った。桜になりたいと願ったからだ。
彼女はなぜ、あの刺青を彫ったのだろうか。

「じゃあ、逃げよか。」

「僕のは置いていくけど。」

『ザ・ギャザリング』を発現。
北側の木に接近し、その枝を掴んで揺らす。
ガサガサと音でもなれば気を引いて誘導できるかもしれない。

本体は当然西に動く。
なるべく二人から離れないようにしよう。

640小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/27(日) 23:51:17
>>638

「! あ、あの刺青は……」

     (……さ、逆さになった『お金』?
       い、いったい、どういう意味があるのか――)

いや、今はそういう場合でもない。
つまり、逃げる場合……だ。

「よ、よしっ……
 いくぞ、みんな!」

     「し、刺激しないように……逃げるんだっ!」

小角は盤上でしゃがみ、振り落とされないように。
そのまま、言われたように、西方向へ移動する。

641朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/27(日) 23:53:12
>>638
「…なんだかうまい感じになってきましたね。
 ここは…」
そう言ってスタンドで周囲を確認しておく。

「ゆっくりとゆっくりと逃げるんですよ?
 追いかけてくるとしたら逃げようとする相手ですから!」
そう言いつつ、涙音もゆっくりと後ろへ下がっていく

642荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/27(日) 23:57:51
>>638

        「えぇッ。
         い、刺青ィ!?」

「あれッて
 『シール』じゃないっすよね?」

          「…」

「う、うわぁ〜ッ!
 部長が不良になっちまっただぁ〜!」

猪よりも刺青のショックの方が
大きかった、です。
西方向へとダッシュします。

643『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/28(月) 00:21:54
>>639-642(ALL)
   ダ
    ダ ダ
         \
           ツ

   一斉に西方向へ走り出す四人。
   それに触発され、イノシシも突進を敢行する――。

       銀杏羽:
       「止めなさい――『カレンシー』っ!」

               ズ  シ ・・・ ン

                   ミシ  ミシ
                    ガササササァ …

   背後から――木が大きく揺れる音が聞こえて来る。
   ただし、倒れる音は聞こえてこない。
   どうやら無事に木でイノシシを押さえつけることに成功したようだ。
   『ギャザリング』が気を散らしてくれたのも貢献したはずだ。

      そして、一行は一目散に駆けていく――――。

銀杏羽:
「はあ、はあ、ひい……ひい…………」

   銀杏羽は顔を真っ青にして疲弊しているが
   (オーバーリアクションなので次のコマでは回復している)、
   何とか無事――イノシシを撒くことができた。
   そして此処は……何やら、洞窟のよう、だが…………
   洞窟内への道とは別に、北方向にも道があるようだ。

■洞窟(西)
   ┃  |木 木 木 木
   ┃  | 木 木 木
← 洞    朱 荊  銀
   窟    小  鈴
   ┃   木 木 木 木
   ┃    木 木 木
   ┃   木 木 木 木

644小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/28(月) 00:26:32
>>643(GM)

               ズ  シ ・・・ ン

                   ミシ  ミシ
                    ガササササァ …

「うわあっ……!」

いのししは何とかなったか。
銀杏羽も、無事なようだ。

・・・・盤での移動のため、疲労は薄い。

「……ふう。
 だ、大丈夫かね部長。」

         ストン

盤から降りて、解除する。
あまり乗ったままでいると、機嫌を損ねる。

      「……む。
       妙な洞窟があるな。」

「ど、どうしようか。
 道は他にも、あるようだが……」

気になる。
よしはいろう、とは思わないが。

645朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/28(月) 00:35:03
>>643
「部長…大丈夫みたいですね…」
イノシシの突撃を喰らえばダメージフィードバックでやばいことになりそうだが…
どうやら部長は問題ないらしい。ひとまず安心だ。

「ふはぁ…ふう…
 はぁ…ふ、不幸だわ…
 マジでなんでこんな…」
イノシシの姿が見えなくなっていこうひたすらに走り続けていただけに、
涙音は疲労困憊であった。スタンドには後ろを確認させていたので
背中は安全だったが…

