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【戦】『銃は剣より強し』 2
249
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/03/26(木) 01:06:02
>>247
(錏葉)
タ タ
ダ ン ッ !
一蹴りで天井近くまで飛び上がる錏葉――『ザ・シグマ』。
天井にはプラ製の仕切りのようなものがあるが、これは錏葉の重量を支える強度はない。
必然的に、天井に設置されている照明を手掛かりにすることになる。
ガッシイ!
天井には三メートル間隔で照明が設置されている。
掴むと同時に照明からミシリという音が聞こえ、指が火傷する感覚があるが……
『ほんの数瞬の間見渡す』行動には十分だ。
ド ド ド
スス・・・
そして『見えた』。
棚が高いせいで見づらいが、蛍光灯売り場の棚の間に
長身の女性がスタンドを伴って屈んでいるのが確認できた。
売り場は南北(縦)方向に二メートルの棚が四つ置いてあり、
長身の女性がいたのは一番東の棚とその隣の棚の間だ。
と、
バギ ン!
そこで重量に負けて照明が破壊され、錏葉の身体が落下し始める。
向こうの方も、こちらの存在と――行動の結果に気付いただろう。
>>248
(伊織)
スッ
屈んで、スタンドの視界も総動員してコンセントの位置を探す。
が、四つの眼球から得られる視覚を精査するのは、
一般人の処理能力には難しい……視界は広がるが、探索の効率はむしろ落ちる。
が、それでも一応コードを辿って、コンセントを二つほど発見した。
いずれも陳列棚の下に隠れているようだ。と、
「 LA Aッ!! 」
ちょうど、背後のあたりからだろうか。獣のような雄叫びが聞こえた。
何事か、と伊織が思う間もなく――――、
バギ ン!
天井のあたりから、何かがへし折れるような音が聞こえた。
250
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/03/26(木) 01:16:19
>>249
着地する。
「 LA 」
床を蹴り、
「 A A A A A ッ ! 」
『蛍光灯売り場の棚』。一番『こっち側』の棚だ。その裏に敵がいるのが見えた。
迫撃する。まずは、遮蔽物があるなら、遮蔽物ごとブチくらわす。(破スBB
『電機量販店の商品陳列棚』は、『助走を得た数十キロの猛獣の体当たり』に対してどれほど耐久性をもつだろうか? 答えはすぐにわかる。
251
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/26(木) 01:37:00
>>249
(視界の同時処理は、良くないな。だが、おおよそ把握した)
聞こえた叫び声。
そして、音。
後方、上方、天井。
(上方から発見された、と思った方が良さそうだなッ)
(くそっ、行動が早くて的確だ──)
(──ならば、混戦に持ち込むッ!)
今回は、物音をたてることに躊躇しない。迅速さを優先させる。
『クロックワーク・クルー』を音響メディアの棚の裏へ移動させる。
本体は右手に持った包装紙を捨て、右手で腰の『つまみ』を引き抜く。
発見したうちの、出来るだけ現在地から遠い方のコンセントの位置へと『つまみ』を差し込み、『電気エネルギー』を『過負荷』。
建物のブレーカーを落とし、照明を消す事を狙う。
252
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/03/26(木) 02:04:01
>>250
(錏葉)
ズ
ドオ ―――――z
着地し、床を蹴り、そして一番東側の棚に――『突撃』!
ドバッシャアアア!!
直撃と同時に、陳列棚に乗っていた商品たちが吹っ飛ぶが……
流石に、棚自体が吹っ飛ぶほどではない。
ギ ギギ ギギィ
が、それでも陳列棚が無事でいられるわけでもない。
衝突部分がひしゃげた陳列棚が、ゆっくりと倒れはじめ、
ブ ヅン
『あたりが真っ暗になった』。
いや……それでもうっすらと明かりが感じられる。
といっても、すぐ目の前の物質の輪郭が何となく分かる程度だが。
『陽炎』が出ているのだ。どうやら右肩の皮膚が
衝突した時の衝撃で破壊されたのかもしれない。
(肩部損傷・・・三%)
>>251
(伊織)
『クロックワーク・クルー』を音響メディア等売り場まで移動させつつ、
本体は『停電』を誘発させるべく、一メートル先の
コンセントに『つまみ』を差し込まんとする。
しかし、スタンドを移動させつつ、つまみをコンセントに差し込む、
という小さい対象を狙った行動は、少しばかり複雑すぎた。
若干行動が遅れ――――、
ドバッシャアアア!!
突如、東側から『何か』が降りかかって来る。
降りかかったのは小さな電球等だった。それが飛び散ってぶつかったのだ。
それはつまり、この東側の棚の向こうに『敵』がいるということ。
ギ ギギ ギギィ
それだけでなく―――陳列棚が、ゆっくりと倒れて来る。
通路は狭いので、陳列棚が伊織を押し潰すことはない、が、
スタンドを遠くに飛ばしたこの状況で、敵の接近は危険だ――!
ブ ヅン
同時に、つまみを回した。
ブレーカーが落ち、辺りが暗闇に包まれる。
当然、それはこの行動を起こした伊織であっても同じだ。
(『クロックワーク・クルー』は現時点で蛍光灯売り場北)
253
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/26(木) 02:19:05
>>252
(敵はパワーもスピードも、それなりにあるようだな)
(私を囮にして挟撃、とも思ったが、危険か)
『つまみ』を引き抜いて、自分の右腰に差し直しながら
姿勢を低くして、『クロックワーク・クルー』の元へと駆ける。
ただ、転んでしては元も子もない。
棚から落ちてきた蛍光灯に足を取られないように注意はする。
『クロックワーク・クルー』は左手で『つまみ』に触れながらその場で待機。
254
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/26(木) 02:24:57
>>252
(敵はパワーもスピードも、それなりにあるようだな)
(私を囮にして挟撃、とも思ったが、危険か)
『つまみ』を引き抜いて、自分の右腰に差し直す。
その後、ポケットからペンライトを出して足元を照らし、
姿勢を低くして、『クロックワーク・クルー』の元へと速足で向かう。
ただ、転んでしては元も子もない。
棚から落ちてきた蛍光灯に足を取られないように注意はする。
255
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/26(木) 02:26:13
>>252
(敵はパワーもスピードも、それなりにあるようだな)
(私を囮にして挟撃、とも思ったが、危険か)
『つまみ』を引き抜いて、自分の右腰に差し直す。
その後、ポケットからペンライトを出して足元を照らし、
姿勢を低くして、『クロックワーク・クルー』の元へと速足で向かう。
ただ、転んでしては元も子もない。
棚から落ちてきた蛍光灯に足を取られないように注意はする。
『クロックワーク・クルー』は左手で『つまみ』に触れながらその場で待機。
256
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/03/26(木) 21:03:52
>>252
手応えらしい手応えも、悲鳴とかうめき声も聞こえない・・・視界もなくなった。
だが探すことがムダであるなら、直前の情報に基づいて行動すればよく、行動とは即ち攻撃に他ならない。
明かりをどうやって消したのかは不明ではあるが、それが今重要なことでは無いのだ。
目の前は棚で、棚の向こうには敵がいて、この棚は脆弱だということだけが問題だ。
グッ
「L L Lu uAAAAAAAAAッ!!!」
三度、咆哮とともに、『棚を連続してブン殴り』、向こうへ倒す/拉ぐ/圧し潰す。
棚と床ともう一つ向こうの棚との三面、どう狭まるかは知らないが、人間一人分の隙間よりも小さく押し潰せば人間が潰れる勘定だ。
257
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/03/26(木) 23:18:48
>>255
(伊織)
ペンライトを取り出して足元を照らしつつ、
『クロックワーク・クルー』の元へ向かおうとする伊織。
と、
「L L Lu uAAAAAAAAAッ!!!」
ズ ズ ゥ ゥ ン ・ ・ ・ !
ガシャン ガラァン ガシャッシャ!
それよりも先に敵が動いた!
棚が倒れる速度が増し、伊織が移動し始めた
ちょうどその瞬間に一気に倒れ込む。
ギ ギギ
身を低くしていた為に、伊織の被害は右肩がピリピリする程度だ。
すぐ隣にあった棚が、辛うじて伊織が
入り込むだけの隙間を確保していてくれたらしい。
そんなこともあったからか、移動はできたがまだ完全に合流するには至っていない。
現在地:蛍光灯売り場内北部
『クロックワーク』との距離『一メートル』
>>256
(錏葉)
ズ ズ ゥ ゥ ン ・ ・ ・ !
ガシャン ガラァン ガシャッシャ!
棚に対してさらなる追撃を加えることで、倒すのを早めた錏葉。
商品が割れる音が聞こえたが、肉を潰したり骨が折れたり、
相手の悲鳴が聞こえるといったようなことは(今のところは)ない……。
そして棚の方だが、完璧に倒れてはいない。隣の棚に引っかかって
倒せていないようだ。殴った感じでは、これ以上はびくともしない。
その為、棚と床の間に人一人分くらいは入れそうな隙間ができているらしい。
そして、棚の殴打に使った両拳に『火傷の痛み』を感じる。
(両拳部損傷・・・二%)
現在地:蛍光灯売り場東 中央部
258
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/03/27(金) 00:05:51
>>257
「ンン〜・・・」
「意外ニ固かッタ」「カ?」「ソシテ」「・・・居るノカナ」
探り探り、しかし出来るだけ早く『棚』の南側の端まで行って、
ついさっき倒してアレだが、『棚』を持ち上げてみる。どっかに引っ掛かったりしてなければ、持ち上げるくらいは出来るだろう。
259
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/27(金) 01:08:39
>>257
耳に入る咆哮。
さらに傾く商品棚。
姿勢を低くしていたおかげで損傷は軽微。
(もう一度力押し、か)
(随分と強引に来るが……なるほど、な)
(取りえずは、何も特殊な能力を使ってきてはいない)
(敵の優れている個所はパワー及びスピード)
(──あるいは直接戦闘で威力を発揮する『能力』)
速足のまま、『クロックワーク・クルー』と合流出来れば
そのままスタンドと共に、商品棚の北へ抜けたい。
いつまでも棚の間に居ては、危険だ。
260
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/03/27(金) 01:21:50
>>258
(錏葉)
タ ペタッ
右手を棚に触れつつ動けば、棚沿いに南まで行くのは容易だ。
すぐさま移動することが出来た。そして、棚を持ち上げてみる……。
グググ
ガシャッ バリン
持ち上げたせいか、北の方から何かが割れる音が聞こえて来た。
さらに――
ポウッ
棚の北側の床のあたりが明るくなっている――いや違う。
より正確に言うと……ペンライトを持った、長身の女がいる。
その傍らには、歯車仕掛けの人型スタンドも佇んでいる!
