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【戦】『無限軌道』 その3

757藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/20(日) 00:28:42
>>756

スンッ……

「……似たモン同士の匂いがしよんの」

758モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/20(日) 00:35:23
>>757

「ああ、匂ってたまんねーな」

「やろうぜ」

(GMを募集してきます)

759『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/26(土) 23:53:56

バトルルール:
・GMレス前に相手のレスを絶対に読まない。
・GMレス後は読んでよいが、「見えないことは知らない」ロールを心掛けること。
 相手の台詞への対応などは推奨。
・相手に読まれたくない行動は拍手に投稿し、拍手とメル欄で伝えること。


戦場:フィットネスジム
ttp://muchcolor.jp/facility/

開始位置:
モンド:ストレッチコーナー西(16)

藤堂:フロント(2)

760モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/27(日) 23:33:35

「さてと…… やるかよ」

スタンド:『サイドウォーク・スラム』
詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/622-624
所持品:上着、左腕に巻いた3枚のバンダナ

761モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/27(日) 23:34:25
>>760
服装:上下ともにジャージ、靴

762藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/27(日) 23:53:21
能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/710
服装
秋映の制服
所持品
愛用のシャベル(鉄製)

763『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:06:25
>>760-761(モンド)
──モンドは、
フィットネスジムの一角にいる自分に気が付いた。

場所はストレッチコーナー。
柔らかな素材の青いシートが敷かれた空間だ。
周囲にはカウンターや血圧計の置かれた長机、
北側には無数のマシンが並んだ広いコーナーがある。
東へと壁沿いに進めば、廊下が続いていることも確認した。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。


>>762(藤堂)
──モンドは、
フィットネスジムのフロントにいる自分に気が付いた。

目前には木製のカウンターに、パイプ椅子。
東を見れば談話室があり、植木に囲まれたソファとテーブルがある。
落ち着いた雰囲気のある空間だ。
だが・・・・ここで落ち着いてはいられない。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。

764『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:07:00
>>760-761(モンド)
──モンドは、
フィットネスジムの一角にいる自分に気が付いた。

場所はストレッチコーナー。
柔らかな素材の青いシートが敷かれた空間だ。
周囲にはカウンターや血圧計の置かれた長机、
北側には無数のマシンが並んだ広いコーナーがある。
東へと壁沿いに進めば、廊下が続いていることも確認した。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。


>>762(藤堂)
──藤堂は、
フィットネスジムのフロントにいる自分に気が付いた。

目前には木製のカウンターに、パイプ椅子。
東を見れば談話室があり、植木に囲まれたソファとテーブルがある。
落ち着いた雰囲気のある空間だ。
だが・・・・ここで落ち着いてはいられない。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。

765モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 00:08:15
>>763

「ストレッチコーナーか」

『サイドウォーク・スラム』を発現。
自分を重量操作し、『ボクシングスタイル』になる。

766藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:18:31
>>763
「ほぉ、金持ちはこがいなとこでダイエットしたりするんか…」

周囲を軽く見回すと、談話室コーナーに移動。

「………これでえぇかの」

少し考えた後、『オリンポス』でテーブルの足を引っつかんで持っていく。
さらに施設の奥へと進みたい。

767『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:23:16
>>765(モンド)

 ズギュン!

           ス   スス ス

『ナックル』を発現し、体の各所に触れる。
重量バランスを操作し、『拳闘』に特化させれば、
『ボクシングスタイル』の完成だ。

>>766(藤堂)

スタ スタスタ
 
             ガシィ

談話室まで歩き、ガラステーブルを持ち上げた。
(地図下部の写真も参照)

サイズは小さく、『オリンポス』の膂力からすれば、
負担は皆無に等しい。ガラス張りだけに、耐久力はなさそうだ。

768藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:33:48
>>767
「とりあえずは十分じゃ」

シャベルを肩に担いでさらに奥へ。
シンボルツリーが目に入ったら、それも『オリンポス』に掴んで持ってこさせる。

769モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 00:34:44
>>767

「準備は半分完了。次は……」

ストレッチコーナーの中には、『細い壁』があるはずだ。
(写真で緑と白の椅子が置いてある辺り)
それを掴んで『建物全体』から『重量吸収』する。
もし厚くて掴めない場合、『サイドウォーク・スラム』の殴打(破壊力B)で壁を削ることによって薄くして掴めるようにする。

770『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:44:23
>>768(藤堂)
しゃべるを肩に(本体でよい?)、通路を西へ進む藤堂。
ほどなく、シンボルツリーが見つかった。

ガシィ!

土台部分を含めれば、高さは胸ほどもある。
重量はかなりあり、大の大人でも一人では難儀しそうだが、
『オリンポス』なら片手で十分だ。

現在、左手にツリー、右手にテーブルを持った状態。


>>769(モンド)
手ごろな仕切り壁を見つけ、移動するモンド。
(仕切り壁は東側ストレッチコーナーの南側とする)

       ズギュ!ズギュン!

ひとまず、『50kg』の重量を吸収した。
(どちらの拳で?)

771モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 00:46:39
>>770

(吸収するのは、『右拳』)

続いて、『左拳』のナックルで『重量吸収』し
左右ともに『50kg』の状態にしたい。

772藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:49:47
>>770
本体はシャベルを、『オリンポス』はテーブルとシンボルツリーを、それぞれ持ってどんどん進む。
曲がり角では足を止め、奇襲を警戒。

「どこにおるんじゃ…あんまり女を焦らすなや」

口元をにやにやさせながら、奥へ奥へ。

773『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:57:22
>>771(モンド)

 ズギュ! ズギュウン!

続いて左拳。
限界である『100kg』まで、両拳に吸収を終えた。

>>772(藤堂)
そのまま西へと前進。
三叉路の前で立ち止まり、慎重に死角を伺うが、
敵の姿、物音ともに感じられない。

三叉路を右に曲がれば、女子用ロッカールームや
リラクゼーションルームへと続く。

前方『15m』ばかり、壁沿いにまっすぐ進めば、
カウンターが設置されてある。当然だが、無人だ。

774モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 01:07:51
>>773

「これで『ケンカ』の準備は完了だ」

その場から少し左側に移動し、『スタジオ2(15)』『トレーニングマシーンコーナー(13)』
『ニューマシーンコーナー(14)』『筋力トレーニングマシーンコーナー(12)』をぐるっと目視して確認。
トレーニングマシンが邪魔であまり視界は通らないだろうが、一応それでも敵がいないか見る。

「さーて、どこにいやがるんだ?」

775藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 22:36:42
>>773
「はよ来いやァ!準備体操はもうえかろうがァ!」

闘争心をグツグツに煮えたぎらせながら叫ぶ。

ブ ン ッ

『オリンポス』にシンボルツリーをブン投げさせ、無人のカウンターに叩き込む。
深い意味はない。八つ当たりと景気づけだ。

776『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 00:37:21
>>774(モンド)
準備を終え、地図左(西)へと移動。
並んだ木製ベンチの傍まで動いた後、周囲を見回す。

北方向に広がるマシーンコーナーは、
様々な大型トレーニング機器が並んでいる。
数は多いが、間隔は適切に取られてあり、
『ボクシングスタイル』でも、移動に難はなさそうだ。

西側の扉はスタジオ2。
扉が閉じており、中は伺えないが、
暖ヨガが可能ということで、室温が高く設定されているようだ。

と──その時。

       メギ
             ド ゴォオオ ン  !!

視界の外だった東方向で轟く、破壊音。
見れば、南東のカウンター、その東端が凶悪に破壊されている。
一帯には大量の土と太く短い樹の幹があり、
これがどこかから飛来した、ようだ。

敵影は──そこには見えない。


          「はよ来いやァ!準備体操はもうえかろうがァ!」

──いや。東から声が届く。
闘争心にはやる、敵の『叫び』だ!


>>775(藤堂)

          「はよ来いやァ!準備体操はもうえかろうがァ!」


闘争心のままに咆哮し、
シンボルツリーをカウンターへ叩き込む!
『15m』の距離をものともせず、宙を突き進んだそれは、
木製のカウンターに衝突し、

       メギ
             ド ゴォオオ ン  !!

シンボルツリーごと、カウンターを破壊した。
人ひとり通れそうな『入口』をカウンターに設け、
ツリーは大量の土を拡散している・・・・!

777モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/29(火) 00:42:53
>>776

「何考えてんだ、あんにゃろー!」

口ではそう言いつつも、顔は笑っている。

飛来したところは見えなかったが、あんなものが来るとしたら
地図右下の通路からだろう。

「待ってろ! 今行くぜー!」

こちらも負けじと叫びつつ、全力で地図右・右下と移動して通路に躍り出たい。

778藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 01:03:54
>>776
「フン………こンくらいすれば、ちったあやる気も出るじゃろ」

うそぶきながら穴の開いたカウンターへ。

メキメキ

シンボルツリーの残骸の、幹を再度『オリンポス』で掴み上げ、周囲を見回す。
鉢はあらかた砕けてしまったろうが気にしない。根にはまだ土は残っているか?

779『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 01:13:16
>>777-778(モンド、藤堂)
モンドは藤堂の位置に気付くと、
全力で東の壁際へと向かう。

そして藤堂も、投げつけたツリーを回収すべく、
壁際をカウンターへと歩を進める。


  ド ン !

               ド ン !


両者が対峙したのは、カウンター付近。
モンドの位置──カウンター北(地図の数字16の真下)。
藤堂の位置──通路から開けた空間に出たところ。

『ボクシングスタイル』が有利に働きx、
藤堂がカウンターに着く前に、モンドはカウンターに着き、
そして互いを認識した。

藤堂自身はスコップを肩に担ぎ、
大型なスタンドの手には、小型のガラステーブル。

モンドは所持品を持たず、その両手に『ナックル』が輝く。


       ドッ  ド  ド
                    ド ド ド  ド ド ド

両者の距離──『8m』。

780モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/29(火) 01:19:28
>>779

「よおおお! よく出会ったな!」

「オレは『モンド』! スタンドは『サイドウォーク・スラム』!
 さあ、行くぜー!」

互いの間に障害物はない。小細工はなしだ。
大声で自己紹介しながら、敵に向かって迷わず一直線に前進する!

781藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 01:51:27
>>779
位置的には、16の写真で言えばこちらは画像奥の本棚らしきものが見えるあたりということ?

782『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 02:06:08
>781(藤堂・回答)
その認識でよいが、通路から出た所の為、本棚のすぐ横ではない。
本棚までは『4m』ほど離れている。

783藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 02:31:42
>>782
回答に感謝。

>>779
「こがいなええ女ァ待たすなや。男が廃るじゃろ」

ギザっ歯を剥いて笑う。笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である。

プニッ

小柄な体躯に似合わない爆乳、デカ尻。腹の肉さえなければダイナマイトボディだが、いかんせん今はダメナマイトボディだ。

ズ ズ ズ ズ ズ ズ ・ ・ ・

そしてその傍に立つ、モンドすらも見下ろす巨躯の『スタンド』。
ムッキムキの、ギリシャ彫刻めいた『人型』だ…!!

