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【場】メインストリート その4

91太田垣良『ザ・サードマン』:2015/03/18(水) 23:53:17
>>90
「………!」

 こやつ、天才か…………
 でもカポジャー自販機が見つからなかったのはコイツのせいだしちょっと許しがたいから……
……ボコっとこう…。

  「…覚悟はいいッスか……レディ……」

        GOっ

     ボカスカ  ボカスカボカスカボカスカ ボカスカ ドドドンドン ゲシゲシゲシッ

スタンドを用いないで本体の足で蹴りを入れる。それがせめてもの優しさだ。
あとで病院に連れて行ってやろう。…パンツ談義でもしてやろう……。

92小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/03/19(木) 00:00:47
>>90-91

「なっ」

「な、なっ……! なんて……なんて、き、きみはっ……」


ちょっとクラッと来た。
がたがた震えつつ、二歩ほど後ろに下がって……

        「……へっ、へんたいっ!!! へんたい……すぎるぞきみっ!」 

罵倒する。

「う、ううーっ……! や、やってしまいたまえ! この際、ぼ、暴力もしかたないっ!」

自分が蹴ったりすると喜ばれそうだし、それはかなり怖い。

ここは太田垣と菱屋に、暴力を任せてしまおう……

93『フェイセズ』は隠蔽する:2015/03/19(木) 00:09:32
>>92(小角)

『中年男』:
「ああ! 言って! もっと言って!」

ググーン

ブリッジして仰け反った。きっしょい。

>>91(太田垣)

『菱屋』:
「いくぜダメ押し」

         ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ
          ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ
           ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガァ――z__ッ

『中年男』:
「あじゃぱぁあああああああッ」

もうこれ以上ないぐらいしこたま殴られた。
ずったずたのボロボロだ。ぐっちゃぐちゃのぶちゃぶちゃだ。

               パサッ

あ、財布が落ちたぞ。菱屋が拾った。

>>ALL

『菱屋』:
「コイツ十何万も持ってやがるぜ……
 慰謝料としてもらっておくからな。二度とこんなことすんじゃねーぞ」

弱い相手にはエラソーに振る舞える小心者!
あと、拾った財布には写真が挟み込んであるのが二人にも見えた。

割と美人な奥さんと、可愛らしい子供と……この中年男の家族写真だ。
幸せそうなのに、なぜこんな男があんな行いをしたのだろう。
人間の心こそが最も恐ろしい……のかもしれない(ありがちな言葉で〆たい)。

94太田垣良『ザ・サードマン』:2015/03/19(木) 00:22:18
>>93
「………可哀想に。アンタは病気なんスよ。女ッ気に飢えている……」

…妻に冷たくされたのだろうか。
…娘が『おとーさんくさい!パンツいっしょにあらわないで!』とか言ったのだろうか。
…それともこの街の瘴気にあてられたか。


「反省しろ……もう自販機に化けるのは止め………」
「さあ、病院に行きましょう……肩貸すッス。きっとよくなる。」

…アワレズタボロになった中年オヤジを医療施設に送ってやろう……


  ボソッ


「………そのケガじゃあ…入院ッスね……『ナースさん』に色んなお世話してもらわないとッスね………うらやましい…」
「………あと……アンタの能力……『ベンチ』に化けるのとか良いと思うッスよ……尻、楽しめるし…」

95小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/03/19(木) 00:30:48
>>93-94

「う、うぅぅ〜〜ッ……とっ……とんでもない男だ……!!」

(き、気持ち悪いっ……! こんなやつがいるのか、この町には……うう、嫌だ……)

あまりの姿に愕然としつつ、その様子を見る小角。

これは、ふつーに生理的嫌悪感というやつだ……

「あっ、そ、それは……よくないんじゃないのか……?」

金を取る菱屋に少しヒくが、彼は被害者だし、強くは止められない気がする……

「うう、とんでもない……とんでもない日だ、今日は。」

「びょ……病院には、きみが連れて行ってくれたまえ。わたしは……い、嫌だぞ、この男はっ。」

拒絶したいのだ。

96『フェイセズ』は隠蔽する:2015/03/19(木) 00:37:38
>>94(太田垣)

『中年男』:
「うう……わかった、もうこんなことはしないよ」

風船如く膨れた顔のまま、ゆっくりと立ち上がり……

           ピタァ

提案を聞いて、にたりと笑った。

「君。見所があるな。
 学生かね? 卒業したら私の会社に来なさい」

……! コイツ社長か?!

>>95(小角)

『菱屋』:
「半分ずつでいいっす?
 自分は大してなにもしてねーんで、ちょっとだけもらうカンジで」

こいつもたいがい罪悪感がない。
小角と太田垣には『5万円』ずつ掴ませた。

「そいじゃかいさーん。おつっしたー」

              あっさり

バイトのシフト終わりレベルの気楽さで皆別れた……

『フェイセズ』は隠蔽する ⇒ 『終了』
小角/太田垣 ⇒ 『五万円』ゲット!

97ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/22(日) 02:11:13


  「ここはメインストリートの一角に位置する書店。
   どこか古めかしくも懐かしい… 旧時代の雰囲気を残している。


         カリッ    ボリボリボリ

   店の名を、『薄墨書店』。


      ガササーーッ  ボリボリ…

   くすんだ赤毛の少年が、店頭で真面目に番をしている…
   バイト兼居候として、比較的最近、この店に住み着いた少年だ。
   彼はダビデ。ダビデというのは人がそう呼ぶのであって、名ではない。


      レロレロレロレロ…


   今日もダビデは開店一番、ホウキを手に取り店前を……」



    「ウォッ」      レロレロレロ…

              「ヤベェーッ」

   『チュッペチョップスのチーズ味』と『とんがりホーン』を一緒に食べると
    アラ不思議! 口の中でピザの味がするゥゥウー! 新発見だなこりゃ…」






   ここは『薄墨書店』。

   赤毛の少年が、カウンターに足を乗せながら菓子をむさぼっている。
   何かをブツブツ呟いているが、どうやら寝言か何かのようだ。ふざけたバイトだ。
   店主? 残念だったな、やつぁ今、裏でオネンネだよ。

98朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/22(日) 02:12:58
>>97(ダビデ)
「…金言金言金言…とは」
薄墨書店の中に一人の客が入っているようだ。

「もうすぐ金言部が始動する…
 となれば、私も知識を得なければならないです」
辞典のコーナーのことわざ辞典にひと通り目を通そうとしているようだ。

99ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/22(日) 02:25:43
>>98

  「いらっさァーい」

  やる気のない声が響く。


  「本日はチュッパチョップスが入荷したてでお買い得だぜ」 「新鮮で」

  お買い得だそうだ…
  カウンターの隣に、店とかでよくある、球体にキャンディーの棒を差したアレがある。
  (いくつかは、既にこのバイトが食べてしまっている。)


  「なんと店の前を掃除してくれたお客様は一本無料!」

  話しかけてくるタイプの店員らしい。

100薄墨 承志『カラー・ミー・バッド』:2015/03/22(日) 02:27:43
>>99

         ドッギャァーン

そんなお前に飛び込み式ドロップキック(破ス精DBA)

101朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/22(日) 02:30:04
>>99
「あ、どうもありがとうございます。」
店員に対しては事務的な態度で頷いて本を探していたが

一旦手を止めて確認。そしてカウンターの隣に足を進め、
「一本…一本だけでお掃除をしてくれと申すつもりですか?
 割にあわない、ですよ。」
ちょっと残念そうな顔で、入荷仕立てらしいチュッパチャップスを覗きこむ

「一応お金払いますよ。
 一本ぐらい大した額でもないでしょう」
財布の中身を確認してから、改めて尋ねる

102ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/22(日) 02:38:21
>>100(店長)


     「ウバァァァウッ―――ッ!!?」

  「ば、バカな! ザッシー!? 寝てたはずじゃあ…!!」


  カウンターから転げ落ちる。



>>101(お客様)

  「マジ? 僕ならやっちゃうぜ。」   レロレロ

    「今なら人気の『抹茶プリン味』とか『芋焼酎味』も選び放題だからな」


   スッ、とアレを差し出す。

103薄墨 承志『カラー・ミー・バッド』:2015/03/22(日) 02:41:20
>>102(ダビデ)

「アホか!!!!!!!!!!!!!!!!
 どこの世界にお客様に掃除をさせる店員がおわしますか!!!!」

キレた! キレたあまりヘンな口調になってる!