(よく見えているのは足元まで。そこから上は見づらい)
現在地:蛍光灯売り場南
>>259
(伊織)
身を低くした姿勢では、かなり窮屈なこともあってか移動速度はかなり遅い。
が、一メートルの距離くらいならば簡単に抜けられる。
ガシャッ バリン
流石に音を立てないようにとはいかず、何回か音を立ててしまったが――
なんとか、棚を抜けて『クロックワーク・クルー』と合流することができた。
と、
不意に、伊織は違和感に気付いた。
正確には、伊織と合流した『クロックワーク・クルー』が。
……陳列棚と床の間の空間が、いつの間にか広くなっている。
まるで、何者かが持ち上げているみたいに――――。
現在地:蛍光灯売り場北
261
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/27(金) 02:16:37
>>260
姿勢を伸ばしてペンライトを消灯、回れ右をして商品棚の方を向く。
棚を投げ飛ばされても防げるようにと、『クロックワーク・クルー』から
直管の蛍光灯を受け取りながら、『クロックワーク・クルー』を本体前方に配置。
(……さて、どこに居るか)
目を凝らして、棚が持ち上がっている『原因』を探す。
262
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/03/29(日) 23:34:25
>>260
「よウ」
「カッコいイ『スタンド』ジャアねーカ」「トコロデ俺ハ錏葉九郎。『スタンド』ノ名ハ『ザ・シグマ』」
「テメーノ敵デ、『通り魔』ダ」
ぐっと力をいれて、持ち上げた『棚』を逆向きに倒す。つまり『敵』にかぶさらない方向にひっくり返すということだ。
そうしないと近寄るのに邪魔だからな。どっちみち、見た目の判断として棚とか何とかは『防御される』・・・。
「行クゼ」
263
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/03/29(日) 23:51:28
>>261
(伊織)
姿勢を伸ばし、ペンライトを消しつつ陳列棚の方を向く。
それまで明かりの恩恵を受けていたせいか、周りは真っ暗に見えた。
ズォ バ !
『クロックワーク・クルー』も前に出してみたが……やはり見づらい。と、
「よウ」
「カッコいイ『スタンド』ジャアねーカ」「トコロデ俺ハ錏葉九郎。『スタンド』ノ名ハ『ザ・シグマ』」
「テメーノ敵デ、『通り魔』ダ」
振り向いた伊織の正面から『敵』の声が聞こえ、
ズ
ド シャア !
伊織の東側から、轟音。棚が東側に倒れた音らしい。
そしてその音が聞こえるや否や、『通り魔』は一言宣言した。
「行クゼ」
>>262
(錏葉)
パ ッ
ペンライトの明かりが消える……また敵の姿が見えなくなるが、
僅かな身じろぎ程度の音しかしていない。その場にいるのだろう。
そして、
ズ
ド シャア !
棚を東側に倒す。豪快な音がすぐそばから聞こえた。
その音を耳にしつつ、錏葉はこれから『被害者』となる相手に、シンプルな宣言をする――。
264
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/03/30(月) 00:05:14
>>263
「オオ ッ!!」
身を低く。重心を下げるのは『突撃』の安定性。姿勢を下げるのは『迎撃』の困難さを狙うためだ。
ギャ ドッ!!
倒れた棚と倒れていない棚に挟まれた一本道。『ザ・シグマ』は特に何の躊躇も無く、ただ全速・全力をもって『迫撃』する。
『突っ込んで、ブチかまして、ブッ倒す』。猛然とシンプルに、低空からの体当たりだッ!!(破スBB)
265
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/30(月) 00:30:34
>>263
視認はしづらいが、『敵』のいる方向とおおよその位置は解る。
「……そうか。ならば、せいぜい足掻かせてもらう」
──ギャリンッ
『クロックワーク・クルー』が左腰に設置していたつまみを逆回転する。
『過負荷』状態となった『クロックワーク・クルー』が、
右腕で思いきり床を殴りぬき、床のタイルや瓦礫を『通り魔』へ向けて『ブッ放す』。
266
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/03/30(月) 00:50:57
>>264
(錏葉)
低空からの『体当たり』をかまそうとする錏葉。
バギン!
ザグ! グ!
当然ながら、散らばった商品を踏んでしまい裸足の足裏の大半はズタズタになるが……、
それは『皮一枚』。
そして伊織の方はと言うと、
「……そうか。ならば、せいぜい足掻かせてもらう」
ド バッ!!
暗闇からとんでもない轟音が発生し――
ボス
スカ カ ア ――――ッ
、、 、 、 、、、
――そして通過した。
何の攻撃かは分からないが、少なくとも『通常物質』であることは間違いないようだ。
顔の上半分……それと後頭部、胸と背中などにも『火傷の痛み』を感じる。
(顔面上部、後頭部上部、胸、背中損傷・・・合計八%)
(現在合計・・・一三%)
伊織との距離 ・・・ (推定)二メートル程度
>>265
(伊織)
左腰につけた『つまみ』を逆回転させつつ、スタンドパワーを『過負荷』させた
『クロックワーク・クルー』の右腕で地面を『散弾』として放たせる。
ビキ! ビシイ!
そのあまりのパワーに、『クロックワーク・クルー』のヴィジョンに一筋ヒビが走る。
が、
ド バッ!!
その圧倒的なパワーによって、
放たれた散弾は前方に突き進み――――
ボス
スカ カ ア ――――ッ
――しかし、手ごたえがない!
肉を叩き骨を砕くような音がなければ、相手の苦悶の声もない。
まるで何か薄っぺらいモノに穴でもあけたような気の抜けた音が聞こえるだけだ。
そして、この攻撃によって『ある事実』が見えた。
前方――『通り魔』がいると思しき方向。
スォオオオ
そこにぼんやりとだが、『炭火程度の明るさ』の光があるのだ。
それによって、全体像がうっすらとだが確認できる。
『通り魔』の姿から、『皮一枚』削げ落ちた奥に見える、『甲冑』のスタンド。
そのスタンドから立ち上る『何か』が、うすぼんやりと発光しているのだ……!
267
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/03/30(月) 01:42:10
>>266
精度に不安は若干あったが、放った『瓦礫散弾』は『通り魔』に襲いかかり
(──バカなッ!)
──そして通過した。
距離を詰められている。
状況の整理。
『瓦礫は皮だけを破壊して、敵を通過した』
『本体の中から『甲冑のスタンド』が姿を見せている』
つまり、『人間の皮をかぶったスタンド』
ならば、どこかに居るはずの『本体』を叩くか、
『スタンド』で攻撃をするしかない。
スタンド共に素早くバックステップを踏みながら、
本体は右手に持っていた物を放しながら
腰の『つまみ』を引き抜いて『通り魔』の顔面へ向けて投擲。
それが済めば、、とにかく回避か防御に専念する
268
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/03/30(月) 21:00:27
>>266
『轟音』と、全身に生じる『火傷の痛み』。何が起こったのか? 考えるまでもないことだ。
足掻くなんてとんでもない。
「『知っテルゼ』」「『散弾』ン」
『それが出来る』ということは、しかもこの床面でそれが出来るということは、純粋に敵は『パワー』で『ザ・シグマ』を『上回っている』ということ。
「 ハ ! ハ ハ 」 「 ハ ハ ハハハ ! 」
『見えていれば』突撃の勢いを削ぐ効果はあったかもしれないが、残念ながら視界は不良だ。
『だからこそ』、この状況による行動の遅延や停滞は一切発生しない・・・ダメージはあるが、行動自体は既に発動しているからだ。
そして幸い、『陽炎』は『炭火程度の灯り』にはなる。至近距離に在れば、形くらいは分かろう。つまり『横』か『上』に回避していない限り、必ずどこかで『見える』。
『見えた』ならば追跡もできる。推測される距離は、もはや『ザ・シグマ』にとって距離という意味をなさない間合いだ。
行動は一切止まらない。突撃し、迫撃し、攻撃する。行動は一切変わらないッ!
269
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/03/31(火) 00:48:24
>>267-268
(伊織、錏葉)
追撃する錏葉に対し、伊織は『つまみ』を引き抜いて顔面に投擲しようと試みる。
『つまみ』はスタンド物質だ。小さいとはいえ、それが顔面に命中すれば……
当然ながら、錏葉の方にもダメージが入る。隙が出来るだろう。
ただし。
出来れば――の話だが。
ド ッ ゴオ!!
『二メートル』という距離において、『猛獣』に対して
『つまみを引き抜き』『敵に狙いを定め』『腕を振り』『投げつける』という動作が、
圧倒的に『後れを取る』のは、明白だ……。さらに、『過負荷』の痛みもある。
伊織が『つまみ』を引き抜き、腕を振った時点で、
伊織よりも前に立っていた『クロックワーク・クルー』に錏葉の体当たりが命中する。
メリ メリメリ・・・
その右肩からは、『陽炎』が立ち上っていたが……
幸いにも、伊織が受けたのは左肩による突撃だった。
『その能力』の餌食になることはない。
尤も、
ドッパアアアア ―――z
その衝撃で伊織は数メートルも弾き飛ばされる。
辛うじて持っていた品物は手放さないでいられているが……
呼吸ができない。肋骨の二、三本は折れたかもしれない。
スオオオオオオ
一方、錏葉の方も敵の詳しい位置は把握できていない。
『北方向に盛大にぶっ飛んだようだ』。
分かるのはそれくらいだ。
(まだ体勢自体は前かがみの低い姿勢)
現在位置
伊織 ・・・ 北階段南
錏葉 ・・・ 蛍光灯売り場北
(互いに敵の詳しい位置は把握できていない)
270
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/03/31(火) 01:03:29
>>269
「 L A Aッ!! 」
当たった。だが当たりは浅い・・・想定していたよりは浅い。
踏みとどまらず、接近戦を避け、距離を保っているのかどうか。
「(カンケーないがな)」
何度でも、何度でも何度でも何度でも『迫撃』する。
とりあえずダメージを与えているのは間違いないし、こっちのダメージは行動そのものに支障をきたすものではないからだ。
『北』。とりあえず、真っ直ぐ進路はそのまま、北めがけてさらに突っ走るッ!
