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【戦】『銃は剣より強し』 2
549
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/22(水) 01:50:12
>>548
目を開ければ戦場。
時は今で場所はここで、そして相手はここに居る。
ぐるりと見回し、敵が見えるか確認しよう。
550
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/22(水) 02:06:28
>>549
首を巡らし視線を走らせる『錏葉』。
戦場にいるのは二人きりで、これといった障害物もない以上、
「俺さァ」
当然のように目が合った。
会話をするには流石に距離がありすぎるが、
構わず口を開く『黒髪を逆立てた男』。
「ちゃんと『ヒト』とやるのは初めてなんだよ。
ワリと楽しみで、たまんねえって感じでさ」
躊躇なく『対戦相手』に近付きたい。一直線に。
551
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/22(水) 21:19:15
>>550
コキ☆
首を鳴らし、『敵』を見る。
黒髪、短髪、ヒラメ顔。鋼線の束のような筋骨隆々。
「『楽しみ』か?」
他人が居ない。声は届く。会話の意思はなく、ただ笑うだけだ。
「『ヒト』とやる気なら」「気持ちを」「切リ替エロ」
『一直線』に近付くのなら『椅子』と『テーブル』が並んでいる。
意に介していないような感じだ。意に介せずともいい理由があるからだろう。
お互い様だ。
「俺ハ錏葉九郎」「『スタンド』の名ハ『ザ・シグマ』」
「能力ハ」
ダッ!
走り出すッ!『敵』に向かって『一直線』に、そして『障害物はすべてハネ飛ばす』。椅子とテーブル。『面』の大きい製品。
当然、そのうちいくつかは『敵』のほうへブッ飛んでいくだろう。即席の視界封じ&飛び道具だ。
「見て解レ」
552
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/22(水) 21:34:27
>>551
質問です。
上記の行動は、既に『ザ・シグマ』の能力を発動しており、
破ス精BBCで行われているという理解で判定して構わないでしょうか?
553
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/22(水) 21:54:28
>>552
Yes
すみません
554
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/22(水) 22:15:56
>>553
ありがとうございます。
>>551
『錏葉』が笑み、呟く。
曽部の声が届いていたのと同様に、その言葉を曽部は捉え、
「へへへ」
と、屈託なく笑う。
「なんかイイよなそういうの!カッコイイぜ。
上からも上から、上から目線の『大上段』って感じでよ!」
己の『スタンド』の名を告げると同時、『ザ・シグマ』を発現する『錏葉』。
否、『錏葉』の肉体は既に『異空間』へと飛び去っており、そこには『ザ・シグマ』のみが残されている。
勿論、そんな事情は『曽部』には知る由も無い。
曽部に分かるのは、『相手が獣の膂力と速度で突っ込んでくる』という、単純な事実だけだ。
だからそれを見て、曽部は反応する。
「散々ヤってるって感じだろ?鳴らしてるって感じだろ?
胸借りるぜ『センパイ』――俺ってばホラ、ドシロートだからさ」
すかさず『仮面』を発現し、もたらされる獣の速度で以って、『後退』する。
バックステップを起点とし、そのまま初期位置である『カウンター前』まで位置を戻したい(スB)。
ばら撒かれた『椅子』『テーブル』の内の一組が『曽部』へと飛来したが、
獣速で後退している最中であれば相対的な衝撃はさして無いと判断し素手で防御する。
555
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/22(水) 22:52:02
>>554
「ン」
『仮面』とともに『獣の速度』を得る『曽部』。今このとき、両者は速度という点で互角だ。
そしてハネ飛んでくる椅子もテーブルも『ハンギング・ガーデン』にとってはさしたる脅威にはなり得ない。
数も一組だし、その通り、相対速度も大したことはないからだ。『当たり』は弱い。防御した腕に、痺れすらも残らない。
「速クなッタナ」「『仮面』?」
『カウンターの前』まで後退する『敵』を見据えて呟き、走る。
退がったことの意味は――無闇にぶつかるのを避けたからだろう、と単純に結論。
もちろん相手が何であれ、『ザ・シグマ』は肉薄する。『ザ・シグマ』にとっての戦闘も恐怖もその克服も、迫撃の只中にしか存在しないからだ。
「 LA AAッ! 」
咆哮。
まだ後退するようなら追うし、
防御してか、または初期位置に戻って止まる、あるいは壁際まで下がって止まるのなら、止まったそこに野球ランナーみたいに『滑り込む』(
>>552
メール欄『体勢:スライディング』)
タイミングはどうあれ『防御』した時の注意は目線の高さの筈だ。
足下の注意は、それなりに薄くなっているだろう。
556
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/22(水) 23:26:24
>>555
「そ!『速くなる』のが俺の『能力』で――オタクさんのも似たようなモンだろ。
俺、『スタンド使い』の知り合いってのは少ないけどよ、こないだ遊んだヤツもそうだったし。
ワリといンのな、そういうの」
速度自体はほぼ互角だが、『移動』に関しては単純に前進する『ザ・シグマ』が優位だろう。
徐々に距離は詰まり、曽部が『カウンター』を背にした所で『スライディング』の間合いに捕らえる。
「『ただ速い』だけなら俺ァもう、ビックリできねーっての。
なんつったって俺の『コイツ』は、速いだけじゃあ、ねェからな!」
『机の散弾』からの『スライディング』は、同速とは言え僅かに『曽部』の虚を衝いた。
『回避』が際どく間に合わないタイミングで滑りこむ『ザ・シグマ』に対し『曽部』は、
咄嗟に『全長1メートル』の『大鋏』を発現し、『ザ・シグマ』の蹴り足を『刺突』する。
間合いの目算も攻撃のタイミングも全てを裏切り瞬時に発生する『1メートル』の『リーチ』で『後の先』を取る。
攻撃の成否に関わらず曽部はさらに一歩後方へ跳ね、
『カウンター』の内側へと飛び込みたい(ハサミは実体化していない)。
557
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/22(水) 23:48:37
>>556
「武 っ」
「器」
「かヨォッ!?」
ブレーキは考えていなかったし、『武器』の存在は完全に意識外。
虚をついたつもりが完全に『虚をつかれた』。
ザ シュッ!!
『大鋏』は上から、『ザ・シグマ』のふくらはぎ・・・腓腹筋の中程を突いた。(力をこめると膨らむ部分)
蹴りの勢いと、咄嗟の反撃で狙いが甘かったこともあり、深々と突き刺さりはしなかったが、突然の痛みにより『カウンター』の壁面に
ドゴン!!
激突する。傷は・・・走ったり跳んだりすれば、ひどく痛む程度には浅い。
カウンターの向こう側に退避した『曽部』には、手応えと激突音から(または見ていて)、何が起こったか把握するのは容易いだろう。
「ぐっ」
呻く。ぶつかったカウンターに手をついて、体を押しころがし、離れつつ。
体勢はどうあれ、『カウンターの向こう』から・・・上からでも、『突き破って』でも、『攻撃』がくるのを『視認』できるように目を開き、首を動かす。
558
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/23(木) 00:00:29
>>557
「『仮面』と『ハサミ』で速くて斬れる!まったく『アベコベ』で『デタラメ』!
どうしようもねェよなァ?有り得ねェよなあ?ヘへヘッ!
『脚』をヤッちまったらキツイかァ?」
咄嗟の反撃にしては上々の結果だ。
互いに『高機動』のこのカード、脚部へのダメージは値千金と考える。
「こないだ『虎』を殺した時も、脚を落としてやったけどよォ」
カウンターから転がり離れ、攻撃に備える『ザ・シグマ』。
あらゆるケースを想定し待ち構える男に対し『曽部』は、
「今、そんな気分だよ」
『カウンター』に並ぶ『酒瓶』を二本、
開いた左手(ハサミを持たない側)で瓶の首の部分を掴むよう纏めて持ち、
『ザ・シグマ』目掛け投げ付ける!
(転がった後の『ザ・シグマ』の位置はどの辺りの想定でしょうか?)
559
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/23(木) 00:28:58
>>558
(バーカウンターの右側、床の色が濃く表示されている部分の一番下あたりを想定しています)
「『何でモアリ』ダロ」「ハハ!」
『虎』なら足一本で怯むかもしれないが、こっちは別に手足は半分まで残っていればいい算段だ。かといって無闇に、好んでくれてやる義理も無い。
そしてこれは分かる。めくらましだ。
投げつけられた二本の瓶。『やり返されている』と認識する。
狙いは人並みに精密だが、それなりに不器用ともいえる。当たるコースではあるが・・・胴体のどこかに当たる、程度だ。
避ける必要を感じない。『ザ・シグマ』は通常の攻撃、その一切を『透過』してしまうからだ。
だから『躱さず』、『曽部の次の挙動を注視する』。
560
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/23(木) 00:44:46
>>559
(有難う御座います)
「全く!頼もしい限りで俺ァもう嬉しいやら楽しいやら、
どうにかなっちまいそうだっつーの!」
ガチャン
ガチャン!
曽部の投擲した『酒瓶』を『スタンド』である『ザ・シグマ』を透過し、
『ザ・シグマ』のやや後方の床に激突し破砕した。
「あっちゃあ」
「『俺の』とはちょと『違う』ってか?
別に『オタク』が速くなるワケじゃあなくて、『速いスタンド』っつーコト?
それとも『すり抜ける能力』?」
言いながら、左手にさらにもう一本『酒瓶』を掴んだのち、
『曽部』は『カウンター』のによじ登り直立する。
高いところが好きなのだ。
「色々『カラクリ』がありそうだよな。
ま!最初の『勢い』が萎んじまったみてェで、俺としちゃあちょっぴり残念だけど!」
更にもう一投、カウンターの上から『ザ・シグマ』目掛け投擲。
『確認』だ。『透過現象』が『能力』によるものであるか、否か。
そして『ザ・シグマ』が尚も動かないのであれば、
恐らくこの辺りで『曽部』は――痺れを切らす。
561
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/27(月) 22:43:27
>>560
これはこっちの書き方が悪かった、申し訳ない。
『ザ・シグマ』は通常攻撃を『透過』することで『ノーダメージ』だと演出できる(スタンドだから)。
皮膚は人間のものなので、そこに当たりはする。
つまり酒瓶は胴体に当たって足下に落ちて割れる(かどうかは床にもよるが)、こちらに衝突ダメージは無い、という形になる。
以上の点を謝罪&補足させていただいた上で、次レスについて以下の続け方を提案する。
・酒瓶は足下に落ちた、という状態で(しかしダメージがないのはわかる)こちらがレスを返す
・上記の補足説明をふまえて、そちらが再レスする
・その他
562
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/27(月) 23:56:24
>>561
こちらこそ読み違えており申し訳ない。
最低限の訂正で、こちらの再レスで処理して頂けると有り難いです。
「全く!頼もしい限りで俺ァもう嬉しいやら楽しいやら、
どうにかなっちまいそうだっつーの!」
ガチャン
ガチャン!
曽部の投擲した『酒瓶』を『スタンド』である『ザ・シグマ』に衝突しし、
そのまま『ザ・シグマ』のやや足元の床に激突し破砕した。
「あっちゃあ」
「『俺の』とはちょと『違う』ってか?
別に『オタク』が速くなるワケじゃあなくて、『速いスタンド』っつーコト?