「早く自分でやれェェ――ッ!
 今日は回る寿司に連れていく予定だったがダビデ抜いて回らない寿司にするぞ!」

         プンスカー

去っていった見た目小学生。

104朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/22(日) 02:43:06
>>100(薄墨)
「あれ、今のは一体…」
いきなり飛び出してきた人を見て、首を傾げた

>>101
「はぁ…軒先の掃除だったらやはり現金をほんの少しほしいですね」
そう言いつつ財布から100円位取り出す。

「よくわからない味は…特に芋焼酎なんてアルコールじゃないですか」
そう言ってとりあえず抹茶プリン味を選んでみる。

「で、えーっと…どんな味なんでしょうね」
ちゃんと支払いを終えたら早速味見を始めるだろう。

105ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/22(日) 02:56:56
>>103

  「ひぃ……」

     「分かったよぉー… 僕も寿司食いたい…
      かっぱ巻きにガリをたらふく載せるんだ…」

   ホウキを手に取る。
   こうして今日も薄墨書店前の清潔は守られた。



>>104

  「今のが店長の『ザッシー』だぜ」
  「いいやつだけど、怒ると怖いんだ」

   心なしか、先ほどまでの気の抜けた声ではなくなっている…

  「ホイ。抹茶プリンね」  「お釣りになりマス」

                   チャリンチャリン
     スポッ   ゴソゴソ


  抹茶プリン味を加える朱鷺宮…

   唐突だが、スイーツに良く使われる『抹茶シロップ』をご存知だろうか?
   抹茶とは名ばかり、僅かな渋みのある甘ったるいねっとりとした濃厚なあの甘さ…
   正直「プリン要素はどこ?」と言いたくなる様な詐欺っぷりだが、
   チュッペチョップスの中では比較的マシな味付けのため、売り上げ全体の半分を占めている…
   もし君が甘党なら、それでもまあまあイケるかもしれない。


  朱鷺宮に抹茶プリン味を渡した後、大きな竹箒を手に取り、軒先に出る。

106朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/22(日) 03:04:32
>>103(薄墨)
「…小学生?」
妙な気分になりながらその子供?を見送る。

>>105(ダビデ)
「店長?へぇー、こども店長…ですか?
 見た感じ、私よりも年下っぽいですけど」
なんとなくそんな感じがする。と去っていく薄墨を見ながらつぶやいた

「あ、どうもありがとうございます。」
コイン一つでもお釣りがこぼれてくる。
とりあえず彼女は抹茶プリン味らしいものを口に加えてみた。

「…」
まるで抹茶シロップのような…ほんのりとした渋みに濃厚なあま〜い味。
正直プリン要素がどこにあるんだと言わざるをえない味であった。

「ふーん…なかなか甘いですね。
 なんというか…これはどっちかというと抹茶シロップ味だと思いますが…」
プリン要素が全然ないことにちょっと不満そうだが、概ね味に問題はないようだ。

「お、お掃除に行くんですか。」
そういえば自分は先ほど探していたことわざ辞典を放置しっぱなしだと想い出す。

「あ、後でお支払いを…」
そう言ってことわざ辞典を回収しに戻る

107ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/23(月) 00:09:39
>>106

>「店長?へぇー、こども店長…ですか?
> 見た感じ、私よりも年下っぽいですけど」

 「それ、ザッシーに言っちゃダメだぜ」
   「怒られるから」

 忠告するダビデの影が、ブレる。
 土くれのような姿が、徐々に形作る。


   「お金? いーぜ今で」

 振り返ったダビデの手には、
 子供用のサイズほどのホウキが『四本』。
 その膝元くらいに、『四体』のスタンド。

 レンガを組み合わせて作ったようなヒョロいスタンドだ…。
 『四体』は各々ホウキを受け取ると、店の外に飛び出す。


     サッサカサ――ッ
                     バッ  ババッ

108朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/23(月) 00:18:59
>>107
「あ…はい…
 内緒にしておきます」
そう言って申し訳なさそうに頷いた。

しばらくしてことわざ辞典を手に取り、戻ってきたその時に
(影が…?)
不思議そうな顔でダビデの影を見つめる…が

「あ…」
四本のホウキと四体のスタンド…彼らが掃除を始めたのを見て

「…あれって…何ですか?土人形…?」
そう言って掃除を始めている小さなスタンド達を指さした

109ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/23(月) 00:28:42
>>108

  「あれは『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』だぜ」

   『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』らしい。

    ガササッ
           サササー
             サッ サッ

   店の周りを無造作に掃いている…
   だが雑だ。


  「3,500円になります」

   3,5000円らしい。

  「こんな分厚い本読むなんて… 暇なの…?」

   辞書を見て、首を傾げている…

110朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/23(月) 00:32:21
>>109
「はぁ…スタンドの名称…でしょうか?」
少し様子を軽く見ながら答える。
(て言うかあれ掃除じゃなくて、散らかしてるだけじゃないの?)
あまりに雑なホウキの履き方だ。ちょっと呆れている。

「あのー…あれだと余計に散らかるんじゃあ…」
そう言って彼らを指さした。

「3,500…ですね?はい」
一瞬35000に見えた気がするが、おそらく気のせいだろう。
予想通りの額なのでとりあえず支払っておく

「ヒマではありませんよ。
 これは新しく発足する我が部活に必要な物なのです」

111ようこそ、名無しの世界へ…:2015/03/23(月) 01:04:11
>>110

 「まあ、そういうことになるね」

  会話に返しつつ片手でレジを打っている。
  サボりのくせに慣れたものだ。生意気な。

 「だって掃除とか… メンドイし…」

  典型的なお子ちゃまのようだ。
  (遊んだら片付けないタイプ。)
  背は中々、少なくともザッシーよりは高いのだが…

 「ブカツ? なんだ、ブカツって」
 「なんのカツ?」

  興味を示している…

112朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/23(月) 01:06:59
>>111
「あなたのスタンドですか?」
改めて尋ねる。

「…店長に怒鳴られてる理由が何となくわかりましたよ」
掃除とかめんどい…そんな調子ではたしかにあの店長に怒られても仕方ないだろう。
呆れ顔をしながら答える。

「部活ですか…ってそこからァ!?」
まさか部活って何?というレベルから聞かれるとは思わなかった。

「えーっと、アナタ学校に行ってます…よね?
 部活っていうのはクラブとかそういうジャンルのものなんですが…」

113ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/23(月) 01:13:06
>>112

 「僕のスタンドです。」

 「僕がアメリカにいた頃、学校は行ってました。
  今は学校には通っていません。僕は勉強は嫌いです」

  初等英語の教科書みたいな会話になってきたぞ…


 「ン! クラブね、なるほど」

  知らない日本語と言うだけだったようだ。
  ちなみに先程『芋焼酎』とか『入荷』とか、
  そういう日本語はフツーに喋っていた。
  かなりずさんらしいぞ… 設定の詰めが。


 「お客さん、何のクラブ? …運動系って感じはしねーな」

  主に胸の当たりを見ながら推量。

114朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/23(月) 01:20:29
>>113
「なるほど。」
そう言って改めてスタンドを確認
(複数体のスタンド…そういうのも居るのか…)
スタンド能力を知らない彼女は普通に『群体型』だと思ったらしい。

「はぁ…今は通ってないんですねえ。
 クラブみたいな認識で大丈夫です。はい」
さっき芋焼酎って行ってたような…そんなふうに考えながらも返事を返す。

「えーっと、まぁ今度新しく発足されるんですけどね…
 其の名も『金言部』!」
そう言って、具体的な内容の説明をし始めた。

「えっと、『金言』というのは、お金に関する言葉を指すもので…
 それをいろんなことから学んでいこうという、まぁざっくり言えばこんな感じの部活ですね。」
実際ざっくりとした説明である。

「いろんな活動が予定されてるらしいんですよ。
 キャンプとか海水浴とか…」
本当に楽しそうに答える。

「でもまぁ、通ってない人には…」
ちょっと残念そうに彼の顔を見る

115ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/23(月) 21:47:00
>>114

「キンゴン… キンゲン……?」

 ちょっぴり難しい言葉だったようだ。
 が、親切な補足で、なんとなく意味を理解したように頷く。

          Money makes money    A golden key opens every door
「アー… OK。『 金 は 金 を 生 む 』とか、『 地 獄 の 沙 汰 も 金 次 第 』 みたいなことだな」

