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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>842
「あ……す、すみません。
おかしかった、ですか。」
「えへ……」
ペコ
やや俯く。ショックとかでなく、照れらしい。
漫画なら汗のエフェクトが散っているだろう。
キョロ
キョロ
・・・・店内を見回す。
「あ……は、はい、いまさら。」
「……私も。
私も、なりたいな……常連。」
コク
頷いてから、向き直る。
その目はずっと、真剣みを失っていないまま。
ザァ
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・・
・ ・
窓の外では、いまだ止む様子のない雨。
「……す、すみません。
けど、自分の食べる物……ですし。」
「……」
鋭い目を向けられても、今さら臆さない。
雨の音が遠く聞こえる。
「……どこから、話せばいいのか……だって、15年です。
生まれた日から15年間、私は……あの家で、育てられました。」
「……」
ザァ
ァ
ァ
「あの家は。」
「……キューケツキを、信じてるんです。」
あの日もこんな雨だったなあ、と穂風は思った。
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