それとも『投げても効かない能力』?」
言いながら、左手にさらにもう一本『酒瓶』を掴んだのち、
『曽部』は『カウンター』のによじ登り直立する。
高いところが好きなのだ。
「色々『カラクリ』がありそうだよな。
ま!最初の『勢い』が萎んじまったみてェで、俺としちゃあちょっぴり残念だけど!」
更にもう一投、カウンターの上から『ザ・シグマ』目掛け投擲。
『確認』だ。『投擲攻撃の無効化』が『能力』によるものであるか、否か。
そして『ザ・シグマ』が尚も動かないのであれば、
恐らくこの辺りで『曽部』は――痺れを切らす。
563
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/28(火) 23:42:58
>>562
「考えロよ。俺とお前ノ『違イ』ヲな」「トコロデ」
スッ
「『俺』ト『虎』ノ違いヲ教エテヤル」
『ザ・シグマ』の行動は・・・
『最も近い位置のテーブルを掴み、盾のように構える』。
並んでいるもの、既に吹っ飛ばして転がっているもの、あるいはさっき曽部が『防御』したもの、
とにかく『テーブル』を盾にする。
相手が鋭利な刃物を持っていて、それが『スタンド能力』の産物であるならば、
いかにも素手では分が悪い。そして武器を持っているということはそれを扱えるということ。
武器経験など、ケンカで棒切れを振り回したことがある程度。張り合える筈も無い。ならば防ぐ。簡単な思考だ。
できるだけ大きな面をカバーできて、手近で手頃なものといえば『テーブル』だ。
天板と脚の接続部分に近いところを握り、胴を隠すように構えたい。顔は下半分がカバー出来れば上等だ。見ないといけないから。
『ザ・シグマ』の行動は・・・
『曽部』が瓶をとり、カウンターに上り、瓶を投げつける、あるいは瓶がまた命中する。
その間に完了すると思う。
「物ガ掴めル」
カウンターに上られたのは、今の状態では良いことと言える。
こっちの体の、見た目の面積が狭くなり、盾で足まで防ぐことができる。体を覆い隠せる。盾とは・・・
『上から降ってくる矢をふせぐために発達した防具だ』。その意味では、良い状況と言える。
可能なら防御範囲と視界を確保(テーブルを持った手の動きで対応できるだろう)しつつ、真っ直ぐに距離を詰めていきたい。全速力ではなくにじり寄るような速度で。
564
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/29(水) 00:37:09
>>563
「へへへへへッ!」
『テーブル』を『盾』の如く構える『ザ・シグマ』を見て、
尚も曽部は無邪気に笑い声を上げる。
「確かに『虎』とは違うみたいだなァ。
ただ、『虎』ン時の俺ァさあ」
投げつけた『瓶』は恐らく、『テーブル』に防がれ破砕することだろう。
もとより『ザ・シグマ』には通用しない攻撃だが、
これで曽部は、【『ザ・シグマ』に通常の飛び道具が効かないこと】を確認できた。
「センパイから、『お前の能力は対策できる』『気軽に使うな』っつって!
釘刺されてたんだよな。俺ァそれずっと不思議でさァ」
語る曽部の瞳がどろりと濁る。
それ自体は『仮面』に隠されて、『ザ・シグマ』からは直視できないだろうが、しかし。
「できると思うか?やれると思うか?
教えてくれよ『対策』ッての!もう我慢できね――ッつの!
ヘヘヘヘヘ!遊ぼうぜ――『缶詰坊や』」
言うや否や、『曽部』はカウンターを蹴り一目散に『ザ・シグマ』へと飛びかかる!
狙いは『頭部』!こちらの動きを伺うため、必然的に『目』を覆うことは出来ないはずだ。
『テーブル』による防御の外を、『大鋏』による『刺突』で――狙い撃つ!
565
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/07/29(水) 01:17:35
>>564
「対策。『鋏』ノコトヲ言っテンのカ?」
濁る曽部の眼を、錏葉は視認しない。
だが曽部の眼は、『ザ・シグマ』の、真っ暗闇の底じみた眼を視認する。
二つの視線はそして、『眼』を狙う『大鋏』の切っ先に交差する――
「『鋏』ナラ」「狙い通リ」
盾を構え、眼を露出する。
刃物を使い『眼』を狙うということは、少なくとも『盾を貫通するよりはそっちのほうが確実だ』と判断したという意味だ。
つまり鋏じたいの、『ハンギング・ガーデン』自体の威力は『ザ・シグマ』と同等かそれ以下。以上ならこんな即席のペラい盾を気にする必要が無い。
要するに『眼』か『盾』の二択攻撃、曽部は『眼』を選択した。
そして、ならば、『刺突』される鋏。その刃先を・・・
「言っタロ」「『俺』と『虎』ノ違イ」
ズ シュ !
『テーブル』は片手で保持出来るから、これはそのまま。
刺突された鋏を、『右手で掴む』。横からとかそういう不確実なことはしない。狙いが眼であるなら狙点は二つ。二つに絞れば速度は同等、対応は十分可能!
そのどちらかの前方十センチ以上の感覚を開けて、『掌から手の甲に貫通させ』、その間に思い切り握りしめて、止めたい。
骨や筋肉がダメージフィードバックでブチ切れるだろうが、指は二、三本も動けば握りが甘くなるということもあるまい。
『ハンギング・ガーデン』が『ザ・シグマ』のパワーを上回らない限り・・・『握り止める』防御は完成する筈だ。
566
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/07/29(水) 01:44:15
>>565
「俺の『スタンド』はさァ」
『ザ・シグマ』と、目が合う。
同時に曽部は感じ取る。思い出す。
異能を従え力を振るう、そんな連中の話を。最近聞いたような。なんといったか。
「まったく『デタラメ』で『アベコベ』で!
本ッ当にどうしようもなくってよォ――」
互いに常人の速度を超え、泥のように引き伸ばされた戦闘時間の中で、
曽部は思い出す。『精霊酔い』の――『スリヴァイルマ』。
「だけどいいよなァ?俺達ってば似たモン同士じゃねェか!
『コイツ』を使っていいンだろ?文句ねェだろ笑ってくれよ!」
>>564
メール欄、【縄→右足 軌道変化】より、
『サ・シグマ』目掛け躍りかかる『曽部』の右足首を『吊るす』形で、
突如として『上空』から『荒縄』が発現する。
曽部はその『縄』を『足場』とすることで『空中』で右向きに『跳ね』、突撃の軌道を強引に変化させる。
意表を衝く形で行われる『軌道変化』により『大鋏』は『ザ・シグマ』の防御を外れ、
『右側面』から『首元』を狙い迫る!
567
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/01(土) 17:39:25
>>566
ガ クッ
「!?」
『荒縄』を確認出来たのは『軌道変化』の直後だった。
つまりその瞬間まで、錏葉の意識には『荒縄』は存在せず、故に『急に軌道を変えた敵』に対して、『目で追う』以外になす術がなかった。
ワザとこの状況を作ったわけではない。『仮面』だけではなく『鋏』をも発現し、運良く盾になりうるものがあったから、
武器として恃むのは間違いない『鋏』の狙いを、顔面に限定することで防御を容易に―――最善だった筈だ。その二つが『能力』の全貌であったなら。
もう一つの要素、即ち『荒縄』のことは、完全に考慮の対象外。だから『なす術が無い』。
ズ
ド ガシュッ !!!
肉と骨を裂き砕く音と手応えを『曽部』は感じる。
鋼の切っ先と、『ハンギング・ガーデン』を装着した曽部自身のエネルギーが合わさった必然。
「ガ」 「ぐ ガァッ・・・!!!」
要因は二つ。
一つは、『ハンギング・ガーデン』の仮面はヒトを越えた運動能力を曽部に与えるが、精密動作性においてはヒトの域を超越しないこと。
一つは、ならば空中で、強引かつ強烈に行われた『軌道変更』による攻撃起点のぶれを完全に修正することはできなかったこと。
『ザ・シグマ』が朽ち木のように倒れる。一瞬だが脳まで揺さぶられる衝撃を受けたからだ。
そしてその首筋―――ではなく、少し上。頬が大きく割け、軒並みブチ折られた下顎の歯が露出している。
突き込んだ『大鋏』は、『右頬から、左の頬まで貫通』した。
口腔内は無理に突っ込まれた鋼鉄の塊と、粉々に砕き折られた歯でメチャクチャだ。
食いしばる歯も無く、激痛にのたうちたがる全身の筋肉ではあるが――思考だけは明瞭でありたい。
可能な限り早く、『テーブル』を掲げて(仰向けに寝転ぶ格好で)、上からの追撃やマウントを取られることを防ぎたい。
568
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/02(日) 23:24:15
>>567
「あッれェ」
「外しちまッた!ッつーか『口』はマズイだろ!
『お喋り』できねーと盛り上がらねェっての」
『右足』の『縄』は即座に『解除』。
跳躍の勢いのまま『ザ・シグマ』の横を抜け、
3m程離れた位置に着地する。
「ま」
「これでお披露目全部出しきり三味線抜きで!ようやく出揃った俺の『スタンド』!
デタラメでアベコベでインチキこの上ねェんだよなァ。
この『仮面』!『鋏』!でもって『縄』と来たモンだ」
着地した『曽部』は『大鋏』を肩に担ぐように構え、『ザ・シグマ』へと向き直る。
「俺ァ俺が俺の心に飼ってるコイツらを、
ヒト斬ることしか考えられねェ物騒極まりないコイツらを、
全部纏めて無理くり一ッ括りにしてやって!名前を付けてやったんだ」
『スタンド』と呼んだ者もいる。『精霊』と呼んだ者もいる。
心を結んで像を成し、物理と道理を嘲笑う。
有り得ないものに『有れ』と命じるこの力。
『曽部』は『コイツ』を『こう』呼んだ。
「――『ハンギング・ガーデン』」
「ッてな」
『曽部』はただ、仮面の奥で嗤っている。
569
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/03(月) 21:30:21
>>568
着地した音。猛烈な『追撃』を予想したが、それは外れた。
さて、吉か凶かは分からない。
体は――動く。
ならば立ち上がろう。 スタンド
痛かろうが辛かろうがキツかろうがしんどかろうが、『ザ・シグマ』は『立ち上がる』。
「『ハンギング』」
「『ガーデン』」
マトモな発音は無理だ。歯も口腔も喋るに適さない。『スタンド』だから『スタンド会話』だ。
「ソレが名前カ」「ソーイや」「俺はお前ノ名前を聞いテないナ、『スタンド使い』」
『仮面』と『鋏』と『縄』の能力。
ヒトを斬る。物騒だ。確かにそれは物騒だ。
『ザ・シグマ』の能力は、「見て解れ」と先に言った。
だから説明もしない。口も痛いしな。
「くフ」「は」
「ハハ」
理解したことと経験したことを纏めて括って錏葉九郎は結論する。
『ハンギング・ガーデン』というこの『敵』は、強くて怖くて恐ろしく、
「ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハハハハハハハハハハハハハハハ !!!」
克服するに値するッ!
血ではない赤色を口元から立ちのぼらせる、紛れも無い人型の異形。
轟く哄笑こそは戦闘再開の号砲に他ならない。テーブルは投げ捨て、姿勢は低く。
四足の獣じみて、突撃の為に構える。
570
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/05(水) 00:13:23
>>569
「ヘヘッ」
「ヘヘヘヘヘ!」
思わず笑みが漏れる。全身の毛穴が開くのが分かる。
「『脚』と『口』ィ裂いてやって!