 最低限の機知はあるようだ。本場の無駄に流暢な発音で返してくる…

「なんか成金っぽい部活だな〜… 金持ちの匂いがプンプンするぜ」
「うらやましいような、ねたましいような」

 なんとも複雑そうな表情。
 ダビデの身形は、いかにもそういったことから縁遠い、みすぼらしいものだ。
 綿の零れたダウンジャケットに、ダメージどころではないデニム。

「ウーン… それ、何のためにやるんだ?
 大会とかあるの? それとも、それも勉強のため?」

 ダビデのクラブのイメージは、体育会系のそれか、互助学習のようなものらしい。
 日本の大学などに多い、『人間関係を築き、交流を図るためのサークル』といったイメージはないようだ。
 そのため、朱鷺宮が例に挙げた海水浴やキャンプなどの言葉に、首をかしげている…。

116朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/23(月) 21:51:56
>>115
「ああ、そんな感じです…
 英語うまいですね。」
若干動揺するくらいにうまい発音だった。
心の中で若干馬鹿にしていただけに余計に驚いてる。

「えっと…まぁ発足した部長さんは
 お金持ちらしいですからね」
まだ会っては居ないのだろう。『らしい』という曖昧な返答である。
彼の服装を見てちょっと同情する目線を向ける。

「…さぁ?」
何のために?と聞かれて、呆気無く返答を返す。

「きっと知識を学べば生活はもっと豊かになる…
 なんていう高尚な理由だと思いますよ。
 良くはわかりませんけど」

117ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/23(月) 22:08:36
>>116

「お客様も日本語ウマイぜ」

 褒め返された。


>「きっと知識を学べば生活はもっと豊かになる…
> なんていう高尚な理由だと思いますよ。
> 良くはわかりませんけど」


「アー」 「分かる分かる」

 分かるらしい。

「なんか、アレ… 『哲学』? みたいなことだろ」
「よくワカンネーけど」

 分かんないらしい。

  Seeing is believing
「『百聞は一見に如かず』ってーかね。
 実際に経験してみて、ようやくちゃんと分かる」

「まっ、頑張って。楽しいスクール・ライフを」

 そういうと、再びカウンターに足をかけ、寝転がってしまった…。


     ササササーッ

 と、同時にダビデのスタンドも店内に帰ってくる。
 掃除を終えたようだ…。

 ……ひょろ長い『一体』のスタンドが、大きな『一本』のホウキを携えて。

118朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/23(月) 22:15:58
>>117
「えっと、日本人ですし」
即座にツッコミを返す。

「確かに、言葉を学ぶっていうのはあれですね。
 『哲学』のようなものかもしれませんねえ。」
なるほどなぁ、と頷きながら答える。

「ま、考えてても始まりませんね。
 まずは何事も経験ですから」
彼の言葉にどうやら同意したようだ。
寝っ転がったのは少し気になっているようだが…

「んん?」
振り返ってスタンドを確認すると…
さっきのスタンドの倍以上でっかい同じ形のスタンドが一体現れた。
ついでにホウキも一つだけ、大きい物を持っている。

「あれ〜?カバレロさんみたいに
 複数いるスタンドだと思ってたんですが…」
見間違えたかな?とつぶやく

119ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/24(火) 22:42:28
>>118

   「もぐふぁ?」

  ボリボリボリ    レロレロレロ…

    複 数
  「『ふくふー』いるべ」


  既にハムスターのように頬袋を膨らませている…
  とんがりホーンやらポテチの袋が、カウンターの向こうに散乱している。

      モギュモギョモギュ

                   ゴックン!


  「ぷふー」

     「僕の『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』がそーゆー能力なの」

  あまり自分の能力をひけらかす事に抵抗がないようだ。

120朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/24(火) 22:44:48
>>119
「はぁ、えっと…複数いる…
 なんですね?」
そう言って改めて彼のスタンドを確認する。

「なるほど…
 増えるのが能力というわけですか…
 これまた変わってますね。」
自分もスタンドを出してみようかな…
 なんてちょっと心の中で考えている。

「…と言うか店番中にそんな色々食べてていいんですかアナタ」

121ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/24(火) 22:48:42
>>120

「そーねー。変わってるかはワカンネーケド」
「お客様も出せるんでしょ? コレ」 クイクイッ

 謎のモーション付で、スタンドの発現を促している…
 ノリとしては『今晩、一杯どうです?』みたいな振り付けだ。

「えっ」 「ダメなの?」
「食ってても店番は出来るぜ!」

 自信満々だ!

122朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/24(火) 22:54:17
>>121
「ん、まぁスタンドに変わってるも変わってないもないかもしれませんけどね」
よく考えて見れば、持っていることそのものが『変わった』事なのかも、とつぶやく。

「ふむ、確かに見えているということは使えるということです。
 とりあえずお近づきの印ということで…
そう言うと彼女の背後から強い気配が生じる。」

「『フォートレス・アンダー・シージ』!」

 ドォン!
彼女の背後から軍服を身にまとい、ライフルを背負った女性の人型スタンドが出現した。
「…とまあ、これが私のスタンドです。」

「店番できてる…んでしょうかね。
 そんな食べて…」
ダビデがいる場所の床周辺を確認する。
「食べかすでまた掃除しなきゃいけなくなるんじゃないですか?」

123ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/24(火) 22:59:51
>>122

「おー」 「軍人だ…」

 ジロジロと『フォートレス・アンダー・シージ』を眺めている…

「銃かー。銃はカッケーよなー。
 兵隊ってのはロマンだぜ。
 まっ、僕のスタンドの方がカッコイイけど」

 目を輝かせつつも、ドヤ顔だ。

「カウンターの内側は、店閉まるときに掃除するからいーの。
 お客様も食べる? コレ、スゲーんだぜ、『チュッパチョップス』と『とんがりホーン』を……」

 お菓子の袋を差し出してきた…
 既に開封されている。当然、無料とみていいだろう。

124朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/24(火) 23:04:24
>>123
「フヒッ…私のスタンドのほうが力強くてかっこいいと思いますがね」
随分と自信満々に答えている。スタンドを出すと若干テンションが上がるのかもしれない。

「勿論、スタンドの銃ですからただの銃ではありませんが、ね。」

「…しかしそう美味しそうに食べられるとこっちもお腹が空いてきますね。」
ジーっと、差し出されたお菓子の袋を見てから。

「仕方ない…押収します。」
と言いつつお菓子の袋に手を伸ばした。押収、とか言いつつ食べたくなったのが見え見えだ…

125ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/24(火) 23:10:09
>>124

「まっ、そっちもカッコイイのは同意だぜ」

  ボリボリボリ
                 ひょいっ


 「あっ」

 「押収された……」

 為されるがままホーンを押収される。


「それ食いながら『チュッパチョップスのチーズ味』舐めるとピザの味するぜ」

 そしてしつこい。
 キャンディーも押し付けてくる…

126朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/24(火) 23:13:21
>>125
「アナタのスタンドもなかなか芸術的でいい感じだと思いますよ。」
なんだかんだ褒めてくれているみたいだ。

ひょいっ

「無料で譲渡されたものと判断しますよこれは」
そう言って優しくスタンドに袋を持たせて、とんがりホーンから食べ始める。

ボリボリ
「むん…?ピザの味…?」
せっかくだから涙音はその食べ方を実行してみることにした。

「……」

 結果は…?

127ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/24(火) 23:30:20
>>126

  ボリボリ…

 とんがりホーンを食べる…

 歯で挟めば簡単にサクッと崩れる、食べやすい食感のスナック菓子だ。
 穀物の香ばしさと、あっさりとした塩味。


          レロレロ…

 ついで、チュッパチョップスを舐める…

 濃厚なチェダーチーズの味と香りが、口の中に広がる。


 ところできゅうりにハチミツをかけたことはあるだろうか?
 プリンに醤油をかけたことは?
 俗説では『メロン』や『ウニ』の味がするらしいが、本当にそれそっくりの味が再現できるだろうか?