「ええ身体しとる。一発で終わらんとええんじゃがのォ…!!」

ド ゴ ン(走り出した音)

走って間合いを詰める。
詰めながら『オリンポス』は並べられた白と緑の二色の椅子(画像中央右)の間に右腕を差し入れ、なぎ払うようにして、モンドめがけて次々にブッ飛ばす!
もし右腕にテーブルを持っていたなら手放し、上記の行動を取る。

784藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 02:42:38
>>783訂正)

>>779
「こがいなええ女ァ待たすなや。男が廃るじゃろ」

ギザっ歯を剥いて笑う。笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である。

プニッ

小柄な体躯に似合わない爆乳、デカ尻。腹の肉さえなければダイナマイトボディだが、いかんせん今はダメナマイトボディだ。

ズ ズ ズ ズ ズ ズ ・ ・ ・

そしてその傍に立つ、モンドすらも見下ろす巨躯の『スタンド』。
ムッキムキの、ギリシャ彫刻めいた『人型』だ…!!

「ええ身体しとる。一発で終わらんとええんじゃがのォ…!!」

ド ゴ ン(走り出した音)

走って間合いを詰める。詰めながら『オリンポス』は並んでいる白と緑の二色の椅子(画像中央右)を右手で薙ぎ払い、文字通りの『手当たり次第に』モンドめがけて次々にブッ飛ばす!(破ス精:ACC)
もし右腕にテーブルを持っていたなら、テーブルを同じように振り抜き、椅子にたたき付けて同じようにブッ飛ばしていく(この際テーブルが壊れても構わない)。

785『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 23:46:45
>>780>>782(モンド、藤堂)
大声で自分の名を叫びながら、
モンドは滑るような足取りで、前方に距離を詰めていく。

同時に、藤堂も前進。
破壊されたカウンターを左に見ながら北西へと動き、
低い壁沿いに並んだ椅子を吹っ飛ばすべく、手を伸ばすが──


          ──ドシュウ!

その懐に、一気にモンドが間合いを詰めた。
そのフットワーク、本物の『アウトボクサー』以上。
本体自身は生身である藤堂を遥かに上回るスピードで、
『オリンポス』の巨体の懐まで詰め寄った。

藤堂は、
椅子に手を伸ばす隙を突かれた格好だ──!
その距離、『2m』!
(ガラステーブルはまだ右手に所持している)

786藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/30(水) 00:02:53
>>785
「ほぉ………!!」

予想外の速さに、むしろ喜色満面になる。
この間合いでは、椅子を飛ばすより速く向こうの拳が来るだろう。
なら止まるか?否!勢いがついた挙動の後、無理に止まってもそれは新たな隙になるだけだ。

インファイト
接近戦を挑む相手の間合いに、まんまと乗ってしまった時、自分がいつもとって来た行動はたったの一つ───

ド ゴ ン(踏み込んだ音)

──超接近戦。
被弾を臆せずさらに踏み込む。伸ばした腕も予定通り振り切る。
打撃と言うのは適切な間合いでこそダメージ足りうる。近すぎても、遠すぎてもいけないのだ。
完全に拳に体重とダメージが乗り切る前に、『オリンポス』は腕を振った勢いで………『ショルダータックル』!!

787モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/30(水) 00:09:54
>>785

>「こがいなええ女ァ待たすなや。男が廃るじゃろ」

「おおーッ! その通りだなァァァァーッ!」

そのまま減速せず、両拳を前に揃えながら『拳』の射程まで接近!
投擲に備え姿勢を下げるとか、一応ガードしておくとか、そういうことはしない!
この状況なら下手な保険をかけるよりも、直線を最高速のフットワークで突き進んだ方が『強い』と考えたからだ!

>「ええ身体しとる。一発で終わらんとええんじゃがのォ…!!」
          . . . . .
「おうよ! その通りだァァァァーッッッ!! 『サイドウォーク・スラム』――」

そして当然、次に繰り出すのも自身が可能な中で『一番強い』と考えている攻撃だ!

        『ノー・ニード・トゥ
       「  ゴ タ ク は ―――――
                                 アポロジャイズ』
                         ――― い ら ね ェ ェ ェ ー――ッ!!!」


左拳を擦るように右拳を一直線に繰り出し、敵を必殺の『サイドウォーク・スラム・ノー・ニード・トゥ・アポロジャイズ』で殴りつける!パス精ABC
当たったら、敵を『100キロ加重』する!

788『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/30(水) 00:40:03
>>786(藤堂)

           ブ ォン!!

椅子に手を伸ばした為、低姿勢を取っていた『オリンポス』を、
その勢いそのままに、正面から突撃させる藤堂。

肩を打ち付ける必要性から、振り回した腕は攻撃に間に合わない。
だが、敵の間合いを『潰す』ことを最優先した戦法は、正しい選択だった。

敵は眼前において、『ボクシング』のアップライトスタイルから、
『両の拳を前後させる』という、謎の構えに移行したのだ。

およそ一般的ではないその『構え』に、秘められた意味──
その意味ごと、『オリンポス』は吹っ飛ばした。


             バ ゴォォオオオンッッ!!


車に撥ねられたように、モンドの体が西方向へ飛ぶ。
『10m』ばかりも飛んだか──
青いマットレスの上に、足から落ちていく。

よく飛びはしたが、手応えはない。
前方に突き出した二つの拳が、ガードとして働いたようだ。


>>787(モンド)
しょっぱなから『最強』の技を繰り出すモンド。

                          ス  ス

『ノー・ニード・トゥ・アポロジャイズ』。
拳を前後に重ね、擦るように放つことで得られる『100kg』の拳撃は、
いかな巨体のスタンドであれ、対抗しうる威力を秘めている。

           ブ ォン!!

だが──モンドの計算は、
藤堂の『勇気』によって、狂わされた。

『ノー・ニード・トゥ・アポロジャイズ』の構えを取るには、
当然だが構えを変え、発射する『二挙動』が必要となる。
これは格闘技においては、『隙』となる──
相手も他の挙動をしていればその余地があるが、
眼前の藤堂は、たった今、
あろうことか捨て身でスタンドの巨体を突っ込ませてきた。
最短にして最速の攻撃で、モンドの計算を読み取ったように、
その『出鼻』を潰しにかかったのだ!

             バ ゴォォオオオンッッ!!

『ショルダータックル』を浴びせられ、
後方遥か、高さにして天井近くまで吹っ飛ぶモンド。
態勢が崩れず、ダメージも軽微で済んだのは、
構えていた拳がガードの役目を果たしたからだ。
とはいえ、この威力──下手な『トラック』ほどにも凶悪だ!

カウンターを右に見下ろしながら、
モンドの空の旅の終わりが見えてきた。
距離にして『10m』近く。
真後ろ、西方向にあるストレッチコーナー、その青いシートの上だ。
今の状態なら、足先から着地することが出来そうだ。

789モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/30(水) 00:54:57
>>788

「うおおおおお! 何イイイイイイイイイ!?」

声は驚いているが、顔は笑っている!
笑いながら、重力とぶちかまされた勢いのまま吹っ飛んでいく。

「はっははははははは! すげえオレ飛んでるぜええええ!」

とはいえ距離にして『10メートル』、高さは『天井近く』まで吹っ飛ばされた以上
スタンドならぬ身のモンドがこのまま着地すれば、『トラック』に撥ねられて叩き付けられるのと同様確実に『重症』だ。
おまけに『拳闘』に特化した『ボクシングスタイル』のまま『着地』という不適な行動を行ったら、どんな滅茶苦茶に転ぶか分からない。

なので、飛びながら能力を『全解除』。
落ちる位置が柔らかい『シート』であることを生かし、着地時に一回転するようにして『受身』を取りたい。

敵を目の前にしながらチャージした重量と『ボクシングスタイル』を捨てるのは痛いが
どうせ傷を負えばフルスペックは出せなくなるのだ。やむをえない。

790藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/30(水) 01:54:07
>>788
「うしっ!!」

ド ゴ ン(ガッツポーズしながら足踏みした音)

刹那の交錯。運も味方したか。しかしあの構え…。

(……自信満々なだけに気になる……ゆうより、あれはヤバいやつじゃ)

喧嘩の鉄則は先手必勝・一撃必殺。
であるなら、あの男がやろうとしていた謎の構えこそが、それに当たるはず。

「怖いのォ、おまけに速い……どぉ〜〜〜〜〜したもンかのォ!!」

ド ゴ ン

『ショルダータックル』の勢いを捨てずに追撃・追跡。間合いを詰める。
宙に浮いた状態では攻撃も防御もままなるまい。もう一押しするチャンスだ。

「うちァ藤堂!藤堂虎鈴ッ!
こんなァは『オリンポス』………………ッだらァ!!」

ゴ シ ャ ァ !

マットの上に落ちていくモンドへと、地を擦るような軌道のアッパーで床を砕き、その破片散弾を飛ばす。
狙いはガードもし難く、同時に今着地せんとしているモンドの体勢を続けて崩せ、さらにあのフットワークも奪うことのできる『両脚』だが…。
ここは命中重視で、ひとまず当ててダメージを積み重ねることを優先したい。

791『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/30(水) 23:33:26
>>789(モンド)
思わず笑ってしまうほどの、圧倒的膂力。
しかし、笑いながらも着地に気を配ることをモンドは忘れない。

       ザッ
              グル グルン
                         ──シュバ!

空中でスタイルを解除し、素の身体能力で後方転回。
勢いをナチュラルに軽減させて、四つん這いの姿勢で停止した。

 
          ビュ ヒュ ン!

その頭上を、幾つかの瓦礫が通過していく。
方向からして、敵の仕業だろう。
立ち上がっていたならば、当たっていたかもしれない──
『重量』はすべて失われたが、モンドはいまだ無傷。

──敵までの距離は、『10m弱』だ。


>>790(藤堂)
ショルダータックルが命中したことで、
『オリンポス』の突進力は飛ばされたモンドに移っている。
勢いは止まり、吹っ飛んだ『10m』を即座に埋めることは、
全力で投げたボールを自分で捕れないように『不可能』だ。
(まして藤堂の体型ではなおさらだ)

数歩は駆け寄るも、モンドが着地に入った為、
やむなく『10m弱』の距離から拳を床に叩き込む藤堂。

                ド ッゴ !!


地を擦るようにして放ったアッパーに、
西方向へ無数の瓦礫が散弾となって放たれる──が、
距離がありすぎ、精度はあったものでない。

          ビュ ヒュ ン!

それでも数発はモンドの傍に飛ぶも、
モンドは勢いのままシート上を後ろ受け身を行った。
止まった状態は、こちらを向いてしゃがんだ恰好。
どうしても浮き上がる瓦礫では、低位置の的には当たらず、
男の頭上を通過してしまう。

──敵までの距離は、『10m弱』。

792モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/30(水) 23:53:10
>>791

「うおっ、あぶねっ!」

ヒュンヒュンと飛んでくる瓦礫を見て、肝が冷える。
姿勢を崩されたところへの追撃、下手すれば当たっていただろう。
着地地点がシートだったことも含めて、運が味方したか。

「(この位置じゃ『重量吸収』も『ボクシングスタイル』も無理だな)」

現在のモンドは『素手』同然、まともに戦うには再び能力で自らを強化しなければならないが
敵には凄まじいパワーがある以上、この射線が通った状態で静止するのは自殺行為だ。

「お前やるじゃねえか! 破る方法考えるからちょっと待ってろ!」

起き上がりながら自分の左手首を右手で掴んで、適当に『重量吸収』して『身軽』になりつつ
ベンチを飛び越えて北方向に走り出し、マシーンコーナーに入り込む。
このままではまた何か飛んできたときに防御もままならないので、とりあえず『射線』を切りたい。

793藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/01(木) 03:19:24
>>791
「飛んだ飛んだァ!
…ゆうかお前飛ばしすぎなンじゃァもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

『オリンポス』を詰りながら、振り上げた拳を裏拳で振り下ろさせる。

バゴォッ!!