271
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/04/01(水) 01:45:31
>>269
(──速いッ!)
そう感じた時には、全てが『遅すぎた』。
「がッ……ハッ」
(息がっ、出来ん)
胸に痛みを覚えながら、数メートル弾き飛ばされる。
ただ、幸いにも手に持っていた物は手放さなかった模様。
右手にはつまみ、左手には80W白熱電球。
(もう一度、来るだろうなッ!)
痛む身体とスタンドを何とかサービスカウンターの方へ動かしながら、
白熱電球に『つまみ』を設置。
そして、『電気エネルギー』を『過負荷』。
発光するであろうタイミングに合わせて自身とスタンドの目を閉じ、
瞼の下で、発行が終わるのを確認すれば(おそらくは一瞬の間だろうが)、すぐに開く。
272
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/04/01(水) 02:47:58
>>270
(錏葉)
低い姿勢のまま、速度を落とさずにタックルを敢行する錏葉。
敵がどこにいるのかは皆目見当がつかないが、
そう離れてはいまいと当たりをつけて突進――、
カ ッ
そう思って突き進んでいた瞬間、錏葉の『真下』から閃光が迸る。
どうやら敵は『倒れていた』らしい。
だが同時に、足に『手ごたえ』があった。倒れていた敵の腹を蹴っ飛ばしたといったところか。
しかし問題は、『至近距離』での『閃光』!
暗闇との落差もあり、錏葉の目が眩む――――、
ボッ ゴア アア!
……それに意識が引かれていた刹那、
錏葉は階段脇に並べられていた陳列棚に頭から突っ込んだ。
ぶつかったのは散弾でスタンドが露出している部位であり皮膚損傷はなかった。
スタンドである為、(自分のパワーで破壊できる)通常物質との衝突によるダメージは
『ない』が、しかし『閃光』の後遺症が厳しい……暗闇で元々当てにならないが、
さらに輪をかけて『目が見えない』状態になっている。
現在地:北階段南
>>271
(伊織)
「 L A Aッ!! 」
『通り魔』の雄叫びが聞こえてくる。
伊織は両手に『つまみ』と電球を構えたままどうにか移動しようと試みるが、
この極限状態で『移動』と『攻撃』を同時に行おうとするのは聊か無理があった。
何とか『つまみ』を電球に挿し込み、目を瞑って『過負荷』の『閃光筒』に備えていると――、
カ ッ
ド ゴオ
メギ メギ メギ
瞼越しに光を感じたのとほぼ同時に、腹部に強烈な衝撃が発生する。
グ ルン!
ゴロ! ゴロ!
ドン!
意図せず蹴られた伊織の身体は、そのまま転がっていく。
パラ・・・ パラ・・・
・ ・ ・ ツツー
頭の上に何かが降って来る感覚に加え、口から鉄臭い匂いを感じる。
今の一撃で内蔵が傷つけられたらしい。それも拙いが、それよりも……
……『目の前の存在』。
まさしく『目と鼻の先』ほどの距離に立つ『通り魔』が、目下最大の問題だろう。
現在地:北階段南
273
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/02(木) 21:05:01
>>272
「ガッ・・・!」
叫びそうになるが、噛み殺す。目はしばらく・・・ダメだろう。
つまり『床を散弾にするほど強力な』敵を、視認できない。
「・・・ッハ」
これは、怖いぞ。
「 ハ・・・ハハ」
だが落ち着かなければならない。
問題は『見えないこと』だ。だったら嗅ぐか、聞くしかない。
踏んだか蹴ったか・・・とにかく足には当たった。感触は残る。そこそこの当たりだろう。
咳き込んだり、だとか
転がったり、だとか
立ち上がろうとしたり、だとか
『けして平坦とは言えないだろうこの床で、無音で行動は出来ない筈だ』・・・。
意外と落ち着いて『スタンド』で攻撃してきたら、ちょっとそれは分かりようが無い。せいぜい身を丸くして耐えるしか無い。亀のように防御を固める。
一発で胴を抜くほどのパワーを持っているのか・・・それは相手のみぞ知ることだ。
何にせよ『打撃の覚悟』は固める。一発凌げば、追撃を『陽炎』に触れさせるくらいの身ごなしは出来よう。
ともかく防御を固め、耳をそばだてる。瞼は固く閉じて、今は目玉を使わない。
274
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/04/02(木) 23:01:02
>>272
目前には、パワーとスピードを兼ね備えた恐るべき強敵──『ザ・シグマ』。
だが、こちらの『目くらまし』は効いた、はずだ。
効いてなかったら、もう成すすべはないので、効いている前提で行動するしかない。
そうであれば、『絶体絶命』かつ『千載一遇』。
痛みを懸命に噛み殺し、迅速に決断をする。
──否、迅速な決断を迫られている。
(ダメージは甚大。まともに動く為には、『ねじ巻き』が必要)
(しかも、何かが私に降りかかった。動いたら音が出るだろうな)
(行動は、『スタンド攻撃で殴り飛ばし、距離と時間を稼ぐ』で決定)
(そうなれば、仕方がないがもう一度、『過負荷』を使う他ない)
『クロックワーク・クルー』の左腰の『つまみ』を消し、
『クロックワーク・クルー』の右手に『つまみ』を発現させ、そのまま『クロックワーク・クルー』の右腰に刺す。
『クロックワーク・クルー』が右腰の『つまみ』に手をかけたまま、左手で全力で『ザ・シグマ』に殴りかかる。
──ギャリン
その拳が当たる瞬間、余裕がなければ直前に『つまみ』を逆回転。
オーバーロード
『 過 負 荷 』状態の『クロックワーク・クルー』の攻撃を、何とか当てたいところだ。
275
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/04/02(木) 23:32:05
>>273-274
(錏葉、伊織)
ダメージから立ち直った伊織は、『クロックワーク・クルー』を操作し、
『つまみ』を解除、再発現して右腰に挿し込む。そのまま――攻撃を敢行する。
対する錏葉の反応も早かった。
いち早く危険を察知し、両腕を動かして腹部から胸部にかけて防御を固める。
『過負荷』を用いない『クロックワーク・クルー』の速度はあくまで人間並み。
錏葉の方が幾許かの余裕を持って防御に成功し……直後。
――ギャリン
『クロックワーク・クルー』の拳が錏葉の腕に着弾した、その瞬間。
ゴ ガッ!!
錏葉の身体が、重機に並ぶほどの破壊力を一身に受けて二メートルほど後退する。
体勢は思い切り崩れたが……しかし倒れるほどではない。二本足で立てている。
ただし。
ダラ・・・ ン
その右腕は完全に破壊されていた。
前腕が骨折しているだけでなく、威力で肩まで外れている。
これでは動かすことは難しいだろう。
ビシ ビシイ
ただし、伊織の方も無事では済まなかった。
使用部位を変えてはいるが、短時間での『連続使用』……『クロックワーク・クルー』の
右拳にヒビが入り、力を込めづらくなったのを感じる。
276
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/04/03(金) 00:03:39
>>275
(当たったか。だがこの状況では、追撃は無理だな)
(とにかく、体勢を立て直すッ!)
電球から『つまみ』を抜き、右腰に刺す。
そもそも位置はばれていると考え、音が出るのもかまわずに『つまみ』を正回転させる。
呼吸もしっかりとし、来るべきチャンスに備える。
指定するエネルギーは『生命エネルギー』。
『クロックワーク・クルー』は本隊の前方に立たせ、
『ザ・シグマ』の攻撃に備えて防御態勢を取らせる。
277
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/03(金) 00:24:29
>>275
「―――ッガ!」
「ハ」
突き抜ける衝撃、ブチ込まれた激痛にトびかけるが・・・
踏ん張った。踏ん張ることができる。まだいける。
『ザ・シグマ』は、健在だ。
ダメージは『動けないかどうか』。それだけの自己診断だ。動けないなら、その場で防御を固めるまで。
だが動けるなら。動けるならば、動く。『一瞬前』の『敵の位置』は、分かった。
見えぬまでも『攻撃された位置と角度、フッ飛ばされた方向』が分かっているからだ。
「ハ ハハハ ガ」「痛ェェ」「エぐ が ハハハハハハハハハはハ!!!」
「『 ソ コ か あア ァ ァア ア 』ハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
『骨が外れている』ということは、『一番外れにくいのが外れている』ということだ。
ダメージフィードバックを考慮しても、それはつまり『取れやすい』ということであって、
ガ ブヅン
腰を時計回りに半回転させる動きで、『左肩を前に、右肩を後ろに』上体を回す運動。『その際左手で右手首を掴んで、肩からぶっ千切る』。
そして右足をいっぱいに伸ばして左足から踏み込み。
『千切った右腕』をこん棒にして、右から左に(体をいっぱいに伸ばす+左腕の長さ+右腕の長さ)薙ぎ払うッ!!(破ス精BBC
攻撃を成功させたその瞬間の虚。体が動くのならば、それを即座に、ひっくり返す。
278
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/04/03(金) 01:04:16
>>276
(伊織)
追撃は不可能と断じて、体勢を立て直す為に動く。
電球から『つまみ』を引き抜いて右腰に挿し込み、
それと同時に『クロックワーク・クルー』を防御姿勢にさせた途端――、
「ハ ハハハ ガ」「痛ェェ」「エぐ が ハハハハハハハハハはハ!!!」
「『 ソ コ か あア ァ ァア ア 』ハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
ガ ブヅン
、 、、 、、 、、
『通り魔』が、腕をもぎとった。
切断面はスタンドのようだが、しかし『陽炎』は出ていない。
そして、
ガッ シイ イイイイ ン !!
一歩踏み込み、『ザ・シグマ』がもぎとった右腕を棍棒にして、薙ぎ払ってくる。
それを、『クロックワーク・クルー』が構えた左腕でしっかりと受け止める。
間一髪だった。スタンドに防御姿勢をとらせていなければ……今頃モロに食らっていた。
『過負荷』の反動が未だ残る左腕に、衝撃が走るが……動作には問題なさそうだ。
(まだ『つまみ』は巻き始めていない)
>>277
(錏葉)
生まれる激痛に、哄笑をあげる錏葉。
そして――上回る激痛でそれを塗りつぶす。
敵の位置は分かっている。ならば反撃は容易だ。
最短動作で腕を引き千切り、薙ぎ払う。
発生する激痛は、およそ一般人であれば一生体験することのない痛みだ。
肩口に発生している火傷の痛みすら忘れてしまうほどに。
あまりの激痛に、光によってきかないはずの視界が明滅する錯覚すら覚える。
ガッ シイ イイイイ ン !!