  せいぜいが『言われてみればそんな風味がするかも?』程度のレベルだろう。
  つまり… そういうことだ。




    「どう?」

128朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/24(火) 23:34:09
>>127
とんがりホーンをボリボリと味わった後…

チーズ味のチュッパチョップスをなめてみる…

「………」
両者ともに、単品ではたしかにうまい。
よく出来ている。
スナック菓子と侮る無かれ
そういいたくなるものだが…

「んんんんんん…」
どうにも『なんとなく』程度の印象しか抱けない。

「そう言われれば…そうのようにも思えますが…
 ああ、わからないです。」
結局さっぱりわからなかったようだ。

「でも、それぞれ美味しいですねこれは」
そう言ってスナック菓子をおかわりしている

129ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/24(火) 23:51:43
>>128

「あー… まあ日本のピザはピザじゃねーからな」
「ちょっと違うのかも」

 ピザのせいらしい。

     バリッ!

 新しいスナックの袋を開ける…

「とんがりホーン」  「チーズ味ィ〜」
「ダブルチーズだな」

  ボリボリボリボリ…

「ンー  イマイチ」  「こっちも食べる?」

130朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/24(火) 23:55:28
>>129
「もしかしてイタリアのってこんな味なんでしょうか…?」
だんだんとピザの味そのものに疑問を感じ始める…

(そういえば本場の味とか知らないし…
 いや、これが本場の味だったらすっごくがっかりだけど)
困惑した表情で色々と考えていた

「あー、それももらいますよ。」
いつの間にか店員とお客が美味しそうにスナック菓子を食べ続けている光景になっている。

他の人が見ればどう見ても困惑するしかない状況だろう。


「あ、そういえば購入した本にはカバーとかはつけるんでしょうか?」
ふと、唐突に自分が本を買いに来ていたことを思い出した。

131ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/25(水) 00:01:14
>>129

「さぁ… 僕イタリア行ったことねーからな」
「僕がいたのはUSだぜ」 「アップルパイよりもアメリカ生まれ」

 アメリカのピザといえば、もっこりしたパン生地に
 『具どこ?』といわんばかりにチーズが溢れている… アレだ。

「カバー?」 「辞書に?」
「まあ汚れ防止とかになるもんな、ホイ」

 カバー用の紙を手渡しする……

132朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/25(水) 00:03:30
>>131
「アメリカ…
 あそこは色々とメニューサイズが大きいですからね…」
ニワカな知識を披露する。
多分間違っているだろうが、大味で量が多いというイメージなのだろうか。


「あ、どーもありがとうございますー…」
カバーを嬉しそうに受け取ったあたりで…
「あれ、これって店員さんがやるんじゃぁ?」
少しとぼけた顔で答える。

133ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/25(水) 00:13:20
>>132

「日本がちっちぇーんだよー。ちょびちょび食うよな。
 寿司とかもさー。茶碗一杯に米も魚も入れてくれりゃあいいのに」

「ン? カバー?」
「いいけど、ホントに僕がやっていいの?」

 スナックの油で指がベタベタだ……
 本が汚れること間違いなし。店長に見つかれば一週間は飯抜きだろう。

「あ、カバーの色をお選びできます」

 急に敬語だ…
 店員として対応するときは敬語らしい。
 おそらく、フレーズごと丸暗記したのだろう。

 朱鷺宮に差し出したのは、シックな濃紺のカバー。所々に星柄が入っている。
 ついで、ポップなハートマークが描かれている淡いピンクのカバー。
 落ち着いた木目のトーンが移っている、茶〜黄土色のカバーを指し示した。

134朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/25(水) 00:18:21
>>133
「まぁそういう慎ましやかなところが魅力なんでしょうね。
 だいたいそんなダイナミックな作り方したってお寿司の味にはなりませんって」


「えと、カバーの件ですが…」
ベッタベッタになっている彼の手のひらを見て…
「あー、自分でやります。」
と言いつつも自分の手のひらもベタベタだ…

「…ならば間を取ってスタンドにやらせます。」
そう言ってカバーの色を選定。
(今日は深緑がラッキーカラーだから、これにしよう)
そう言って深緑色のカバーをスタンドに取らせて

丁寧に包装する。精密さBがあればこの程度のこと可能なのである。

「んー、まぁとりあえずここは楽しいところですね。
 時々寄りに来るかもしれないです。」
どうやら店の雰囲気が彼女は気に入ったらしい。スマホを取り出しながら、ここの住所とか電話番号とかを調べようとしている。

135ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/25(水) 00:25:36
>>134

>「…ならば間を取ってスタンドにやらせます。」
「天才かよ」

 だがそれなら店員のコイツのスタンドにさせてもOKかもしれない。
 (精密動作性は劣るが…。)

「おっ」 「いいスジしてるネー」
「どう? ここでバイトしてみない?」

 勧誘イベント発生!
 ちなみにダビデに採用権とかは全くないので、今何も考えずに喋っている。

>「んー、まぁとりあえずここは楽しいところですね。
> 時々寄りに来るかもしれないです。」

「ンー。楽しいぜ。仕事はめんどっちいけどね。
 ザッシーもいいやつだし、ヒャックさんも。あ、あと宇宙人とネコがいる」

 大丈夫なのか? この書店……

「マタオコシクダサイマセ?」

136朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/25(水) 00:30:09
>>135
「まぁ、こういう何気ない時にもスタンドは使えますよ。
 物運びにも使えます。」
慎ましやかにスタンドが包装を行っている光景は、どこかのどかである。

「アルバイトですか…
 あっちもこっちもで忙しくなりそうですね。」
少し考える…
現在は親の仕送りで生計を立てているが
やはり個人のお金も欲しいと考えている…

「そうですね〜。検討してみますよ。アルバイトの件は」
何気ない返答。とりあえず店長を通してじゃないと無理だとは考えてるようだ。

「ふんふん、楽しそうですね。色んな人が居て…
 宇宙人…?」
手を止めて…首を傾げた。
「何かのネタ…ではないですよね?」
疑問が尽きない…ここは一体どんな書店なのだろうか

137ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/25(水) 00:48:12
>>136

「バイトってだけなら、ケッコー多いぜ。
 黄金町ならZUTAYAとか、ダイナーとか。」

 町の事情は、そこそこ詳しいようだ。

「いや、ありゃあ宇宙人だぜ…。
 本人も宇宙人って言ってたからな」

「ロイドっていうんだけど…見かけたら要注意ダゼーッ」

 迫真の表情だ…。

138朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/25(水) 00:54:28
>>137
「うむ…お店は色んな所にありますからねえ。
 バイト先には少なくとも困らなそうです」
色々と思い返してみる。こちらもある程度は町の知識を持っているようだ。

「ロイド…ロイド?
 えっと…どこかで聞いたような…」
ふと、自分の記憶を紐解いてみる…
(※時系列的に節句の後だと思われる)

「あの、ロイドパさんという変な人ですか?」
…ロイドのことは変な人扱いのようだ。

139ダビデ『シェルフ・ライフ・アンリミテッド』:2015/03/25(水) 01:11:25
>>138

「ロイドパさんという変な人です」

 ロイドパさんという変な人らしい…。
 まこと世間は狭いものである。

「なんだー、もう会ってんのか。
 あっ! 僕が『宇宙人だ』って言ってたって内緒だぜ!
 秘密をバラしたってことで、連れ去られっちまうかもしれないからな」

「まあキンゲン部がヒマになったら遊びに来なよ」
「本しかねーけど」

140朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/25(水) 01:14:53
>>139
「…やっぱり変な人だったんですね。」
おもいっきり納得してしまったようだ。

「えーっと、勿論内緒にしておきますね。
 私もその…宇宙旅行はしたくないので」
頭を軽く掻きながら答える。本気にしてはいない…はずだが
やはりこういう風な証言があると信じようかなと思えてくる。


「いいですよ。
 まぁー、気が向いたら程度ですがね」
そう言って本を抱えると

「じゃ、また。」
すっかり満足したのか、店の外へと歩いて行った。

141薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』:2015/03/30(月) 23:26:55
   カッ  カッ

「・・・」

痩身。長髪。紐で髪を括ってまとめている。
春休みだが、制服だ。ちょっと用事があって学校行ってその帰りだ。

「・・・・・・」  スリ

ちょうど今しがた殴られたので、ちょっとだけ頬が腫れている。
唇の端を切っているのには気付いていない。

142鬼柳礼音『アスタリア』:2015/03/30(月) 23:51:48
>>141
「オヴェェェェェッ!!!!!」

ーーービチャビチャビチャビャーーッ

その辺の街灯に手を添え派手に嘔吐してる女がいた。

143薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』:2015/03/30(月) 23:58:35
>>142
「・・・」