瞬間、床から伸びる『鉄塔』!!
日本人ではないモンドでも、その形には見覚えがあるだろう。それは今、日本で最も高い『建造物』───『東京スカイツリー』!!

ベキッ

『オリンポス』は丁度展望部を鍔に見立てて掴み、床から『東京スカイツリー』の『ミニチュア』を引っぺがすと、本体がシャベルを担ぐのと同じように担ぐ。
手にしたテーブルと合わさって、その姿は古代ローマの剣闘士(グラディエーター)のようだ。

「まあええ、上からブッ叩けば飛ばンでブッ潰せるじゃろォ」

そのまま悠々、モンドに向かっていく。
さっき飛ばした瓦礫を投げつけられたら、半身になって『東京スカイツリー』を盾にして防ぐ。完全に身を隠すことは当然できないが構わない。
ちらりと、着地したマットレスを確認。流石に一枚の巨大なマットレスではなく、複数のマットレスがいくつか敷き詰めてあるタイプだと思われるが、一枚
あたりの大きさはどれくらいになっているだろうか?

794『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/01(木) 23:17:24
>>792(モンド)

──ズギュ!

自らの手首を握り、ひとまず『10kg』、右の拳に吸い取り、
体重を軽くしながら移動。
多少不安定だが、この程度なら確実にスピードが上がる。

       バッ

ベンチを乗り越え、ニューマシーンコーナー(14)へ移動した。
周囲には林のように、金属製のトレーニング機器が置かれている。
モンドの体格、そして機器の構造的に身を隠すのは難しいが、
射線を遮る程度なら、ひとまずは十分だろう。
この手の機器の重量は、かなりのもののはずだ。

現在位置は、ニューマシーンコーナー(14)中央。
藤堂が大股に、血圧計の北まで歩いてきた。
先行するスタンドの右手にはガラステーブル。
左手には何処から作り出したか、『東京スカイツリー』が担がれている。
無論本物ではないが、柱ほどもある『タワー』を持つ姿は、
背筋に冷たいものが走るに十分だ。

互いの距離は、『15m』。


>>793(藤堂)

バゴォッ!!
           ベキッ

床を殴って『名所』──『東京スカイツリー』を作り出すと、
床から取り外し、左肩に担いだ。
右手にはガラステーブル、右手にはタワーという状態のまま、
西方向へと前進する──と、


       バッ

意外にもモンドはこちらに向かっては来ず、
軽やかにベンチを飛び越え、ニューマシーンコーナー(14)へと距離を取る。
そこは無数のマシーンが乱立した場所だ。
頑丈かつ安定した鉄の機器の林の向うに、モンドが頭一つ抜き出ているのがわかる。
射線は複数の機器で通らず、投擲では当てられそうにない──
モンドもまた、こちらに気付いているようだ。

互いの距離は、『15m』。

795『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/01(木) 23:17:59
>>794(藤堂)
追記。

現在位置は、血圧計のすぐ北。

796モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/01(木) 23:39:40
>>794

「なんだありゃ、『エッフェル塔』じゃねーか!」

違う。『東京スカイツリー』だ。
『スタンド能力』の産物に違いない。『塔を出す能力』か?
とにかく、あの『破壊力』に『凶器』を出す能力……
正面から当たれば、命はないだろう。

「(しかしよォ、思わずこっちに来ちまったが……
  このエリア…… めちゃくちゃマズくねーか?)」

何せ、相手には人間を十メートルもぶっ飛ばす『パワー』があるのである。
いくら『トレーニング機器』が重かろうが、本気を出せば自由に持ち上げて投げ飛ばすことができるに違いない。
つまり、こちらにとっての『障害物』は、相手にとっては『蹴散らせる程度』……
むしろ『便利な武器』にすらなるのだ。
同様に、半端な『重量付加』では敵本体の動きは鈍っても、スタンドに対する負荷にはならないだろう。

「(このケンカ、生半可な相手とはいかなそうだぜ!)」

左手で付近にある『トレーニング機器』のどこかを掴んで『重量吸収』したい。
その姿勢から可能そうなら、右手で別の『トレーニング機器』を掴んでそれも『重量吸収』する。

797藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/01(木) 23:49:02
>>794
「はァ〜〜〜〜?
まァだうちを待たすとか、どンだけじゃァお前はァ!!」

ポイ

ガラステーブルをその辺に捨てると、先ほどカウンターを派手に破壊した、シンボルツリーを改めて回収。
鉢は割れているだろうが別に構わない。『オリンポス』が幹を鷲づかみにして持つ。

「10、9、8、7……!」

ガン! ガン! ガン! ガンッ!

勝手にカウントダウンしつつ、煽るように、あるいは使い心地を試しているかのように、棍棒代わりの『東京スカイツリー』で床を叩きながら、モンドの追跡を開始する。

798『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/02(金) 00:01:10
>>796(モンド)
機器の間はちょうど人が通れる程度の距離。
両手で掴むには手ごろな感じだ。

ズギュ!ズギュ!ズギュ!ズギュ!


藤堂がすぐに追ってこなかったこともあり、
限界まで『重量』を吸い切った。
右に『40kg』(『10kg』は自重)、左には『50kg』だ。


        ガゴォン!ガゴォン!

その間、藤堂は何故か一旦通路を引き返し、
『タワー』で床を殴りながら、同じ『血圧計北』まで戻ってきた。
恐るべき音は、床を破壊する『タワー』の音色だ。

>>797(藤堂)
ガラステーブルを捨てると、藤堂は来た道を引き返す。
シンボルツリーはカウンター東端に命中した為、取るなら戻る必要があるからだ。

          ズボォ!

シンボルツリーは植木鉢が壊れた為、幾分小さく、重量を半分以上減らしている。
それを持ち上げ、戻った道を再度、西へと進む──

        ガゴォン!ガゴォン!

タイル張りの床を『スカイツリー』で破壊しながら、
口でカウントダウンしながら、
ひとまず元いた血圧計北まで来た。

(答え忘れたが、安全シート一枚のサイズは2×2m)

799モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/02(金) 00:16:36
>>798

「(『床を破壊』だと!? 『ボクシングスタイル』使えねーじゃねーか!)」

「(さっきぶっ飛ばされたように
  オレと奴の格闘能力は『ボクシングスタイル+必殺技』で『何も知らない素手のあいつ』とようやく『互角』……
  つまりこのままじゃ、オレの速度に警戒している『凶器を持ったあいつ』に勝ち目は万に一つもねえ)」「(『このまま』じゃな)」

「(あのばかでかい凶器を平気で振り回す奴に対する『攻め手』……
  何個か思いついたが、さて、どうしてやるか)」

東(マップ右)方向に駆け出し、左手で『壁』を殴打。
『壁→床』という機動で『10キロ(マシーンの重さの一部)』の『重量鉄片』を敵に向かって飛ばしたい。

800藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/02(金) 00:32:19
>>798
「……3、2、1、0!もーえーじゃろ、なァ?」

ガン! ガン! ガン!

相変らず『東京スカイツリー』で床を叩きながら、モンドの跡を追いかける。
シンボルツリーは根が前方を向くように持って行く。

ガン! ガン! ガン!

とりあえず今は、距離を縮めることが最優先だ…見たところ相手は殴り合い専門、こちらと違い飛び道具(物理)は持っていない。
いわゆる『待ち』をしていても、勝手に向こうから来てはくれるだろうが、そんなもの誰が喧嘩と言うだろうか?
…とは言え、彼我の距離は注意しておきたい。先の高速のステップワーク…あれは中々に厄介だ。開幕と同じ轍を踏む気はさらさらない。

(ふン…ゆうてもまァ、うちがその気になればどうとでもなるんじゃがの、あがいなもンは……)

801『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/02(金) 00:55:34
>>799(モンド)
頭をフル回転させながら、モンドは東の壁際に向かう。
敵はなおも床を破壊しながら、向きを北に変え、こちらに向かってくる。
破壊しながらなので足取りは遅いが、距離を詰められれば窮地に陥るのは確実だ。

        ド ゴォ!

                      ジャラララララ──ッ

左の『ナックル』が壁をとらえる。
同時に現れた無数の『鉄片』が、壁を斜め下へ滑り出した。
行き先は南──壁から床に伝い降りた先に、藤堂の姿がある!
現在の距離、『10m』。

>>800(藤堂)

ガン! ガン! ガン!
                ガン! ガン! ガン!

床を砕きながら、北へと向かう藤堂。
気持ちとは裏腹に、その足取りは遅々として進まない。
破壊の手間ももちろんだが、
周囲を破壊するということは、自身の進む道も荒らすことになるからだ。

その間に、モンドは機器の間を抜け、西の壁際まで到達した。
藤堂も向きをそちらに変え、なおも破壊と前進を続けるが──

        ド ゴォ!

モンドが、何故か壁を殴った、わずかに後。

                      ジャラララララ──ッ

壁沿いを滑るように向かってくる、無数の『鉄片』。
魚の群れが泳ぐように素早く(B)、斜めに下り、床に到達し、
なおも──床上を滑走して、藤堂に迫る!!

『鉄片』までの距離は『3m』。モンドまでは『10m』。
藤堂は血圧計から5m北地点。

802モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/02(金) 01:07:46
>>801

鉄片が相手に向かっていったが、当たるとは思っていない。
真正面から撃つ程度の飛び道具など、持っている『東京スカイツリー』をチョイと降ろして盾にすればそれで終わりだ。
そして武器の『10キロ』程度の増加、あのスタンドのパワーが意に介すとは思えない。

「よし、今だ!」

とはいえ、『対応』させることはできるだろう。
モンドはその場からいったん西(←)方向に走り出し、左手で更に自らの『10キロ』の体重を吸い取りつつ
途中で直角に北(↑)方向にカーブ。『スタジオ1』の入り口を目指す。
大柄なモンドの体重は『約100キロ』、吸い取ってもまだ余裕がある。

803藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/02(金) 01:13:39
すまん、>>800のメール欄は消し忘れじゃ。

>>801
「気づいたみたいじゃの。くっく……………」

思ったほどアホでもないらしい。
まあ、解ったところで止めようもないだろうが……。

「ほォ!こがいなもンも出せるんか……!!」

予想外の飛び道具。しかしむしろこれは嬉しい驚きだ。

ガンッ!!

『オリンポス』が前に出つつ、今まで床にしていたように、『東京スカイツリー』で『鉄片』を叩いて潰す。
…今まで行ってきた行為の繰り返し、それに3メートルの距離に到達するまで挙動を見ているだけの時間もあった。
スピードの差はあるが、間に合わないということもあるまい。

現在、モンドとこちらの間に障害物はあるだろうか?

804『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/03(土) 23:23:12
>>802(モンド)

       ── ド ゴォオ!

背後で轟く破壊音。
モンドの想像通り、地を這う軌道の『鉄片』は
比較的避けやすく、また守りやすい。

 ズギュ!

モンドは自重をさらに吸収し、『即席ダイエット』しながら、
西へ、そして北へとマシーンの林を抜けていく。

現在、地図(13)表示地点。
スタジオ1(11)までは直線で『20m』。
途中も無数の機器が並び立っているが、障害にはならなそうだ。

>>803(藤堂)

            ジャララララ────ッ

床を滑ってくる『鉄片』に対して、
力任せに、『スカイツリ-』を振り下ろす。

       ── ド ゴォオ!

スピードはあるが、投擲物と違い、三次元的に捉える必要がない。
軌道を見ていたこともあり、『オリンポス』は十分に『鉄片』を捉え、
そして『叩き潰した』。

                   ズギュ!

