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【場】砂浜
508
:
イザベル『アーキペラゴ』
:2015/08/29(土) 23:07:00
>>507
「ま、災難だったな……」
殺人事件に巻き込まれなかったから幸運だったね!
……とは、流石に言えないだろう。
それが不幸中の幸いだったとしても、不幸であることには変わりないのだし。
「ぷっ」
「『無い袖』ってか! 確かに袖はねぇな!」
確かに水着に袖は無いが、なにが面白いのか、ツボにはまったらしくゲラゲラ笑い出す。
ゲラゲラと体を上下に揺らして笑っている……ので、こう、つられて揺れた。何がとは言わないが。
「ひーっ、ひーっ……」
ともあれ、真剣な顔でその格好でここまで来たのかと問われれば、どうにか笑いを堪えて。
「ん、ああ」
「流石にアタシもシャツぐらい着てきたわ。
ほれ、あそこに……」
イザベルが街の方を指し示す。
指の先にあるのは、海と陸とを隔てる段差の部分。
通行人などが砂浜に落下しないように、そこには手すりが設置されている。
そしてその手すりには、白いTシャツが雑にかけられて―――――
カー
「あっ」
――――カラスがTシャツを浚っていった。
「……あそこにシャツがあったが、たった今無くなったな……」
カラスはあっという間に夕闇の空に消えていく。
イザベルはそれを茫然と見送るのであった。怒る気にもなれねぇ。
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