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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>558(鈴元)
「……そんなに不安そうな顔をしないでくださいまし」
呆れの表情を見せているなら、銀杏羽にとっては
まだまだ『友好的』と呼べる範疇の態度――のつもりだったのだ。
それで此処まで気を遣われては、銀杏羽も驚く。
そして、続く『口説き文句』とも言えてしまうような言葉にも。
「…………」
「そういう、ことは、あまり軽はずみに言うべきではなくてよ?」
笑み。
しかし、やはりその笑みは硬い。
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媚びる意図がないのが分かっているから踏みとどまっているが。
「……もう。調子が狂いますわ。
今のはわたくしの平常値です。
そんなに気にしないでくださいまし」
そう言って、やっと表情を緩める。
……タイミング的に、色恋沙汰をたずねたり、
容姿を褒めたタイミングで様子がおかしくなった。
仕草に敏感な鈴元は、それに気付けるかもしれない。
「クイズを再開するという気分でもありませんし、
涼のことも――意外と気にしいだってことも分かりましたし。
わたくしは一度部室に寄ってから帰りますが」
貴方はどうします? という表情。
すっかり元の銀杏羽の様子に戻っている。
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