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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>440
「…私はね」
ベッドの中に蝸牛のように籠るココロに、独り言のように教師である
貞菜の声が君のほうに聞こえる。それと共にベッドから降りて床に足を付ける音も。
「私はね、ちゃらんぽらんだけど。それでも私はね生徒が大好きなんだ。
だからね、解ってくれなくても良い。今は聞かないで跳ね除けてくれて良い。
それでもね、私は君が君である事を応援してるし弱音が吐きかったり
誰かにむしゃくしゃをぶつけたい時は駆けつけたいって言う気持ちは本気だよ。
――それじゃあ また会おう」
コツ コツ ギィ……バタン。
貞菜は保健室の扉を閉じる。今の彼女にとって自分の言葉は湖に落とした
小石よりも揺らぐ事はないだろうなぁと感じ取ったからだ。
「うーん…… よしっ!」
落ち込みはしない。一度でも自分の善意が通じなかったからといって
へこたれたら子供たちに笑われてしまう。
「名前、聞かなかったなー……よし、次にあう時は元気に自己紹介だ!」
だから貞菜は『生徒(ココロ)』達の為に今すべき事をするために歩き続ける。
それが願わくば、深海に輝く真珠よりも眩しい光になるんだと、信じてるから。
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