床から持ち上げた『スカイツリー』が、幾分重くなっていることに気が付く。
とはいえ、『オリンポス』の膂力からすれば、まだ誤差の範囲だ。

改めてモンドの姿を探すと、迎撃の間に北西方向
(地図(13)表示地点。)まで移動している。
距離にして、ここから『15m』。

両社の間には無数のトレーニング機器が並び、
射線は通っていない。唯一、長身のモンドの頭が見えているだけだ。

805モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/03(土) 23:39:51
>>804

左手のナックルで近くの適当な機器を小突き、『50キロ』の重量を付加し重さを捨てる。
その左手で自らを掴み『重量吸収』。
安定して走れなくなるギリギリまで『ダイエット』をしながら北上を続ける。

「(さてと…… 奴はどう来る!?
  足場の破壊をやめて、さっさと追いかけてきたくなったんじゃないか?
  それともじっくり攻め続けるつもりか?)」
「(どっちでも構わないぜ! なぜならオレが考えていることは……!)」

近くには、複数の『鏡』がある。
可能ならそれで敵のおおまかな位置やシルエットを確認しつつ、『スタジオ1』までダッシュで進む。
特に敵のパワーなら、『付近のマシンを投擲して大雑把にこちらの動きを塞ぐ』みたいな攻撃をしてくる可能性があるので
そういう音や仕草には気をつける。

806藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/04(日) 04:37:21
>>804
「さっきからチョロチョロとォ〜〜〜〜ええ図体してはしこいのォ」

大あくびをしながら追いかけていく。
現状、上手く地の利を使われていると言えるだろう。

「…んん〜〜〜〜〜?
ふん……ふん…ほぉ…『触ると重くなる』ゆうところか。飛び道具でそうなるゆうことは、普通に殴られてもまァだいたいそうなるじゃろ。
直なぶん、余計キくと思ったほうがええじゃろなァ。

……………殺すか(ビキッ」

乙女の目方を増やそうとしておいて、よもや生きて帰れるとは、モンドのほうも思ってはいまい(そうじゃろ?)。
追跡はするが、『鉄片』には気をつける。トレーニングマシンの乱立するこのエリアは、踏み込めば隠れ潜んで地を這ってくる『鉄片』は見切り・見つけ難いだろう。
とはいえ殴打というモーションがいる様子からして、モンドの行動を見、打撃音を聞いておけば、その『起こり』はわかる筈だし、軌道もあちらの自由自在という訳でもない。

「あっちは…なんじゃったか。
待ち伏せか?それとも単純に、広くて障害物のないところで戦いたいんか?

まァええ、そろそろ……ッ!!」

ドガァッ!!

手近なマシンに飛び乗り、視線を上げる。
『オリンポス』は別のマシンを蹴倒すと、マシンに片足をかけて踏み台にしつつ…『東京スカイツリー』を大きく横に振りかぶり、そのまま全力でモンドめがけて投擲!!
…トレーニングマシン並び射線が通っていないとのことだが、それはあくまで『普通の』『人間の』レベルでの話だ。
二メーター半の『オリンポス』よりは小さなモンドの頭が見えるなら、マシンに足をかけた『オリンポス』なら胸から上、低めに見ても肩から上はマシンの林を抜けるはず。
ともあれ持ち味の一つである長身と膂力を生かし、強引に射線を通し、背後から急襲したい。

807『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/05(月) 00:54:47
>>806(藤堂)
青筋を立てながら、モンド抹殺に動く藤堂。

  ガ 
       ガ
               バッ!

手近なマシンによじ登り、視界を確保。

『オリンポス』には視聴覚の共有は『ない』──
だが、藤堂自身が高みに立てば、
スタンドの高身長を生かして、上から狙うことは『可能』だ。

モンドの現在位置は、『20m』先。
その派手な後頭部は、依然、はっきりと確認できる。

         ブンッ!

横凪ぎに払われた『スカイツリー』が、
風切り音とともにその手を離れ、横回転しながらモンドに向かう!

>>805(モンド)
            ガッ!

『ナックル』で機器を小突き、『50kg』を付与。
さらに左手で自重を吸い取るが、『10kg』ごとにかかる『1秒』は、
逃走時には遅すぎる・・・・まずは、『10kg』。

その時だ。
                 ガ ガ  バッ

背後で聞こえる、奇妙な音。
迷わず振り返った、いや見上げた先には、
機器の上に登ったのであろう、藤堂の鬼気迫る顔と、
マシンの林を遥かに凌駕する、敵スタンド『オリンポス』の巨大な姿。

         ブンッ!

その手から、横なぎに振り放たれる『スカイツリー』。
高速で回転しながら、まっしぐらに自分の頭目がけて迫ってくる!!
距離にして『20m』。スピードは『C』。

808モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/05(月) 01:13:22
>>807

敵スタンドの手から、横なぎに振り放たれる『スカイツリー』!

「うおおおおお! マジかよ何考えてんだあいつはあああああ!」

『インファイト』対決で敗北を喫したから戦法を変えたのに、『遠距離戦』でまで圧倒されている!
あんなものを頭部に喰らったら、確実に『即死』だ。
敵のパワーを考えれば『防御』も無理だろう。
なので、『回避』する。

「クソーッ! 狙われ放題じゃねーか! だからこっち側には来たくなかったんだああああ!」

走っている勢いのまま、前方(北方向)に『ヘッドスライディング』するようにして『スカイツリー』の直撃を避けたい。
頭より下は、『トレーニングマシン』の群れが邪魔で狙えないだろう。
『ダウン』することで能力が解除されてしまうかもしれないが、命には代えられない。

809藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/05(月) 02:38:28
>>807
「よッ」

ド ゴ ン(着地音)

投げ飛ばした『東京スカイツリー』がどうなったか、確認することなくマシンから降り、モンド追跡を再開する。
先は『鉄片』への対応で時間を稼がれた感があるが、今度はこちらがモンドに対応策を取らせて時間を奪う番だ。

「こいつは打ち返せんッ!!返せるとしたら……」

したら、あの開幕に見せた『あの動き』くらいだろう。
普通にこの破壊力を乗せた質量を打ち返せるなら、こちらに尻を見せるようなことはすまい。
万一の可能性を考え、『オリンポス』は姿勢を低くし、自分共々今度は逆にマシンの林の中に身を隠しつつ、マシンの間に間に見えるモンドの姿に注視する。
射線が通っていなくても、視線は普通にしていても通るはずだ。

「さっきのお返しじゃ!!たっっぷり食ろうとけ!!」

あえて大声で注意を促し、モンドを足止めさせる。
片手を開けた低い姿勢は、ここから如何様にも対応できる体勢でもある。『オリンポス』はシンボルツリーを片手に、ひたすら追う!!

810『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/06(火) 20:13:44
>>808(モンド)
頭部めがけて迫りくる、『スカイツリ-』。

叫びながら、走りながら、
モンドは身を屈め、北方向に『ヘッドスライディグ』する。

                 ブンブンブンブンッ
          ズザザザ

マット地の床は体が滑らず、距離はほとんど稼げなかったが、
投擲物の風切り音は、頭上高くを通過していく。
ひとまず、これで危険は──

                         ド ゴォオ !

だが、北方向に顔を上げたモンドは、思わず瞠目する。
やり過ごした『スカイツリー』が、真一文字に壁にめり込み、突き刺さっている。
問題はその位置だ──
スタジオ1(11)の扉に重なるように、
さながら真横に閂(かんぬき)をかけたように!扉を塞いでしまっている!

「さっきのお返しじゃ!!たっっぷり食ろうとけ!!」

藤堂の狙いはこちら──単なる投擲ではなかったのだ!(拍手)


     ゴ ゴ ゴ    ゴ ゴ ゴ ゴ

スタジオ1の扉まで、『15m』。
背後からは着々と、藤堂の足音が迫る。
そして、ヘッドスライディングしたことで、
操作した『重量』は、再び解除されてしまっている・・・・!

>>809(藤堂)
器具から飛び降り、一目散に北を目指す藤堂。
飛び降りる間際、モンドは頭を下げたのか、見えなくなった。
今も無数の器具の陰になり、その姿は見えない・・・・
とはいえ、近づけば確実に見えてくるはずだ。

                 ブンブンブンブンッ

                                 ド ゴォオ !

『スカイツリー』が横一文字に、
スタジオ1の扉と、それを挟む左右の壁に突き刺さるのが見えた。
狙いは入口の破壊だったが、多少狙いが外れたようだ。
とはいえ、結果は大差がない。

スコップを担いでいる為、全力とはいかないが、
藤堂はしゃにむにモンドの姿を求め、北へと走る──!

811藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/06(火) 23:54:51
>>810
「おお、よォめりこんだのォ。
……………うん?まァええわい、あっちに行けばそのうち会うじゃろ」

粉砕するつもりだったが、まあ問題ないだろう。ひたすら全力で追う。
『オリンポス』にはアメフトかラグビーの選手のようにシンボルツリーを抱え、低い姿勢を取らせておく。
……相手の姿が見えないこの状況、一番警戒すべきはやはり『鉄片』だろう。
視界が悪く、殴るモーションが見えず、周囲は入り組んでいる。
おまけにターゲットであるこちらは近づいてきているのだ。遠い相手よりも近い相手のほうが当てやすいのは当然の道理。

ズン…!!

なので、『鉄片』の接近に気づき次第、『オリンポス』には床を殴らせ、『新宿新都庁』を生み出して盾にして、ガードしたい。
モンドの動きを見逃さないよう、『新宿新都庁』の間から、視界は確保しておく。

812モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/06(火) 23:58:15
>>810

「くっ! 上手くいかねえか!」

『スタジオ1』を利用した戦法を考えていたのだが、敵の手によって封じられた。
今さら入り込もうとしても、第二第三の『スカイツリー』が背後から飛んでくると考えれば、不可能だろう。

横にあるトレーニング機器の陰に隠れ、しゃがんで隠れた状態から自分をタッチ。
『ボクシングスタイル』になりたい。

813『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/07(水) 00:16:33
>>811(藤堂)
前方に『シンボルツリー』を構え、
いつでも『鉄片』を迎撃するよう低姿勢で、
藤堂は『オリンポス』もろとも、マシーンセンターを突っ切る。

そして──見つけた。

前方『10m』。
一台のトレーニングマシンの陰に隠れた状態で、
モンドが中越しで立っているのが見える。

二人の間には複数のマシンが並んでいるが、
通行を阻害するような状態ではなく、接近するだけなら障害はない。
あるのは、モンドが隠れたマシン一台だけだ。

>>812(モンド)
スタジオ1への扉は、『スカイツリー』で閉ざされた。

ひとまず、立ち上がり、傍のマシンの陰に隠れるモンド。
大柄な体では全体を隠すべくもないが、少しでも時間を稼ぎつつ、
自身の殻だに触れる・・・・

                      ス  スス

『ボクシングスタイル』──
中腰の状態で、両手の『ナックル』が戦闘の構えを取った。

そして──モンドもまた、藤堂の姿を見つける。
南方向、『10m』。
『シンボルツリー』を前方下段に構え、低姿勢の『オリンポス』を前に、
大きな足音をたて、藤堂が一心に駆けてくる。
その表情から、自分が発見されたことに気が付いた。

二人の間には複数のマシンが並んでいるが、
通行を阻害するような状態ではなく、接近するだけなら障害はない。
あるのは、モンドが隠れたマシン一台だけだ。

814モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/07(水) 00:27:54
>>813

「(ちっ、向かってきやがった!
  だがどうする? この『ボクシングスタイル』で奴に一撃くれてやる方法は……)」

目の前にある『トレーニングマシン』を左手で掴み、『重量吸収』する。
相手が辺りの物体を投げるなどの攻撃をしてきた場合、同重量の『トレーニングマシン』では防ぎきれないと思われるので
いつでもマシンから手を放して『フットワーク』で離れられるように心構えをする。

815藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/07(水) 00:59:03
>>813
「あんま走らせんなやァ〜〜〜〜たいぎぃンじゃァ〜〜〜」

彼我の距離、『10メートル』!やっとここまで追いついた。
さらに距離を詰める。『オリンポス』はいつでも『新宿新都庁』を出せるようにしておく。
こちらが仕掛けるのはもう少し近づいてから……そう、距離4、5メートルほどか。

ブンッ

それくらいまで到達したなら、『オリンポス』は身を起こしつつ、横なぎに、シンボルツリーを振う。
当然当たらない、当たらないが、根に絡んでいる『土』は飛ぶ。動き回っている間にだいぶ落ちてしまっているだろうが、それでも一回こっきりの
『目潰し』くらいは出来る量はまだ残っているはずだ。

816『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/07(水) 01:25:51
>>815(藤堂)
左手を開け、下段に垂らした状態で、
藤堂とオリンポスはさらに間合いを詰める。

モンドはマシンを盾にした状態のまま、動こうとしない。

距離が詰まる・・・・『5m』。

                   ブンッ

左下から右上へ──
『逆袈裟』になる形で、『オリンポス』がツリー』を斜めに払った。
巨体とはいえ、間合いが届かないのは承知の上。

そして、狙い通り──


                  シュバ バ ババババババ!!