――しかし、そんな攻撃も『受け止められた』。
どうやら攻撃直後に、抜け目なく防御姿勢に移行していたらしい。
ビリビリとした衝撃が、錏葉の左手に伝わって来る……。
279
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/04/03(金) 02:05:08
>>278
質問です。
こん棒にした右腕に皮膚はどれくらい残っているか、目で見て解ったでしょうか。
280
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/04/03(金) 02:10:00
>>279
(伊織・回答)
>こん棒にした右腕に皮膚はどれくらい残っているか、目で見て解ったでしょうか。
伊織から見た範囲では、肩(先端部分)から『陽炎』が立ち上っているのが確認できた。
側面で受け止めた関係上、すぐさま『クロックワーク・クルー』に触れるような位置ではない。
281
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/04/04(土) 00:19:16
>>278
(流れを、変えねばならないか)
──ズザザッ
わざと音を立てながら身体を後方へ引きずる。
この行動には、それほど神経を集中させない。
あくまでも、これは目の見えないであろう『通り魔』の注意を引く為の行為。
(行けッ!『クロックワーク・クルー』──)
本命はその物音と同時に発せられる
『クロックワーク・クルー』による胴を狙った右足での回し蹴り。
但し、こちらが動き出すよりも先に『ザ・シグマ』が攻撃のそぶりを見せれば、
再び防御姿勢を取り、次のチャンスを待つ。
282
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/04(土) 13:52:56
>>278
体は動いた。
いつ何時、動かなくなるかはわからない。
一発食らって、視界を潰され、たった今は自分で自分の腕をもぎ取った・・・という、いつものことではあるが、相当のダメージだ。
力が抜けるか、気を喪うか、しかしそれは今この瞬間ではない。次の瞬間かもしれないだけだ。
「『防御』しテルか?」
「ダッタラよォォ〜」「『逃ゲタ方が』」
「『良かッタカモなァぁ〜ッ!!』」
『ザ・シグマ』の腕を防御できるのは、『スタンド』だけだ。
そして『正確な方向は掴めた』。最大射程で『薙ぎ払った』理由はこれだ。『当たった先』にこそ、正しく『敵がいる』。
見て狙えない以上、視覚以外の感覚は総動員する。聴覚、嗅覚、そして触覚。
ズ ド ム!
間髪も入れるつもりはない。『当たったら、即座に』。行動を止める発想は無い。攻撃・攻撃・攻撃だ。
踏み込んだ左足、こんどはこちらが推進力だ。千切った腕は手放し、ただ『前進する』!
>何の攻撃かは分からないが、少なくとも『通常物質』であることは間違いないようだ。
>顔の上半分……それと後頭部、胸と背中などにも『火傷の痛み』を感じる。
>(顔面上部、後頭部上部、胸、背中損傷・・・合計八%)
>(現在合計・・・一三%)
>(顔面上部、後頭部上部、胸、背中損傷・・・合計八%)
『ザ・シグマ』の顔は、既に決死圏。絶殺のゆらぎをはらむ赤銅の地獄。たった今、防がれた。『防御』を固めているのなら、
その『防御ごと突き抜ける』ッ!!
283
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/04/05(日) 00:43:08
>>281-282
(伊織、錏葉)
『クロックワーク・クルー』が動く前に――錏葉が動く。
棍棒と化した腕を手放し、そして間髪入れずに踏み込み、軽く頭を逸らす動き。
典型的な『頭突き』の前兆だが……、目が見えていないはずの錏葉の頭突きは、
正確に防御した直後の『クロックワーク・クルー』を狙っている!
腕を引き千切っての『最大射程の薙ぎ』は、相手の居場所を確実に特定する為の動きだったのだ!
そしてこれは何よりも重要なことだが……錏葉の顔の上半分は、『皮が剥げている』。
内部のスタンドが露出し……そこから禍々しい『陽炎』が立ち上っているのだ。
ゴオオオオオオオオ オオオオオオ オオオ オオ
錏葉の頭突きが迫る……。
伊織からしてみればタイミングはシビアだが――錏葉の動作は微妙に『遅い』。
腕を無理矢理引き千切ったから、激痛の為に動作が若干鈍っているのか……
……それゆえか、あるいはすぐさま防御姿勢をとったからか、
伊織と『クロックワーク・クルー』には『一瞬』だけ行動する為の時間が残されている。
284
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/05(日) 22:49:56
>>283
特に問題はない。突き抜けるだけだ。
285
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/04/06(月) 00:10:29
>>283
「……仕方なし、だな」
迫るシグマを見据えれば、
『クロックワーク・クルー』の右手を右腰の『つまみ』へ伸ばさせながら前方へ突進させる。
間に合えば接触する前、そうでなくても接触後に何とか『つまみ』を逆回転させたい。
『過負荷』によるパワーとスピードで『クロックワーク・クルー』の全身をぶつけに行く。
「……パワーだけは、こちらの方が上回っている」
「ならば、それを使う他は、ないなッ」
『ザ・シグマ』を上回るパワーで、『通り魔』をフッ飛ばす事を狙う。(『過負荷時』パス精:ABD)
286
:
『伊織』VS『錏葉』
:2015/04/06(月) 00:34:15
>>284-285
(錏葉、伊織)
依然問題なく、頭突きを敢行する錏葉。
対する伊織は――――
ギャリンッ
『つまみ』を逆回転、つまり『過負荷』……!
ビシ ビシ ビシ
全身を軋ませながら、『クロックワーク・クルー』が『ザ・シグマ』を迎え撃つ。
スピードは同等、そしてパワーは『通り魔』を上回っている。
二つの影の距離が、急速に縮まっていき、そして――――、
…………一つの決着がついた。
ド ド ドド ド ド
『勝因』は、やはりその『能力』にあった。
なにせ『スタンド対スタンド』のぶつかり合いにおいて、
――『ザ・シグマ』が敗北する道理はない。
ドオオ ―― ン!
肉薄する『ザ・シグマ』に対し、伊織と『クロックワーク・クルー』に
残されていた時間は正真正銘『一瞬』だった。
その一瞬で、『クロックワーク・クルー』はつまみを巻いたわけだが……
当然、その分『クロックワーク・クルー』は出遅れる。
それでもパワーの上では『ザ・シグマ』を上回っていた訳だが、
『ザ・シグマ』の『陽炎』に、パワー差など関係ない。
接触した瞬間、『パワー比べ』をする間もなく……
『クロックワーク・クルー』の胸元が……心臓に至るまで、ごっそりと抉られる。
そして…………その『一歩奥』に倒れている、本体の伊織の胸元も、同様だ。
もしも、『クロックワーク・クルー』が『ザ・シグマ』に立ち向かおうとしなければ……
たとえば『ヴィジョンを解除する』などといった行動をとっていれば、
『一歩分』の差で錏葉の頭突きは伊織には届かず、反撃の為の『隙』になったことだろう。
オオオ オ オオ オ
――伊織の傷は正真正銘『致命傷』だ。
もはや、指一本動かすことすらままならない。
段々と、意識が薄れて行く――――。
錏葉の目にも、段々と光が戻って来た。
287
:
伊織『クロックワーク・クルー』
:2015/04/06(月) 00:43:50
>>286
(……成程、な)
ルール
詳しい『法 則』は解らない。
とにかく、『ザ・シグマ』が露出している部分と接触した際に
『クロックワーク・クルー』は、跡形もなく『消された』。
『ザ・シグマ』とスタンドで近接戦闘をすることは、『悪手の中の悪手』だったらしい。
──もはや声を出す事も出来なかった。
(『ザ・シグマ』の能力が判明するまで、逃げに徹するべきだったか)
(……無念)
意識が消えるとともに、『スケルトンボディのマネキンの残骸』も消えていった。
288
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/06(月) 19:24:57
>>286
「 L A A A A A !!! 」
『何が起こったのか』は、知る必要はない。
『クロックワーク・クルー』の名も、その能力も。ただ『迫撃』成功の事実さえあれば良い。
そして意識は途切れず、光は戻り、足下には『敵』の骸がある。
これで良いのだ。
289
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/12(日) 23:56:58
GM付きパラレルバトルの対戦相手を募集します。
290
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/16(木) 01:02:39
age
対戦相手を引き続き募集します。
291
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/04/16(木) 01:08:34
>>290
「僕では駄目かな…?」
『過去遡行』より精密性を駆使する戦いをするつもりです。
よろしいでしょうか?
292
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/16(木) 01:11:17
>>291
対戦感謝します。
GMを募集してきます。
(本日はこれにて落ちます)
293
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/20(月) 22:33:39
瀬良野さんが事情によりバトル不能になったため(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1395590726/544)
瀬良野さんとのバトルを中止します。
改めまして、GM付きパラレルバトルの対戦相手募集を継続します。
294
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/22(水) 21:57:47
age
引き続き対戦相手を募集します。
295
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/22(水) 23:36:20
>>294
応戦希望。尚『対戦相手指名式』ということもある。
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
トミー『ラム・オブ・ゴッド』
甲三耀『ソナタ・アークティカ』
穴闇『ストラング・アウト』
烙『クライムウェイヴ』
日数要一郎『イル・ミオ・ノーメ・ネッスーノ』
の中から選択するのも良いんじゃあないか?
