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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>857
「……」「嬉しい事言ってくれるじゃねェの」
穂風にとっての適材……それは、ちょっと良い響きだ。
思わずニヤけてしまうし、少しこっぱずかしくもあるが。
こうして信頼されているというのは、悪くない。
好きだと言われて、純真な笑顔を向けられて。
つられてこっちも笑ってしまう。
イザベルのそれは、太陽のように活力に満ちた笑顔だった。
「おう、そん時を楽しみにしてるぜ!
アタシが困ることなんて中々ねェけどな!」
たった今穂風のことで困ってはいるが、それはノーカウントだ。
だいたい、その貸しは墓まで持って行ってしまってもいいのだけれど。
けれど、こうして真剣に返してくれるのは嬉しい。
この真剣さに報いてやんなきゃな、と。そう思う。
「なァに、イザベル様は立派で慈悲深いお方なのサ。
それに進展があった時、連絡つかねェってんじゃ単純に困るしよ」
「世間話でもケンカの加勢でも、気軽にかけろや」
そう言いながらナポリタンを食べ進め……気づけば、もうそろそろ完食だった。
一口が大きいので、食べるスピードが多少早いのだろう。
「さァて、ぼちぼち四限も近いし、学校に用事もできちまったし、さっさと食って引き上げるかね」
「……ああ、そうそう。
そういやおまえ、今どこに住んでるんだ?」
最後の一口を巻き取りながら、そう尋ねる。
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