「ど、洞窟の中ですかぁ?
 血を吸うコウモリが居たり、あるいは凶暴な穴熊がいたり
 あるいは、未知の生命体が潜んでたりしないでしょうねぇ?」
さっきのイノシシの一件のせいかちょっとナイーブである。

「…調べられるスタンドがあればいいんですけどねー。」
そう言ってため息をつきつつも、今の地点で確認できる洞窟の様子を見てみる。

646鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/28(月) 00:46:39
>>643 (GM)

(上手くいったんやろか。)

移動の途中で『ギャザリング』は解除しておく。
まぁ、射程距離外にいけば強制的に解除されるが、『ギャザリング』のそれは長い。

とにかく走らなければならぬ。
メロスの如く走らなければならぬ。
あの猪を撒くことに成功したか否かは走った後に決まることなのだから。

「ふぅ。成功、やんね。」

いつも長距離を歩いて通学している身である。
小さな体にはたくさんの体力が詰まっているのだ。
軽く息を整えて声をかける。

「うふふ。部長のスタンドさんは木ぃに登る時以外にも使えるんよ。」

「で、洞窟やねぇ。」

「松明とかないからどないしよかな。」

火を花びら化しておけばその辺の木を燃やして松明代わりに出来たがまぁしょうがないだろう。

「僕、見てこよか?」

647荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/28(月) 01:17:25
>>643

「スミ、
  確かに刺青が
  入ってたっす…」

  「いや、部長が無事なのは
   勿論嬉しい事なんすけど(ブツブツ)
   まさかブチョーが、
   フリョーだったなんて…(ブツブツ)」

ブツブツ言いながら
歩きます。

  「あァッ。
   とココで、
   洞窟発見ッ!」

「私も見てきましょうか?」

648『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/28(月) 23:01:19
>>644-647(ALL)
部長:
「……の、ようですわね」

  笑み混じりの鈴元に、銀杏羽は苦笑しながら答える。
  こういう風に『使い方』の発想に幅があるのは、
  スタンド使いとしてのバイタリティの差かもしれない。

  銀杏羽にダメージはない。
  まあイノシシの突進を受けて『木』が無事とは思えないので、
  ダメージのフィードバックがないタイプなのだろう……。

      「では、涼とレイ、わたくしで洞窟の中を見ていきましょう。
       宝梦と涙音は北の方の道の先に何があるか確認してみてくださいまし」

  ザッ

 「そんなに遠くまではいかず、どちらか一方の探索が行き詰ったら
  向こう側に呼びかけて、それから合流しましょう」

         ソローリ

   言いながら、銀杏羽は洞窟の中におそるおそる足を踏み入れてゆく。

649小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/28(月) 23:10:54
>>648(GM)
>朱鷺宮

「う……うむ、わかった。
 部長も、レイも……鈴元くんも気をつけたまえ。」

あからさまに洞窟のが危険だろう。
荊木がいれば、大概どうにかはなりそうだが――

         (し、しかし荊木さん……レイとて人だ。
          な、なんかあったら私はどうしよう……)

「……」

良くない想像もあるが……それより。
自分たちもヒマしてはいられない。

「……と、朱鷺宮さん。
 わたしたちは北の道だそうだ。行こう。」

       (朱鷺宮さんと二人きりか……
        れ、レイに比べたら知っている相手ではあるな。)

「あ、危ないものは、ないといいのだが……」

とはいえ、そう深い仲ではない。
不安とかはないが、上手くやれるだろうか……

650朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/28(月) 23:17:04
>>648-649
「えーっと…
 わかりました。
 気をつけてくださいねー!」
そう言って、ひとまず同意をした。
その顔はどこか心配そうだ。

「…まぁ、お二人一緒なら大丈夫ですよね…。」
心配そうにしながらもひとまず涙音は小角さんと一緒に北の道に顔を向ける。

「ふーむ、とりあえず言ってみましょうかね?
 …そういえばそのスタンドは、他の人も乗れるんですかね?」
と、『イル・ソン・パティ』に関して聞いてみる。
突っ走るのに少し疲れたかもしれない。