特に選択しないなら錏葉九郎『ザ・シグマ』で。
296
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/23(木) 00:05:52
>>295
対戦に感謝します。対戦相手は錏葉九郎『ザ・シグマ』でお願いします。
GMを募集してきます。(本日はこれにて落ちます)
297
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/04/26(日) 22:59:32
戦場;ボクシングジム
ttp://download1.getuploader.com/g/goldenrectangle/104/KGY_plan.jpg
ttp://kgyamato-gym.com/facilities.php
リングの一辺が『6m』とする。
開始位置:
モンド シャドースペース(地図左)
錏葉 シャドースペース(地図右)
ルール:
・GMレス後は相手レスを確認してよい。
それまでは確認禁止。
・その際、台詞には自由に対応してよい。
・どうしても見られたくない行動は『拍手』にて行うこと。
・所持品の持ち込みはなし。服装のみ。
・互いの能力は知っておらず、顔、名前のみ知っている。
・地図を暗記する程度に、状況を把握している。
・参加者は、能力詳細と服装を。
298
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/26(日) 23:07:09
>>297
「よーし、やるぜ」
服装:上下ともにジャージ。靴はスニーカー
スタンド詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/622-625
299
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/26(日) 23:59:36
>>297
赤銅色のその身にまとう『陽炎』に触れた『スタンド』を『消す』能力。
第二の能力・『ワットエヴァー・ハプンド』は、何ものも撃ち徹す絶滅の火箭。
『ザ・シグマ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:C 成長性:E
『ワットエヴァー・ハプンド』
破壊力:A〜B スピード:B 射程距離:E
持続力:E 精密動作性:E 成長性:なし
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/15-16
服装:赤シャツとジャージ。裸足。
300
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/04/27(月) 00:11:10
>>298
(モンド)
モンドは、ボクシングジムにいる自分に気が付いた。
ここは縦横『7m』の正方形に近いスペースで、
西側は総鏡張りの壁。
南にはダンベルやTV、西にはシャワールームがある・・・・
ことを、モンドはよく知っている。
ボクサーたちの汗が香る、男たちの修練場。
始まるのは当然──『戦い』だ。
>>299
(錏葉)
錏葉は、ボクシングジムにいる自分に気が付いた。
ここは縦横『10m』ばかりの正方形に近いスペースで、
北側には大きな鏡張りの壁。
南には無数に並ぶトレーニングマシーン、
東の壁際には、サンドバッグが三つ、釣り下がっている。
南西に見えるは、ロープで仕切られたリング。
その向こうにもジムが広がっていることを、錏場は知っている。
ファイターたちの血が滲む、拳闘の舞台。
始まるのは当然──『バトル』だ。
301
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/04/27(月) 00:15:27
>>300
「さあ、ケンカだぜ」
『サイドウォーク・スラム』を発現。
近くの『ウォーターバッグ』まで近づいていき、右手で握り締めて『重量吸収』する。
302
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/04/27(月) 19:54:40
>>300
ぐるっと見渡す。敵影は無い。
こそこそ隠れるという趣味も無いし、なにより誂え向きの舞台はそこにある。
ズドバ! ギュ
「『ハ ッハハァ』」
敵は何だ? 敵はどこだ?
きっと『よく見えるところにいれば』寄ってくるヤツは寄ってくるしそうでないヤツは隠れるだろう。
『リング』へ。
タ ダンッ ズ ダム!
調子は万全、三段跳びに近付いて、ロープリング(必要ならロープを足がかりに)を飛び越え、降り立つ!
錏葉九郎『ザ・シグマ』の入場だァーッ!!(脳内入場曲:ttps://www.youtube.com/watch?v=DccEL_Kc-Fo(ありがとう(※あくまでセルフ演出です
303
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/01(金) 23:14:13
>>301
(モンド)
南東の方向に近づき、柱の傍に吊り下げられた
『ウォーターバッグ』を掴むと、
『サイドウォーク・スラム』で重量を吸収していく。
ズギュ! ズギュ!
東方向から物音が接近してくる。
忍ぶ様子がないその足音は、ステップを踏むように軽々と、
タ ダンッ ズ ダム!
驚くべき跳躍力でロープを飛び越え、リング中央に降り立った。
幸い、この角度であれば、モンドはバッグの陰となる。
相手は気付いていないかもしれない。
ズギュ! ズギュ!
『右手』に『40kg』まで吸収を終えた。
>>302
(錏葉)
ズドバ! ギュ
サンドバッグをからかった後、三段跳びでリングに向かう。
スタンドによる野獣的な跳躍で一気にロープを飛び越えると、
リング中央に降り立った――
脳内では解説と『入場曲』が派手に流れ出すが、
実際にはリングがギシギシと軋んだだけだ。
周囲を見回すが、敵の姿は一見しては見当たらない。
今の足音であれば、聞こえておかしくはないはずだが・・・・?
304
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/01(金) 23:23:43
>>303
「用意ガ」「出来タラデイイゾ」
リングロープ(東側のロープの真ん中へん)に背を預け、呼ばわる。
「『用意』ガ必要ッテこトガ分かルカラナ」
「ソレトモ」「追っかケテやっタホウがイイのカ?」「ハハハ」
305
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/01(金) 23:38:45
>>303
「(すげえジャンプ力の奴だ! どんなスタンド能力だ?)」
リング中央に降り立つ敵が見えた。
相手はこちらに気付いていないかもしれないが、ここから動いたら見つかるだろう。
そしてあんな速度を持つ敵が相手では、コソコソと準備をする時間はなさそうだ。
「ハードなケンカになりそうだぜ」
サンドバッグの後ろで自分の全身をタッチ、5秒使って自分自身を『ボクシングスタイル』に作り変える。
306
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/01(金) 23:57:00
>>304
(錏葉)
敵の姿は見つからないが、臆することなく、
悠然と東側ロープに背中を預け、
ジム全体に聞こえるように、大声で呼びかけた。
反応は――今のところは、ない。
>>305
(モンド)
「『用意』ガ必要ッテこトガ分かルカラナ」
「ソレトモ」「追っかケテやっタホウがイイのカ?」「ハハハ」
錏葉がリング上でうそぶくのが聞こえた。
バ ! バ バババ!
全身に触れ、自身の重量バランスを調整。
『ボクシングスタイル』を完成させる。
307
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/02(土) 00:05:14
>>306
「(あの堂々とした態度…… 正面対決に自信アリって感じだな)」
「(オレの『サイドウォーク・スラム』で強化されるのは『殴り合い』だけ。
だが、奴はロープを越えるほどの跳躍力があった。
能力は知らんが、『足』も強化できる奴に『腕』だけじゃまさしく片手で殴りあうようなもんだ。
仮に運よくパンチが当たって加重できたところで、人間を越えたパワーのある相手には50キロ程度じゃ決定打にはならんだろう)」
「(殴り合いで勝てそうなら、『インファイト』を仕掛けるつもりだったが……
能力で劣る状態では、やはり小手先でもテクニックに頼るしかなさそうだぜ)」
ウォーターバッグの陰から柱に隠れるようにマップ上方向に移動し、『女性更衣室』の入り口を目指したい。
308
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/02(土) 00:11:26
>>306
じっと『東側』を観察。
観察だ。動くものを探す。観察だ。
309
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/02(土) 00:28:23
>>307
(モンド)
―― ス パァ!
流れるような動きで、陰から北に向かうと、
女子更衣室の扉の前に移動した。
>>308
(錏葉)
ロープに身を預けたまま、
後ろを振り向き、『東側』を観察する。
リング東には様々なトレーニングマシンが並んでいるが、
敵の気配はない。
310
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/02(土) 00:34:06
>>309
「おっと、フツーに考えたら回り込まれる筈は無かったな」
素に戻った。
注目すべきは西側だったかもしれないが、まあそれは別にそれでいい。
せっかくこういうお誂え向きの舞台があるのに上がってこないということは、それはよっぽど『準備に時間がかかる』のだろう。
「サテ」
待っててやってもイイけど、ラチが開きそうにもないのでラチを開ける。
再び移動開始。跳ねるように『ウォーターバッグ』前まで移動したい。
天井の高さと床、壁の材質(外面と、更衣室とかの壁)も確認。コンクリか、木か樹脂か、つまり
壊せそうかそうでないかだ。
311
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/02(土) 00:37:28
>>309
「やっぱ『ボクシングスタイル』だと動きにクセがあるな。すっころんだりしねぇようにしねーと」
「そして敵の跳躍力なら、あの位置からここまで来るのに十歩もいらないはずだが……」
左手で付近にある『ロッカー』の取っ手を掴んで重量吸収しつつ、右手で女子更衣室の扉を重量吸収しつつ開ける。
また、敵のいた方向から足音や跳ぶ音が聞こえてこないか注意する。
312
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/02(土) 00:50:52
>>310
(錏葉)
バッ ババッ!
さすがにしびれを切らし、リングを飛び出す錏葉。
床を跳ねるようにして、『ウォーターバッグ』へと向かう。
(次レスは不要)
>>311
(モンド)
ガチャリ
左右の手でロッカーと扉のノブを握り、扉を開ける。
女子更衣室とはいっても、至って無機質な部屋だ。
入って左すぐにロッカーがあり、
シャワー室の扉が北向きに開いているのが見て取れた。
と――その時だ。
バッ ババッ!
南東の方向から、接近してくる物音。
敵が動き出している――
掴んでまだ『1秒』経過するかどうか、というところだが、
尋常でないスピードだ――どうする!?
313
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/02(土) 01:11:35
>>312
「ちっ、これが人間の足音だと? まるで動物のチーターが走ってるみたいだ!」
殴り合いに限ればこちらの速度も上がっているが、やはり向こうには『移動速度』がある。
開けた場所で戦えば、何もできずにやられてしまうだろう。
正面対決は自殺行為だ。
あの自信満々な態度、優れたスピード、凄まじい接近してくる物音からして
敵はおそらく『一直線』に進んできているだろう。
「まずは出方を伺ってみるか…… 『サイドウォーク・スラム』!」
『貸し出し用グローブ棚』を右手のナックルで殴打、底部を『10キロ加重』。破ス精BBC
重くしながら棚をマップ下方向に動かすことで、敵の進行を邪魔したい。
さすがに命中させるのは無理だろうし、木製の棚など障害物として効果的というわけでもないだろうが、
しないよりはマシといったところだ。
殴りながら、自分は女性更衣室の中、可能なら『シャワー室』内部まで身を滑り込ませる。
314
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/03(日) 22:54:08
>>313
(モンド)
右手をドアから離し、『ナックル』を握りしめるモンド。
ド ゴォオ!!
次の瞬間、『貸し出し用グローブ棚』の左サイドに、
右ストレートが叩き込む――
底部に『10kg』を与えたことで、
安定感を増した棚は綺麗に横に吹っ飛び、
南側のスペースへと、反対側の端を突き出した。
足音の接近から察するに、少なくとも『奇襲』にはなるはずだ。
全てはモンドの狙い通り――後は結果がついてくるかどうかだ。
ただし、モンドの目論見の一つ、
同時に更衣室に入る、はまだ果たせていない。
左側のロッカーを握りながら扉を開けた以上、
モンドの体は開けた扉の北側にあり、
『貸し出し用グローブ棚』を殴るには、
扉を一端、閉じる必要があった――だからだ!