そンでも全然逃げねェし喋れるし、それッどころか『爆笑』してくれる『相手』ってのはよ――」
彼我の距離は『3メートル』。
互いに人智を超えた戦闘速度を持つ両者にとって、十分以上に『至近距離』だ。
「――後にも先にもこれッきりかも知ンねーし!
いいぜ名乗るさ俺ァ『曽部』ッつッてよ。
『ハンギング・ガーデン』の『曽部』だ」
「ま、別に憶えてくれなくても構わねェぜ」
言い終わるが早いか、地を蹴り『ザ・シグマ』へと突撃を掛ける。
右手の『大鋏』による『刺突』――微塵の容赦もなく狙いは『頭部』。
一瞬の判断が生死を分ける殺傷領域に、最短最速で飛び込んで見せる。
「どうせもうじき――どっちか消えッちまうんだからよ」
571
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/05(水) 00:50:36
>>570
「『曽部』」「『曽部』かァ〜」「『仮面』と『鋏』ト『縄』、『ハンギング・ガーデン』の『曽部』」
「ハハハハ!!」
掻き消すべき恐怖の名を知って、その喜びに笑う。
忘れる脳みそも無くなるのは敵のほうに決まっているから、こっちがちゃんと覚えておかなければならない。
『曽部』が地を蹴るのとほぼ同時。『ザ・シグマ』も動く――
ズ オ!
「躊躇も容赦モ無くマタ『頭』!! 良イゾ、正気ヲ疑うッ」
「そシテ『ドッチか』ジャアぁァ〜ネエェぇ〜ッ! 消えルノハお前!! 『消すノは俺ダ』!! ハハハハハハ!!!!」
脚は傷を負っている。万全のパフォーマンスを、完全に期待するには少々不安だ。
だから腕、拳を使う。『ザ・シグマ』は――全身余すところなく機動力。
腕を前肢のように、いや、四足獣のそれよりも遥かに強力に、地を叩き体を前進する!!
『手加減一切無し』で『地面を殴り』、その反動で前へ。
『力』の差は認識している。敵の狙いはそこそこ正確。あとはこれはちょっとした賭けだし、しくじってもどっちかの蝶番が割られるだけだ。
それなりに・・・分はいい。それなりに。『地面を殴って前へ』。『突込まれる大鋏』を(気持ち顔を傾け、失敗しても喉奥に突っ込まれぬように)『喰らう』。
口腔の粘膜はズタズタで、つまりそこはあらゆる『スタンド』にとっての『決死圏』。
実体のないものは『触れれば消える』。
572
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/05(水) 01:46:52
>>571
「憶えなくていいっつッてンのによ――ヘヘッ。さては『良い奴』だな?」
おどけるように言うと同時、『絞首刑』を展開。
狙いは『地面を殴る腕』だ。『宙吊り』にし、『殴らせない』。(『上端』は『天井』。『非実体』)
>>570
メール欄時点から、『動けば吊る』と決めていた。【五体を注視。動くものから拘束】。
『ザ・シグマ』は恐るべき機動力を誇る『スタンド』だが、『視線』の速度はなお早い。
「だから頼むぜ分かってくれよ!
俺のコイツの『ハンギング・ガーデン』の目の前で!
飛んだり跳ねたり殴ったり蹴ったり――できるワケねーッての!」
地面を殴れなければ前進は叶わず、
『鋏』を『喰らう』狙いも当然アテが外れることだろう。
勿論『曽部』がその隙を見逃す筈もなく、
『大鋏』は『ザ・シグマ』の『額』へと突き刺さらんと迫る――!
573
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/05(水) 21:02:49
>>572
クン!
「ア?」
腕が振れない。何かが巻き付いて――縄だ。腕を吊るすように。(質問:『両腕』か?)
地面を殴ろうとした腕が、上からいきなり吊り下げられるように・・・振り切って、殴ることが出来ない―――
「『ガ』」
『進めない』ことは、この場合、『致命的』だろうか。否。
前進するのは前進するためであり、敵との距離を縮める目的がある。その目的は幸いにして、『曽部』によって自動的に果たされている。一つ。
『曽部』はあくまで『額』を狙った刺突を敢行している。口も額も顔の一部分だ。二つ。
『ザ・シグマ』の姿勢は『獣じみた突撃姿勢』。体勢は低い。『上から吊るされる』わけだが、
体を起こす、つまり『頭の位置を上にあげる』分には、縄が緩むことこそあれ、阻害されることはないだろう。下から括られているのじゃないからだ。三つ。
「理由ハ三つ」「ドッチのアテガ外れテンだロウナァ〜ッ! 『曽部』ェェェェ」
拘束するなら、全身ぐるぐる巻きにでもしなければ――『ザ・シグマ』は終わらない。
即ち、三つの理由から『ザ・シグマ』は僅かに体を起こし、突っ込まれる『大鋏』を『喰らう』ことが出来、
『大鋏』が突き刺さる先はつまり『ザ・シグマ』の口腔であり、それが『スタンド』である以上『消し飛ぶ』だろう、ということだ。
そうでなければ読み違えからの勘違い、喉の奥から頸椎をぶっ千切られて終わるだけである。
574
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/07(金) 01:13:59
>>573
『片手』で殴るなら『片腕』を、『両手』で殴るなら『両腕』を『吊る』。
「だァから」
『床を殴って前進しようとし』『妨害によりそれは叶わず』
『既に鋏が眼前に迫っているので』『急遽上体を起こして喰らおうと』
『路線変更してみた』
「『速い』のはテメェだけじゃ無ェっつの。
『ビックリしない能力』か?
『後出しで間に合う能力』か?
俺が『ただ突く』間に、『失敗してやり直してそれでも間に合う能力』なのか?」
『曽部』の行動は変わらない。『ただ突く』。
「三つも理由を探してる間に――刺さっちまうんじゃあねーの」
『ザ・シグマ』の『喰らいっぷり』が、即ち『鋏』へのダメージだ。
『ザ・シグマ』が『受けるダメージ』は『任せる』し、
それに伴う『鋏の状態』も、そうだな、好きに決めてもらって構わない。
575
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/12(水) 22:28:05
>>574
ガ
ォン
『食う』というのはまさにその通りの行動だが、『ザ・シグマ』にとっては比喩表現だ。口腔内が切り裂かれたことで、そこに『陽炎』は揺らぐ。
そして『陽炎』は、実体なき『スタンド』を『消す』。抵抗も衝撃もなく『大鋏』は要ねじ部分まで消滅――二本に別れた柄が残るだけだろう。
『縄』の能力は既に見た。曽部が移動するのに使ったのを。しかし『縄』であるなら、当然『縛り括る』用途を想定するのが当然だ。
両腕を拘束されてからの錏葉の行動は『起こす』だけ。速度が『同等』で、敵の狙点も変更されないのならば、動ける長さも同等。『額から口』、軽く開いた人差し指と親指の長さならば、間には合う。
『両腕を縛って吊られた錏葉』と、『鋏の刃を失った曽部』が超至近距離で向かい合うことになるだろう。
576
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2015/08/15(土) 14:57:31
>>575
判定を委ねておいてなんですが、この結果には全く納得ができないので
臨時GMに判定をお願いしたいと思うのですがよろしいでしょうか?
577
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/15(土) 14:58:32
>>576
名前欄ミス
578
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/15(土) 22:29:37
>>576
わかりました。
579
:
『ザ・シグマ』vs『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/20(木) 01:04:38
■判定前に
『ザ・シグマ』の能力詳細において、『皮』の説明に
・『透過』することで『通常物質』を無効化する。例えば『墜落』等の『能動的』な行為では『透過不可能』。
とあるが、これは間違い。
『シグマ』自身は透過可能だが、『皮』は本物であり、透過出来ない。
>>559-562
の状況も、本来であれば、
胸の皮膚のみ破れ、『甲冑』が露出し『陽炎』を立たせる、が正解だが、
進行上、今回は
・『シグマ』は実は透過しておらず、筋力で酒瓶を弾いていた(状況変更はなし)
とする。(曽部PLの了承済み)
────────────────────────────────────────────
>>574-575
ブヅッ!
ブヅンッッ!
床を叩いて吹っ飛ぶべく、全力を込めた『シグマ』の両腕。
そのパワーは、曽部の想像を上回り、
両腕を拘束した『荒縄』を、次の瞬間には引きちぎっていた!
『荒縄』は一瞬、宙に踊るも、二人が間合いを詰める前に解除される。
とはいえ──
錏葉の『床を叩く』という行動は阻害された。
意表を突かれたことで対応の遅れが生じ、曽部は機先を制する。
ジャキィィ イ ! !
口を開いた鋏の刃が、
姿勢を低くした『ザ・シグマ』の顔面に突き進む。
錏葉に反応の余地はない。
かろうじて、首を動かす程度がせいぜいだ。
だが──
『ハンギング・ガーデン』の刃が肉を貫かんとする寸前、
曽部は、錏葉に生じている『異変』に気が付く。
引き裂かれた頬と下あごの傷口が──『燃えている』。
いや、炎ではない。真紅の『陽炎』。
傷口が高温を発しているかのように、表面の空気を躍らせている。
あれは『自然現象』ではない──スタンドだ。
そして何よりも奇妙なのは。
男が首をひねった角度が、
その『陽炎』を切っ先に向けたものであるということ──!
『ハンギング・ガーデン』の精密性は『人並み』だ。
突進しながら両目を精確に突ける技量はない。
『陽炎』を小器用に避けて、果たしてここから顔面を狙えるか・・・・?
(次レスは曽部から)
580
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/21(金) 22:34:24
>>579
>ZAKIさん 判定感謝です。
(マズイ)
(マズイぜ……)
傷口から『陽炎』を立ち上らせる『錏葉』を見て、曽部は直感する。
(――『スタンド能力』!)
(しかもとびッきりの、
俺の『鋏』をこの体勢からどうにかしちまえるような極悪な『何か』)
首を動かせるのなら咄嗟に鋏を回避するか、少なくとも急所を避けるような動きはできるだろう。
そうでなく鋏を『迎え撃つ』この動き――余りにも『ヤバい』。
「だからっつってヤベェからっつって止まれやしねーッての!
俺の『ハサミ』は一振り限りの特注レアモンでテメェにくれちゃあやれねェけど――」
『陽炎』に気付くと同時、
咄嗟の手首の返しで『鋏』を前方上方へ跳ね上げるように『投げ捨て』、
「――『腕』は二本あッから、いいぜ。くれてやらァ」
突進の勢いそのままに、『右拳』で『錏葉』の顔面を殴り抜ける!
打撃時に『右掌』を括る形で『荒縄』を発現し、さながら『メリケンサック』の要領で使用する。
きっとスタンドも殴れるだろう。(非実体・上端は上空)
ギリギリのタイミングで辛うじて首を捻っている『錏葉』に、
これ以上の反応の余地は無いと考えるが、どう出るか。
581
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/23(日) 00:36:46
>>579
(判定ありがとうございました)
>>580
「ッ く」
「コノ野郎――」
『縄』の強度は確認出来たが、今この瞬間、それが何の役に立つというのか。
ド
『曽部』の判断と、それに基づく行動、即ち『武器を放り上げ』、『拳で殴る』という攻撃は、
縄を引きちぎる――本来の意図とは違う――ための『全力』を発揮した『ザ・シグマ』、それ故に『敵を見る』以外の行為ができなかった『錏葉九郎』の顔面に突き刺さる!!