651小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/28(月) 23:25:49
>>650(朱鷺宮)

「い、行かねば始まるまい。
 ……む、乗る? イルソン君かい?」

           チラ

手元の盤に視線を落とす。
 
          「…………どう、だろうか。
           いや、乗れるには乗れるのだが……
           あまり、馬力があるわけじゃあないんだ。」

最大荷重は100kg。
小角は50kgに満たない。

……言いづらいが、朱鷺宮次第ってことだ。

「……仮に乗れたとして、狭くないかい?
 わ、わたしが乗らないことには……動かないしなあ。」

             ウーン

とりあえず歩き出そう。
それからでも遅くないし、焦る必要もない。

652朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/28(月) 23:29:01
>>651
「…そうですか。
 なんだか私が一緒に乗ったら落ちちゃいそうですね…」
おそらく涙音が乗るにはギリギリの状態になるだろう。
あるいは振りきれてしまうかもしれない…

「確かに…あの大きさだと二人乗りは窮屈そうですね…
 うーむ…まぁとりあえず行ってみますか。」
というわけで、涙音もとりあえず歩き出すことにした。

653荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/28(月) 23:37:18
>>649

「気を付けてねーッ。
  小角さーん、朱鷺宮さーん」

       「違うな・・・」

 「宝梦ちゃーん!
  朱鷺宮さーん!」

別れ際に勇気を出して、
小角さんを宝梦ちゃん呼びしてみます。

  「・・・さッ!
   ゴーゴーっす!」

部長の後に続き、
洞窟へと入っていきます。

654鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/28(月) 23:51:49
>>648 (GM)

「うん。みたいやね。」

ちょっと苦笑いだったのが気になるが突っ込むのはよそう。
楽しい合宿だ。なにか地雷を踏んでしまってはいけない。
そういうのは別の機会に。被害が最小ですむときに。

「部長と荊木さんと僕やね。わかった。」

「じゃあ、お二人さんよろしゅうに。
 それと、朱鷺宮さん小角さん無理せんようにねぇ。」

その辺の木から枝を折って持っていこう。
花びらの材料になるし、尖らせる子ともできる。
いざと言うときに荊木頼りになってしまっては男の子らしくない。
いや、今でも十分に男らしくないかもしれないが。

さて、銀杏羽達と共に進もう。

655『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/09/29(火) 20:23:26
>>649-652(小角、朱鷺宮)
   銀杏羽達と別れ、洞窟の北へと向かっていく二人。
   北側は下草が生えておらず、大分歩きやすい。

     特に野生動物に襲われることもなく、
     二人は進んで行く、が……

              オオォォォ オ  オ

  進んで行くと、左手に洞窟……とは言い難い『洞穴』が出て来た。
  一応、獣道ではあるが前方にはまだ道が続いている……。

■洞窟(北)
   |\    木 木 木
   穴  |___  木 木 木
   |      /木 木 木
   |小朱 /  木 木 木
   |    | 木 木 木
   |    |  木 木 木

>>653-654(荊木、鈴元)
銀杏羽:
「なあに、南米の種類でもないんですから、
 蝙蝠が出たとして襲われたりするわけありませんわ!」

   なんてことを言う銀杏羽を先頭に、三人は洞窟を進む。
   奥に進んで行くと外の光も入らなくなってきて、
   段々と薄暗く、足元の様子すら分からなくなってくる。
   隣を歩く互いの顔や、前を歩く銀杏羽の後姿がぼんやり見える程度だ。
   やはり、明かりの類を持っていないと視界関係は悪い。

   そんな状況でずんずん進んで行く銀杏羽は、
   勇気があるのかやせ我慢なのかあるいはただの馬鹿なのか……。

      ちなみに南米の種類云々は完全に適当なうろ覚えの知識である。

   と、

       ピ   /
        チャ ・

   枝を折って持っていた鈴元の足に、冷たい感覚が走る。

        「っ!」 「……水、ですの?」

■洞窟(内部)
         , = 、
         !   ,l
           !'
          o

656小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/29(火) 20:53:59
>>653(荊木)
>>655(GM)

