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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>511
「紛れも無く生きてるし、起きてるよ。深く考えても仕方ないって言ったでしょー?」
超然として、ヤーコを眺めながらなんでもないように振る舞う暁利。
ふと、ヤーコのすぐ近くの『水面』が、先ほどのように波打つ。今度はヤーコの正面に回りこむように。
そして波が止まったと思うと、ヤーコの制服がくいくいと引っ張られる。そこに何もいないというのに。
「このソファ、すっごくふかふかだよ。座ってるとついついうとうとしちゃうくらい」
お行儀悪いから座りなさい、とあくまでも暁利はソファを勧める。
……暁利をよく観察すればわかるが、彼女は……職員室前にいた時よりも、雰囲気がかなり柔らかい。
『無防備に寝る赤ちゃん』のような、『自分は何からも保護されている』という絶対の自信もある。
「あっと、時計時計……」
デスクから卓上時計がふわふわと浮かび上がり、暁利の手元に飛んでいく。
『超能力』というより、『見えない何か』がいっしょけんめい運んでるように見えるが……。
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