「ブがッ」
バギャ ッ!!!
そして殴り抜けるッ!!
左頬骨から鼻骨にかかる部位を打たれ、鼻血を吹きながら二、三歩後ろへよろける。
脳震盪、というほどでもないが、目がチカチカして一瞬意識が跳ぶ――
『曽部』は『拳に巻いた荒縄』が、不自然に『千切れかかっている』ことに気付くだろう。
殴った時、わずかに拳がブレて、傷の――『陽炎』の部分に掠ったところが、『消えている』。
「ブふハッ」「ガハ」「『曽』」「ォ 『部』」
ダメージは確実に蓄積しているが――
やる気の方には、僅かの衰えも無い。
582
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/23(日) 00:39:30
>>581
すみません、質問です。
殴った顔面の『皮膚』の状況は認識できたでしょうか。
破れていたか、そうでないか、とか。
583
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/23(日) 00:46:52
>>582
殴った部分は『破れ』はしていず(出血も無し)、徐々に『腫れて』きています。
584
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/23(日) 01:23:33
>>583
有難う御座います。
>>581
「当ッたりィ」
確かな拳の感触に愉悦の声を上げる『曽部』。
と、右拳に巻きつけた『縄』の異変に気付き、
「あン?『噛まれた』覚えは無ェし……アレか。
ソレが俺の『鋏』を『どーにかできる能力』ッつーアレか。
でも、ま!」
気付いて尚、さして気にかけること無く『錏葉九郎』を睨み遣る。
>左頬骨から鼻骨にかかる部位を打たれ、鼻血を吹きながら二、三歩後ろへよろける。
狙いはよろける様にたたらを踏んた『片足』。
浮いた脚の『土踏まず』を空中で固定するように『絞首刑』に処す。(非実体・上端は天井)。
人間は思わず階段を『一段』踏み外しただけで、『ビックリ』するし、『ズッコケる』。
勿論相手は超常の身体能力を誇る恐るべき『スタンド』だ。それだけで体勢を崩せるとは思えない。
だが、『錏葉九郎』は片足を浅くではあるが『負傷』しており(
>>557
)、
更に!既に床はじっとりと『濡れて』いる――!(
>>560
>>564
による『酒瓶』の『投擲』)
『縄による阻害』『片足の負傷』『濡れた足場』……それぞれは軽微な要素に過ぎないが、しかし。
「『理由が三つ』、あンだよな。
でもッてコイツがとっておきの『四番目』!」
積み重ねた『布石』によって『錏葉』に一瞬でも隙を作るよう目論んだ上で、『殺傷』を『開始』する。
先程投げ上げた『鋏』は既に『絞首刑』の『縄』により、『天井』と『接続』されている。(
>>580
メール欄)。
故に『鋏』は『振り子の要領』で再び!『曽部』の手元への『戻ってくる』――!
「『ハンギング・ガーデン』はとっくに始まっていて――」
『鋏の再帰』もまた、相手にとっては予想外だろう。手中へと帰り戻った鋏をキャッチし、
狙い通りであれば体勢を崩し隙を見せているであろう『錏葉』の『左胸』へと突き立てる!
「――あるいは終わっちまってンのよ」
585
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/23(日) 01:36:44
>>584
(追記)
ちなみに、『縄』は『鋏』をキャッチした時点で『全解除』します。
『錏葉』の足の縄も、一瞬の隙を作れれば構わないので拘束し続ける意志はないです。
586
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/23(日) 02:17:15
>>584-585
「(括るのもやっぱり『自由自在』)」
『動いたら括られる』? いや、ならばもっと早い段階――最初の突撃のときにでも良かった筈だ。
そして、たたらを踏むその足が『括られる』!! 足を吊られ、濡れた床で体勢は崩れ・・・
ズ キ! ガグン!
「オ ゥッ」
足の怪我が疼くようだ。殴られた衝撃も抜けきってはいない。
後ろ向きに『転倒』。そして『曽部』の、『ハンギング・ガーデン』の手に『鋏』が戻る。『足の縄』も解除―――
「(縄)(ってことは『タイミング』は曽部次第で決めるってことか)
(一番ヤバいタイミングで括って、動きを止めるやり方・・・千切れるが『全力』でやらなきゃぁ千切れない)」
スピードは互角だから、千切るためには『一手遅れる』し、『解除』できるから・・・こちらの動きは御せられている。
『陽炎』で『荒縄』を消すことは出来る――が、皮膚を剥かなければならないしそんなヒマをくれる男でもなさそうだ。
「ハ」
状況は――『最悪』、確実に『最悪』に近付きつつある。動向と戦況を掌握しているのは『曽部』だ。
踏み留まることは、しない。そっちに傾注している間に、『鋏』が胴体に刺さる。
それに、後のコトを置いておけば・・・後ろに倒れていく分だけ、ほんの少しだが距離と時間は空くわけだ。
そのほんのちょっぴりで、『ハサミの刃先に右手を伸ばす』。掌を向ける。胸に刺さる前に、そこに刺さるように。
手に刺されば、捻って軌道を変えられる。胴体よりはマシ、だ。
587
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/23(日) 03:14:05
>>586
「ヘヘヘ――やッぱ流石だよ『錏葉九郎』」
「俺が無い知恵絞って小細工重ねて!
意表を衝いて隙を作って不意を討ってやッても喰らいついて来ンだからよ!」
『後ろへ倒れこむ』事で『距離』と『時間』を稼ぐ『錏葉』。
体勢を崩し、意表を突かれた上でもギリギリ――本当にギリギリのタイミングで、
防御は間に合う事だろう。
きっと間に合う事だろう。
相手が『曽部』で無ければ。『ハンギング・ガーデン』で無ければ。
『無事に倒れることが出来たなら』。
「始まった『ハンギング・ガーデン』は止まらねェんだ。
相手が動けば姿勢を崩し、姿勢が崩れりゃ首を括る。
防げば腕を、逃げれば足を、括り括って縊り殺す」
曽部はひと睨みで、倒れこむ『錏葉』の『首』を『絞首刑に処す』。
『倒れる』動きは中途で『縄』により阻害され、
『思ったほど時間は稼げない』し、『期待したほど距離は空かない』。
「さながら放たれた『矢』みてェなモンだ。
始まった時には終わってる。誰にも止められやしない。
まッたくデタラメでアベコベでインチキこの上ねェ『スタンド』だけどよ――」
更に、『頚椎』への『衝撃』は『絞首刑』の本分だ。
倒れこむ全体重が首に掛かれば、人間なら『即死』――『ザ・シグマ』にも相応のダメージはあるだろう。
「――俺はコイツのそういうトコが、気に入っちまってんだよなァ」
『距離』も『時間』も削り取り、頸部に『衝撃』と『ダメージ』を与える。
『ただの防御』など『間に合わせない』。
『錏葉』の目算よりもずっと疾く『鋏』は『ザ・シグマ』へと到達し、その胸を抉る事だろう。
588
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/08/24(月) 00:53:45
>>587
『拘束』。あくまで『縄』を『拘束具』としてしか認識しなかったが故に
ガ シュッ
「―――」
『絞首刑』に処された己の状況を把握するのに一瞬。理解するのにもう一瞬。つまり『縄』を出す能力では無く――
『アベコベ』で『デタラメ』で『どうしようもない』、
「『絞首け
ズ ドッ
『ハンギング・ガーデン』の切っ先は、心臓もろとも『錏葉九郎』の意識を貫いた。『曽部』のほぼ(時間的にという意味も含めて)予定通りに。
錏葉九郎『ザ・シグマ』→『死亡』『敗北』
589
:
曽部『ハンギング・ガーデン』
:2015/08/25(火) 01:49:28
>>588
「『ハンギング・ガーデン』――」
再び己の『スタンド』の名を呟きつつ、
『ザ・シグマ』の胴体より『鋏』を引抜きそのまま流れるように肩へ担ぎ上げる。
次いで『仮面』のヴィジョンを解除すると、
それに伴い『絞首刑』の『縄』も解除され、『錏葉』の肉体は床に倒れ落ちる。
それだけだ。
言いたい事は全て言った。
やりたい事は全てやった。
出し惜しみもやり残しも一切無く、
全て絞り尽くして、その結果がただ横たわっているだけだ。
『ハンギング・ガーデン』はスタンドであり能力であり、
仮面であり鋏であり縄であり殺意であり状況であり常態であって、
それはとっくに始まっていて、既に終わっている。
だから、言葉は要らない。
「――これにて、ッてな」
曽部『ハンギング・ガーデン』→『無傷』『勝利』
590
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/09(月) 23:00:50
「……この空間」
「……久しぶり、になるな」
対戦希望
・パラレルバトル
・GM有り
・指名:西『セブン・ワールズ・コライド』
・備考:都合によって断っていただいても構わない
591
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/09(月) 23:59:38
>>590
指名ありがとうございます。
実はPLがここでバトルを一度もした事がない上、
能力をバトルにて十全に使えるかの自信がない為、
不甲斐ない結果に終わるかもしれませんが
それでもよければ請けさせて頂きます。
いくつかご質問&ご提案を。
1.GM様の都合もあるでしょうが、伊織さんとしてはどのようなペースで進行希望でしょうか?
(1日1レス、平日何時までリアルタイムなど)
2.能力上、『写真』などの『素材』が必要になるのですが、
場スレなどでは『様々な状況に対応できるような写真をそろえた写真アルバム』
という便利アイテムを使わせてもらっています。
(必要時に適宜『この写真があった!』と言い切りで出している)。
この方式だとこちらはありがたいのですが、不公平だと感じるようならば、
枚数制限などをして、拍手などで『事前申告』しておく方式もあると思います。
伊織さんとしてはどちら、あるいはどんな方式だと適正だとお考えでしょうか。
3.せっかくなので『状況設定バトル』を公募の末行ってみたいのですがいかがでしょうか?