「む……ちゃんづけ、か。
 ……ふふん。悪くはないけど。」

こっちは呼び捨てだ。
部活仲間なら、こんなものだ。

           ・・・・悪い気はしない。
  ザッ

     ザッ


「……ん? また穴があるぞ朱鷺宮さん。」

             オオォォォ オ  オ

だが道も続いている。
ここは――

「気になるが、ここは先に進もう。
 道を見てくるのが、わたしたちの役目だ。」

     「道というより、獣道だが……」

まあ、北へ進もう。
どこまで続いているのか分からないが……

朱鷺宮に案があればそっちに合わせてもよい。

657朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/29(火) 20:57:47
>>655-656
「ふう…またイノシシにあったりはしたくないですけどねー。」
少々不安げにあたりを見回して歩いて行く。

しばらく歩いていたが…
やがて分かれ道が出る…洞穴にしか見えない場所だ
「あの洞穴…もしかして先ほどの部長たちが進んでいった
 洞窟と通じてたりするんでしょうかねー?」
と、何となく応える。大きさは…
 人が入れそうなくらいなのだろうか…

「…小角さん、確かに…
 明かりとかを持ってない以上はここは」
そう言ってうなずいてから応える。

「…獣道の方を行ってみましょう。
 それで何もなかったら洞穴の方にも行ってみるということで」
そう言って小角の意見に同意した。

658荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/09/29(火) 23:15:39
>>655(GМ)

   「部長ォー。
    大丈夫っすか?」

            「んーッ、
             やっぱり暗いっすよねぇ。

             鈴元サンも、
             足場気を付けてくだいよォ。
             スッテンコロリンでコケて、
             万が一頭打ったら、
             サバイバルが一転、
             火サスで崖の上ですからッ!」

ジィィと目を凝らして、
洞窟の内部を確認します。
目が慣れてくれればいいんですが…。

       「あ」

内部に響く水音に、
思わず天井に目を向けます。

659鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/29(火) 23:48:27
>>655 (GM)
>>658 (荊木さん)

「南米……蝙蝠……?」

そんなものいてたまるものか。
日本の山に外来種の蝙蝠がいては大変なことになりそうだ。

暗い道を進むのは恐ろしい。
足元の確認が出来ない。やはり松明など明かりがあればよかった。
しかし今から火起こしというわけにはいかないのだ。

「外来種とかはアレやとしても、蝙蝠さんみたいな動物がおってもおかしゅうないよねぇ。」

お化けとか出てきそうな雰囲気もあるが、まぁ別に気にしなくていいだろう。
動物の方が百倍現実的であるし。

「うん。足元注意やね。」

「こん中、なにがあるか分からんもんねぇ。」

荊木に言葉を返しつつ進んでいく。

「ひゃんっ。」

足元にきた冷たい感覚に思わず声が出た。
なんだろうか。
銀杏羽は水だと認識したようだが。

「気ぃつけとっても、急に来るとびっくりするわぁ。」

「……?」

ちょっと水に触ってみよう。

660『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2015/10/01(木) 17:44:23
>>656-657(小角、朱鷺宮)
   洞穴に行くのはやめ、獣道を進んで行くのを選ぶ二人。
   ちなみに、洞穴は人一人が入れそうな広さはなんとかあった。
   ただ、洞窟ほど広い感じはしないように見えた。

     ともあれ、今は獣道だ。
     ザクザク進んで行くと――――

             ――――――――崖に出た。

   小角には分かるだろう。
   此処は、先程火打石をとった場所から
   さらに西に進んだところだ。道は繋がっていたのだ。

   さらに奥の方には、何やら下に降りられそうな坂道もある。

■崖(西2)
______________
坂坂←
坂坂←   木    木    木 木
       木           木  
                         
             木 木    木
         木       木 木 木
       木    木  木    
 小朱    木 木 木       木
       木    木 木 木 木
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


>>658-659(荊木、鈴元)
銀杏羽:
「そうですわね。足元には注意した方がよさそうですわ」

                        サス  サス

  地面を擦る音が聞こえる。
  銀杏羽が足で地面の様子を確かめているのだろうか?