モンド目がけて、土塊の『目潰し』が飛来する!
ただの目潰しではない──『剛腕』が振るえば、もはや『兵器』だ。

>>814(モンド)

                  ド ド ド   ド  ド ド

藤堂と『オリンポス』が、じっくりと距離を詰めてくる。
スタンドの左手は『シンボルツリー』を離れ、だらりと下がった。
『ツリー』を持つ右手もまた下段。背を丸めた低姿勢のままだ。

           ズギュ ズギュ!

『2秒』──敵の動きにいつでも反応できるよう、
神経を張り詰めさせながら、モンドは『左ナックル』に『20kg』を吸収した。

そして『5m』──藤堂が、動く。

                   ブンッ

左下から右上へ──
『逆袈裟』になる形で、『オリンポス』がツリー』を斜めに払った!
巨体とはいえ、『5m』はさすがに間合いの外。
だが、次の瞬間、彼女の狙いが打撃でないことに気付く。


               シュバ バ ババババババ!!

ツリーの根に残った、わずかな土──
それが剛腕で払われ、モンドを中心に叩き付けられる!
土の『目潰し』──それが狙いだ!

817モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/07(水) 01:34:54
>>816

「(『5メートル』!
  ここより離れたら接近できねえし、ここより近づいたら奴の『パワー』には抵抗できない!
  『フットワーク』を生かせる射程はここしかねえ!)」

マシンの陰から飛び出す。
姿勢を低くし、右手を顔の前にかざすことで、『目潰し』を防ぐ。

「『サイドウォーク・スラム』! ぶるあああああっ!」

飛び出しながら『ボクシングスタイル』の『フットワーク』で敵の懐に一気に接近。スB
左手のナックルで、敵を殴打する。パス精BBC
当たったら、敵を『20キロ加重』する。

818藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/07(水) 02:17:59
>>816
「心配すな、すぐに『洗わせ』ちゃるけぇ!!」

振り上げたシンボルツリーを捨て───そして続けて、『オリンポス』は踏み込みながら拳を振り下ろす!!
これも命中打を狙ったものではない。振る勢いで相手をけん制できればよし、できずとも──

ドゴッ!

『オリンポス』は振り下ろした拳で(空手で言う『鉄槌打ち』だ)床を打つ。
踏み込むことでモンドを能力の届く射程内に入れ込みつつ、満水状態の『黒部ダム』の『ミニチュア』を発現!!
可能なら自分自身はぎりぎり『黒部ダム』の外に居るようにしたいが、無理なら無理で構わない。
その場合、床から浮かび上がる『黒部ダム』の縁に手をかけて上昇、水面下に没しないようにする。
……途中で捨てたが、そもそもテーブルはこれをするための準備(踏み台)だったのだ。
(自身の体重を支えるには強度的にやや不安だが、『浮力』も計算に入れればぎりぎり耐えれる、と読んでいた)

「くくく……やァっと、この距離に入れたのォ。
ゆうかァ〜〜〜〜〜お前ぶちはしこいけぇ、こうでもせんと足を殺せンのじゃァ。つまりィ…」

モンドの動きに、『水の抵抗』で負荷をかける。
この状況下では普段どおり動けるかは、パワーが決めることだ。
…モンドの能力、おそらくパンチ力は相当あるのだろう。だが………。

「こン水の中で、何時もどおり動けるくらいの、パワーはあるんか、とゆうとるンじゃ」
..............
パンチ力と、力は別だ。そして『オリンポス』には『力』がある。この状況下でも、ほぼ普段と変わらないパフォーマンスは発揮できる!

819『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/08(木) 23:21:42
>>817-818(モンド、藤堂)
砂の目潰しを前に、あえて前に飛び出す選択をするモンド。
右手を顔の前に構え、目に砂が入るのを防ぎながら、
マシンの陰から飛び出した。

             ビス! ビススススス!!

叩き付けられた砂は、強烈な痛みを伴う。
ダメージこそないが、肌に血が滲んでいる。
眼球に受けていれば、失明してもおかしくないほどだ。

「『サイドウォーク・スラム』! ぶるあああああっ!」

              シュ
                        ダンッ!!

雄叫びを上げながら『砂嵐』を掻い潜り、
『ボクシング』のフットワークで軽やかに接近する。
目潰しを防いだ為、敵の位置ははっきりとは見えないが、
元いた位置、そして足元さえ見えれば、
インファイターは戦い続けることが可能だ。

        ドゴッ!

その目前で、床を叩き付ける『オリンポス』の拳。
敵の上半身を間合いに捉え、モンドは条件反射に『ナックル』を繰り出す。
だが、その時──

            ゾゾ ゾゾゾゾゾゾゾゾゾ!!

恐るべきスピードで、周囲が水没した!
視界を狭めたモンドにはわからなかったが──
藤堂の発現した『名所』・・・・それは『黒部ダム』。
全長『492.0 m』、堤高『186.0 m』の大型ダムは、
全長『約5m』、堤高『約2m』の『ミニチュア』として、
モンドの四囲を阻み、豊かな水をも再現した。

水の高さは『150cm』ばかり。
水面はモンドの胸元までもある。

                バシャア  ドゴン!
                                ズギュ!

放った左『ナックル』の一撃が、
床を打った『オリンポス』の右肩に命中するも、
水の抵抗に邪魔され、確かな威力はない。
『20kg』の『重量』は付与したが・・・・果たして、効き目はあるか?

一方、藤堂自身は『黒部ダム』発現時、
その堤の縁に乗るような形で、『2m』上に上昇した。
『オリンポス』は床を打った為、乗ってはきていない。水の中だ。
上から見れば、『ダム』の水面は、
ほぼワゴンカーの面積に収まっていると思われた。
即ち、『横2m×縦4m』の中だ──

モンドの一撃を『オリンポス』が受けた瞬間、
ダメージ以外の変化が、藤堂の体に生じた。
右肩に『20kg』もの荷重がかかったのだ!

それが藤堂のバランスを崩し、堤の上で前方にふらつく・・・・!

820モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/08(木) 23:43:41
>>819

「(ちょっと待てよ『土』だろ!? なんでこんな痛てえんだよ!)」

敵の砂の散弾に潜りつつ一撃入ったが、まともな威力はなかった。
そして加重したところで『20キロ』…… 人間でも十分背負える重量だ。
柱を片手で振り回す『パワー』を持つ敵にとっては、わけのない重さだろう。

敵の能力はよく分からないが、周囲が『水』に包まれた。
この至近距離、もはや能力を使う暇はない。

「(もう一度『攻撃』するか!? いや……)」

水中では、『ボクシングスタイル』でいることは大きな能力減少を引き起こす。
この状態から無理に攻撃したところで、敵がほぼ無傷であることも合わせて、敵を倒すことはできないだろう。
そしてパワー差を考えれば、『相打ち』になればこちらは『即死』だ。

「ここは――!」

『防御』の姿勢を取る。
敵の攻撃を受けることで『吹っ飛び』、水中からの脱出を狙いたい。

敵が『掴む』とか『挟む』とか『叩き付ける』みたいな攻撃を繰り出してきたら『即死』だが……
重量付加された敵が焦って、『最速の打撃』を出してくれるのを祈るしかない。

821藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 01:40:35
>>819
「ぬわッ…?!」

『重くなる』のは予想していた。が…ここまでピンポイントとは…!!
…仮に『体全体』が『重く』なったなら、単に動きが鈍るだけですむだろう。
しかし部位レベルで重量を付け足されたなら、今は未だふらつく程度で済んでいても…!!

「……ッ……お前〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

『だが』!
『それがどうした』!!
今更離れる選択肢はない。既に『接近戦』での殴り合いは選ばれた!!
『どこまで』『どこに』『重さ』を付け足されるかは解らないが、仮にこの状況を解除したとて『重さ』までも消える道理は無し!!

グンッ……!!
                             ドバァ!!

床を殴りつけた低い姿勢から、右肩にあたった拳を押し返すように身を起こしつつ、、『オリンポス』は反撃の『チョップ』でモンドを打つ(破ス精ACC)!!
パワーで無視できるとは言え、拳よりも『手刀』のほうが抵抗は少ない。それに少しでも『腕のリーチ』を稼ぐことで、速度で劣るぶんをカバーする。

「ようも乙女の目方、増やしてくれたのォ…うちが1キロ落とすのにどンだけ苦労しとると思うんじゃ死ね!!」

ゾババババババッ…!!

さらに、砂に続き、『水』を力で跳ね飛ばすことで、打撃よりも先に、再度『水弾目潰し』を飛来させる。
たった今行った行為を、まさか続けて行うとは思うまい。砂はガードされたが、逆にガードさせたことで安心もさせたはずだ。
本体は深呼吸。万一落っこちても、息が続くようにする。

822『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:18:37
.>>820-821(モンド)
周囲は水中──当然、こんな環境は『ボクシング』にはない。
圧倒的に不利な状況に持ち込まれたモンドに対し、

           ズァ アア
                     バシャアアア

『オリンポス』がその巨体を起こし、右手を振り上げる。
胸までつかったモンドに対し、敵は腰程度。
動きは『ボクサー』に比して遅いが、リーチとパワーの差は歴然だ。

           バ バ ッ !

咄嗟に『クロスアームブロック』を構えるモンド。
だが、作戦は失敗に終わることを予感する。
敵の攻撃は『振り下ろし』だ──
受け止められても、吹っ飛ぶことは『ない』。

             ブ ン ッ

                          ガッ シィイイイ !!

オリンポスの攻撃は『チョップ』。
ブロックは十分に間に合ったが、左腕に走る電撃にもにた激痛。

           ベ ギン

自慢の左腕が、前腕からあっさりと叩き折られた。
『サイドウォーク・スラム』のパワーは、『重量変化』によるもの。
単純な腕力で比較すれば、人間と差はないのだ。

                    ゴボォ オ !

