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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>525
ぴたり、と空き缶の動きが止まる。
暁利は怪訝な目をヤーコへ向ける。
『何言ってるんだこいつ?』というような、問い返す視線だ。
「何が?何のこと?何の話?」
本当にわかっていない。
ヤーコの『受け入れる』という選択肢が全く理解できない。
「どういうこと?何のつもり?」
スカートのホックを戻し、身体を振り返らせて正眼からヤーコを見る。
品定めするような視線に、動揺がわずかに混じる。
あまり見せることのない、暁利の弱い表情。
「『逃げたくない』?え、逃げなよ。なんで?
わかんない、何?どういう話?怖いんじゃないの?あれ?」
制御を失い、水面へ落ちる『空き缶』。
軽い音を立てて跳ね、転がっていく。まるでヤーコから逃げるように。
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