     天井に目を向ける荊木だが――――
     やはり暗い中では視界が悪い。うすぼんやりとしか見えない。
     見た感じでは、天井はそこまで高くはなく二〜三メートルといったところだが、
     細かい様子、つまり水が滴ってるかとかは――――、

                  ピチョンッ

         ――今、顔面に水滴が落ちて来たことによって分かった。
         ここ、水が滴ってくる。

   一方鈴元は足元を確認する。

                  ピチャ・・・

      そこには銀杏羽の言った通り冷たい水が張っていた。
      おそらく、水溜りか何かだろう。

「…………どうやら、水が滴っているようですわね。
 地下水か何かが漏れ出ているのかしら……?
 だとしたら、安全な水分が簡単に確保できるかもしれませんわ」

   ただ、暗い。
   足元が濡れているので、注意しながら進む必要があるだろう。
   気を付けていれば転ぶ心配はなかろうが、
   探索速度は遅くなりそうだ。

661荊木レイ『スティル・ライフ』:2015/10/01(木) 23:06:53
>>660

    「冷ッ
     ああ、眼鏡に水滴がッ!」

服で眼鏡のレンズを拭きます。

    「飲み水
     すっかぁ〜。

     そうっすねぇ。
     いっちょ飲み水確保して、
     宝梦ちゃんと朱鷺宮さん達を驚かせるってのは名案っすね」

    「きっと、砂漠で遭難してる
     石油王みたいに喜んでくれますよ。
     
     ッてな訳で、ゴーゴー」

ゆっくりと進んでいきます。

662小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/01(木) 23:24:20
>>660(GM)

      ザク

   ザク

ざくざく進んでいくと――

「あっ。」

崖。もっというなら。

「さっきの道……
 わたしとレイの探索した道と、?がっていたのか。
 そうなると、ここで行きどま――」

         「……む。」

繋がってはいたが、新天地だ。
それに、坂を見つけた。

「まだ道は続いている、が……ううむ。
 これ以上行くと、戻ってこれない気もする。
 しかし……どうだろうなあ……」

あくまで『北の道を調べてこい』と依頼されたのだ。
あの坂を下りた先も、その範疇か?

「朱鷺宮さん、どうするかね?
 わたしは……少しだけあの先を見てもいい気もするぞ。」

坂を下りた先には何があるのか――だ。

663朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/01(木) 23:36:45
>>660
ザッ
   ザッ
      ザッ…
進んでいった先はどうやら崖だったらしい。

「…ふーむ、ここには崖があり…
 その向こうには坂道があると…」
ふと、小角の様子を見るとどうやらここのことを知っているらしい。

「うーん、確かに坂道の先に何があるかは私も気になりますね。
 ま、いざって時には私のスタンドでなんとかなりますし…」
そう言って拳をぐっと握ると

「よし、ここは行ってみましょうか!」
堂々とした様子で、坂道の方へ歩いて行く事にした。
もちろん危ない足場じゃないかどうかは確認しつつ、慎重に坂道を降りていくつもりだ。

664鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/10/01(木) 23:48:53
>>660 (GM)

「こないなトコにもお水あるんやねぇ。」

「天然水っちゅうやつやね。」

ペットボトル詰めにして売られているやつだ。
まぁ、ここの水は売られていないだろう。
銀杏羽の家が水を売る仕事をしていないのは知っている。

「ろ過せんでもエエようなお水やったら取っときたいねぇ。」

容器はどうしようか。
ギャザリングの能力で作れるかは微妙な気もする。
やってみてもいいかもしれないが。

「とりあえず、足下気ぃつけていこか。」

「部長も荊木さんも気ぃつけてねぇ。」

転んでびしょ濡れにならないように。
いや、そこまで濡れないとは思うが。

665小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/01(木) 23:53:57
>>663(朱鷺宮)
>GM

