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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>926
「……そうだね、きっと、そうだ」
『子供』だった――そう受けとめるのは、悪くないと思った。
『悪人』だった、と受けとめるより、
だいぶ心に優しい考えだと思ったからだ。
「うん。急がなくていいよ。
でも、胸を張って『大人』だって言えるようになるんだ」
ぼくは胸を張れているだろうか。
ああ、張れているとも。
そうでなければ、教師なんてできない。
ドォン!
「・・・・・・やっぱりね。
大丈夫、『見える』よ。ばっちり」
『スタンド』……ここでは、けして珍しくはない。
もっとも、こんなに巨大なのは、珍しいかもしれないけれど。
「ぼくのも、見せたいところだけれど、
ごめんね、表に出てくるようなものじゃないんだ。
名前は『キャメル・ヘッド』。『虫』みたいなかわいいやつさ」
腕を太陽にかざす。
皮膚の下を這い回る『線虫』が、
もしかしたら透けて見えるかもしれない。
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