ズギュ!
左手の『ナックル』が、ロッカーから『5kg』吸収した。
ロッカーの『重量』は、それで全てのようだ。
>錏葉
『ウオーターバッグ』に向かって、跳ねていく――
ド ゴォオ!!
その前途を遮るようにして、右側(北方向)から突き出される
巨大な壁――いや、木製の棚!(の裏側)
ド ド ド ド ド ド ド ド
加速のついた『シグマ』に、止まるという選択肢は『ない』・・・・!
315
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/03(日) 23:20:06
>>314
「やべっ、入りたかったのに扉閉めちまった!」
些細なミスだが、チーター並みの速度を持つ相手に対し、この『一手の遅れ』は限りなく痛い。
「今から入り込んでも遅いじゃねえか! このまま背中を殴られるくらいなら……!」
左手のロッカーから手を離し(無重力なら運べるかもしれないが、『ボクシングスタイル』では手に持った物は邪魔だ)
殴って飛んでいく『貸し出し用グローブ棚』を、斜め後ろ(マップ左上方向)に立つように追いかける。
「あの堂々とした性格なら、木製の棚の壁なんぞで立ち止まったりはしないだろ!
ブチ破るか? 踏み潰すか? 持ち上げるか?」
斜め後ろに立つのは、相手が「走る勢いのまま棚を吹き飛ばす(マップ左方向)」か
「棚が飛んできた方向にそのまま弾き返す(マップ上方向)」という行動を取ったときに、棚を喰らうことを防ぐためだ。
なんにせよ、相手が棚をどうにかして姿を表した瞬間、踏み込んでインファイトに持ち込み
『サイドウォーク・スラム』の右ナックルを叩き込むつもりで待ち構える。
「来やがれ! 叩き折ってやる!」
316
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/05(火) 18:26:01
>>314
「!」
タ ダン!
出現する『棚』!
それが意味するのは『壁と見紛うものを、これだけ一気に移動せしめるパワー』!
そして敵は正面ではなく、左右いずれかに潜んでいる可能性!
「(遠隔操作っぽい能力かもしれねーが、そのときゃその時だろ)」
「(そして『加速』は充分についているぜッ)」
「『L A A ッ』!!』
止まりはしない。
『ザ・シグマ』の武器は、この『身体能力』が直接変換される『機動力』!
二次元的な前後左右への速度も、そして『三次元的な上下への速度』もまた、『獣並』だッ!!
棚裏面――棚段毎に裏板を貼った安物なら棚板がそうだし、ツライチ構造でもネジ頭はある。たとえツルツルの平面であれ、『木』なら、指の力で食い込める。
わずかにでもとっかかりさえあれば、『ザ・シグマ』は己の体重を支えられるのだ。
『飛び上がり』、『棚裏面の出っ張り/裏面そのものを足がかりとしてさらに上へ』、『棚の天板に上がり』、そして索敵する。
棚の移動にかかる力も、裏面/直角方向からかかるスゴいパワーである程度は減殺、減速するだろう。
上から見れば視界も広い。見つけられなきゃ、そのまま向こう側に降りて探すだけだ。
317
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/07(木) 23:34:34
>>315
(モンド)
南方向に殴り飛ばした棚を追い、
その斜め後ろ(北西方向)を意識して敵の出方を待つ。
棚の東側に次々とグローブが転がり落ち、
モンドの追い足を邪魔するが、それ以上に敵の反応が速かった。
かなり接近していたことはモンドも予期していたが、
棚が柱の向こうに半分も出ない内に、
タ ダン!
「『L A A ッ』!!』
棚を裏から殴るような音とともに、棚の進行が鈍る。
同時に――
グ ラ ・・・
棚が、西方向へと倒れてきた!
棚への攻撃を警戒し、重なる位置まで進まなかった為、
倒壊の下敷きになる恐れはないが、
棚の北半分(棚の長さは『2.5m』)は、柱に斜めにのしかかる形になる――
モンドはまだ柱の北側。通路が狭まり、視界が制限される!
>>316
(錏葉)
唐突に突き出された木製の『壁』に対し、
速度を落とさぬまま、壁に『つま先蹴り』――
突き刺さったそれを足掛かりに、棚上の天板へと駆け上った!
天板と天井の間は『1m』。身を屈めたままなら問題ない。
だが――棚は『シグマ』の突進のパワーをもろに受けとめる結果となり、
それに耐えうるだけの重量は持ち合わせていなかったようだ。
グ ラ ・・・
天板に到達した時点で、棚は西側へと急激に傾き始めた。
また南へと突き出された棚を足場にしたことで、
『シグマ』にも若干の南への慣性がついている。
結果――自身の体が大きく『南西』へと泳ぐのを感じた。
バランスをとるので精一杯。索敵の余裕がないまま、
足場はみるみる、西側へ倒れていく――!
318
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/07(木) 23:39:14
>>317
舌打ち一つ。
だが、まあ、
「イイカ」
流れには逆らわない。足場には出来ているわけだ。
蹴り足は軽く、『西側』へ飛ぶ。足場があるから不安定ならば、足場を発射台にして空中で姿勢制御!
落ち着いて着地しつつ、索敵すれば良い。
どのみちこの行動での移動距離など、『ザ・シグマ』にとってはゼロ距離とほぼ同義だ。
319
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/07(木) 23:48:02
>>317
「うおっ、なんだ!? あの野郎、どんな姿勢で突っ込んだ!?」
棚が倒れ、視界が狭まる!
見えない状態! たとえ一秒でも、チーター並みの相手に作るには致命的すぎる隙!
「ちくしょう、邪魔だっ!」
視界が制限されるほどなら、棚とかなり距離は近いだろう。
倒れてきた棚を打ち上げるように『アッパーカット』。【パス精BBC】
完全に奥まで飛ばして、視界を開きたい。
320
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/08(金) 00:10:02
>>318
(錏葉)
舌打ちするも、流れに逆らわず、棚を一蹴り。
バ ッ ッ
ガドォ!
右(北)から、棚を襲う衝撃を感じるが、
ほぼ同時に軽々と天井下を舞い、床に着地した。
左手(南側)すぐに長椅子がある。
北側には広いシャドースペース。そこに敵影はない――現時点では。
>>319
(モンド)
「ちくしょう、邪魔だっ!」
怒号とともに『ナックル』を突き上げるモンド。
バ ッ ッ
ガドォ!
倒れ行く棚をブッ飛ばすと同時に、
黒い影が棚を超え、天井付近を西へと跳ぶのが見えた。
敵は棚を超えてきていたようだ・・・・!
ガ! ガガン ガガン・・・・
突き上げられた棚は一瞬床から浮き、
東側に押し戻され、バランスを取り戻しつつ床に降り立った。
まだ前後に揺れているが、もう倒れる心配はなさそうだ。
柱との隙間も、十分に人が通れる――
ただし、そこにもう敵影はない。
321
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/08(金) 00:15:05
>>320
「はン」
大体右から衝撃が来たんなら、着地時点から右斜め後ろにはいるわけだ。そんな何秒もかかる動作ではないし。
敵がどう移動したとしても・・・敵の位置は、後方だろう。
振り返りながら、後ろ(東側)にステップ。移動しつつ索敵。
見えた影に接近し、迫撃する。
拳、肘鉄、頭突き、とにかく位置と距離に応じて最適の打撃を加えるだけだ。
322
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/08(金) 00:20:40
>>320
「今の影は!?
アイツ、棚を飛び越えたっていうのか!」
「クソッ、相手はどこだ!?
この位置に立ってるのはマズい! 危険だ、離れなければ!」
背中を向けてその場から離れ、今度こそ『女性更衣室』に入るためドアを開ける。
323
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/08(金) 00:45:25
>>321
(錏葉)
シュ! シタッ!
獣のように床を跳ね、東へと向かう『シグマ』。
右斜め後方――
すなわちウォーターバッグと柱の向こうを索敵しながら、
棚の傍まで移動した。
棚はなぜか倒れてはおらず、
更衣室の壁から『2m』ばかり突き出した状態で停止している。
柱と棚の間を北に見やると、床に散乱した無数のグローブ。
その先にも人の姿は見つからないが・・・・
右手の壁についた扉が、半ば開いたまま、わずかに揺れている。
いかにも、『今開けました』、という感じだ――
>>322
(モンド)
キ
閉めた扉に手を伸ばして開け、
女子更衣室に身を滑り込ませた。
直前、足音が南西方向から聞こえた気がした。
扉はまだ開けたまま、閉めていない。
324
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/08(金) 00:58:58
>>323
倒れていないのは、『倒れないように』誰かが力を加えたからだ。
つまりここに居た。
そして『扉の向こう』に行った・・・
『移動速度』で言うならば、『ザ・シグマ』と互角かそれ以上か。
あるいはそういう『能力』かもしれない。『移動させる』というような。
もっとも推測でしかないし、『ここで棚をどうにかした』なら間違いなく近距離で力を発揮するタイプ。
『罠』の可能性は無論あるが・・・
「行クけドね」
『今開けました』って感じの『扉』の向こうへ全速力で移動、扉はハネとばすなりケリあけるなり何なりする。
『閉めようとした』ならば『ブチかませる』ように。そうでなくとも派手が一番だ。
325
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/08(金) 18:06:55
>>323
「……見られたな」
敵は先ほどからチーター並みのパワーとスピードによる突撃を延々と繰り返している。
豪快な性格のようだ。
先ほどの南西方向からの足音。この扉を開けた音も、開いていることも見られてしまったはずだ。
そして次の敵の一手は、扉に対する一直線の突進である可能性が高いだろう。
「本当はこの中でまだやりたいことがあったが、もう『遅い』」
「同じ行動の繰り返しになっちまうが……」
あれほどの速度を持つ相手と互角に戦うには、『速度』が死ぬ場所……
つまり、『曲がり角』や『部屋の入り口』で不意にぶちかますしかない。
そして、この狭い扉周辺なら、棚のように『飛び越える』ことは無理だ。
「足で負けてるってんなら、足を止めれば互角にケンカできるはずだ!」
女性更衣室の南(マップ下方向)に下がって身を隠し、やや姿勢を下げ
扉が壊された場合に跳ね飛んでくる直撃を受けないようにしつつ(開いてるので壊したりしないかもしれないが)
更衣室内部に敵が飛び出した瞬間、右手で殴れるように待ち構える。
「二度目の正直! 来い、叩き追ってやる!」
326
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/08(金) 23:18:53
>>325
(モンド)
敵に悟られたことを確信し、
更衣室南側へと身を潜めるモンド。
幅『1m』ばかりの通路に近い場所は、
南で突き当たる『行き止まり』だ。家具の類もない。
身を屈め、扉から現れた敵に奇襲を仕掛けるべく、
一歩離れた位置で敵の動向を探る――
ドッゴ ォ ォ!!