さらに、パワーに抗い切れず、腰から斜め後方に沈没する──
地上なら店頭確定だったが、ここは水中が幸いし、床に尻を付けずに済んだ。
距離が『1m』開き、互いに間合いの一歩外に出る。

さらなる追撃を考えていた藤堂だったが、
自身にもその余裕はなかった。

                      グラ グラ
                               バシャァアア〜〜〜ンッ

ミニチュアのダムの縁という不安定な場所で、
突如、『20kg』の重りをかけられれば(部位はなく全体だった)、
誰だってバランスを崩す──スタンドを操作していれば、なおさらだ。

『チョップ』を浴びせた直後、藤堂はダムから落ち、水中に没した。
今度は藤堂がピンチになる番だ。
身長『153cm』の藤堂にとって、水面は頭の上。
さらに『20kg』の重りを抱えているのだ・・・・反撃どころでは、ない!

(拍手は『不可能』。
 ミニチュア上にミニチュアは作れない)

823藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:35:35
>>822
『深呼吸』は間に合ったんかの?

824『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:55:40
>>823(藤堂)
深呼吸は間に合った。

825『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:56:48
>>824(藤堂)
訂正。
『深呼吸』と呼べるほど、深くは吸い込めていない。

826藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 03:17:16
>>825
ド ボ ン ッ

(ちッ…しゃァないのォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)

『黒部ダム』の水底に着地。
反撃どころではない…のは、その一瞬のこと。落下し水没する可能性は、(それに対する『保険』は不発になったものの)既に織り込み済みだ。
『深呼吸』とは行かなかったが、息も吸えた。

(なら、一発くらいはイケるじゃろ………!!)

後ろにコケたモンドは、いわば空中にいるも同然の状態だ。
ここから踏ん張るかあえて倒れるか。どの道『殴る』どころの状況ではない。

ズ アッ!!

『オリンポス』と共に(こちらは半ば泳ぐように)前進。
…皮肉なことに、このピンチのはずの『水中』という状況は自身に『浮力』を与え、むしろ外よりも動きやすいはず。
そしておそらく、モンドも知っての通り、巨漢の一歩は常人の一歩を凌駕する。

ボッ

さらにもう一歩踏み出すようなモーションで、モンドの腰、下腹部の辺りを狙う『踏みつけ』の追撃。
身体を起こそうが倒そうが、人間の動きの基点は『腰』。上肢や下肢を狙えば二分の一で外すかもしれないが、『中心』はブレない…!!

この踏み付け後、攻撃の成否に関係なく『黒部ダム』は解除しておく。

827藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 03:17:49
>>822
ド ボ ン ッ

(ちッ…しゃァないのォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)

『黒部ダム』の水底に着地。
反撃どころではない…のは、その一瞬のこと。落下し水没する可能性は、(それに対する『保険』は不発になったものの)既に織り込み済みだ。
『深呼吸』とは行かなかったが、息も吸えた。

(なら、一発くらいはイケるじゃろ………!!)

後ろにコケたモンドは、いわば空中にいるも同然の状態だ。
ここから踏ん張るかあえて倒れるか。どの道『殴る』どころの状況ではない。

ズ アッ!!

『オリンポス』と共に(こちらは半ば泳ぐように)前進。
…皮肉なことに、このピンチのはずの『水中』という状況は自身に『浮力』を与え、むしろ外よりも動きやすいはず。
そしておそらく、モンドも知っての通り、巨漢の一歩は常人の一歩を凌駕する。

ボッ

さらにもう一歩踏み出すようなモーションで、モンドの腰、下腹部の辺りを狙う『踏みつけ』の追撃。
身体を起こそうが倒そうが、人間の動きの基点は『腰』。上肢や下肢を狙えば二分の一で外すかもしれないが、『中心』はブレない…!!

この踏み付け後、攻撃の成否に関係なく『黒部ダム』は解除しておく。

828<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

829モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/09(金) 09:48:32
>>822
「ガボガボボゴ(うおおおおおおおおおおお! いってええええええええ!)」

左腕が破壊され、水中に叩き込まれた。
焼かれたり、肋骨を折られたり、フナムシになったり、色々あったが、やはり肉体を破壊されるのは何回やっても慣れない。

しかし、敵も自ら作り出した『水中』に落ちてしまったようだ。

「ガボボボボボガボ(奴は水中の中でどのくらい呼吸できる? 息を吸う暇はあった。
  いきなり落ちて脳が酸素を無駄にした分を差し引いて、『20秒』…… いや『10秒』くらいか!?)」

短めにしてなお、絶望的な計算式が出た。
戦闘中の『1秒』がどれだけ長いかは、先ほど体験済みだ。
敵は溺死を避けるため最終的には能力を『解除』するしかないだろうが…… それまでに何回こちらを攻撃できる?

「ガボガボ(って、ていうか…… オレもこのままだと窒息するんじゃねえの!? いきなり叩き込まれたから息吸ってねえぞ!)」

「(オレはもはや片腕だし、『スタイル』のせいでまともに動けねー、だが敵は『20キロ』のウェイトを持っていようが動ける……
  水に漬かってない上半身から出すパンチはもちろん、奴のパワーなら水中から『キック』を繰り出しても
  水圧をねじ伏せてオレを強引に殺せるだろう)」

今のモンドはパワー、リーチ、スピード、ダメージ量、攻撃手段、全てにおいて……
ついでに先に水の中に落とされ、『深呼吸』をする暇もなかった以上、呼吸の量でも負けている。
水中という有利なフィールドに引きずりこむ敵の選択が的確だったこともあるが
『インファイター』などと呼ばれていても、真っ当な近距離型のスタンドの射程距離に入り込めば、結局はこれだ。

「だが、それは諦める理由にはならねー!」

状況は絶望的だが、モンドの中に絶望は、ない。

『サイドウォーク・スラム』のパワーは、『重量変化』によるもの。
『ナックル』は特性として、溜め込んだ重量の『ON』『OFF』を切り替えることが可能であり
『OFF』の状態でパンチを繰り出し、命中する瞬間に『ON』にすることで『重量』を得て、人間を越えた破壊力を発揮しているのだ。

つまりパンチを繰り出し、意識的に『ON』のままにすれば、数十キロの重量に肉体が『引っ張られる』ことになる。
全力を出せる普通の状態でそんなことをすれば関節が壊れるだろうが、幸いここは『水中』だ。

「ガボボゴボボボ(『サイドウォーク』)…… ゴボボ(『スラム』)!」

床にしっかり足を付け、『クロスアームブロック』のポーズから残った右腕で、斜め後方に『裏拳』を繰り出しつつ、重量を『ON』。
水中で数十キロの物体に『引っ張られる』ことで、殴られた勢いも利用して敵スタンドから距離を取りたい。
また、敵がいきなり能力を解除して水が消えることで、バランスを崩して転ぶ可能性があるので、意識して注意する。

830藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 21:40:38
>>825
今見返して気付いたンじゃが……。
『体を起こしながら』『水を撥ね飛ばしつつ』の『チョップ』、つまりうちとしては『水平に近い打ち上げ』の軌道で打っとるつもりじゃったんよ。
つまり『振り降ろし』にはならんはず。うちの描写不足が原因で苦労かけるのは申し訳ないが、訂正してはくれンかの。

831『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 23:17:19
>>830(藤堂)
水平とは水面に対して平行(横方向)、つまり重力とは垂直となる方向だが、
『垂直』(上下方向)の間違いではないか?

また、チョップ(手刀)とは、
基本的に打ち下ろすもので、あっても水平打ちまでだが、
下から上に『チョップ』という攻撃は『あり得ない』。

その前提でなお、訂正が希望であれば、今回のみは受け付ける。
(GMに伝わらない表現で齟齬が生じた場合は、
 基本、描写不足を含め参加者側のミスとなり、訂正は受け付けない)

832藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/10(土) 00:19:16
>>831
ほうか…なら、訂正を取り下げて>>827のレスで続行する。
以後は描写に注意するけぇ、今回の無作法、GMと対戦者、ご両人とも勘弁してつかあさいや。

833『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/11(日) 23:37:27
>>827>>829(藤堂、モンド)
かろうじて吸えた『一呼吸』を頼りに、
藤堂は水中を前進しつつ、『オリンポス』にモンドを攻撃させる。
大きく一歩を踏み出し、片足を持ち上げての『踏み潰し』だ。

藤堂の想像以上に『20kg』のハンデは大きく、
浮力の『プラス』は水の抵抗の『マイナス』を上回るものでは全くないが、
条件は相手も同じ──ならば、攻撃が届かぬ道理はない。

だが、モンドも苦境にあって、転びっぱなしではなかった。

         ── ブンッ!
                    シュボ!

右の裏拳を放つと同時に、『ナックル』の重量を顕在化。
突如発生した『数十kg』の拳が、モンドの巨体を引っ張り、
ただ逃げる以上のスピードを与える!

地上でやっても態勢を崩すだけの突貫戦法だが、
ここは『水中』──転ぶこともない。


 ゴボォ オオオ──!
                      スイッ

結果、『オリンポス』の踏み潰しは水を激しくかき混ぜる留まり、
モンドは『2m』──『黒部ダム』の壁まで逃げ延びた。
これ以上は距離を取れず、追い詰められるところだったが、

                  フシュ!

藤堂は、攻撃後に『黒部ダム』を解除。
予期していたモンドも、かろうじて転ばずに済む。

トレーニングマシンの並ぶコーナーで、
不自然に開かれた『4m』四方ばかりの『リング』。

互いの距離『2m』の状況で、再度、両者は対峙する・・・・!

834藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/11(日) 23:42:16
>>833
一応確認じゃ。
『黒部ダム』を解除した以上、服も濡れとらん……そういう事でええんじゃな?

835『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/11(日) 23:47:54
>>834(藤堂)

>『黒部ダム』を解除した以上、服も濡れとらん
『YES』。

836藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/12(月) 00:13:40
>>833
「ほォ………やりよるのォ」

わしゃわしゃと髪を掻く。逃れられはしたが、どこか楽しそうだ。
モンドは転ばずには済んだようだが、それは『転ばずに済んだ』ということだ。万全の体制とは、とても言えないはず。

ゴッ

『オリンポス』は踏み込みの動きのまま、床を打つ。

ゴ バ ァ ッ

そして自身とモンドの間に『ピラミッド』を再現し…………。

ド ン !

『相撲』で言うところの強烈な『突っ張り』で、モンド目掛けて吹き飛ばしたい。

「ここがお前の墓場じゃ!立派な墓ァプレゼントしちゃるわァ!!」

837モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/12(月) 00:36:35
>>833

「(こいつ…… 『解除』したか!)」

敵はあのまま『水のリング』で戦いを継続するより、いったん解除することを選んだようだ。
当然といえば当然だろう。敵はいつでも、あれと同じものを『再び展開』することができるのだ。
いったん呼吸をリセットし、今度こそ徹底的にこちらを仕留めるつもりに違いない。

こちらの片腕は折れており、敵は『20kg』の重量を受けているものの、未だ『ノーダメージ』で健在だ。
何よりあの高いパワーを持つスタンドは、20キロくらいなら能力の低下は『わずか』だろう。
一旦逃げたところで、あの『水のリング』を盾にされて『投擲』でじっくり攻められれば、もはや片手では打開できない。

「(『敵スタンド』と『相打ち』になれば、パワー差とダメージ差で先にオレが死ぬ。
  次の一撃を『回避』して『カウンター』…… それも『一撃必殺』を狙うしかねえ)」

これが最後の攻防だ。
『逆転』のためには、一気に敵を叩くしかない。

モンドは一瞬、心の中でため息をして、敵を真正面に見据えた。

「――行くぜ! 『サイドウォーク・スラム』!」

『フットワーク』で踏み出し、敵の間合いの直前で一気に姿勢を低くしながら『右斜め前』にステップ。
敵スタンドの『巨体』の脇を潜り抜け、『敵本体』の『顔面』に向かって右手でパンチを繰り出す。

「うおおおおおおおお!! んぶるあああああああああああああああっ!!!」

先ほどは『5メートル』の距離で、こちらの『砂を防御しながら物陰から飛び出し、数メートル前進して敵を殴る』という長い行動と
敵の『地面を殴り猛烈な勢いで水のリングを出す』という短い行動で、「全身が水没する前に、一応拳が当たる」くらいの僅差だった。
距離『4メートル』、敵に20キロというわずかとはいえハンデがあり、妨害も障害物もない状態なら――『こちらが速い』!

