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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>174
「その『にゅーす』、みました」
「ひいおじいちゃんに、いわれてます。
わたしの、『いちぞく』は、『かげにいきる、さだめ』だって…
…でも、
『かげにいきる』のは、『みられない』ことじゃなく、
『みることも、みられることも、おそれない』こと……だって」
ニットの手袋を外し、自分の左の掌を少しの間見つめてから、
「『このこ』、たたかったりするのは、にがてだけど…
だれかを、『えがお』にすることなら、できる」
「わたし…おともだちや、みんなに、『えがお』で、いてほしい」
「せっかく、この『ちから』を、もてたんだから、
じぶんが、『しんじること』のために、つかいたいんです。
そうしないと、『このこ』に、
それに、このこのちからを、『きれいだ』って、いってくれた、おにいさんにも、しつれいだから」
手をぎゅっと拳に握り、
漆黒のスタンドへ、それから後藤の顔へ、視線を向ける。
「ありがとうございます」
「おにいさんに、ごめいわく、かけないように、
こんどから、きをつけて、つかうようにします」
後藤に一礼し、鶴の群れへ向き直ると、
―― サッ
右手の『折り鶴』の束を、空に高く掲げた。
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