「うむ、では……行ってみようか。
 も、もしものことがあったら頼むよきみ。」

      (ふ、副部長らしく引っ張っていけてるな……)

ともかく、朱鷺宮に続こう。
彼女のスタンドは強いし、安心だ。

「……確認し終えたらどうするかね?
 い、行き詰るまで行ってみるかい?」

          「……いや、確認してから決めるべきか。」

あまり複雑な道だと戻ってこれなくなりかねない。
まあ、状況判断だろう。

666朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/02(金) 00:07:51
>>665(小角)
「まぁ、お任せください!
 こういう部隊わけも、おそらくは部長の思惑あってのことでしょうね!」
そう言って頷くとひとまず移動を開始する。

「確認し終えたらですか…
 うーむ、とりあえずは、先の方はよく見ておいたほうがいいですよね〜…
 一応この辺に目印でも付けておけば…」
そう言って、自分のスタンドを軽く確認した。

667『金言部夏合宿』 ―裸一貫サバイバル!―:2016/07/29(金) 00:57:48
>>661>>664(荊木、鈴元)

   水を拭いつつも先へ進む荊木。
   三人は洞窟の中を進んでいく。
                         ピチョン ピチョン

     水の滴る音が聞こえているが、
     それからは特に首筋に落ちて来たりといった
     アクシデントもなく歩いて行き――――

       カツン   カツン ・・・

        ・・・  ・・・

         ドォォォ     オオオオ …

       銀杏羽:
       「……?」 「何やら足音の響き方が変わりましたわね」

 銀杏羽の言う通り、足音の響き方が変わった。
 それに、いい加減に暗闇の中で目も慣れてきたから、分かる。
 開けた場所に辿り着いたようだ。

   『フラスコ』を横から見たような形の『広場』だ。
   今まで荊木達が歩いて来た通路は、
   ちょうどフラスコの細い部分にあたる。

   フラスコの『底』のあたりには、綺麗で透き通った水が溜まっていた。
   おそらく、壁辺りから溢れた水が溜まって湖のようになっているのだろう。

     銀杏羽:
     「『湖』ですわ! ここからだとイマイチよく分かりませんが……」

      「どうやら水もけっこう透き通っているようですわね!」

          スタタ ――ッ

   銀杏羽はそのまま、早歩きで湖の傍まで寄って行く――――。


■洞窟(最深部)
湖湖湖          \
湖湖湖          \
湖湖湖湖          ――
湖湖湖湖     銀  荊
湖湖湖湖        鈴
湖湖湖湖          ――
湖湖湖          /
湖湖湖          /
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

>>662-663>>665-666(小角、朱鷺宮)
   とりあえず坂の下まで行ってみることに決めた二人。
   安全にしっかり注意するのももちろん大事だが、
   キャンプに冒険はつきものだ。

         ザッ  ザッ   ザッ ・・・

     そうして坂道をちょっと下ってみると……、

    グ
     グ グ ・・・

  少々、坂の勾配が急になって来た。
  まだ足元が危うくなっている訳ではないが。
  ちなみに坂道の脇は、坂の下の方まで急な崖になっていた。
  低木や突き出た岩なんかがあるので、それ伝いに降りて行けば
  降りれないこともないだろうが、失敗すれば大怪我をするかもしれない。
  まぁ、いくら冒険がつきものといっても、危ない冒険をする必要はないだろう……。

      と。

         /
         ・      ガララ・・・

     前方の坂道の一部が、崩れてしまっているのが見えた。
     通れないこともなさそうだが、無策で行けば滑り落ちてしまうかもしれない――!


■下り坂
     |      岩          ∵・・・崩れている部分
  ↑ |  木              木・・・低木
     |        木        岩・・・突き出た岩
     |    木            ←・・・矢印の方向に傾斜がかかっている
     |           岩
  ↑ |
∵∵∵∵―――――――――
∵∵∵∵   ←   朱
∵∵∵           小
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

                          /|_________ _ _
                         <  To BE CONTINUED…//// |
                          \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄


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