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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>559
「せやったら…エエねんけど。」
(この話題、あんませんほうがエエんやろな。
しくったなぁ。まだまだやなぁ。僕。)
鈴元も元の柔らかい表情に戻った。
涼やかな笑みを浮かべた少年に戻った。
「僕も部室行くわ。」 「それくらいエエやろ?」
荷物をまとめる。
帰り支度とも言える。
「…僕な、部長に会ってから楽しいんよ。」
「ミスコンのスカウトとかな、店にこもっとったら絶対できんかったし。
さっきの『勉強』もまたやりたいなって思うんよ。」
「僕、冗談言うても嘘は言いたないんよ。」 「部長、『ありがとう』ほんで『これからもよろしゅう』」
礼だ。頭を下げる。鈴元は銀杏羽へ感謝の気持ちが強い。
かつて店番と学業だけの退屈な日々を打ち壊す手段を与えてくれたのは
他でもない銀杏羽なのだから。
急な行動だ。しかし、しておきたかったことだ。
「部長、もし暇やったらうちの店来ます?」 「新しい羊羹できたんよ。塩羊羹」
まだまだお互いのことは知らない。
しかし羊羹については知っている。今はそれだけで十分。
彼女を遊びに誘うには十分なのだ。
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