838『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/12(月) 01:07:35
>>836-837(藤堂、モンド)

「ほォ………やりよるのォ」

全身にのしかかる『20kg』の重量を感じながら、
藤堂はさらなる攻撃に出る。


       ゴッ

『オリンポス』は踏み込みの姿勢のまま、剛腕を振るい、床を打つ。

「――行くぜ! 『サイドウォーク・スラム』!」

同時に、飛び出すモンド。
姿勢は崩れていたものの、
それでも床を踏みつけた状態から、足元を殴ろうとする
『オリンポス』の攻撃よりは、速い──!

      ゴ バ ァ ッ

それでも正面から行けば、『オリンポス』の巨体と拳が障害となり、
攻めあぐねる間に『名所』が完成しただろう。
だが、モンドは間合いの目前で右斜め前にステップ。

                シュ シュバ!

芸術的なフットワークで『オリンポス』の拳をパスし、
その脇を潜り抜けた!
                     ド ン !

その背後で突き上がる『ピラミッド』が、空を切る。
同時に、右から回り込んだモンドは、藤堂本体を間合いに捉えた。

一連の動きを、藤堂自身は一歩退いた位置から追えていた。
それゆえ、本体が反応する余裕はある。あるが──

            ビキィ!

モンドの右『ナックル』に、力が籠る──!

839モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/12(月) 01:26:23
>>838

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

敵を射程に捉えた!
とはいえ先ほど、敵スタンドの一撃をこちらが片腕を犠牲にどうにか耐えられたように
『防御』することができれば、『即死』は免れるだろう!
その間に敵スタンドが振り向き、豪腕によってモンドに必殺の反撃を喰らわせるに違いない!

だが、敵に付加されている『20kg』の『重量』!
怪力無双のスタンドならぬ身である敵本体は、確実に行動が遅れるはずだ!
『ハンデ』を持ったまま『ボクサー』の拳に対応できる『速度』が、敵本体にはあるか!?

「『サイドウォー――――――――――――――――――――ク・スラム』ッ!!」

敵本体の顔面を一直線に、右手の『ナックル』で殴る!
殴って殴って殴って殴って殴り抜ける! そして!

「んぶるあああああああああああああああああ
 ああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああっ!!!!!」

敵スタンドの反撃が飛んでくる前に、『右手だけのラッシュ』で敵本体を殴り尽くす!

840藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/12(月) 01:28:26
>>838
「ええ踏み込みじゃ……!!」

本体は腕で顔を庇いつつ、身体を捻るようにして倒れ込む。
確かに、こちらはリーチでもスピードでも劣るが……モンドの拳の起動は読みやすい。

ド ン

何故なら、モンドと比較して、圧倒的に、こちらが『小さい』からだ。
身長差実に50センチ以上!確実に『打ち下ろす』軌道になるのはもはや必定。
加えて今の今までモンドは自身を超える巨漢である『オリンポス』と戦っていた。
いかに距離感を読むことに長けたボクサーと言えど、標的の大きさがここまで極端に変わったなら……?
……クリーンヒットは、難しいはずだ。

「ふんッ!」

顔を腕で庇ったのも、ただのガードを意味してはいない。
全力で踏み込んできたモンドの足に、倒れこみつつの『肘』を落とす!!
              モノ
「お前がうちにくれた『重量』、今返しちゃるけェの!!」

841『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/12(月) 02:02:43
>>839-840(モンド、藤堂)

「ええ踏み込みじゃ……!!」

うそぶく藤堂に対し、モンドの答えは『唯一つ』。

「『サイドウォー――――――――――――――――――――ク・スラム』ッ!!」


            ギャウ ン!!

繰り出される『鉄拳』に対し、藤堂の手が上がり、顔面を庇って見せる。
この展開になることは、回り込まれた時点で想定済みだった。

加えて、勢いよく前方に倒れこむ。
自重に加えて『20kg』を注ぎ込んだ渾身の『肘』を、
がら空きのモンドの脚に叩き返すのだ──!


            ド ゴ   ォオ オ  !!


                                  ・   ・   ・


衝撃と炸裂音が轟いた刹那、二人の時間が止まる。
モンドの拳は、狙いあやまたず藤堂の顔面を捉えていた。
身長差はハンディだが、それ以上にスピード差が圧倒的だ。
『ボクシングスタイル』のモンドに対し、藤堂は『20kg』のハンデを背負っている。

だが、防御は成功した。
顔の前に上げた腕が『ナックル』を止め、
腕こそ殺されたものの、頭部への致命撃を防いだ・・・・

──はずだった。
藤堂が、前方に倒れこまなければ。
全体重に加え、『20kg』の重さをモンドに向けなければ。


           ・・ ・ ・ ミシィ イ  ィ

『カウンター』になったモンドの『ナックル』は、
腕をへし折って有り余り、藤堂の頚骨を損傷させ、
その頭部と内側の脳を、ガードの腕ごと揺らした。

一瞬──藤堂の意識が途切れたのは一瞬だけだ。
だが、近接戦では、それが全て。

「んぶるあああああああああああああああああ
 ああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああっ!!!!!」


          ドゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!


右手一本の不器用なラッシュが、藤堂の大柄な体に叩き込まれる。
『ピラミッド』が蜃気楼のように消え、『オリンポス』の体にひびが走り──


                            『ズドォ オオオ ン!』



足音に負けぬ地響きを立てて、藤堂は床に崩れ落ちた。



── モンド『サイドウォーク・スラム』 ⇒ 『Win!!』

842藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/12(月) 02:23:41
>>841
(ええパンチじゃァ…………もうちぃと、殴り合いたかったのォ………でも目が覚めたら殺す)

最後まで、凶暴な笑みを浮かべたまま、轟沈した。


藤堂虎鈴『オリンポス』 →『LOSE』

843モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/12(月) 02:29:52
>>841

「へ、へへ…… か、勝ったぞ」

息を切らし、倒れた敵を見下ろしながら、ボソリと呟く。


「このケンカ、オレの……」

  左腕は砕け、右腕も無理な連打でボロボロだが……
   体の痛みは、もう感じない。

「オレの――――――――――――勝ちだッッッッ!」

    漲るのは、『勝利の歓喜』だけだ!

.

844目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/11/29(日) 20:51:28
【場】DIONモール その3  より移行
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1432052310/316-338

《確認》
・GMの募集は無し、で良いでしょうか?
・いちおうマップを用意してみましたが、使ってもよろしい?(グリッドは1m×1m)
ttp://dl1.getuploader.com/g/goldenrectangle/105/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88.png

(目黒→K16 藤堂→N16 オリンポス→O15、O17、N15、N17のどこか
 L16に椅子が転がっている、と見てしまってもOK?)
(そちらに立ち位置の希望があるなら従います、自分はどこでもいいです)

845藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/01(火) 01:09:12
>>844
おう。立ち位置もそれでええよ。
ほうじゃの……なら『オリンポス』の位置はN17にしとく。

後はそっちの質疑待ちじゃな。

846目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/01(火) 22:55:02
お待たせしました。それじゃ、やろうか

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【これまでのあらすじ】
DIONモールのフードコート内にて、藤堂虎鈴『オリンポス』と目黒真実『ディバイン・ゼロ』は、喧嘩をすることになった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

服装:ダボついた長袖、ダボついたズボン、ゴーグル、ダウンジャケット、マフラー
持ち物:十円玉4枚 フリーペーパー コップ

能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/749-750


   『キキュゥゥゥゥ――――バリバリバリバリイィッ!!』


 『ディバイン・ゼロ』の翼を広げ、敵本体直前へと迫らせる!彼我の距離は2m。『2秒』かけて、

   (まずは緩めに……『速度:C』で接近させてやる。これなら貴方も対応できるだろう?)

 その2秒、相手が『ゼロ』を気にしている間、自分は尻モチをついている状態から回復せねば…立ち上がる。
 
  (手加減したって言ってたが、ゴリラみたいなパワーだった… 負傷はどうなってる アバラを折ったか?)


目黒:K16で立つ
『ゼロ』:N16へまっすぐ

【スタンドエネルギー残量:10秒→8秒】

847藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/02(水) 02:08:27
>>846
服装:秋映学園の冬服 青島コート
所持品:なし
能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/716


──藤堂虎鈴は、考える。
藤堂虎鈴は、普段考えるということは滅多にしない(苦手だからだ)。
しかし、『喧嘩』の際は例外である。

この時既にいくつかの『ヒント』が、藤堂虎鈴には齎されていた。

『決して反応しきれないものでないこちらの攻撃を咄嗟に防御しなかった』
『「やるかやられるか」「一方的になるかも知れない」という台詞』

この二点から導き出される可能性のうち、最大のものは───

『防御を捨てた攻撃一辺倒』
『かつ一撃がこちらの反射を超えた速度』またはやや確率が下がって『本体もスタンドもこちらの手の届かない位置からの攻撃に終始する』

──この二つだ。
『速度』『距離』ではなく『一撃が必殺の威力』のパターンもあるが、それなら『一撃で終わる』『勝負にならない』等等の物言いになるはず。
『一方的に』に自然に続く言葉をつけるとしたら、それは『一方的に攻撃し続ける』となるだろう。
『やるかやられるか』という発言も、ノーガードの殴り合い上等な能力ならば納得できる。
(後は『戦闘機』みたいな見た目も『それっぽい』と言うのもあるが、まあこれは傍証レベルである)
また『一方的に攻撃し続ける』必要性があるということは、むしろ一撃の威力は並かそれ以下とも考えられる。

であるならば、こちらが勝つにためにしなくてはいけないの事は、たったの二点だ。

『逃がさない』『攻め続ける』『────本体を!』

「はッはァ!!」

本体は左右の腕で顔面と胸部をブロックしながら、『オリンポス』ともども目黒目掛けて突っ込み飛び掛る。
目黒の『戦闘機のスタンド』は(どうせ避けられるだろうが)『オリンポス』の腕で打ち払う。
『投げた椅子を防御できない』レベルの、ガードの貧弱な目黒の能力に、これを止めるすべはないはずだ。

848目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/02(水) 03:15:43
>>847
目黒は逃げる。藤堂から見て右奥(I-14)にアワアワ逃げだす。

 「私の『ゼロ』の性質をだいたい察したな、 正しいですよッ 賢いッ」
 「本体に狙いを定める、急所を隠す、正解。」
                               ディバイン
「そして貴方はまたひとつ気づくでしょう…それが『神性たるゼロッ』」
 
   「ちなみに、貴方がこれから追いかける奴の名前は『目黒(めぐろ)』です、いっぱい叫びなさい。」  

 

    藤堂は顔と胸の急所を両の手で隠し、
    『オリンポス』はまっすぐ進みながら飛行するスタンドを払いのけようとした…(M-16に移動?)
     相手スタンドの選択は…


      躱さない。ガードが貧弱なのではないのか…!?
 
