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【場】砂浜
82
:
ココロ『RLP』
:2015/02/26(木) 22:14:32
>>81
「い、いえ……私も、茶葉とか全然……ごめんなさい、詳しくないことばかりで……」
「だ、だから……そ、そんな、気にすることじゃ……無い……あっ……ご、ごめんなさい、なんだか、上から目線で……わ、私なんか、何も知らないのに……」
「……で、でも、そうなの。
……ぴ、ピアノ、は。ずっと、習ってるのよ。」
「昔から……だから、ちょ、ちょっとは弾けるわ。」
ピアノは、ココロが自信を持てる数少ないものだ。
長年の鍛錬と、幾たびか浴びた、心からの賞賛。
それを生み出した指は、紛れもなくココロにとっては宝だ。
「あ、ありがとう……こ……このヘッドホンは、お気に入りだから……」
「……」
「あっ、ご、ご……ごめん、なさい……責められたとかは、お、思ってなくて……」
(……また、気を遣わせてしまったわ。私って本当に駄目ね……)
と、再び俯いたところで――
「ひっ……!?」
ガタン!
高天原の動きに、ベンチから転げ落ちそうなほど怯え上がる。
「や、やっ……」
「……」「……あ」
「…………」
「……ご、ごめんなさい、ごめんなさい……わ、私……」
が、すぐに、高天原の意図に気づいたらしく、我に返る。
それは――『手を出される』という被害妄想だった。
手を伸ばしてくると、危害を加えられる、という。
「……」
「すーー……はーー……」
「……ごめんなさい……おかしいわ、私……」
「あ、貴方は、きっと悪い人じゃないって……お、思う、のに……それでも、こ、怖かったの……ごめんなさい……」
「……きょ、曲……おすすめの曲、聞くわ……わ、私も、ヘッドホン、あるから……」
自分のヘッドホンのコードの先を、震えつつも手にする。
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