流れとしては、
・雑談スレにて一定期間、『伊織と西のバトル因縁を他PL様に公募する』。
・期間後、伊織さんと私で相談チャット等で話しあい、一番いいなと思う『設定』を採用する
・それに基づくロールでバトルを行う
という感じです。
(因縁ex:・群衆を唆し、自分の手を汚さず殺しを行う殺人鬼『西』と、
それに巻き込まれ身内を殺された為、復讐を誓う刑事、『伊織』。
・ラーメン屋に並んでいた『西』と『伊織』。『伊織』が入ったところで
ちょうど『麺』が切れてしまい、『西』はラーメンを食えず。
その事を逆恨みした『西』と『伊織』の大乱闘)
余計なロールでご負担がかかる恐れがあったり、開催が遅くなるなどのデメリットもあります。
また、純粋な対決をしたい、あるいは今の『西』と『伊織』の関係性をふまえて
戦いたいなどの場合は、遠慮なく却下して頂いて構いません。
592
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/10(火) 00:54:57
>>591
お返事ありがとうございます。
急な誘いに応えて頂けた事、感無量です。
本当にありがとうございます。
1.定期的に何日かレスが不可になる日が発生しますが、
基本的には平日リアルタイム(23時から25時まで)も、一日一レスも大丈夫です。
現在西さんはGMも行っていますので、西さんの都合の良いやり方を仰ってください。
2.『枚数宣言』や『拍手による事前申告』を考えておりましたが、
バランスや勝敗に大きく影響しかねない部分ですので、
最終的にはGMに決めてもらいたいという気持ちが強めです。
もっと良い方法があるかもしれませんので、少し保留させてください。
3.すいません、こちらもちょっと考えさせてください。
こちらに関しては一晩考えて返答させていただきます。
ともかく、お付き合いいただき本当にありがとうございます。
どうかよろしくお願いいたします。
593
:
伊織
:2015/11/11(水) 00:19:52
すいません、明日改めてレスします。
594
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/11(水) 01:26:29
>>593
悩ませてしまって開始が滞るようならば、3.に関しては忘れて頂いて構いません。
2.に関してはGMして下さる方に一任、という形がベターかもしれませんね。
1.に関してはこちらは基本的に23時〜25時(出来るのであれば土日祝前はそれ以上)
で構いませんが、GMとの並行で処理能力が著しく落ちるなどの理由あれば、
その都度相談させて頂くような形だとありがたいです。
また、請け負って下さるGM様の都合でマッタリ進行等になっても問題ありません。
595
:
ZAKI
:2015/11/11(水) 01:28:18
>>594
よければ、私が請け負います。
相談の上で設定など決めてください。
596
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/11(水) 01:39:51
>>595
(ZAKI)
ありがとうございます。私としてはお願いしたく思います。
597
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/11(水) 23:07:46
>>594
西さん
>>595
ZAKIさん
すいません、お待たせしました。
1、2、そしてGM様の件承知いたしました。
ZAKIさんも名乗り出ていただきありがとうございます。
お二人とも、どうかよろしくお願いいたします。
3の件ですが、西さんが最初に仰った『状況設定バトル』、やりたいと思います。
メタ的なものでも、シリアスなものでも、何でも楽しく盛り上げていけたらと思っています。
そして、考え始めると色々なアイデアが浮かんでは消えていくのですが、
バトル自体のルールや内容等はよろしければZAKIさんに決めていただきたいと思います。
お二人とも、ミッション宙でお忙しい所お相手していただき、本当にありがとうございます。
598
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/11(水) 23:16:59
>>597
(伊織)
了解しました。3について少し煮詰めたいので
よろしければ今から相談チャットに来て頂いてもよろしいでしょうか?
599
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/11(水) 23:18:41
>>598
相談チャットよりサブチャの方がよさげなのでよければそこで。
600
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/14(土) 23:58:15
>>595
(ZAKI)
改めてGMを請け負って頂き、ありがとうございます。
このたび、『バトル背景』を公募させて頂きまして、
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1414167533/594)
の『愛憎版(フナニシ事変)』を元にバトルをさせて頂きたく思います。
それを踏まえ、大変お手数なのですが、
『マップ及びスタート地点』『持ち物制限』『決着のつかせ方』、
その他、バトルとして必要な事項ありましたら、GMさまに決めて頂きたく思います。
『設定』については微調整を行うかもしれない旨を公募時に提示させて頂きましたので
バトルをスムーズに進行させる為に、必要な調整や後付などして頂いても構いません。
(ex:各人はこういう理由があって持ち物を最低限しかもっていなかった、
設定のあと、こういう理由で二者は舞台を別に変えた、などなど)
もし上記内容もこちらで決めた方がいいのであれば、
再検討させて頂きますので、お知らせください。
多忙な中、面倒なお願いをしてしまい
申し訳ありませんが、なにとぞよろしくお願いします。
601
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/16(月) 01:06:08
■戦場:
ホームセンター:
ttp://www.daiyu8.co.jp/tenpo/tenpo_184.html
・マップ内であれば店外であれ移動自由。
・それより外に出た場合は敗北。
・棚の状況などは、必要に応じてGMが描写する。
・縮尺はエクステリア(地図左下)の一辺を『10m』とする。
・店内灰色の部分は無視。
・商品はGMからもある程度提示するが、
「OOを探す」といった、積極的な提示があれば生かす方針。
■開始位置:
・西:店入り口
・伊織:作業用品南
距離『30m』、互いに認識した状態で開始。
■持ち物制限:
伊織:衣服のみ。後は現地調達。
西:衣服と写真のみ。
写真は『5枚』まで。内容は拍手にて事前にGMに送ること。
後は現地調達。
■勝利条件:
どちらかが敗北を認めるまで。
602
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/17(火) 21:44:52
(※あくまでも『パラレル』です)
『X DAY』から遡る事、一週間……
「……ああ、貴方の探し人の『居場所』は解った」
「え、本当ですか!?ありがとうございます!」
ある日の夕暮れ。
赤銅伊織は、背中をガラス越しの夕焼けで照らされながら、自身の『探偵事務所』の中にいた。
捜査資料を片手でめくりながら、備え付けの電話で依頼人に連絡を取っている。
「詳細は既にメールで送らせていただいた。ともかく、T県の『西船橋』駅の近くでの目撃情報が多くあった」
「私の仕事はここまで、という事で良かっただろうか?」
「はい、ありがとうございました」
「また、何かあれば引き受けさせていただく。それでは、な」
静かに受話器を置く伊織。
一息をつけば、今度は己のスマートフォンへ手を伸ばす。
「さて、西さんからメールが来ていた、かな」
メールを開こうとした直前、先程の会話がふとリフレインされる。
『T県の西船橋』 『西船橋』 『ニシフナバシ』
『ニシフナムs
「……」
「……」
「ブフォッ」
「……ッッ……ッッ」
【しばらくお待ちください】
無表情の赤銅伊織。
「……」
「ふむ。まあ、『西』という名前は割とよくあるし、な」
「解りやすい方が、何かと良い、だろう……な……ッッ」
「そしてまあ、短い方が、良いだろう……たぶん」
こうして赤銅伊織のアドレス帳に『フナニシ』の項が誕生したのである。
『名前』
赤銅 伊織
『スタンド概要』
内部の『歯車機構』が透けて見える『スケルトンボディ』が特徴的な、人型のヴィジョン。
万物を『ねじまき式』にする能力。
『クロックワーク・クルー』
破壊力:B スピード:C 射程距離:C(8メートル)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/563
603
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/18(水) 00:38:22
>>601
(GM)
あの後、『あの女』はこの『ホームセンター』に逃げた。
つまりは、『フクロのネズミ』―――ここで決着をつけるのが『運命』。
ドテッ
「………あ」
ザザッ
パラパラパラパラ ァ ――――
少し慌て過ぎたか………ホームに入る前に段差に躓き、
バッグごと愛用の『写真アルバム』を落とし、中の写真をバラまいてしまう。
「………………」
これを全部戻すには、時間がかかりすぎる。
散乱した写真の中から有用そうな『五枚』を選択し、
回収してから、『あの女』を追跡しよう。
名前:西 真寿
スタンド:『セブン・ワールズ・コライド』
能力:『素材』から『群衆』を生み出す
能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/687-689
※その他詳細は、西『セブン・ワールズ・コライド』wiki
※(ttp://goldenrectangle.cswiki.jp/index.php?%E8%A5%BF%E3%80%8E%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%E3%80%8F)
604
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/18(水) 01:01:48
>>602
(伊織)
──『見られた』。
この状況、あの西の表情。そう考えるしかない──
気軽な気持ちで入れた、『あの仇名』をだ。
今、西は『イザナミ』もかくやという様子で、伊織の後を追ってくる、
頭に血が昇りすぎたのか、
途中、バッグの写真をばら撒いてしまっていたが、
遅れること僅かで、ホームセンターの入り口前までやってきた。
これは即ち──退路を断たれた、ということか。
互いの距離・・・・『30m』。
>>603
(西)
西は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の女を除かなければならぬと決意した。
西には冗談がわからぬ。
西は、スタンド使いである。
写真を撮り、『群衆』と遊んで暮して来た。
けれども『フナニシ』に対しては、人一倍に敏感であった。
手中の写真は『5枚』。
店内の女までは──『30m』。
605
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/18(水) 01:18:19
>>604
(GM)
「………呆れた女だ。生かして置けぬ」
昔、教科書で読んだ名作の中にそんなフレーズがあった気がした。
なぜか思い出したので相手に聞かれない声で一人つぶやいてみる。
そして、今、『30m』ほど先にあの女が居る。
色々思うところはあるが、まずは、
「………『覚悟』はいい?
………私の気持ちを裏切った報いを受ける『覚悟』!
………どんなに優れた『個』でも、所詮は『個』。
………連鎖する『群』には勝てない事を証明してあげる!」
『宣戦布告』だ。
606
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/18(水) 22:42:16
>>604
「うむ、すまない」
30メートル先の『ニシ』を視認すれば、
悪びれた様子も無く、大きめの声を発する。
「……しかし、私のスマートフォンを問答無用で『粉砕』されるとは思わなかった」
「なかなかどうして……いや……」
「『不良でない人間があるだろうか』という言葉もある事だし、な」
「この際どちらが『不良』かは、不問にしておこう。というかしておいてくれ」
「まずは目先の『勝ち』を頂くことに、専念しよう」
右へ方向転換をし、洗剤、塗料の棚へ向かって走る。
その最中に、天井や照明えの高さなどを大まかに把握しておきたい。
607
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/18(水) 23:46:19
>All
今回のバトルでは、GMレス後であれば、
それ以前の互いのレスを読んで構いません。
相手側へのGMレスを読むことは禁止します。
読まれたくない行動については、
拍手を利用すれば、GMはそれを織り込んでレスします。
>>605
(西)
『宣戦布告』する西。
『敵』は『言い訳』をしながら、西方向へと姿を消した。
>>606
(伊織)
怒り心頭という様子の西に言い返すと、
右手、西方向へと駈け出した。
各コーナーは3列の棚(南北に長い)で構成されている。
天井までは『3m』。棚の高さは『2m』。
目前に塗料コーナーが見えてくる。
そこまでの距離は『5m』。
608
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/19(木) 00:00:15
>>607
「……」
無言で塗料コーナーへ向かって走り続ける。
(目標は……決定した)
(ならば、後は全力を尽くすのみ、となるな)
到着したら、手近な所にある塗料スプレーを入手したい。
その際にそれの『匂いの有無』『可燃性かどうか』『色』ぐらいまでは把握しておきたい。
609
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/19(木) 00:13:04
>>607
「………ああ、よかったね。
………『粉砕』されたのが『スマホ』だけで。
・ ・
………でも、今後はどうなるかは分からない」
『あの女』が西に(西に!? あてつけか?)走り去るのを確認する。
普通に追ってもなかなか見つけられないだろう。
「………準備をすべきね」
『レジキャッシャー(おそらく地図上の『\』がそうだろう)』と
『サービスカウンター』の方へ向かい、必要なものをそろえよう。
多少時間がかかり、あの女の準備が進むかもしれないが………それもまたよし。
610
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/19(木) 00:24:59
>>608
(伊織)
一番近い(東側)塗料コーナーの棚に近づき、
スプレーの並んだ場所(棚中央)へ移動した。
スプレーは色は選び放題。
サイズもいくつかあるが、殺虫剤のそれと大差ないものが豊富だ。
どれも『可燃性』で、『匂い』があるようだが、
探せば、他の選択肢もあるかもしれない。
(実在のソースがあるなら、発見してもよい)
>>609
(西)
伊織を見送り、店内に飛び込む西。
最初の行き先は、右手にある『レジキャッシャー』だ。
目的のものを探してみる・・・・
A、Bはすぐに見つかった。
Cはない。
Dはここには見当たらない。
Eも見つけた・・・・普段通りの状態だ。どれだけ持っていくべきか?