 
    (いや、『ディバイン・ゼロ』は
     『スタンド』によるあらゆる干渉を、幽霊のように、

            ―――――『透過する! そして奪う!』)

(その腕からモロにパワーを奪い、)
(貴方は、その腕に疲れを覚えただろうッ!少しの間だが狙いもパワーも落ちたかな…それは隙だッ!)
(小生はスタンドパワーを10秒分得れたはずだぞッ!)


(そして相手スタンドが真っすぐ来ていて…ならば、狙おう)
(これから、腕を抜けたなら、斜め上に舵を切り、ちょい加速(スB精密A) 
 …それだけで、つぎは『足』がむこうからやって来ていて、)

(二回目の透過…ふたたびエネルギー10秒ぶん奪取!)
(貴方の足に突然の虚脱感だッ わずかだが、本体の移動やキックに支障をきたすッ!さらに隙ッ)

(鬼ゴッコだ!)
(ついでに、小生が相手のパンチとかを喰らってフッとばされたら…さらに距離をとれるな 痛いけど)

  【スタンドE残量:8秒→7か6秒くらい】

849藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/03(木) 04:41:30
>>848
 ゾ ワ ッ

「ぬあッ……?!
………なるほどのォ、そォゆうことかいやァ!!」

避けるどころか『すり抜けた』挙句に、腕に感じる『疲労感』。
…成るほど、事実上、直接攻撃はむしろ悪手ということか。
『触れると疲労』、その上『遠距離タイプ』…………『一方的』の理由も、これで解った。

(思うた以上に厄介じゃのォ……………。
距離さえ取ってもうたら後はやりたい放題、少なくともやられることはないゆうわけじゃ。

うちにひたすら纏わりついて『疲れさせる』……『ただのそれだけ』…捻りもなンも無いが、それを避ける事も受けることもも、うちにはできん…………!!)

シンプルではあるが回避も防御もできない攻撃……が、しかし。

「………ッたく、早々これを使うハメになるとはのォ」

先の突進で現在位置はK16と言ったところか。ぶつくさ言いつつ………『オリンポス』が無事な腕で床を殴打。

「まァ、ようはあれじゃ。お前を逃がさんどいたらええンじゃ。その位ならなンも難しないわい」

   ゴ  ボ  ボ  ッ

最大サイズ、かつ満水の『黒四ダム』を構築。自分を巻き込まず、目黒と『ディバイン・ゼロ』を囲うように。難しいなら目黒さえ押さえれればそれでいい。
『オリンポス』が構築できる『名所』『史跡』の大きさはワゴンカー並み、つまりおおよそ5メートル弱はあるわけだ。現在の彼我の距離なら届かないものではない。
目の前に競り上がる壁、足元から湧き出す水、二つの障害物で目黒を捕まえる。

「…………いくらこいつがうちらの拳をスカスカ抜けるゆうても、お前まではそうもいかンじゃろ?」

850目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/03(木) 23:33:37
>>849
地面から迫り出す約1.8m半のコンクリート壁。威容!
ミニチュアといえど、大きさはワゴンカー大に設定されているのだ!          

        /´::::> ,.-.、_
       /:::::/ /:::::/
       ./:::::/ /::::://::7
      /::::::< └-' 〈_:/
    /:::;へ::::\                   「何とッ!」
    ∨  丶;::::>
         `
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
>藤堂が出現させたのは『黒部ダム』、これは1963年に建設された日本を代表する超大型ダムのことを指すッ   <
> 堤長492m、高さは国内一の186m、貯水量は約二億立方メートルで、これはタンカー1000隻分に相当!    <
> あまりの巨大さゆえ、建設中に作業員が行方不明になったというエピソードまで存在しているッ!         <
> 観光施設としても知られ、毎年訪れる観光客は100万人を超えているそうだッ!!!  (ナレーション:大川透 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
 

 それが『目黒』とそのスタンドを囲み、両方ともが水に浸かる!
 少年のような背丈の『目黒』は、ほぼ全身水の中!

      ジャバ  
            ジャバ
   
   「ぷはッ  … 防寒具が水を吸う…重い」

   「そして相手の足を…狙おうとしたせいで …ゴボっ
    「『実体化型スタンド』を『透過』できない『ゼロ』が…
     …水に搦め取られ、泳ぐしかない…速度も空戦機動も殺されたッ…ごボッ」




奥の手が成功した藤堂、非常に有利な状況ッ!
そして目黒にとって、  致 命 的 な 一 打   だったッ!
            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
…ただ、藤堂に『唯一』、不利な点があるとしたら

     「 ゴボッ 」

…『オリンポス』が、共有すべき『視聴覚フィードバック』を持たないということだ。
……藤堂の身長(153cm)では、堤越しに敵を覗きこむ事すらできない。…声しか聞こえねェ。



―――――――――【目黒の思考】―――――――――――――――
(まず私本体、近場のテーブルに浮上したい…着衣遊泳はヒラ泳ぎ推奨だったかな…)
(『ゼロ』は泳げ、1m強、上に泳がなくては)
(いま唯一のいい事は …大きな実体化スタンド内部を泳ぐ、掠り続けることになるから) 
(『スタンドEを数秒分』確実に貰ったですね…これだけ多い水なら5秒くらいがいいな…ゴボっ)  

【『ディバイン・ゼロ』、現スタンドE残量:17秒】


※視聴覚については、【供】『暦』供与スタ質問スレッド【他】>>224 より。
 能力詳細からの引用ではないので、そちらに不満があれば、訂正します?

851藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/04(金) 00:33:20
>>850
く、黒四の詳しいキャプションがついとる…。
それはそれとして…こっちの受けた『疲労』はどれくらいで回復するンかの?

852目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/04(金) 00:57:21
>>845
疲労は残ってるでしょうが隙は出ないです。

ただ、『腕に関しては、あと4回くらい透過されたら、異常が出続けるレベルで疲れそうだな』
…という感覚がありそうです。

853藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/05(土) 02:40:32
>>852
いやうちは回復するのかしないのかを知りたいンじゃが…。
まァええわい。仮にするにしてもどっちみち、即座にゆうわけにはいかんじゃろ、多分。

>>850
「ふーん…。
こいつはすり抜けれンのか、基準がいまいち解らんのォ」

実体のあるものは『すり抜け』できない、ということか。
まあ何にせよ、次にすることは決まっている。

 ゴ ッ

『オリンポス』は手近な椅子を、軽く殴打。

        /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

椅子から、『塔』を思わせる建築物が生えてくる。倒れないよう、『オリンポス』の手で支えた。
椅子に生やした分、床に生み出した『黒四ダム』より、その先端は高い位置にあるので、目黒にも見ることはできるだろう。
大きな声で、中で泳ぎもがく目黒に叫ぶ……。

「いい忘れたけぇ説明しとく!こいつの名前は『オリンポス』ッ!!
世界中の『名所』『史跡』を、まァ『ミニチュア』じゃが本来の機能を持たせた状態で作り出せるッ!!
……ちなみに今お前が浸かっとるンは『黒部の太陽』こと『黒四ダム』、でもって今生やしたンが、『江ノ島シーキャンドル』ッ!!

江ノ島の夜のお洒落なデートスポットにして、日本初の、由緒ある民間灯台じゃ!!」
(ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E3%81%AE%E5%B3%B6%E7%81%AF%E5%8F%B0)

カ ッ ・ ・ ・ !

『江ノ島シーキャンドル』の先端に、眩い閃光が燈り、その全体がライトアップされる。灯りが水面を滑り、サーチライトのように撫でた。

「お前が今何を考えとるかどーかはしらンが、うちがこれからどーするかは教えちゃる。
         シーキャンドル クロヨン
なあに簡単じゃ、『こいつをそこに投げ込む』!!ご覧のとおりこいつには電気がかよっとる。それをそこに投げ込んだら『どーなる』?」

グイッ

予告どおり、いつでもそれを投げ込めるように、掴んで支える『オリンポス』。

「降参せェ!仮にそッから抜け出しても、『濡れたまンま』のお前が逃れる方法はないけェの。
それでもまだなンとかできるゆうならええわ。続けちゃる」

854目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/06(日) 18:38:21
>>853
出現する、鉄筋コンクリや金属の柱が絡み合って出来た『灯台』、
これが『江の島灯台』、俗称『江の島シーキャンドル』!冬仕様のライトアップにより、神秘的な青白い光を纏うッ!
使用される電圧は100〜200ボルト、これなら、『浴槽』程度の水ならいっぱいに回路を作ることとなる!
そして頂上のLEDを灯すために使っている電流は、最低値ですら1アンペア以上ッ、すなわち致死量!

それを藤堂は利用しようと考えたッ!


   「ぎりぎりぎり…」
   おおっと目黒、歯を食いしばる!

「ううううううッ〜〜〜〜〜〜……」
「くッ」「ぐゥゥゥゥ〜〜〜〜〜ッ」

ビショ濡れの状態でもなお、汗をダーダー流しながら考えているッ!

   
   (家庭用電流…『交流』!すなわち電気風呂ッ  『電気柵』から漏れるような『単流』とは訳が違うッ)

   (一般用電気コードなら、コードからなるべく離れれば…いや、向うの『電圧(ボルト)』も分からんではッ)
   (漏電ブレーカーが働き…働…くのか?) 
   (周囲に金属製の椅子やテーブルに足が存在するし、電気はそっちに逃げるか…?)
   (実際かなり怪しい、こちらが助かる可能性が、実際に五分五分くらいなのが困りものッ)   
   (いや、命を懸けてない喧嘩に、そこまでッ…賭けはできないッ)
   
   (当方のスタンドの速度で、コードを捕まえ…いや、配線なんて分からん!)
   (ならばせめて、機銃で相手の目を潰す…わりと可能ではあるが)
   (そこまでやったらお互いの為にならないッ)




   「くッ…降…伏……ッ」

  「…スタンドを解除する…ケンカで命を賭けるのは…小生の使命でも無い……ッ」

855藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/07(月) 04:33:02
>>854
「おしッ、聞き分けのええ子はおねーさん大好きじゃ&hearts;」

 ズ  キ ュ ゥ  ン

床に沈みこむように、『黒四ダム』が、椅子の上から『江ノ島シーキャンドル』が消えていった。
(ついでに濡れた身体も乾いた)

「さて……………」

『オリンポス』と共に指をボキボキ鳴らしながら目黒に近づく。そして…。

ヒョイ

無事な腕で目黒を抱えると、そのままダッシュで走り去る。
ポリが来る前に離脱。停学・休学・退学などは以ての外だ。

「逃げるッ!どうせ今の見た誰か通報しとるじゃろ、うちのはどーも派手でいかんのォ!!」

藤堂虎鈴は札付きの不良だが────真面目な学生なのだ。これでも。

856目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/07(月) 22:44:16
>>855
「おわ」
「そんな大袈裟な……」



     彡⌒ミ
   ⊂(;ω;`)  アイツラ ガ アバレテマシタ


<ナンダトォ  マァテェェェ 
 <ニガサネエゾ オルァァァ
  <フンガー


  「……」
 「…『既に』だッ!」 「急げ急げェェェ〜〜〜〜〜ッ」



ギャンギャン叫ぶ。

「もっと早く走ってくださいッ」


抱えられながら偉そうに指図しよう。


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