きたない。

 スッ・・・

歩く方向の正面だったので、露骨に視線と進路を逸らして横を通り抜けよう。

「(何やってんだよこのひと・・・)」
「(飲み過ぎ?)」「(うわァ・・・)」

144鬼柳礼音『アスタロト』:2015/03/31(火) 00:05:12
>>142
ちなみに今は平日の夕方だ。


「ヴェェェー」 ゴボォ…

「てめェッ」「な”に”見てんだよ」
「どこのどなたがぞんじねーげど」
「背中ざずれ、ぜ、な、が。オヴェ」

背中に視線を感じたので振り向かずに話しかける。

145薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』:2015/03/31(火) 00:11:52
>>144
「(僕に言ったのか?)」

  キョロ

見回して、そうなんだろうなと結論。

「断る」

断固としてNOだ。

「どこの誰かも分からない上、平日昼間から反吐ブチまいてる節制の無い人の体に触れたくないからだ」
「でも助けを求められて無視するほどのことでもないから」「さっき飲もうと思って買った水をやるよ」
「まだ冷たいから吐き気が収まったらゆっくり飲むといい」

理由と代替案も提示する。出来た高二だ。

146鬼柳礼音『アスタロト』:2015/03/31(火) 00:29:00
>>145
「オエッ  ペッペッ!」ピクッ「…アァー」 


胃の中のモノを粗方吐き出したのか、
薄金に背中を向けたまま荒らげた息を整える女。


         スウゥ

そして、ゆっくりと振り向く。
黒髪にアンダーリムのメガネをかけた女。偉い美人だ。
(土気色に変わった顔色と、口から垂れた唾液と、
アタリに立ち込める酸っぱい臭いが色々と台無しにしてるが)

「はァ?コーボーじゃねーか…?
 学生さんはまだ春休みの筈だろ」

147薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』:2015/03/31(火) 00:32:06
>>146
「その通り高校生だが、新学期の用意でちょっと登校したんだよ」

美貌に気圧されてつい説明した。

「いや、それはどうでもいいな・・・吐き気が収まったようなら飲むといい」

新品のミネラルウォーター。ペットボトルを差し出す。2Lだ・・・。

「あと口元も拭いたほうがいい」

自分のハンカチでな。

148鬼柳礼音『アスタロト』:2015/03/31(火) 00:41:32
>>147
「お、わりーな。」「ッてなんでデケーヤツなんだよ」
「ジャスコ帰りのオバサンかよ オエッ」
「高校生らしく紙パックのミルクティーでも飲んでろよ」

黒レザーの革手袋をハメた右手でペットボトルを受け取り、
蓋を開け、
          
            ドボドボドボ――ッ

注ぎ口を口元から放し、一気に傾けた。
自分の顔や服がぬれる事などお構いなしだ。

「プヒィ〜〜ッ!!!イエス!!」
「いやァ〜、まさかこの時間まで飲むハメになるとは思わなく
 ッてなんだお前、血出てんぞ?」

149薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』:2015/03/31(火) 00:48:35
>>148
「(えェ〜・・・)」

飲みっぷりにドン引きだ。
ミルクティーとかは高いしまずいから買わない。安くてオイしい水でいい。

「飲むのか・・・こんな時間・・・」
「え?」「血?」

唇が切れていることに気付いて、指先でぬぐう。

「ちょっとカラまれて」
「めんどくさかったから流れでちょっと殴られたんだけど、うまく受け流せなかったのかな」

負け惜しみだかそうでないのか、よく分からないことを言い出した。
だが確かに殴られたようには見えるが、特に痛そうでもない。悲しそうとか悔しそうというのもない。
天気の話みたいに恬淡としている。

150鬼柳礼音『アスタロト』:2015/03/31(火) 01:00:45
>>149
ゴキュゴキュッ

「へー、喧嘩かァ。
 喧嘩ねぇ。そっか喧嘩かァ。   あ   」
「そうそう、実は私も喧嘩してきたんだゼ」

飲みかけのペットボトルをその辺に置いた。

「そもそもなんでこんな時間まで飲んでたかってーと、
 昨日の夕方、飲み屋で知らねークソみてーな兄ちゃんにナンパされてよ」
「適当にバカにしてたんだけど、プッツンて来たらしくて、
 「クソ女!子宮潰れろ!!」って殴りかかってきて、あ、ホラホラコレよ」


Yシャツをめくり、
真新しい痣の出来た腹を露出させ薄金に見せる。

「おー、スゲー事になってんな。イッてー」

151薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』:2015/03/31(火) 01:07:26
>>150
「いや、聞いてないし」
「しまえよ腹」

人によっちゃご褒美かもしれないがこの薄金次郎にとっては大して価値あるものでもない。
敵ではない他人の怪我を見てもあんまりいい気分になるわけじゃなし、女の人は腹を冷やすようなことはしないほうがいい。

「理不尽でヒドい話だとは思うけどその様子だとケンカそのものには勝ったんだろ」

で、今まで憂さ晴らししてたと。

152鬼柳礼音『アスタロト』:2015/03/31(火) 01:15:32
>>151
「ヘェーヘイッ。
 でもこれヤバくね?」

Yシャツの裾をスカートに仕舞う。
ただ単に痣を見せたかっただけだ。

「ッッたりめーだろ!!」
「礼音様特性のキッちィのをお見舞いしてやったぜ。
 ザマァミロ、ッてやつだ!!」
「にしても… あれ『くっつく』のかな。両手足粉砕骨折しちったらしーけど」

153薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』:2015/03/31(火) 01:35:13
>>152
「何で殴ったかしらないけど程々にしとかないと」

完璧に『酔っ払いの戯言に対する返答』だ。
吐いても酔いが醒めるわけではないからな。

「それより」
「その水あげるけど、ポイ捨てとかするなよ」「僕はもう帰るけど」

それだけ言って踵を返す。
学校帰りに変な女に会った。薄金次郎の認識は、ただのそれだけだ。

154鬼柳礼音『アスタロト』:2015/03/31(火) 01:41:01
>>153
「あ”ー…サンキュー」


貰った水を飲み干し、また飲みに繰り出した

155マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/04/10(金) 00:19:03
「ネー…」

      ガサゴソ

「なくしちゃったネー!ミー、困ったネ!」

ちっこい外国人のボーイが、
アスファルトに目線を向けながらトタトタ歩いてる。

156トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2015/04/10(金) 00:25:23
>>155
「何かお困りですか?」

「んっふっふっふ」

背が高くて髪が金銀マダラのあやしい探偵が声をかける。

157マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/04/10(金) 00:30:49
>>156
「ヘイ!」

ヘイ!した。顔を上げテコテコ。

「ミーはマフィー君ネ!
 ついさっき『M町』からこっちにやってきたネ!」

自己紹介は欠かさないぜ。

「実はちろっとお小遣いを落としちゃってミー、ショックネ!ハハハ!
 ユー、見なかったネ!?」

158トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2015/04/10(金) 00:36:44
>>157
「やあ」

「ぼくは『阿南トミー』という。探偵さ」
「よろしく、『マフィー』君」

自己紹介とともに、

   シュ バ!

『名刺』!
『探偵事務所ラム・オブ・ゴッド』『私立探偵阿南トミー』

とある。

「失せ物失せ猫尋ね人、浮気調査に特殊対策、奴隷解放、軍艦制圧、およそなんでも適正価格で承ります」
「そして何をかくそうぼくも『M町』から引っ越してきたのさ。どこかでスレ違ったりしているかもね」

親しみを込めた営業だ。

「お金を?」
「いや、ぼくは見ていないな。しかしそれは大変だ。一緒に探すよ。どんな財布かな?」

あるいは五百円玉とか、千円札かもしれないな。硬貨なら転がっているだろうが、紙幣なら飛んでいってるかもしれない・・・

159マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/04/10(金) 00:41:55
>>158
「探偵!
 トミー!
 か、かっこいいネェ〜〜!!COOLネ!」

目をキラキラさせた。
名刺はガマ口財布の中に仕舞っておこう。

「助かるネェ〜!えーっとネ、えーっとネ、
 財布っていうかママに貰った高島屋の紙袋に入れてたネ!
 流石に『1000万円』はミーの財布には大きすぎるネ!ハハハ!(米笑)」

160トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2015/04/10(金) 00:45:33
>>159
「んっふっふっふ」「ありがとう」

素直に喜ぶ。

「(がま口財布とはシブいな。ここから転がったのか・・・)」

>「助かるネェ〜!えーっとネ、えーっとネ、

「(頷き)」

> 財布っていうかママに貰った高島屋の紙袋に入れてたネ!