次の瞬間、扉が乱暴に打ち破られた。
激しい音を伴い、床に叩きつけられた扉を踏み、
悠然と錏葉が姿を現す・・・・
このタイミングこそモンドの狙い、
奇襲の好機だったが・・・・現実には『不可能』だ。
扉を倒すという『攻撃』をしながら侵入する相手の方が、
それを待ってから対応するモンドより『索敵』は早い。
障害物があれば違っただろうが・・・・
何もないこの部屋では、入った時点で大柄な男に気づかぬわけがない。
ギ ロ
構えを取るモンドを、その視界に捉える錏葉。
スタンドを発現していないが、その怪力や速度は明らかに『異常』だ・・・・!
両者の距離――『1m』。
>>324
(錏葉)
シュ
ドッゴ ォ ォ!!
扉の前に移動し、扉を跳ね飛ばしながら侵入する。
木製のそれは蝶番を破壊されながら床に倒れ、
激しい音とわずかな埃を巻き上げた――
間髪入れず、それを踏み越えて、室内へ一歩。
ギ ロ
入ってすぐの右手、壁際に、
『刺青』を入れた大柄な白人の姿を見つけた。
男の両拳には『ナックル』が嵌り、身を低くこそしているが、
見事な『ファイテイングポーズ』を取っている。
距離は『1m』――すでに間合いの中だ!
327
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/08(金) 23:23:14
>>326
「クソッ、やるしかねえ!」
奇襲は不可能だった。
この異常な敵に正面対決で敵うかはわからないが
この狭いフィールドの至近距離でいまさら策を練ることは不可能だ。
「『サイドウォーク・スラム』! ぶるあああ!」
一直線に右手でパンチを放ち、当たった瞬間『重量付加』する。パス精BBC
328
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/08(金) 23:52:35
>>326
「居タなァ」
「ハハ!」
見れば見事な『構え』。たんなる『ケンカ殺法』とは違う、何らかの武術の『構え』。
「俺ハ錏葉九郎」「『スタンド』ノ名は『ザ・シグマ』」
「『スタンドを消ス』能力」「気を付ケロ」「『スタンド使イ』―――!!」
相手の『構え』に、姿勢を低く、四足獣のごとき『獣の構え』・・・の『前に』、
バヒュッ
『握っておいた(砂でも革片でも)』『サンドバッグの中身』(
>>302
メール欄。サンドバッグを貫いて(ズドバ)、握り込んで(ギュ)おいた)を
『敵』の『顔』に投げつける!!
防御するなら手は塞がる。無視しても視界は塞がる。
次の瞬間の『迫撃』をより確実に叩き込む為に。
329
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/09(土) 00:14:29
>>327-328
(モンド、錏葉)
モンドの奇襲は失敗に終わったが、
敵の先手を打ち、間合いに入れた利点はある。
ギャンッ!
右の『ナックル』を、敵の腹部に繰り出すモンド。
同時に錏葉はあらかじめ握っておいたサンドバッグの中身――
一握の砂をモンドの顔面に叩きつける!
バシィ イ!
ドゴォ オ!
この至近距離――両者の攻撃は、ともに命中した。
砂に激しく目を叩かれたモンドは、一瞬で視力を失う。
だが、その拳は錏葉の腹部に確実にめり込んだ。
ベキ! ベギン!
間髪入れず、『重量』を付与する――!
(『何kg』?)
330
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/09(土) 00:31:24
>>329
与えるのは、右手の全重量の『30キロ』だ。
「グッ、目が!」
目がやられた。見えない状態では圧倒的に不利だ。
だが、目を洗えそうな『シャワー』は隣の部屋。
目が潰れて1メートルの距離に敵がいる状態で、退くことは不可能だ。
それにあの怪力と至近距離で砂をぶつけられたのなら、目はもう修復不能なほど潰れているかもしれない。
「クソッ、見えない状態での格闘戦なんて愚の骨頂だっていうのに、結局こうなっちまうのか!」
左手で敵の見えない腹部にパンチを繰り出す。パス精BBC
当たったら先ほどロッカーから取り出した全重量を付加する。
異常な身体能力を持つ敵が、30キロ程度の付加と、怪力の一撃を腹に受けた程度ではほとんど能力が落ちないであろうことを考えれば
視覚のないまま格闘戦に持ち込むのは明らかに無謀だが、ここまで徹底的に追い詰められては防御や回避といった仕切りなおしはもう無理だ。
無様でもあがくしかない。
331
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/09(土) 00:33:20
>>329
「ふ ッグ」
「ハ ッ ハ ハハ!!」
『全速』!
『腹を打った敵の腕』を全速力で『掴み』(両手で)、指を食い込ませるだけ食い込ませて固定、
『しゃがみ』、引倒しながら『ねじる』! 自分で『尻餅』つくようなかんじだ。
そして自身も回りつつ、『相手側に伸びた足』を使う。肩越しに、背中側、後頭部から打ち付ける足の甲。そして喉元をくい、と上げるもう片方の爪先。
『腕を拉ぎながら顎を床に叩き付ける』! 腕と『尻餅』しつつ体ごと回るのはシンプルな動きだが足はそこそこ精密作業。
腹を打たれて直後というのは微妙なところかもしれないが、『引きずり倒す』ような『戦法』は・・・たぶん、この敵の『戦法』には存在しないシチュエーションだ。
少なくとも・・・顎への打撃と脳の震盪は別としても・・・『腕一本はまず貰う』。
332
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/09(土) 00:53:04
>>330
(モンド)
砂は強烈に叩き込まれ、顔面に激痛が走っているが、
かろうじて目は瞑れている。
『目潰し』ではあるが、本当の意味で潰されたわけではない。
ブンッ!
先刻のイメージを頼りに、左の拳を突き出す。
ビシィ!
――当たった。
敵はまだ、そこにいる・・・・さらなる『重量』を追加した。
これで左右の『ナックル』の『重量』はゼロだ。
>>331
(錏葉)
敵の『ナックル』の一撃は、ハンマーで殴るほどの威力。
肋骨がへし折れ、激痛に顔がゆがむ。
単純な打撃ゆえ、『皮膚』も剥けていない。
その右手を掴もうと手を伸ばすが、
ダメージによる激痛・・・・そして全身にのしかかるような謎の『重さ』が、
反撃のスピードを鈍らせた。
掴むより先に右手は引かれ、代わって左の拳が繰り出される!
ビシィ!
右わき下にめり込む『ナックル』。
威力は、なぜか右に比べ『弱い』・・・・『人並みの拳』だが、
それでも息が漏れ、ゲロが喉までこみ上げるのを感じた。
そして、さらに『重く』なる体――
まるで女性を背負っているかのようだ。
『シグマ』でなければ、走ることも困難に違いない。
いや・・・・もはや本来のスピードは出せそうにない!
グ グラ
さすがにたたらを踏み、モンドから一歩退く・・・・
333
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/09(土) 01:04:30
>>332
質問。
『ボクシングスタイル』中は、「何からも重量を奪わず、『パワー:B』を発揮できる。」はずだが
それでも、左手は『人並みの拳』の威力だった?(敵を見えないままでたらめに殴ったことで、攻撃のパワーが減じられた?)
334
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/09(土) 01:09:32
>>333
(モンド)
失礼。こちらの誤審だった。
威力を『B』として、錏葉へのレスを訂正する。
>>331
(錏葉)
敵の『ナックル』の一撃は、ハンマーで殴るほどの威力。
肋骨がへし折れ、激痛に顔がゆがむ。
単純な打撃ゆえ、『皮膚』も剥けていない。
その右手を掴もうと手を伸ばすが、
ダメージによる激痛・・・・そして全身にのしかかるような謎の『重さ』が、
反撃のスピードを鈍らせた。
掴むより先に右手は引かれ、代わって左の拳が繰り出される!
ビシィ!
右わき下にめり込む『ナックル』。
さらに肋骨がへし折れ、息が詰まる。
脳裏に火花が散るほどの激痛と、吐けるはずのないゲロがこみ上げるのを感じた。
そして、さらに『重く』なる体――
まるで女性を背負っているかのようだ。
『シグマ』でなければ、走ることも困難に違いない。
いや・・・・もはや本来のスピードは出せそうにない。
厳然たる『重症』――だ!
グ グラ
たたらを踏み、モンドから一歩退く・・・・
間違いない。やはり体が『重い』。
335
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/09(土) 01:10:48
>>332
逆らいはしない。『フィードバック』があるかどうか・・・血反吐は吐いたことがあるが。
可能ならば吐き気は堪えず、盛大に、ただし意図的に口はすぼめて『敵』にブッかけるッ!
要するにこの『打撃』が敵の『能力』。『重さ』を叩き込む『能力』だ。
人を背負うのは簡単だ。だが『体そのもの』が重みを『増した』・・・当然、スピードは落ちる。
「ハ ッハハ ハハハ ハ ハ ハ ハ!」
『怖い』。
『食らい続けたとしたら』、どうなってしまうんだ? 動けなくなって潰れてしまう――ありそうだ。おそろしい。
しかも既に食らってしまったから、(脇腹の痛みもあるし)普通に躱したりだとかは『出来ない』。こわい。
追いつめたのではなく、追いつめられているのは『ザ・シグマ』のほうなのだ。
「 ハ ハ ハ ハ ハ ハ は!! 」
『恐怖』だ。
一歩退いたのは――ダメージもあるがこの『恐怖』に他ならない。だが、しかし、ならばこそ、
『克服するに値する』ッ!!