(まだ『サービスカウンター』には向かっていない)
611
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/19(木) 00:34:52
>>610
(GM)
「………なるほど」
ここで簡単な工作だ。
Aを強度を増すために三重にして、その中にEの『硬い方』を詰めるだけ詰める。
Eの柔らかい方は、最大価値のものを………30ほど持っていけばいいだろう。
「………先にサービスカウンターをチェックしようかな」
まだやる事はあるが、とりあえず次はサービスカウンターでC・Dを物色したい。
612
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/19(木) 00:43:17
>>610
(……駄目、だな。穏便に終わらせる方法は、無い)
有機溶剤を使用した400mlの赤い塗料のスプレーを入手(可燃性、臭い有)。
『クロックワーク・クルー』を発現しつつ棚の北へ向かって走る。
613
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/19(木) 00:47:22
>>612
(伊織)
殺傷力に優れる、可燃性のスプレー(赤)を選び、手に取った。
ズギュン!
ダダ ダダダダダダ
急ぎ、棚の間を北へと移動する。
ほどなく、北壁の前に到着した。
この店では、外壁には商品は陳列されていないようだ。
東西に別れたT字路になっている。
左(西)が塗料、右(東)の棚が工具類だ。
>>611
(西)
素早く工作を開始する西。
AにEを入れたものはすぐに完成した。
Eを30ほど、ポケットに入れる。
そして──『サービスカウンター』へ。
無人だが、中には様々な文具・道具があり、
多方面のニーズに対応できるようになっている。
とはいえ・・・Dは見つからない。
カウンター内は狭く、持ち込むには大きすぎる。
Cは、ざっと見る限りは見つからない。
時間をかけて探せば、あるかもしれないが・・・・
614
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/19(木) 01:11:06
>>613
(GM)
「………ないか」
Dに関しては『売り場』を探すしかないか。
Cがなければ………一応、代替品を探しておこう。
これもないなら、もうしょうがない。
ここでまた少し工作を行う。
※ちなみに『マップ』はPC単位で知っているという事でいいだろうか。
615
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/22(日) 23:03:15
>>613
「……よくよく考えて見れば、だ」
『己が悪い』
「……だが、あの様子では説得は不可能」
「とりあえずは『迎撃』が必要だな」
工具棚へ移動。『アレ』を探す。
616
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/22(日) 23:53:47
>>614
(西)
探すこと数秒、
カウンター内にて『代替品』を見つけることが出来た。
工作を手早く行い、想定通りの準備を整えた。
マップはPC単位で把握しているが、
何が何処にある、ということまではわからない。
『マップを覚えている』というレベル。
>>615
(伊織)
東側まで壁際を戻り、工具コーナーを徘徊。
多少時間がかかるも、目的のものを手に入れた。
617
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/23(月) 00:02:22
>>616
(GM)
「………よし、これを」
『代替品』を身に着ける。
「………ふふふ」
くるっと回って一瞬だけ違う自分を楽しむ。
「………さて」
そろそろ最初の『群衆』の出番だ。
NO1の『群衆』―――『ヤンキーの群衆』を召喚するッ!
618
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/23(月) 00:27:35
>>616
「……」
クロックワーク・クルーの左右の手に『つまみ』を発現。
左手の物を、クロックワーク・クルーの左腰に設置。
右手の物を
>>615
で入手した物に設置し、クロックワーク・クルーの右手に持たせる。
工具棚の南を通過し、家電製品の棚を目指す。
619
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/23(月) 00:40:07
>>617
(西)
『代替品』を身に着け、くるりと回転。
ギャラリーはいないが、一人、悦に入る。
そして、最初の『群衆』を呼び出す──
ズギュン!
ド ド ド ド ド ド ド ド
サービスカウンター内の西の目前に、
派手な刺繍を施したヤンキー一同の背中が、見事に並んだ。
当然だが、カウンターの外(北側)に、だ。
「・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・・・・あ?」
>>618
(伊織)
ズギュギュ!
両手から『つまみ』を2つ発現。
一つをスタンドの左腰に差し込み、
もう一つを探したブツに設置し、『クロックワーク・クルー』の右手に持たせた。
カバーを外すなどした為、多少時間がかかる。
工具棚の南まで、とりあえず移動した。
心なしか・・・・南の方向に人の気配が感じられる。
それも『複数』の。
620
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/23(月) 00:54:25
>>619
(GM)
「………さて―――」
もし、道でばったり、こんな連中に遭ったなら涙目で逃げ出すだろう。
けれど、
「………聴きなさいッ!」
・
彼らが『群』ならば話は別だ。
パラァッ
彼らにこれみよがしに見せるのは先ほど入手したEの『30枚』、
これは『日本人の欲しいものランキング堂々第一位』のアレ………
「………私は今から貴方たちを『雇う』ッ!
………これはほんの『手付け金』よ!」
そう、マネー。天下無敵の『一万円札』サマだァ――ッ!
『30万円』をぽんと彼らに投げ渡す。
「………依頼は簡単。
………この店の中に逃げた『万引き犯』を捕まえてほしいの!」
さあ、どうする? これで納得してくれるのが『最上』。
そうでなくて、暴力で私から金を毟り取ろうとするなら―――それもいい。
『群』と『女王』の格の違いを思い知らせてやろう。
621
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/23(月) 01:04:26
>>619
「…………」
南の方向に気配。『西』の能力によるものだろうか。
(どう出るか、な)
スプレー缶を本体の右手で持つ。
物音に注意しながら家電製品の棚へ向かう。
622
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/23(月) 01:14:28
>>620
(西)
レジから拝借した『現金』をヤンキーに渡すと、
男女の奇妙そうな顔が、一転して驚きに変わった。
「ウッソ」「マジかよ!」「諭吉さんパネェ」
大声で騒ぎ出す『群衆』を他所に、
一人、黒衣の若者(背に般若)が西の前に進み、
カウンター越しに睨みを効かせる。
その雰囲気から、『群衆』のリーダー格というところだろうか。
「で・・・・どこにいンだ? その『万引き犯』てーのは」
・・・・反抗する気はないようだ。
>>621
(伊織)
南の方向の音に気を付けつつ、移動。
「ウッソ」「マジかよ!」「諭吉さんパネェ」
柄の悪そうな男女の声が聞こえてきた。
声の様子からして、十人は下らないだろう。
スプレー缶を伊織の右手に持ち替え、
まっすぐに東へ──ほどなく家電製品コーナーに到着した。
TV、冷蔵庫、掃除機、洗濯機・・・・
一通りの家電が揃っているように見える。
623
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/23(月) 01:24:31
>>622
並んでいるテレビの内の一台のスイッチをオン。
そのまま、音量を最大に設定。
迅速にそれを終えれば、また北壁の方へ抜けて
先ほど行った工具売場へ引き返す。
624
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/23(月) 01:31:03
>>622
(GM)
(………よし、『最上』!)
心の中でガッツポーズをしながら、話を進める。
「………犯人は、『赤みがかった黒髪の、長髪の背の高い女』なんだけど。
………このホームセンターのどっかに逃げちゃったんだよね。
………まずは二人ぐらいペアになって、
………手分けして見つけて知らせてほしいんだ。
………あと、凶暴なヤツだから、
………『護衛』として君たちの中で強いの四人くらいは私の近くにいてほしい」
写真の『ヤンキー』は確か『16名』居たはずだ。
そこから『4名』ひいても『12名』。
『ペア』になれば『六組』の捜索隊。
これだけ居れば、早い段階で見つける事が出来るだろう。
「………見つけたら大声でどこにいるか教えてね。
………そしたら『護衛』以外は応援に行ってほしい。
………あ、『緊急事態』だから、『武器』が必要なら、
………『棚』のものを使っていいよ。
………あとは、『捕まえて』くれればいいし、
………抵抗するなら『正当防衛』ってヤツもあるし」
まずは、『策敵』。あわよくば『捕縛』、『消耗』を狙う。
防御力の乏しい西が一番恐れなければならないのは
向こうからの『奇襲』だ。その目を消す。
625
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/23(月) 01:45:49
>>624
(西)
ヤンキーたちは、西の説明に聞き入る。
『30万』が大きかったのか、そこらのバイトよりよほど真面目だ。
伊織の人相を伝え、チーム配分を決める。
「じゃあ、オレな」「オマエ残れよ」「やっぱオレ?」
「ザケんなって」「やンのか、あ!?」
一部掴みあいになったが、リーダー格の取り成しで、
男四人が選ばれ、西の護衛と決まった。
内、一人がリーダー格の『般若』だ。
と・・・・その時。
北方向から、大音量の放送が聞こえてきた。
野球のTV中継・・・・おそらく家電コーナーだろうが、
この距離で聞こえるということは、最大限のボリュームだ。
並んだヤンキーたちは顔を見合わせ、
揃って北へと歩き出す。
日用品、化粧品コーナーは南北に長い棚が並ぶ。
その間を抜けていけば、騒音の発生源である家電製品コーナーだ。
>>623
(伊織)
TVのスイッチを入れ、リモコンでボリュームを最大まで上げる。
無人のホームセンターながら、人目を憚るような音声が、
家電コーナーを中心に響き始めた。
ちなみに放送は『野球中継』だ。
伊織はコーナーを北に抜けて左折。
西方向、工具売り場を目指して走り出す。
626
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/23(月) 02:00:20
>>625
(GM)
「………探してるのは『ラジオ』や『TV』じゃあないんだから、
………少しはバラけてね。
………あとは多少は走った方が速く見つかるんじゃあないかな」
一応、注意を呼びかけておく。
少数だとやられる危険も増えるだろうが
、向こうだって凄腕の暗殺者というわけでもないはず。
『叫ぶ』余裕くらいは与えられるだろう。
「………ああ、そうだ」
西はこのまま『文具コーナー』へと向かう。探したいものがある。
『ヤンキー』はそれなりに場慣れしているだろう。
背後やその他、西の目の届かないところは
『四名の護衛』が見守ってくれるはずだ。
627
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/23(月) 23:22:13
>>625
(……見え見えの囮で、充分だ)
(今は、な)
北壁を真っ直ぐ西へ進んでいく。
その途中にある『電灯のスイッチ』や『コンセントの差し込み口』の
位置を把握しておきたい。
そして、木材エリアに向かう。
(『ガラの悪そうな男女の声』……とても統率力のある集団とは思えない)
(まずはそこから対処していく事にするか)
628
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/23(月) 23:44:30
>>626
(西)
「わ〜〜ってンよ」「ウッゼ」「行くベ、行くベ」
ヤンキーたちは適当な返事をしながら、
通路を北へと向かっていく。
南北に細い棚の間を通るため、散開しないのは仕方ないが、
それにしても急ぐ気はないらしい・・・・
「要はボコにして捕まえりゃいンだろ?」という雰囲気が、露骨に感じられる。
一方、西は四人の護衛を伴い、文具コーナーへ。
こちらは『般若』がいるせいか、やる気に溢れている。
護衛が四方に目を光らせる中、
棚を見回し、目的のものを発見した。
F、G、一つづつを入手し、携帯する。
一方、伊織を追わせたヤンキーたちの動向が感じられない。
向かっている間、やたらに騒々しかったが、今は声すら聞こえない。
TV音声で全て掻き消されているのだろうか?
