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【ミ】『黄金町の夕闇』 その2

451『婚約期間』 ─5日目─:2015/08/24(月) 00:44:41
>>450(瀬良野)
「確かにそんなスタンドも存在するが、
 強力な能力にはたいてい、何かしらの穴が存在する。
 そうでなきャ、この世のバランスが崩れるからナ。
 世界ッてのは、絶妙なバランスで存在してンだ」

「連絡する〜〜?
 『無駄』な時間を使うな。
 ローカル放送入るんだロ? そのレース」

>>448(ウィル)
『エルガマル』:
「それも進行次第ッてトコだろ。
 今日、おまえさんは『体液』を浴びた。
 何かしら、影響が出ててもおかしくはねェ」

探るようにウィルを見つめる『エルガマル』だが、
不意に肩を竦め、続ける。

「オレがこのチームの監督なら、
 ルンクスと戦う時にャ、
 ウィル、おまえさんは家に置いていくぜ」

「敵に寝返った味方ほど、始末に負えないもンはねェ」


   ド           ド ド 
                        ド  ド  ド


>>449(アウレア)

「・・・・覚悟しとけよ、アウレア」

『ライフル』越しの『エルガマル』の横顔に、
かつて見たことがない真剣味を、アウレアは見た。

「『体液』がどーとかは、そこまでヤバくはねェ。
 無差別に『花嫁』化できるスタンドなら、
 とっくにこの町は、ルンクスの『ハーレム御殿』になッてる。
 条件なり何なりがあるから、この程度で済んでるんだ」

「だが・・・・さッきの並苗は、『能力』を持っていた。
 スタンドでこそねェが、あの口ぶりからして、
 他にスタンドに目覚めた『花嫁』がいるッてコトだ」

「オレの言ってる意味がわかるかい?
 おそらくはまだ『未熟』だが・・・・」


「・・・・おまえさんらは、『供与者』を相手にするッてことだ」


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