(質問)
(現在のスピードは『C』? )
(『敵』が『ボクサー』という推察は可能?)
336
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/09(土) 01:13:59
>>335
(錏葉)
>>334
の訂正を受けて、レス訂正があれば受け付ける。
>現在のスピードは『C』?
YES。
>『敵』が『ボクサー』という推察は可能?
十分、可能。
337
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/09(土) 01:30:12
>>334
「(当たった!?)」
手ごたえがあった。相手はそこにいる!
更に踏み込んで、追撃を加えたくなるが……
今の一撃は、密着していたからこそ上手く当たったのだ。
いくら非常に狭いフィールドとはいえ、あれほどの身体能力を持つ敵スタンドだ。
数十キロ程度の加重なら、『ボクシングスタイル』でもでたらめな一撃なら対応可能だろう。
目が見えないまま格闘戦が継続したら、勝ち目はない。
「(『仕切りなおし』のチャンスはここしかねえ!
見えない状態での格闘戦は愚の骨頂だぜっ!)」
左手を前に突き出して密着を避けつつ、フットワークで南(マップ下)方向にバックステップして距離をとり、
右手で目にかかった砂をぬぐうようにして、視力を回復したい。
(目が打撃を受けただけで、そのまま開けそうなら、ぬぐわず普通に開く)
338
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/11(月) 23:20:54
>>336
感謝。
そして訂正は何一つ全くありません。
339
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/13(水) 23:13:26
>>335
>>338
(錏葉)
敵の能力を体で理解する。
『重さ』――『殴る』ことで付与するだろうことは、ほぼ疑いない。
恐怖のために笑い出す錏葉。
いや、それは恐怖の為ではなく・・・・?
その間に、目前のモンドは滑らかなフットワークで、
南へと後退した。
南北に長い廊下の突き当りは行き止まりだ。
背後に壁を背負ったまま、右手で目をこすり始める――
互いの距離は『3m』。
>>337
(モンド)
シュルッ シルルルッ
それ以上の追撃をせず、モンドは南へと後退する。
目が見えずとも、流れるようなフットワークは健在だ。
とはいえ、足元に不安があれば、かえってこの足捌きは危険を生む。
ド
すぐに背中が壁に触れた。
地図を思い出す。突き当りは行き止まりだった。
懸命に右手で目をぬぐうモンド。
激痛が走るが、そうも言っていられない。
何度か瞬きすると、光が急速に蘇ってきた。
もう少しすれば、何とか視力を取り戻せそうだが――
340
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/13(水) 23:21:41
>>339
質問。
現在地の女性更衣室の南北に長い廊下にある、北側の小さいロッカーはどんなデザイン・重さのもの?
341
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/13(水) 23:26:52
>>340
(モンド)
地図添えつけの写真を参照。
ttp://kgyamato-gym.com/img/facilities/woman_01.jpg
342
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/13(水) 23:48:15
>>339
敵は『ボクサー』だ。
ならば元々、拳の刺し合いは向こうの領分、素人が『ボクサーのジャブ』だとかを捌ききるというのはどだい、無理な話だ。
そういう意味では――つまり殴り合いでの技倆差――何一つ変わっていない。
この一発、否、二発で悪化した状況といえば、あばらの激痛、それだけとも言える。
言ってしまえば『スタンド能力』を晒し、格闘スタイルを曝した分、そして目を潰した分だけの戦果はあったわけだ。
サッ
『敵』は――視力の回復に努めている。
ならば『退く』余裕はある。傷口を庇いつつ痛みをこらえ、そっと後退。『ウォーターバッグ』の場所まで戻りたい。
343
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/13(水) 23:52:58
>>341
回答に感謝。
>>339
「(行き止まりか。地図通りだが……)」
距離を取るなら、左の出口で更衣室から脱出するというルートもあったが
目の見えない状態で前方向に進むのは攻撃を受けるリスクがあると考え、選ばなかった。
しかし――背後はやはり『袋小路』なのだった。
「(左手は確か『1秒未満くらい』+『5キロ』だったから『5キロ〜15キロ』。
奴の体重はプラス『35〜45キロ』か……)」
「ぐおおおっ! 目いてええええええ!!」
こちらは能力を出しつくし、視界は未だ回復しない。
だが相手の視界は万全、おまけにまだ使用していない能力――それも敵曰く『スタンドを消す能力』がある!
状況はどちらかといえば不利だが…… まだ、勝ち目は十分にあるはずだ。
「(奴は必ずオレの不意を突くため『奇襲』を繰り出してくるか、『スタンド能力』を使ってくる!)」
一歩だけ進んで壁との密着を解除しながら、左手を顔の前に重ねるようにして顔面狙いを防御しつつ
腰をやや曲げて重心を下げ、敵が出す『音』に耳を傾けながら、視力の回復に努める。
敵の足元には、先ほど敵が蹴っ倒して粉砕した『ドア』が落ちている。
敵が前進してくれば必ず『足音』が出るはずだ。
『ロッカー』を凶器にする場合でも、ここは幅1メートルの狭い通路で、一直線に飛ばしてくるのは無理だ。
掴む・ちぎる・投げるなどのアクションによる音が聞こえるはずだ。
「(体重計を蹴っ飛ばしてきたりしたら防御できねえが、その痛みは覚悟するしかねーだろうな)」
「(これほどの相手に防御に回るのは危険すぎるが、『視力』がなければ能動的に動けねー。どのみち勝ち目はゼロだ!)」
この相手には数秒が長すぎる。急いでどうなるものでもないが、できるだけ早く視力を回復する。
344
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/14(木) 00:01:05
>>343
(モンド)
敵の不意打ちに防御を固めつつ、
ある程度の被弾を覚悟して視界の回復に努める。
だが・・・・なぜか敵の追撃はない。
扉を踏む音もなく、こちらに接近してくる気配が感じられない。
パチ パチ
無理やり瞬きを繰り返すと、細かな破片が落ちたのだろう・・・・
目の痛みがましになってきた。
まだ涙で視界は曇っているが、およそ視覚は取り戻せた格好だ。
そして、最初に気づく『奇妙な事実』――
敵の姿が、更衣室から消えている。
>>342
(錏葉)
視覚を失った敵を追い詰めることをせず、
静かにその場を引く錏葉。
更衣室から出て南に向かい、ウォーターバッグ(の東側)に着いた。
345
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/14(木) 00:11:52
>>344
「さあ、視界が回復したぜ! 勝負の続きと行こうか!」
「って、何……? あいつ、どこに消えやがった?
シャワー室…… じゃないよな」
「(オレのスタンドの能力の射程は『20メートル』。
このマップなら離れられれば十分に解除可能だが、奴はそこまでは推理できないはずだ……)」
あれほどの自信と能力を誇っていた敵が急にいなくなるなど、動きが不気味だ。
急いで更衣室から外に出て、敵の位置を探したい。
346
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2015/05/14(木) 00:18:24
>>344
「ふゥゥ 〜 ・・・」「ぐっ」
痛みには馴れる。少なくとも思考を妨げられっぱなし、ということは無い。
「(『ボクサー』か)」
ならば『跳んだりはねたり』はしない。ボクシングは摺り足移動、ジャンプや、まして天井を足場にはしない。
つまり『濡れた床面』は、その機動力、ひいては打撃威力を減衰しうる。
なので、『ウォーターバッグ』を両手で引裂き、『水浸しにする』。
とはいえ『加重』の能力であれば、『当たれば良い』わけだ。
視力が回復したのならば即座に迫撃をかけてくるだろう。今のタイミングで来なかった『慎重さ』も持ち合わせている。冷静な敵だ。
『少なくとも同じくらいは冷静でなければ勝てない』相手だ・・・
「 ハ ハハ!」
347
:
『モンド』 vs 『錏葉』
:2015/05/14(木) 00:33:47
>>345
(モンド)
――」急速に回復する視力とともに、モンドは別のことを思い出す。
先刻、錏葉のボディに二発入れた際の『手応え』のことだ。
『ナックル』越しではあったが、それは明らかに人間の筋肉のそれではなかった。
決して強固ではないが、『金属的』な感触を、
『サイドウォーク・スラム』は伝えてきていた――
数少ないが、敵の謎を解く手がかりになるかもしれない。
涙を振り切るように、更衣室の外へと急ぐモンド。
だが、破壊され倒れた扉は、今度はモンドに対して障害となる。
ボクサーは乱れた足場で戦うことはない・・・・だからだ。
多少ではあるがもたついた後、扉を潜って外に出たモンドが見たもの。
それは――
↓(下レスを見てよい)
>>346
(錏葉)
モンドの能力を考察しながら、錏葉はその膂力でウォーターバッグを引き裂く。
バチィ ン!
ブ」シャァアアアアア――ッ
多少粘性はあるが、中身の液体が周囲の床を濡らした。
反動でアバラが悲鳴を上げるが、まだ耐えられない痛みではない。
その手にバッグの『革』を掴み取ったその時、
更衣室の出口から、モンドが飛び出してきた。
その目は、どうやら視力を取り戻したようだ。
先刻突き出されたロッカーを東に背負い、互いの距離――『5m』。
ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
348
:
モンド『サイドウォーク・スラム』
:2015/05/14(木) 21:45:55
>>347
「(あいつ、スタンド能力で生身を強化してるんだと思ってたが…… あの感触、人間じゃなかったぞ?)」
「(だいいち『スタンドを消す』能力で生身がパワーアップするわけねぇ。それに『纏う』ような様子もない。
正体はいったい……?)」
部屋から出たら、敵を発見した。
回復した視力で、ウォーターバッグの中身がぶちまけられたのが見えた。
「あの水…… 今度はあいつが『待ち伏せ』する番ってわけか……」
「(そして、奴ほどの敵が視力の優位をかなぐり捨て、わざわざ退いて待ち伏せする以上は、
ただ逃げただけじゃない、オレをあそこへ『引っ張り出す』ような手段を必ず用意している……
敵の出鼻をくじきたいが、この位置からじゃ攻撃できねえし、あの中に入り込むのは無謀だ……
敵はどう来る。『アクロバット』か、『スタンド能力』か、『飛び道具』か? オレはどう動くべきだ?)」
背後にある、『無重力』にしたロッカーを左手で掴む。
敵を見ながら『柱』の後ろに回り込む感じで、マップ左下方向へずぶぬれ地帯に近づかないよう動いていく。
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