「(頷き・・・  うん?」「(紙袋?)」

 流石に『1000万円』はミーの財布には大きすぎるネ!ハハハ!(米笑)」

「(頷   ん?」「今、『いっせんまんえん』って言った?」

素で聞く。

161マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/04/10(金) 00:53:10
>>160
「そうネ!『1000万円』ネ!
 ミーが子供の頃から『モット君』と一緒に
 一生懸命働いて稼いだマネー(発音良い)ネ!!
 この間、記念撮影もしたネ!」

          ピコピコ

お母さんに買い与えられたスマホ
(ドクターペッパーのラベルを模したスマホカバーがついてる)を取り出し、
画面をトミーに見せる。
スマホには積み上げられた札束と共に無垢な笑顔でピース決めるマフィー君が写ってるよ。

「ネェ〜、何処で落としちゃったかネェ〜…」







                       『YO〜…』

162トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2015/04/10(金) 01:10:24
>>161
「いや、あの」

「『モット君』?」

受け取った情報を適切に処理出来ずにおろおろする大人のみっともない姿です。

「・・・」      シュキン!
「(確かに『札束』に見える。『子供銀行券』って感じじゃあないな)(ていうか画質良いな。ぼくのより高精細!)」

思考が泳ぐ大人の姿です。

  『落トス云々ノ前ニ、盗難ジャネーノカ?』『フツーニ考エテ』

そして推理その他は『スタンド』に任す!残念だ!
『ラム・オブ・ゴッド』!! 羊の角を備えた屈強の『近距離パワー型スタンド』! 頭の天辺についた『旗』がチャーミングだ。

163マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/04/10(金) 01:20:40
>>162
「と、盗難!?
 その発想は無かったネ!」

すげーナチュラルに『ラム・オブ・ゴッド』にレスポンスした。

「困ったネー困ったネー!
 これじゃあドクペフロート食べれないネー!」

         『コマッタ?』

ズズズズ…

『YO!マフィー君YO!困ッタラドウスレバ〜?』

           「松本に相談してみるネ!!」

『デモォォ〜〜?』

「多分冷やかされるからやめとくゥゥ〜〜」

        「ネェーッ!」『YO〜ッ!』

ビシバシグッグッ

「イエーイ!イエーイ!センキューネ!」『YO!』

『ラム・オブ・ゴッド』に負けない程に大柄な
ガチャポンに手足と顔が生えたようなスタンドがしれっと現れて、
B'zの名曲『恋心〜KOI-GOKORO〜』を歌ってマフィー君とハイタッチした。

164マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/04/10(金) 01:47:16
『大金』を落とした?どうして越して来たか?
そんな事『B'z』の前では些細な事にすぎない――。

互いに意志を持ったスタンドを持つ者が2人出会った。
そう、それだけで何の変哲もないストリートがライブ会場になる。
その日の黄金町メインストリートは過去に類を見ない程の人に溢れ、
2人と2体の『B'z』は夜が明けるまで観客を熱狂の渦に巻き込んだ……。


◆『B'z ライブツアー2015 in 黄金町セットリスト』

01.恋心〜KOI-GOKORO〜
02.NO EXCUSE
〜MC〜
03.アマリニモ
04.Exit To The Sun
05.Black Coffee
06.LADY NAVIGATION
07.love me, I love you
08.HEAT
09.Classmate
10.Man Of The Match
11.熱き鼓動の果て
12.FIRE BALL
13.BE THERE
MC
14.ultra soul
15.ギリギリchop
16.GO FURTHER〜BURN -フメツノフェイス-
17.Las Vegas
18.EPIC DAY

〜 アンコール 〜
01.イチブトゼンブ
02.愛のバクダン

165ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 16:22:45

町に出るのは久しぶりだった。

人が多いというのは、今のココロにとってはひたすら苦痛だ。


「…………」


      ダラ…

早速、額の辺りから変な汗が出始めたが、とりあえず歩く……慣れるためだ。

今日は、メインストリートにしては、人はそんなに多くない。

変な汗をかき、妙に強張った顔で歩いているココロは、わりと目立つ。

166スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 17:45:38
>>165

ガヤガヤガヤ

…ただでさえ人が多いメインストリートの一角が更に人が多い場所になっている。

『何だこの子、コスプレイヤーかぁ?』
   
    『女の子だな、顔見せてよ〜顔を〜!』 『これはギャップだな!ギャップ萌えに違いない!!』

随分とヨコシマな言葉が、特に男連中から聞こえてくる。

「あ、あの…(シュー、フコー)」
その人混みの中心からくぐもった女性の声が聞こえてくる。

「わ、わたしに…あんまり…
 触らないほうが…」
かなり困っているらしいことが、そのしゃべり方から分る、かも知れない…

167ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 18:12:14
>>166


      「……?」

     (何……かしら、何かのイベント……)

     (……とは、違うみたいだわ。な……ナンパ……?)


「……っ……」

何でもいい。何でもいいが、人だかりは……嫌だ。


(き……気の毒、だけれど……私は無理、だわ……ごめん、なさい……)

何もなくたって、『絡まれてる見ず知らずのヒトを助ける』なんて、ココロにとってはかなり勇気のいることなのだ。

まして、今の、こんな状態のココロには……『出来ない』。


      「はぁ、はぁ」

   「……」
   「……すぅ……はぁ……」


深呼吸で均衡の糸を緩めつつ、その場を離れる……

(ごめんなさいごめんなさい……で、でも、だっておかしな格好で歩いてるのが、悪……い、いいえ、悪いのは見捨てる私だわ……)

とにかく、とにかく人だかりから離れなくてはならない。

背中を引いてくる『良心』を必死に振り払い、離れる……

168スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 18:21:31
>>167
(ああ…触ったら危ないというのに…
 このままではみんな穢れてしまう…)
そんな騒ぎの中心…勝呂森香は今の状況を悩みに悩んでいた。
このままではベタベタ触られると、他の人が危ない…
そう思った彼女は


      『ル・ペトマーヌ』

小さくつぶやく。すると
「ゲホッゴホッ!
 なんだこれ、めっちゃ煙てえ!!」
  「く、苦しい!こっから離れようぜ!」
   「うわー!煙だ!煙女だぁ〜!」
突然人混みの中心から黙々と黒々とした煙が立ち昇り始めたのだ。
蜘蛛の子を散らすように周囲の人だかりは離れていく。

だんだんとココロからはその人間の姿が見えるかもしれない。
「シュー…フー…
 良かった、やっと離れてくださいましたか。」
ガスマスクに喪服のようなゴスロリドレスを着込んだ、小さな女性。
彼女の右手から、黒い煙がもくもくと立ち上っていくのが視える…
とてつもなく煙たい。

169ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 18:38:30
>>168


     「……え?」



……『ル・ペトマーヌ』?
耳慣れない言葉だった。


(き、き……聞いたことない、外国の名前……そ、そういう時は、だいたい……)


    「……!?」


煙が上がった。人々が逃げる。
煙が広がる。人が見える。

(な、な、な……)

      「う、そ……でしょう……?」

――『ガスマスクの女』だ。
そいつが、何かをやったのが分かった。煙が……

    (『なんで』)

(『また』)   (『こんな』)


      「……ひ、ひぃ、いやっ……」

      どて!

      「やだ」

         「やだぁっ……!」


「なんで!? なんで……私……」


尻餅をつき、無様に後ずさって逃げようとする……

(やっぱり……私も……死ねって、ことなの?)