それとも・・・・
>>627
(伊織)
北壁沿いにまっすぐに西へ向かう伊織。
途中、スイッチの類を探すが、何処にもない。
大型店舗では、客の悪戯を避けるため、
この手の照明スイッチはバックヤードや事務所に回されるものだ。
コンセントの差し込み口は、数か所見つかった。
利用する際には、このチェックが役に立つだろう。
ガラの悪い男女の声は、走っている間に消えていた。
TV音声で全て掻き消されているのだろうか?
ともあれ──伊織は木材コーナーに到着した。
大小さまざまな木材、木版、棒の類が並んでいる。
629
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/24(火) 01:00:26
>>628
「………?」
『ヤンキー達』の声が聞こえないのが気になる。
能力上、自らの意思で射程外に出る、という事はないはずだから、
突進しすぎて射程を超えたために『解除』されたなんて
マヌケはさすがにないはずだ(だよね?)。
「………となると、『あの女』の能力?」
TV音声はいかにも罠という感じだった。
どういう能力かは分からないが、
『ヤンキー達』を一瞬で黙らせる『何か』を仕掛けた………。
「………まあ、今は進むしかない」
『四人』残したのは賢明だっただろう。
もう使わないNO1の写真はポケットに入れておこう。
そのまま少し早足で北に向かう。
そして今のうちに内部構造を確認しておく。
天井までの高さと棚と高さ、あと、
棚の材質と固定の具合(どの程度の破壊力で移動可能かなど)も確認する。
あとこういうホームセンターの構造上、
たとえば『文具』のコーナーは横にいくつも通路がある、という事でいいだろうか?
630
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/24(火) 22:53:26
>>628
木材コーナーに到着すれば、走るのを止めて息を整える。
(何時の間にやら話声が聞こえなくなったな)
(彼らが『烏合の衆』のふりをした、熟練の『暗殺者』の集まりだったか)
(何か大きな仕掛けを準備しているのか)
(それとも、テレビに映った野球中継に夢中になっているのか)
(……二つ目の仮説が一番納得できるな)
(とりあえず思いつくのは──檜かな)
息を整えながら、周囲を確認。
北西端の角を曲がりながら檜の板を探す。
631
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/25(水) 07:02:03
>ALL
今回の設定がリアル寄りだった為確認していなかったが、
双方、スタンド能力は知っているのかいないのか?
もし打ち合わせがなければ、確認を。
(打ち合わせ済であり、GMが見落としていたなら失礼)
>>629
(西)
反応のないヤンキーたちに不安を覚える西。
おそらく・・・・その『まさか』だ。
自らの意思で射程外に出ることは、『なんとなく』ない。
それが『群衆』の特徴の一つだが、
本体自らが逃げたり、今回のように、
『射程外への移動』を依頼した場合は話が違う。
それは『自らの意思』ではないからだ・・・・
写真をポケットにしまい、西は戦場を確認する。
天井までは『3m』。棚の高さは『2m』。
棚はスチール製で、床にボルトで固定されており、
そう簡単には外れそうにない(パワーBでも数撃を要する)。
各コーナーは、複数の棚と通路で構成されている。
棚はコーナー面の長辺に沿うよう並んでおり、
文具コーナーであれば、縦(南北)に長く置かれている。
>>630
(伊織)
息を整えながら、檜(ひのき)を探す。
あった・・・・板、スノコなど、数も酒類も豊富だ。
632
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/25(水) 23:26:27
>>631
(※『スタンド能力を知っているか』については現在、点呼にて相談中。
申し訳ありませんが、確定まで少しお待ちください)
洗脳とか暴力による脅しとかではなく、
『依頼を請けた行動』なら、それに従うかどうかは『自由意志』のはず。
『自らの意思ではない』という解釈にはやや腑に落ちないものがあるが………
『そういうもの』だというならば仕方がない。
まあ一言、過剰に離れないよう注意しておけば
防げた事態だった気もするのでそこは自分のミスか………。
「………四人、残しておいてよかった。
………と、プラスにとろうか」
写真が『五枚』しかない以上、滅多やたらに消耗するわけにはいかない。
予定がかなり狂ってしまったが、このまま四人を運用していこう。
『護衛』という言葉を使ったので、残った四人はたぶん『群衆』の中でも
腕利き、武闘派の連中ばかりに違いない。
こういうチームはきっと群れてケンカとかしている『連携』だって出来るだろう。
「………言うなれば、つまり、『四天王』」
『群衆』の多数を失ったショックを少しでも覆い隠すように、
こんな言葉で自らを鼓舞する。
「………武器。そうだ、武器が必要ね」
数が喪われた今、計画を修正。
残った者たちにはきちんとした牙があった方がいい。
「………ねえ、あなたたち。あなたたちが『バトル』で
使うような凶悪な長物ってどんなのがある?
『バット』とか『スコップ』とかそういうのかな?」
『四天王』に語りかけつつ、とりあえず北の『家電コーナー』まで出よう。
前に二人、後ろに二人、ヤンキー四天王を配置しての行動だ。
633
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/26(木) 18:28:10
>>632
(西、回答)
634
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/28(土) 01:36:33
>>631
ヒノキ
「 檜 があったか」
スプレー缶で幅30センチ、長さ1メートルほどの檜の板を
端から30センチメートルほど塗装し始める。
大雑把にぬれれば、それで十分だ。
それと同時に、『クロックワーク・クルー』は
手に持った『ブツ』に刺さった『つまみ』を順方向に巻きためる。
同時行動によって手元が狂いそうであれば、本体がする『塗装』を優先する。
「……」
(もし『暗殺者』が潜んでいるのであれば危険ではあるが)
(相手が『仕掛けの準備』をしているのであれば、それを潰す一手を用意するのが道理)
「……」
様々な音で、耳で周囲の異常を感知するのは難しいだろうが、時折周囲に視線を巡らせて警戒はする。
635
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/28(土) 23:04:38
>>632
(西)
『群衆』には射程距離という概念がない。
故に『何となく』でしか射程範囲を護れないが、
『外因』があれば、それを超えてしまうということだ。
『10m』を超える範囲の行動を頼んだ、西のミスと言える。
「・・・・武器?
まー何でも使うけどヨ。相手は『1人』だよな?」
「四対一で武器いンのか?」「殺しちまうゾ?」
相手を知らぬ故か、
『四天王』は武器の使用に乗り気でないようだ。
或いは逆に、腕っぷしに自信があるのかもしれない。
前後を『四天王』に守らせながら、
西は文具コーナーを北に通過し、通路に出た。
北西すぐに家電コーナーが見える。
大音量の野球中継が、
序盤で炎上したピッチャーの苦境を解説している。
西の現在位置は、文具コーナー北端中央。
家電コーナーと収納用品コーナーの間には、
誰もいないのがわかる。
それより西の家電コーナーの通路二つ。
こちらは、西に動かねば、覗きこめない。
TVの音も、そちらから聞こえているようだ。
>>634
(伊織)
プ シュウウ────ッ
『30cm×1m』の檜板を探し出し(厚みは?)、
スプレーで真っ赤に染め上げた。
キリキリ キリキリ キリキリ
その間に、スタンドに『ブツ』の『つまみ』を巻かせる。
どちらも単純作業なので、この程度なら並行して行える。
耳を澄ませるが、聞こえるのはTV中継の音声ばかり。
とはいえ、距離はそこそこ取った。
それ以上に近づいて来れば、物音は感じられるはずだ。
・・・・伊織と『クロックワーク』は、作業を完了させた。
636
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/28(土) 23:32:25
>GM
(※『スタンド能力を知っているか』については点呼にて相談の結果、
西は伊織のスタンドについて、
『人型スタンド、つけたつまみを回すとパワーアップする模様』
伊織は西のスタンドについて、『写真から群衆を出せる』程度まで
知っているという事にさせて頂きます)
>>633
>>635
(GM)
(………そういえば今までも何人か消えていた事があったか)
よくよく思い出してみたらそういう事例(射程外に向かわせて消失)が
あったような気がする。なんにせよ今日気づいた事は忘れないでおこう。
「………さて」
気を取り直し戦いに向かう。
『ヤンキーたち』の言うとおり『殺す』のはさすがにマズいが………
見えない超能力を使う『あの女』をコイツらが殺せるとは到底思えない。
「………確かに一人、それも女だけど。
………地元じゃあ武闘派の『レディース』で有名らしいよ。
………なんか妙な武器を隠し持っているとかで、
………『ヤクザ』とかに囲まれても全てやっつけたって逸話があるって。
………だからもし、いい得物があったら使ってほしい」
相手の『強さの表現』を相手のレベルにあわせる。
馴染みのあるワードで脅威をアピールすれば、ある程度納得してくれるだろう。
「………あとは」
謎の『音』についての対処か。罠の可能性はあるが………
残しておくのも精神衛生上、よくない。
引き続き、前後を『ヤンキー』に任せ、西に進み、『TV』を特定する。
ただ『TV』が鳴っているだけなら、
そこまで『ヤンキー』を一人だけ行かせ、彼に『TV』を消させよう。
637
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/11/30(月) 21:48:20
>>635
(板の厚さは2cm程でお願いします)
(……誰も来ない、か。そして仕掛けても来ない)
板をスタンドの右手に持たせ、
『つまみの刺さったブツ』を本体が右手で持ち、左手でつまみを抑える。
そして、ちらりと『ワークス衣料』の棚を見る。
(……お互いに動きづらいフィールドになった場合、)
(多少こちらが準備をしたところで、有利なのは向こうかも知れないな)
(……何より、この作戦は若干『良心』が痛む)
(とりあえず『武器』は得た。これで行ってみる、か)
ワークス衣料と木材の棚の間を通過し、家庭用品のエリアへ向かう。
638
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/11/30(月) 23:13:45
>>636
(西)
(了解)
「ちょ、女かよ!」「漫画じゃねそれ?」
「武器って銃とかか?」「ヤバい相手か」
西は護衛をつけたまま、通路を西方向へ動く。
例え話をどこまで信じたか疑わしいが、
ヤンキーたちはそれなりに真面目で、そして楽しそうだ。
西側に二つ、棚間の通路を覗くと──あった。
コーナーにTVが複数並んでいる。
そのうちの一つが、大音量に設定されているようだ。
コーナーに伊織のいる気配はない・・・・
一人に指示すると、男は周囲を見回しながら、
慎重にテレビに近づく・・・・その電源を切った。
騒音に慣れた耳が、一瞬、静寂を覚える・・・・
>>637
(伊織)
(了解)
スタンドの右手には色を塗った檜板。
左手にはカラースプレー。
本体の右手には『ブツ』、左手は『つまみ』を押さえている。
木材コーナーから、まずはワーク衣料コーナーへ。
西壁に面したコーナーの棚は、東西に伸びており、
そのまま南には向かえない為、西壁際を南に進む。
左に見えるワーク衣料コーナーの棚には、
ツナギや軍手、レインコートなど、作業用の衣料が多く並んでいる。
ワーク衣料コーナーの南端(壁際)までやってきた時、
プ ツ
店内に流れていた、大音声の『野球中継』が途切れた。
639
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/11/30(月) 23:37:15
>>638
(GM)
『ヤンキー』が楽しそうで何よりだ。
一番ヤバいのはビビって逃げてしまう事。
彼らならそんなダサい格好は見せないと信じたい。
「………『罠』じゃあないの?」
キョロキョロと辺りを見回す。てっきり消す事がトラップになっているとか、
消す隙を狙って襲ってくるかとか思ったが、そんな事ではないようだ。
「………まあ、考えてもわからないか」
電源を切った『ヤンキー』をこちらに戻し、また前後二人体制をとる。
静寂の中、何か他の音が聞こえればもちろんそれは捕捉したい。
ここからだと『作業用品コーナー』に近いか。
ここなら、欲して止まなかった(もう言ってしまうが)『台車』があるはずだ。
探し、台が固そうな『台車』を獲得する(以前、拍手で送ったようなタイプ)。
持ち歩けば、車輪の音は鳴るだろうがもういい。
(どうせ『ヤンキー』どもが騒がしくするんだもん)。
併せて『武器』になるような『長物』を探す。
『スコップ』とか『ハンマー』とか『長い鎌』とかそういうのだ。
640
:
伊織P『クロックワーク・クルー』
:2015/12/02(水) 00:14:50
>>638
(…………さて)
(テレビを消した、か)
(ならば、私もそちらへ向かうとしよう)
右折して、店内の中央の方を向く。
ワークス衣料の棚の南側を通り抜ければ、左折。
目指すは、家庭用品コーナーの北側だ。
ワークス衣料棚を通る時に、
作業用マスクの様な物が発見できれば回収したい。
641
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/12/02(水) 00:29:45
>>639
(西)
周囲を見回すが、人の気配はない。
音量は絞られているが、他のTVの音声もある。
ここにいては、微細な足音は聞き取れないかもしれない。
ヤンキーを呼び戻し、再度、護衛体制を取ると、
西は作業用品コーナーに向かう。
コーナーはすぐ隣だ。
通路を幾つか確かめ、目的の物を探す・・・・
──台車は、一台だが見つかった。
サイズは一人乗るのがせいぜいで、二人は無理そうだが、
台は金属製で、頑丈なものだ。
試しに動かすと、ガラガラと音がする──今の店内では、よく響く。
スコップや鎌は見当たらない。
これらは『園芸用具』だ。
だが、ハンマーはみつかった。
ただし、相当に大きく重い・・・・文字通りの『大槌』だ。
「こんなん振り回せねーぞ、オイ」
「工具コーナーの方が、使えるもんあんじゃね?」
ヤンキーたちが楽しそうに得物を物色している。
>>640
(伊織)
ワークス衣料の棚の南側を通り抜ける伊織。
途中、作業用マスクを発見し、拝借した。
灰色部分が何もないため、ワーク衣料コーナー南は、
何もない空間になっている。
そこを東へ──家庭用品コーナーに到達した。
家庭用品コーナーの棚は南北に伸びる。
伊織の向き合う西端の棚には、
冬のフェアらしく、鍋や食器、ガスコンロなどが並んでいる。
それを見ながら、北へと進路を変え、
東西に伸びる通路まで前進した時だ。
──通路の東方向から、人の声が聞こえる。
人数は4〜5人だろうか。男の声が大勢だ。
内容は聞き取れないが、どこか粗野な印象を受ける。
距離は・・・・よくわからないが、『10m』は離れていそうに思われた。
(まだ通路の先は確認していない)
642
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/12/02(水) 00:46:14
>>641
(GM)
「………だよね」
ただでさえ見えない『スタンド』を相手にするであろう哀れな『ヤンキーたち』だ。
ろくに振り回せない『ハンマー』などそれこそ無用の長物だろう。
「………じゃ、工具コーナー行こうか」
『台車』は西自身が押して歩き、警戒しつつ『工具コーナー』へと赴く。
たぶん、『スパナ』とかあるだろう。もう少し長くて扱えそうなものが理想だが。
「………修学旅行じゃあないんだから、
………回りも確認してね」
一応『ヤンキー』に声をかけておく。
643
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/12/05(土) 23:06:25
>>640
(……聞こえる、な)
(では、行くか)
方向転換。東を向く。
『ブツ(
>>615
拍手)』に付けられた『つまみ』から手を離す。
『ブツ』に『エネルギー』が充填。
引き金を引けば、『火』が出るだろう。
その『火』を『クロックワーク・クルー』の持つ『塗装された檜板』に向けよう。
(『檜』は燃えやすいが、そもそも水分を含む木は着火しづらい)
(……しかし、『引火性の塗料』で塗装してあればいけるか、な)
無事に着火出来るかどうかは定かではないが、
板を持った『クロックワーク』を自分の前方に先行させながら東へ進む。
644
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/12/06(日) 00:13:29
>>642
(西)
ガラガラガラガラ・・・・
車輪を響かせながら、
西は台車を押し、南へと向かう。
ヤンキーたちは結局得物を取らず、
工具コーナーに向かうことになった。
『般若』ともう一人が、西の言葉を受け、
西を先導するよう、先を歩いてくれる。
作業用品コーナーを出て、
通路を右折し、工具コーナー南まで進んだ、その時──
「・・・・お!!」「いた」「アレだろアレ」
前を行くヤンキーが、足を止める。
前方(西側)、通路の先『12m』。
家庭用品コーナーの北西の角、南に折れるその向うから、
伊織がスタンドを前方に構え、飛び出してきた!
スタンドの手には、真っ赤に塗られた木製の板(30cm×1m)。
その表面は、激しく炎が燃え盛っている・・・・!
「うお、炎が浮いてる!?」「手品か?」「馬鹿、エスパーだ」
「やべーって!」
スタンドが見えない『ヤンキー』たちが、一気に浮足立つ。
流石に逃げる者はいないが、見たこともない超常現象を前に、
どう対応していいかすら、わからなくなったようだ。
西は、伊織自身の両手に、スプレー缶と、
短い棒状の道具が握られているのを見た。
銃身のない銃のようでもあり、指は引き金にかかっている。
手から突き出た先端からは、小さな『青い火』が放出されている──
タンクの類はまるでないが、火が消える様子はない・・・・『ハンドバーナー』だ!
ttp://ginshokukan.com/?pid=80390543
>>643
(伊織)
カチ ヒュボ!
『つまみ』から手を離し、トリガーを引くと、
青い火が吹き出し、一瞬で檜板に点火した。
高々と燃え盛る炎は、スタンドに持たせていなければ、
伊織ですら危険なほどだ。
生活用品コーナーの角を右に曲がり、
東に進もうとした、その時だった。
「・・・・お!!」「いた」「アレだろアレ」
前方『12m』にいた、西と四人のヤンキーたちと出くわした。
西はヤンキーに護られるように、四人の中心で、
台車を押ている。何故かエプロン姿だ。
「うお、炎が浮いてる!?」「手品か?」「馬鹿、エスパーだ」
「やべーって!」
こちらに気付いたヤンキーたちが、驚きの声をあげている・・・・
派手なライダースーツを着こんだ連中だが、武器の類は持っていない。
645
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/12/06(日) 00:28:51
>>644
「……悪いと思っている」
「思ってはいるが……まずは『鎮圧』させてもらおう」
『クロックワーク・クルー』に燃えた板を『西』に向かって投擲させる。(パス精BCC)
ただの『板』ならば叩き落とす事も容易だが、
普通の一般人にとって燃えている物には手を出しにくいはず、だ。
そして、スタンドとともに前進しながら
『西』『台車』『ヤンキー達』の様子を観察する。
646
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/12/06(日) 00:38:41
>>644
(GM)
「………!!」
『火』か! 『火』に『手加減はない』。
つまり、向こうもかなりガチだという事。
こちらは思うような動きが出来てないが―――やるしかない。
「………あなたたちが背中に背負っているものは何?
………超能力者なんて、むしろ臨むところじゃない?
………たかが『火遊び』、なんて事はないはずよ」
『ヤンキー』には『ヤンキー』のプライドがあるはずだ。
そして彼らには『人型スタンド』が見えない。
見えない事が今は良い。火が浮いているくらいならまだ、
そこまで脅威を感じないだろう。
「………とりあえず予定通り、武器を確保しましょう!」
ただ、あの板を持っているスタンドにヤンキーたちが素手で向かっていけるとも思えない。
あれを叩き落とす『長物』や『投擲物』の必要性、今なら彼らも痛感できているはずだ。
北を指し、『工具金物コーナー』にヤンキーともども急いで逃げ込む。
647
:
『フナニシ事変』 =西vs伊織=
:2015/12/06(日) 01:05:44
>>645
(伊織)
──ブンッ!
燃えた板を、西目がけて投げつける!
だが、少々距離がありすぎた。
「うぉおおおおおお!」
ヤンキーたちは絶叫しながら、
いち早く北すぐの『工具コーナー』の通路へ駆け込む。
西は台車を押している為、動きが鈍かったが、
それでも直撃は受けず、板の炎が髪を掠めるにとどまった。
ボッ
西の髪に、炎が燃え移ったのを最後に、
全員の姿が、工具コーナーに消えた。
伊織は改めて、スタンドを前に前進を始める。
西とヤンキーの様子は説明した通り。
台車は空で、何も乗っていなかった。
ガラガラガラ・・・・
コーナー通路の半ばほどまでも、台車の音が続くのが聞こえる。
板は勢い余って、『20m』ばかり先まで床を滑っていく。
(日用品、化粧品コーナー北)
>>646
(西)
武器確保前に敵に出くわしてしまった。
計画の狂いを感じるも、もはや『やるしかない』。
「……悪いと思っている」
「思ってはいるが……まずは『鎮圧』させてもらおう」
バッ!!
伊織のスタンドが、強烈な力で燃える板を投げてきた!
回転しながら飛来するそれに対し、
いち早くヤンキーに指示しておいたのが効を奏する。
「うぉおおおおおお!」
ガラララララ
興奮からか絶叫しながら、ヤンキーたちは工具コーナーに飛び込んだ。
西もその後を追うが、台車がある分、遅れが生じる──
ビュン ビュン
ボッ
あやうく頭を掠めるも、当たることはなく、ヤンキーを追って
工具コーナーに逃げ込めた。
だが、頭が依然として『熱い』・・・・これは怒りのせいではない。
「おい、おまえ・・・・頭燃えてンぞ!」
ヤンキーが指摘するより早く、状況に気が付いた。
髪だ・・・・掠めた炎によって、火が移っている!
648
:
西『セブン・ワールズ・コライド』
:2015/12/06(日) 01:29:25
>>647
(GM)
「………ふう、危なかった」
なんとか避けた。
………ん?
頭が………熱い、だと!?
そして『ヤンキー』の指摘で事態の深刻さに気付く。
「………や、や、ヤバイッ」
確保していた『ハサミ』で咄嗟に燃えている箇所を切り落とす。
落ち着けば『ヤンキー』に得物を探す指示を出したいが………。
しばらくは無理か。
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