怨嗟の声が聞こえる。

あの日から、人ごみにいると、聞こえる……自分だけ生き残ったココロを責め立てる声が。

それが、今、聞こえる。

     「〜〜〜〜〜ッ」

両手で耳を押さえ、這い蹲る。

170スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 18:44:28
>>169
ホッとひと安心…
そう思っていたスグロの目の前には…
とてつもなく恐れを抱いているようにみえるココロの姿が…
「…あ、あの…大丈夫です…か?」
近寄ろうとした所で…
自分の手のひらから立ち上る煙を思い出す
(これは…アレルギーというものなのね…
 確か、受け続けると何とかショックで死に至るとか…)
果たして自分が出した物質にアレルギーなどの効果があるのかは分からないが、
現に目の前の彼女は様子がおかしい。

「…解除です」
そうつぶやくと、先程まで騒がしいほどに出ていた煙は嘘のように消え去っていった。
「……あの、
 あ、あの…だ、大丈夫ですか…?
 た、体調…悪いん…ですか?」
オドオドした口調で呼びかける…ガスマスクの女。

171ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 19:01:44
>>170


「      ひ     ひ

      ひ ひっ…   

    ひ
      ひぃ  ひ…

     ひ   ひっ   ひぃ……」


短く、息を吐くのを繰り返す。

  「ゲホッ!  ェほっ……」

  「……はぁっ、は、ひっ……うあああっ……」


「ご、ごめんなさいぃ、ごめんなさいぃぃ……」


スグロが能力を解除したこととかは気づいてない。
足音とか影で、こっちに来たってことだけは分かった。

      それが、怖かった。
      命乞いの用意が駆け巡る。


(……?)

(た、体調……って、何? なん、なの……?)

      (テロリスト……じゃあ、ないの……?)

「はっ、はっ……」

恐る恐る顔を上げる。
……ガスマスク。

「ひぃっ……」

「たい、体調っ……体調……」

上手く言葉を紡げないが、明らかに『ゼッコーチョー』って感じには見えない。

172スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 19:12:40
>>171
(…やはり私は『ケガレ』て居るということですか…
 こんなにも近寄るだけで人を苦しめてしまう。)
ガスマスクの下で、落ち込んだ表情を浮かべるスグロ。
周囲にはまず見えないが。

「…あ、えっと…
 こういうときは110番ですか?119番ですか?えーっと或いは117でしたっけ…」
そう言ってあたりを見回す。

「あの、スマホって、(シュフー)どこに落ちてるんですか?
 こういう時って、近くに緊急用の(コホー)スマホが落ちてるんですよね?」
明らかに悪そう。と判断して、病院呼ぼうとしているようだ。
…どう考えてもスマホがその辺に落ちてるはずがないのだが

173ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 19:23:19
>>172

ケガレがどうとかは、ココロの知ったところではない。

ココロから見たスグロは毒ガス攻撃でテロを行う怪奇・ガスマスク女なのだ……


「ひ、ひ……けっこっ……ゲホ、結構……で、です……!」

      「すー、はー」
      「すー、はー」


(…………な、な、なんなの? 私の事は、攻撃……しないの?)

(……攻撃?
 そ……そもそも、この女はなんでさっきスタンドを……??)

「きゅ……きゅっ、救急車、とかは……いら、な……い……わ。」

     「すー」

ちょっと落ち着いてきた。

「……はぁーーーっ……」

落ち着いてくると……やはり意味不明すぎる。

(す、す……スマホが、落ちてる、とか……何を言っているの?)

(そ、そもそも、なんで、ガスマスクなの……?)

分かるのは目の前のガスマスク女がスタンド使いだって事と、かなりヤバげって事だ。

ぶっ飛び過ぎの状況に、かえってマジな方の恐怖は遠ざかる……

174スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 19:31:55
>>173
「あ、アレルギーを発症したわけではないのですね。
 それがわかっただけでも幸いです、本当に。」
にこやかな顔をしてココロへ問いかける。
…でもガスマスクなので表情なんてわからない。

「さっきはすいませんでした。
 人があまりにも多くて歩くこともままならなかったのです。
 だから仕方なく…あんな真似を。」
あんな真似、というのは要するにさっきのモクモクした煙のことだろうか。
両手を合わせて頭を深々と下げる。

「呼吸器が弱い人が居るかもしれないということを考慮に入れずに、
 誠に申し訳ありません。私…酷いことしてしまったみたいで…」
ちょっと泣きそうな声になっている。でも表情は(以下略。

「あ、あの…私のせいでこんなことに…?」

175ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 19:57:00
>>174

「え、ええ……アレルギー、とかは大丈夫……だわ……すう、はあ……」

……なんとなく、そこまで危険な存在でもないのか?

「すーはー」

(…………さっきのは、絡まれて思わず、使っちゃっただけで……本当は心優しい人なのかもしれないわ……)

と、ココロは思い直した。
そしてゆっくり、やや危なげに立ち上がり……

そして。

      「……は?」

(ひ、人が多くて……歩きにくいから、『スタンドを使う』……?)

      「い……意味、わかんない……」

愕然としつつ、二歩ほど後ずさる。
倫理観のギャップを感じた。


(なっ、な……なに、泣きそうな声出しているのよ……)

「……っ」

        じり

(……わ、私じゃないのよ、泣きたいのは……な、なんで貴女が泣くのよ……意味わかんない……)

ココロが今わりと余裕なのは、さっきの騒動で人が散ったおかげだ。

   「あっ……あ……貴女、は……人にスタンドを使うのを、何とも……!?」

思わず口をついて出た。
全体的に――目の前のガスマスク女の心配は、本質からズレている気がした。

176スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 20:16:18
>>175
「そうですか…煙アレルギーではない、ですね。」
安心した…のだろうか?そんなふうな声が聞こえる。


だがスタンドを思わず使ってしまったという、
その倫理観の違いに戸惑うココロを見て…
「?ど、どうしたのですか?またしても私が何か…」
こちらもかなり慌てた声で答える。

「す…スタンド?
 私のこの力は、『スタンド』というのですか?」
ふと、自分の手のひらを見つめる。

「…わ、私、そんな危ないことをしてたんですか!?
 もしかして、何人か、『ケガレ』に飲まれて…
 うう…私、相当危ないんですか…!?」
逆に聞き返してくる。
こっちはこっちで相当ビビってるみたいだ。

177ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 20:29:16
>>176

「え、ええ……だから、アレルギーとかじゃあないわ。本当に。」

念押しした。

「えっ?   だ……だって……
 スタンド能力、じゃあ……ないの……?」

ちなみにココロが愕然としたギャップは、『邪魔だからスタンドを使った』という告白に関してだ。

思わずスタンドを使ってしまう、のは自分もたまに、ある。

(じゃなかったら何なのよ。煙なんて、お、おかしいじゃない。スタンドじゃなかったら……)

スグロも困惑している。
ココロはもっと困惑する。

「わっ、わ……私に、私に聞かないでちょうだい……!!」

「け、けがれ? とか……飲む、とか、い……いっ、意味、わ、分からないわ!?」

やや語気が荒くなった。

      「……あっ……」
      「……ご、ごめんなさい、ちょっと、カッとなって……」

己がスタンド使いと知らない、スタンド使い。
まして自分が何をしたのかすら、よく分かっていない。

(……ど、どうしたらいいの? 私、この女に、何をしたら……)

一目散に走って逃げろ! と脳の一部は命令してくる。

……従うべきだろうか?

178スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 20:36:52
>>177
「あ…いえ、
 きっと私は名前を知らなかったのだと思います…
 こういう『不思議な力』の名前を、まとめてそう言うんですよ…ネ?」
ちょっと自信なさげに答える。手のひらから黒い渦が出現しているのが視える…

「あ、あの、も、申し訳ありません!」
こっちも落ち着かない調子で頭を下げた。

「そ、その…人前でこういうことをするのはとても危ないこと…
 なんですか?私、まだお外でのルールをよく学んでいないんです…
 それで…『ル・ペトマーヌ』を何気なく…使ってしまって…」
どうやら彼女のスタンドの名前のようだ。
ちょっと俯きながら答える。

「スタンド、という力は危ないもの…
 なのですね…。」
改めて自分の手のひらを見つめる。
「申し訳ございません…
 私…その…色んな人にご迷惑を…」
オドオドしている様子だ。こっちはこっちで軽くショックを受けているんだろうか。

179ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 21:38:30

>>178

「わっ……私だって、詳しいわけじゃあ、ないけれど……」

(…………こ……この、渦がスタンドなのかしら。)

「……そう、よ。
 す、スタンド能力……貴女のそれも、多分そうよ。きっと……」

まあ証拠はないが、多分スタンドで間違いあるまい。
ココロとしても、何か他の未知なる力よりはそっちのほうが安心する。

「あっ、い、いいえ、わ……あ……貴女も、悪気はなかったみたい、だし……」

「その……危ない、って、わかったのよね?
 それ、なら……こ、これから。これから……気を付けたら、いいわ。」

ココロはなんで自分がフォローしてるのだろう? と思った。
が、それを口に出したりはしない。

                               ざわざわ


            ガヤガヤ


                                 わいわい



……と、人混みが戻ってきた。
ココロの表情がまた、強張りはじめる……

「ふぅ―――…………」

180スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 21:46:00
>>179
「はい…ずっとお外にでる機会がなかったので…
 私相当な世間知らず…なんですね。」
ふう、と溜息がマスクの向こうから聞こえてくる。

「これからは気をつけます…その…
 さっきのはさすがに危なかった…んですよね?
 危ないことをしてしまいました…」
手のひらから溢れだした煤煙…
周囲の人間が凄まじくむせていたことを思い出して
うつむき気味に答える。

「…あ、大変です。
 また人が集まり始めました。
 このままだとますます危ないです…。」
かなりオロオロした様子で周囲の人間を見回す。
ココロとスグロでは、明らかに異様な格好をしている彼女が目を引くだろう。
どうすればいいだろうとテンパっているようだ。またしても。

181ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 22:00:24
>>180

(……も、もしかして。
 なんだか……難しい、家の子なのかしら……?)

「そ……そうよ。
 こっ……これからよ、これから……」

人混みに顔を引きつらせつつも、励ますココロ。
なにげなく道の端による。

            「はぁ〜〜〜っ……
             すぅ〜っ…………」

深呼吸。

「わ……私は、貴方の能力を、知らないから……
 どれくらい、あ、危ない……か、までは、わからないけれど……」

「人に使うのは、やっぱり……よくない、わ。」

少しでも人の少ないほうへ、ココロはふらふら歩いていく。
なんとなく危うげだ。

182スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 22:04:34
>>181
「…あ、はい…
 ん…?」
人混みに対しての恐れ方を垣間見たのか、
スグロは少し気にしているようだ。

「そうですね…
 『刺青』を彫ってくれたあの人からの話では
 危ない能力なのだと…」
ふと、スタンド能力の入手先の名前を行った所で、
ふらつきながら人の少ない方へ向かっていくのを見て…

「あの…人混みが苦手…何でしょうか?」
首を傾げながらその様子を見る。
少し距離をおきながら訪ね始める。

183ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 22:20:55
>>182

「い……刺青?
 ……あの、河原の、橋の下の刺青屋さん?」

ココロには思い当たる店があった。
自分の力を目覚めさせてくれた、あの刺青師。

「あ、あの人が言うなら……相当、危ない気がするわ。
 ……なっ……何か、聞いてはいないの?」

そして、目覚めた力について教わった場所でもある。
名前を。形を。使い方を。

……目の前のガスマスクは、あまり教わらなかったのだろうか? 
と、ココロは思う。

人混みから離れて、多少なりとも気が楽に戻る。


「……ええ、あまり、得意では……ないわね。」

だがこれは、話していて楽しい話題ではない。

184スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 22:25:51
>>183
「はい、あの黒人っぽい人です。
 見た目ちょっと怖かったんですが、
 私の聞きたいことには親身に答えてくださったんです。」
軽く頷いて答える。
…今のスグロもあんまり人のことは言えない気がするが。

「そうですね。手のひらから『発がん性物質』を生み出すのが私の能力だと…
 そう教えて下さいました。
 あ、でも能力を解除したら発がんしてもそれは消滅するみたいですが…」
改めて手のひらを確認。かなり幅の効きそうな能力のようだ。

「色々と試しては居るんですけど…
 あの人は人の前でこの『マスク』を外せるくらいになったら…
 また寄ってくるといいとも言ってました。」
どういう意味なのだろうか…なんて軽くつぶやいた。

「…人混みは私もあまり得意ではないですね…
 その…注目されると視線が痛いですし。」
程度は違うが、共感しているらしい。とりあえず人混みはだんだんなくなっていく。

185ココロ『RLP』:2015/04/22(水) 23:42:10

>>184

「ええ、そう。あの色の黒……
                い……」


「……い?」

(は、発がん、性……って。
 い、い、いくらなんでも、あぶな……)

             「……ぁ、よ、よかった。
              解除……さ、されるの、ね。」


ココロは、ほっとした。

「……?
 マスク、は……ごめんなさい、ちょっと、よく……」

意味を察しかねた。
ともかく。

「……そう、よね。見られてる感じも、するし……
 ……な、なにが、起きるか……分からないのも、怖い。」

「ふう、ふう……」

気づけば、メインストリートと言える通りの端だ。
ココロは立ち止まり、息を整える。

186スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/22(水) 23:50:32
>>185
「ええ、それに発ガン性以外の毒性は一切ないんです。
 基本的に発がん性物質は『遅効性』なので基本安全ですよ。」
割とペラペラと自分の能力をしゃべっている。警戒心少な過ぎにも視える。
「…一体いつの話なのでしょうね。私にも『これ』を外す理由はまだわからないです。」
ガスマスクに軽く触れて答える。

「…そんなに外の人ってコワイんでしょうか…。」
外の人、という引っ掛かりを覚えそうな言葉を発する。

「ふう、人が少なくなってきましたね。
 何だか変な人がしばらくついてきてた気がしますけど…まぁその人も巻いたみたいです。」
振り返れば、すでに人の姿は殆ど見られない。
スグロの見た目も逆に人を避けるようになってきたようだ。

187ココロ『RLP』:2015/04/23(木) 00:07:27
>>186

「そ、そうなのね。ご……ごめんなさい。
 なんだか、すごく危険だって、思いこんじゃっていたわ。」

(ち……遅行性だから安心っていうのも、変な話だけど……
 そうよね、か、解除……できるんだものね。)


……しなければ?
それはもう考えるまでもなく恐ろしい。


(……もしかして、この子は……閉じ込め、られていた?
 ……危険だから……?)

(……か、勝手な、妄想よね、ええ。)

現実には順序が逆だが、ココロはそうとらえた。

「怖い人、だけじゃあ……ないわ。
 でも……怖い人も、いる……」

「……え? つ、つ、着けられて……?」

                                   キョロキョロ

「……そ、そうね、もう……いない、みたいね。」

気になるが、今のところそんなやつは見当たらない。
……忘れることにしよう。

「…………そ、それで……私は、そろそろ帰ろうと、思うのだけれど……」

188スグロ『ル・ペトマーヌ』:2015/04/23(木) 00:15:06
>>187
「ふむ、危険なものを出さないように…
 色々と気をつけていきます。はい。」
(そういえば原子力とかも…)
心の中で色々考えながらもとりあえずふう、と一息ついた。

「そうですか。
 あなたは、少なくともコワイ人ではありませんね。」
どうやら好意的に接しているようだ。好意的なしゃべり方だ。

「…まぁ、大丈夫でしょう。
 …帰るんですか?えっと…」
少し考えてから

「分かりました。
 そろそろ私も帰る場所を探しておきます。」
そう言って軽く頷くと。

「えーっと、じゃあまたどこかで会いましょう。」
軽く辺りを見回しながら、その場から去っていった。

(…んー。誰かにつけられてた…ような…)

189ココロ『RLP』:2015/04/23(木) 00:36:29
>>188

「あ……あ、ありがとう。
 貴女も……こ、怖い人じゃなくて、よかったわ。」

「ええ、これから……気を付けて。
 ご、ごめんなさいね、なんだか上から目線で……」

ぎこちなく笑むココロ。
……そして。


                「……!」

「……ええ。
 ええ、また……会いましょう。」

(あの子は……きっと、とてつもなく、辛い運命なんだわ……
 私、が……想像も、出来ない、くらい……)


少し立ち尽くしたが、そうしていても何にもならないし……ほどなくして、帰った。

190ようこそ、名無しの世界へ…:2015/04/27(月) 23:49:39
メインストリートの外れにある『公園』ーー

筋骨隆々の大男がベンチに座り頭を抱えている。


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